JP2000156875A - 映像制作装置および映像表示システムおよびグラフィックス制作方法 - Google Patents

映像制作装置および映像表示システムおよびグラフィックス制作方法

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JP2000156875A
JP2000156875A JP10329217A JP32921798A JP2000156875A JP 2000156875 A JP2000156875 A JP 2000156875A JP 10329217 A JP10329217 A JP 10329217A JP 32921798 A JP32921798 A JP 32921798A JP 2000156875 A JP2000156875 A JP 2000156875A
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JP
Japan
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signal
supplied
video signal
color
circuit
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JP10329217A
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English (en)
Inventor
Shigeru Harada
茂 原田
Junji Kagita
純司 鍵田
Kazuhiko Fujiwara
和彦 藤原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1チャンネル分の伝送路または記録媒体であ
っても、送信側および受信側または受信側のみで所定の
処理を施すことによって3D映像を表示する。 【解決手段】 先鋭度による前/後変調回路11では、
手前にある物体ほど、その物体のエッジ部分に相当する
映像信号の立ち上がりが急峻にされる。カラーによる前
/後変調回路12では、手前にある物体ほど、その色の
濃さが強くされる。コントラストによる前/後変調回路
13では、手前にある物体ほど、そのコントラストレシ
オが強くされる。加算器14では、供給された出力が加
算され、伝送路15を介して受信側へ伝送される。分配
器16では、供給された信号が先鋭度による前/後復調
回路17、カラーによる前/後復調回路18およびコン
トラストによる前/後復調回路19へ分配される。受信
側の前/後復調回路17、18および19によって、立
体感が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像信号に表示
される物体の前後感、立体感を強調することができる映
像制作装置および映像表示システムおよびグラフィック
ス制作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現行の立体映像表示システム、いわゆる
3D(ディメンション)システムは、まず3D映像を制
作する側で左右両眼の映像を作るために、2つのカメラ
を使用して映像を撮影したり、または左右眼用の2チャ
ンネル分のCG(コンピュータ・グラフィックス)映像
を作る必要があった。さらに、この3D映像を伝送する
ためには、独立した2チャンネルの伝送路を使用して3
D受像機まで伝送する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、3D映像
を楽しむために、特別に3D用の映像を撮影したり制作
することは、手間と費用と、時間が掛かる問題があっ
た。さらに、その3D映像を3D受像機に伝送するため
には2チャンネルの伝送路または記録媒体を使用しなけ
ればならない問題があった。また、既存の1チャンネル
の伝送路または記録媒体を使用する場合には、送信側で
2チャンネルの3D映像を1チャンネル分に圧縮し、受
信側で再度2チャンネルに伸長するための非常に複雑な
変調・復調処理を施さなければならない問題があった。
【0004】従って、この発明の目的は、1チャンネル
分の伝送路または記録媒体であっても、送信側および受
信側または受信側のみで所定の処理を施すことによって
3D映像を表示することができる映像制作装置および映
像表示システムおよびグラフィックス制作方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、手前にある物体ほど、物体のエッジ部分に相当する
映像信号の立ち上がりを急峻にする前後感手段と、手前
にある物体ほど、物体のコントラストレシオを強くする
コントラスト強調手段と、手前にある物体ほど、物体の
色の濃さを強くするカラー強調手段の何れか1つを少な
くとも備えることを特徴とする映像制作装置。
【0006】請求項3に記載の発明は、送信側から供給
された映像を、受信側で立体的に表示させる映像表示シ
ステムにおいて、送信側は、手前にある物体ほど、物体
のエッジ部分に相当する映像信号の立ち上がりを急峻に
する前後感手段と、手前にある物体ほど、物体の色の濃
さを強くするカラー強調手段と、手前にある物体ほど、
物体のコントラストレシオを強くするコントラスト強調
手段の何れか1つを少なくとも備え、受信側では、入力
映像信号から前後感手段と、カラー強調手段と、コント
ラスト強調手段とによって施された、物体の前/後情報
を検出し、検出された前/後情報に基づいて、左右視差
または奥行き情報を入力映像信号に与え、表示させるよ
うにしたことを特徴とする映像表示システムである。
【0007】請求項7に記載の発明は、コンピュータを
用いて映像を制作するグラフィックス制作方法におい
て、前景となる物体の輝度エッジをくっきりと立て、物
体のエッジを目立たなくさせるために、背景に対してフ
ィルタを掛け、前景となる物体のカラーコントラストを
明確にし、物体にシェーディングを掛け、体積感を強調
するようにしたことを特徴とするグラフィックス制作方
法である。
【0008】この映像表示システムは、立体映像表示装
置(受信側)と映像送信装置(送信側)から構成され
る。立体映像表示装置は、前後感回路、カラー強調回
路、コントラスト強調回路を備えているので、通常入力
される2次元映像から前/後情報を検出し、その前/後
情報に基づいて、左右視差または奥行き情報が入力映像
信号に与えられ立体感が得られる。映像送信装置は、そ
の立体映像表示装置のアルゴリズムに適応した立体映像
への変換が容易な2次元映像を、備えている前後感回
路、カラー強調回路、コントラスト強調回路を用いて制
作され、送信される。この映像表示システムの受信側
は、現行の2次元映像との完全な整合性を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。この発明の説明を容易と
するために、まず立体表示方式について説明する。立体
表示方式の中で、最も実現性の高いものに左右視差情報
を利用した立体表示方式がある。この方式は、撮影時に
2台のカメラを使用して、左眼用信号と右眼用信号を撮
影する。これを受信時に、それぞれの眼に写るように再
生するものである。
【0010】図1には、両眼(左右)視差を利用した立
体視の動作の原理を示す。表示面1上に、左眼映像3L
および右眼映像3Rを水平方向にずらしたものを表示す
る。通常は左右両眼(2L、2R)の焦点(左右の視線
の交わる点であり、輻輳が合っている点と呼ばれる)と
それぞれの眼(2L、2R)の焦点(単眼での眼の調節
が合っている点)は同じ場所である。具体的には、CR
T等ではCRT面が輻輳と調節の合っている場所であ
り、プロジェクタ等ではスクリーンが、輻輳と調節の合
っている場所である。
【0011】図1Aは、交差輻輳の場合を示す。この場
合、左方向にずらした映像3Rを右眼2Rに写るように
し、右方向にずらした映像3Lを左眼2Lに写るように
する。この時、左右の眼の輻輳の合っている位置に恰も
物があるかのように頭の中で像が融像される。この虚像
4Aは、表示面1より手前に飛び出して見える。
【0012】一方、図1Bは、並行輻輳(非交差輻輳)
の場合を示す。この場合では、左方向にずらした映像3
Lを左眼2Lに写るようにし、右方向にずらした映像3
Rを右眼2Rに写るようにする。並行輻輳では、虚像4
Bが表示面1よりも奥に融像される。
【0013】この発明は、現行の1チャンネルの映像信
号と整合性のある3Dシステムの提案である。具体的に
説明すると、1.物体が観察者から見て手前にある物体
ほど、その物体のエッジ部分に相当する映像信号の立ち
上がりを急峻にする。2.手前にある物体ほど、その色
の濃さ(C信号またはR−Y信号、B−Y信号)を強く
する。3.手前にある物体ほど、そのコントラストレシ
オ(Y信号またはRGB信号)を強くする。このような
変調を送信側で行う。
【0014】そして、受信側(3D映像表示側)では、
以下のような復調が行われる。1.映像信号のエッジの
立ち上がりの急峻さに応じて、左右視差による立体表示
装置の場合は、物体が手前に感じるような左右視差を与
える。また、レイヤー式の多層ディスプレイ等の立体表
示の場合は、手前のレイヤーに表示させるよう奥行き情
報を与える。2.映像信号の色の濃い物(C信号または
R−Y信号およびB−Y信号のレベルの高い部分)ほ
ど、物体が手前に感じるような左右視差(視差式表示の
場合)や、奥行き情報(多層ディスプレイの場合)を与
える。3.映像信号(Y信号またはRGB信号)のコン
トラストレシオの強い物ほど、物体が手前に感じるよう
な左右視差または奥行き情報を与える。
【0015】このように変調された3D映像信号は、現
行のテレビ映像信号(PAL/SECAM/NTSC)
と完全な互換性を有する。従って、特別な伝送経路や記
録媒体を用いて伝送する必要がない。また、この変調
(エンコード)も比較的簡単であるばかりでなく、復調
(デコード)も簡単である。且つ、立体映像用の復調器
を持たないシステムでこの映像を見た時にも、通常映像
と比較して立体感のある映像が楽しめる。
【0016】立体映像表示システムの一例として、3D
−TV(CG)システムの一実施形態を図2に示す。鮮
鋭度による前/後変調回路11では、観察者から見て手
前にある物体ほど、その物体のエッジ部分に相当する映
像信号の立ち上がりが急峻にされる。カラーによる前/
後変調回路12では、手前にある物体ほど、その色の濃
さが強くされる。コントラストによる前/後変調回路1
3では、手前にある物体ほど、そのコントラストレシオ
が強くされる。
【0017】これら前/後変調回路11、12および1
3の出力は、加算器14へ供給される。加算器14で
は、供給された出力が加算される。その加算結果は、加
算器14から伝送路15を介して送信側から受信側へ伝
送される。伝送路15を介して伝送された信号は、分配
器16へ供給される。分配器16では、供給された信号
が鮮鋭度による前/後復調回路17、カラーによる前/
後復調回路18およびコントラストによる前/後復調回
路19へ分配される。
【0018】前/後復調回路17では、映像信号のエッ
ジの立ち上がりの急峻さに応じて、左右視差による立体
表示装置の場合、物体が手前に感じるような左右視差が
与えられる。また、レイヤー式の多層ディスプレイ等の
立体表示の場合、手前のレイヤーに表示させるよう奥行
き情報が与えられる。前/後復調回路18では、映像信
号の色の濃い物ほど、物体が手前に感じるような左右視
差や、奥行き情報が与えられる。前/後復調回路19で
は、映像信号のコントラストレシオの強い物ほど、物体
が手前に感じるような左右視差または奥行き情報が与え
られる。
【0019】上述した送信側に設けられた3つの前/後
変調回路11、12および13は、少なくとも1つを使
用して3D情報を伝送しても効果が得られるが、2つま
たは3つの前/後変調回路を使用してもさらなる効果が
得られる。また、送信側から映像信号を送信する前に、
これらの前/後変調の処理を少なくとも1つは施したほ
うが望ましいが、これらの前/後変調の処理が何ら施さ
れていない場合にも、受信側に設けられた3つの前/後
復調回路17、18および19によって、ほどほどの立
体感が得られる。
【0020】まず、奥行き(前/後)を鮮鋭度に変調す
る前/後変調回路11について説明する。この発明の送
信側の第1の実施形態を図3に示す。この図3は、Y
(輝度)信号を変調する一例である。入力されるY信号
は、LPF(ローパスフィルタ)21とHPF(ハイパ
スフィルタ)22に供給される。LPF21では、供給
されたY信号の中から低域成分が抜き取られ、HPF2
2では、供給されたY信号の中から高域成分が抜き取ら
れる。すなわち、このLPF21およびHPF22によ
ってY信号が分離される。HPF22の出力は、アンプ
23へ供給される。アンプ23では、外部から供給され
る前/後情報に応じて供給された高域成分のゲインが変
調される。この前/後情報によって、アンプ23のゲイ
ンは、0〜3の範囲で変調される。変調された高域成分
は加算器24へ供給される。加算器24では、LPF2
1からの低域成分と、アンプ23からの高域成分とが加
算されY信号として出力される。
【0021】このように、奥に配置される物体(背景)
は、LPF21から低域成分のみが出力され、高域成分
の少ないぼけた状態の映像となる。また、最も前方に配
置される物体は、HPF22の出力の高域成分が入力時
よりも強調されるため、より強調された映像となる。こ
のように処理された信号は、3D受信側において前後感
が得られる。
【0022】次に、左右眼に与える視差により立体感が
得られるシステムについて説明する。この発明の受信側
(復調側)の第1の実施形態を図4に示す。この図4
は、Y信号を復調する一例である。入力された映像信号
は、Y/C分離され、Y信号が生成される。そのY信号
は、HPF31、可変遅延回路33および固定遅延回路
34へ供給される。HPF31では、Y信号の高域成分
が取り出される。取り出されたY信号の高域成分は、整
流回路32へ供給される。整流回路32では、その高域
成分が整流され、高域成分のスカラ量が抽出される。抽
出されたスカラ量は、可変遅延回路33へ供給される。
可変遅延回路33では、この抽出された高域成分のスカ
ラ量に応じて、右眼の映像に予め与えられている一定量
の遅延時間を変化させる。固定遅延回路34では、予め
与えられている一定量の遅延時間が左眼の映像に与えら
れる。
【0023】具体的には、高域成分の量が多いほど、右
眼の映像の遅延時間が小さくなる。すなわち、高域成分
が多い物体のエッジほど遅延量が少なくなり、右眼の映
像が左眼の映像に比較して相対的に進んだ左右眼の視差
が得られる。これによって図1で説明したような視差が
生じ、高域成分の多い物体ほど他の物体より手前に融合
するように再現される。
【0024】次に、RGB信号に適用した場合の3D変
調・復調システムについて説明する。この発明の送信側
の第2の実施形態を図5に示す。この図5は、RGB信
号を変調する一例である。RGB信号それぞれが入力さ
れ、R(赤)信号は、LPF41RおよびHPF42R
に供給される。G(緑)信号は、LPF41GおよびH
PF42Gに供給される。B(青)信号は、LPF41
BおよびHPF42Bに供給される。また、外部から供
給される前/後情報は、アンプ43R、43Gおよび4
3Bに供給される。
【0025】LPF41Rでは、供給されたR信号の中
から低域成分が抜き取られ、HPF42Rでは、供給さ
れたR信号の中から高域成分が抜き取られる。HPF4
2Rの出力は、アンプ43Rへ供給される。アンプ43
Rでは、供給される前/後情報に応じて供給された高域
成分が変調される。この前/後情報によって、アンプ4
3Rのゲインが0〜3の範囲で変調される。変調された
高域成分は加算器44Rへ供給される。加算器44Rで
は、LPF41Rからの低域成分と、アンプ43Rから
の高域成分とが加算されR’信号としてマトリクス回路
45へ供給される。
【0026】LPF41Gでは、供給されたG信号の中
から低域成分が抜き取られ、HPF42Gでは、供給さ
れたG信号の中から高域成分が抜き取られる。HPF4
2Gの出力は、アンプ43Gへ供給される。アンプ43
Gでは、供給される前/後情報に応じて供給された高域
成分が変調される。この前/後情報によって、アンプ4
3Gのゲインが0〜3の範囲で変調される。変調された
高域成分は加算器44Gへ供給される。加算器44Gで
は、LPF41Gからの低域成分と、アンプ43Gから
の高域成分とが加算されG’信号としてマトリクス回路
45へ供給される。
【0027】LPF41Bでは、供給されたB信号の中
から低域成分が抜き取られ、HPF42Bでは、供給さ
れたB信号の中から高域成分が抜き取られる。HPF4
2Bの出力は、アンプ43Bへ供給される。アンプ43
Bでは、供給される前/後情報に応じて供給された高域
成分が変調される。この前/後情報によって、アンプ4
3Bのゲインが0〜3の範囲で変調される。変調された
高域成分は加算器44Bへ供給される。加算器44Bで
は、LPF41Bからの低域成分と、アンプ43Bから
の高域成分とが加算されB’信号としてマトリクス回路
45へ供給される。
【0028】マトリクス回路45では、供給されたR’
信号、G’信号およびB’信号からY’信号、U’信号
およびV’信号が生成される。生成されたY’信号は、
加算器47へ供給され、生成されたU’信号およびV’
信号は、変調回路46へ供給される。変調回路46で
は、供給されたU’信号およびV’信号が変調され、C
(クロマ)信号が生成される。生成されたC信号は、加
算器47へ供給される。加算器47では、供給された
Y’信号およびC信号が加算され、コンポジットビデオ
信号CVBSが生成され、出力される。
【0029】このように、送信側(変調側)にてRGB
信号それぞれに、その奥行きの度合いに応じて、そのR
信号、G信号およびB信号の高域成分の量が多くなるよ
う変調する。また、このように変調されたRGB信号
は、マトリクス回路に入力されY信号、U(色差)信号
およびV(色差)信号に変換され、U信号およびV信号
(U信号=B−Y信号、V信号=R−Y信号と考える)
は、変調されたC信号となり、Y信号に重畳される。
【0030】この発明の受信側の第2の実施形態を図6
に示す。この図6は、RGB信号を復調する一例であ
る。コンポジットビデオ信号CVBSが入力され、入力
されたコンポジットビデオ信号CVBSは、Y/C分離
回路51へ供給される。Y/C分離回路51では、供給
されたコンポジットビデオ信号CVBSからY’信号お
よびC信号が分離される。分離されたY’信号は、逆マ
トリクス回路53、可変遅延線57Yおよび固定遅延線
59Yへ供給され、C信号は復調回路52へ供給され
る。復調回路52では、C信号からU’信号およびV’
信号が復調される。復調されたU’信号およびV’信号
は、逆マトリクス回路53、固定遅延線57U、57
V、59Uおよび59Vへ供給される。
【0031】逆マトリクス回路53では、供給された
Y’信号、U’信号およびV’信号からR’信号、G’
信号およびB’信号が取り出される。取り出されたR’
信号、G’信号およびB’信号は、HPF54R、54
Gおよび54Bへ供給される。
【0032】HPF54Rでは、R’信号の高域成分が
取り出される。取り出されたR’信号の高域成分は、整
流回路55Rへ供給される。整流回路55Rでは、その
高域成分が整流され、高域成分のスカラ量が抽出され
る。抽出されたスカラ量は、最大値検出回路56へ供給
される。HPF54Gでは、G’信号の高域成分が取り
出される。取り出されたG’信号の高域成分は、整流回
路55Gへ供給される。整流回路55Gでは、その高域
成分が整流され、高域成分のスカラ量が抽出される。抽
出されたスカラ量は、最大値検出回路56へ供給され
る。HPF54Bでは、B’信号の高域成分が取り出さ
れる。取り出されたB’信号の高域成分は、整流回路5
5Bへ供給される。整流回路55Bでは、その高域成分
が整流され、高域成分のスカラ量が抽出される。抽出さ
れたスカラ量は、最大値検出回路56へ供給される。
【0033】最大値検出回路56では、供給されたスカ
ラ量からR’信号、G’信号およびB’信号の最大値M
AXが検出される。検出された最大値MAXは、可変遅
延線57Yへ供給される。
【0034】可変遅延線57Yでは、検出された最大値
MAXに応じて、Y’信号に予め与えられている一定量
の遅延時間を変化させる。この可変遅延線57Yでは、
高域成分の多い物体のエッジの遅延量が少なくなるの
で、右眼の映像が相対的に進み左右眼の視差が得られ
る。可変遅延線57Yの出力となる右眼用のY信号は、
逆マトリクス回路58へ供給される。固定遅延線57U
では、U’信号に予め与えられている一定量の遅延時間
が施される。固定遅延線57Uの出力となる右眼のU信
号は、逆マトリクス回路58へ供給される。固定遅延線
57Vでは、V’信号に予め与えられている一定量の遅
延時間が施される。固定遅延線57Vの出力となる右眼
のV信号は、逆マトリクス回路58へ供給される。逆マ
トリクス回路58では、供給されたY信号、U信号およ
びV信号から右眼用のR信号、G信号およびB信号が生
成され、出力される。
【0035】固定遅延線59Yでは、Y’信号に予め与
えられている一定量の遅延時間が施される。固定遅延線
59Yの出力となる左眼のY信号は、逆マトリクス回路
60へ供給される。固定遅延線59Uでは、U’信号に
予め与えられている一定量の遅延時間が施される。固定
遅延線59Uの出力となる左眼のU信号は、逆マトリク
ス回路60へ供給される。固定遅延線59Vでは、V’
信号に予め与えられている一定量の遅延時間が施され
る。固定遅延線59Vの出力となる左眼のV信号は、逆
マトリクス回路60へ供給される。逆マトリクス回路6
0では、供給されたY信号、U信号およびV信号から左
眼用のR信号、G信号およびB信号が生成され、出力さ
れる。
【0036】このように、高域成分の多い物体のエッジ
の遅延量が少なくなり、右眼の映像が相対的に進むこと
によって、左右眼の視差が得られるので、図1で説明し
たような視差が生じ、高域成分の多い物体ほど他の物体
より手前に融像するように再現される。
【0037】この図5および図6に示す送信側と受信側
を用いた3D変調・復調システムでは、色差信号は変調
していない。しかしながら、特に、左右視差の変調量が
多い場合は、色差信号も変調する必要がある。その場
合、送信側は、R信号、G信号、B信号またはY信号、
U信号、V信号で変調し、3D受信側で色差の成分にも
可変遅延回路を使用し、色差にも視差をつける。
【0038】ここで、カラー強調の説明をする。送信側
を図7および図8に示し、受信側を図9に示す。この発
明の送信側の第3の実施形態を図7に示す。この図7
は、C信号を変調する一例である。Y信号、U信号およ
びV信号が入力される。入力されたY信号は、加算器6
4へ供給される。入力されたU信号は、アンプ61へ供
給される。アンプ61では、外部から入力された前/後
情報に基づいて、U信号のゲインが変調される。変調さ
れたU’信号は、変調回路63へ供給される。入力され
たV信号は、アンプ62へ供給される。アンプ62で
は、入力された前/後情報に基づいて、V信号のゲイン
が変調される。変調されたV’信号は、変調回路63へ
供給される。変調回路63では、供給されたU’信号お
よびV’信号からC’信号が生成される。生成された
C’信号は、加算器64へ供給される。加算器64で
は、Y信号とC’信号とが加算される。その加算結果が
コンポジットビデオ信号CVBSとして出力される。
【0039】この発明の送信側の第4の実施形態を図8
に示す。この図8は、C信号を変調する他の例である。
R信号、G信号およびB信号が入力される。入力された
R信号、G信号およびB信号は、マトリクス回路71へ
供給される。マトリクス回路71では、供給されたR信
号、G信号およびB信号からY信号、U信号およびV信
号が生成される。生成されたY信号は、加算器74へ供
給される。生成されたU信号およびV信号は、変調回路
72へ供給される。変調回路72では、供給されたU信
号およびV信号を変調して、C信号が生成される。生成
されたC信号は、アンプ73へ供給される。アンプ73
では、外部から入力された前/後情報に基づいて、供給
されたC信号のゲインが変調される。変調されたC’信
号は、加算器74へ供給される。加算器74では、Y信
号とC’信号とが加算される。その加算結果がコンポジ
ットビデオ信号CVBSとして出力される。
【0040】このように、送信側では、カラーのゲイン
が前/後情報または奥行き情報により変調される。ここ
で、カラーゲインを変調する方法は、大きく分けて2通
りある。1つは、U信号およびV信号時に、各U信号お
よびV信号のゲインを変調する方法である。もう1つ
は、U信号およびV信号をC信号に変換してから、その
振幅を強調する方法である。どちらの方法であっても、
前/後情報または奥行き情報によりカラーゲインが変調
されたC信号は、Y信号に重畳されてコンポジットビデ
オ信号CVBSとして送出される。
【0041】この発明の受信側の第3の実施形態を図9
に示す。この図9は、Y信号およびC信号を復調する一
例である。コンポジットビデオ信号CVBSが入力さ
れ、入力されたコンポジットビデオ信号CVBSは、Y
/C分離回路81へ供給される。Y/C分離回路81で
は、コンポジットビデオ信号CVBSからY’信号およ
びC’信号が分離される。分離されたY’信号は、HP
F83へ供給され、C’信号は、復調回路82へ供給さ
れる。復調回路82では、C’信号からU’信号および
V’信号が復調される。復調されたU’信号およびV’
信号は、整流回路84Uおよび84Vへ供給される。
【0042】HPF83では、供給されたY’信号の高
域成分が取り出される。取り出されたY’信号の高域成
分は、整流回路84Yへ供給される。整流回路84Yで
は、その高域成分が整流され、高域成分のスカラ量が抽
出される。抽出されたスカラ量は、加算器86へ供給さ
れる。整流回路84Uでは、供給されたU’信号が整流
され、そのU’信号のスカラ量が抽出される。抽出され
たスカラ量は、加算器85へ供給される。整流回路84
Vでは、供給されたV’信号が整流され、そのV’信号
のスカラ量が抽出される。抽出されたスカラ量は、加算
器85へ供給される。この整流回路84Uおよび84V
では、色の濃さのスカラ量が抽出される。
【0043】加算器85では、U’信号のスカラ量と
V’信号のスカラ量とが加算され、加算器86へ供給さ
れる。加算器86では、Y’信号の高域成分のスカラ量
と、加算器85の加算結果、すなわち色差信号(U’信
号およびV’信号)のスカラ量が加算される。加算器8
6では、色差信号のスカラ量と、Y’信号のスカラ量と
が加算される。加算器86から出力されるスカラ量は、
可変遅延線87Yへ供給される。
【0044】可変遅延線87Yでは、供給されたスカラ
量に応じて、Y’信号に予め与えられている一定量の遅
延時間を変化させる。可変遅延線87Yの出力となる右
眼用のY信号は、逆マトリクス回路88へ供給される。
固定遅延線87Uでは、U’信号に予め与えられている
一定量の遅延時間が施される。固定遅延線87Uの出力
となる右眼のU信号は、逆マトリクス回路88へ供給さ
れる。固定遅延線87Vでは、V’信号に予め与えられ
ている一定量の遅延時間が施される。固定遅延線87V
の出力となる右眼のV信号は、逆マトリクス回路88へ
供給される。逆マトリクス回路88では、供給されたY
信号、U信号およびV信号から右眼用のR信号、G信号
およびB信号が生成され、出力される。
【0045】固定遅延線89Yでは、Y’信号に予め与
えられている一定量の遅延時間が施される。固定遅延線
89Yの出力となる左眼のY信号は、逆マトリクス回路
90へ供給される。固定遅延線89Uでは、U’信号に
予め与えられている一定量の遅延時間が施される。固定
遅延線89Uの出力となる左眼のU信号は、逆マトリク
ス回路90へ供給される。固定遅延線89Vでは、V’
信号に予め与えられている一定量の遅延時間が施され
る。固定遅延線89Vの出力となる左眼のV信号は、逆
マトリクス回路90へ供給される。逆マトリクス回路9
0では、供給されたY信号、U信号およびV信号から左
眼用のR信号、G信号およびB信号が生成され、出力さ
れる。
【0046】この一例では、色が濃いほど、すなわちス
カラ量が大きいほど右眼の遅延量は減少し、左右眼の視
差量が増大し、手前に融像されるような映像が再現され
る。
【0047】このように、色の濃さにより変調された3
D映像が3D受信側で再現される。また、左右視差の量
が多い場合は、色差信号にも可変遅延回路を使用して変
調する必要が生じる。
【0048】また、CGを制作する場合、レンダリング
処理の段階で以下のような処理を行い、通常のCG映像
と互換性のある立体映像を制作することができる。1.
前景となる物体の輝度エッジをくっきりと立てて表現す
る。2.背景にフィルタを掛け、物体のエッジを目立た
なくさせる。3.前景となる物体のカラーコントラスト
を明確にする。4.シェーディングを掛け、物体の体積
感を強調する。なお、デコード側には、上述の鮮鋭度お
よびカラー強調による立体デコード方式と同様のものが
使用できる。
【0049】この実施形態において、送信側でY信号を
変調した場合に、3D受信側でR信号、G信号、B信号
を使ってY信号を遅延させても問題ない。
【0050】この実施形態では、送信側でR信号、G信
号、B信号を変調して、3D受信側でY信号を処理し、
Y信号を遅延させても、十分3D効果は得られる。
【0051】この実施形態では、3D受信側で右眼の映
像のみを変調しているが、左眼の映像のみを逆方向に変
調する、すなわち高域成分が多いほど左眼の映像の遅延
量を増やすようにしても良い。また、左右の映像両方を
使用して、相互に逆方向に変調しても良い。このとき、
前後感が2倍となる。
【0052】また、この実施形態において、受信側で予
め左眼の映像の遅延量を一定量少なくしたり、右眼の映
像の遅延量を一定量多くしておくと、その遅延量の変化
分に応じて表面より任意量だけ奥まった面に融像面が設
定できるようにしても良い。具体的には、設定された融
像面を中心に、上述した図2の鮮鋭度による前後の変復
調、カラーによる前後の変復調およびコントラストによ
る前後の変復調を行えば、より自然な立体感が得られ
る。すなわち、鮮鋭度/カラー/コントラストが強い物
体は表面近くに融像され、鮮鋭度/カラー/コントラス
トが強くない物体は表面よりも奥に融像される。これに
より、例えば表面よりも手前に飛び出してくるような眼
の疲労度を招きやすい映像が少なくなり、より自然で疲
労の少ない立体映像表示が実現できる。
【0053】この実施形態において、コンポジットビデ
オ信号にて、送信側と受信側が接続される一例を示し
た。しかしながら、Y信号、C信号またはY信号、U信
号、V信号(DTV放送時)にてインタフェースされる
ことも可能である。
【0054】この実施形態では、説明を容易とするため
に送信側と受信側を伝送路で接続する一例を用いて説明
したが、記録媒体を用いても良い。例えば、DVD(デ
ィジタル・ビデオ・ディスク)や、LD(レーザディス
ク)などの記録媒体を用いても同様の効果を得ることが
できる。
【0055】
【発明の効果】この発明に依れば、現行の2次元映像と
の互換性を重視したものであるから、特別な伝送路(記
録媒体)を必要とせず、3Dのエンコード/デコードが
簡単である。また、送信側で変調しなくても、受信側の
みでも立体感を得ることができる。さらに、CGやゲー
ム等の映像を3Dにする時、非常に簡単な処理で立体感
を楽しむことができ、CG等の場合、簡単な処理で本シ
ステムと整合性の高い映像が制作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】視差情報による立体感を強調する方法を説明す
るための略線図である。
【図2】この発明を適用するシステムの一実施形態のブ
ロック図である。
【図3】この発明を適用する送信側の第1の実施形態の
ブロック図である。
【図4】この発明を適用する受信側の第1の実施形態の
ブロック図である。
【図5】この発明を適用する送信側の第2の実施形態の
ブロック図である。
【図6】この発明を適用する受信側の第2の実施形態の
ブロック図である。
【図7】この発明を適用する送信側の第3の実施形態の
ブロック図である。
【図8】この発明を適用する送信側の第4の実施形態の
ブロック図である。
【図9】この発明を適用する受信側の第3の実施形態の
ブロック図である。
【符号の説明】
11・・・鮮鋭度による前/後変調回路、12・・・カ
ラーによる前/後変調回路、13・・・コントラストに
よる前/後変調回路、14・・・加算器、15・・・伝
送路、16・・・分配器、、17・・・鮮鋭度による前
/後復調回路、18・・・カラーによる前/後復調回
路、19・・・コントラストによる前/後復調回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 和彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B050 AA08 BA04 BA11 CA01 DA04 EA06 EA09 EA28 EA30 FA06 GA04 5C061 AA03 AA11 AA21 AB08 AB12 5C066 AA11 BA20 CA21 EA05 EA11 EB12 EC02 EC03 ED12 EF02 GA02 GA05 GB01 KA13 KC02 KC03 KC11 KD04 KD06 KE04 KF03 LA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手前にある物体ほど、上記物体のエッジ
    部分に相当する映像信号の立ち上がりを急峻にする前後
    感手段と、 上記手前にある物体ほど、上記物体のコントラストレシ
    オを強くするコントラスト強調手段と、 上記手前にある物体ほど、上記物体の色の濃さを強くす
    るカラー強調手段の何れか1つを少なくとも備えること
    を特徴とする映像制作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 さらに、左眼用の映像信号および右眼用の映像信号に対
    して一定量の遅延量の差を与えることによって、融像面
    を任意に設定できるようにしたことを特徴とする映像制
    作装置。
  3. 【請求項3】 送信側から供給された映像を、受信側で
    立体的に表示させる映像表示システムにおいて、 送信側は、 手前にある物体ほど、上記物体のエッジ部分に相当する
    映像信号の立ち上がりを急峻にする前後感手段と、 上記手前にある物体ほど、上記物体の色の濃さを強くす
    るカラー強調手段と、 上記手前にある物体ほど、上記物体のコントラストレシ
    オを強くするコントラスト強調手段の何れか1つを少な
    くとも備え、 受信側では、 入力映像信号から上記前後感手段と、上記カラー強調手
    段と、上記コントラスト強調手段とによって施された、
    物体の前/後情報を検出し、 検出された上記前/後情報に基づいて、左右視差または
    奥行き情報を上記入力映像信号に与え、表示させるよう
    にしたことを特徴とする映像表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記前/後情報は、 上記入力映像信号の高域成分を整流し、 整流された上記高域成分のスカラ量を抽出し、 抽出された上記スカラ量に応じて判断するようにしたこ
    とを特徴とする映像表示システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 上記前/後情報に応じて上記左右視差または奥行き情報
    の量を可変するようにしたことを特徴とする映像表示シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項3、請求項4または請求項5にお
    いて、 さらに、左眼用の映像信号および右眼用の映像信号に対
    して一定量の遅延量の差を与えることによって、融像面
    を任意に設定できるようにしたことを特徴とする映像表
    示システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータを用いて映像を制作するグ
    ラフィックス制作方法において、 前景となる物体の輝度エッジをくっきりと立て、 物体のエッジを目立たなくさせるために、背景に対して
    フィルタを掛け、 上記前景となる物体のカラーコントラストを明確にし、 上記物体にシェーディングを掛け、体積感を強調するよ
    うにしたことを特徴とするグラフィックス制作方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 入力映像信号から物体の前/後情報を検出し、 検出された上記前/後情報に基づいて、左右視差または
    奥行き情報を上記入力映像信号に与え、表示部に表示さ
    せるようにしたことを特徴とするグラフィックス制作方
    法。
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