JP2000158695A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JP2000158695A
JP2000158695A JP33271198A JP33271198A JP2000158695A JP 2000158695 A JP2000158695 A JP 2000158695A JP 33271198 A JP33271198 A JP 33271198A JP 33271198 A JP33271198 A JP 33271198A JP 2000158695 A JP2000158695 A JP 2000158695A
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carrier
opening
control electrode
flying
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JP33271198A
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Akira Kumon
明 九門
Yoshitaka Kitaoka
義隆 北岡
Akira Fukano
明 深野
Takuya Kitahara
卓也 北原
Akira Ryuji
彰 龍治
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Panasonic Holdings Corp
Array Printers AB
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Array Printers AB
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像濃度の低下を招くことなくFPCのトナー
による穴詰まりを防止する。 【解決手段】現像スリーブと対向電極との間にFPCを
設け、該FPCの開口周辺に開口を静電気的に開閉する
ための制御電極を設け、該制御電極に現像スリーブと対
向電極との電位差の中間の飛翔用電圧(Vc+Vw)を
印加し、その後、印加電圧をVwのみとして飛翔中のト
ナーが現像スリーブに戻ることを防止しながら該スリー
ブから新たなトナーが飛翔することを防止し、次に印加
電圧をVrとして開口まわりに付着しているトナーを現
像スリーブに戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タ、ファクシミリ、複写機等のプリンタに使用され、帯
電粒子の担持体から該帯電粒子を画像信号に応じて飛翔
させて受像体に付着させる画像形成方法及び画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置では、帯電粒子を
担持し搬送する担持体と対向電極との間に上記帯電粒子
が通過するための複数の開口を有する絶縁部材が配置さ
れ、対向電極と絶縁部材との間に受像体が配置され、さ
らに各開口の周囲に制御電極が配置されている。画像形
成にあたっては、上記担持体と対向電極との間に帯電粒
子を該担持体から対向電極に向かって移送させる静電界
を形成するための電位差を与えておき、上記制御電極に
与える電圧を制御することによって上記開口を静電気的
に開閉し、画像信号に応じて帯電粒子を担持体から離し
開口を通過させて受像体に付着させることになる。
【0003】特公平2−52260号公報には、上記絶
縁部材の対向電極側を向いた面に信号電極を配置する一
方、担持体側を向いた面にベース電極を配置したものが
記載されている。このものでは、ベース電極と担持体と
の間に交流電圧を印加すると帯電粒子がこの間で躍動
し、その状態でベース電極と信号電極との間に信号電圧
を印加すると当該躍動している帯電粒子が上記開口を抜
けて対向電極に向かって飛翔するものであり、上記信号
電圧を印加しなければ又は逆向きの静電界を形成するよ
うに電圧を印加すれば、上記帯電粒子が上記開口を抜け
ることが阻止される。
【0004】特開平9−76550号公報には、上記開
口周囲の制御電極に対して、帯電粒子が当該開口を通過
することを許容する飛翔電圧と、その通過を阻止する制
止電圧とを切り換えて印加することが記載されている。
この制止電圧は、担持体と制御電極との間に飛翔電圧を
印加したときとは逆向きの静電界を形成するものであ
る。従って、制止電圧が印加されたときには制御電極側
から担持体へ帯電粒子が戻る現象が見られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如く、
飛翔電圧の印加によって帯電粒子を飛翔させた状態から
制止電圧に切り換えると、つまり、該飛翔電圧を切ると
同時に上記制止電圧を印加すると、絶縁部材の開口周辺
に付着した帯電粒子が担持体に引き戻されるだけでな
く、飛翔中の帯電粒子も担持体へ引き戻されるため、得
られる画像濃度が低下する現象が見られる。
【0006】一方、上記制止電圧によって形成される逆
向きの静電界の電位勾配を緩やかにすれば、さらには電
位勾配を生じないようにすれば、飛翔中の帯電粒子が戻
ることはなくなるものの、上記絶縁部材の開口周辺に付
着した帯電粒子も戻らなくなるため、該帯電粒子が開口
周辺に堆積していく現象が見られる。この現象は穴詰ま
りの原因になる。
【0007】これに対して、上記制止電圧の最適なレベ
ルを実験的に求めることも考えられるが、上記画像濃度
の低下を避けながら、上記穴詰まりを防止することは実
際には難しい。
【0008】すなわち、本発明の課題は、上記画像濃度
の低下を避けながら、上記穴詰まりを防止することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の如き
飛翔電圧の直後に大きな制止電圧を印加するのではな
く、該飛翔電圧を切った後、適当な時間を空けて制止電
圧を印加したところ、画像濃度の低下が見られず、しか
も、上記絶縁部材の開口周辺の帯電粒子が担持体に戻る
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、請求項1に係る発明は、帯電粒
子を受像体に付着させて画像を形成する画像形成方法で
あって、上記帯電粒子を担持する担持体とこれに対向す
る対向電極との間に、該帯電粒子を対向電極に向かって
移送させる移送静電界を形成するための電位差を与える
工程と、上記担持体と対向電極との間に配置された開口
を有する制御電極に飛翔電圧を印加することにより、上
記帯電粒子が該担持体から離れ開口を通過して対向電極
に向かって飛翔するように、該担持体と対向電極との間
に開口を通る移送静電界を露出させる工程と、上記制御
電極に制限電圧を印加することにより、上記担持体から
帯電粒子が飛翔しないように上記移送静電界の露出を制
限する工程とを備え、上記制限工程は、上記飛翔電圧の
印加に続いて上記制御電極に第1制限電圧を印加し、次
いで該第1制限電圧よりも露出制限度が高く且つ上記担
持体と制御電極との間に上記飛翔電圧印加時とは逆向き
の静電界を形成する第2制限電圧を印加することによっ
て行なう、というものである。
【0011】また、請求項2に係る発明は、帯電粒子を
受像体に付着させて画像を形成する画像形成装置であっ
て、画像を形成するための粒子に電荷を付与する帯電手
段と、上記帯電手段によって電荷が付与された帯電粒子
を担持し搬送する導電性の担持体と、上記担持体の帯電
粒子搬送位置と対向する位置に配置された対向電極と、
上記担持体と対向電極との間に配置され、上記帯電粒子
が通過するための複数の開口を有する絶縁部材と、上記
絶縁部材の各開口の周囲に設けられ、個別に制御するこ
とができる制御電極と、上記担持体と対向電極との間に
該担持体の帯電粒子を対向電極に向かって移送させる静
電界を形成するための電位差を与える移送静電界形成手
段と、画像信号を受けたときに、該画像信号に応じて選
択された上記制御電極に対して、上記帯電粒子が上記担
持体を離れ上記開口を通過して上記対向電極に向かって
飛翔するように、該担持体と対向電極との間に開口を通
る移送静電界を露出させる飛翔電圧、該露出を制限する
第1制限電圧、及び該第1制限電圧よりも露出制限度が
高く且つ該担持体と制御電極との間に上記飛翔電圧印加
時とは逆向きの静電界を形成する第2制限電圧を順に印
加する電圧制御手段とを備えている、というものであ
る。
【0012】このような方法あるいは装置においては、
上記飛翔電圧の印加に続いて上記制御電極に印加する第
1制限電圧は、上記移送静電界の露出制限度が相対的に
低いから、帯電粒子の新たな飛翔を防止しながら、飛翔
中の帯電粒子が担持体へ戻ることを防止する、すなわ
ち、画像濃度の低下を防止するうえで有利になる。そし
て、第1制限電圧に続いて印加される第2制限電圧は、
上記移送静電界の露出制限度が高く、しかも担持体と制
御電極との間に飛翔電圧印加時とは逆向きの静電界を形
成するから、新たな帯電粒子の飛翔を確実に防止し、且
つ制御電極まわりに付着した余分な帯電粒子を担持体に
戻すことができる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、上記第1制限電圧は、上記担持体
と制御電極との間に上記飛翔電圧印加時とは逆向きの静
電界が形成されるように印加される、というものであ
る。
【0014】すなわち、第1制限電圧印加時の担持体と
制御電極との間の電位差は零であっても、あるいは担持
体と制御電極との間に上記飛翔電圧印加時と同じ向きの
静電界が形成される場合でもその電位勾配が緩やかであ
れば、担持体から新たな帯電粒子が飛翔することを防止
できる場合があるが、請求項3に係る発明のようにすれ
ば、上記第1制限電圧の印加によって帯電粒子を担持体
に押さえ込む力が強くなり、新たな帯電粒子の飛翔を確
実に阻止するうえで有利になる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、上記第2制限電圧は次の飛翔電圧
が印加される直前に印加される、というものである。
【0016】すなわち、それは、次の飛翔電圧が印加さ
れる際には、その時までに制御電極まわりに付着した帯
電粒子を担持体に戻して該制御電極まわりの帯電粒子付
着量を少なくし、又は実質的に零にしておく、というも
のである。換言すれば、飛翔電圧の印加がない状態が続
いた場合でも、次の飛翔電圧が印加される直前には第2
制限電圧の印加によって、制御電極まわりが清掃され
る、ということである。これにより、次の飛翔電圧の印
加によって新たな帯電粒子が飛翔したときに開口の穴詰
まりを生じ難くなる。加えて、帯電粒子が戻って担持体
に衝突することによって、帯電粒子と担持体との間に働
く静電引力が弱まり、次の飛翔電圧印加時に帯電粒子が
担持体から離れ易くなる。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、上記第2制限電圧が印加される時
間は上記飛翔電圧が印加される時間よりも短い、という
ものである。
【0018】これは、第2制限電圧についてはその印加
時間が比較的短い場合でも(例えば50us程度でも)
所期の帯電粒子戻し効果が得られることから、飛翔時間
をできるだけ長くし、短いサイクルで飛翔電圧を印加す
るときでも高い画像濃度が得られるようにするためであ
る。例えば、第2制限電圧の印加時間は、飛翔電圧印加
時間の0.5倍以上1.0倍未満とすればよい。
【0019】請求項6に係る発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、上記第2制限電圧はパルス波形に
よって印加される、というものである。
【0020】これは、第2制限電圧を急激に立ち上げて
帯電粒子の戻し効果を高めるためであり、また、比較的
大きな電位差が得られる第2制限電圧を所要時間印加す
ることができるようにするためである。
【0021】請求項7に係る発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、上記第2制限電圧の印加によって
上記担持体と制御電極との間に形成される電圧差は、上
記飛翔電圧の印加によって該担持体と制御電極との間に
形成される電圧差と同等以上である、というものであ
る。
【0022】すなわち、これは、第2制限電圧の印加に
よって担持体と制御電極との間に大きな電位差を得て、
帯電粒子を担持体に戻し易くするためである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制御電
極に対して、帯電粒子を担持体から離して飛翔させる飛
翔電圧の印加に続いて、移送静電界の露出制限度の低い
第1制限電圧を印加し、次いで該第1制限電圧よりも露
出制限度の高く且つ上記担持体と制御電極との間に上記
飛翔電圧印加時とは逆向きの静電界を形成する第2制限
電圧を印加するようにしたから、飛翔中の帯電粒子が担
持体へ戻ることの防止と制御電極まわりに付着した帯電
粒子を担持体に戻すこととの両立が図れ、画像濃度の低
下を防止しながら、穴詰まりを防止することかずでき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0025】<画像形成装置の全体構造の説明>実施形
態に係る画像形成装置は図1に概略的に示されている。
同図において、符号1は現像剤帯電担持手段のハウジン
グを示し、該ハウジング1に、現像スリーブ2、現像剤
供給ローラ3、及び現像剤規制ブレード4が収容されて
いる。
【0026】現像スリーブ2は、現像剤としての帯電し
たトナー(すなわち、画像形成用の帯電粒子)5を担持
し例えば20〜400mm/秒の周速度で回転すること
によって後述する対向電極6に対向する位置に搬送する
担持体である。この現像スリーブ2は、アルミニウム、
鉄等の金属又は合金によって円筒状に形成されており、
直径は例えば16〜18mm程度、厚さは例えば1mm
前後である。図例では現像スリーブ2が接地されている
が、直流又は交流の電圧を印加するようにしてもよい。
【0027】供給ローラ3は、現像スリーブ2の外周面
に当てられて該現像スリーブ2とは逆方向に回転し、ト
ナー5を現像スリーブ2に供給するとともに、余分なト
ナー5を該現像スリーブ2から落とすものである。この
供給ローラ3は、例えば直径6mm程度の金属芯にウレ
タンスポンジ等の合成ゴムを巻き付けて外径が例えば1
2mm程度にされるものであり、現像スリーブ2と摩擦
接触することから、トナー5を帯電させる働きも有す
る。本実施形態ではトナー5は負に帯電する。
【0028】規制ブレード4は、現像スリーブ2の外周
面に当てられ、該現像スリーブ2との摩擦によってトナ
ー5を負に帯電させるとともに、現像スリーブ4に担持
されるトナー5の量を規制するものであり、例えばトナ
ーが1〜3層程度又は厚さ10〜20μm程度担持され
るように規制される。この規制ブレード4は、一端をハ
ウジング1の支持部材に固定した、例えば厚さ0.5m
m前後の燐青銅板の他端部に例えば厚さ1mm前後のウ
レタンゴム等による弾性部材を取り付けたものによって
構成され、該弾性部材が現像スリーブ2に当てられる。
【0029】従って、本実施形態では供給ローラ3と規
制ブレード4とが現像スリーブ2との関係においてトナ
ー5に帯電させる帯電手段を構成しているということが
できる。
【0030】また、図1において、符号6は現像スリー
ブ2と対向する位置に配置された対向電極である。この
現像スリーブ2と対向電極6との間にフレキシブル・プ
リント・サーキット(以下、FPCという)7が配置さ
れ、該FPC7と対向電極6との間を受像体としての記
録紙9が搬送ベルト10によって搬送されて通過するよ
うになっている。また、記録紙9の搬送先には該記録紙
9に付着したトナー5を定着させる定着器11が設けら
れている。対向電極6にはこれにトナー移送用の電圧を
印加する移送電源12が接続されている。この電圧印加
によって、現像スリーブ2と対向電極6との間に帯電ト
ナー5を対向電極6に向かって移送させるための移送静
電界が形成されるものであり、移送電源12は移送静電
界形成手段を構成している。この移送用の電圧は例えば
400〜1500Vとされる。
【0031】なお、図1では現像剤帯電担持手段が1つ
だけ示されているが、例えばフルカラーの画像を形成す
る場合には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック
の4種類のトナーについて同様の現像剤帯電担持手段が
構成され、これらが記録紙9の搬送方向に一列に並ぶよ
うに設けられることになる。
【0032】図2に示すように、現像スリーブ2とFP
C7との間には、該現像スリーブ2の長手方向の全長
(FPC7の開口16が設けられている範囲の全長)に
わたって広がった厚さ10μm前後のスペーサ13がF
PC7の開口16よりもスリーブ回転方向の手前側に差
し込まれており、これにより、この現像スリーブ2とF
PC7の開口16の部位との間隔が規制されている。ス
ペーサ13の厚さを10μm前後と薄くしているのは、
当該間隔を狭くすることによって後述するVc印加時の
電界を大きくするためであり、また、仮にFPC7上に
トナーがたまることがあってもこれを現像スリーブ2の
回転によって崩すことができるようにするためである。
スペーサ13の先端とFPC7の開口16との距離は1
000μm以下が望ましく、さらに望ましいのは100
〜400μmである。また、FPC7の開口16の部位
と対向電極6との間隔は50〜500μmが望ましく、
さらに望ましいのは50〜300μmである。
【0033】また、FPC7は、片側がハウジング1に
固定され、その反対側が引張バネ15を介してハウジン
グ1に結合されて緊張されており、この緊張によって、
FPC7が現像スリーブ2にスペーサ13を介して10
N以下の圧力で当てられている。この圧力が10N以下
であるから、スペーサ13が現像スリーブ2の帯電トナ
ー5を掻き取ってしまうことはない。なお、帯電トナー
5の帯電量が高い場合にはそれに応じて当該圧力を大き
くすることも可能になる。トナー5と現像スリーブ2と
の間の静電引力が大きくなり、スペーサ13によって掻
き取られ難くなるからである。
【0034】<FPC7の構造説明>FPC7は、図3
及び図4に示すように、現像スリーブ2の長手方向に並
ぶ複数の開口16を有するベース板17と、該ベース板
17の現像スリーブ2側の面に各開口16毎に設けられ
た制御電極19と、該ベース板17の反対側の面(対向
電極6側の面)に各開口16毎に設けられた一対の偏向
電極20a,20bと、ベース板17の開口16の内面
から制御電極19及び偏向電極20a,20bを覆うよ
うに設けられた電気絶縁性ポリマーによるカバーコート
21とを備えている。また、各制御電極19は電圧制御
手段22を介して電源23に接続されている。
【0035】ベース板17は、例えばポリイミド等によ
って形成されるもので電気絶縁性を有し、その厚さは2
5〜40μmとされる。複数の開口16は、トナー5を
通過させるためのものであり、この実施形態では現像ス
リーブ2の長手方向に2列に並び、該両列の開口16,
16同士が互いに列方向に半ピッチずつずれた位置関係
(千鳥の関係)となるように形成されている。なお、こ
の複数の開口16は1列に並べてもよいが、2列千鳥状
に並べることによって配置の密度(ドットの密度)を高
めているものである。開口16は、直径50〜200μ
mの円形であることが好ましいが、これと同等の開口面
積を有する楕円形あるいは多角形であってもよい。
【0036】制御電極19は、上記電圧制御手段22に
よって後述する適切な電圧が選択的に印加されることに
よって、上記開口16を静電気的に開閉する、つまり、
帯電トナー5が現像スリーブ2から離れ該開口16を通
過して対向電極6に向かって飛翔するように、現像スリ
ーブ2と対向電極6との間に開口16を通る移送静電界
を露出させ、また該露出を制限するものである。この制
御電極19は図3の例では各開口16を取り巻く(各開
口16の周囲を巡る)リング状に形成されている。制御
電極19の厚さは5〜20μm、例えば10μm前後と
される。また、制御電極19からリード線18が開口1
6の配列方向と直交する方向に延びている。
【0037】但し、制御電極19の形状は円形の他に楕
円形あるいは多角形であってもよく、また、完全なリン
グではなく一部が欠けたものであってもよい。図5は制
御電極19の形状の他の例を示すものであり、同図の例
では円形リングの両側部(開口16の配列方向の前側部
と後側部)がリード線18の方向に直線状に切除された
ような形、つまり幅狭になっている。従って、相隣る制
御電極間の距離を絶縁性が得られるように確保しなが
ら、多数の開口16(又は制御電極19)を密に並べる
ことに有利になり、ドット密度が高くなる。
【0038】偏向電極20a,20bは、開口16を通
過する帯電トナー5を偏向させるためのものであって、
図6に示すように記録紙9の搬送方向(開口列と直交す
る方向)に対して斜めに対向するように配置され、各々
リード線24,24及び偏向電圧制御手段25を介して
偏向用電源26に接続されている。偏向電極20a,2
0bの厚さは5〜20μm、例えば10μm前後とされ
る。偏向の態様については後に説明する。
【0039】カバーコート21は、絶縁性ポリマーのコ
ーティング又は絶縁性ポリマー薄膜の貼り付けによって
形成することができ、その厚さは例えば5〜25μmと
される。なお、FPC7のベース板17、制御電極1
9、偏向電極20及びカバーコート21を含む全厚は例
えば80〜200μm程度とすることが好ましい。
【0040】<制御電極19による移送静電界の露出制
御の説明>画像形成装置が使用されるときは対向電極6
に移送静電界を形成するための移送電圧Vbeが印加され
る。図7は外部から制御電極19の電圧制御手段22に
画像信号が与えられたときの該電圧制御手段22によっ
て制御電極19に印加される電圧のタイムチャートであ
る。
【0041】制御電極19には接地電位Vwが与えられ
ている。画像信号が入力されると、パルス波形の制御電
圧Vcが時間Tbで制御電極19に印加されるととも
に、この制御電圧Vcの立ち上がりと同時にパルス波形
の重畳電圧Vkが時間Tkで制御電極19に印加され
る。従って、Vw+Vc(ないしはVw+Vc+Vk)
が開口16に移送静電界を露出させて帯電トナー5を現
像スリーブ2から開口16を通過させて記録紙9へ付着
するように飛翔させる飛翔電圧になる。
【0042】すなわち、接地電位Vwは帯電トナー5と
同極性の電圧であって、例えば−150〜0V、さらに
は−50V前後が望ましい。制御電圧Vcは帯電トナー
5とは逆極性の電圧であって、例えば100〜400
V、さらには320V前後が望ましい。重畳電圧Vkは
帯電トナー5とは逆極性の電圧であって、例えば20〜
150V、さらには50V前後が望ましい。また、時間
Tbは例えば80μs、時間Tkは例えば25μsとす
ることができる。重畳電圧Vkの印加は、現像スリーブ
2から帯電トナー5を離し易くするために行なわれる。
【0043】従って、現像スリーブ2と対向電極6との
間の電圧差(移送電圧Vbe)の中間の電圧が飛翔電圧と
して制御電極19に与えられることによって、図4に等
電位線で示すように、現像スリーブ2と対向電極6との
間に開口16を通る電位勾配、すなわち、移送静電界が
形成され(露出し)、帯電トナー5は現像スリーブ2か
ら離れ開口16を通って記録紙9に達することになる。
【0044】この飛翔電圧が印加されているとき、開口
16の直上の空間(現像スリーブ2の開口16に対応す
る部位とFPC7の開口16の部位との間の空間)で
は、そこに存する帯電トナー5が該開口16を通過して
吐き出されることによってトナー濃度が低下する。しか
し、図4に示す等電位線から明らかなように、制御電極
19を取り巻くようにその周囲から該制御電極19に向
かって電位が漸次高くなった静電界を生じている。この
ため、上記開口16の直上のトナー濃度が低下すること
に伴って、制御電極19を取り巻く上記静電界の影響に
より、開口16の直上空間の周囲から帯電トナー5が開
口16に向かって移動して、制御電極19及びその周辺
に付着する。
【0045】すなわち、画像形成に必要なトナー量以上
の帯電トナー5が現像スリーブ2から上記開口16に向
かって移動しているものであり、これが繰り返されるこ
とによって開口16の閉塞を招くものである。このよう
な帯電トナー5の移動は、現像スリーブ2の帯電トナー
5の飛翔痕(帯電トナー5が飛んでなくなっている痕)
を観察し、それが開口16に対応した円形ではなく、制
御電極19の外形状に対応した大きな円形であることを
見出して、確認している。
【0046】上記時間Tbが経過すると、次の飛翔用の
制御電圧Vcのパルスが入るまでの時間Twにおいて、
始めの時間Tnは、制御電極19には接地電位Vwのみ
が時間Tnだけ与えられた状態になる。この場合の接地
電位Vwは上記移送静電界の露出を低レベルで制限する
第1制限電圧(−150〜0V)となる。
【0047】すなわち、この接地電位Vwは現像スリー
ブ2と同電位0V又はそれよりもプラスの電位(但しV
cよりも低電位)とすることもできるが、帯電トナー5
と同極性のマイナス電位とすれば、現像スリーブ2の接
地電位0Vよりも低いから、現像スリーブ2と制御電極
19との間に上記移送静電界とは逆向きの第1制限静電
界を生じ、現像スリーブ2から新たな帯電トナー5が開
口16に向かって飛翔することが確実に防止される。但
し、この第1制限静電界は電位の勾配が比較的緩やかで
あるから、第1制限電圧(接地電位Vw)が与えられた
時点で既に開口16に向かって飛翔している帯電トナー
5はそのまま飛翔を続け、該開口16を通過して記録紙
9に達することになる。これにより、ドットの濃度が予
定よりも薄くなることが避けられる。
【0048】上記時間Tnを経過すると、今度は次の飛
翔用の制御電圧Vcのパルスが入るまでの時間Trは戻
し電圧Vrが制御電極19に印加される。この戻し電圧
Vrは、帯電トナー5と同極性の電圧であり、例えば−
250〜−50Vが望ましい。従って、制御電極19に
は接地電位Vwと戻し電圧Vrとが与えられた状態にな
り、この(Vw+Vr)が上記移送静電界の露出を高レ
ベルで制限する第2制限電圧(−300〜−100V)
となる。
【0049】これにより、現像スリーブ2と制御電極1
9との間に上記移送静電界とは逆向きの第2制限静電界
を生ずる。この第2制限静電界は上記第1制限静電界よ
りも電位勾配が急である。従って、先の飛翔電圧印加時
に開口16を通過せずに制御電極19まわり付着した帯
電トナー5が当該第2制限静電界の影響によって現像ス
リーブ2に戻され、開口16の穴詰まりが避けられる。
【0050】ここに、第1制限電圧の印加によって現像
スリーブ2から新たな帯電トナー5が飛翔せず且つ飛翔
中の帯電トナー5が戻らないようにし、第2制限電圧の
印加によって制御電極19から付着トナー5を戻す、と
いう2つの条件を満足させるためには、トナーの性状に
もよるが、この第1制限電圧と第2制限電圧と差を10
0V以上とすることが望ましい。そして、第1制限電圧
としては、−150〜0Vが好ましいから、上記差を考
慮すると、(第1制限電圧/第2制限電圧)の比は0〜
0.6程度となる。
【0051】また、上記時間Trとしては、50μs前
後で第2制限電圧印加の効果が充分に現れる。時間Tb
及び時間Trは(Tb/Tr)比が例えば1〜2となる
ようにすることを目安に設定すればよい。
【0052】なお、以上に説明した制御電極19に与え
る各電圧の望ましい値ないしは望ましい範囲は、現像ス
リーブ2の接地電位が0Vの場合であるが、該現像スリ
ーブ2を0V以外の電位にする場合には、該現像スリー
ブ2の電位を基準として、以上で説明した各電圧値ない
しは電圧範囲に相当する電圧差が得られるように制御電
極19に電圧を印加することになる。
【0053】また、上記帯電トナー5の極性は負である
が、これを正極性とする場合は上記電圧差で上記実施形
態とは逆向きの静電界が形成されるように、現像スリー
ブ2,対向電極6及び制御電極19の電圧を設定するこ
とになる。
【0054】<露出制限効果の確認試験及び結果の説明
> −ドット濃度について− 下記の条件で黒印字(ドットの形成)を行ない、そのド
ット濃度(画像反射濃度)を調べた。
【0055】 スペーサ13の厚さ ;10μm(ステンレス製) 対向電極6とFPC7との間隔;280μm 記録紙9の搬送速度 ;65mm/s 現像スリーブ2の周速度 ;130mm/s 現像スリーブ2の電位 ;0V 対向電極6の電位Vbe ;1000V 制御電極19の電位 Vw ;−50V Vc ;320V(時間Tb;80μs) Vk ;50V(時間Tk;25μs) Vr ;0V,−50V,−100V,−150V , −200V,−250Vの5種類 第1露出制限時間Tn ;87μs 第2露出制限時間Tr ;50μs 開口16の形状 ;短軸70μm×長軸120μmの楕円形 制御電極19の面積 ;27000μm2 トナー5の種類 ;粉砕法で調製したトナー
【0056】粉砕トナーは、負に帯電する順極性トナー
が大部分を占め、正に帯電する逆極性トナーが数%含ま
れたものであり、各測定値は表1に示すとおりである。
なお、帯電量については2種類を示した。なお、測定時
の温度は26.3℃、相対湿度は50%である。
【0057】
【表1】
【0058】画像反射濃度の測定結果は図8に示されて
いる。同図の比較例は第1露出制限時間Tn=0s、す
なわち、制御電圧Vcに続いてその直後に戻し電圧Vr
を印加した場合である。同図によれば、比較例では戻し
電圧が大きくなるに従って画像反射濃度が低下してお
り、これは、飛翔中の帯電トナー5が戻し電圧の印加に
よって現像スリーブ2に引き戻されたことによるもので
あると認められる。これに対して、本発明の実施例では
戻し電圧が大きくなっても画像反射濃度の実質的な低下
は見られず、第1制限電圧(この場合はVw)の印加が
ドット濃度の確保に有効であることがわかる。
【0059】−開口の穴詰まりについて− 開口16の径又は形状の異なるいくつかのFPCを作成
し、各々について、戻し電圧Vrを0V、−50V、−
100V及び−200Vの4種類として、A4の大きさ
の記録紙に全面にわたって黒印字を行なったとき、何枚
目で穴詰まりを発生するかを試験した。開口16の清掃
は別に行なっていない。他の試験条件は上記ドット濃度
試験の場合と同じである。
【0060】結果は表2に示されている。同表の開口径
に関し、開口形状円形の欄の数値は直径を意味し、開口
形状楕円形の欄の数値は短軸と長軸の長さを意味する。
例えば「60×110」は短軸長さが60μmであり、
長軸長さが110μmであることを意味する。
【0061】
【表2】
【0062】表2によれば、戻し電圧Vr=0Vの場合
は基本的には開口径が小さくなるに従って穴詰まりの発
生に至るまでの記録紙枚数が少なくなっており、楕円形
開口で「80×140」以上の大きさにすることが必要
である、ということができる。これに対して、戻し電圧
−50V、あるいは−100Vにすると、穴詰まりの発
生が少なくなり、特に戻し電圧を−200Vにしたとき
には顕著な穴詰まり防止効果が認められる。すなわち、
直径が60μm程度の小さな開口でも穴詰まりの発生が
見られない。
【0063】なお、上記粉砕トナーに代えて重合法で調
製した表3のトナーについても、同様の試験を行なった
が、所期の効果が得られる戻し電圧値は粉砕トナーの場
合と多少異なるものの、同様の傾向を示した。
【0064】また、本実施形態は、トナー5として、ト
ナーを現像スリーブ2に押しつけ層規制をして帯電させ
る一成分系のものを採用しているが、キャリアとの攪拌
によって帯電を得る二成分系のものを採用してもよい。
【0065】
【表3】
【0066】<偏向電極による帯電トナーの偏向につい
ての説明>図9の中央部は、偏向電極20a,20bの
両者に同電圧が印加された場合を示すものであり、帯電
トナー5は矢符で示すように開口16をまっすぐ通過し
て記録紙9の上の当該開口位置に対応する位置に到達す
る(偏向なし)。これに対して、同図の左部は、両偏向
電極20a,20bのうち記録紙9の搬送方向を基準と
して開口16の左側に配置された偏向電極20aに右側
に配置された偏向電極20bよりも相対的に高い電圧を
印加した場合を示すものであり、負の帯電トナー5はこ
の両電極20a,20b間に生ずる静電界によって左側
に偏向する。同図の右部は、右側偏向電極20bに左側
偏向電極20aよりも相対的に高い電圧を印加した場合
を示すものであり、このときは先とは逆向きの静電界が
両偏向電極20a,20b間に生ずるから、負の帯電ト
ナー5は右側に偏向することになる。
【0067】但し、上述の如く偏向電極20a,20b
は記録紙9の搬送方向に対して斜め方向に対峙している
から、上記偏向なし、左偏向及び右偏向という3つの態
様によって、図10に示すように、記録紙9が停止して
いるときは該記録紙9の進行方向に対して斜めに直線的
に並ぶ3つのドット27が形成される。この場合、記録
紙9がドット27を打つ周期(時間)で相隣るドット2
7,27のずれ量(距離)だけ搬送されるようにその搬
送速度を定めることにより、当該3つのドット27を記
録紙9の搬送方向Aと直交する方向に直線的に並べるこ
とができる。従って、1つの開口16で3つのドット2
7を賄うことができ、ドットの高密度化を図ることがで
きる。
【0068】上記偏向は電圧制御手段25によって左右
の偏向電極20a,20bに印加する電圧を制御するこ
とによって行なうものであり、例えば、直進させるとき
は両電極20a,20bに共に50Vの電圧を印加し、
左に偏向させるときは左側電極20aに120Vの電
圧、右側電極20bに−50Vの電圧をそれぞれ印加
し、右に偏向させるときは左側電極20aに−50Vの
電圧、右側電極20bに120Vの電圧をそれぞれ印加
することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面
図。
【図2】同装置の一部を拡大して示す断面図。
【図3】同装置のFPCの一部の平面図。
【図4】同装置の飛翔電圧印加時の現像スリーブと対向
電極との間の等電位線を示す断面図。
【図5】同装置の制御電極の形状例を示す平面図。
【図6】同装置の偏向電極の配置を示すFPCの一部の
底面図。
【図7】同装置の制御電極に印加される電圧のタイムチ
ャート。
【図8】同装置の戻し電圧と画像反射濃度との関係を示
すグラフ図。
【図9】同装置の偏向電極の電圧制御例を示す説明図。
【図10】同装置の偏向電極を利用して形成したドット
の配置を示す平面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 現像スリーブ(担持体) 3 供給ローラ(帯電手段) 4 規制ブレード(帯電手段) 5 トナー(帯電粒子) 6 対向電極 7 FPC 9 記録紙(受像体) 11 定着器 12 移送電源(移送静電界形成手段) 13 スペーサ 16 開口 17 ベース板(絶縁部材) 19 制御電極 22 電圧制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597063831 Onnereds Brygga 13 421 57 Vestra Frolund a Sweden (72)発明者 九門 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北岡 義隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 深野 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北原 卓也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 龍治 彰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE25 AE31 AE74 AE84 AF70 AJ05 CA12 CA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電粒子を受像体に付着させて画像を形
    成する画像形成方法であって、 上記帯電粒子を担持する担持体とこれに対向する対向電
    極との間に、該帯電粒子を対向電極に向かって移送させ
    る移送静電界を形成するための電位差を与える工程と、 上記担持体と対向電極との間に配置された開口を有する
    制御電極に飛翔電圧を印加することにより、上記帯電粒
    子が該担持体から離れ開口を通過して対向電極に向かっ
    て飛翔するように、該担持体と対向電極との間に開口を
    通る移送静電界を露出させる工程と、 上記制御電極に制限電圧を印加することにより、上記担
    持体から帯電粒子が飛翔しないように上記移送静電界の
    露出を制限する工程とを備え、 上記制限工程は、上記飛翔電圧の印加に続いて上記制御
    電極に第1制限電圧を印加し、次いで該第1制限電圧よ
    りも露出制限度が高く且つ上記担持体と制御電極との間
    に上記飛翔電圧印加時とは逆向きの静電界を形成する第
    2制限電圧を印加することによって行なう画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】 帯電粒子を受像体に付着させて画像を形
    成する画像形成装置であって、 画像を形成するための粒子に電荷を付与する帯電手段
    と、 上記帯電手段によって電荷が付与された帯電粒子を担持
    し搬送する導電性の担持体と、 上記担持体の帯電粒子搬送位置と対向する位置に配置さ
    れた対向電極と、 上記担持体と対向電極との間に配置され、上記帯電粒子
    が通過するための複数の開口を有する絶縁部材と、 上記絶縁部材の各開口の周囲に設けられ、個別に制御す
    ることができる制御電極と、 上記担持体と対向電極との間に該担持体の帯電粒子を対
    向電極に向かって移送させる静電界を形成するための電
    位差を与える移送静電界形成手段と、 画像信号を受けたときに、該画像信号に応じて選択され
    た上記制御電極に対して、上記帯電粒子が上記担持体を
    離れ上記開口を通過して上記対向電極に向かって飛翔す
    るように、該担持体と対向電極との間に開口を通る移送
    静電界を露出させる飛翔電圧、該露出を制限する第1制
    限電圧、及び該第1制限電圧よりも露出制限度が高く且
    つ該担持体と制御電極との間に上記飛翔電圧印加時とは
    逆向きの静電界を形成する第2制限電圧を順に印加する
    電圧制御手段とを備えている画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記第1制限電圧は、上記担持体と制御
    電極との間に上記飛翔電圧印加時とは逆向きの静電界が
    形成されるように印加される請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第2制限電圧は次の飛翔電圧が印加
    される直前に印加される請求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記第2制限電圧が印加される時間は上
    記飛翔電圧が印加される時間よりも短い請求項2記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記第2制限電圧はパルス波形によって
    印加される請求項2記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記第2制限電圧の印加によって上記担
    持体と制御電極との間に形成される電圧差は、上記飛翔
    電圧の印加によって該担持体と制御電極との間に形成さ
    れる電圧差と同等以上である請求項2記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058345A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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