JP2000161752A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒーポンサイクル部20および石油燃焼サイ
クル部30のそれぞれの特徴を活かした最適な運転が可
能な省エネルギ性にすぐれた空気調和機を提供する。 【解決手段】 ヒーポンサイクル部20の運転および石
油燃焼サイクル部30の運転を室内温度センサ13の検
知温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔTの大小に応じ
て選択的に実行する。
クル部30のそれぞれの特徴を活かした最適な運転が可
能な省エネルギ性にすぐれた空気調和機を提供する。 【解決手段】 ヒーポンサイクル部20の運転および石
油燃焼サイクル部30の運転を室内温度センサ13の検
知温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔTの大小に応じ
て選択的に実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外気からの汲上
げ熱を利用して暖房を行うヒートポンプ式のヒーポンサ
イクル部および燃焼熱を利用して暖房を行う燃焼サイク
ル部を備えた空気調和機に関する。
げ熱を利用して暖房を行うヒートポンプ式のヒーポンサ
イクル部および燃焼熱を利用して暖房を行う燃焼サイク
ル部を備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】外気からの汲上げ熱を利用して暖房を行
うヒートポンプ式のヒーポンサイクル部および燃焼熱を
利用して暖房を行う燃焼サイクル部を備え、これらサイ
クル部の運転を選択的に実行できるようにした空気調和
機がある。
うヒートポンプ式のヒーポンサイクル部および燃焼熱を
利用して暖房を行う燃焼サイクル部を備え、これらサイ
クル部の運転を選択的に実行できるようにした空気調和
機がある。
【0003】両サイクル部の運転をランニングコストの
面で比較すると、最大能力運転では燃焼サイクル部の方
が安く、最小能力運転ではヒートポンプ式のヒーポンサ
イクル部の方が安くなる。
面で比較すると、最大能力運転では燃焼サイクル部の方
が安く、最小能力運転ではヒートポンプ式のヒーポンサ
イクル部の方が安くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】各サイクル部の運転を
使用者が単純に選択するだけでは、最大能力が要求され
る場面でヒーポンサイクル部の運転が実行されてしまっ
たり、最小能力が要求される場面で燃焼サイクル部の運
転が実行されてしまうなど、各サイクル部の特徴を活か
した最適な運転が困難である。
使用者が単純に選択するだけでは、最大能力が要求され
る場面でヒーポンサイクル部の運転が実行されてしまっ
たり、最小能力が要求される場面で燃焼サイクル部の運
転が実行されてしまうなど、各サイクル部の特徴を活か
した最適な運転が困難である。
【0005】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、ヒーポンサイクル部および燃
焼サイクル部のそれぞれの特徴を活かした最適な運転が
可能な省エネルギ性にすぐれた空気調和機を提供するこ
とにある。
その目的とするところは、ヒーポンサイクル部および燃
焼サイクル部のそれぞれの特徴を活かした最適な運転が
可能な省エネルギ性にすぐれた空気調和機を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の空
気調和機は、冷媒を吸込みそれを圧縮して吐出する圧縮
機と;この圧縮機から吐出される冷媒の熱を室内空気に
放出する室内熱交換器と;この室内熱交換器を経た冷媒
を外気からの汲上げ熱により加熱するヒーポンサイクル
部と;上記室内熱交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱
する燃焼サイクル部と;上記ヒーポンサイクル部への冷
媒流通および上記燃焼サイクル部への冷媒流通とを切換
えるためのサイクル切換弁と;上記圧縮機、上記ヒーポ
ンサイクル部、上記燃焼サイクル部、上記サイクル切換
弁を有する室外機と;外気温度を検知する外気温度セン
サと、室内温度を検知する室内温度センサと、この室内
温度センサおよび上記室内熱交換器を有する室内機と、
この室内機および上記室外機に設けられ、上記室内温度
センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、上記
サイクル切換弁を制御し且つ上記ヒーポンサイクル部の
運転および上記燃焼サイクル部の運転を選択的に実行す
るとともに、上記外気温度センサの検知温度が所定値以
下の場合には室内温度センサの検知温度と設定室内温度
センサとの差に関わりなく燃焼サイクル部の運転を実行
する制御手段と、を備える。
気調和機は、冷媒を吸込みそれを圧縮して吐出する圧縮
機と;この圧縮機から吐出される冷媒の熱を室内空気に
放出する室内熱交換器と;この室内熱交換器を経た冷媒
を外気からの汲上げ熱により加熱するヒーポンサイクル
部と;上記室内熱交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱
する燃焼サイクル部と;上記ヒーポンサイクル部への冷
媒流通および上記燃焼サイクル部への冷媒流通とを切換
えるためのサイクル切換弁と;上記圧縮機、上記ヒーポ
ンサイクル部、上記燃焼サイクル部、上記サイクル切換
弁を有する室外機と;外気温度を検知する外気温度セン
サと、室内温度を検知する室内温度センサと、この室内
温度センサおよび上記室内熱交換器を有する室内機と、
この室内機および上記室外機に設けられ、上記室内温度
センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、上記
サイクル切換弁を制御し且つ上記ヒーポンサイクル部の
運転および上記燃焼サイクル部の運転を選択的に実行す
るとともに、上記外気温度センサの検知温度が所定値以
下の場合には室内温度センサの検知温度と設定室内温度
センサとの差に関わりなく燃焼サイクル部の運転を実行
する制御手段と、を備える。
【0007】請求項2に係る発明の空気調和機は、冷媒
を吸込みそれを圧縮して吐出する圧縮機と、この圧縮機
から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出する室内熱交
換器と、この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上
げ熱により加熱するヒーポンサイクル部と、上記室内熱
交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃焼サイクル
部と、上記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および上記
燃焼サイクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイク
ル切換弁と、上記圧縮機、上記ヒーポンサイクル部、上
記燃焼サイクル部、上記サイクル切換弁を有する室外機
と、室内温度を検知する室内温度センサと、この室内温
度センサおよび上記室内熱交換器を有する室内機と、上
記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、上記室内機および上記室外機に設けられ、上記室内
温度センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、
上記サイクル切換弁を制御し且つ上記ヒーポンサイクル
部の運転および上記燃焼サイクル部の運転を選択的に実
行するとともに、上記熱交換器温度センサの検知温度が
所定値以下の場合に室内温度センサの検知温度と設定室
内温度センサとの差に関わりなく燃焼サイクル部の運転
を実行する制御手段と、を備える。
を吸込みそれを圧縮して吐出する圧縮機と、この圧縮機
から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出する室内熱交
換器と、この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上
げ熱により加熱するヒーポンサイクル部と、上記室内熱
交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃焼サイクル
部と、上記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および上記
燃焼サイクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイク
ル切換弁と、上記圧縮機、上記ヒーポンサイクル部、上
記燃焼サイクル部、上記サイクル切換弁を有する室外機
と、室内温度を検知する室内温度センサと、この室内温
度センサおよび上記室内熱交換器を有する室内機と、上
記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、上記室内機および上記室外機に設けられ、上記室内
温度センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、
上記サイクル切換弁を制御し且つ上記ヒーポンサイクル
部の運転および上記燃焼サイクル部の運転を選択的に実
行するとともに、上記熱交換器温度センサの検知温度が
所定値以下の場合に室内温度センサの検知温度と設定室
内温度センサとの差に関わりなく燃焼サイクル部の運転
を実行する制御手段と、を備える。
【0008】請求項3に係る発明の空気調和機は、冷媒
を吸込みそれを圧縮して吐出する圧縮機と、この圧縮機
から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出する室内熱交
換器と、この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上
げ熱により加熱するヒーポンサイクル部と、上記室内熱
交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃焼サイクル
部と、上記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および上記
燃焼サイクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイク
ル切換弁と、上記圧縮機、上記ヒーポンサイクル部、上
記燃焼サイクル部、上記サイクル切換弁を有する室外機
と、室内温度を検知する室内温度センサと、この室内温
度センサおよび上記室内熱交換器を有する室内機と、上
記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、上記室内機および上記室外機に設けられ、上記室内
温度センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、
上記サイクル切換弁を制御し且つ上記ヒーポンサイクル
部の運転および上記燃焼サイクル部の運転を選択的に実
行するとともに、運転開始から所定時間経過時に上記熱
交換器温度センサの検知温度が所定値以下の場合には室
内温度センサの検知温度と設定室内温度センサとの差に
関わりなく燃焼サイクル部の運転を実行する制御手段
と、を備える。
を吸込みそれを圧縮して吐出する圧縮機と、この圧縮機
から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出する室内熱交
換器と、この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上
げ熱により加熱するヒーポンサイクル部と、上記室内熱
交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃焼サイクル
部と、上記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および上記
燃焼サイクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイク
ル切換弁と、上記圧縮機、上記ヒーポンサイクル部、上
記燃焼サイクル部、上記サイクル切換弁を有する室外機
と、室内温度を検知する室内温度センサと、この室内温
度センサおよび上記室内熱交換器を有する室内機と、上
記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、上記室内機および上記室外機に設けられ、上記室内
温度センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、
上記サイクル切換弁を制御し且つ上記ヒーポンサイクル
部の運転および上記燃焼サイクル部の運転を選択的に実
行するとともに、運転開始から所定時間経過時に上記熱
交換器温度センサの検知温度が所定値以下の場合には室
内温度センサの検知温度と設定室内温度センサとの差に
関わりなく燃焼サイクル部の運転を実行する制御手段
と、を備える。
【0009】請求項4に係る発明の空気調和機は、冷媒
を吸込みそれを圧縮して吐出する圧縮機と、この圧縮機
から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出する室内熱交
換器と、この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上
げ熱により加熱するヒーポンサイクル部と、上記室内熱
交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃焼サイクル
部と、上記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および上記
燃焼サイクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイク
ル切換弁と、上記圧縮機、上記ヒーポンサイクル部、上
記燃焼サイクル部、上記サイクル切換弁を有する室外機
と、室内温度を検知する室内温度センサと、この室内温
度センサおよび上記室内熱交換器を有する室内機と、上
記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、上記室内機および上記室外機に設けられ、上記室内
温度センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、
上記サイクル切換弁を制御し且つ上記ヒーポンサイクル
部の運転および上記燃焼サイクル部の運転を選択的に実
行するとともに、運転中、所定時間における上記熱交換
器温度センサの検知温度の上昇変化量が所定値以下の場
合に室内温度センサの検知温度と設定室内温度センサと
の差に関わりなく燃焼サイクル部の運転を実行する制御
手段と、を備える。
を吸込みそれを圧縮して吐出する圧縮機と、この圧縮機
から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出する室内熱交
換器と、この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上
げ熱により加熱するヒーポンサイクル部と、上記室内熱
交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃焼サイクル
部と、上記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および上記
燃焼サイクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイク
ル切換弁と、上記圧縮機、上記ヒーポンサイクル部、上
記燃焼サイクル部、上記サイクル切換弁を有する室外機
と、室内温度を検知する室内温度センサと、この室内温
度センサおよび上記室内熱交換器を有する室内機と、上
記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、上記室内機および上記室外機に設けられ、上記室内
温度センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、
上記サイクル切換弁を制御し且つ上記ヒーポンサイクル
部の運転および上記燃焼サイクル部の運転を選択的に実
行するとともに、運転中、所定時間における上記熱交換
器温度センサの検知温度の上昇変化量が所定値以下の場
合に室内温度センサの検知温度と設定室内温度センサと
の差に関わりなく燃焼サイクル部の運転を実行する制御
手段と、を備える。
【0010】請求項5に係る発明の空気調和機は、請求
項1に係る発明において、ヒーポンサイクル部のエネル
ギ単価および燃焼サイクル部のエネルギ単価を入力する
ための単価入力手段を設ける。制御手段は、室内温度セ
ンサの検知温度と設定室内温度との差がサイクル切換用
の設定値より大きいとき燃焼サイクル部を選択し、設定
値以下のときヒーポンサイクル部を選択するとともに、
ヒーポンサイクル部のエネルギ単価が燃焼サイクル部の
エネルギ単価よりも小さいとき、上記設定値を所定値大
きくする。
項1に係る発明において、ヒーポンサイクル部のエネル
ギ単価および燃焼サイクル部のエネルギ単価を入力する
ための単価入力手段を設ける。制御手段は、室内温度セ
ンサの検知温度と設定室内温度との差がサイクル切換用
の設定値より大きいとき燃焼サイクル部を選択し、設定
値以下のときヒーポンサイクル部を選択するとともに、
ヒーポンサイクル部のエネルギ単価が燃焼サイクル部の
エネルギ単価よりも小さいとき、上記設定値を所定値大
きくする。
【0011】請求項6に係る発明の空気調和機は、請求
項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、ヒー
ポンサイクル部のエネルギ単価および燃焼サイクル部の
エネルギ単価を入力するための単価入力手段を設ける。
制御手段は、室内温度センサの検知温度と設定室内温度
との差がサイクル切換用の設定値より大きいとき燃焼サ
イクル部を選択し、設定値以下のときヒーポンサイクル
部を選択するとともに、燃焼サイクル部のエネルギ単価
が上記ヒーポンサイクル部のエネルギ単価よりも小さい
とき、上記設定値を所定値小さくする。
項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、ヒー
ポンサイクル部のエネルギ単価および燃焼サイクル部の
エネルギ単価を入力するための単価入力手段を設ける。
制御手段は、室内温度センサの検知温度と設定室内温度
との差がサイクル切換用の設定値より大きいとき燃焼サ
イクル部を選択し、設定値以下のときヒーポンサイクル
部を選択するとともに、燃焼サイクル部のエネルギ単価
が上記ヒーポンサイクル部のエネルギ単価よりも小さい
とき、上記設定値を所定値小さくする。
【0012】請求項7に係る発明の空気調和機は、請求
項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、時計
を設ける。制御手段は、室内温度センサの検知温度と設
定室内温度との差がサイクル切換用の設定値より大きい
とき燃焼サイクル部を選択し、設定値以下のときヒーポ
ンサイクル部を選択するとともに、上記時計の時刻デー
タに応じて上記設定値を変更する。
項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、時計
を設ける。制御手段は、室内温度センサの検知温度と設
定室内温度との差がサイクル切換用の設定値より大きい
とき燃焼サイクル部を選択し、設定値以下のときヒーポ
ンサイクル部を選択するとともに、上記時計の時刻デー
タに応じて上記設定値を変更する。
【0013】請求項8に係る発明の空気調和機は、請求
項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、外部
機器からの電力消費抑制指令を受信する受信手段を設け
る。制御手段は、上記受信手段で電力消費抑制指令が受
信されると燃焼サイクル部とヒーポンサイクル部のう
ち、燃焼サイクル部を選択する。
項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、外部
機器からの電力消費抑制指令を受信する受信手段を設け
る。制御手段は、上記受信手段で電力消費抑制指令が受
信されると燃焼サイクル部とヒーポンサイクル部のう
ち、燃焼サイクル部を選択する。
【0014】請求項9に係る発明の空気調和機は、請求
項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、制御
手段が、前回運転終了迄のヒーポンサイクル部を用いた
運転時間と燃焼サイクル部を用いた運転時間を計測し、
次回の運転開始時にはヒーポンサイクル部と燃焼サイク
ル部のうち、運転時間の多い側を選択する。
項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、制御
手段が、前回運転終了迄のヒーポンサイクル部を用いた
運転時間と燃焼サイクル部を用いた運転時間を計測し、
次回の運転開始時にはヒーポンサイクル部と燃焼サイク
ル部のうち、運転時間の多い側を選択する。
【0015】請求項10に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、室
内機の吹き出し風の温度を検知する吹き出し温度センサ
を設ける。制御手段は、上記吹き出し温度センサの検知
温度が所定値以下のとき、室内温度センサの検知温度と
設定室内温度センサとの差に関わりなく、燃焼サイクル
部を選択する。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、室
内機の吹き出し風の温度を検知する吹き出し温度センサ
を設ける。制御手段は、上記吹き出し温度センサの検知
温度が所定値以下のとき、室内温度センサの検知温度と
設定室内温度センサとの差に関わりなく、燃焼サイクル
部を選択する。
【0016】請求項11に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部に用いる燃料の残量を検知する残量センサ
を設ける。制御手段は、上記残量センサの検知残量が設
定量以下になると、サイクル切換用設定値を大きい値に
変換し、ヒーポンサイクル部の運転率を多くする。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部に用いる燃料の残量を検知する残量センサ
を設ける。制御手段は、上記残量センサの検知残量が設
定量以下になると、サイクル切換用設定値を大きい値に
変換し、ヒーポンサイクル部の運転率を多くする。
【0017】請求項12に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部に用いる燃料の残量を検知する残量センサ
を設ける。制御手段は、上記残量センサの検知残量が設
定量以下になると、室内温度センサの検知温度と設定室
内温度センサとの差に関わりなく、燃焼サイクル部を選
択する。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部に用いる燃料の残量を検知する残量センサ
を設ける。制御手段は、上記残量センサの検知残量が設
定量以下になると、室内温度センサの検知温度と設定室
内温度センサとの差に関わりなく、燃焼サイクル部を選
択する。
【0018】請求項13に係る発明の空気調和機は、請
求項11または請求項12のいずれかに係る発明におい
て、残量センサの検知残量が設定量以下の場合にその旨
を報知する報知手段を設けた。
求項11または請求項12のいずれかに係る発明におい
て、残量センサの検知残量が設定量以下の場合にその旨
を報知する報知手段を設けた。
【0019】請求項14に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、ヒ
ーポンサイクル部および燃焼サイクル部の異常を検出す
る異常検出手段を設ける。制御手段は、上記異常検出手
段が異常を検出した場合に、非異常側のサイクル部を用
いた応急運転を実行する。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、ヒ
ーポンサイクル部および燃焼サイクル部の異常を検出す
る異常検出手段を設ける。制御手段は、上記異常検出手
段が異常を検出した場合に、非異常側のサイクル部を用
いた応急運転を実行する。
【0020】請求項15に係る発明の空気調和機は、請
求項14の発明において、制御手段による応急運転の実
行の旨を報知する報知手段を設けた。
求項14の発明において、制御手段による応急運転の実
行の旨を報知する報知手段を設けた。
【0021】請求項16に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、ヒ
ーポンサイクル部の運転および燃焼サイクル部の運転の
どちらを実行しているかを報知する報知手段を設けた。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、ヒ
ーポンサイクル部の運転および燃焼サイクル部の運転の
どちらを実行しているかを報知する報知手段を設けた。
【0022】請求項17に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、制
御手段が、ヒーポンサイクル部の運転中にそのヒーポン
サイクル部おける除霜運転の回数が設定回数に達した場
合、ヒーポンサイクル部の運転から燃焼サイクル部の運
転への切換を行う。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、制
御手段が、ヒーポンサイクル部の運転中にそのヒーポン
サイクル部おける除霜運転の回数が設定回数に達した場
合、ヒーポンサイクル部の運転から燃焼サイクル部の運
転への切換を行う。
【0023】請求項18に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部の運転時、室内温度センサの検知温度と設
定室内温度との差が所定値未満になると圧縮機の運転お
よび燃焼サイクル部の燃焼を停止し、室内温度センサの
検知温度と設定室内温度との差が所定値以上になると圧
縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を再開する第1
制御手段と、この第1制御手段による停止が所定時間継
続したとき、サイクル切換弁への通電および燃焼サイク
ル部の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、第
1制御手段による再開に際し、予めサイクル中の冷媒を
室内熱交換器に回収する冷媒回収制御手段と、を備え
る。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部の運転時、室内温度センサの検知温度と設
定室内温度との差が所定値未満になると圧縮機の運転お
よび燃焼サイクル部の燃焼を停止し、室内温度センサの
検知温度と設定室内温度との差が所定値以上になると圧
縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を再開する第1
制御手段と、この第1制御手段による停止が所定時間継
続したとき、サイクル切換弁への通電および燃焼サイク
ル部の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、第
1制御手段による再開に際し、予めサイクル中の冷媒を
室内熱交換器に回収する冷媒回収制御手段と、を備え
る。
【0024】請求項19に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部の運転時、室内温度センサの検知温度と設
定室内温度との差が所定値未満になると圧縮機の運転お
よび燃焼サイクル部の燃焼を停止し、室内温度センサの
検知温度と設定室内温度との差が所定値以上になると圧
縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を再開する第2
制御手段と、この第1制御手段による停止が所定時間継
続したとき、サイクル切換弁への通電および燃焼サイク
ル部の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、第
1制御手段による停止が上記所定時間より長い時間継続
したとき、圧縮機のモータ巻線に対する通電加熱を実行
する巻線加熱制御手段と、第1制御手段による再開に際
し、予めサイクル中の冷媒を室内熱交換器に回収する冷
媒回収制御手段と、を備える。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部の運転時、室内温度センサの検知温度と設
定室内温度との差が所定値未満になると圧縮機の運転お
よび燃焼サイクル部の燃焼を停止し、室内温度センサの
検知温度と設定室内温度との差が所定値以上になると圧
縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を再開する第2
制御手段と、この第1制御手段による停止が所定時間継
続したとき、サイクル切換弁への通電および燃焼サイク
ル部の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、第
1制御手段による停止が上記所定時間より長い時間継続
したとき、圧縮機のモータ巻線に対する通電加熱を実行
する巻線加熱制御手段と、第1制御手段による再開に際
し、予めサイクル中の冷媒を室内熱交換器に回収する冷
媒回収制御手段と、を備える。
【0025】請求項20に係る発明の空気調和機は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部の運転時、室内温度センサの検知温度と設
定室内温度との差が所定値未満になると圧縮機の運転お
よび燃焼サイクル部の燃焼を停止し、室内温度センサの
検知温度と設定室内温度との差が所定値以上になると圧
縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を再開する第1
制御手段と、この第1制御手段による停止が所定時間継
続したとき、サイクル切換弁への通電および燃焼サイク
ル部の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、第
1制御手段による停止が上記所定時間より長い時間継続
したとき、圧縮機のモータ巻線に対する通電加熱を実行
するとともに、その通電量を上記ヒーポンサイクル部の
室外熱交換器温度または外気温度が低いほど大きくする
巻線加熱制御手段と、第1制御手段による再開に際し、
予めサイクル中の冷媒を上記室内熱交換器に回収する冷
媒回収制御手段と、を備える。
求項1乃至請求項4のいずれかに係る発明において、燃
焼サイクル部の運転時、室内温度センサの検知温度と設
定室内温度との差が所定値未満になると圧縮機の運転お
よび燃焼サイクル部の燃焼を停止し、室内温度センサの
検知温度と設定室内温度との差が所定値以上になると圧
縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を再開する第1
制御手段と、この第1制御手段による停止が所定時間継
続したとき、サイクル切換弁への通電および燃焼サイク
ル部の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、第
1制御手段による停止が上記所定時間より長い時間継続
したとき、圧縮機のモータ巻線に対する通電加熱を実行
するとともに、その通電量を上記ヒーポンサイクル部の
室外熱交換器温度または外気温度が低いほど大きくする
巻線加熱制御手段と、第1制御手段による再開に際し、
予めサイクル中の冷媒を上記室内熱交換器に回収する冷
媒回収制御手段と、を備える。
【0026】請求項21に係る発明の空気調和機は、請
求項18乃至請求項20のいずれかに係る発明におい
て、冷媒回収制御手段が、停止が所定時間継続した後の
再開に際し、冷媒回収を行う。
求項18乃至請求項20のいずれかに係る発明におい
て、冷媒回収制御手段が、停止が所定時間継続した後の
再開に際し、冷媒回収を行う。
【0027】
【発明の実施の形態】[1]以下、この発明の第1実施
例について図面を参照して説明する。
例について図面を参照して説明する。
【0028】図1に示すように、室外機1に室内機10
が配管接続される。
が配管接続される。
【0029】室外機1は、冷媒を吸込みそれを圧縮して
吐出する圧縮機2、後述の室内熱交換器11を経た冷媒
を外気からの汲上げ熱により加熱するヒートポンプ式サ
イクル部(以下、ヒーポンサイクル部と称す)20、後
述の室内熱交換器11を経た冷媒をたとえば石油の燃焼
熱により加熱する石油燃焼サイクル部30、ヒーポンサ
イクル部20への冷媒流通および石油燃焼サイクル部3
0への冷媒流通とを切換えるためのサイクル切換弁3,
4、および外気温度を検知する外気温度センサ5を有す
る。ヒーポンサイクル部20および石油燃焼サイクル部
30を経た冷媒は圧縮機に吸込まれる。
吐出する圧縮機2、後述の室内熱交換器11を経た冷媒
を外気からの汲上げ熱により加熱するヒートポンプ式サ
イクル部(以下、ヒーポンサイクル部と称す)20、後
述の室内熱交換器11を経た冷媒をたとえば石油の燃焼
熱により加熱する石油燃焼サイクル部30、ヒーポンサ
イクル部20への冷媒流通および石油燃焼サイクル部3
0への冷媒流通とを切換えるためのサイクル切換弁3,
4、および外気温度を検知する外気温度センサ5を有す
る。ヒーポンサイクル部20および石油燃焼サイクル部
30を経た冷媒は圧縮機に吸込まれる。
【0030】室内機10は、圧縮機から吐出される冷媒
の熱を室内空気に放出する室内熱交換器11、この室内
熱交換器11を通して室内空気を循環させる室内ファン
12、室内温度を検知する室内温度センサ13、および
室内熱交換器11の温度を検知する熱交換器温度センサ
14を有する。
の熱を室内空気に放出する室内熱交換器11、この室内
熱交換器11を通して室内空気を循環させる室内ファン
12、室内温度を検知する室内温度センサ13、および
室内熱交換器11の温度を検知する熱交換器温度センサ
14を有する。
【0031】ヒーポンサイクル部20は、外気の熱を汲
み上げてそれを冷媒に与える室外熱交換器21、この室
外熱交換器21に外気を通して循環させる室外ファン2
2を備える。石油燃焼サイクル部30は、バーナ32に
おける石油の燃焼熱を冷媒に与える熱交換器31、石油
を燃焼させるバーナ32、および燃料となる石油の残量
を検知する残量センサ33を有する。
み上げてそれを冷媒に与える室外熱交換器21、この室
外熱交換器21に外気を通して循環させる室外ファン2
2を備える。石油燃焼サイクル部30は、バーナ32に
おける石油の燃焼熱を冷媒に与える熱交換器31、石油
を燃焼させるバーナ32、および燃料となる石油の残量
を検知する残量センサ33を有する。
【0032】制御回路を図2に示す。
【0033】室外機1は、室外制御部としてMCU6を
備える。このMCU6に、圧縮機モータ2M、サイクル
切換弁3,4、外気温度センサ5、通信回路7、ヒーポ
ンサイクル部20、および石油燃焼サイクル部30が接
続される。
備える。このMCU6に、圧縮機モータ2M、サイクル
切換弁3,4、外気温度センサ5、通信回路7、ヒーポ
ンサイクル部20、および石油燃焼サイクル部30が接
続される。
【0034】室内機10は、室内制御部としてMCU1
5を備える。このMCU15に、ファンモータ12M、
室内温度センサ13、熱交換器温度14、通信回路1
6、時計17、表示部18、および送受信回路19を備
える。
5を備える。このMCU15に、ファンモータ12M、
室内温度センサ13、熱交換器温度14、通信回路1
6、時計17、表示部18、および送受信回路19を備
える。
【0035】送受信回路19は、室内機10に付属のワ
イヤスレス式リモートコントロール装置(リモコンと略
称する)40から送出される赤外線光や、外部機器50
から送出されるデマンド信号(電力消費抑制指令など)
を受信するとともに、MCU15から供給されるデータ
を外部機器50に無線送信する機能を有する。リモコン
40は、各種運転条件を設定するための操作キーを有す
るとともに、エネルギ単価たとえば電気料金の単価や石
油の単価を入力するための単価入力手段を有する。
イヤスレス式リモートコントロール装置(リモコンと略
称する)40から送出される赤外線光や、外部機器50
から送出されるデマンド信号(電力消費抑制指令など)
を受信するとともに、MCU15から供給されるデータ
を外部機器50に無線送信する機能を有する。リモコン
40は、各種運転条件を設定するための操作キーを有す
るとともに、エネルギ単価たとえば電気料金の単価や石
油の単価を入力するための単価入力手段を有する。
【0036】通信回路7および通信回路16は、通信線
8で接続されており、MCU6とMCU15との間の指
令やデータの送受信を行う。
8で接続されており、MCU6とMCU15との間の指
令やデータの送受信を行う。
【0037】そして、MCU6およびMCU15は、主
要な機能手段として次の(1)を備える。
要な機能手段として次の(1)を備える。
【0038】(1)運転開始時や運転中に室内温度セン
サ13の検知温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔX
(=Xb−Xa)に応じて、サイクル切換弁3,4を制
御し且つヒーポンサイクル部20の運転および燃焼サイ
クル部30の運転を選択的に実行する制御手段。
サ13の検知温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔX
(=Xb−Xa)に応じて、サイクル切換弁3,4を制
御し且つヒーポンサイクル部20の運転および燃焼サイ
クル部30の運転を選択的に実行する制御手段。
【0039】つぎに、上記の構成の作用を図3および図
4を参照して説明する。
4を参照して説明する。
【0040】リモコン40で暖房運転の開始操作を行う
と、圧縮機2が起動され、その圧縮機2の吐出冷媒が室
内機10に流れ、その室内機10を経た冷媒がサイクル
切換弁3,4のいずれか一方を通ってヒーポンサイクル
部20または石油燃焼サイクル部30に流れる。そし
て、ヒーポンサイクル部20または石油燃焼サイクル部
30を経た冷媒が圧縮機2に吸込まれる。すなわち、室
内機10の室内熱交換器11が凝縮器、ヒーポンサイク
ル部20の室外熱交換器21または石油燃焼サイクル部
30の熱交換器31が蒸発器として機能し、室内の暖房
が開始される。
と、圧縮機2が起動され、その圧縮機2の吐出冷媒が室
内機10に流れ、その室内機10を経た冷媒がサイクル
切換弁3,4のいずれか一方を通ってヒーポンサイクル
部20または石油燃焼サイクル部30に流れる。そし
て、ヒーポンサイクル部20または石油燃焼サイクル部
30を経た冷媒が圧縮機2に吸込まれる。すなわち、室
内機10の室内熱交換器11が凝縮器、ヒーポンサイク
ル部20の室外熱交換器21または石油燃焼サイクル部
30の熱交換器31が蒸発器として機能し、室内の暖房
が開始される。
【0041】この暖房時、室内温度センサ13で室内温
度Xaが検知されるとともに(ステップ101)、リモコ
ン40で予め設定されて内部メモリに記憶されている設
定室内温度Xbが読出される(ステップ102)。この検
知温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔX(=Xb−X
a)が求められるとともに(ステップ103)、制御用の
時間カウントtがクリアされる(ステップ104)。そし
て、温度差ΔXとサイクル切換用の設定値X3とが比較
される(ステップ105)。
度Xaが検知されるとともに(ステップ101)、リモコ
ン40で予め設定されて内部メモリに記憶されている設
定室内温度Xbが読出される(ステップ102)。この検
知温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔX(=Xb−X
a)が求められるとともに(ステップ103)、制御用の
時間カウントtがクリアされる(ステップ104)。そし
て、温度差ΔXとサイクル切換用の設定値X3とが比較
される(ステップ105)。
【0042】暖房開始時は検知温度Xaが設定室内温度
Xbよりもかなり低く温度差ΔXが大きいため、ΔX<
X3の条件が成立せず(X3≦ΔX、ステップ105のN
O)、サイクル切換弁4が開かれてサイクル切換弁3が
閉じられ、大能力を発揮することが可能な石油燃焼サイ
クル部30が運転される(ステップ107)。すなわち、
室内機10を経た冷媒は、サイクル切換弁4を通って石
油燃焼サイクル部30に流れ、そこで石油の燃焼熱を受
けて加熱される。この石油燃焼サイクル部30の運転に
より、暖房の立上がりが早くなる。
Xbよりもかなり低く温度差ΔXが大きいため、ΔX<
X3の条件が成立せず(X3≦ΔX、ステップ105のN
O)、サイクル切換弁4が開かれてサイクル切換弁3が
閉じられ、大能力を発揮することが可能な石油燃焼サイ
クル部30が運転される(ステップ107)。すなわち、
室内機10を経た冷媒は、サイクル切換弁4を通って石
油燃焼サイクル部30に流れ、そこで石油の燃焼熱を受
けて加熱される。この石油燃焼サイクル部30の運転に
より、暖房の立上がりが早くなる。
【0043】この場合、ヒーポンサイクル部20、石油
燃焼サイクル部30、サイクル切換弁3,4に対する制
御をどのようにするかの制御指令が室内機10から室外
機1に送られ、その制御指令に基づく実際の制御が室外
機1で実行される。
燃焼サイクル部30、サイクル切換弁3,4に対する制
御をどのようにするかの制御指令が室内機10から室外
機1に送られ、その制御指令に基づく実際の制御が室外
機1で実行される。
【0044】時間カウントtが進められ(ステップ10
8)、その時間カウントtが設定時間t1に達すると
(ステップ109のYES)、上記同様、室内温度Xaが
検知されるとともに(ステップ110)、内部メモリから
設定室内温度Xbが読出される(ステップ111)。この
検知温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔX(=Xb−
Xa)が求められ(ステップ112)、その温度差ΔXと
一定時間t1の経過後に変更された設定値X2(<X
3)とが比較される(ステップ113)。
8)、その時間カウントtが設定時間t1に達すると
(ステップ109のYES)、上記同様、室内温度Xaが
検知されるとともに(ステップ110)、内部メモリから
設定室内温度Xbが読出される(ステップ111)。この
検知温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔX(=Xb−
Xa)が求められ(ステップ112)、その温度差ΔXと
一定時間t1の経過後に変更された設定値X2(<X
3)とが比較される(ステップ113)。
【0045】ΔX<X2の条件が成立すると(ステップ
113のYES)、サイクル切換弁3が開かれてサイクル
切換弁4が閉じられ、石油燃焼サイクル部30の運転か
らヒーポンサイクル部20の運転に切換わる(ステップ
114)。
113のYES)、サイクル切換弁3が開かれてサイクル
切換弁4が閉じられ、石油燃焼サイクル部30の運転か
らヒーポンサイクル部20の運転に切換わる(ステップ
114)。
【0046】ただし、ΔX<X2の条件が成立しない場
合は(X2≦ΔX、ステップ113のNO)、石油燃焼サ
イクル部30の運転が継続される(ステップ115)。
合は(X2≦ΔX、ステップ113のNO)、石油燃焼サ
イクル部30の運転が継続される(ステップ115)。
【0047】時間カウントtが進められ(ステップ11
6)、その時間カウントtが設定時間t2に達すると
(ステップ117のYES)、再び、室内温度Xaが検知
されるとともに(ステップ118)、内部メモリから設定
室内温度Xbが読出される(ステップ119)。この検知
温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔX(=Xb−X
a)が求められ(ステップ120)、その温度差ΔXと一
定時間t2後に変更される設定値X1(<X2)とが比
較される(ステップ121)。
6)、その時間カウントtが設定時間t2に達すると
(ステップ117のYES)、再び、室内温度Xaが検知
されるとともに(ステップ118)、内部メモリから設定
室内温度Xbが読出される(ステップ119)。この検知
温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔX(=Xb−X
a)が求められ(ステップ120)、その温度差ΔXと一
定時間t2後に変更される設定値X1(<X2)とが比
較される(ステップ121)。
【0048】ΔX<X1の条件が成立すると(ステップ
121のYES)、ヒーポンサイクル部20の運転が継続
される(ステップ122)。
121のYES)、ヒーポンサイクル部20の運転が継続
される(ステップ122)。
【0049】ただし、ΔX<X1の条件が成立しない場
合は(X1≦ΔX、ステップ121のNO)、ヒーポンサ
イクル部20の運転から石油燃焼サイクル部30の運転
に切換わる(ステップ123)。
合は(X1≦ΔX、ステップ121のNO)、ヒーポンサ
イクル部20の運転から石油燃焼サイクル部30の運転
に切換わる(ステップ123)。
【0050】ところで、温度差ΔXが大きい場合、ヒー
ポンサイクル部20を最大能力で運転しても能力不足を
生じるが、石油燃焼サイクル部30の運転であれば、外
気温度がかなり低い状況でも、立上がりが早く、しかも
必要十分な暖房能力を発揮することができ、良好な快適
性が得られる。
ポンサイクル部20を最大能力で運転しても能力不足を
生じるが、石油燃焼サイクル部30の運転であれば、外
気温度がかなり低い状況でも、立上がりが早く、しかも
必要十分な暖房能力を発揮することができ、良好な快適
性が得られる。
【0051】室内温度Xaが設定室内温度Xbに近付い
て温度差ΔXが小さくなると、石油燃焼サイクル部30
を最小能力で運転しても過剰能力運転となり、室内温度
制御が不安定となるが、ヒーポンサイクル部20の運転
に切換えることで、より細かな最小能力制御が可能とな
り、ハンチングのない安定した室内温度制御を行うこと
ができる。
て温度差ΔXが小さくなると、石油燃焼サイクル部30
を最小能力で運転しても過剰能力運転となり、室内温度
制御が不安定となるが、ヒーポンサイクル部20の運転
に切換えることで、より細かな最小能力制御が可能とな
り、ハンチングのない安定した室内温度制御を行うこと
ができる。
【0052】所定時間ごとに室内温度Xaを検知し、そ
の都度、ヒーポンサイクル部20の運転および石油燃焼
サイクル部30の運転のいずれかを選択するので、空調
負荷の変動に対し、良好な追従性をもって室内温度を制
御することができる。
の都度、ヒーポンサイクル部20の運転および石油燃焼
サイクル部30の運転のいずれかを選択するので、空調
負荷の変動に対し、良好な追従性をもって室内温度を制
御することができる。
【0053】また、ヒーポンサイクル部20の運転と石
油燃焼サイクル部30の運転とをランニングコストの面
で比較すると、最大能力運転では石油燃焼サイクル部3
0の方が安く、最小能力運転ではヒーポンサイクル部2
0の方が安い。
油燃焼サイクル部30の運転とをランニングコストの面
で比較すると、最大能力運転では石油燃焼サイクル部3
0の方が安く、最小能力運転ではヒーポンサイクル部2
0の方が安い。
【0054】すなわち、石油燃焼サイクル部30を高能
力運転する場合でも、圧縮機2は低回転数制御ですむの
で、消費電力はヒーポンサイクル部20を運転する場合
よりも少なくてすむ。ヒーポンサイクル部20を低能力
運転する場合については、当然、圧縮機2を低回転数制
御することになり、石油燃焼サイクル部30を頻繁にオ
ン,オフ運転する場合に比べてエネルギ消費量が少なく
てすむ。
力運転する場合でも、圧縮機2は低回転数制御ですむの
で、消費電力はヒーポンサイクル部20を運転する場合
よりも少なくてすむ。ヒーポンサイクル部20を低能力
運転する場合については、当然、圧縮機2を低回転数制
御することになり、石油燃焼サイクル部30を頻繁にオ
ン,オフ運転する場合に比べてエネルギ消費量が少なく
てすむ。
【0055】したがって、温度差ΔXに応じてヒーポン
サイクル部20の運転と石油燃焼サイクル部30の運転
とを選択的に実行することにより、ランニングコストに
関して、ヒーポンサイクル部20および石油燃焼サイク
ル部30のそれぞれの特徴を活かした最適な運転が可能
となり、省エネルギ効果が得られる。
サイクル部20の運転と石油燃焼サイクル部30の運転
とを選択的に実行することにより、ランニングコストに
関して、ヒーポンサイクル部20および石油燃焼サイク
ル部30のそれぞれの特徴を活かした最適な運転が可能
となり、省エネルギ効果が得られる。
【0056】[2]第2実施例について説明する。
【0057】第2実施例では、室内機10のMCU15
で求められる温度差ΔXのデータが室外機1のMCU6
に送られる。MCU6は、室内機10から送られた温度
差ΔXのデータに応じて、ヒーポンサイクル部20、石
油燃焼サイクル部30、サイクル切換弁3,4を制御す
る。
で求められる温度差ΔXのデータが室外機1のMCU6
に送られる。MCU6は、室内機10から送られた温度
差ΔXのデータに応じて、ヒーポンサイクル部20、石
油燃焼サイクル部30、サイクル切換弁3,4を制御す
る。
【0058】この場合、室内機10側の制御が簡素化さ
れる。
れる。
【0059】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0060】[3]第3実施例について説明する。
【0061】外気温度センサ5で検知される外気温度T
oがヒーポンサイクル部20、石油燃焼サイクル部3
0、サイクル切換弁3,4の制御に加味される。
oがヒーポンサイクル部20、石油燃焼サイクル部3
0、サイクル切換弁3,4の制御に加味される。
【0062】すなわち、外気温度Toが所定値以下の場
合は、温度差ΔXがヒーポンサイクル部20の運転ゾー
ンに入っていても、それを無視して石油燃焼サイクル部
30が運転される。
合は、温度差ΔXがヒーポンサイクル部20の運転ゾー
ンに入っていても、それを無視して石油燃焼サイクル部
30が運転される。
【0063】外気温度Toが低い場合、ヒーポンサイク
ル部20の運転では汲み上げ熱量が減少するとともに、
室外熱交換器21を除霜する頻度が増えて暖房効率が低
下する点を考慮し、石油燃焼サイクル部30を強制的に
運転するようにしている。
ル部20の運転では汲み上げ熱量が減少するとともに、
室外熱交換器21を除霜する頻度が増えて暖房効率が低
下する点を考慮し、石油燃焼サイクル部30を強制的に
運転するようにしている。
【0064】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0065】[4]第4実施例について説明する。
【0066】室内機10における熱交換器温度センサ1
4で検知される凝縮器温度Tcの時間的変化がヒーポン
サイクル部20、石油燃焼サイクル部30、サイクル切
換弁3,4の制御に加味される。
4で検知される凝縮器温度Tcの時間的変化がヒーポン
サイクル部20、石油燃焼サイクル部30、サイクル切
換弁3,4の制御に加味される。
【0067】すなわち、ヒーポンサイクル部20の運転
中、凝縮器温度Tcが一定時間内に規定の温度まで達し
ない場合、あるいは一定時間における凝縮器温度Tcの
変化幅が所定値以下の場合、外気温度Toが低いとか、
室外熱交換器21が着霜しかかっているとの判断の下
に、石油燃焼サイクル部30の運転に切換えられる。
中、凝縮器温度Tcが一定時間内に規定の温度まで達し
ない場合、あるいは一定時間における凝縮器温度Tcの
変化幅が所定値以下の場合、外気温度Toが低いとか、
室外熱交換器21が着霜しかかっているとの判断の下
に、石油燃焼サイクル部30の運転に切換えられる。
【0068】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0069】尚、熱交換器温度センサ14に代えて室内
機10の吹き出し風の温度を検知する吹き出し温度セン
サを用いても同様の効果が得られる。
機10の吹き出し風の温度を検知する吹き出し温度セン
サを用いても同様の効果が得られる。
【0070】また、運転中、或いは運転開始から所定時
間後における熱交換器温度センサ14の検知温度の上昇
変化量が所定値以下のとき、室内温度Xaと設定室内温
度Xbとの差ΔXに関わりなく、石油燃焼サイクル部3
0に切換えて運転するようにしてもよい。
間後における熱交換器温度センサ14の検知温度の上昇
変化量が所定値以下のとき、室内温度Xaと設定室内温
度Xbとの差ΔXに関わりなく、石油燃焼サイクル部3
0に切換えて運転するようにしてもよい。
【0071】[5]第5実施例について説明する。
【0072】使用者は、リモコン40の単価入力手段を
操作することにより、ヒーポンサイクル部20のエネル
ギ単価である電気料金単価や、石油燃焼サイクル部30
のエネルギ単価である石油料金単価を入力することがで
きる。この入力データがヒーポンサイクル部20、石油
燃焼サイクル部30、サイクル切換弁3,4の制御に加
味される。
操作することにより、ヒーポンサイクル部20のエネル
ギ単価である電気料金単価や、石油燃焼サイクル部30
のエネルギ単価である石油料金単価を入力することがで
きる。この入力データがヒーポンサイクル部20、石油
燃焼サイクル部30、サイクル切換弁3,4の制御に加
味される。
【0073】すなわち、ヒーポンサイクル部20の運転
と石油燃焼サイクル部30の運転との切換点である設定
値X3,X2,X1が、電気料金単価および石油料金単
価に応じて、ランニングコストを低減する方向に適宜に
シフトされるものであり、ヒーポンサイクル部20のエ
ネルギ単価の方が小さいときはサイクル切換用の設定値
が所定値大きい値に変更され、石油燃焼サイクル部30
のエネルギ単価の方が小さいときはサイクル切換用の設
定値が小さい値に変更される。
と石油燃焼サイクル部30の運転との切換点である設定
値X3,X2,X1が、電気料金単価および石油料金単
価に応じて、ランニングコストを低減する方向に適宜に
シフトされるものであり、ヒーポンサイクル部20のエ
ネルギ単価の方が小さいときはサイクル切換用の設定値
が所定値大きい値に変更され、石油燃焼サイクル部30
のエネルギ単価の方が小さいときはサイクル切換用の設
定値が小さい値に変更される。
【0074】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0075】[6]第6実施例について説明する。
【0076】時計17の時刻データがヒーポンサイクル
部20、石油燃焼サイクル部30、サイクル切換弁3,
4の制御に加味される。
部20、石油燃焼サイクル部30、サイクル切換弁3,
4の制御に加味される。
【0077】たとえば、電力消費ピーク時間帯には石油
燃焼サイクル部30の運転が優先されるようサイクル切
換用の設定値が小さい値X1となり、安価な夜間電力時
間帯にはサイクル切換用の設定値が大きい値X3とな
り、ヒーポンサイクル部20の運転が優先される。
燃焼サイクル部30の運転が優先されるようサイクル切
換用の設定値が小さい値X1となり、安価な夜間電力時
間帯にはサイクル切換用の設定値が大きい値X3とな
り、ヒーポンサイクル部20の運転が優先される。
【0078】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0079】[7]第7実施例について説明する。
【0080】外部機器50から送出されて送受信回路1
9で受信されるデマンド信号、たとえば電力消費抑制指
令がヒーポンサイクル部20、石油燃焼サイクル部3
0、サイクル切換弁3,4の制御に加味される。
9で受信されるデマンド信号、たとえば電力消費抑制指
令がヒーポンサイクル部20、石油燃焼サイクル部3
0、サイクル切換弁3,4の制御に加味される。
【0081】すなわち、ヒーポンサイクル部20の運転
中に電力消費抑制指令が入ると、石油燃焼サイクル部3
0の運転に切換えられる。この切換によって当該空気調
和機の電力使用量が減少し、その減少分が他の電化製品
の運転に使用される。これにより、当該空気調和機の運
転および他の電化製品の運転を同時に実行することがで
きる。
中に電力消費抑制指令が入ると、石油燃焼サイクル部3
0の運転に切換えられる。この切換によって当該空気調
和機の電力使用量が減少し、その減少分が他の電化製品
の運転に使用される。これにより、当該空気調和機の運
転および他の電化製品の運転を同時に実行することがで
きる。
【0082】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0083】[8]第8実施例について説明する。
【0084】第4実施例(凝縮器温度Tcを加味する制
御)の関連であり、ヒーポンサイクル部20の運転と石
油燃焼サイクル部30の運転時間の累積データがMCU
5内のメモリ(記憶手段)に逐次に記憶され、その記憶
されている制御内容から空調負荷が推測され、その推測
結果がヒーポンサイクル部20、石油燃焼サイクル部3
0、サイクル切換弁3,4の制御に加味される。
御)の関連であり、ヒーポンサイクル部20の運転と石
油燃焼サイクル部30の運転時間の累積データがMCU
5内のメモリ(記憶手段)に逐次に記憶され、その記憶
されている制御内容から空調負荷が推測され、その推測
結果がヒーポンサイクル部20、石油燃焼サイクル部3
0、サイクル切換弁3,4の制御に加味される。
【0085】すなわち、MCU5は、ヒーポンサイクル
部20と石油燃焼サイクル部30のうち、累積された運
転時間の多い側を選択して運転するものであり、当該空
気調和機の据付け場所などを含む環境条件がいち早く制
御に反映される。
部20と石油燃焼サイクル部30のうち、累積された運
転時間の多い側を選択して運転するものであり、当該空
気調和機の据付け場所などを含む環境条件がいち早く制
御に反映される。
【0086】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0087】[9]第9実施例について説明する。
【0088】石油燃焼サイクル部30における残量セン
サ33の検知残量(石油残量)が設定量以下になると、
ヒーポンサイクル部20の運転と石油燃焼サイクル部3
0の運転との切換点である設定値X3,X2,X1が小
さくなる方向、すなわち、ヒーポンサイクル部20の運
転率を多くする方向(X1→X2,X2→X1)にシフ
トされる。
サ33の検知残量(石油残量)が設定量以下になると、
ヒーポンサイクル部20の運転と石油燃焼サイクル部3
0の運転との切換点である設定値X3,X2,X1が小
さくなる方向、すなわち、ヒーポンサイクル部20の運
転率を多くする方向(X1→X2,X2→X1)にシフ
トされる。
【0089】ヒーポンサイクル部20の運転率が多くな
ることで、石油が無くなってしまうまでの空気調和機と
しての運転時間が延長された形となる。
ることで、石油が無くなってしまうまでの空気調和機と
しての運転時間が延長された形となる。
【0090】そして、検知残量(石油残量)が設定量以
下となって、上記シフトが実施されている旨が、表示部
18の文字表示によって使用者に報知される。この報知
は、石油残量が少ないことを使用者に認識させ、早期の
石油の補充を促すものである。
下となって、上記シフトが実施されている旨が、表示部
18の文字表示によって使用者に報知される。この報知
は、石油残量が少ないことを使用者に認識させ、早期の
石油の補充を促すものである。
【0091】尚、検知残量が設定値以下になると、室内
温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔXに関わりなく、
強制的にヒーポンサイクル部20に切換えて運転するこ
とにより、継続運転できるようにしてもよい。
温度Xaと設定室内温度Xbとの差ΔXに関わりなく、
強制的にヒーポンサイクル部20に切換えて運転するこ
とにより、継続運転できるようにしてもよい。
【0092】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0093】[10]第10実施例について説明する。
【0094】ヒーポンサイクル部20および石油燃焼サ
イクル部30の異常を検出する異常検出手段が室外機1
に設けられる。MCU15は、この異常検出手段が異常
を検出した場合に、非異常側のサイクル部の応急運転を
実行する。
イクル部30の異常を検出する異常検出手段が室外機1
に設けられる。MCU15は、この異常検出手段が異常
を検出した場合に、非異常側のサイクル部の応急運転を
実行する。
【0095】たとえば、ヒーポンサイクル部20の運転
中に何らかの異常が生じた場合、バックアップ的に石油
燃焼サイクル部30が運転される。石油燃焼サイクル部
30の運転中に何らかの異常が生じた場合には、バック
アップ的にヒーポンサイクル部20が運転される。
中に何らかの異常が生じた場合、バックアップ的に石油
燃焼サイクル部30が運転される。石油燃焼サイクル部
30の運転中に何らかの異常が生じた場合には、バック
アップ的にヒーポンサイクル部20が運転される。
【0096】そして、この応急運転の実行の旨、および
ヒーポンサイクル部20の運転および石油燃焼サイクル
部30の運転のどちらを実行しているかが、表示部18
の文字表示によって使用者に報知される。
ヒーポンサイクル部20の運転および石油燃焼サイクル
部30の運転のどちらを実行しているかが、表示部18
の文字表示によって使用者に報知される。
【0097】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0098】[11]第11実施例について説明する。
【0099】ヒーポンサイクル部20の運転および石油
燃焼サイクル部30の運転のどちらを実行しているか
が、表示部18の文字表示によって使用者に報知される
とともに、送受信回路19を介して外部機器50に報知
される。外部機器50はたとえば集中管理システムの構
成要素であり、その外部機器50への報知が集中管理シ
ステムの制御に組み込まれる。
燃焼サイクル部30の運転のどちらを実行しているか
が、表示部18の文字表示によって使用者に報知される
とともに、送受信回路19を介して外部機器50に報知
される。外部機器50はたとえば集中管理システムの構
成要素であり、その外部機器50への報知が集中管理シ
ステムの制御に組み込まれる。
【0100】他の構成および作用は第1実施例と同じで
ある。
ある。
【0101】[12]第12実施例について説明する。
【0102】ヒーポンサイクル部20の運転中にそのヒ
ーポンサイクル部20の室外熱交換器21に対する除霜
運転の回数が設定回数に達した場合、ヒーポンサイクル
部20の運転から石油燃焼サイクル部30の運転への切
換が行われる。
ーポンサイクル部20の室外熱交換器21に対する除霜
運転の回数が設定回数に達した場合、ヒーポンサイクル
部20の運転から石油燃焼サイクル部30の運転への切
換が行われる。
【0103】すなわち、室外熱交換器21の除霜頻度が
増えると暖房効率が低下する点を考慮し、石油燃焼サイ
クル部30を強制的に運転するようにしている。
増えると暖房効率が低下する点を考慮し、石油燃焼サイ
クル部30を強制的に運転するようにしている。
【0104】[13]第13実施例について説明する。
【0105】図5に示すように、圧縮機2の吐出口に四
方弁41を介して室内機10の室内熱交換器11が配管
接続され、その室内熱交換器11に膨張弁42およびサ
イクル切換弁3を介してヒーポンサイクル部2の室外熱
交換器21が配管接続される。サイクル切換弁3には冷
房サイクル形成用の逆止弁43が並列に配管接続され
る。そして、室外熱交換器21に上記四方弁41および
逆止弁44を介して圧縮機2の吸込口が配管接続され
る。
方弁41を介して室内機10の室内熱交換器11が配管
接続され、その室内熱交換器11に膨張弁42およびサ
イクル切換弁3を介してヒーポンサイクル部2の室外熱
交換器21が配管接続される。サイクル切換弁3には冷
房サイクル形成用の逆止弁43が並列に配管接続され
る。そして、室外熱交換器21に上記四方弁41および
逆止弁44を介して圧縮機2の吸込口が配管接続され
る。
【0106】さらに、膨張弁42とサイクル切換弁3と
の間の配管にサイクル切換弁4を介して石油燃焼サイク
ル部30の熱交換器31が配管接続され、その熱交換器
31に圧縮機2の吸込口が配管接続される。
の間の配管にサイクル切換弁4を介して石油燃焼サイク
ル部30の熱交換器31が配管接続され、その熱交換器
31に圧縮機2の吸込口が配管接続される。
【0107】石油燃焼サイクル部30は、バーナ32に
おける石油の燃焼熱を冷媒に与える熱交換器31、石油
を燃焼させるバーナ32、および燃料となる石油の残量
を検知する残量センサ33のほかに、バーナ32に供給
される石油を気化する気化ヒータ(電気部品)34、バ
ーナ32に燃焼用空気を供給するための燃焼ファン3
3、熱交換器31の異常過熱を防ぐための過熱防止サー
モ34を有する。過熱防止サーモ34が作動すると(熱
交換器31の異常温度上昇時)、バーナ32の燃焼が強
制的に停止される。
おける石油の燃焼熱を冷媒に与える熱交換器31、石油
を燃焼させるバーナ32、および燃料となる石油の残量
を検知する残量センサ33のほかに、バーナ32に供給
される石油を気化する気化ヒータ(電気部品)34、バ
ーナ32に燃焼用空気を供給するための燃焼ファン3
3、熱交換器31の異常過熱を防ぐための過熱防止サー
モ34を有する。過熱防止サーモ34が作動すると(熱
交換器31の異常温度上昇時)、バーナ32の燃焼が強
制的に停止される。
【0108】圧縮機2の駆動モータがインバータ45に
接続される。インバータ45は、所6の電圧を整流し、
それを所定周波数の電圧に変換して出力する。このイン
バータ45の出力周波数が変化することにより、圧縮機
2の容量(能力)が変化する。
接続される。インバータ45は、所6の電圧を整流し、
それを所定周波数の電圧に変換して出力する。このイン
バータ45の出力周波数が変化することにより、圧縮機
2の容量(能力)が変化する。
【0109】他の構成は第1実施例と同じである。
【0110】作用を図6のフローチャートを参照して説
明する。
明する。
【0111】石油燃焼サイクル部30の運転による冷媒
加熱モードであるか否かの判定がなされる(ステップ20
1)。冷媒加熱モードでなければ、ヒーポンサイクル部
2の運転制御が実行される(ステップ202)。
加熱モードであるか否かの判定がなされる(ステップ20
1)。冷媒加熱モードでなければ、ヒーポンサイクル部
2の運転制御が実行される(ステップ202)。
【0112】冷媒加熱モード時(ステップ201)、室内
温度センサ13の検知温度Xaと設定室内温度Xbとの
差ΔX(=Xb−Xa)が所定値未満になると(暖房サ
ーモオフ;ステップ203のYES)、圧縮機2の運転が
停止されるとともに、燃焼ファン35の運転が停止つま
り石油燃焼サイクル部30の燃焼が停止される(ステッ
プ204)。暖房運転の中断となる。同時に、MCU15
内のタイマT1,T2が起動される(ステップ205)。
温度センサ13の検知温度Xaと設定室内温度Xbとの
差ΔX(=Xb−Xa)が所定値未満になると(暖房サ
ーモオフ;ステップ203のYES)、圧縮機2の運転が
停止されるとともに、燃焼ファン35の運転が停止つま
り石油燃焼サイクル部30の燃焼が停止される(ステッ
プ204)。暖房運転の中断となる。同時に、MCU15
内のタイマT1,T2が起動される(ステップ205)。
【0113】室内温度センサ13の検知温度Xaと設定
室内温度Xbとの差ΔX(=Xb−Xa)が所定値以上
になると(暖房サーモオン;ステップ206のYES)、
圧縮機2の運転が再開されるとともに、石油燃焼サイク
ル部30の燃焼が再開される(ステップ215)。
室内温度Xbとの差ΔX(=Xb−Xa)が所定値以上
になると(暖房サーモオン;ステップ206のYES)、
圧縮機2の運転が再開されるとともに、石油燃焼サイク
ル部30の燃焼が再開される(ステップ215)。
【0114】ただし、暖房サーモオンしないまま(ステ
ップ206のNO)、圧縮機停止および燃焼停止の状態が
タイマT1の計時による所定時間ta継続すると(ステ
ップ207のYES)、サイクル切換弁3,4や四方弁4
1への通電が遮断されるとともに、石油燃焼サイクル部
30の気化ヒータ34への通電が遮断される(ステップ
208)。これにより、停止中の消費電力が低減される。
ップ206のNO)、圧縮機停止および燃焼停止の状態が
タイマT1の計時による所定時間ta継続すると(ステ
ップ207のYES)、サイクル切換弁3,4や四方弁4
1への通電が遮断されるとともに、石油燃焼サイクル部
30の気化ヒータ34への通電が遮断される(ステップ
208)。これにより、停止中の消費電力が低減される。
【0115】この後、タイマT2の計時による所定時間
tb(>ta)が経過しないうちに暖房サーモオンする
と(ステップ209のNO、ステップ212のYES)、予め
サイクル中の冷媒を室内熱交換器11に回収する冷媒回
収制御が実行される(ステップ213)。
tb(>ta)が経過しないうちに暖房サーモオンする
と(ステップ209のNO、ステップ212のYES)、予め
サイクル中の冷媒を室内熱交換器11に回収する冷媒回
収制御が実行される(ステップ213)。
【0116】具体的には、サイクル切換弁3,4が閉じ
られるとともに、四方弁41が暖房サイクル形成側(非
通電状態)に設定され、圧縮機2が通常の半分の周波数
の電力で駆動される。これにより、圧縮機2内、配管
内、アキュームレータ(図示しない)に寝込んだ冷媒
や、室外熱交換器21側に漏れて液化して溜まった冷媒
が室内熱交換器11に回収される。
られるとともに、四方弁41が暖房サイクル形成側(非
通電状態)に設定され、圧縮機2が通常の半分の周波数
の電力で駆動される。これにより、圧縮機2内、配管
内、アキュームレータ(図示しない)に寝込んだ冷媒
や、室外熱交換器21側に漏れて液化して溜まった冷媒
が室内熱交換器11に回収される。
【0117】この冷媒回収制御の終了後(ステップ214
のYES)、圧縮機2の運転が再開されるとともに、石
油燃焼サイクル部30の燃焼が再開される(ステップ21
5)。
のYES)、圧縮機2の運転が再開されるとともに、石
油燃焼サイクル部30の燃焼が再開される(ステップ21
5)。
【0118】このように、冷媒回収制御の実行後に暖房
再開することにより、冷媒の循環量が十分に確保され、
石油燃焼サイクル部30における熱交換器31の異常温
度上昇が防止される。よって、過熱防止サーモ34の作
動による強制的な燃焼停止が回避され、中断のない安定
した暖房が開始され、十分に温度上昇した温風が室内に
送られる。
再開することにより、冷媒の循環量が十分に確保され、
石油燃焼サイクル部30における熱交換器31の異常温
度上昇が防止される。よって、過熱防止サーモ34の作
動による強制的な燃焼停止が回避され、中断のない安定
した暖房が開始され、十分に温度上昇した温風が室内に
送られる。
【0119】また、暖房サーモオンしないまま(ステッ
プ212のNO)、また停止指令がないまま(ステップ216
のNO)、圧縮機停止および燃焼停止の状態がタイマT
2の計時による所定時間tb(>ta)継続したとき
(ステップ209のYES)、外気温度センサ5で外気温
度Toが検知されるとともに(ステップ210)、圧縮機
2のモータ巻線に対する通電加熱が実行される(ステッ
プ211)。
プ212のNO)、また停止指令がないまま(ステップ216
のNO)、圧縮機停止および燃焼停止の状態がタイマT
2の計時による所定時間tb(>ta)継続したとき
(ステップ209のYES)、外気温度センサ5で外気温
度Toが検知されるとともに(ステップ210)、圧縮機
2のモータ巻線に対する通電加熱が実行される(ステッ
プ211)。
【0120】この巻線加熱により、圧縮機2における冷
媒の寝込みが防止されるとともに、暖房サーモオンした
後の暖房の立上がりが早くなる。
媒の寝込みが防止されるとともに、暖房サーモオンした
後の暖房の立上がりが早くなる。
【0121】しかも、巻線加熱に際しては、外気温度T
oが低いほど通電量が大きく設定され、外気温度がそれ
ほど低くない状態では通電量が抑制される。これによ
り、電力の無駄の消費が防止され、省エネルギ効果が得
られる。外気温度Toに代えて室外熱交換器21の温度
を用いるようにしてもよい。
oが低いほど通電量が大きく設定され、外気温度がそれ
ほど低くない状態では通電量が抑制される。これによ
り、電力の無駄の消費が防止され、省エネルギ効果が得
られる。外気温度Toに代えて室外熱交換器21の温度
を用いるようにしてもよい。
【0122】他の作用は上記各実施例と同じである。
【0123】[14]なお、上記各実施例では、燃焼サ
イクル部として石油をエネルギ源とする石油燃焼サイク
ル部30を例に説明したが、エネルギ源に限定はなく、
ガス・重油・軽油など適宜に利用可能である。
イクル部として石油をエネルギ源とする石油燃焼サイク
ル部30を例に説明したが、エネルギ源に限定はなく、
ガス・重油・軽油など適宜に利用可能である。
【0124】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ヒ
ーポンサイクル部の運転および燃焼サイクル部の運転を
室内温度センサの検知温度と設定室内温度との差の大小
に応じて選択的に実行する構成としたので、ヒーポンサ
イクル部および燃焼サイクル部のそれぞれの特徴を活か
した最適な運転が可能な省エネルギ性にすぐれた空気調
和機を提供できる。
ーポンサイクル部の運転および燃焼サイクル部の運転を
室内温度センサの検知温度と設定室内温度との差の大小
に応じて選択的に実行する構成としたので、ヒーポンサ
イクル部および燃焼サイクル部のそれぞれの特徴を活か
した最適な運転が可能な省エネルギ性にすぐれた空気調
和機を提供できる。
【図1】各実施例の配管構成を示す図。
【図2】各同実施例の制御回路のブロック図。
【図3】各実施例の温度差に応じた運転ゾーンを示す
図。
図。
【図4】各同実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
ート。
【図5】第13実施例の配管構成を示す図。
【図6】第13実施例の作用を説明するためのフローチ
ャート。
ャート。
1…室外機 2…圧縮機 3,4…サイクル切換弁 5…外気温度センサ 6…MCU(室外制御部) 10…室内機 11…室内熱交換器 13…室内温度センサ 20…ヒーポンサイクル部 30…石油燃焼サイクル部 40…リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹林 寛仁 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 望月 武 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC02 CC03 CC04 CC19 DD06 DD07 EE02 EE08 3L092 MA01 NA14 PA11
Claims (21)
- 【請求項1】 冷媒を吸込みそれを圧縮して吐出する圧
縮機と、 この圧縮機から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出す
る室内熱交換器と、 この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上げ熱によ
り加熱するヒーポンサイクル部と、 前記室内熱交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃
焼サイクル部と、 前記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および前記燃焼サ
イクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイクル切換
弁と、 前記圧縮機、前記ヒーポンサイクル部、前記燃焼サイク
ル部、前記サイクル切換弁を有する室外機と、 外気温度を検知する外気温度センサと、 室内温度を検知する室内温度センサと、 この室内温度センサおよび前記室内熱交換器を有する室
内機と、 この室内機および前記室外機に設けられ、前記室内温度
センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、前記
サイクル切換弁を制御し且つ前記ヒーポンサイクル部の
運転および前記燃焼サイクル部の運転を選択的に実行す
るとともに、前記外気温度センサの検知温度が所定値以
下の場合には室内温度センサの検知温度と設定室内温度
センサとの差に関わりなく燃焼サイクル部の運転を実行
する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 冷媒を吸込みそれを圧縮して吐出する圧
縮機と、 この圧縮機から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出す
る室内熱交換器と、 この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上げ熱によ
り加熱するヒーポンサイクル部と、 前記室内熱交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃
焼サイクル部と、 前記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および前記燃焼サ
イクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイクル切換
弁と、 前記圧縮機、前記ヒーポンサイクル部、前記燃焼サイク
ル部、前記サイクル切換弁を有する室外機と、 室内温度を検知する室内温度センサと、 この室内温度センサおよび前記室内熱交換器を有する室
内機と、 前記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、 前記室内機および前記室外機に設けられ、前記室内温度
センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、前記
サイクル切換弁を制御し且つ前記ヒーポンサイクル部の
運転および前記燃焼サイクル部の運転を選択的に実行す
るとともに、前記熱交換器温度センサの検知温度が所定
値以下の場合に室内温度センサの検知温度と設定室内温
度センサとの差に関わりなく燃焼サイクル部の運転を実
行する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項3】 冷媒を吸込みそれを圧縮して吐出する圧
縮機と、 この圧縮機から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出す
る室内熱交換器と、 この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上げ熱によ
り加熱するヒーポンサイクル部と、 前記室内熱交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃
焼サイクル部と、 前記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および前記燃焼サ
イクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイクル切換
弁と、 前記圧縮機、前記ヒーポンサイクル部、前記燃焼サイク
ル部、前記サイクル切換弁を有する室外機と、 室内温度を検知する室内温度センサと、 この室内温度センサおよび前記室内熱交換器を有する室
内機と、 前記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、 前記室内機および前記室外機に設けられ、前記室内温度
センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、前記
サイクル切換弁を制御し且つ前記ヒーポンサイクル部の
運転および前記燃焼サイクル部の運転を選択的に実行す
るとともに、運転開始から所定時間経過時に前記熱交換
器温度センサの検知温度が所定値以下の場合には室内温
度センサの検知温度と設定室内温度センサとの差に関わ
りなく燃焼サイクル部の運転を実行する制御手段と、を
具備したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項4】 冷媒を吸込みそれを圧縮して吐出する圧
縮機と、 この圧縮機から吐出される冷媒の熱を室内空気に放出す
る室内熱交換器と、 この室内熱交換器を経た冷媒を外気からの汲上げ熱によ
り加熱するヒーポンサイクル部と、 前記室内熱交換器を経た冷媒を燃焼熱により加熱する燃
焼サイクル部と、 前記ヒーポンサイクル部への冷媒流通および前記燃焼サ
イクル部への冷媒流通とを切換えるためのサイクル切換
弁と、 前記圧縮機、前記ヒーポンサイクル部、前記燃焼サイク
ル部、前記サイクル切換弁を有する室外機と、 室内温度を検知する室内温度センサと、 この室内温度センサおよび前記室内熱交換器を有する室
内機と、 前記室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサ
と、 前記室内機および前記室外機に設けられ、前記室内温度
センサの検知温度と設定室内温度との差に応じて、前記
サイクル切換弁を制御し且つ前記ヒーポンサイクル部の
運転および前記燃焼サイクル部の運転を選択的に実行す
るとともに、運転中、所定時間における前記熱交換器温
度センサの検知温度の上昇変化量が所定値以下の場合に
室内温度センサの検知温度と設定室内温度センサとの差
に関わりなく燃焼サイクル部の運転を実行する制御手段
と、 を具備したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項5】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記ヒーポンサイクル部のエネルギ単価および前記燃焼
サイクル部のエネルギ単価を入力するための単価入力手
段を設け、 前記制御手段は、前記室内温度センサの検知温度と設定
室内温度との差がサイクル切換用の設定値より大きいと
き前記燃焼サイクル部を選択し、設定値以下のとき前記
ヒーポンサイクル部を選択するとともに、前記ヒーポン
サイクル部のエネルギ単価が前記燃焼サイクル部のエネ
ルギ単価よりも小さいとき、前記設定値を所定値大きく
する、 ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の空気調和機において、 前記ヒーポンサイクル部のエネルギ単価および前記燃焼
サイクル部のエネルギ単価を入力するための単価入力手
段を設け、 前記制御手段は、前記室内温度センサの検知温度と設定
室内温度との差がサイクル切換用の設定値より大きいと
き前記燃焼サイクル部を選択し、設定値以下のとき前記
ヒーポンサイクル部を選択するとともに、前記燃焼サイ
クル部のエネルギ単価が前記ヒーポンサイクル部のエネ
ルギ単価よりも小さいとき、前記設定値を所定値小さく
する、 ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の空気調和機において、 時計を設け、 前記制御手段は、前記室内温度センサの検知温度と設定
室内温度との差がサイクル切換用の設定値より大きいと
き前記燃焼サイクル部を選択し、設定値以下のとき前記
ヒーポンサイクル部を選択するとともに、前記時計の時
刻データに応じて前記設定値を変更する、 ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の空気調和機において、 外部機器からの電力消費抑制指令を受信する受信手段を
設け、 前記制御手段は、前記受信手段で電力消費抑制指令が受
信されると前記燃焼サイクル部と前記ヒーポンサイクル
部のうち、燃焼サイクル部を選択する、 ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の空気調和機において、 前記制御手段は、前回運転終了迄の前記ヒーポンサイク
ル部を用いた運転時間と前記燃焼サイクル部を用いた運
転時間を計測し、次回の運転開始時にはヒーポンサイク
ル部と燃焼サイクル部のうち、運転時間の多い側を選択
することを特徴とする空気調和機。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記室内機の吹き出し風の温度を検知する吹き出し温度
センサを設け、 前記制御手段は、前記吹き出し温度センサの検知温度が
所定値以下のとき、前記室内温度センサの検知温度と設
定室内温度センサとの差に関わりなく、前記燃焼サイク
ル部を選択する、 ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項11】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記燃焼サイクル部に用いる燃料の残量を検知する残量
センサを設け、 前記制御手段は、前記残量センサの検知残量が設定量以
下になると、前記サイクル切換用設定値を大きい値に変
換し、前記ヒーポンサイクル部の運転率を多くする、 ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項12】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記燃焼サイクル部に用いる燃料の残量を検知する残量
センサを設け、 前記制御手段は、前記残量センサの検知残量が設定量以
下になると、前記室内温度センサの検知温度と設定室内
温度センサとの差に関わりなく、前記燃焼サイクル部を
選択する、 ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
空気調和機において、 前記残量センサの検知残量が設定量以下の場合にその旨
を報知する報知手段を設けたことを特徴とする空気調和
機。 - 【請求項14】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記ヒーポンサイクル部および前記燃焼サイクル部の異
常を検出する異常検出手段を設け、 前記制御手段は、前記異常検出手段が異常を検出した場
合に、非異常側のサイクル部を用いた応急運転を実行す
る、 ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項15】 請求項14に記載の空気調和機におい
て、 前記制御手段による応急運転の実行の旨を報知する報知
手段を設けたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項16】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記ヒーポンサイクル部の運転および前記燃焼サイクル
部の運転のどちらを実行しているかを報知する報知手段
を設けたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項17】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記制御手段は、前記ヒーポンサイクル部の運転中にそ
のヒーポンサイクル部おける除霜運転の回数が設定回数
に達した場合、ヒーポンサイクル部の運転から前記燃焼
サイクル部の運転への切換を行うことを特徴とする空気
調和機。 - 【請求項18】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記燃焼サイクル部の運転時、前記室内温度センサの検
知温度と設定室内温度との差が所定値未満になると前記
圧縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を停止し、前
記室内温度センサの検知温度と設定室内温度との差が所
定値以上になると前記圧縮機の運転および燃焼サイクル
部の燃焼を再開する第1制御手段と、 この第1制御手段による停止が所定時間継続したとき、
前記サイクル切換弁への通電および前記燃焼サイクル部
の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、 前記第1制御手段による再開に際し、予めサイクル中の
冷媒を前記室内熱交換器に回収する冷媒回収制御手段
と、 を具備したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項19】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記燃焼サイクル部の運転時、前記室内温度センサの検
知温度と設定室内温度との差が所定値未満になると前記
圧縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を停止し、前
記室内温度センサの検知温度と設定室内温度との差が所
定値以上になると前記圧縮機の運転および燃焼サイクル
部の燃焼を再開する第2制御手段と、 この第1制御手段による停止が所定時間継続したとき、
前記サイクル切換弁への通電および前記燃焼サイクル部
の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、 前記第1制御手段による停止が前記所定時間より長い時
間継続したとき、前記圧縮機のモータ巻線に対する通電
加熱を実行する巻線加熱制御手段と、 前記第1制御手段による再開に際し、予めサイクル中の
冷媒を前記室内熱交換器に回収する冷媒回収制御手段
と、 を具備したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項20】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の空気調和機において、 前記燃焼サイクル部の運転時、前記室内温度センサの検
知温度と設定室内温度との差が所定値未満になると前記
圧縮機の運転および燃焼サイクル部の燃焼を停止し、前
記室内温度センサの検知温度と設定室内温度との差が所
定値以上になると前記圧縮機の運転および燃焼サイクル
部の燃焼を再開する第1制御手段と、 この第1制御手段による停止が所定時間継続したとき、
前記サイクル切換弁への通電および前記燃焼サイクル部
の電気部品への通電を遮断する第2制御手段と、 前記第1制御手段による停止が前記所定時間より長い時
間継続したとき、前記圧縮機のモータ巻線に対する通電
加熱を実行するとともに、その通電量を前記ヒーポンサ
イクル部の室外熱交換器温度または外気温度が低いほど
大きくする巻線加熱制御手段と、 前記第1制御手段による再開に際し、予めサイクル中の
冷媒を前記室内熱交換器に回収する冷媒回収制御手段
と、 を具備したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項21】 請求項18乃至請求項20のいずれか
に記載の空気調和機において、 前記冷媒回収制御手段は、停止が所定時間継続した後の
再開に際し、冷媒回収を行うことを特徴とする空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11090444A JP2000161752A (ja) | 1998-09-22 | 1999-03-31 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26841798 | 1998-09-22 | ||
JP10-268417 | 1998-09-22 | ||
JP11090444A JP2000161752A (ja) | 1998-09-22 | 1999-03-31 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000161752A true JP2000161752A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=26431923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11090444A Pending JP2000161752A (ja) | 1998-09-22 | 1999-03-31 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000161752A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009030937A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
JP2016195555A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 株式会社ニッポー | 温度管理システム |
JP2019143913A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御システム、ハイブリッドシステム、制御方法及び制御プログラム |
CN113531830A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-10-22 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于空调控制的方法、装置及空调 |
WO2023103528A1 (zh) * | 2021-12-06 | 2023-06-15 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于空调控制的方法、装置、空调及存储介质 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11090444A patent/JP2000161752A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009030937A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
JP2016195555A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | 株式会社ニッポー | 温度管理システム |
JP2019143913A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御システム、ハイブリッドシステム、制御方法及び制御プログラム |
CN113531830A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-10-22 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于空调控制的方法、装置及空调 |
WO2023103528A1 (zh) * | 2021-12-06 | 2023-06-15 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于空调控制的方法、装置、空调及存储介质 |
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