JP2000157702A - 遊技機制御用icパッケージ - Google Patents

遊技機制御用icパッケージ

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JP2000157702A
JP2000157702A JP10333127A JP33312798A JP2000157702A JP 2000157702 A JP2000157702 A JP 2000157702A JP 10333127 A JP10333127 A JP 10333127A JP 33312798 A JP33312798 A JP 33312798A JP 2000157702 A JP2000157702 A JP 2000157702A
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JP
Japan
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package
chip
outside
game control
control board
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JP10333127A
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Seiichiro Fukushima
征一郎 福島
Kazunori Irie
一典 入江
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージの外部には個別の型番などが印刷
されるのみであり、外部からは内部の真否が確かめられ
なかった。 【解決手段】 遊技制御基板ボックスに収容される制御
用ICパッケージ33として、リード32やチップ31
を透明樹脂でモールドしたり、凸レンズ133bを形成
するなどして、リード32やチップ31を外部から視認
できるようにしておくことにより、不正を施したとして
も外部から容易に視認できてしまうので、実質的にかか
る不正を施せないようにすることができる。なお、制御
用CPUパッケージの場合は、チップ部分のみを外部か
ら視認できるようにモールドしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機制御用IC
パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】一般のICパッケージは黒あるいは濃い
グレーの樹脂でモールドされている。また、紫外線によ
って書き込み内容を消去可能なEPROMについては、
チップ部のみ透視可能なものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遊技機
制御用ICパッケージにおいては、パッケージの外部に
は個別の型番などが印刷されるのみであり、外部からは
内部の真否が確かめられない。
【0004】遊技機においては、遊技の趣向性を高めよ
うとすることが、ギャンブル性を向上させることになる
ものとして規制が掛けられている。このため、遊技のギ
ャンブル性を高めようとする不正が問題となるが、封印
されているICについてチップ自体を改変させてしまう
と外部からは真否が確かめられず、不正を発見できなく
なる。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもの
で、不正を行いにくくさせることが可能なCPUやRO
Mなどの遊技機制御用ICパッケージの提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、遊技機内で遊技制御基板
ボックスに組み込まれる制御用ICパッケージであっ
て、リードとチップが外部から視認できるようにモール
ドした構成としてある。上記のように構成した請求項1
にかかる発明においては、チップ部のみならず、リード
を含めて外部から視認できるようにモールドしてある。
従って、チップについては外部から高倍率の拡大手段を
利用してパターンまで視認できるようになる。また、リ
ードも外部から視認でき、チップ部以外の部分に偽のチ
ップなどを収容しようとしても外部から視認できてしま
う。
【0006】上記ICパッケージはリードの数であると
かパッケージの大きさなどは特に問題とならない。ま
た、ボールグリッドアレイであったり、フラットパッケ
ージのものであっても構わない。視認できるモールドは
透視可能な透明のものであればよく、この際、一定の着
色がなされていても良い。また、可視光以外については
透視不能なものでも良い。透視可能な構造とするにあた
り、一部にレンズを形成して拡大して視認できるように
しても良い。この場合、当該ICパッケージのレンズ形
状だけでは拡大倍率が十分でないならば、遊技制御基板
ボックスのケーシングの一部を透視可能な素材で形成し
つつ、レンズ形状を形成しても良い。このとき、ICパ
ッケージのレンズ形状と遊技制御基板ボックスのレンズ
形状とが対応して顕微鏡のような高倍率が得られるよう
にしても良い。
【0007】拡大して真否を判断するのはパターンが主
であるが、チップ上にはパターン以外に不正な模造を防
止するための登録商標を付すようにしても構わない。さ
らに、外部の顕微鏡を使用してパターンを観察できるよ
うにしてもよい。この場合、顕微鏡をICパッケージに
対して当接させたときにチップが適切距離となるように
すればピント合わせをしなくてよくなるし、当接させな
いにしても顕微鏡との距離が適切距離となるようなガイ
ドを形成してもよい。
【0008】このガイドはICパッケージの表面に形成
することもできるが、遊技制御基板ボックスのケーシン
グに形成するようにしても良い。むろん、顕微鏡はこの
ケーシングに対応させた特殊形状としてワンタッチで脱
着できるようにしても良いし、あるいは、顕微鏡の代わ
りにCCD素子を内蔵した高倍率カメラとして外部の表
示装置上に投影させるようにしても良い。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、チップと
リードが外部から視認できるようになったため、チップ
を不正なものと交換しても視認できてしまうし、また、
リード部分について別のチップを隠すということもでき
なくなり、不正の防止に貢献することが可能な遊技機制
御用ICパッケージを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる遊技機制御用ICパッケージを採用した遊技制御基
板ボックスを備えた遊技台を正面図により示しており、
図2は同遊技台を背面図により示している。図におい
て、遊技台10の正面には矩形枠型の前面枠11が配置
され、この前面枠11に対して各種の機構が装着されて
いる。正面側から見ると、金枠12が形成されるととも
に上方側にはガラス扉枠12aを介して遊技盤13を視
認できるようになっており、その下部に前面板14が配
置されて上皿14aが支持されている。さらに、金枠1
2の下方には操作ハンドル15や下皿16が取り付けら
れている。
【0011】遊技台10の背面側には上方に景品玉タン
ク17が支持され、その下方に機構板18aを含めて各
種の遊技球の処理機構が取り付けられている。その中で
も遊技盤13の中央裏側には液晶表示ユニット13aが
配置されているし、その周縁には入賞玉を集合させる入
賞玉集合樋18bなどが配置されている。液晶表示ユニ
ット13aの横には本遊技台10を制御する遊技制御基
板ボックス20を装着するための取り付けスペース19
が確保されており、遊技制御基板ボックス20は図示し
ないブラケットに対して機構的に係合固定した状態で、
この取り付けスペース19内に収容支持することにな
る。
【0012】遊技制御基板ボックス20は透明な樹脂で
箱形に形成され、内部に遊技制御基板21を収容すると
ともに、当該遊技制御基板21に接続されたケーブル類
が導出され、外部の上記液晶表示ユニット13aである
とか遊技制御機構などを制御可能となっている。遊技制
御基板21上には図3および図4に示す制御用ICパッ
ケージ(以下、ICパッケージと呼ぶ)33が載置され
ており、各図に示すように、本ICパッケージ33は透
明な樹脂によってモールドされており、チップ31のみ
ならず、リード32も透視できている。むろん、リード
32とチップ31はそれぞれのパッド部間をワイヤボン
ディングによって導通されている。
【0013】この例においては、まず、リード32を所
定位置に配置し、その外部に透明樹脂でモールドして当
該ICパッケージ33の枠組みを作成する。このとき、
リード32における内側の端部周縁にはチップ31を収
容する小室33aを形成しておき、当該小室33a内に
チップ31を収容した後、ワイヤボンディングで各リー
ド32の内側端部表面とチップ31表面に形成されたパ
ッドとの間を接続する。最後に、小室33aに対して、
再度、透明樹脂を充填してモールドする。
【0014】この例においては、特に中子などを使用し
ていないが、リード32を所定位置で固定できるように
中子を利用して借り組みしておき、この中子を含めて樹
脂モールドするようにしても良い。この場合、中子が透
明であることが好ましいが、リード32の位置決めであ
ることが外部から視認できる程度のものであれば敢えて
透明としなくてもリード32は外部から視認可能といえ
る。また、小室33aについての透明樹脂の充填に代え
て蓋部品を用意しておき、同蓋部品を装着して封入する
ことも可能である。このようにすれば、透明樹脂の充填
時のむらがなくなって視認性を向上させることもでき
る。
【0015】次に、図5および図6は小室部分にレンズ
を形成した変形例を示している。この例では、ICパッ
ケージ133を形成するにあたって小室33a内を外部
から視認しやすくするために凸レンズ133bを形成し
ている。これにより、単純に内部のチップを拡大視でき
る。むろん、この凸レンズ133bの成形については透
明樹脂の充填によっても可能であるし、蓋部材を使用す
ることによっても可能である。
【0016】図7は内部をチェックする必要があること
を考慮して照明できるようにした変形例を示している。
この例では、ICパッケージ233の一側壁面に凹部2
33cを形成しておき、当該凹部233cに発光ダイオ
ード41の先端を没入させて内部全体に照明光が行き渡
りやすくしている。この例では外部に発光ダイオード4
1を用意してあるが、ICパッケージ133内に組み込
んでおいても良い。また、必要に応じてICパッケージ
上に発光ダイオードを形成することも可能である。
【0017】一方、EPROM対策として、通常時は透
視できないようにしておき、必要時にのみ透視できるよ
うにしたい場合には、図8に示すように不透明な蓋33
3dを用意しておき、当該蓋333dをICパッケージ
333上に着脱自在に装着するようにしても良い。凸レ
ンズ133bを形成したICパッケージ133の場合、
それ自身でチップを拡大視できるものの、より細かなパ
ターンまで識別しようとする場合には、凸レンズ133
bだけでは限界がある。これに対して図9は遊技制御基
板ボックス120自体にも補助レンズ124を形成し、
凸レンズ133bと合わせて外部からチップがより拡大
させて視認できるようにした変形例を示している。むろ
ん、この場合におけるレンズ群の組合せは一例に過ぎ
ず、より適切なレンズの組合せとすることもできる。ま
た、必要に応じて遊技制御基板ボックス120の補助レ
ンズに加えてレンズ群を加えたレンズユニットを構成
し、遊技制御基板ボックス120に装着できるようにし
ても良い。
【0018】さらに、図10は検査用の拡大鏡ユニット
400を利用する変形例を示している。この変形例で
は、凸レンズ133bに対面する位置にCCDによる撮
像素子とレンズ群とを収容する拡大鏡ユニット400を
装着できるように、遊技制御基板ボックス420に凹部
425を形成してある。拡大率が高くなるとチップの全
体を一度に投影することはできなくなり、拡大鏡ユニッ
ト400を移動させてチップを検査することになる。こ
のため、凹部425内に段部425aを形成し、拡大鏡
ユニット400を同段部425aに当接させて一定距離
を保った状態としつつ、一定範囲を移動できるようにし
ている。また、この場合には拡大鏡ユニット400の拡
大率が高いので、特に凸レンズ133bを形成しなくて
もよい。
【0019】拡大された映像はハンディタイプのCRT
401やTFTパネルに表示させるが、この映像を画像
処理装置に読み込ませ、パターンマッチングを行うよう
にしても良い。さらに、図11に示すようにチップ31
上に製造メーカーの登録商標を形成するようにしたり、
依頼側の登録商標を形成するようにするなど、登録商標
自体をチップ上に形成することも有効である。なぜなら
ば、正規のICチップについて権利を有する者がいるの
に対して、半導体ICを製造する技術がある会社は容易
にかかる登録商標の無断使用行為に関与し得なくなるか
らである。
【0020】なお、チップ上には登録商標をかねたマー
キングを形成することも可能であり、画像処理する際に
はこのマーキングを視認してチップの位置を特定し、パ
ターンマッチングに資するようにしても良い。むろん、
このようなマーキングが無いとしても、一定間隔で並ん
でいるパッドの映像を利用するようにしても良い。この
ように、遊技制御基板ボックスに収容される制御用IC
パッケージ33として、リード32やチップ31を透明
樹脂でモールドしたり、凸レンズ133bを形成するな
どして、リード32やチップ31を外部から視認できる
ようにしておくことにより、不正を施したとしても外部
から容易に視認できてしまうので、実質的にかかる不正
を施せないようにすることができる。なお、制御用CP
Uパッケージの場合は、チップ部分のみを外部から視認
できるようにモールドしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる遊技機制御用IC
パッケージを採用した遊技制御基板ボックスを備えた遊
技台の正面図である。
【図2】同遊技台を背面図により示している。
【図3】制御用ICパッケージの平面図である。
【図4】同制御用ICパッケージの斜視図である。
【図5】変形例にかかる制御用ICパッケージの平面図
である。
【図6】同制御用ICパッケージの側面図である。
【図7】他の変形例にかかる制御用ICパッケージの平
面図である。
【図8】他の変形例にかかる制御用ICパッケージの分
解斜視図である。
【図9】変形例にかかる制御用ICパッケージを収容し
た遊技制御基板ボックスの概略断面図である。
【図10】他の変形例にかかる制御用ICパッケージを
収容した遊技制御基板ボックスと拡大鏡ユニットの概略
構成図である。
【図11】変形例にかかるチップの平面図である。
【符号の説明】
10…遊技台 11…前面枠 12…金枠 12a…ガラス扉枠 13…遊技盤 13a…液晶表示ユニット 14…前面板 14a…上皿 15…操作ハンドル 16…下皿 17…景品玉タンク 18a…機構板 18b…入賞玉集合樋 19…取り付けスペース 20…遊技制御基板ボックス 21…遊技制御基板 31…チップ 32…リード 33…制御用ICパッケージ 33a…小室 41…発光ダイオード 233…制御用ICパッケージ 233c…凹部 333…制御用ICパッケージ 333d…蓋 400…拡大鏡ユニット 401…CRT 420…遊技制御基板ボックス 425…凹部 425a…段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機内で遊技制御基板ボックスに組み
    込まれる制御用ICパッケージであって、 リードとチップが外部から視認できるようにモールドし
    たことを特徴とする遊技機制御用ICパッケージ。
JP10333127A 1998-11-24 1998-11-24 遊技機制御用icパッケージ Withdrawn JP2000157702A (ja)

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