JP2000157333A - 爪化粧料シート - Google Patents
爪化粧料シートInfo
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- JP2000157333A JP2000157333A JP10337074A JP33707498A JP2000157333A JP 2000157333 A JP2000157333 A JP 2000157333A JP 10337074 A JP10337074 A JP 10337074A JP 33707498 A JP33707498 A JP 33707498A JP 2000157333 A JP2000157333 A JP 2000157333A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯に便利で使い勝手が良好であり、ネイル
エナメルの塗布、部分修復、除去などを簡便に行なうこ
とができる爪化粧料シートを得る。 【解決手段】 繊維からなるシート状体21に、溶剤お
よび樹脂成分を含む爪化粧料を含浸せしめ、プラスチッ
クフィルムからなる包装体31に収納したことを特徴と
する爪化粧料シート11。包装体31は、側部の切込み
部33から開封され、包装体の一部が除去されて残部の
包装体から前記シート状体21の一部が露出する構造を
有し、残部の包装体を手持ち部として、手を汚すことな
く、露出したシート状体に含浸された爪化粧料を爪に適
用する。
エナメルの塗布、部分修復、除去などを簡便に行なうこ
とができる爪化粧料シートを得る。 【解決手段】 繊維からなるシート状体21に、溶剤お
よび樹脂成分を含む爪化粧料を含浸せしめ、プラスチッ
クフィルムからなる包装体31に収納したことを特徴と
する爪化粧料シート11。包装体31は、側部の切込み
部33から開封され、包装体の一部が除去されて残部の
包装体から前記シート状体21の一部が露出する構造を
有し、残部の包装体を手持ち部として、手を汚すことな
く、露出したシート状体に含浸された爪化粧料を爪に適
用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マニキュア、修復
用マニキュア、マニキュアリムーバーなどとして利用さ
れる爪化粧料シートに関する。
用マニキュア、マニキュアリムーバーなどとして利用さ
れる爪化粧料シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、爪に光沢に付与するために化
粧料としてマニキュア(ネイルエナメル)が用いられて
おり、また、この除去用にマニキュアリムーバーも使用
されている。しかし、従来のマニキュア等の爪化粧料
は、瓶に詰めたタイプであり、刷毛に含浸している液が
少なくなるとその都度、瓶の中に刷毛を入れ再度含浸さ
せて使用する必要があった。そのため使し勝手が悪く、
また、携帯に際しては瓶を持ち歩く必要があり面倒であ
った。
粧料としてマニキュア(ネイルエナメル)が用いられて
おり、また、この除去用にマニキュアリムーバーも使用
されている。しかし、従来のマニキュア等の爪化粧料
は、瓶に詰めたタイプであり、刷毛に含浸している液が
少なくなるとその都度、瓶の中に刷毛を入れ再度含浸さ
せて使用する必要があった。そのため使し勝手が悪く、
また、携帯に際しては瓶を持ち歩く必要があり面倒であ
った。
【0003】そこで、セパレート膜で不織布等を表裏に
仕切り、表裏面に異なる化粧料を含浸させ、これを密封
袋内に装填した化粧料が提案されている(特開平8−1
98739号公報)。しかしながらこの化粧料は、不織
布の形状や形態により爪の細部までマニキュアを塗布し
たり、あるいはマニキュア成分を爪上で延伸したりする
には不向きであり、さらには化粧料が爪以外の部分に付
着してしまう、使用する手先に化粧料が付着してしまう
など使い勝手の点で問題があった。
仕切り、表裏面に異なる化粧料を含浸させ、これを密封
袋内に装填した化粧料が提案されている(特開平8−1
98739号公報)。しかしながらこの化粧料は、不織
布の形状や形態により爪の細部までマニキュアを塗布し
たり、あるいはマニキュア成分を爪上で延伸したりする
には不向きであり、さらには化粧料が爪以外の部分に付
着してしまう、使用する手先に化粧料が付着してしまう
など使い勝手の点で問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、携帯に便利
で、使い勝手が良好で、マニキュアの塗布、部分修復、
除去などを簡便に行なうことができる爪化粧料シートを
提供するものである。
で、使い勝手が良好で、マニキュアの塗布、部分修復、
除去などを簡便に行なうことができる爪化粧料シートを
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の爪化粧料シート
は、繊維からなるシート状体に、溶剤および樹脂成分を
含む爪化粧料を含浸せしめ、プラスチックフィルムから
なる包装体に収納したことを特徴とする。この爪化粧料
シートは、マニキュアシート、修復用マニキュアシー
ト、マニキュアリムーバーシートなどとして用いられ
る。包装体は、側部の切込み部から開封され、包装体の
一部が除去されて残部の包装体から前記シート状体の一
部が露出する構造を有し、残部の包装体を手持ち部とし
て、手を汚すことなく、露出したシート状体に含浸され
た爪化粧料を爪に適用するようにしたものが好ましい。
は、繊維からなるシート状体に、溶剤および樹脂成分を
含む爪化粧料を含浸せしめ、プラスチックフィルムから
なる包装体に収納したことを特徴とする。この爪化粧料
シートは、マニキュアシート、修復用マニキュアシー
ト、マニキュアリムーバーシートなどとして用いられ
る。包装体は、側部の切込み部から開封され、包装体の
一部が除去されて残部の包装体から前記シート状体の一
部が露出する構造を有し、残部の包装体を手持ち部とし
て、手を汚すことなく、露出したシート状体に含浸され
た爪化粧料を爪に適用するようにしたものが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の爪化粧料シート11は図
1に示すように、繊維からなるシート状体21、このシ
ート状体に含浸させられる溶剤および樹脂成分を含む爪
化粧料組成物、シート状体を収納するプラスチックフィ
ルムからなる包装体3から構成される。シート状体とし
ては不織布、織布などが用いられ、これらを構成する繊
維としては、レーヨン繊維、セルロース繊維、ポリオレ
フィン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、
ポリエステル繊維、ポリエステルテレフタレート繊維、
ポリアミド繊維、ポリスチレン繊維、ナイロン繊維、ア
クリル繊維、アセテート繊維、パルプ、セルロース、
紙、タンパク質繊維、シルク繊維、羊毛繊維、活性炭繊
維、カーボンブラック繊維、グラファイト繊維、中空構
造を有する繊維、芯鞘構造を有する繊維、分割繊維を有
する繊維、偏心構造を有する繊維などが用いられる。
1に示すように、繊維からなるシート状体21、このシ
ート状体に含浸させられる溶剤および樹脂成分を含む爪
化粧料組成物、シート状体を収納するプラスチックフィ
ルムからなる包装体3から構成される。シート状体とし
ては不織布、織布などが用いられ、これらを構成する繊
維としては、レーヨン繊維、セルロース繊維、ポリオレ
フィン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、
ポリエステル繊維、ポリエステルテレフタレート繊維、
ポリアミド繊維、ポリスチレン繊維、ナイロン繊維、ア
クリル繊維、アセテート繊維、パルプ、セルロース、
紙、タンパク質繊維、シルク繊維、羊毛繊維、活性炭繊
維、カーボンブラック繊維、グラファイト繊維、中空構
造を有する繊維、芯鞘構造を有する繊維、分割繊維を有
する繊維、偏心構造を有する繊維などが用いられる。
【0007】シート状体21の構成例を以下に示す。図
2の実施例では、シート状体21が不織布23等の単層
構造からなる。図3の実施例では、シート状体21が、
不織布23等の含浸体とプラスチックフィルム25の積
層構造からなる。プラスチックフィルムとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ナイ
ロン、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ABS樹脂な
どが用いられる。用いるプラスチックは弾性を有する樹
脂が好ましく、この構造は、含浸体とプラスチックフィ
ルムの2層からなるシート状体である。図4の実施例で
は、シート状体21が、不織布23等の含浸体をプラス
チックフィルム25で両側から挾み込んだサンドイッチ
構造を取る。この構造は3層構造体からなり、マニキュ
ア成分の徐放性をコントロールしたものである。図5の
実施例では、シート状体21がプラスチックフィルム2
5の両側に不織布23等の含浸体が積層されている。こ
の構造は、弾性を有する3層構造で、爪にマニキュア成
分を塗布するとき、力を入れやすい構造である。
2の実施例では、シート状体21が不織布23等の単層
構造からなる。図3の実施例では、シート状体21が、
不織布23等の含浸体とプラスチックフィルム25の積
層構造からなる。プラスチックフィルムとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ナイ
ロン、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ABS樹脂な
どが用いられる。用いるプラスチックは弾性を有する樹
脂が好ましく、この構造は、含浸体とプラスチックフィ
ルムの2層からなるシート状体である。図4の実施例で
は、シート状体21が、不織布23等の含浸体をプラス
チックフィルム25で両側から挾み込んだサンドイッチ
構造を取る。この構造は3層構造体からなり、マニキュ
ア成分の徐放性をコントロールしたものである。図5の
実施例では、シート状体21がプラスチックフィルム2
5の両側に不織布23等の含浸体が積層されている。こ
の構造は、弾性を有する3層構造で、爪にマニキュア成
分を塗布するとき、力を入れやすい構造である。
【0008】図6の実施例では、シート状体21が高密
度の不織布23aと低密度の不織布23bとの積層構造
からなる。このような密度の異なる不織布を積層するこ
とにより、密度の高い不織布にマニキュア成分を多く含
浸できるようにした。図7の実施例では、シート状体2
1が低密度の不織布23bの両側を嵩密度の不織布23
aで積層したサンドイッチ構造をとる。この構造では、
高密度の不織布により多くのマニキュア成分が含浸でき
るので、爪の広い部分の塗布や修復に便利である。図8
の実施例では、シート状体21が高嵩密度の不織布23
aの両側を低密度の不織布23で積層したサンドイッチ
構造を取る。この構造では含浸量が少ないので、爪の狭
い部分への塗布や修復に便利である。
度の不織布23aと低密度の不織布23bとの積層構造
からなる。このような密度の異なる不織布を積層するこ
とにより、密度の高い不織布にマニキュア成分を多く含
浸できるようにした。図7の実施例では、シート状体2
1が低密度の不織布23bの両側を嵩密度の不織布23
aで積層したサンドイッチ構造をとる。この構造では、
高密度の不織布により多くのマニキュア成分が含浸でき
るので、爪の広い部分の塗布や修復に便利である。図8
の実施例では、シート状体21が高嵩密度の不織布23
aの両側を低密度の不織布23で積層したサンドイッチ
構造を取る。この構造では含浸量が少ないので、爪の狭
い部分への塗布や修復に便利である。
【0009】シート状体21には、爪化粧料組成物が含
浸させられる。爪化粧料組成物としては、マニキュア
(ネイルエナメル)、修復用マニキュア、マニキュアリ
ムーバーなどが用いられるが、これらの組成は従来と変
わるところがない。爪化粧料組成物は、溶剤および樹脂
成分あるいは更に他の任意成分を含み、シート状体1g
当たり0.3〜15gの範囲でシート状体に含浸させる
ことが好適であり、好ましくはシート状体1g当たり
0.5〜10gの範囲で含浸される。爪化粧料組成物中
に配合される溶剤としては、特に限定されないが、例え
ば酢酸エチル、エタノール、トルエン、アセトンなどが
挙げられる。
浸させられる。爪化粧料組成物としては、マニキュア
(ネイルエナメル)、修復用マニキュア、マニキュアリ
ムーバーなどが用いられるが、これらの組成は従来と変
わるところがない。爪化粧料組成物は、溶剤および樹脂
成分あるいは更に他の任意成分を含み、シート状体1g
当たり0.3〜15gの範囲でシート状体に含浸させる
ことが好適であり、好ましくはシート状体1g当たり
0.5〜10gの範囲で含浸される。爪化粧料組成物中
に配合される溶剤としては、特に限定されないが、例え
ば酢酸エチル、エタノール、トルエン、アセトンなどが
挙げられる。
【0010】溶剤は、爪化粧料組成物の種類にもよる
が、組成物中に20〜90重量%配合するのが好適であ
り、好ましくは40〜80重量%、さらに好ましくは4
5〜70重量%の範囲である。爪化粧料組成物中に配合
される樹脂としては、例えばアルキド樹脂、アクリル酸
共重合体、アクリル酸−メタクリル酸共重合体などが挙
げられる。樹脂は、爪化粧料組成物中に0.3〜20重
量%配合するのが好適であり、好ましくは3〜15重量
%、さらに好ましくは5〜10重量%の範囲である。
が、組成物中に20〜90重量%配合するのが好適であ
り、好ましくは40〜80重量%、さらに好ましくは4
5〜70重量%の範囲である。爪化粧料組成物中に配合
される樹脂としては、例えばアルキド樹脂、アクリル酸
共重合体、アクリル酸−メタクリル酸共重合体などが挙
げられる。樹脂は、爪化粧料組成物中に0.3〜20重
量%配合するのが好適であり、好ましくは3〜15重量
%、さらに好ましくは5〜10重量%の範囲である。
【0011】本発明の爪化粧料組成物中には、さらに必
要に応じてニトロセルロース等の皮膜形成剤(好ましい
配合量:10〜20重量%)、クエン酸アセチルトリエ
チル等の可塑剤(好ましい配合量:3〜10重量%)、
赤色202号、ベンガラ被覆雲母チタン等の顔料(好ま
しい配合量:2〜4重量%)、適量の香料、ポリオール
系保湿剤、グリセリン等の保湿剤、精製水(好ましい配
合量:5〜10重量%)などが配合される。
要に応じてニトロセルロース等の皮膜形成剤(好ましい
配合量:10〜20重量%)、クエン酸アセチルトリエ
チル等の可塑剤(好ましい配合量:3〜10重量%)、
赤色202号、ベンガラ被覆雲母チタン等の顔料(好ま
しい配合量:2〜4重量%)、適量の香料、ポリオール
系保湿剤、グリセリン等の保湿剤、精製水(好ましい配
合量:5〜10重量%)などが配合される。
【0012】本発明の不織布、織布などからなるシート
状体21は、図1に示すように、プラスチックフィルム
からなる包装体31に収納され、本発明の爪化粧料シー
トを構成する。図9(A)はこの実施例の平面図を、図
9(B)は図9(A)の線A−Aに沿った断面図を示
す。シート状体21は包装体31に収納され、包装体3
1の側部はヒートシールされ、この側部に包装体31を
開封するための切込み部33を有する。使用に際して
は、切込み部33から開封すると図10の状態となる。
すなわち、ネイルエナメル、エナメルリムーバー等が含
浸されたシート状体21の先端部が包装体31から露出
し、包装体31を指で持ち手を汚すことなく、露出した
シート状体21によりマニキュア(ネイルエナメル)を
爪に塗布したり、マニキュアリムーバーにより除去する
ことができる。
状体21は、図1に示すように、プラスチックフィルム
からなる包装体31に収納され、本発明の爪化粧料シー
トを構成する。図9(A)はこの実施例の平面図を、図
9(B)は図9(A)の線A−Aに沿った断面図を示
す。シート状体21は包装体31に収納され、包装体3
1の側部はヒートシールされ、この側部に包装体31を
開封するための切込み部33を有する。使用に際して
は、切込み部33から開封すると図10の状態となる。
すなわち、ネイルエナメル、エナメルリムーバー等が含
浸されたシート状体21の先端部が包装体31から露出
し、包装体31を指で持ち手を汚すことなく、露出した
シート状体21によりマニキュア(ネイルエナメル)を
爪に塗布したり、マニキュアリムーバーにより除去する
ことができる。
【0013】図11は、本発明の爪化粧料シート11の
他の実施例を示し、シート状体21が台形で、包装体3
1を開封した場合に台形の長辺が露出する構造となって
いる以外は、図10と同様である。この構造により、爪
の広い部分への塗布あるいは修復が便利となる。図12
は、本発明の爪化粧料シートの他の実施例を示し、シー
ト状体21が台形で、包装体31を開封した場合に台形
の短辺が露出する構造となっている以外は図10と同様
である。この構造により、爪の狭い部分への塗布あるい
は修復が便利となる。
他の実施例を示し、シート状体21が台形で、包装体3
1を開封した場合に台形の長辺が露出する構造となって
いる以外は、図10と同様である。この構造により、爪
の広い部分への塗布あるいは修復が便利となる。図12
は、本発明の爪化粧料シートの他の実施例を示し、シー
ト状体21が台形で、包装体31を開封した場合に台形
の短辺が露出する構造となっている以外は図10と同様
である。この構造により、爪の狭い部分への塗布あるい
は修復が便利となる。
【0014】図13は、本発明の爪化粧料シートの他の
実施例を示し、シート状体21の先端部21aが先細に
なっている以外は図10と同様である。この構造は、爪
と皮膚との境や狭い所を塗布したり修復する場合に便利
である。図14〜図18は本発明の他の実施例を示すも
のであり、包装体31の開封により露出するシート状体
21の先端部21bが刷毛状を呈している事以外は前述
の実施例と同様である。先端部21bを刷毛状とするこ
とにより、爪にマニキュア成分を塗布したり、修復する
場合に便利である。
実施例を示し、シート状体21の先端部21aが先細に
なっている以外は図10と同様である。この構造は、爪
と皮膚との境や狭い所を塗布したり修復する場合に便利
である。図14〜図18は本発明の他の実施例を示すも
のであり、包装体31の開封により露出するシート状体
21の先端部21bが刷毛状を呈している事以外は前述
の実施例と同様である。先端部21bを刷毛状とするこ
とにより、爪にマニキュア成分を塗布したり、修復する
場合に便利である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、携帯に便利で使い勝手
が良好であり、ネイルエナメルの塗布、部分修復、除去
などを簡便に行なうことができる爪化粧料シートが得ら
れる。中でも、欠けたマニキュア部分を周囲のエナメル
成分より補充、延伸して容易に修復できる修復用マニキ
ュアシートとして特に有効である。
が良好であり、ネイルエナメルの塗布、部分修復、除去
などを簡便に行なうことができる爪化粧料シートが得ら
れる。中でも、欠けたマニキュア部分を周囲のエナメル
成分より補充、延伸して容易に修復できる修復用マニキ
ュアシートとして特に有効である。
【0016】
【実施例】以下の化粧料の製法は、皮膜形成剤、可塑
剤、香料を混合溶剤に溶解し、その後、顔料を添加し、
撹拌、分散したものである。 (1)マニキュアシート 表1に示した組成マニキュア(ネイルエナメル)液を、
ポリエステル繊維/ポリプロピレン繊維(50/50=
1/1)からなる不織布(シート)に含浸させ、プラス
チックフィルム包装体に収納し図9(Aタイプ)および
図14(Bタイプ)に示すマニキュアシートを製造し
た。切込み部から開封し、繊維シート状体により爪に対
し塗布した。その結果を表2に示す。
剤、香料を混合溶剤に溶解し、その後、顔料を添加し、
撹拌、分散したものである。 (1)マニキュアシート 表1に示した組成マニキュア(ネイルエナメル)液を、
ポリエステル繊維/ポリプロピレン繊維(50/50=
1/1)からなる不織布(シート)に含浸させ、プラス
チックフィルム包装体に収納し図9(Aタイプ)および
図14(Bタイプ)に示すマニキュアシートを製造し
た。切込み部から開封し、繊維シート状体により爪に対
し塗布した。その結果を表2に示す。
【0017】
【表1】 表1:マニキュア液の組成 皮膜形成剤 ニトロセルロース 16.5(%) 樹脂 アルキッド樹脂 8 可塑剤 クエン酸アセチルトリエチリル 6 溶剤 酢酸エチル 16 酢酸ブチル 30 エタノール 12 トルエン 8 顔料 赤色202号 1 ベンガラ被覆服雲母チタン 2.5 香料 適量
【0018】
【表2】 評価 ○:満足(良好) △:やや不満足 ×:不満足
【0019】(2) マニキュア(エナメル)修復シー
ト 表3に示した組成のマニキュア(ネイルエナメル)液
を、ポリエステル繊維/ナイロン繊維(50/50=1
/1)からなる不織布(シート)に含浸させ、プラスチ
ックフィルム包装体に収納し図9(Aタイプ)および図
14(Bタイプ)に示す修復用マニキュアシートを製造
した。切込み部から開封し、繊維シート状体により爪に
対し塗布し、爪が部分的にはげたネイルエナメルを修復
した。その結果を表4に示す。
ト 表3に示した組成のマニキュア(ネイルエナメル)液
を、ポリエステル繊維/ナイロン繊維(50/50=1
/1)からなる不織布(シート)に含浸させ、プラスチ
ックフィルム包装体に収納し図9(Aタイプ)および図
14(Bタイプ)に示す修復用マニキュアシートを製造
した。切込み部から開封し、繊維シート状体により爪に
対し塗布し、爪が部分的にはげたネイルエナメルを修復
した。その結果を表4に示す。
【0020】
【表3】 表3:修復マニキュア液の組成 皮膜形成材 ニトロセルロース 8(%) 樹脂 アルキッド樹脂 6(%) 可塑剤 クエン酸アセチルトリエチル 5(%) 溶剤 酢酸エチル 21(%) 酢酸ブチル 38(%) エタノール 14(%) トルエン 6(%) 顔料 赤色202号 1(%) ベンガラ被覆雲母チタン 1(%) 香料 適量
【0021】
【表4】 表4:評価結果 爪に対する評価 項 目 Aタイプ Bタイプ エナメルの復元性(のび易さ) ○ ○ 光沢性 ○ ○ 色彩 ○ ○ 使用性 ○ ○ 持ち運び性 ○ ○ 評価 ○:満足(良好) △:やや不満足 ×:不満足
【0022】(3)マニキュア(エナメル)リムーバー
シート 表5に示した組成のエナメルリムーバー液を、ポリエス
テル繊維/ポリプロピレン繊維(50/50=1/1)
からなる不織布(シート)に含浸させ、プラスチックフ
ィルム包装体に収納し図9(Aタイプ)および図14
(Bタイプ)に示すマニキュアリムーバーシートを製造
した。切込み部から開封し、繊維シート状体により爪に
対し塗布し、爪に塗布したネイルエナメルを除去した。
その結果を表6に示す。
シート 表5に示した組成のエナメルリムーバー液を、ポリエス
テル繊維/ポリプロピレン繊維(50/50=1/1)
からなる不織布(シート)に含浸させ、プラスチックフ
ィルム包装体に収納し図9(Aタイプ)および図14
(Bタイプ)に示すマニキュアリムーバーシートを製造
した。切込み部から開封し、繊維シート状体により爪に
対し塗布し、爪に塗布したネイルエナメルを除去した。
その結果を表6に示す。
【0023】
【表5】 表5:ネイルエナメルのリムーバー液の組成 樹脂 アルキッド樹脂 4 (%) 可塑剤 クエン酸アセチルトリエチリル 3 溶剤 アセトン 54 酢酸ブチル 15 エタノール 15 トルエン 4 保湿剤 グリセリン 5 香料 適量
【0024】
【表6】 評価 ○:ほぼあるいは十分に除去できた。 △:ほぼ半分除去できた。 ×:ほとんど、あるいは十分に除去できなかった。
【図1】本発明の爪化粧料シートの実施例を示す斜視図
である。
である。
【図2】本発明のシート状体の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本発明のシート状体の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図4】本発明のシート状体の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】本発明のシート状体の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本発明のシート状体の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図7】本発明のシート状体の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図8】本発明のシート状体の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図9】(A)図1に示した本発明の爪化粧料シートの
平面図である。 (B)(A)の線A−Aに沿った断面図である。
平面図である。 (B)(A)の線A−Aに沿った断面図である。
【図10】本発明の爪化粧料シートの開封状体を示す平
面図である。
面図である。
【図11】本発明の爪化粧料シートの実施例を示す平面
図である。
図である。
【図12】本発明の爪化粧料シートの実施例を示す平面
図である。
図である。
【図13】本発明の爪化粧料シートの実施例を示す平面
図である。
図である。
【図14】本発明の爪化粧料シートの実施例を示す平面
図である。
図である。
【図15】本発明の爪化粧料シートの開封状態を示す平
面図である。
面図である。
【図16】本発明の爪化粧料シートの実施例を示す平面
図である。
図である。
【図17】本発明の爪化粧料シートの実施例を示す平面
図である。
図である。
【図18】本発明の爪化粧料シートの実施例を示す平面
図である。
図である。
11 爪化粧料シート 21 シート状体 31 包装体 33 切込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏田 利信 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 酒井 秀雄 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA01 HP01
Claims (5)
- 【請求項1】 繊維からなるシート状体に、溶剤および
樹脂成分を含む爪化粧料を含浸せしめ、プラスチックフ
ィルムからなる包装体に収納したことを特徴とする爪化
粧料シート。 - 【請求項2】 爪化粧料シートがマニキュアシートであ
る請求項1に記載の爪化粧料シート。 - 【請求項3】 爪化粧料シートが修復用マニキュアシー
トである請求項1に記載の爪化粧料シート。 - 【請求項4】 爪化粧料シートがマニキュアリムーバー
シートである請求項1に記載の爪化粧料シート。 - 【請求項5】 前記包装体が、側部の切込み部から開封
され、包装体の一部が除去されて残部の包装体から前記
シート状体の一部が露出する構造を有し、残部の包装体
を手持ち部として、手を汚すことなく、露出したシート
状体に含浸された爪化粧料を爪に適用するようにした請
求項1〜4のいずれか一項に記載の爪化粧料シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10337074A JP2000157333A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 爪化粧料シート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10337074A JP2000157333A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 爪化粧料シート |
Publications (1)
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---|---|
JP2000157333A true JP2000157333A (ja) | 2000-06-13 |
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ID=18305197
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10337074A Pending JP2000157333A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 爪化粧料シート |
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JP (1) | JP2000157333A (ja) |
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- 1998-11-27 JP JP10337074A patent/JP2000157333A/ja active Pending
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