JP2000158514A - 押出成形用サイジング金型の製造方法 - Google Patents

押出成形用サイジング金型の製造方法

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JP2000158514A
JP2000158514A JP10335686A JP33568698A JP2000158514A JP 2000158514 A JP2000158514 A JP 2000158514A JP 10335686 A JP10335686 A JP 10335686A JP 33568698 A JP33568698 A JP 33568698A JP 2000158514 A JP2000158514 A JP 2000158514A
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sizing
sizing mold
mold
resin passage
sizing die
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JP10335686A
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English (en)
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Toru Imai
徹 今井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工コストが嵩むことなく、寸法精度に優
れ、また、得られる成形品に、寸法不良やヒケのない押
出成形用サイジング金型の製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の分割可能なブロック11、12、
13から構成され、入口から出口まで連通する樹脂通路
22を有し、樹脂通路22の出口形状が、成形すべき成
形品の断面形状に対応するように開口された開口部を有
する押出成形用サイジング金型を製造するに当たり、一
つのサイジング金型用ブロック材1から、樹脂通路2
と、サイジング金型分割部3とを、上記サイジング金型
分割部3のサイジング金型用ブロック材1の側面端部3
2を残して、サイジング金型分割部3と、樹脂通路22
との少なくとも一部同士の輪郭を一筆書きで切り取り、
次いでサイジング金型分割部3の側面側端部32を切り
取って、複数の分割可能なブロック11、12、13を
一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出成形用サイジ
ング金型の製造方法に関し、さらに詳しくは、異形成形
品を製造するのに好適な押出成形用サイジング金型の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、成形品の断面が同一で長尺な
ものは、通常押出機により、成形品の断面形状に対応す
る出口形状を有する金型及びサイジング金型を用いて、
連続的に成形される。図8に押出成形ラインの側面図を
示し、サイジング金型の位置を示す。特に、雨樋、窓枠
等の複雑な断面形状を有する、所謂「異形成形品」にお
いては、図6に示されるように、サイジング金型を複数
のブロック(a1,a2,a3,a4)に分割し、個別に加工を施し
た後、組み立て一体化している。また上記のサイジング
金型の冷却方法として、樹脂流路bの周囲に冷却液流路
cを掘り抜き、蓋をして冷却液を流す形態のもの、図7
に示すようにジグザグ状に冷却液流路fを設けた冷却ジ
ャケットeを用いるものなどが知られている(「押出ダ
イの設計研究レポート集」日本プラスチック加工技術協
会発行、85頁)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のサイジ
ング金型(図6)においては、切削精度もさることなが
ら、組み立て時の各ブロック同士の位置関係の精度も必
要となってきて、加工コストが嵩むという問題があっ
た。さらに、上記ジグザグ状に冷却液流路fを設けた冷
却ジャケットe(図7)については、樹脂流路が平坦な
場合は効果があるが、曲面や細部に対応できず、また、
図6のように冷却液流路cを設けても、成形品を均一に
冷却することができず、内部応力や歪みの発生等に起因
する寸法不良や、ヒケの原因となっていた。
【0004】本発明は上記の課題を解決し、加工コスト
が嵩むことなく、寸法精度に優れ、また、得られる成形
品に、寸法不良や、ヒケのない押出成形用サイジング金
型の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の押出成形用サイ
ジング金型の製造方法は、複数の分割可能なブロックか
ら構成され、樹脂通路の出口形状が、成形すべき成形品
の断面形状に対応するように開口された開口部を有する
押出成形用サイジング金型を製造するに当たり、一つの
サイジング金型用ブロック材から、樹脂通路と、サイジ
ング金型分割部とを、上記サイジング金型分割部のサイ
ジング金型用ブロック材の側面端部を残して、サイジン
グ金型分割部と、樹脂通路との少なくとも一部同士の輪
郭を一筆書きで切り取り、次いでサイジング金型分割部
の側面側端部を切り取って、複数の分割可能なブロック
を一体化するものである。
【0006】上記輪郭を切り取る具体的手段としては、
ワイヤー放電加工が、長時間無人運転ができ、また、複
雑な形状の細部まで対応することができるので好ましい
が、レーザー加工などの方法によって切り取ってもよ
い。
【0007】特に、本発明の製造方法によって得られた
サイジング金型でもって、成形収縮が大きい材料を成形
する場合、樹脂通路に勾配を付けて絞り成形を施しても
よい。この場合においても、ワイヤー放電加工等によ
り、輪郭をサイジング金型入口に向かって拡径するよう
に、テーパー状に加工することが好ましい。
【0008】上記サイジング金型分割部から切り抜かれ
る部分の厚みは、1〜5mmが好ましい。小さすぎると
ワイヤー放電加工が困難になり、大きすぎるとサイジン
グ金型全体の精度が低下するからである。
【0009】上記サイジング金型分割部の一部を切り取
る際、分割されるべきサイジング金型の位置決めを、予
めピン穴加工を施した上で、ピン穴にピンを差し込んで
おくことが好ましい。
【0010】上記サイジング金型分割部のサイジング金
型用ブロック材の側面端部を残す幅は1〜5mmが好ま
しい。小さすぎると、サイジング金型加工時に発生する
曲げ応力による変形が発生し、大きすぎると分割する為
の二次加工工数が増大するからである。
【0011】本発明において、上記樹脂通路の輪郭を切
り取る際、該輪郭に沿って一定距離を保って、冷却液通
路を切り抜くことが好ましい。
【0012】また、上記冷却液通路に切り欠きを設け、
サイジング金型の出口側と入口側に交互に冷却液が流れ
るように、仕切り板を切り欠きに嵌着するのが好まし
い。
【0013】(作用)本発明の押出成形用サイジング金
型の製造方法は、複数の分割可能なブロックから構成さ
れ、樹脂通路の出口形状が、成形すべき成形品の断面形
状に対応するように開口された開口部を有する押出成形
用サイジング金型を製造するに当たり、一つのサイジン
グ金型用ブロック材から、樹脂通路と、サイジング金型
分割部とを、上記サイジング金型分割部のサイジング金
型用ブロック材の側面端部を残して、サイジング金型分
割部と、樹脂通路との少なくとも一部同士の輪郭を一筆
書きで切り取り、次いでサイジング金型分割部の側面側
端部を切り取って、複数の分割可能なブロックを一体化
するものであるから、段取りを替える必要がなく、複数
の部材を一度で加工でき、材料の無駄を省くことがで
き、本発明の製造方法によれば、加工コストが嵩むこと
なく、寸法精度に優れたサイジング金型を得ることがで
きる。
【0014】また、上記樹脂通路の輪郭を切り取る際、
該輪郭に沿って一定距離を保って、冷却液通路を切り抜
くことにより、成形時に樹脂流路を流れる樹脂が均一に
冷却されるので、寸法不良や、ヒケのない成形品を得る
ことができる。ものができる。
【0015】さらに、上記冷却液通路に切り欠きを設
け、サイジング金型の出口側と入口側に交互に冷却液が
流れるように、仕切り板を切り欠きに嵌着することによ
り、伝熱面積を稼ぎ、冷却水の滞留を防げるので、効率
的且つ均一な冷却を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に使用されるサイ
ジング金型用ブロック材から、樹脂通路等を切り取った
サイジング金型一体化前のサイジング金型出口側からみ
た正面図である。図1において1はサイジング金型用ブ
ロック材、2はサイジング金型一体化前の樹脂通路、3
はサイジング金型分割部、32はサイジング金型分割部
の側面端部、4は冷却液通路である。
【0017】図1に示すように本発明においては、一つ
のサイジング金型用ブロック材1から、サイジング金型
一体化前の樹脂通路2と、サイジング金型分割部3と
を、上記サイジング金型分割部3のサイジング金型用ブ
ロック材1の側面端部32を残して、サイジング金型分
割部3と、サイジング金型一体化前の樹脂通路2同士の
輪郭を一筆書きで切り取る。この際、サイジング金型一
体化前の樹脂通路2の輪郭に沿って、一定距離を保って
冷却液通路4を切り抜くと共に、冷却液通路4には、仕
切り板を嵌合可能な切り欠き42が設けられている。こ
の際、サイジング金型分割部3から切り抜かれる部分の
厚みd1 =d2 +d3 とする。 また、サイジング金型
一体化前の樹脂通路2の輪郭は、サイジング金型分割部
3より上側においてはd1 分、上下方向に厚く切り取
る。
【0018】図2は上記サイジング金型用ブロック材の
斜視図であり、上記サイジング金型分割部の端部32を
残して切り取る際、予めピン穴加工を施した上で、ピン
穴にピン5を差し込んでおくことにより、分割されるべ
きサイジング金型の位置決めを行う。このようにして、
サイジング金型の主要部を切り取って位置決めした後、
サイジング金型用ブロック材1の側面端部32を切断す
る。
【0019】図3は、サイジング金型用ブロック材1の
側面端部32を切断した後のサイジング金型の形状を示
す正面図である。図1におけるサイジング金型用ブロッ
ク材1は3つのブロック11、12、13に分割され、
樹脂通路22の輪郭が確定され、押出成形用サイジング
金型が得られる。 なお、図1で示した冷却液通路4の
切り欠き42には、図4で示したように、仕切り板44
を嵌合する。
【0020】図5は、図4のA一A断面図である。図5
に示すように、仕切り板44は、図4の図面と直交する
方向(図5における左右方向)に交互に設けられ、冷却
液入口6から冷却液通路4に供給された冷却液は、矢印
の方向にジグザグ状に流れ、冷却液出口7から排出され
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の押出成形用サイジング金型の製
造方法は、上述の如き構成となされているので、加工コ
ストが嵩むことなく、寸法精度に優れ、また、得られる
成形品に、寸法不良や、ヒケのないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるサイジング金型用ブロック
材から、樹脂通路等を切り取ったサイジング金型一体化
前のサイジング金型出口側からみた正面図である。
【図2】図1に示したサイジング金型用ブロック材の斜
視図である。
【図3】サイジング金型用ブロック材の側面端部を切断
した後のサイジング金型の形状を示す正面図である。
【図4】仕切り板を嵌合した状態を示す正面図である。
【図5】図4のA一A断面図である。
【図6】従来の押出成形サイジング金型の一例を示す正
面図である。
【図7】従来の押出成形サイジング金型に使用される冷
却ジャケットを示す平面図である。
【図8】一般的に使用される押出成形ラインの側面図で
あり、本明細書で対象とするサイジング金型の位置を示
す。
【符号の説明】
1 サイジング金型用ブロック材 2 樹脂通路(サイジング金型一体化前) 22 樹脂通路(サイジング金型一体化後) 3 サイジング金型分割部 32 サイジング金型用ブロック材1の側面端部 4 冷却液通路 42 切り欠き 44 仕切り板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分割可能なブロックから構成さ
    れ、樹脂通路の出口形状が、成形すべき成形品の断面形
    状に対応するように開口された開口部を有する押出成形
    用サイジング金型を製造するに当たり、一つのサイジン
    グ金型用ブロック材から、樹脂通路と、サイジング金型
    分割部とを、上記サイジング金型分割部のサイジング金
    型用ブロック材の側面端部を残して、サイジング金型分
    割部と、樹脂通路との少なくとも一部同士の輪郭を一筆
    書きで切り取り、次いでサイジング金型分割部の側面側
    端部を切り取って、複数の分割可能なブロックを一体化
    することを特徴とする押出成形用サイジング金型の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 上記樹脂通路の輪郭を切り取る際、該輪
    郭に沿って一定距離を保って、冷却液通路を切り抜くこ
    とを特徴とする請求項1記載の押出成形用サイジング金
    型の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記冷却液通路に切り欠きを設け、サイ
    ジング金型の出口側と入口側に交互に冷却液が流れるよ
    うに、仕切り板を切り欠きに嵌着することを特徴とする
    請求項2記載の押出成形用サイジング金型の製造方法。
JP10335686A 1998-11-26 1998-11-26 押出成形用サイジング金型の製造方法 Pending JP2000158514A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2699404A1 (de) * 2011-04-18 2014-02-26 Greiner Tool. Tec Gmbh Extrusionsvorrichtung und verfahren zur beeinflussung von wanddicken eines extrudierten kunststoffprofils

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2699404A1 (de) * 2011-04-18 2014-02-26 Greiner Tool. Tec Gmbh Extrusionsvorrichtung und verfahren zur beeinflussung von wanddicken eines extrudierten kunststoffprofils
EP2699404B1 (de) * 2011-04-18 2023-06-07 Greiner Extrusion Group GmbH Extrusionsvorrichtung und verfahren zur beeinflussung von wanddicken eines extrudierten kunststoffprofils

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