JP2000161247A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JP2000161247A
JP2000161247A JP10333892A JP33389298A JP2000161247A JP 2000161247 A JP2000161247 A JP 2000161247A JP 10333892 A JP10333892 A JP 10333892A JP 33389298 A JP33389298 A JP 33389298A JP 2000161247 A JP2000161247 A JP 2000161247A
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pump
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drive shaft
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Naruhito Kato
成仁 加藤
Sadayuki Kadona
貞行 門奈
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーターと、内部に駆動ギヤと従動ギヤが納
装されたポンプと、モーターの回転軸とポンプの駆動軸
とを連結する軸継手と、ポンプをモータの回転軸側の面
に取着する取付部材とからなるギヤポンプにおいて、回
転軸と駆動軸の同軸度を確保するとともに、構造を簡単
化し、製造コストも抑えたギヤポンプを提供する。 【解決手段】 回転軸ガイド部7と軸継手3と駆動軸ガ
イド部8の軸心が同軸上に位置するように、その内部に
軸継手3が挿入されるとともに両端に回転軸ガイド部7
と駆動軸ガイド部8とが嵌合されるガイド部材9が取付
部材4と分離して設けられ、ガイド部材9の鍔部9cが
取付部材4の基台4bに設けた、ガイド部材9の鍔部9
cの外径よりも若干大きい径の穴20に嵌合され、ガイ
ド部材9がモーター1の回転軸5側の面18とポンプ2
の駆動軸ガイド部8の取付部材4側に取着したシール部
材26を介してポンプケース12にて保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体の噴出又は吸い
込み装置として用いられるギヤポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のギヤポンプは、図7及び図8に示
すようにモーター1とポンプ2、及びモーター1の回転
軸5とポンプ2の駆動軸6とを連結する軸継手3と、軸
継手3を保持し、且つポンプ2をモーター1に取着する
取付部材30とから構成される。そして、取付部材30
には一端にモーター1の回転軸ガイド部7を嵌め込むガ
イド部31aを有し、他端にポンプ2の駆動軸ガイド部
8を嵌め込むガイド部31bを有するガイド部材31が
取付部材30の外周部に連続して設けられている。
【0003】ガイド部材31は取付部材30の一部分
で、取付部材30の外周部とつながっているため、取付
部材30が合成樹脂の場合には、部品成形時の収縮によ
る変形、歪み、倒れを生じ、ガイド部31a及び31b
の軸心がずれ、ガイド部31a及び31bにて位置決め
される回転軸5と駆動軸6の同軸度が低下する。これを
改善するために、試作時のガイド部31a及び31bの
軸心のずれを測定し、ガイド部31a及び31bの内面
にそれぞれ複数の突起を設け、その高さを調節して、回
転軸5と駆動軸6の軸心の位置を合わせてから量産を行
う必要がある。しかし、樹脂のロット、環境条件等によ
る収縮状態の差異により、量産時には同軸度が低下する
ことは避けられず、不良率が高くなる。
【0004】これを防止するために、アニール処理を行
い、精密加工機による後加工で同軸度を確保することは
可能であるが、コスト面で折り合わない。また、取付部
材30が金属製の場合、精密加工機による加工が必要で
あり、非常に高価となる。加えて、加工時の熱による変
形、歪み、倒れを防止するために、加工条件の管理等を
行わなければならず、これもコストを上昇させる。
【0005】一方、回転軸5と駆動軸6とを連結する軸
継手3についても軸心のずれを吸収する能力が不十分で
あるため、回転軸5と駆動軸6の軸心のずれを吸収でき
ず、この軸心のずれがポンプ効率を低下させる原因にな
っている。そして、軸心のずれを吸収するために軸継手
3の柔軟性を高めると、軸継手3に挿入されている回転
軸5、及び駆動軸6の回転運動により、軸継手3が磨耗
して耐久性が低下してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、回転軸と駆動軸の同軸度を確
保するとともに、構造を簡単化し、製造コストも抑えた
ギヤポンプを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、モー
ター1と、内部に駆動ギヤ14と従動ギヤ15が納装さ
れたポンプ2と、モーター1の回転軸5とポンプの駆動
軸6とを連結する軸継手3と、ポンプ2をモータ1の回
転軸5側の面に取着する取付部材4とからなるギヤポン
プにおいて、モーター1の回転軸5側の面18にはその
軸心が回転軸5の軸心と同軸上にある回転軸ガイド部7
が突設され、ポンプ2の取付部材4側の面19にはその
軸心が駆動軸6の軸心と同軸上にある駆動軸ガイド部8
が突設され、回転軸ガイド部7と軸継手3と駆動軸ガイ
ド部8の軸心が同軸上に位置するように、その内部に軸
継手3が挿入されるとともに両端に回転軸ガイド部7と
駆動軸ガイド部8とが嵌合されるガイド部材9が取付部
材4と分離して設けられ、ガイド部材9の鍔部9cが取
付部材4の基台4bに設けた、ガイド部材9の鍔部9c
の外径よりも若干大きい径の穴20に嵌合され、ガイド
部材9がモーター1の回転軸5側の面18と、ポンプ2
の駆動軸ガイド部8の取付部材4側に取着したシール部
材26を介してポンプケース12にて保持されることに
特徴を有するものである。
【0008】上記発明によれば、ガイド部材9が取付部
材4から分離独立していて部品製作時に取付部材4の外
周部の影響を受けないため、回転軸5と駆動軸6との同
軸度を確保することができ、加えてガイド部材9を製作
するのが容易化する。
【0009】また、本発明は、モーター1と、内部に駆
動ギヤ14と従動ギヤ15が納装されたポンプ2と、モ
ーター1の回転軸5とポンプの駆動軸6とを連結する軸
継手3と、ポンプ2をモータ1の回転軸5側の面に取着
する取付部材4とからなるギヤポンプにおいて、モータ
ー1の回転軸5側の面18にはその軸心が回転軸5の軸
心と同軸上にある回転軸ガイド部7が突設され、ポンプ
2の取付部材4側の面19にはその軸心が駆動軸6の軸
心と同軸上にある駆動軸ガイド部8が突設され、回転軸
ガイド部7と軸継手3と駆動軸ガイド部8の軸心が同軸
上に位置するように、その内部に軸継手3が挿入される
とともに両端に回転軸ガイド部7と駆動軸ガイド部8が
嵌合されるガイド部材9が設けられ、ガイド部材9が取
付部材4に対して少なくともポンプ2の駆動軸6の軸心
の直角方向に動きうるように、取付部材4とガイド部材
9との間に可撓性のある材質で成る複数の連結部17を
設けたことに特徴を有している。
【0010】上記発明によれば、ガイド部材9を駆動軸
6の軸心の直角方向に動かすことができるのに加えて、
取付部材4とガイド部材9を単一部品とすることができ
るため、組立作業時の工数を減らすことができる。
【0011】また、本発明は上記連結部17が円弧状の
薄肉の弾性片25にて形成されたことに特徴を有してい
る。
【0012】上記発明によれば、ガイド部材9を円弧状
の薄肉の弾性片25の半径方向、すなわち、駆動軸6の
軸心の直角方向及び円弧状の薄肉の弾性片25の周方向
に動かすことができる。
【0013】また、本発明はモーター1の回転軸5と、
軸継手3と、駆動軸6を一体化したことに特徴を有して
いる。
【0014】上記発明によれば、モーター1の回転軸5
とポンプ2の駆動軸6との伝達損失がなくなり、高効率
のポンプを実現でき、加えて部品点数を減らすことがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図1乃
至図6に基づいて説明する。
【0016】本発明のギヤポンプは図1に示すようにモ
ーター1とポンプ2と軸継手3と、取付部材4とガイド
部材9とから主に構成される。
【0017】モーター1においては、回転軸5がモータ
ーケース11の面18から突設され、この回転軸5の基
部の周りに円柱状の回転軸ガイド部7が突設されてい
る。また、モーターケース11の回転軸5側の面18に
は取付部材4を取着するための雌ネジ部21が設けられ
ている。
【0018】ポンプ2においては、駆動軸6をガイドす
る円筒状の駆動軸ガイド部8がポンプケース12の底部
12aからポンプケース12の外側に向けて突設される
とともに、底部12aからポンプケース12の内側に向
けて従動軸16が突設されている。ポンプケース12内
には駆動ギヤ14と従動ギヤ15が納装され、駆動軸6
はその一端を駆動ギヤ14に圧入させてから駆動軸ガイ
ド部8に挿通させてポンプケース12の外側に突設させ
てあり、一方の従動軸16は従動ギヤ15に挿通させて
ある。また、ポンプケース12の四隅には蓋13をポン
プケース12に取着するとともに、ポンプ2を取付部材
4に取着するための孔24が設けられている。尚、駆動
軸ガイド部8の取付部材4側にはシール部材26が駆動
軸6を挿通させた後、取着される。
【0019】取付部材4は、円筒部4aと基台4bから
構成され、基台4bにはガイド部材9の鍔部9cの外径
よりも若干大きい径の穴20が設けられている。穴20
の外周部にはモーターケース12の雌ネジ部21に対応
する孔23が設けてあるとともに、ポンプ2の孔24に
対応する雌ネジ部22が設けてある。
【0020】ガイド部材9は図2(b)に示すように中
心に駆動軸6が挿通できる円状の穴を有した円板状の鍔
部9cと、鍔部9cの両側にそれぞれ突設された円筒状
のガイド部9a,9bとから構成され、ガイド部9a及
びガイド部9bはモーター1の回転軸ガイド部7の軸心
とポンプ2の駆動軸ガイド部8の軸心が1/100mm
オーダーで同軸上にくるように設計されている。
【0021】軸継手3は図2(c)に示すようにその両
端に回転軸挿入部3aと駆動軸挿入部3bが設けてあ
り、回転軸5及び駆動軸6が挿通されて、夫々の軸心が
1/100mmオーダーで同軸上にくるように設計され
ている。
【0022】次にギヤポンプの組立について説明する。
【0023】先ずモーター1の回転軸5を軸継手3の回
転軸挿入部3aに挿通して、モーター1と軸継手3とを
一体化した後、モーター回転軸ガイド部7をガイド部材
9のガイド部9aに嵌め込む。それから、取付部材4の
基台4bに設けられた穴20にガイド部材9の鍔部9c
を嵌め込んで、取付部材4の円筒部4aにてガイド部材
9のガイド部9aの外周部を覆い、取付部材4の基台4
bに設けた孔23にネジ(図示せず)を挿通して、モー
ター1の回転軸5側の面18に設けた雌ネジ部21と締
結し、取付部材4をモーター1に取着する。その後、ポ
ンプ2の駆動軸ガイド部8をガイド部材9のガイド部9
bに嵌め込んで、駆動軸6を軸継手3の駆動軸挿入部3
bに挿通し、ネジ(図示せず)にてポンプケース12に
蓋13を取着するとともに、ポンプ2を取付部材4に取
着することで、ガイド部材9の両端の端面がモーター1
の回転軸5側の面18と、ポンプ2の駆動軸ガイド部8
の取付部材4側に取着したシール部材26を介してポン
プケース12にて保持される。
【0024】このようにして組み上がったギヤポンプ
は、モーター1の回転出力が回転軸5、軸継手3及び駆
動軸6により駆動ギヤ14とこの駆動ギヤ14に噛み合
う従動ギヤ15とに伝えられ、駆動ギヤ14と従動ギヤ
15の回転によって吸水口32から吸い込んだ水を加圧
して送水口33から送り出す。
【0025】上記実施形態では、ガイド部材9と取付部
材4とを分離独立させたことにより、ガイド部材9及び
取付部材4の形状が単純化し、部品製作が容易化し、製
造コストも安価にすることができる。殊に従来のように
ガイド部材31と取付部材30とを一体化したものであ
って、合成樹脂で形成されているもののように、部品成
形時の取付部材30の外周部の収縮により生じるガイド
部材の変形、歪み、倒れ等の不良がなくなるので、回転
軸ガイド部7と駆動軸ガイド部8の軸心を同軸上に位置
決めするガイド部材9の精度が出しやすい。そして、回
転軸ガイド部7と駆動軸ガイド部8の軸心が同軸上にく
るように位置決めするガイド部材9と、モーター1とポ
ンプ2を結合する取付部材4とが分離独立して互いに干
渉されないために、従来のガイド部材31と取付部材3
0とが一体化されたものの場合に生じていた取付部材3
0の取付位置誤差による回転軸5と駆動軸6の軸心のず
れをなくすことができ、回転軸5と駆動軸6との同軸度
を確保することができる。
【0026】次に他の実施形態の例を図3に示す。本例
においては、取付部材4及びガイド部材9は可撓性のあ
る合成樹脂などの材質からなり、ガイド部材9の鍔部9
cと取付部材4の基台4bとが、半円弧状の薄肉の弾性
片25にて連結されるように一体成形されている。この
ように取付部材4とガイド部材9を単一部品とすること
で、部品点数を減らすことができ、その結果、組立工数
も減らすことができ、コスト低減を図ることができる。
また、ガイド部材9の基台9cと取付部材4の基台4b
とが、半円弧状の薄肉の弾性片25にて連結されている
ので、先の実施形態の例と同様に、半円弧状の薄肉の弾
性片25の半径方向、すなわち、駆動軸6の直角方向、
更には半円弧状の薄肉の弾性片25の周方向にガイド部
材9を動かすことができる。
【0027】次に他の実施形態の例を図4に示す。本例
は前記実施形態の一例と同様に、取付部材4及びガイド
部材9は可撓性のある合成樹脂などの材質からなり、ガ
イド部材9の鍔部9cと取付部材4の基台4bとが、半
円弧状の薄肉の弾性片25にて連結されるように一体成
形されており、半円弧状の薄肉の弾性片25の半径方
向、すなわち、駆動軸6の軸心の直角方向、更には半円
弧状の薄肉の弾性片25の周方向にガイド部材9を動か
すことができるようになっている。そして、この構造に
おいてはモーターの回転軸ガイド部7と駆動軸ガイド部
8の軸心を合わせることができるので、モーターの回転
軸5と、軸継手3と、駆動軸6とを一体化させることが
できる。このように軸継手3を省き、モーター1の回転
軸5で直接ポンプ2を駆動する構造とすることで、回転
軸5と駆動軸6との伝達損失をなくすことができ、高効
率のポンプを実現するとともに、部品点数を減らすこと
ができ、その結果、製造コストを低減することができ
る。尚、この構成は、図1乃至図4に示す実施形態の例
にも適用できる。
【0028】また、本例では、回転軸ガイド部7をモー
ターケース11の外側に突設させた構造としたが、図5
に示すように回転軸ガイド部7をモーターケース11の
回転軸5側の面18よりも内側に窪んで設けた場合にも
上述の構成は適用できる。
【0029】また、図6に示すように駆動軸ガイド部8
とシール部材26の半径方向に隙間を設け、この隙間に
ガイド部材9のガイド部9bを挿入して成る構成におい
ても上述の構成は適用できる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、モーターと、内部に駆動ギヤと従動ギヤを有するポ
ンプと、モーターの回転軸とポンプの駆動軸とを連結す
る軸継手と、ポンプをモータの回転軸側の面に取着する
取付部材とからなるギヤポンプにおいて、モーターの回
転軸側の面にはその軸心が回転軸の軸心と同軸上にある
回転軸ガイド部が突設され、ポンプの取付部材側の面に
はその軸心が駆動軸の軸心と同軸上にある駆動軸ガイド
部が突設され、回転軸ガイド部と軸継手と駆動軸ガイド
部の軸心が同軸上に位置するように、その内部に軸継手
が挿入されるとともに両端に回転軸ガイド部と駆動軸ガ
イド部とが嵌合されるガイド部材が取付部材と分離して
設けられ、ガイド部材の鍔部が取付部材の基台に設け
た、ガイド部材の鍔部の外径よりも若干大きい径の穴に
嵌合され、ガイド部材がモーターの回転軸側の面と、ポ
ンプの駆動軸ガイド部の取付部材側に取着したシール部
材を介してポンプケースにて保持される構成とすること
で、ガイド部材と取付部材が分離独立した部品としたた
めガイド部材及び取付部材の形状を単純化でき、その結
果、部品製作が容易化し、製造コストも低減することが
できる。殊に従来のガイド部材と取付部材とを一体化し
たギヤポンプのように、部品成形時に取付部材の外周部
の収縮により生じるガイド部材の変形、歪み、倒れ等の
不良がなくなるので、回転軸ガイド部と駆動軸ガイド部
の軸心を同軸上に位置決めするガイド部材の精度が出し
やすくなる。そして、回転軸ガイド部と駆動軸ガイド部
の軸心が同軸上にくるように位置決めするガイド部材
と、モーターとポンプを結合する取付部材とが分離独立
して互いに干渉されないために、従来のガイド部材と取
付部材とが一体化されたものの場合に生じていた取付部
材の取付位置誤差による回転軸と駆動軸の軸心のずれを
なくすことができ、回転軸と駆動軸との同軸度を確保す
ることができる。
【0031】請求項2記載の発明にあっては、モーター
と、内部に駆動ギヤと従動ギヤが納装されたポンプと、
モーターの回転軸とポンプの駆動軸とを連結する軸継手
と、ポンプをモータの回転軸側の面に取着する取付部材
とからなるギヤポンプにおいて、モーターの回転軸側の
面にはその軸心が回転軸の軸心と同軸上にある回転軸ガ
イド部が突設され、ポンプの取付部材側の面にはその軸
心が駆動軸の軸心と同軸上にある駆動軸ガイド部が突設
され、回転軸ガイド部と軸継手と駆動軸ガイド部の軸心
が同軸上に位置するように、その内部に軸継手が挿入さ
れるとともに両端に回転軸ガイド部と駆動軸ガイド部が
嵌合されるガイド部材が設けられ、ガイド部材が取付部
材に対して少なくともポンプの駆動軸の軸心の直角方向
に動きうるように、取付部材とガイド部材との間に可撓
性のある材質で成る複数の連結部を設けた構成とするこ
とで、ガイド部材を駆動軸の軸心の直角方向に動かすこ
とができるので回転軸と駆動軸の同軸度が確保できるの
に加えて、取付部材とガイド部材を単一部品とすること
ができるため、組立作業時の工数を減らすことができ、
その結果、製造コストを低減させることができる。
【0032】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、請求項2記載の連結部が円
弧状の薄肉の弾性片にて形成された構成とすることで、
ガイド部材を円弧状の薄肉の弾性片の半径方向、すなわ
ち、駆動軸の軸心の直角方向及び円弧状の薄肉の弾性片
の周方向に動かすことができるので回転軸と駆動軸の同
軸度をより精度良く確保できる。
【0033】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
乃至3記載の発明の効果に加えて、モーターの回転軸
と、軸継手と、駆動軸を一体化した構成とすることで、
モーターの回転軸とポンプの駆動軸との伝達損失がなく
なり、高効率のポンプを実現することができ、加えて部
品点数を減らすことができるので、製造コストの低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略斜視図である。
【図2】(a)は同上の側面図(一部断面図)、(b)
はガイド部材の断面図、(c)は軸継手の断面図であ
る。
【図3】(a)は同上の他の実施形態の側面図(一部断
面図)、(b)は取付部材の基台のポンプ取付側の平面
図である。
【図4】同上の更に他の実施形態の側面図(一部断面
図)である。
【図5】同上の更に他の実施形態の側面図(一部断面
図)である。
【図6】同上の更に他の実施形態の側面図(一部断面
図)である。
【図7】従来例の概略斜視図である。
【図8】従来例の側面図(一部断面図)である。
【符号の説明】
1 モーター 2 ポンプ 3 軸継手 4 取付部材 4b 基台 5 回転軸 6 駆動軸 7 回転軸ガイド部 8 駆動軸ガイド部 9 ガイド部材 9c 鍔部 12 ポンプケース 14 駆動ギヤ 15 従動ギヤ 17 連結部 18 面 19 面 20 穴 25 弾性片 26 シール部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月14日(1999.6.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】上記実施形態では、ガイド部材9と取付部
材4とを分離独立させたことにより、ガイド部材9及び
取付部材4の形状が単純化し、部品製作が容易化し、製
造コストも安価にすることができる。殊に従来のように
ガイド部材31と取付部材30とを一体化したものであ
って、合成樹脂で形成されているもののように、部品成
形時の取付部材の外周部の収縮により生じるガイド部材
の変形、歪み、倒れ等の不良がなくなるので、回転軸ガ
イド部7と駆動軸ガイド部8の軸心を同軸上に位置決め
するガイド部材9の精度が出しやすい。そして、回転軸
ガイド部7と駆動軸ガイド部8の軸心が同軸上にくるよ
うに位置決めするガイド部材9と、モーター1とポンプ
2を結合する取付部材4とが分離独立して互いに干渉さ
れないために、従来のガイド部材31と取付部材30と
が一体化されたものの場合に生じていた取付部材30の
取付位置誤差による回転軸5と駆動軸6の軸心のずれを
なくすことができ、回転軸5と駆動軸6との同軸度を確
保することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】次に他の実施形態の例を図3に示す。本例
においては、取付部材4及びガイド部材9は可撓性のあ
る合成樹脂などの材質からなり、ガイド部材9と取付部
材4の基台4bとが、2つの連結部17、すなわち、2
つの半円弧状の薄肉の弾性片25にて連結されるように
一体成形されている。このように取付部材4とガイド部
材9を単一部品とすることで、部品点数を減らすことが
でき、その結果、組立工数も減らすことができ、コスト
低減を図ることができる。また、ガイド部材9と取付部
材4の基台4bとが、2つの半円弧状の薄肉の弾性片2
5にて連結されているので、先の実施形態の例と同様
に、半円弧状の薄肉の弾性片25の半径方向、すなわ
ち、駆動軸6の直角方向、更には半円弧状の薄肉の弾性
片25の周方向にガイド部材9を動かすことができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】次に他の実施形態の例を図4に示す。本例
は前記実施形態の一例と同様に、取付部材4及びガイド
部材9は可撓性のある合成樹脂などの材質からなり、ガ
イド部材9と取付部材4の基台4bとが、2つの連結部
17、すなわち、2つの半円弧状の薄肉の弾性片25に
て連結されるように一体成形されており、半円弧状の薄
肉の弾性片25の半径方向、すなわち、駆動軸6の軸心
の直角方向、更には半円弧状の薄肉の弾性片25の周方
向にガイド部材9を動かすことができるようになってい
る。そして、この構造においてはモーターの回転軸ガイ
ド部7と駆動軸ガイド部8の軸心を合わせることができ
るので、モーターの回転軸5と、軸継手3と、駆動軸6
とを一体化させることができる。このように軸継手3を
省き、モーター1の回転軸5で直接ポンプ2を駆動する
構造とすることで、回転軸5と駆動軸6との伝達損失を
なくすことができ、高効率のポンプを実現するととも
に、部品点数を減らすことができ、その結果、製造コス
トを低減することができる。尚、この構成は、図1乃至
図4に示す実施形態の例にも適用できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H041 AA01 BB02 CC15 CC20 DD10 DD21 DD33 DD38 3H044 AA01 BB02 CC01 CC14 CC19 DD09 DD18 DD19 DD23 DD28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターと、内部に駆動ギヤと従動ギヤ
    が納装されたポンプと、モーターの回転軸とポンプの駆
    動軸とを連結する軸継手と、ポンプをモータの回転軸側
    の面に取着する取付部材とからなるギヤポンプにおい
    て、モーターの回転軸側の面にはその軸心が回転軸の軸
    心と同軸上にある回転軸ガイド部が突設され、ポンプの
    取付部材側の面にはその軸心が駆動軸の軸心と同軸上に
    ある駆動軸ガイド部が突設され、回転軸ガイド部と軸継
    手と駆動軸ガイド部の軸心が同軸上に位置するように、
    その内部に軸継手が挿入されるとともに両端に回転軸ガ
    イド部と駆動軸ガイド部が嵌合されるガイド部材が取付
    部材と分離して設けられ、ガイド部材の鍔部が取付部材
    の基台に設けた、ガイド部材の鍔部の外径よりも若干大
    きい径の穴に嵌合され、ガイド部材がモーターの回転軸
    側の面と、ポンプの駆動軸ガイド部の取付部材側に取着
    したシール部材を介してポンプケースにて保持されるこ
    とを特徴とするギヤポンプ。
  2. 【請求項2】 モーターと、内部に駆動ギヤと従動ギヤ
    が納装されたポンプと、モーターの回転軸とポンプの駆
    動軸とを連結する軸継手と、ポンプをモータの回転軸側
    の面に取着する取付部材とからなるギヤポンプにおい
    て、モーターの回転軸側の面にはその軸心が回転軸の軸
    心と同軸上にある回転軸ガイド部が突設され、ポンプの
    取付部材側の面にはその軸心が駆動軸の軸心と同軸上に
    ある駆動軸ガイド部が突設され、回転軸ガイド部と軸継
    手と駆動軸ガイド部の軸心が同軸上に位置するように、
    その内部に軸継手が挿入されるとともに両端に回転軸ガ
    イド部と駆動軸ガイド部が嵌合されるガイド部材が設け
    られ、ガイド部材が取付部材に対して少なくともポンプ
    の駆動軸の軸心の直角方向に動きうるように、取付部材
    とガイド部材との間に可撓性のある材質で成る複数の連
    結部を設けたことを特徴とするギヤポンプ。
  3. 【請求項3】 上記連結部が円弧状の薄肉の弾性片にて
    形成されたことを特徴とする請求項2記載のギヤポン
    プ。
  4. 【請求項4】 モーターの回転軸と、軸継手と、駆動軸
    を一体化したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のギヤポンプ。
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