JP2000157871A - 酸素4電子還元触媒 - Google Patents
酸素4電子還元触媒Info
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Abstract
触媒を提供する。 【構成】 次式[1]で表わされるポリ(2,3−ジカ
ルボキシアニリン)にコバルト錯体を含有することを特
徴とする高分子錯体とする。 【化1】
Description
子還元触媒に関するものである。さらに具体的には、こ
の出願の発明は、空気中温和な条件下で触媒として働
き、酸素を4電子還元して水にすることのできる、新し
い触媒に関するものである。
なって活性な過酸化水素やパーオキサイドラジカルを生
成させるため選択的な有機合成には余り利用されていな
い。これは、酸素を4電子還元して水を生成させる触媒
が殆どないためである。しかも、これまで中性下の常温
常圧条件で働く酸素4電子還元触媒は見当たらない。こ
れまで、酸素を4電子還元して水を生成させる反応によ
り酸化反応を機軸とする数多くの有機合成を実施できれ
ば、有毒で環境汚染の原因となる多量の酸化剤を必要と
しない環境合致の低コスト省エネ型のクリーンな製法と
して確立できるため、その触媒の開発が渇望されてい
た。
る触媒としては、コバルトジポルフィリン(Anson et a
l. J.Am.Chem.Soc., 1980, 102, 6027)、コバルトルテ
ニウムポルフィリン(Anson et al. J.Am.Chem.Soc., 19
91, 113, 9564)、バナジウムオキソ2核錯体(Yamamoto
et al. J.Am.Chem.Soc., 1996, 118, 12665)、鉄ポルフ
ィリンオキソ2核錯体(A. Hayonoet al, Chem.Lett., 1
998, 233) などが報告されているが、何れもpH1以下
の強酸性下でしかうまく作動しない。しかも絶縁物質の
錯体であるため、電子移動の効率が極めて悪いという問
題点が指摘されている。
みてなされたものであり、従来の酸素4電子還元触媒に
較べて、格段に温和な条件(中性下)で作動し、触媒と
して酸素酸化有機反応を進行させることができる新しい
触媒を提供することを課題としている。
の課題を解決するものとして、まず第1には、還元状態
で一般式[1](式中のR1 およびR2 は、同一または
別異の有機残基を示し、nは、2以上の整数を示す)で
表されるポリ(2,3−ジカルボキシアニリン)にコバ
ルト錯体を含有することを特徴とする酸素4電子還元触
媒を提供する。
およびR2 は、各々、水素原子、炭化水素基、アルコキ
シ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、スル
ホン酸基、スルホン酸エステル基、ニトロ基またはシア
ノ基のうちの1種である前記酸素4電子還元触媒を、第
3には、前記のポリ(2,3−ジカルボキシアニリン)
のモノマーと導電性高分子モノマーとの共重合体、もし
くはポリ(2,3−ジカルボキシルアニリン)と導電性
高分子との複合体にコバルト錯体が含有されている酸素
4電子還元触媒を、第4には、導電性高分子が、ポリフ
ェニレン、ポリピロール、ポリチオフェンまたはポリア
セン系の高分子である酸素4電子還元触媒を、第5に
は、コバルト錯体の配位子が、環状配位子またはシッフ
塩基である前記いずれかの酸素4電子還元触媒を、第6
には、配位子がポルフィリン類、フタロシアニン類また
はサレン類である酸素4電子還元触媒を提供する。この
出願の発明は、第7には、導電性高分子がその分子構造
に少くともカルボキシル基またはスルホン酸基を有し、
コバルト錯体を含有していることを特徴とする酸素4電
子還元触媒を、第8には、導電性高分子が、ポリフェニ
レン、ポリピロール、ポリチオフェンまたはポリアセン
系の高分子である前記の酸素4電子還元触媒を、第9に
は、コバルト錯体の配位子が、環状配位子、またはシッ
フ塩基である第7または第8の発明の酸素4電子還元触
媒。第10には、配位子がポルフィリン類、フタロシア
ニン類またはサレン類である第9の発明の酸素4電子還
元触媒を提供する。さらにまた、この出願の発明は、第
11には、前記第1ないし第10のいずれかの発明の酸
素4電子還元触媒が用いられる有機酸素酸化反応の促進
触媒も提供する。
特徴をもつものであるが、この発明は、前記の従来技術
の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、フェニル
環の2,3位にカルボキシル基をもつポリ(2,3−ジ
カルボキシルアニリン)化合物は自己ドープし、中性下
安定なレドックス応答を示し、この化合物はコバルト錯
体を容易に配位して高密度で集積でき、この高分子錯体
が酸素を効果的に、4電子還元するとの知見を得たこと
に基づいて完成されている。
て詳しく説明する。まず前記一般式[1]で表わされる
ポリ(2,3−ジカルボキシアニリン)の符号R1 およ
びR 2 についてさらに詳しく説明すると、例えば、水
素、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル基、
ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、などのア
ルキル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シ
クロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基、シ
クロウンデシル基、シクロドデシル基、などのシクロア
ルキル基;フェニル基、トルイル基、キシリル基、ナフ
チル基、などのアリール基を挙げることができる。ま
た、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプポ
キシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、ter
t−ブトキシ基、ペントキシ基、ヘキトキシ基、ヘプト
キシ基、オクトキシ基、ノニノキシ基、デシロキシ基、
ウンデシロキシ基、ラウリロキシ基、ミリストキシ基、
パルミトキシ基、ステアロキシ基、などのアルコキシ
基;シクロプロポキシ基、シクロブトキシ基、シクロペ
ントキシ基、シクロヘキソキシ基、シクロヘプトキシ
基、シクロオクトキシ基、シクロノロキシ基、シクロデ
シロキシ基、シクロウンデシロキシ基、シクロドデシロ
キシ基、などのシクロアルコキシ基これらのなかでも合
成の容易さ、電気応答性の観点から水素、メチル基、メ
トキシ基が好ましく用いられる。
組成は制限はなく、前記のポリ(2,3−ジカルボキシ
アニリン)の高分子錯体の割合が低いと、当然、触媒効
率も低下することになる。この場合の導電性高分子は、
ポリフェニレン、ポリピロール、ポリチオフェンまたは
ポリアセン系等の高分子であってよい。
状化合物やキレート化合物が有効である。好ましくはポ
ルフィリン、フタロシアニン、ナフトロシアニン、サレ
ン、アクエンなどが有効である。詳しく述べると、ビス
(サリチルアルデヒドエチレンジイミン)、ビス(サリ
チルアルデヒドプロビレンジイミン)、ビス(サリチル
アルデヒド−2,2−ジメチル−1,3−プロピレンジ
イミン)、ビス(サリチルアルデヒド−1,4−ブチレ
ンジイミン)、ビス(アセチルアセトンエチレンジイミ
ン)、ビス(アセチルアセトンプロビレンジイミン)、
ビス(アセチルアセトン−2,2−ジメチル−3−プロ
ピレンジイミン)、ビス(アセチルアセトン−4−ブチ
レンジイミン)などのシッフ塩基、ビス(アセチルアセ
トナト)、ビス(2,3−ヘプタンジオナト)、ビス
(1,1−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオナ
ト)、ビス(1,1−トリメチル−2,4−ペンタンジ
オナト)、ビス(1−フェニル−3−ブタンジオナト)
などのβ−ジケトナト、メソテトラフェニルポルフィリ
ン、バナジルアヌレン等が挙げられる。例えばこれらの
配位子をもつコバルト錯体については、別の観点から
は、コバルト錯体の2価/3価の酸化還元電位が1.1
Vから−0.5V(vs NHE)となる配位子を持つ
ものとして考慮される。
安定なレッドクス応答性を示す高分子であれば制限はな
い。とくにカルボキシル基やスルホン酸基、アミノ基な
ど配位性の基を持つものが好ましい。導電性高分子につ
いては、この発明のおいては、前記と同様の、ポリフェ
ニレン、ポリピロール、ポリチオフェンまたはポリアセ
ン系等の高分子であってよい。
触媒は、中性、常温常圧という温和な条件であっても作
用して水を生成するものであって、この触媒を有機酸化
反応に存在させることによって、より選択性の高い酸素
酸化反応が可能とされる。そこで以下に、この発明の実
施例を説明する。なお、当然にも、この発明は以下の実
施例のものに限定されることはない。
4mLにコバルトテトラフェニルポルフィリン錯体
(3.2mg)とポリ(2,3−ジカルボキシルアニリ
ン)(0.7mg)溶解し、直径6mmのグラシーカー
ボン電極上へ5μLキャストして24時間真空乾燥させ
た。
液を調整し、これに電極を浸す。対極に白金ワイヤー電
極、参照極に銀/塩化銀電極を用い、ディスク電極電位
を走引して電極を回転してクーテキレビッチイプロット
を取り、傾より電子移動数を求めた。同時に生成する過
酸化水素を独立に一定電位に設定したリング電極で酸化
することにより検出した。
る還元電流がディスク上で検出され、電子移動数は3.
9と決定できた。リング電極で検出された過酸化水素の
電流値はごく僅かで、酸素4電子還元の選択率は98%
であった。以上の事実より、中性下、常温常圧条件で触
媒系を介した酸素の直接4電子還元による水生成が確認
された。 (実施例2)蒸留精製ジメチルスルホキシド4mLにコ
バルトフタロシアニン錯体(3mg)とポリ(2,3−
ジカルボキシルアニリン)(0.7mg)溶解し、直径
6mmのグラシーカーボン電極上へ5μLキャストして
24時間真空乾燥させた。
液を調整し、これに電極を浸す。対極に白金ワイヤー電
極、参照極に銀/塩化銀電極を用い、ディスク電極電位
を走引して電極を回転してクーテキレビッチイプロット
を取り、傾より電子移動数を求めた。同時に生成する過
酸化水素を独立に一定電位に設定したリング電極で酸化
することにより検出した。
来する還元電流がディスク上で検出され、電子移動数は
3.88と決定できた。リング電極で検出された過酸化
水素の電流値はごく僅かで、酸素4電子還元の選択率は
97%であった。以上の事実より、中性下、常温常圧条
件で触媒系を介した酸素の直接4電子還元による水生成
が確認された。 (実施例3)蒸留精製ジメチルスルホキシド4mLにコ
バルトサレン錯体(2.5mg)とポリ(2,3−ジカ
ルボキシルアニリン)(0.7mg)溶解し、直径6m
mのグラシーカーボン電極上へ5μLキャストして24
時間真空乾燥させた。
液を調整し、これに電極を浸す。対極に白金ワイヤー電
極、参照極に銀/塩化銀電極を用い、ディスク電極電位
を走引して電極を回転してクーテキレビッチイプロット
を取り、傾より電子移動数を求めた。同時に生成する過
酸化水素を独立に一定電位に設定したリング電極で酸化
することにより検出した。
に由来する還元電流がディスク上で検出され、電子移動
数は3.95と決定できた。リング電極で検出された過
酸化水素の電流値はごく僅かで、酸素4電子還元の選択
率は97%であった。以上の事実より、中性下、常温常
圧条件で触媒系を介した酸素の直接4電子還元による水
生成が確認された。 (実施例4)蒸留精製ジメチルスルホキシド4mLにコ
バルトフタロシアニン錯体(3mg)とポリ(2−カル
ボキシチオフェン)(0.8mg)溶解し、直径6mm
のグラシーカーボン電極上へ5μLキャストして24時
間真空乾燥させる。アンモニウムクロライドを1g加え
た水溶液を調整し、これに電極を浸す。対極に白金ワイ
ヤー電極、参照極に銀/塩化銀電極を用い、ディスク電
極電位を走引して電極を回転してクーテキレビッチイプ
ロットを取り、傾より電子移動数を求めた。同時に生成
する過酸化水素を独立に一定電位に設定したリング電極
で酸化することにより検出した。0.1Vに酸素4電子
還元に由来する還元電流がディスク上で検出され、電子
移動数は3.7と決定できた。リング電極で検出された
過酸化水素の電流値はごく僅かで、酸素4電子還元の選
択率は92%であった。以上の事実より、中性下、常温
常圧条件で触媒系を介した酸素の直接4電子還元による
水生成が確認された。
発明によって中性下、常温常圧という緩やかな条件下に
おいて酸素4電子還元可能な新しい触媒が提供される。
この酸素還元触媒は、これを触媒として使用することに
より、有機化合物の酸素酸化を空気酸化で進行させ、よ
り選択性の高い酸素酸化反応を実施することができる。
また、不均一系電極表面触媒として用いることにより、
燃料電池の酸素還元電極、酸素センサーとしての用途に
提供することができるため、産業に資するところが極め
て大きい。
Claims (11)
- 【請求項1】 還元状態で一般式[1](式中のR1 お
よびR2 は、同一または別異の有機残基を示し、nは、
2以上の整数を示す)で表されるポリ(2,3−ジカル
ボキシアニリン)にコバルト錯体を含有することを特徴
とする酸素4電子還元触媒。 【化1】 - 【請求項2】 R1 およびR2 は、各々、水素原子、炭
化水素基、アルコキシ基、カルボキシル基、アルコキシ
カルボニル基、スルホン酸基、スルホン酸エステル基、
ニトロ基またはシアノ基のうちの1種である請求項1の
酸素4電子還元触媒。 - 【請求項3】 請求項1のポリ(2,3−ジカルボキシ
アニリン)のモノマーと導電性高分子モノマーとの共重
合体、もしくはポリ(2,3−ジカルボキシルアニリ
ン)と導電性高分子との複合体にコバルト錯体が含有さ
れている酸素4電子還元触媒。 - 【請求項4】 導電性高分子が、ポリフェニレン、ポリ
ピロール、ポリチオフェンまたはポリアセン系の高分子
である請求項3の酸素4電子還元触媒。 - 【請求項5】 コバルト錯体の配位子が、環状配位子、
またはシッフ塩基である請求項1ないし4のいずれかの
酸素4電子還元触媒。 - 【請求項6】 配位子がポルフィリン類、フタロシアニ
ン類またはサレン類である請求項5の酸素4電子還元触
媒。 - 【請求項7】 導電性高分子がその分子構造に少くとも
カルボキシル基またはスルホン酸基を有し、コバルト錯
体を含有していることを特徴とする酸素4電子還元触
媒。 - 【請求項8】 導電性高分子が、ポリフェニレン、ポリ
ピロール、ポリチオフェンまたはポリアセン系の高分子
である請求項7の酸素4電子還元触媒。 - 【請求項9】 コバルト錯体の配位子が、環状配位子、
またはシッフ塩基である請求項7または8の酸素4電子
還元触媒。 - 【請求項10】 配位子がポリフィリン類、フタロシア
ニン類またはサレン類である請求項9の酸素4電子還元
触媒。 - 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかの酸素
4電子還元触媒が用いられる有機酸素酸化反応の促進触
媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33754498A JP3839602B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 酸素4電子還元触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33754498A JP3839602B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 酸素4電子還元触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000157871A true JP2000157871A (ja) | 2000-06-13 |
JP3839602B2 JP3839602B2 (ja) | 2006-11-01 |
Family
ID=18309661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33754498A Expired - Fee Related JP3839602B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 酸素4電子還元触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3839602B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2133946A1 (en) * | 2007-03-27 | 2009-12-16 | Daihatsu Motor Co., Ltd. | Fuel cell |
WO2011122399A1 (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | ダイハツ工業株式会社 | 燃料電池 |
-
1998
- 1998-11-27 JP JP33754498A patent/JP3839602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2133946A1 (en) * | 2007-03-27 | 2009-12-16 | Daihatsu Motor Co., Ltd. | Fuel cell |
EP2133946A4 (en) * | 2007-03-27 | 2013-05-01 | Daihatsu Motor Co Ltd | FUEL CELL |
WO2011122399A1 (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | ダイハツ工業株式会社 | 燃料電池 |
CN102844921A (zh) * | 2010-03-31 | 2012-12-26 | 大发工业株式会社 | 燃料电池 |
US8945791B2 (en) | 2010-03-31 | 2015-02-03 | Daihatsu Motor Co. Ltd. | Oxygen side electrode for a fuel cell |
JP5813627B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2015-11-17 | ダイハツ工業株式会社 | 燃料電池 |
Also Published As
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---|---|
JP3839602B2 (ja) | 2006-11-01 |
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