JP2000161509A - 流体制御バルブ及びバルブユニット及び燃料電池システム - Google Patents

流体制御バルブ及びバルブユニット及び燃料電池システム

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JP2000161509A
JP2000161509A JP10332597A JP33259798A JP2000161509A JP 2000161509 A JP2000161509 A JP 2000161509A JP 10332597 A JP10332597 A JP 10332597A JP 33259798 A JP33259798 A JP 33259798A JP 2000161509 A JP2000161509 A JP 2000161509A
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Kenji Kurita
健志 栗田
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペース化、低コスト化する。 【解決手段】 バルブ本体内部を駆動手段により直線運
動する弁体1で、流体の通流を制御する流体制御バルブ
において、前記バルブ本体に上下二つの弁座部2、3を
設け、前記弁座部に当接可能なシール部1a,1bを前
記弁体1に設け、前記上下の弁座部2、3の中間に流体
が通流できる中間通流部4を設け、前記バルブ本体の上
下の弁座部2、3の中間部に外部と連通する連通孔を設
け、前記バルブ本体の上部弁座部2より上部と前記バル
ブ本体の下部弁座部3より下部の少なくとも一方に外部
と連通する連通孔を設けたことを特徴とする流体制御バ
ルブ及びバルブユニット及び燃料電池システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体制御バルブ及び
バルブユニット及び燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】大気の汚染をできる限り減らすために自
動車の排ガス対策が重要になっており、その対策の一つ
として電気自動車が使用されているが、充電設備や走行
距離などの問題で普及に至っていない。
【0003】燃料電池は、水素と酸素を使用して電気分
解の逆反応で発電し、水以外の排出物がなくクリーンな
発電装置として注目されており、前記燃料電池を使用し
た自動車が最も将来性のあるクリーンな自動車であると
見られている。前記燃料電池の中でも固体高分子電解質
型燃料電池が低温で作動するため自動車用として最も有
望である。
【0004】前記固体高分子電解質型燃料電池システム
は、一般的に二つの電極(燃料極と酸化剤極)で固体高
分子電解質膜を挟んだ構造をしている多数のセルが積層
されている燃料電池スタック、前記燃料極側に燃料ガス
を供給する燃料ガス供給手段、前記酸化剤極側に酸化剤
ガスを供給する酸化剤ガス供給手段及び各種ガス配管
と、それらを制御する制御装置から構成されている。
【0005】前記燃料ガス供給手段として水素ボンベや
水素吸蔵合金タンクを用いた燃料電池システムもある
が、自動車等車載用では一般的に炭化水素系燃料を燃料
ガスに改質する改質装置が用いられている。炭化水素系
燃料は、水素よりエネルギー密度が大きいため単位体積
あたりの運転時間が長い利点がある。この利点は、自動
車等車載用では走行距離が長い利点となる。また、炭化
水素系燃料は、現在のガソリン貯蔵設備またはガス貯蔵
設備を、そのまま利用することができるので、燃料補給
システムの構築が容易である。
【0006】前記改質装置は、炭化水素系燃料と水を蒸
発させてガス化し、改質触媒(例えば、Pd触媒とCu
−Zn触媒等)に接触させて水素を主成分とする燃料ガ
スを製造する装置である。炭化水素系燃料としては、メ
タノール、エタノール、ガソリン等の液体燃料や天然ガ
ス、LPG等の気体燃料が考えられる。一般的には、コ
スト、取り扱い性及び改質特性の良さのためメタノール
が用いられる。
【0007】上記で製造された燃料ガスには、約0.5
〜1%の一酸化炭素が含まれており、そのまま燃料電池
スタックに供給すると燃料極の電極触媒を被毒し、前記
燃料電池スタックの電池性能を低下させる。前記電極触
媒の被毒を防止するため、前記改質装置内にCO低減部
を設け空気を供給して燃料ガス中の一酸化炭素を酸化し
て二酸化炭素に変換して除去し、一酸化炭素濃度が10
ppm以下になった燃料ガスを前記燃料電池スタックに
供給する。
【0008】前記燃料電池スタックは、前記燃料極側に
供給された燃料ガスと前記酸化剤極側に供給された酸化
剤ガスを使用して電気化学反応により発電する。
【0009】前記燃料電池スタックの発電を制御するた
め、前記燃料ガス及び前記酸化剤ガスの通流を制御する
必要があり、前記燃料ガス及び前記酸化剤ガスの管路上
にガスの通流を制御する開閉手段が設けられている。
【0010】従来技術1として、特開平8−12458
8号公報には、2個の切換バルブと3個の開閉バルブを
使用した燃料電池の運転制御装置が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1は、燃料ガス、酸化剤ガスの流れを制御するバルブ
を個別に多数配置しているので、各バルブの継手部及び
各バルブ間を連結する管路を含めたスペースが多く必要
であるので、燃料電池システムに必要なスペースが大き
くなる問題点がある。
【0012】本発明は上記課題を解決したもので、互い
に直接連結可能な流体制御バルブの構造を考案し、該流
体制御バルブを複数個連結したバルブユニットで燃料ガ
ス、酸化剤ガスなどの流体を制御する省スペースで低コ
ストの燃料電池システムを提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、バルブ本体
内部を駆動手段により直線運動する弁体で、流体の通流
を制御する流体制御バルブにおいて、前記バルブ本体に
上下二つの弁座部を設け、前記弁座部に当接可能なシー
ル部を前記弁体に設け、前記上下の弁座部の中間に流体
が通流できる中間通流部を設け、前記バルブ本体の上下
の弁座部の中間部に外部と連通する連通孔を設け、前記
バルブ本体の上部弁座部より上部と前記バルブ本体の下
部弁座部より下部の少なくとも一方に外部と連通する連
通孔を設けたことを特徴とする流体制御バルブである。
【0014】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0015】即ち、簡単な構造で、且つ2方弁、3方弁
を同じ構造で製造できるので、低コストの流体制御バル
ブができる効果を有する。また、互いの連通孔を直接連
結できる構造なので、バルブのユニット化ができる効果
を有する。
【0016】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記駆動手段が、空気の圧力
で弁体を駆動するエアオペレート駆動手段であることを
特徴とする請求項1記載の流体制御バルブである。
【0017】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0018】即ち、前記駆動手段の占める体積が小さい
ので小型の流体制御バルブができる効果を有する。ま
た、前記エアオペレート駆動手段に用いる電力が少ない
ので省電力化ができる効果を有する。
【0019】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、前記駆動手段が、ソレノイド
であることを特徴とする請求項1記載の流体制御バルブ
である。
【0020】上記第3の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0021】即ち、電気信号で直接制御できるので、流
体制御バルブの制御性が向上する。
【0022】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、前記駆動手段が、モータであ
ることを特徴とする請求項1記載の流体制御バルブであ
る。
【0023】上記第4の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0024】即ち、請求項3と同様、電気信号で直接制
御できるので、流体制御バルブの制御性が向上する。
【0025】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技
術的手段と称する。)は、バルブ本体内部を駆動手段に
より直線運動する弁体で、流体の通流を制御する流体制
御バルブにおいて、前記バルブ本体に上下二つの弁座部
を設け、前記弁座部に当接可能なシール部を前記弁体に
設け、前記上下の弁座部の中間に流体が通流できる中間
通流部を設け、前記バルブ本体の上下の弁座部の中間部
に外部と連通する連通孔を設け、前記バルブ本体の上部
弁座部より上部と前記バルブ本体の下部弁座部より下部
の少なくとも一方に外部と連通する連通孔を設け、該連
通孔が存在する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設け
られた連通孔シール部の存在する面が平面である流体制
御バルブ、駆動手段で直線運動する弁体と該弁体が当接
可能な弁座部、前記弁体と前記弁座部で形成された連通
弁口と外部を連通する二つの連通孔が設けられ、該連通
孔が存在する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設けら
れた連通孔シール部の存在する面が平面である流量制御
バルブ、スプリングの付勢力で弁座部に当接された弁体
と該弁体と前記弁座部で形成された連通弁口と外部を連
通する二つの連通孔が設けられ、該連通孔が存在する外
面の少なくとも該連通孔の周囲に設けられた連通孔シー
ル部の存在する面が平面である調圧弁のうち少なくとも
一種類を複数個、連結が必要な連通孔同士を当接させて
組み合わせたことを特徴とするバルブユニットである。
【0026】上記第5の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0027】即ち、複数個の流体制御バルブ、流量制御
バルブ、調圧弁を直接当接させて組み合わせることがで
きるので、継手部、各バルブ間の管路を省くことがで
き、省スペースで低コストのバルブユニットができる効
果を有する。
【0028】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項6において講じた技術的手段(以下、第6の技
術的手段と称する。)は、バルブ本体内部を駆動手段に
より直線運動する弁体で、流体の通流を制御する流体制
御バルブにおいて、前記バルブ本体に上下二つの弁座部
を設け、前記弁座部に当接可能なシール部を前記弁体に
設け、前記上下の弁座部の中間に流体が通流できる中間
通流部を設け、前記バルブ本体の上下の弁座部の中間部
に外部と連通する連通孔を設け、前記バルブ本体の上部
弁座部より上部と前記バルブ本体の下部弁座部より下部
の少なくとも一方に外部と連通する連通孔を設け、該連
通孔が存在する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設け
られた連通孔シール部の存在する面が平面である複数個
の流体制御バルブ、駆動手段で直線運動する弁体と該弁
体が当接可能な弁座部、前記弁体と前記弁座部で形成さ
れた連通弁口と外部を連通する二つの連通孔が設けら
れ、該連通孔が存在する外面の少なくとも該連通孔の周
囲に設けられた連通孔シール部の存在する面が平面であ
る流量制御バルブ、スプリングの付勢力で弁座部に当接
された弁体と該弁体と前記弁座部で形成された連通弁口
と外部を連通する二つの連通孔が設けられ、該連通孔が
存在する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設けられた
連通孔シール部の存在する面が平面である調圧弁のうち
少なくとも一種類を複数個、連結が必要な連通孔同士を
当接させて組み合わせたバルブユニットで燃料ガス、酸
化剤ガス、パージガスの少なくとも一つを制御すること
を特徴とする燃料電池システムである。
【0029】上記第6の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0030】即ち、継手部、各バルブ間の管路を省くこ
とができ、省スペースで低コストのバルブユニットを使
用しているので、省スペースで低コストの燃料電池がで
きる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。
【0032】図1は、本発明の第1実施例のバルブユニ
ットの断面図である。本第1実施例のバルブユニット
は、流体制御バルブ10、20、30、40及び三方分
岐部8、9から構成されている。
【0033】前記流体制御バルブ10は、バルブ本体1
0a、弁体1、スプリング7、上蓋部5a、下蓋部28
から構成されている。前記バルブ本体10aには、上下
二つの弁座部2、3が設けられている。該弁座部2、3
の中間部の中間部に流体が通流できる中間通流部4が設
けられている。
【0034】前記弁座部3より下部の前記バルブ本体1
0aに、該前記バルブ本体10aの外部に連通する連通
孔11が設けられている。前記弁座部2、3の中間部の
前記バルブ本体10aに、前記バルブ本体10aの外部
に連通する連通孔12が設けられている。
【0035】前記連通孔11、12が存在する前記バル
ブ本体10aの外面は平面である。前記連通孔11が存
在する前記バルブ本体10aの外面の前記連通孔11の
周囲には、連通孔シール部11aが設けられている。前
記連通孔12が存在する前記バルブ本体10aの外面の
前記連通孔12の周囲には、連通孔シール部12aが設
けられている。
【0036】前記上蓋部5aには、制御用空気供給口6
が設けられている。該制御用空気供給口6及び前記上蓋
部5aと前記弁体1の間の空間部でエアオペレート駆動
手段であるエアオペレート駆動部5を構成している。前
記スプリング7は前記下蓋部28で保持され、弁体1を
上方に押し上げる付勢力を与えている。
【0037】前記流体制御バルブ40は、左右逆向きに
接続されているが、前記流体制御バルブ10と同じ構造
である。
【0038】前記流体制御バルブ20は、バルブ本体2
0a、弁体1、スプリング7、上蓋部5a、下蓋部28
から構成されている。前記バルブ本体20aには、上下
二つの弁座部2、3が設けられている。該弁座部2、3
の中間部の中間部に流体が通流できる中間通流部4が設
けられている。
【0039】前記弁座部3より下部の前記バルブ本体2
0aに、該前記バルブ本体20aの外部に連通する連通
孔14が設けられている。前記弁座部2、3の中間部の
前記バルブ本体20aに、該バルブ本体20aの外部に
連通する連通孔13が設けられている。前記弁座部2よ
り上部の前記バルブ本体20aに、該前記バルブ本体2
0aの外部に連通する連通孔15が設けられている。
【0040】前記連通孔13、14、15が存在する前
記バルブ本体20aの外面は平面である。前記連通孔1
3が存在する前記バルブ本体20aの外面の前記連通孔
13の周囲には、連通孔シール部13aが設けられてい
る。前記連通孔15が存在する前記バルブ本体20aの
外面の前記連通孔15の周囲には、連通孔シール部15
aが設けられている。図示されていないが、前記連通孔
14が存在する前記バルブ本体20aの外面の前記連通
孔14の周囲には、連通孔シール部が設けられている。
【0041】前記上蓋部5aには、制御用空気供給口6
が設けられている。該制御用空気供給口6及び前記上蓋
部5aと前記弁体1の間の空間部でエアオペレート駆動
手段であるエアオペレート駆動部5を構成している。前
記スプリング7は前記下蓋部28で保持され、弁体1を
上方に押し上げる付勢力を与えている。
【0042】前記流体制御バルブ30は、バルブ本体3
0a、弁体1、スプリング7、上蓋部5a、下蓋部28
から構成されている。
【0043】前記バルブ本体30aには、上下二つの弁
座部2、3が設けられている。該弁座部2、3の中間部
に流体が通流できる中間通流部4が設けられている。
【0044】前記弁座部3より下部の前記バルブ本体3
0aに、該前記バルブ本体30aの外部に連通する連通
孔17が設けられている。前記弁座部2、3の中間部の
前記バルブ本体30aに、該バルブ本体30aの外部に
連通する連通孔18が設けられている。前記弁座部2よ
り上部の前記バルブ本体30aに、該前記バルブ本体3
0aの外部に連通する連通孔16が設けられている。
【0045】前記連通孔16、17、18が存在する前
記バルブ本体30aの外面は平面である。前記連通孔1
6が存在する前記バルブ本体30aの外面の前記連通孔
16の周囲には、連通孔シール部16aが設けられてい
る。前記連通孔18が存在する前記バルブ本体30aの
外面の前記連通孔18の周囲には、連通孔シール部18
aが設けられている。図示されていないが、前記連通孔
17が存在する前記バルブ本体30aの外面の前記連通
孔17の周囲には、連通孔シール部が設けられている。
【0046】前記上蓋部5aには、制御用空気供給口6
が設けられている。該制御用空気供給口6及び前記上蓋
部5aと前記弁体1の間の空間部でエアオペレート駆動
手段であるエアオペレート駆動部5を構成している。前
記スプリング7は前記下蓋部28で保持され、弁体1を
上方に押し上げる付勢力を与えている。この流体制御バ
ルブ30は、前記流体制御バルブ20と、鏡像の関係に
ある構造であり、図に垂直な面の連通孔が反対の位置に
設けられた構造である。
【0047】前記三方分岐部8は、貫通孔19と該貫通
孔19の中央部から該貫通孔19の直角方向の前記三方
分岐部8の外部に連通する連通孔21が設けられてい
る。前記貫通孔19及び前記連通孔21が存在する前記
三方分岐部8の外面は平面である。前記貫通孔19が存
在する前記三方分岐部8の外面の前記貫通孔19の周囲
には、貫通孔シール部19a、19bが設けられてい
る。
【0048】前記三方分岐部9は、貫通孔22と該貫通
孔22の中央部から該貫通孔22の直角方向の前記三方
分岐部9の外部に連通する連通孔23が設けられてい
る。前記貫通孔22及び前記連通孔23が存在する前記
三方分岐部9の外面は平面である。前記貫通孔22が存
在する前記三方分岐部9の外面の前記貫通孔22の周囲
には、貫通孔シール部22a、22bが設けられてい
る。
【0049】本第1実施例のバルブユニットは、三方分
岐部8、流体制御バルブ10、20、30、三方分岐部
9、流体制御バルブ40の順に結合されている。
【0050】前記三方分岐部8の貫通孔19と前記流体
制御バルブ10の連通孔11は当接して連結し、貫通孔
シール部19bと連通孔シール部11aで流体をシール
している。前記流体制御バルブ10の連通孔12と前記
流体制御バルブ20の連通孔13は当接して連結し、互
いの連通孔シール部12a,13aで流体をシールして
いる。
【0051】前記流体制御バルブ20の連通孔15と前
記流体制御バルブ30の連通孔16は当接して連結し、
互いの連通孔シール部15a,16aで流体をシールし
ている。前記流体制御バルブ30の連通孔18と前記三
方分岐部9の貫通孔22は当接して連結し、連通孔シー
ル部18aと貫通孔シール部22aで流体をシールして
いる。前記三方分岐部9の貫通孔22と前記流体制御バ
ルブ40の連通孔12は当接して連結し、貫通孔シール
部22bと連通孔シール部12aで流体をシールしてい
る。
【0052】前記三方分岐部8の貫通孔19の前記流体
制御バルブ10の連通孔11と反対側は、外部の配管と
連結している。前記三方分岐部8の連通孔21、前記流
体制御バルブ20の連通孔14、前記流体制御バルブ3
0の連通孔17、前記三方分岐部9の連通孔23及び前
記流体制御バルブ40の連通孔11は、それぞれ外部の
配管と連結している。
【0053】流体の流れる方向は、図の左から右への方
向である。前記三方分岐部8の貫通孔19または連通孔
21から供給された流体は、前記流体制御バルブ10の
連通孔11に供給される。前記流体制御バルブ10のバ
ルブ本体10aの弁座部3と弁体1のシール部1bは、
スプリング7の付勢力により当接しているので、前記流
体は、ここで遮断されている。
【0054】前記流体制御バルブ10の上蓋部5aに設
けられた制御用空気供給口6から空気が供給されると、
前記弁体1はスプリング7の付勢力に抗して押し下げら
れ、前記バルブ本体10aの弁座部2と前記弁体1のシ
ール部1aが当接する。前記バルブ本体10aの弁座部
3と前記弁体1のシール部1bの間が開放されるので、
流体は、前記連通孔11から中間通流部4、連通孔12
を通って流体制御バルブ20の連通孔13へ供給され
る。
【0055】前記連通孔13に供給された流体は、前記
流体制御バルブ20の中間通流部4、連通孔15を通っ
て流体制御バルブ30の連通孔16に供給される。
【0056】前記流体制御バルブ20の上蓋部5aに設
けられた制御用空気供給口6から空気が供給されると、
前記流体制御バルブ20の弁体1はスプリング7の付勢
力に抗して押し下げられ、前記バルブ本体20aの弁座
部2と前記弁体1のシール部1aが当接し、連通孔15
への流体の供給を遮断する。
【0057】一方、前記バルブ本体20aの弁座部3と
前記弁体1のシール部1bの間が開放されるので、流体
は、前記連通孔13から中間通流部4、連通孔14を通
って外部の管路へ供給される。
【0058】前記連通孔16に供給された流体は、前記
流体制御バルブ30の中間通流部4、連通孔18を通っ
て三方分岐部9の貫通孔22に供給される。
【0059】前記流体制御バルブ30の上蓋部5aに設
けられた制御用空気供給口6から空気が供給されると、
前記流体制御バルブ30の弁体1はスプリング7の付勢
力に抗して押し下げられ、前記バルブ本体30aの弁座
部2と前記弁体1のシール部1aが当接し、連通孔16
への流体の供給を遮断する。
【0060】一方、前記バルブ本体20aの弁座部3と
前記弁体1のシール部1bの間が開放されるので、前記
流体制御バルブ30の連通孔17から供給された流体が
中間通流部4、前記連通孔18を通って三方分岐部9の
貫通孔22に供給される。
【0061】前記貫通孔22に供給された流体は、前記
三方分岐部9の連通孔23を通って外部の管路へ供給さ
れると同時に、流体制御バルブ40の連通孔12に供給
される。前記流体制御バルブ10のバルブ本体10aの
弁座部3と弁体1のシール部1bは、スプリング7の付
勢力により当接しているので、前記流体は、ここで遮断
されている。
【0062】前記流体制御バルブ10の上蓋部5aに設
けられた制御用空気供給口6から空気が供給されると、
前記弁体1はスプリング7の付勢力に抗して押し下げら
れ、前記バルブ本体10aの弁座部2と前記弁体1のシ
ール部1aが当接する。前記バルブ本体10aの弁座部
3と前記弁体1のシール部1bの間が開放されるので、
流体は、前記連通孔12から連通孔11を通って外部の
管路へ供給される。
【0063】本第1実施例のバルブユニットは、二つの
開閉バルブ、二つの三方切替バルブと三方分岐部を組み
合わせてあるが、継手部、バルブ間を連結する配管を全
く使用していない。このため、省スペース化が実現で
き、低コストになっている。
【0064】本第1実施例の流体制御バルブは、開閉バ
ルブである流体制御バルブ10、40も三方切替バルブ
である流体制御バルブ20、30もほぼ同じ構造をして
いるので、部品を共通化することができ、低コストに製
造できる。
【0065】また、本第1実施例の流体制御バルブ1
0、20、30、40は、駆動手段としてエアオペレー
ト駆動手段を使用しているので、駆動手段の占める体積
が小さく、小型化できる。更に、前記エアオペレート駆
動手段は、消費電力が小さいので省電力かできる。
【0066】図2は、本発明の第2実施例のバルブユニ
ットの断面図である。本第2実施例のバルブユニット1
00は、三方分岐部8、流体制御バルブ10、20の順
に連結され、前記第1実施例の図1の左半分と同じ構成
である。従って、同じ部位には同じ符号を付け、重複す
る説明は省略する。
【0067】図3は、本発明の第2実施例のバルブユニ
ット100を備えた燃料電池システム図である。本燃料
電池システムは、改質装置60、燃料電池スタック6
5、バーナ69、ターボアシストコンプレッサ70及び
前記バルブユニット100から構成されている。
【0068】前記改質装置60は、燃焼部54、蒸発部
55、改質部56及びCO低減部57から構成されてい
る。前記燃焼部54は、メタノールタンク52とメタノ
ールポンプP3を介して連結している。前記燃焼部54
はまた、エアーコンプレッサ53と管路を介して連結し
ている。前記蒸発部は、水タンク51、メタノールタン
ク52とそれぞれ水タンクP1、メタノールポンプP2
を介して連結している。
【0069】前記CO低減部57の燃料ガス出口74と
前記バルブユニット100の三方分岐部8の貫通孔19
は、燃料ガス管路75を介して連結している。前記三方
分岐部8の連通孔21は、開閉バルブ64を介して大気
に通じている。
【0070】前記バルブユニット100の流体制御バル
ブ20の連通孔15は、燃料電池スタック65の燃料ガ
ス供給口65aと連結している。前記燃料電池スタック
65の燃料ガス排出口65cは、逆止弁68を介してバ
ーナ69の燃料ガス供給口69aと連結している。前記
バルブユニット100の流体制御バルブ20の連通孔1
4は、前記バーナ69の燃料ガス供給口69dと連結し
ている。
【0071】前記バルブユニット100の流体制御バル
ブ10の制御用空気供給口6は、小型三方切替弁62を
介してエアーコンプレッサ61と連結している。前記バ
ルブユニット100の流体制御バルブ20の制御用空気
供給口6は、小型三方切替弁63を介してエアーコンプ
レッサ61と連結している。
【0072】ターボアシストコンプレッサ70は、ター
ビン71、モータ72、コンプレッサ73から構成され
ている。前記バーナ69の排ガス排出口69eは、前記
ターボアシストコンプレッサ70のタービン71と連結
している。
【0073】前記コンプレッサ73は、流量制御バルブ
58を介して改質装置60の改質部56と連結し、流量
制御バルブ59を介して改質装置60のCO低減部57
と連結している。また、前記コンプレッサ73は三方切
替バルブ66を介して前記燃料電池スタック65の空気
供給口65b及び前記バーナ69の空気供給口69cと
連結している。前記燃料電池スタック65の空気排出口
65dは、逆止弁67を介して前記バーナ69の空気供
給口69bと連結している。
【0074】燃料電池システムが起動されると、メタノ
ールタンク52からメタノールポンプP3によりメタノ
ールが改質装置60の燃焼部54に供給される。ターボ
アシストコンプレッサ70のモータ72も起動されてコ
ンプレッサ73が起動される。同時にエアーコンプレッ
サ53、61も起動される。
【0075】前記燃焼部54に供給されたメタノール
は、前記エアーコンプレッサ53から供給された空気を
助燃剤として燃焼し、蒸発部55を加熱する。
【0076】水タンク51から水ポンプP1により水
が、またメタノールタンク52からメタノールポンプP
2によりメタノールが改質装置60の蒸発部55に供給
される。供給された水とメタノールは、前記改質装置6
0の蒸発部55で気化され改質部56に送られる。
【0077】前記改質部56では、水とメタノールの蒸
気はターボアシストコンプレッサ70のコンプレッサ7
3から流量制御バルブ58を介して送られた空気と混合
され、改質触媒(例えば、Pd触媒とCu−Zn触媒
等)により水素を主成分とする燃料ガスに改質されCO
低減部57に送られる。
【0078】前記燃料ガスは一酸化炭素を0.5〜1%
含んでおり、前記CO低減部57のCO除去触媒(例え
ば、Pt触媒等)により一酸化炭素を前記コンプレッサ
73から流量制御バルブ59を介して送られた空気で酸
化してCOに変え、一酸化炭素濃度を10ppm以下
にして燃料ガス管路75に送る。
【0079】小型三方切替弁62を所定時間、コンプレ
ッサ61、流体制御バルブ10の制御用空気供給口6間
だけを通流できるようにして、該制御用空気供給口6に
空気を供給する。該空気の圧力により前記流体制御バル
ブ10の弁体1がスプリング7の付勢力に抗して押し下
げられ、連通孔11と連通孔12が連通する。
【0080】その後、前記小型三方切替弁62の前記コ
ンプレッサ61、制御用空気供給口6間の通流を遮断し
ても、前記制御用空気供給口6内の圧力が保持されてい
るので、前記連通孔11と前記連通孔12は連通したま
まに保持される。
【0081】前記燃料ガス管路75に送られた燃料ガス
は、貫通孔19、前記連通孔11、前記連通孔12を通
り、流体制御バルブ20の連通孔13に供給される。
【0082】起動直後においては改質部56の温度が十
分上昇していないため、前記改質装置60から排出され
る燃料ガスの一酸化炭素濃度は所定濃度(例えば、10
ppm)以下になっていない。
【0083】一酸化炭素濃度が高い時は、小型三方切替
弁63を所定時間、コンプレッサ61、流体制御バルブ
20の制御用空気供給口6間だけを通流できるようにし
て、該制御用空気供給口6に空気を供給する。該空気の
圧力により前記流体制御バルブ20の弁体1がスプリン
グ7の付勢力に抗して押し下げ、前記連通孔13と連通
孔15を遮断し前記連通孔13と連通孔14が連通す
る。
【0084】その後、前記小型三方切替弁63の前記コ
ンプレッサ61、制御用空気供給口6間の通流を遮断し
ても、前記制御用空気供給口6内の圧力が保持されてい
るので、前記連通孔13と前記連通孔14は連通したま
まに保持される。
【0085】これにより、一酸化炭素濃度が高い前記燃
料ガスはバーナ69に供給される。この時、三方切替弁
66は前記バーナ69側に切り替えられているので、コ
ンプレッサ73から空気が前記バーナ69に送られる。
前記バーナ69は、前記燃料ガスをコンプレッサ73か
ら送られた空気を助燃剤にして燃焼する。
【0086】前記バーナ69の排ガスはターボアシスト
コンプレッサ70のタービン71に送られ、該タービン
41を回転する。前記タービン41の回転により前記コ
ンプレッサ73が回転されるので、前記モータ72の負
荷が低減され、電力が節約できる。補助電力が限られて
いる自動車等車載用の燃料電池システムでは、この効果
は重要である。
【0087】一酸化炭素濃度が所定濃度以下になった
ら、前記小型三方切替弁63を前記流体制御バルブ20
の制御用空気供給口6と大気だけを連通するように切り
替えて、前記制御用空気供給口6中の空気圧を抜く。こ
れにより前記流体制御バルブ20の弁体1はスプリング
7の付勢力で押し上げられているので、前記連通孔13
と連通孔15が連通し、該連通孔13と連通孔14が遮
断されている。
【0088】これにより、燃料ガスが前記燃料電池スタ
ック65の燃料ガス供給口65aから前記燃料電池スタ
ック65の燃料極側に送られる。同時に、三方切替弁6
6を前記燃料電池スタック65側に切り替え、空気が前
記燃料電池スタック65の空気供給口65bから前記燃
料電池スタック65の酸化剤極側に送られる。
【0089】前記燃料電池スタック65では、送られた
燃料ガスと空気を用いて電気化学反応により発電する。
前記燃料電池スタック65では燃料ガス中の水素は10
0%利用されることはなく、およそ80%の利用率であ
る。前記燃料電池スタック65で利用されなかった未利
用燃料ガスは、燃料ガス排出口65cから排出され、バ
ーナ69の燃料ガス供給口69aに送られる。
【0090】一方、前記燃料電池スタック65には、過
剰の空気を送っているので未利用空気が空気排出口65
dから排出され、前記バーナ69の空気供給口69bに
送られる。
【0091】前記バーナ69では、前記燃料電池スタッ
ク65から送られた未利用燃料ガスと未利用空気で燃焼
する。前記バーナ69の排ガスはターボアシストコンプ
レッサ70のタービン71に送られ、該タービン71を
回転する。これで、燃料電池システムは定常運転状態に
なる。
【0092】前記タービン71の回転により前記コンプ
レッサが回転されるので、前記モータ72の負荷が低減
され、電力が節約できる。前記燃料電池システムの定常
運転時には、未利用燃料ガスの燃焼エネルギーが十分あ
るので、前記モータを動かす必要がなくなり前記モータ
は停止される。
【0093】三方切替部8の連通孔21と連結している
開閉バルブ64は、燃料ガス中で凝縮した凝縮水を外部
に放出するために設けられている。前記開閉バルブ64
を必要に応じて開き、前記凝縮水を外部に放出する。
【0094】本第2実施例の燃料電池システムを停止す
るときは、まず小型三方切替弁63を所定時間、コンプ
レッサ61、流体制御バルブ20の制御用空気供給口6
間だけを通流できるようにして、該制御用空気供給口6
に空気を供給する。該空気の圧力により前記流体制御バ
ルブ20の弁体1がスプリング7の付勢力に抗して押し
下げ、前記連通孔13と連通孔15を遮断し前記連通孔
13と連通孔14が連通する。
【0095】その後、前記小型三方切替弁63の前記コ
ンプレッサ61、制御用空気供給口6間の通流を遮断し
ても、前記制御用空気供給口6内の圧力が保持されてい
るので、前記連通孔13と前記連通孔14は連通したま
まに保持される。
【0096】次に、改質装置60を停止し、小型三方切
替弁62を前記流体制御バルブ10の制御用空気供給口
6と大気だけを連通するように切り替えて、前記流体制
御バルブ10の制御用空気供給口6中の空気圧を抜く。
これにより前記流体制御バルブ10の弁体1はスプリン
グ7の付勢力で押し上げられているので、連通孔11と
連通孔12が遮断される。
【0097】本第2実施例では、二つの流体制御バルブ
を当接して連結しているので、継手部や配管が省略で
き、そのスペースも節約できるため、省スペース化と低
コスト化を実現している。また、流量制御バルブの弁体
の駆動手段として、消費電力の小さいエアオペレート駆
動手段を使用しているので、電力が節約できる。
【0098】なお、多数の流体制御バルブを当接して、
更に省スペース化と低コスト化を実現することができ
る。
【0099】図4は、本発明の第3実施例のバルブユニ
ットの断面図である。本第3実施例のバルブユニット
は、三方分岐部8、流体制御バルブ10A、20Aの順
に連結され、前記第2実施例と同じ構成である。従っ
て、同じ部位には同じ符号を付け、重複する説明は省略
する。
【0100】本第3実施例のバルブユニットは、前記流
体制御バルブ10A、20Aの弁体1の駆動手段に、ソ
レノイド24を使用している。前記ソレノイド24は、
電気信号で直接制御できるので、流体制御バルブの制御
性を向上することができる。
【0101】図5は、本発明の第4実施例のバルブユニ
ットの断面図である。本第4実施例のバルブユニット
は、三方分岐部8、流体制御バルブ10B、20Bの順
に連結され、前記第2実施例と同じ構成である。従っ
て、同じ部位には同じ符号を付け、重複する説明は省略
する。
【0102】本第4実施例のバルブユニットは、前記流
体制御バルブ10A、20Aの弁体1の駆動手段に、モ
ータ25を使用している。前記モータ25は、電気信号
で直接制御できるので、流体制御バルブの制御性を向上
することができる。
【0103】図6は、本発明の第5実施例のバルブユニ
ットの断面図である。本第5実施例のバルブユニット
は、流体制御バルブ10Bと流量制御バルブ50を連結
している。前記流体制御バルブ10Bは、前記第4実施
例と同じ構成である。従って、同じ部位には同じ符号を
付け、重複する説明は省略する。
【0104】前記流量制御バルブ50は、バルブ本体8
1、弁体84及びモータ25により構成されている。前
記バルブ本体81は、弁座部85が設けられている。ま
た、前記バルブ本体81には、該バルブ本体81の外部
に連通する連通孔82、83が設けられている。
【0105】前記連通孔82、83が存在する前記バル
ブ本体81の外面は平面である。前記連通孔82が存在
する前記バルブ本体81の外面の前記連通孔82の周囲
には、連通孔シール部82aが設けられている。前記連
通孔83が存在する前記バルブ本体81の外面の前記連
通孔83の周囲には、連通孔シール部83aが設けられ
ている。
【0106】前記弁体84は、前記モータ25に連結さ
れ、該モータ25により上下に直線運動する。前記弁体
84には、前記弁座部85に当接可能なシール部87が
設けられている。該シール部87と前記弁座部85によ
り連通弁口86が形成されている。
【0107】前記流体制御バルブ10Bの弁体1Bが前
記モータ25によりスプリング7の付勢力に抗して押し
下げられると、バルブ本体10aの弁座部3と前記弁体
1Bのシール部1bの間が開放され、連通孔11と連通
孔12が連通し流体が前記流量制御バルブ50の連通孔
82に供給される。
【0108】前記流量制御バルブ50では、モータ25
により弁体84が上下することにより、連通弁口86の
間隔が変化し、流体の流量を制御し、連通孔83から該
連通孔83と連結した外部配管に前記流体を供給する。
【0109】開閉バルブである前記流体制御バルブ10
Bと前記流量制御バルブ50を直接連結しているので、
継手部、連結配管が必要なく、省スペースで低コストで
ある。前記流体制御バルブ10Bの替わりに、流体制御
バルブ20Bを使用すれば、三方切替バルブと流量制御
バルブを直接連結することができる。
【0110】図7は、本発明の第6実施例のバルブユニ
ットの断面図である。本第5実施例のバルブユニット
は、流体制御バルブ10Bと調圧弁90を連結してい
る。前記流体制御バルブ10Bは、前記第4実施例と同
じ構成である。従って、同じ部位には同じ符号を付け、
重複する説明は省略する。
【0111】前記調圧弁90は、弁本体98、弁体93
及びスプリング94から構成されている。前記弁本体9
8は、弁座部95が設けられている。また、前記弁本体
98には、該弁本体98の外部に連通する連通孔91、
92が設けられている。
【0112】前記連通孔91、92が存在する前記弁本
体98の外面は平面である。前記連通孔91が存在する
前記弁本体98の外面の前記連通孔91の周囲には、連
通孔シール部91aが設けられている。前記連通孔92
が存在する前記弁本体98の外面の前記連通孔92の周
囲には、連通孔シール部92aが設けられている。
【0113】前記弁体93には、前記弁座部95に当接
可能なシール部96が設けられている。前記弁体93
は、前記スプリング94により前記弁座部95と前記シ
ール部96が当接する方向に付勢されている。前記シー
ル部96と前記弁座部95により連通弁口97が形成さ
れている。
【0114】前記流体制御バルブ10Bの弁体1Bが前
記モータ25によりスプリング7の付勢力に抗して押し
下げられると、バルブ本体10aの弁座部3と前記弁体
1Bのシール部1bの間が開放され、連通孔11と連通
孔12が連通し流体が前記前記調圧弁90の連通孔91
に供給される。
【0115】前記調圧弁90では、前記連通孔91に供
給された流体の圧力が、前記スプリング94の付勢力に
打ち勝つ圧力になると、前記弁体93が前記連通孔91
側と反対方向に動く。前記流体の圧力と前記スプリング
94の付勢力により決まる間隔だけ、前記連通弁口97
が開放され、連通孔92から該連通孔92と連結した外
部配管に前記流体を供給する。即ち、前記調圧弁90
は、前記スプリング94の付勢力により流体の圧力を調
節している。
【0116】開閉バルブである前記流体制御バルブ10
Bと前記調圧弁90は直接連結しているので、継手部、
連結配管が必要なく、省スペースで低コストである。前
記流体制御バルブ10Bの替わりに、流体制御バルブ2
0Bを使用すれば、三方切替バルブと調圧弁を直接連結
することができる。
【0117】
【発明の効果】以上のように、本発明は、バルブ本体内
部を駆動手段により直線運動する弁体で、流体の通流を
制御する流体制御バルブにおいて、前記バルブ本体に上
下二つの弁座部を設け、前記弁座部に当接可能なシール
部を前記弁体に設け、前記上下の弁座部の中間に流体が
通流できる中間通流部を設け、前記バルブ本体の上下の
弁座部の中間部に外部と連通する連通孔を設け、前記バ
ルブ本体の上部弁座部より上部と前記バルブ本体の下部
弁座部より下部の少なくとも一方に外部と連通する連通
孔を設けたことを特徴とする流体制御バルブ及び前記連
通孔が存在する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設け
られた連通孔シール部の存在する面が平面である前記流
体制御バルブ、駆動手段で直線運動する弁体と該弁体が
当接可能な弁座部、前記弁体と前記弁座部で形成された
連通弁口と外部を連通する二つの連通孔が設けられ、該
連通孔が存在する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設
けられた連通孔シール部の存在する面が平面である流量
制御バルブ、スプリングの付勢力で弁座部に当接された
弁体と該弁体と前記弁座部で形成された連通弁口と外部
を連通する二つの連通孔が設けられ、該連通孔が存在す
る外面の少なくとも該連通孔の周囲に設けられた連通孔
シール部の存在する面が平面である調圧弁のうち少なく
とも一種類を複数個、連結が必要な連通孔同士を当接さ
せて組み合わせたことを特徴とするバルブユニット及び
該バルブユニットで燃料ガス、酸化剤ガス、パージガス
の少なくとも一つを制御することを特徴とする燃料電池
システムであるので、低コストでユニット化が可能な流
体制御バルブができ、継手部、各バルブ間の管路を省い
た省スペースで低コストのバルブユニットができ、継手
部、各バルブ間の管路を省いた省スペースで低コストの
燃料電池システムができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のバルブユニットの断面図
【図2】本発明の第2実施例のバルブユニットの断面図
【図3】本発明の第2実施例のバルブユニットを備えた
燃料電池システム図
【図4】本発明の第3実施例のバルブユニットの断面図
【図5】本発明の第4実施例のバルブユニットの断面図
【図6】本発明の第5実施例のバルブユニットの断面図
【図7】本発明の第6実施例のバルブユニットの断面図
【符号の説明】 1、1A,1B…弁体 1a,1b…シール部 2、3…弁座部 4…中間通流部 5…エアオペレート駆動部(エアオペレート駆動手段) 10a、20a、30a、40a…バルブ本体 10、20、30、40、10A、20A、10B、2
0B…流体制御バルブ 11、12、13、14、15、16、17、18…連
通孔 11a 、12a 、13a 、14a 、15a 、16
a 、17a 、18a …連通孔シール部 24…ソレノイド 25…モータ 50…流量制御バルブ 65…燃料電池スタック 81…弁本体 82、83…連通孔 82a、83b…連通孔シール部 84…弁体 85…弁座部 86…連通弁口 87…シール部 90…調圧弁 91、92…連通孔 91a、92b…連通孔シール部 93…弁体 94…スプリング 95…弁座部 96…シール部 97…連通弁口 98…弁本体 100…バルブユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体内部を駆動手段により直線運
    動する弁体で、流体の通流を制御する流体制御バルブに
    おいて、前記バルブ本体に上下二つの弁座部を設け、前
    記弁座部に当接可能なシール部を前記弁体に設け、前記
    上下の弁座部の中間に流体が通流できる中間通流部を設
    け、前記バルブ本体の上下の弁座部の中間部に外部と連
    通する連通孔を設け、前記バルブ本体の上部弁座部より
    上部と前記バルブ本体の下部弁座部より下部の少なくと
    も一方に外部と連通する連通孔を設けたことを特徴とす
    る流体制御バルブ。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が、空気の圧力で弁体を駆
    動するエアオペレート駆動手段であることを特徴とする
    請求項1記載の流体制御バルブ。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段が、ソレノイドであること
    を特徴とする請求項1記載の流体制御バルブ。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段が、モータであることを特
    徴とする請求項1記載の流体制御バルブ。
  5. 【請求項5】 バルブ本体内部を駆動手段により直線運
    動する弁体で、流体の通流を制御する流体制御バルブに
    おいて、前記バルブ本体に上下二つの弁座部を設け、前
    記弁座部に当接可能なシール部を前記弁体に設け、前記
    上下の弁座部の中間に流体が通流できる中間通流部を設
    け、前記バルブ本体の上下の弁座部の中間部に外部と連
    通する連通孔を設け、前記バルブ本体の上部弁座部より
    上部と前記バルブ本体の下部弁座部より下部の少なくと
    も一方に外部と連通する連通孔を設け、該連通孔が存在
    する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設けられた連通
    孔シール部の存在する面が平面である流体制御バルブ、
    駆動手段で直線運動する弁体と該弁体が当接可能な弁座
    部、前記弁体と前記弁座部で形成された連通弁口と外部
    を連通する二つの連通孔が設けられ、該連通孔が存在す
    る外面の少なくとも該連通孔の周囲に設けられた連通孔
    シール部の存在する面が平面である流量制御バルブ、ス
    プリングの付勢力で弁座部に当接された弁体と該弁体と
    前記弁座部で形成された連通弁口と外部を連通する二つ
    の連通孔が設けられ、該連通孔が存在する外面の少なく
    とも該連通孔の周囲に設けられた連通孔シール部の存在
    する面が平面である調圧弁のうち少なくとも一種類を複
    数個、連結が必要な連通孔同士を当接させて組み合わせ
    たことを特徴とするバルブユニット。
  6. 【請求項6】 バルブ本体内部を駆動手段により直線運
    動する弁体で、流体の通流を制御する流体制御バルブに
    おいて、前記バルブ本体に上下二つの弁座部を設け、前
    記弁座部に当接可能なシール部を前記弁体に設け、前記
    上下の弁座部の中間に流体が通流できる中間通流部を設
    け、前記バルブ本体の上下の弁座部の中間部に外部と連
    通する連通孔を設け、前記バルブ本体の上部弁座部より
    上部と前記バルブ本体の下部弁座部より下部の少なくと
    も一方に外部と連通する連通孔を設け、該連通孔が存在
    する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設けられた連通
    孔シール部の存在する面が平面である複数個の流体制御
    バルブ、駆動手段で直線運動する弁体と該弁体が当接可
    能な弁座部、前記弁体と前記弁座部で形成された連通弁
    口と外部を連通する二つの連通孔が設けられ、該連通孔
    が存在する外面の少なくとも該連通孔の周囲に設けられ
    た連通孔シール部の存在する面が平面である流量制御バ
    ルブ、スプリングの付勢力で弁座部に当接された弁体と
    該弁体と前記弁座部で形成された連通弁口と外部を連通
    する二つの連通孔が設けられ、該連通孔が存在する外面
    の少なくとも該連通孔の周囲に設けられた連通孔シール
    部の存在する面が平面である調圧弁のうち少なくとも一
    種類を複数個、連結が必要な連通孔同士を当接させて組
    み合わせたバルブユニットで燃料ガス、酸化剤ガス、パ
    ージガスの少なくとも一つを制御することを特徴とする
    燃料電池システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009151990A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2009151989A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
KR100974742B1 (ko) * 2008-06-26 2010-08-06 현대자동차주식회사 수소 공급 시스템의 일체형 압력 조절 액츄에이터 어셈블리
US8343680B2 (en) 2006-11-16 2013-01-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system

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