JP2000158903A - ブレーキ機構付き脚輪 - Google Patents

ブレーキ機構付き脚輪

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JP2000158903A
JP2000158903A JP10339549A JP33954998A JP2000158903A JP 2000158903 A JP2000158903 A JP 2000158903A JP 10339549 A JP10339549 A JP 10339549A JP 33954998 A JP33954998 A JP 33954998A JP 2000158903 A JP2000158903 A JP 2000158903A
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brake
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sensor
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Akio Inoue
昭夫 井上
Hiroyuki Yamada
浩之 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性、安全性に優れたブレーキ機構付きの脚
輪を提供する 【解決手段】機能性流体を用いたブレーキ機構24を車
輪21に取り付け脚輪とする。特に機能性流体として電
気粘性流体あるいは磁気粘性流体を用い、移動体と前方
の物体との距離を検出するセンサ31からの信号に応じ
て機能性流体を変化させてブレーキ機構が作動するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】本発明は、車輪を有する脚
輪に関し、特に、移動時や停止時の安全性がより向上す
るようにしたものであり、運搬車、台車(可搬の家具、
装置等)、乳母車等に幅広く利用することができる。
【0002】
【従来の技術】車輪の付いた脚輪は古くから簡便な移動
体の補助手段として、各種の運搬用台車、可搬の装置、
設備あるいは旅行ケース、歩行器等に使用されている。
これらの脚輪の内、小型の脚輪には一般に移動速度や停
止位置を調整するブレーキが取り付けられることは少な
く、確実な一時停止や長期の固定が必要な場合に機械的
なロックが取り付けられる程度である。
【0003】移動速度や停止位置の調整が必要な脚輪に
は、機械式あるいは油空圧式のブレーキレバーを手動で
操作して機械的な摩擦力でブレーキがかかるようにした
ものもある。周囲の状況をセンサ等で関知してその信号
に基づいてモータ等のアクチュエータが作動してブレー
キがかかるようにしたもの(例えば、特開平7−184
966号公報参照)や、車輪の回転によって発生する電
流を用いて磁気ブレーキが自動的にかかるようにしたも
の(例えば、Remotex社製「MCW」)等もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】移動速度や停止位置の
調整を可能とした上記のような脚輪には、次のような問
題点がある。即ち、ブレーキレバー等の手動操作でブレ
ーキがかかるものは、体力あるいは判断力の弱った高齢
者や障害者には安全な取り扱いが難しくなる。センサ信
号に基づいてアクチュエータが作動してブレーキがかか
るものは、機構が複雑で嵩も高くなり実用には向かな
い。車輪の回転速度に比例して電磁ブレーキがかかるも
のは、速い速度での移動には余分のエネルギーが必要と
なる。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、コンパ
クトな機構で安全に移動速度や停止位置の調整ができる
ブレーキ機構付き脚輪を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】近年、レオロジー的特
性、例えば粘性や弾性が電場や磁場等の外部刺激により
大きく変化し、その変化が瞬間的でかつ可逆的である機
能性流体が開発されてきた。例えば、電場により変化す
る電気粘性流体(ER流体)、磁場により変化する磁気
粘性流体(MR流体)、電場にも磁場にも応答して変化
する電気磁気粘性磁流体(EMR流体)等があげられ
る。本発明者等はこれらの流体を用いたブレーキ機構に
注目し、これを脚輪に応用することにより、移動速度や
停止位置の調整ができる安全性の高い脚輪を実現できる
のではと考え、検討を重ねた結果本発明に到達した。
【0007】即ち、上記目的を達成するために、請求項
1に係る発明であるブレーキ機構付き脚輪は、機能性流
体を用いたブレーキ機構を有し、前記機能性流体の状態
を所定のセンサ出力に基づいて制御するようにした。ま
た、上記目的を達成するために、請求項2に係る発明
は、上記請求項1に係る発明であるブレーキ機構付き脚
輪において、前記所定のセンサは、当該ブレーキ機構付
き脚輪が取り付けられた移動体若しくはその利用者の状
態を検出するセンサであり、そのセンサ出力が所定のし
きい値を越えた場合に前記機能性流体の状態を変化させ
て制動力を発生させるようになっている。
【0008】そして、請求項3に係る発明は、上記請求
項2に係る発明であるブレーキ機構付き脚輪において、
前記所定のセンサは、前記移動体若しくはその利用者の
動き、姿勢又は衝突危険性に関する物理量を検出するセ
ンサである。ここで、本発明における脚輪とは、固定軸
を中心に軸受けを介して回転する円盤状の部材あるいは
その組み合わせからなる車輪(図4、図5参照)、また
は、回転軸を持つ円盤状の部材あるいはその組み合わせ
からなる車輪(図2、図6参照)を備えていて、固定軸
または回転軸を支持した状態で車輪が自由に回転できる
ようにしたものである。
【0009】このような脚輪は、通常、一台の架台に2
個以上、一般には4個取り付けられており、本発明の機
能性流体を用いたブレーキ機構が取り付けられた脚輪
は、それらの一部あるいは全部の脚輪に取り付けられる
ことで効果を示す。機能性流体を用いたブレーキ機構と
しては、支持されている回転軸、あるいは固定軸を有す
る円盤状部材及び多重円筒状部材を組み合わせたユニッ
ト(回転側部材)と、その回転軸が回転自在に支持され
た、または固定軸が支持されたユニット(支持側部材)
とを組み合わせて構成され、かつ組み合わされたユニッ
ト同士の間隙に機能性流体を充填したものがある。
【0010】例えば、回転軸を持つ円盤に固定された外
筒と内筒からなる回転体(回転側部材)と、その回転体
を回転自在に支持する軸受ユニット(支持側部材)との
間の間隙に機能性流体が充填されたもの(図1参照)、
あるいは回転中心軸を持つ複数枚の円盤(回転側部材)
と、その軸受けユニット(支持側部材)との組み合わせ
からなりその間隙に機能性流体が充填されたもの(図6
参照)、あるいは中心に固定軸を有する円盤(回転側部
材)とその固定軸を中心に回転する軸受けユニット(支
持側部材)の間隙に機能性流体が充填されたもの(図
4、図5参照)等があり、その機能性流体の粘性が、電
場や磁場、剪断速度等の外部刺激により変化して、他方
の円筒あるいは円盤の回転を静止あるいは抑制する機構
を備えるもの等が考えられる。本発明においては、ブレ
ーキ機構そのものが車輪の構成部分であっても良く(図
4、図5、図6参照)、ブレーキ機構が車輪とは独立し
ていても構わない(図2参照)。
【0011】このようなブレーキ機構は例えば、架台で
複数個の脚輪の少なくとも一の脚輪がこのブレーキ機構
を有していると効果がある。また、複数個の車輪の内、
少なくとも一つ以上の脚輪が、架台との接合部で脚輪が
自由な進行方向を取ることが出来るいわゆるキャスター
構造であることが望ましい。
【0012】本発明で言う機能性流体とは、前述の如く
電場や磁場、剪断速度等の外部刺激によりその粘性が変
化する流体である。このような流体としてはER流体、
MR流体、EMR流体等があり、それらの代表的なもの
については、「ER流体の開発と応用」(シーエムシー
社、1994年)や工業材料、42巻、No.3、10
1頁(日刊工業新聞社、1994年)、第5回ERF&
MRF国際会議予稿集Lord社報告(英国、545
頁、World Scientific社、1995
年)、BASF社カタログ「Nano−MR Flui
ds」(1994年4月)に記載されている。中でもE
R流体やMR流体は応答性や制御性がよく、好ましい。
とりわけ、ER流体は作動に高電界が必要ではあるがブ
レーキ機構とした際の構造がシンプルになり消費電力も
極めて僅かであり好ましい。またMR流体も若干消費電
力は高いが大きな抑制力が得られ易く好ましい。なおE
R流体には電界をかけた際にビンガム流動を示す分散系
とニュートン流動を示す均一系の2種があり、本発明に
はいずれのタイプの流体も使用することができるが、均
一系は速度に合わせた抑制力が自動的に得られるため、
本用途には特に好ましい。
【0013】電場や磁場で応答するER流体、MR流体
あるいはEMR流体を機能性流体として使用したブレー
キ機構の場合、この作動は流体への電場や磁場の印加で
制御される。これらの印加は、従来の機械式ブレーキの
レバーのように、操作者が移動速度や停止位置を調整し
たり危険を感じた際にレバーやボタンを操作して行うこ
とも可能であるが、機械式とは異なり電場や磁場(実質
的には電圧)の印加で簡単に作動することから、架台が
危険物に近づいたり操作者が危険に陥った際に、自動的
にそれを検出してブレーキを作動させるセンサと連動さ
せて使用することができ、操作者への便宜性や安全性を
一段と向上させることができる。
【0014】本発明に用いられる所定のセンサとして
は、速度、角速度、加速度、角加速度の動きに関する物
理量を検知するセンサ、傾斜度等の姿勢に関する物理量
を検知するセンサ、周辺の他の物体(例えば、壁や人)
までの距離等の衝突危険性に関する物理量等があり、こ
れらは脚輪が取り付けられる移動体(例えば、運搬車、
台車、乳母車等)の本体、たとえば脚輪近傍、あるいは
使用者の身体、たとえば腰部や背部、に設置される。
【0015】そして、所定のセンサは、移動体が急激に
後方や斜め前方に動き出したり、利用者が後方や斜め前
方に倒れ始めり、移動体が危険物に近づいた際に、それ
を検知して電場や磁場を機能性流体に印加して、ブレー
キ機構を働かせて、危険物との衝突や利用者の転倒を防
止する。従ってこの種のブレーキ機構の場合には、セン
サの他にセンサの作動やセンサ信号に基づき電場や磁場
(実質的には電圧)を発生させる電源およびその制御器
が必要である。なお電源は通常は小さなバッテリーの設
置で済み、架台や脚輪近傍等に取り付けることができ
る。衝突や転倒の防止のためのセンサ以外にも、接触情
報の検出用の接触センサ、音声検知用のセンサ等も使用
することができる。
【0016】以下本発明の内容を具体例でもって詳細に
説明する。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1にER流体
を用いた2重円筒式のブレーキ機構の断面構造を示す。
金属製の回転軸1には、径の異なる二つの金属製の円筒
2および3が同軸に取り付けられた金属製の円盤4が直
結されている。
【0018】また、円板4よりも大径の円筒5と側板6
および7はブレーキ本体のケースを兼ねており、絶縁性
のエンジニアリング・プラスチィック(ポリアセター
ル)でできている。側板6の内面側には、プラスチック
製の円筒8および9が同軸に一体成形されるとともに、
側板6の内径側には軸受け10が取り付けられている。
金属製の軸受け10は、押さえ板11で固定されてい
る。
【0019】そして、円筒5と2、2と8、8と3、3
と9の間隙(各々2mm)、側板6と円筒2および3の
間隙(各々5mm)、円盤4と円筒8および9の間隙、
および円盤4と側板7の間隙(2mm)のそれぞれに
は、ER流体12が、Oリング13でシールされ充填さ
れている(図1ではER流体12が充填された部分を細
かい点で示している。)。
【0020】円盤4および円筒2および3(これらは一
方の電極面となる)に対面する、外筒5、側板6および
7、円筒8および9の各々の内面は、Oリング13の近
辺を除き金属メッキが施されて他方の電極面として通電
するようになっている。側板6の金属メッキ面から導線
14が、また軸受け10(金属製の回転軸1と電気的に
導通)から導線15が引き出されており、これらを通し
てER流体に電圧がかけられるようになっている。
【0021】図2は、図1のER流体を用いたブレーキ
機構を車輪と独立して具備した脚輪の断面を示す。車輪
21の回転軸22は、ジョイント23でER流体ブレー
キ24の回転軸25と連結している。そして外部からの
信号に基づいて電圧を印加するための高電圧発生装置
(昇圧装置)26が取り付けられている。また、車輪2
1およびER流体ブレーキ24は、回転軸29を中心に
回転できるように台座28に取り付けられている、いわ
ゆるキャスター構造になっている。
【0022】図3は、対向する2組の辺からなる架台3
3の四隅に4個の脚輪が取り付けられた台車の斜視図で
ある。取り付けられた脚輪の内、架台の短辺に沿って取
り付けられた2つの脚輪には、少なくとも図2に示す脚
輪が取り付けられている。台車の架台33に取り付けら
れた距離センサ31は、台車が危険物に接近した際に、
それを検知してその信号を制御器32に送るようになっ
ており、制御器32はその信号の情報に応じて、台車と
危険物との間の距離が所定しきい値を越えた場合(下回
った場合)に、ER流体ブレーキ24に印加すべき電圧
を演算して昇圧装置26に信号を送る。
【0023】昇圧装置26は、バッテリー35からの低
い一定電圧を制御器の演算した所定の電圧に昇圧してE
R流体ブレーキ24に印加する。ER流体は、昇圧装置
26から印加された電圧に応じて粘性が変わるため、ブ
レーキのかかり具合が調整される。もちろん制御器32
は昇圧装置26が一定の電圧をオン・オフで発生するよ
うに信号を送ることも可能である。特にニュートン流動
をする高分子液晶系ER流体を用いると速度に合った静
止力が得られるため、制御器32はいちいち電圧を演算
する必要がなく、一定の電圧をオン・オフで発生させる
ようにすればよく、制御が簡単になるとともにブレーキ
としての安定性が増す。
【0024】なお台車には、手動でER流体ブレーキ2
4を操作するためのブレーキレバー36も取り付けられ
ている。ER流体ブレーキ24は切り替えスイッチ(図
示されず)によりセンサ31からの信号またはブレーキ
レバー36の操作のいずれからも作動できるようになっ
ている。 (実施の形態2)図4は、車輪の内部にER流体ブレー
キ機構を具備した脚輪の断面である。
【0025】この実施の形態における車輪は、エンジニ
アリング・プラスチック製の2枚の側面円盤40とタイ
ア部41からなり、金属製の軸受け10を介して固定軸
42を中心に回転する。固定軸42には、エンジニアリ
ング・プラスチック製の円盤43が接合されている。
【0026】側面円盤40および円盤43の相対向する
表面には、金属メッキが施されて電極が形成されてい
る。またこれらの間隙(2mm)には、Oリング13で
シールされたER流体12が充填されている。表面を絶
縁被覆した導線44が、固定軸42の中を通して固定円
盤43の電極面と導通している。
【0027】側面円盤40内部の電極形成面は、導線4
5により、金属製の軸受け10および固定軸42を通し
て通電できるようになっている。車輪軸受けのフレーム
46の一方には、高電圧発生装置(昇圧装置)26が取
り付けられている。ERブレーキ機構を内蔵する車輪
は、フレーム46と回転軸29により台座28に固定さ
れており、実施例1と同様に回転軸29を中心に回転で
きるキャスター構造になっている。 (実施の形態3)図5は、車輪自体の内部に、MR流体
ブレーキ機構を具備した脚輪の断面である。
【0028】この実施の形態における車輪も、エンジニ
アリングプラスチック製の2枚の側面円盤40とゴム製
のタイア部41からなり、金属製の軸受け10を介して
固定軸42を中心に回転する。固定軸42にはアルミニ
ウム製の円盤43が固定されている。
【0029】円盤43の外周には、その両面を取り挟む
ようにコイル52を巻いた断面がコの字型の電磁石53
が形成されている。側面円盤40と円盤43の間隙
(3.0mm)および電磁石53と円盤43の間隙(3
mm)には、Oリング13でシールされたMR流体51
が充填されている。コイル52に電流を流す導線44お
よび45が左右の側面円盤40の中を通して設置され金
属製の軸受け10を通して車輪外部に導かれ、コイル5
2に通電できるようになっている。これら車輪外部に導
かれた導線44および45は、電圧発生装置(図示せ
ず)に接続している。バッテリ(図示せず)を電源とす
る上記電圧発生装置は、センサ(図示せず)からの信号
に基づいて電流値を演算する制御器(図示されず)の指
示通りの電流をコイル52に流す。MR流体ブレーキ機
構を内蔵する車輪は、フレーム46と回転軸29により
台座28に固定されており、台座28は実施の形態1と
同様に回転軸29を中心に回転できるキャスター構造に
なっている。 (実施の形態4)図6は、ER流体をブレーキ機構とす
る2個の車輪からなる脚輪の断面図を示す。金属製の回
転軸42には、中央部に4枚の金属製の円盤54が、ま
た両端には車輪21が取り付けられている。
【0030】樹脂製の円筒5には3枚の樹脂製の中空円
盤(フィン)55が取り付けられており、円筒54およ
び中空円盤55の表面の内、円盤54に対向する面およ
び樹脂製の側板16の円盤54と対向する面には電極面
とするために金属メッキが施されている。
【0031】円盤54と中空円盤55の間隙(2m
m)、および側板16と円盤54の間隙(2mm)に
は、高分子液晶系のER流体12が、Oリング13によ
りシールされ封入されている。回転軸42は、金属製の
軸受け10により自由に回転することができる。樹脂製
の円筒5にはフレーム27が取り付けられ回転軸29を
介して台座28に繋がっている。ER流体12への電圧
の印加は、導線44および45を通して行われる。円盤
54の表面の電極には、金属製の回転軸42および軸受
け10を通して通電している。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回機能性流体の状態を変化させることにより制動力を発
生させるブレーキ機構を有し、そのブレーキ機構を所定
のセンサ出力に応じて作動させるようにしたため、移動
速度や停止位置の制御性や移動の安全性の高いコンパク
トな移動機構を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるブレーキ機構の
断面図である。
【図2】実施の形態1の脚輪の構成を示す正面図であ
る。
【図3】実施の形態1の脚輪を台車に適用した例を示す
斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2の構成を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態3の構成を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態4の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1.回転軸(金属製) 2.円筒(金属製) 3.円筒(金属製) 4.円盤(金属製) 5.外筒(ポリアセタール) 6.側板(ポリアセタール) 7.側板(ポリアセタール) 8.円筒(プラスチック製) 9.円筒(プラスチック製) 10.軸受け(金属製) 11.押さえ板 12.ER流体 13.Oリング 14.導線 15.導線 21.車輪 22.回転軸 23.ジョイント 24.ER流体ブレーキ 25.回転軸 26.高電圧発生装置(昇圧装置) 27.フレーム 28.台座 29.回転軸 31.センサ 32.制御器 33.架台本体 34.台車フレーム 35.バッテリー 36.ブレーキレバー 40.側面円盤 41.タイア部 42.固定軸 43.固定円盤 44.導線 45.導線 46.車輪軸受けフレーム 51.MR流体 52.コイル 53.電磁石 54.外筒 55.中空円盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能性流体を用いたブレーキ機構を有
    し、前記機能性流体の状態を所定のセンサ出力に基づい
    て制御するようになっていることを特徴とするブレーキ
    機構付き脚輪。
  2. 【請求項2】 前記所定のセンサは、当該ブレーキ機構
    付き脚輪が取り付けられた移動体若しくはその利用者の
    状態を検出するセンサであり、そのセンサ出力が所定の
    しきい値を越えた場合に前記機能性流体の状態を変化さ
    せて制動力を発生させるようになっている請求項1記載
    のブレーキ機構付き脚輪。
  3. 【請求項3】 前記所定のセンサは、前記移動体若しく
    はその利用者の動き、姿勢又は衝突危険性に関する物理
    量を検出するセンサである請求項2記載のブレーキ機構
    付き脚輪。
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