JP2000161833A - 冷温蔵庫 - Google Patents

冷温蔵庫

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JP2000161833A
JP2000161833A JP10334140A JP33414098A JP2000161833A JP 2000161833 A JP2000161833 A JP 2000161833A JP 10334140 A JP10334140 A JP 10334140A JP 33414098 A JP33414098 A JP 33414098A JP 2000161833 A JP2000161833 A JP 2000161833A
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JP
Japan
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storage
inner container
air
cooling
heating device
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Application number
JP10334140A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takesue
和裕 竹末
Hisao Nakagawa
尚生 中川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納庫の内面側に物品が偏り近接しても、こ
の物品に対する保温作用効率が低下しない冷温蔵庫を提
供する。 【解決手段】 断熱性を有する収納庫1と、収納庫1の
内部と外部との間でペルチェ素子2によって熱交換する
冷温装置3と、収納庫1の内部空気を対流させる送気フ
ァン4と、を備えた冷温蔵庫であり、収納庫1の内部に
内容器5を設置して、この内容器5の外面と収納庫1の
内面との間に、収納庫1の内部空気が流通される間隙6
を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納庫内の物品を
ペルチェ素子を利用して適切な温度状態で保管すること
ができる車載用等の冷温蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、断熱性を有する収納庫と、該
収納庫の内部と外部との間でペルチェ素子によって熱交
換する冷温装置と、同収納庫の内部空気を対流させる送
気ファンと、を備えた冷温蔵庫は知られている。該冷温
蔵庫において、例えば、収納庫の内部に保管される物品
を冷却する場合には、該収納庫の内部空気の熱がペルチ
ェ素子で吸熱され、該ペルチェ素子を介して同収納庫の
外部へと放熱されるように冷温装置は作動される。その
際、収納庫の内部空気は冷温装置において冷気となり、
該冷気が送気ファンによって同収納庫の内部を対流され
る。
【0003】それ故、該冷温蔵庫においては、収納庫内
の物品を冷やした状態で保管することができる。又、収
納庫内の物品を温めた状態で保管する場合には、冷温装
置のペルチェ素子に前記とは逆の極性で電圧を印加させ
ることによって対応することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、収納庫の内面近傍で有効な保温作
用が得られないという問題があった。すなわち、上記の
冷温蔵庫において、例えば、冷却状態で保温する作用を
得る場合、図7に示す如く、収納庫の外殻壁Aの内面A
1が低温流体側、同外面A2が高温流体側となり、次の
ような問題が発生する。
【0005】この場合、ペルチェ素子で吸熱された収納
庫の内部空気が、送気ファンによって同収納庫の内部を
強制対流されるのであるが、その際、外殻壁Aの内面A
1の近傍では空気の流れの速度に関連して温度境界層が
生じ発達する。該温度境界層の温度分布形状は、その層
流境界層と乱流境界層とで著しく異なる。層流境界層で
は熱伝導熱流束のみに支配されるが、乱流境界層では乱
流渦の不規則運動等の影響を受ける。この外殻壁Aのよ
うな固定壁の極近傍においては、一般に、層流境界層が
支配的であるが、固定壁から遠ざかるにつれて乱流境界
層の寄与が増大し、ついには、層流境界層を卓越するよ
うになる。乱流境界層領域では、乱流熱輸送による熱移
動の促進が顕著になるので温度分布は平坦化される。一
方、層流境界層領域では、乱流熱輸送による熱移動の促
進が十分でないので温度勾配は大きい。したがって、収
納庫の内部空気に比べて該収納庫の内面は温度が高く冷
却され難く、保管される物品が同収納庫の内面に接すま
でに偏って位置すると、該物品に対する冷却作用が非効
率となるという問題が発生するものであった。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、収
納庫の内面側に物品が偏り近接しても、該物品に対する
保温作用効率が低下しない冷温蔵庫を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
冷温蔵庫は、断熱性を有する収納庫と、該収納庫の内部
と外部との間でペルチェ素子によって熱交換する冷温装
置と、同収納庫の内部空気を対流させる送気ファンと、
を備えた冷温蔵庫であって、収納庫の内部に内容器を設
置し、該内容器の外面と収納庫の内面との間に、同収納
庫の内部空気が流通される間隙を形成してなる。
【0008】したがって、この場合、収納庫の内部空気
が冷温装置のペルチェ素子の熱交換作用によって冷やさ
れ或いは温められ、送気ファンにより同収納庫の内部を
対流され、これによって、同内部の物品を冷やされ或い
は温められた保温状態で保管することができる。
【0009】しかも、その際、収納庫の内部に設置され
た内容器内に物品は収納されるものであり、該内容器の
外面と同収納庫の内面との間には内部空気が流通される
間隙が形成されているので、同保管される物品は常に内
部空気が対流される空間内に位置することになる。すな
わち、保管される物品が収納庫の内面側へと偏り近接し
ても、内容器よりは内側に位置することになり、該内容
器の外側には内部空気が流通される間隙が存在して、同
物品は常に対流空間内に位置し、それ故、保管される物
品を冷やしたり温めたりする保温作用の効率が向上され
る。
【0010】本発明の請求項2記載の冷温蔵庫は、上記
請求項1記載の冷温蔵庫において、上方へ開口した収納
庫本体と、該収納庫本体の上方開口を開閉する蓋体と、
で収納庫を形成し、同蓋体に冷温装置と送気ファンとを
設け、同収納庫本体の内部に上方へ開口した内容器を設
置し、該内容器の側板及び底板の外面と同収納庫本体の
側壁及び底壁の内面との間に間隙を連通形成し、該間隙
を上方へ開口させて、収納庫の内部空気が同間隙に流通
されるようになしたことを特徴としている。
【0011】したがって、この場合は特に、蓋体を開閉
して、収納庫本体の内部に設置される上方へ開口した内
容器から物品の出し入れを容易に行うことができるのは
もちろんのこと、冷温装置と送気ファンとは蓋体にまと
めて設けられ、同収納庫本体の構造が簡単なものとなっ
ている。しかも、収納庫の上側に位置する冷温装置及び
送気ファンによって、内容器の側方下方へと連通形成さ
れる間隙内にその上方からスムーズに内部空気が送り込
まれ、保温作用の効率は更に向上される。
【0012】本発明の請求項3記載の冷温蔵庫は、上記
請求項1記載の冷温蔵庫において、収納庫の内部空気が
流通される通気路を該収納庫の内面に沿って形成し、同
通気路内に送気ファンを設けると共に、ペルチェ素子の
両側に伝熱板を配設して冷温装置を形成し、該冷温装置
の一方の伝熱板を収納庫の外部に表出させ、他方の伝熱
板を前記通気路内に設けたことを特徴としている。
【0013】したがって、この場合は特に、冷温装置の
他方の伝熱板により通気路内で効率良く熱交換され、し
かも、該通気路が収納庫の内面に沿って形成されている
ことで、同熱交換された内部空気は同収納庫の内部へと
スムーズに対流となって確実に行き渡り、保温作用の効
率が更に向上される。
【0014】本発明の請求項4記載の冷温蔵庫は、上記
請求項1記載の冷温蔵庫において、通気性を有する板材
にて内容器を形成したことを特徴としている。
【0015】したがって、この場合は特に、対流される
内部空気が内容器を通気することになるので、該内容器
と同内部空気との温度差はほとんどなくなり、しかも、
保管される物品に対流が直接的に作用し易くなって、保
温作用の効率は更に向上される。
【0016】本発明の請求項5記載の冷温蔵庫は、上記
請求項1記載の冷温蔵庫において、収納庫の内部に内容
器を出し入れ自在に設置したことを特徴としている。
【0017】したがって、この場合は特に、収納庫の内
部から内容器を取り出した状態にして、該内容器からの
物品の出し入れ作業を容易に行うことができ、その使い
勝手は向上される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の請求項1〜
4全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の冷温
蔵庫は、断熱性を有する収納庫1と、該収納庫1の内部
と外部との間でペルチェ素子2によって熱交換する冷温
装置3と、同収納庫1の内部空気を対流させる送気ファ
ン4と、を備えた冷温蔵庫であって、収納庫1の内部に
内容器5を設置し、該内容器5の外面と収納庫1の内面
との間に、同収納庫1の内部空気が流通される間隙6を
形成してなる。
【0019】該実施形態の冷温蔵庫においては、上方へ
開口した収納庫本体7と、該収納庫本体7の上方開口を
開閉する蓋体8と、で収納庫1を形成し、同蓋体8に冷
温装置3と送気ファン4とを設け、同収納庫本体7の内
部に上方へ開口した内容器5を設置し、該内容器5の側
板9及び底板10の外面と同収納庫本体7の側壁11及び底
壁12の内面との間に間隙6を連通形成し、該間隙6を上
方へ開口させて、収納庫1の内部空気が同間隙6に流通
されるようになしている。
【0020】又、実施形態の冷温蔵庫においては、収納
庫1の内部空気が流通される通気路13を該収納庫1の内
面に沿って形成し、同通気路13内に送気ファン4を設け
ると共に、ペルチェ素子2の両側に伝熱板14を配設して
冷温装置3を形成し、該冷温装置3の一方の伝熱板14a
を収納庫1の外部に表出させ、他方の伝熱板14bを前記
通気路13内に設けている。又、この場合、通気性を有す
る板材にて内容器5を形成し、収納庫1の内部に同内容
器5を出し入れ自在に設置してもいる。
【0021】図3に示す如く、収納庫1は、上方へ開口
した収納庫本体7と、該収納庫本体7の上方開口を開閉
する蓋体8と、で形成されている。収納庫本体7は、外
箱材7aと内箱材7bとが両者の上端縁部分で上枠部材7cを
介して結合一体化され、これ等外箱材7a、内箱材7b、上
枠部材7cで囲まれる中空スペース内に断熱材7dが充填さ
れることで形成されている。又、収納庫本体7の底部下
面の四隅には、その外箱材7aから支持脚部15が一体に突
設されている。
【0022】蓋体8は、外側材8aと内側材8bとが両者の
周縁部分で結合一体化されて中空状に形成されており、
該中空スペース内にも断熱材を充填しても良い。又、蓋
体8の周縁部分の下面にはパッキン材16が嵌着されてお
り、該パッキン材16が収納庫本体7の周縁部分の上面に
密接されることで、収納庫1の内部は密閉状態とされ
る。又、図2に示す如く、蓋体8は、収納庫本体7に枢
支軸部17を介して回動自在に取着されており、回動され
ることによって同収納庫本体7の上方開口を開閉するも
のである。
【0023】又、蓋体8の中程には、上方へ開口した凹
所18が形成されており、該凹所18内に冷温装置3が収容
固定されている。該凹所18内には冷温装置3の一方の伝
熱板14aが表出しており、該伝熱板14aの外側にはこれ
から大気へと熱を拡散させる放熱ファン19が同凹所18内
で収容固定されている。又、同冷温装置3の他方の伝熱
板14bには熱交換用の多数のフィン20が突設されてお
り、該多数のフィン20が通気路13内に配設されている。
【0024】通気路13は収納庫1の蓋体8の内面に沿っ
て、その流路が略水平方向となるように形成されてお
り、該通気路13の両端部分にはいずれも下方へ開口した
流入口13aと流出口13bとが形成されている。通気路13
内の流出口13bの上側に送気ファン4は設けられてお
り、該送気ファン4が作動されると、収納庫1の内部空
気は流入口13aから同通気路13内に導入され、伝熱板14
bの多数のフィン20で熱交換が行われて、同流出口13b
から下方へと送出される。これによって、収納庫1の内
部空気は熱交換されながらスムーズに対流され、該収納
庫1の内部が効率良く冷やされたり温められたりする。
又、送気ファン4は、蓋体8に形成された中空凹部21内
に収容固定されるモータ22によって回転動作されるもの
で、該モータ22や前記冷温装置3或いは放熱ファン19等
を制御したりこれ等に電源供給したりする電気的制御部
(図示せず)も、同蓋体8に内蔵されている。
【0025】内容器5は上方へ開口した箱型で、パンチ
ングメタル、網板等の通気性を有する板材にて形成され
ている。内容器5の側板9及び底板10の外面には複数の
凸起片23が突設されており、該凸起片23が収納庫本体7
の側壁11及び底壁12の内面に当接されることで、該収納
庫本体7の内面と同内容器5の外面との間全体にわたっ
て連通する間隙6が一定間隔に確保される。又、該間隙
6はその略全周にわたって上方へ開口されることにな
り、該上方開口から収納庫1の内部空気が流入或いは流
出される。
【0026】又、内容器5は収納庫本体7から上方へ引
き出して、簡単に収納庫1から取り外すことができるも
のであり、この場合、同内容器5を外出先へ持って行
き、その中に購入した物品を収納してこれを持ち帰り、
そのまま収納庫1の内部空間に収容設置することができ
るので、使い勝手は良好である。又、内容器5を収納庫
1から取り出して適所に載置する際、前記内容器5の底
板10に突設された複数の凸起片23を介し載置されること
になって都合が良いものである。又、取り外し可能な内
容器5を折り畳み得るように形成しておくと、持ち運ぶ
際に小型化することができて便利である。
【0027】したがって、該実施形態の冷温蔵庫におい
ては、収納庫1の内部空気が冷温装置3のペルチェ素子
2の熱交換作用によって冷やされ或いは温められ、送気
ファン4により同収納庫1の内部を対流され、これによ
って、同内部の物品を冷やされ或いは温められた保温状
態で保管することができる。この場合、冷温装置3のペ
ルチェ素子2に逆の極性で電圧を印加させることによっ
て、冷却状態と加熱状態とを変更する対応が簡単に行わ
れる。
【0028】しかも、保管される物品は、収納庫1の内
部に設置された内容器5内に収納されるものであり、該
内容器5の外面と同収納庫1の内面との間には内部空気
が流通される間隙6が形成されているので、同保管され
る物品は常に内部空気が対流される空間内に位置するこ
とになる。すなわち、保管される物品が収納庫1の内面
側へと偏り近接しても、内容器5よりは内側に位置する
ことになり、該内容器5の外側には内部空気が流通され
る間隙6が存在して、同物品は常に対流空間内に位置
し、それ故、保管される物品を冷やしたり温めたりする
保温作用の効率が向上される。
【0029】又、該実施形態の冷温蔵庫においては、蓋
体8を開閉して、収納庫本体7の内部に設置される上方
へ開口した内容器5から物品の出し入れを容易に行うこ
とができるのはもちろんのこと、冷温装置3と送気ファ
ン4とは蓋体8にまとめて設けられ、同収納庫本体7の
構造が簡単なものとなっている。しかも、収納庫1の上
側に位置する冷温装置3及び送気ファン4によって、内
容器5の側方下方へと連通形成される間隙6内にその上
方からスムーズに内部空気が送り込まれ、保温作用の効
率は更に向上される。又、この場合、収納庫1の内部か
ら内容器5を取り出した状態にして、該内容器5からの
物品の出し入れ作業を容易に行うことができるので、そ
の使い勝手は向上される。
【0030】又、該実施形態の冷温蔵庫においては、冷
温装置3の他方の伝熱板14bに突設される多数のフィン
20により通気路13内で効率良く熱交換され、しかも、該
通気路13が収納庫1の蓋体8の内面に沿って形成されて
いることにより、同熱交換された内部空気は同収納庫1
の内部へとスムーズに対流となって確実に行き渡るの
で、保温作用の効率が更に向上される。又、この場合、
対流される内部空気が内容器5を通気することになるの
で、該内容器5と同内部空気との温度差はほとんどなく
なり、しかも、保管される物品に対流が直接的に作用し
易くなって、保温作用の効率は更に向上される。
【0031】図4〜6は、本発明の請求項1〜4全てに
対応する別の実施形態を示し、該実施形態の冷温蔵庫に
おいては、蓋体8と内容器5とがその両側でリンク24に
よって枢支連結されている。この場合、蓋体8の側部の
枢支軸部17とは離れた側にリンク24の一端24aが枢着さ
れ、同リンク24の他端24bが内容器5の側部の枢支軸部
17と近い側に枢着されている。又、内容器5の外面に凸
起片23は突設されておらず、収納庫本体7の底壁12のみ
の内面に複数の凸起片23が突設されている。それ故に、
該底壁12の内面に突設された複数の凸起片23が内容器5
の底板10の外面に当接されることで、該底板10の外面と
同底壁12の内面との間に間隙6が確保され、これと連通
形成されるべく、同内容器5の側板9の外面と収納庫本
体7の側壁11の内面との間に間隙6が、前記リンク24で
位置規制されることによって確保される。
【0032】したがって、該実施形態の冷温蔵庫におい
ては、図6に示す如く、蓋体8の開閉動作に伴って、内
容器5が自動的に上下方向へ出し入れ動作されるので、
該内容器5からの物品の出し入れ作業を極めて容易に行
うことができ、その使い勝手は更に向上される。なお、
それ以外は、上記実施形態におけると全く同じく構成さ
れており、上記実施形態におけると同様の作用効果が奏
される。
【0033】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の冷
温蔵庫においては、収納庫の内部に物品を冷やされ或い
は温められた保温状態で保管することができ、その際、
内容器内に収納される同物品は、該内容器の外側の間隙
に内部空気が流通されることによって対流空間内に位置
することになり、保温作用の効率が向上される。
【0034】又、本発明の請求項2記載の冷温蔵庫にお
いては、特に、蓋体を開閉して内容器から物品の出し入
れを容易に行うことができ、収納庫本体の構造も簡単な
ものとなり、しかも、同内容器の側方下方へと連通形成
される間隙内に上方からスムーズに内部空気が送り込ま
れて、保温作用の効率は更に向上される。
【0035】又、本発明の請求項3記載の冷温蔵庫にお
いては、特に、通気路内で効率良く熱交換され、しか
も、該熱交換された内部空気が収納庫の内部へとスムー
ズに対流となって確実に行き渡り、保温作用の効率は更
に向上される。
【0036】又、本発明の請求項4記載の冷温蔵庫にお
いては、特に、内容器と内部空気との温度差がほとんど
なくなり、しかも、保管される物品に対流が直接的に作
用し易くなって、保温作用の効率は更に向上される。
【0037】又、本発明の請求項5記載の冷温蔵庫にお
いては、特に、収納庫の内部から内容器を取り出した状
態にして、該内容器からの物品の出し入れ作業を容易に
行うことができ、その使い勝手は向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である冷温蔵庫を示す断面
図。
【図2】図1におけるX−X断面図。
【図3】同冷温蔵庫において内容器を除いた状態の収納
庫を示す断面図。
【図4】別の実施形態である冷温蔵庫を示す断面図。
【図5】図4におけるY−Y断面図。
【図6】同冷温蔵庫において蓋体を開き内容器を取り出
した状態を示す要部断面図。
【図7】従来例である冷温蔵庫の内部空気の状態を示す
説明図。
【符号の説明】
1 収納庫 2 ペルチェ素子 3 冷温装置 4 送気ファン 5 内容器 6 間隙 7 収納庫本体 8 蓋体 9 側板 10 底板 11 側壁 12 底壁 13 通気路 14 伝熱板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱性を有する収納庫と、該収納庫の内
    部と外部との間でペルチェ素子によって熱交換する冷温
    装置と、同収納庫の内部空気を対流させる送気ファン
    と、を備えた冷温蔵庫であって、収納庫の内部に内容器
    を設置し、該内容器の外面と収納庫の内面との間に、同
    収納庫の内部空気が流通される間隙を形成してなる冷温
    蔵庫。
  2. 【請求項2】 上方へ開口した収納庫本体と、該収納庫
    本体の上方開口を開閉する蓋体と、で収納庫を形成し、
    同蓋体に冷温装置と送気ファンとを設け、同収納庫本体
    の内部に上方へ開口した内容器を設置し、該内容器の側
    板及び底板の外面と同収納庫本体の側壁及び底壁の内面
    との間に間隙を連通形成し、該間隙を上方へ開口させ
    て、収納庫の内部空気が同間隙に流通されるようになし
    たことを特徴とする請求項1記載の冷温蔵庫。
  3. 【請求項3】 収納庫の内部空気が流通される通気路を
    該収納庫の内面に沿って形成し、同通気路内に送気ファ
    ンを設けると共に、ペルチェ素子の両側に伝熱板を配設
    して冷温装置を形成し、該冷温装置の一方の伝熱板を収
    納庫の外部に表出させ、他方の伝熱板を前記通気路内に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の冷温蔵庫。
  4. 【請求項4】 通気性を有する板材にて内容器を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の冷温蔵庫。
  5. 【請求項5】 収納庫の内部に内容器を出し入れ自在に
    設置したことを特徴とする請求項1記載の冷温蔵庫。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456589B1 (ko) * 2002-08-19 2004-11-10 삼성전자주식회사 열전반도체소자를 사용한 냉장고 및 그 제어방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456589B1 (ko) * 2002-08-19 2004-11-10 삼성전자주식회사 열전반도체소자를 사용한 냉장고 및 그 제어방법

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