JP2000161821A - 霜付着検出装置 - Google Patents

霜付着検出装置

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JP2000161821A
JP2000161821A JP10331110A JP33111098A JP2000161821A JP 2000161821 A JP2000161821 A JP 2000161821A JP 10331110 A JP10331110 A JP 10331110A JP 33111098 A JP33111098 A JP 33111098A JP 2000161821 A JP2000161821 A JP 2000161821A
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JP
Japan
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temperature
air
frost
heat exchanger
difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP10331110A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Fukada
隆文 深田
Mamoru Iida
守 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機の吸い込み空気温度と、熱交換を行
って出てきた空気温度を比較して、それらの差を求める
ことにより熱交換器の効率低下を検出して霜付着状態を
検出する霜付着検出装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 冷媒が流れる管とそれに熱を伝達するよ
うに接続されたフィンで構成される熱交換器と、この熱
交換器に空気を送り込むための送風機と、この送風機の
空気の吸い込み口と前記熱交換器からの空気出口とに設
置された温度センサと、この各温度センサからの信号を
温度換算して判定を行う判定回路とを備えるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置の効率を
低下させる原因となる熱交換機への霜の付着を検出する
霜付着検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍装置において冷気を発生させる熱交
換機への霜付着は熱交換の効率が低下する。このため、
冷凍能力が著しく落ちて庫内の温度上昇を招き、保存品
の解凍事故等の不具合が発生する。このような事情か
ら、霜センサ等の開発は行われているが、確実な検出方
法が無く、ほとんどの冷凍装置ではタイマによる動作積
算時間での霜取り動作を行っている。
【0003】〔従来技術の問題点〕上記従来の技術にお
いては、冷凍装置の霜取りは積算時間方式によって行っ
ており、この積算時間方式では実際の霜の状態に関係な
く霜取り動作を実施するため、不必要な庫内温度の上昇
を招いているという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における前記問題点に鑑みて成されたものであり、これ
らを解決するため具体的に設定した技術的な課題は、熱
交換器に送風を行っているファンの吸い込み空気温度
と、熱交換を行って出てきた空気温度を比較して、それ
らの差を求めることにより熱交換器の効率低下を検出し
て霜付着状態を検出する霜付着検出装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を効果的に解決
できる具体的に構成された手段としての、本発明におけ
る請求項1に係る霜付着検出装置は、冷凍装置におい
て、冷媒が流れる管とそれに熱を伝達するように接続さ
れたフィンで構成される熱交換器と、この熱交換器に空
気を送り込むための送風機と、この送風機の空気の吸い
込み口と前記熱交換器からの空気出口とに設置された温
度センサと、この各温度センサからの信号を温度換算し
て判定を行う判定回路とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0006】請求項2に係る霜付着検出装置は、前記空
気吸い込み口に設置された温度センサで検出された温度
と前記空気出口に設置された温度センサで検出された温
度との差が、規定値以下になった時に霜付着判定を行う
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
ついて具体的に説明する。なお、この実施の形態は、本
発明の趣旨をより良く理解させるため具体的に説明する
もので、特に指定のない限り、発明内容を限定するもの
ではない。
【0008】〔構成〕図1は霜付着検出装置の構成を示
す部分断面説明図である。冷凍庫内の熱交換器10は、
冷媒11を通過させるパイプ12と、そのパイプ12に
付けられた多数のフィン13と、フィン13に向けて送
風する送風機14とからなる。
【0009】この熱交換器10では、膨張弁(図示せ
ず)で膨張して冷えた冷媒11がパイプ12内を流れ、
冷媒11がパイプ12とフィン13を介して空気から熱
を奪う熱交換を行うから、送風機14からパイプ12に
付けられたフィン13に向けて送風することにより、冷
媒と空気が効率よく熱交換して、パイプ12とフィン1
3を通過する空気が冷却される。
【0010】霜付着検出装置20は、この熱交換機10
に、送風機14の上流側に吸込口空気温度を測定する温
度センサ15と、フィン13の下流側に出口空気温度を
測定する温度センサ16と、これらの温度センサ15,
16からの入力信号を受けて吸込口空気温度と出口空気
温度との差を演算し、その結果より霜付着状態を判定す
る判定回路17とを設ける。
【0011】この霜付着検出装置20では、温度センサ
15により吸込口空気温度を測定し、温度センサ16に
より出口空気温度を測定して、温度センサ15と温度セ
ンサ16とに信号線で接続された判定回路17へ伝送
し、この判定回路17が冷凍庫起動信号により起動され
ているときには、伝送されてきた吸込口空気温度と出口
空気温度との差を演算し、その温度差を予め計算してお
いた基準となる温度差と比較することにより、霜付着の
有無の判定を行う。
【0012】ドア開閉等により冷凍庫に湿度の高い空気
が流入すると、パイプ12やフィン13に霜が付着して
熱交換の効率が低下し、吸込口空気温度と出口空気温度
との差が小さくなるから、判定回路17により、入力さ
れた2つの温度センサ15,16が測定した熱交換前後
の温度から、その差を演算し、その温度差を予め計算し
ておいた基準となる温度差と比較させることによって、
霜の付着状態を識別できるようになる。
【0013】この場合の判定フローとしては、図2に示
すように、温度差が規定値以下で一定時間持続すれば霜
付着と判定して信号出力を行う。すなわち、冷凍器がオ
ンか否かをチェックして、冷凍器が動作していない時は
温度差がないため判定はせず、動作している状態で温度
差を求める(ステップ21)。冷凍器が動作している場
合、2つの温度センサ15,16からの測定データを読
み込み(ステップ22)、温度差を求める(ステップ2
3)。得られた温度差を規定値と比較し(ステップ2
4)、規定値以上であれば係数Cをクリア(0に)して
(ステップ25)スタート位置に戻り、規定値以下であ
れば係数Cに1を加え(ステップ26)、係数の規定値
と比較し(ステップ27)、規定値を超えていなければ
スタート位置に戻り、規定値を超えてれば霜付着として
信号出力する(ステップ28)。
【0014】〔作用効果〕このように構成した実施の形
態においては、霜無しの時には、図3に示すように、吸
込口空気温度と出口空気温度との温度差が開いたままで
時間経過に従って温度が下がっていく。これに対して、
霜付着時には、図4に示すように、温度差が非常に少な
い状態で時間経過に従い温度が下がる。従って、霜無し
の時と霜付着時とは、2つの温度センサ15,16の信
号によって得られる温度の差に明確な差が生じ、それぞ
れの温度差を検討すれば、霜の付着状態を判定すること
ができる。
【0015】これにより、吸込口空気温度と出口空気温
度との差に基づき霜付着の判定をして、霜付着を確実に
検出でき、不必要な霜取りを行わずに済むようになる。
これにより、霜取り動作が的確になるため、冷凍庫の庫
内温度が安定するようになる。また、切換機構その他の
機械的動作機構がないため、霜検出装置の信頼性が高く
なる。従来の熱交換器に2つの温度センサ15,16と
判定回路17を追加したものであるから、霜検出装置が
低コストなものとなる。
【0016】〔別態様〕この実施の形態は、発明の趣旨
をより良く理解させるために具体的に説明しているが、
発明内容を限定するものではないから、特に説明されて
いない別の態様を制限するものではなく、適宜変更して
も良い。このような意味で発明の趣旨に沿ういくつかの
別態様を以下に示す。
【0017】すなわち、吸い込み温度センサ15と吐き
出し温度センサ16との設置位置については、フィン1
3の前後に振り分けられていて温度差が明確になれば特
に制限はなく、測定し易い箇所を選んで配置すれば良
い。また、温度センサも金属抵抗体、サーミスタ、ある
いは熱電対等、利用し易いものであれば特に制限はな
い。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明における請求項1に
係る霜付着検出装置では、送風機の空気の吸い込み口と
前記熱交換器からの空気出口とに設置された温度センサ
によって測定された、吸込口空気温度と、熱交換を行っ
て出てきた出口空気温度とを、判定回路により差を求
め、基準となる値と比較して霜付着状態を判定すること
ができる。霜付着を確実に検出できるようになるため、
不必要な霜取りを行わずに済み、また、霜取り動作が的
確になるため、冷凍庫の庫内温度を安定させることがで
きる。また、低コストで霜付着検出ができる装置が得ら
れる。
【0019】また、請求項2に係る霜付着検出装置で
は、前記空気吸い込み口に設置された温度センサで検出
された温度と前記空気出口に設置された温度センサで検
出された温度との差が、規定値以下になった時に霜付着
判定を行うことにより、霜付着時の温度差が非常に少な
い状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における霜付着検出装置を
示す斜視説明図である。
【図2】同上実施の形態における判定手順を示す流れ図
である。
【図3】同上実施の形態における霜無し時の測定結果を
示すグラフである。
【図4】同上実施の形態における霜付着時の測定結果を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 熱交換器 11 冷媒 12 パイプ 13 フィン 14 送風機 15 吸い込み温度センサ 16 吐き出し温度センサ 17 判定回路 20 霜付着検出装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍装置において、 冷媒が流れる管とそれに熱を伝達するように接続された
    フィンで構成される熱交換器と、 この熱交換器に空気を送り込むための送風機と、 この送風機の空気の吸い込み口と前記熱交換器からの空
    気出口とに設置された温度センサと、 この各温度センサからの信号を温度換算して判定を行う
    判定回路とを備えたことを特徴とする霜付着検出装置。
  2. 【請求項2】前記空気吸い込み口に設置された温度セン
    サで検出された温度と前記空気出口に設置された温度セ
    ンサで検出された温度との差が、規定値以下になった時
    に霜付着判定を行うことを特徴とする請求項1記載の霜
    付着検出装置。
JP10331110A 1998-11-20 1998-11-20 霜付着検出装置 Pending JP2000161821A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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