JP2000156274A - コネクタの係止部材挿入治具 - Google Patents

コネクタの係止部材挿入治具

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JP2000156274A
JP2000156274A JP10329641A JP32964198A JP2000156274A JP 2000156274 A JP2000156274 A JP 2000156274A JP 10329641 A JP10329641 A JP 10329641A JP 32964198 A JP32964198 A JP 32964198A JP 2000156274 A JP2000156274 A JP 2000156274A
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JP
Japan
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connector
housing
locking member
pressing portion
terminal fitting
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JP10329641A
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Masakazu Nomura
正和 野村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二重係止構造のコネクタでは、係止部材をハウ
ジングに指で押し込む作業が必要であり、作業者の労力
が大きかったので、治具を用いてこの作業の負担を軽減
すること。 【解決手段】コネクタのハウジング22を収容して保持
する収容空間3aを持ったコネクタ受け部3と、このコ
ネクタ受け部3に対向して設けられ、前記ハウジング2
2に仮係止された係止部材23に当接して、この係止部
材23をハウジング22内に押し込むためのコネクタ押
圧部4とを備え、前記コネクタ受け部3と、前記コネク
タ押圧部4とは、支軸を中心にして開閉可能となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングに係止
部材を押し込むことにより端子金具を係止する構造のコ
ネクタにおいて用いられる、前記係止部材を押し込む治
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の電装品の配線に用いられるワイ
ヤーハーネスでは、ワイヤーハーネス相互間の接続やワ
イヤーハーネスと電装品との接続のために、コネクタが
用いられる。このコネクタは、一般に、合成樹脂材料で
形成されるハウジングと、このハウジングの端子収容室
に収容された雄端子金具又は雌端子金具とを有してい
る。端子金具は、いわゆるハウジングランス方式よりハ
ウジングに係止されている。雄コネクタのハウジングと
雌コネクタのハウジングとを嵌合させると、相互に接続
すべき雌雄の端子金具が位置合わせされて結合し、電気
的接続が達成される。
【0003】ハウジングランス方式は、ハウジングに一
体的に形成した可撓性の係止アームを端子収容室の内部
空間に向けて突出させ、この係止アームを端子金具の電
気接触部の孔や肩部に係合させて、端子金具の抜けを防
止する技術である。端子金具をハウジングに挿入する過
程では、係止アームは端子金具に当接して弾性変形す
る。端子金具が完全に挿入されると、係止アームが元の
形状に復元し、この係止アームが端子金具の孔や肩部に
係合する。したがって、端子金具をハウジングに完全に
挿入すれば、自動的に端子金具の係止ができる。
【0004】ここで、コネクタと端子との連結構造をよ
り堅固なものにするために、端子金具の挿入後に、端子
金具に係合する係止部材をハウジングの側面から嵌め込
み、ハウジングランス方式に加えて端子金具を二重に係
止する二重係止構造を有するコネクタが用いられるよう
になっている(特公平 4−23391号公報参照)。
【0005】この二重係止構造を有するコネクタでは、
ハウジングの側面に貫通孔が形成され、この貫通孔に係
止部材が挿入される。この係止部材は、端子金具をハウ
ジングに挿入する以前には、端子金具の挿入が可能な位
置に仮止めされて退避させられている。そして、端子金
具を挿入した後に、係止部材を、指でハウジングに押し
込むことにより二重係止が達成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した二重係止構造
のコネクタでは、係止部材をハウジングに指で押し込む
作業が必要になるが、ワイヤーハーネス製造現場では、
1人の作業者が1日に多数個のコネクタの係止部材の押
し込み作業を行うから、作業者の負担が過大になり、生
産性の低下にもつながる。
【0007】このため、係止部材の挿入作業の軽減が望
まれていた。そこで、本発明は、係止部材の挿入作業の
労力軽減が可能なコネクタの係止部材挿入治具を実現す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタの係止
部材挿入治具は、コネクタのハウジング本体を収容して
保持する収容空間を持ったコネクタ受け部と、このコネ
クタ受け部に対向して設けられ、前記ハウジングに仮係
止された係止部材に当接して、この係止部材をハウジン
グ内に押し込むためのコネクタ押圧部とを備え、前記コ
ネクタ受け部と、前記コネクタ押圧部とは、支軸を中心
にして開閉可能となっているものである。
【0009】前記の構成によれば、係止部材が仮係止さ
れたコネクタのハウジングをコネクタ受け部に収納して
保持し、コネクタ押圧部を手で押圧するだけで、係止部
材を押し込み、二重係止を実現することができる。ま
た、前記コネクタ受け部と前記コネクタ押圧部とを開閉
可能に連結する支軸と、支軸回りに前記コネクタ受け部
と前記コネクタ押圧部とが常時開方向に付勢されるよう
に両者間に配置された弾性部材とをさらに備えていれ
ば、ハウジングをコネクタ受け部に収納することが容易
にできる。
【0010】また、前記コネクタ押圧部が、1方向に長
い長尺の形状を有し、その一方の端部又はその付近にお
いて前記支軸が設けられ、他方の端部においてハウジン
グに仮係止された係止部材に当接するものであれば、前
記コネクタ押圧部を手で押圧する場合、その押圧点は、
「他方の端部」よりも手前の、「一方の端部」寄りにな
るから、係止部材にかかる力が、指の力よりも大きくな
るのを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図3は、コネク
タの係止部材挿入治具が適用されるコネクタ自体の構成
を示す分解斜視図である。このコネクタは、雌端子金具
(以下「端子金具」という)21を収容する雌型コネク
タである。雌型コネクタは、樹脂成形品のハウジング2
2と、このハウジング22に押し込まれるリテーナ23
とから構成される。ハウジング22には、端子金具21
を収容する端子収容室24が複数設けられている。
【0012】図示の実施の形態では、ハウジングランス
方式を用いた係止構造を採用している。簡単に説明する
と、ハウジング22内には、端子収容室24毎に係止ア
ーム(図示せず)が片持ち状に突設されており、この係
止アームの自由端が、対応する端子収容室24内に導入
された端子金具21と当接し、端子金具24の導入過程
で一旦弾性変形した後、正規の装着位置で元の形状に復
帰する。この結果、係止アームが端子金具21に形成さ
れた凹部25内に嵌入し、端子金具21を正規の位置で
保持するようにして、端子金具21の抜け止めが図られ
る。
【0013】さらに、端子金具21が挿入された後に
は、ハウジング22のロック片(図において上面)に形
成されて、ハウジング22の上記端子収容室24と連通
した装着孔26に係止部材であるリテーナ23が挿入さ
れる。リテーナ23は、端子収容室24に対応して形成
された複数のロック片27を連結部28で連結した樹脂
成形品であり、各ロック片27に係止部27a〜27c
を形成するとともに、連結部28にハウジング22への
係止部(図示せず)を設けることにより、ハウジング2
2に係止した状態で各端子金具21を保持し、二重係止
を達成する周知の構成になっている。
【0014】なお、リテーナ23をハウジング22に完
全に押し込んだ状態では、リテーナ23の連結部28に
形成された上記係止部がハウジング22の係止位置に係
止することによって、リテーナ23は、概ねハウジング
22の平面22aと同面一に装着される。図1は、前記
リテーナ23をハウジング22に押し込むための本発明
の実施の一形態に係るコネクタの係止部材挿入治具1の
構成を示す斜視図である。このコネクタの係止部材挿入
治具1は、ハウジング22を収容して保持する収容空間
3aを持ったコネクタ受け部3と、このコネクタ受け部
3に対向して設けられ、前記ハウジング22に仮係止さ
れたリテーナ23に当接して、このリテーナ23をハウ
ジング22内に押し込むためのコネクタ押圧部4とを備
えている。
【0015】図2(a) は前記コネクタの係止部材挿入治
具1の側面図、同図(b)は平面図、同図(c)は正面図であ
る。コネクタ押圧部4は、基部において連結具6に固着
され、この連結具6とコネクタ受け部3とが、支軸5を
中心にして回動可能となっている。さらに、コネクタ受
け部3には、ビス7が埋め込まれており、このビス7に
コイルバネ8が挿入されている。コイルバネ8は、コネ
クタ受け部3とコネクタ押圧部4との間を離す方向に付
勢している。コネクタ受け部3、コネクタ押圧部4、連
結具6は、ともにポリエチレンなどの樹脂で形成されて
いる。
【0016】以上の構造を持ったコネクタの係止部材挿
入治具1のコネクタ受け部3の収容空間3aに、リテー
ナ23が仮係止されたハウジング22を収容して保持
し、ホッチキスで止めるときのように、コネクタ押圧部
4上面の先端の部位4aを、コイルバネ8の付勢力に逆
らって指で押し込むと、仮係止されたリテーナ23がハ
ウジング22に係止され、端子金具21の二重係止が達
成される。
【0017】したがって、従来、リテーナ23を直接押
し込んでいたのと比べ、コネクタ押圧部4上面の先端の
部位4aを押し込めばよいことになる。この先端の部位
4aの面積は、リテーナ23の面積よりも大きいので、
指に係る圧力が少なくて済み、作業者の手指の疲労を軽
減することができる。このため、多数個のコネクタにつ
いてリテーナ挿入処理を行っても、作業者の負担が軽く
なり、ワイヤーハーネスの製造作業を効率的に行うこと
ができる。また、ホッチキスと同様、力の作用点が、支
軸5から見て、ハウジング22よりも手前、又はほぼ同
距離にあるので、リテーナ23にかかる力が、指で押す
力よりも増幅されるということはない。したがって、リ
テーナ23やハウジング22に力がかかりすぎて破損す
るのを防止することができる。
【0018】なお、前記の説明において、ハウジング2
2やリテーナ23の形状、ハウジング22の端子収容室
24の数や配置、リテーナ23のロック片27の数や配
置は適宜変更してもよく、コネクタ受け部3やコネクタ
押圧部4の形状も、指で押圧できる形状であれば、適宜
変更が可能である。また、以上の例では、雌端子金具を
有する雌コネクタを例にとったが、雄コネクタに対して
も、本発明が同様に適用できる。その他、本発明の範囲
内で種々の変更を施すことが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明のコ
ネクタの係止部材挿入治具によれば、係止部材の挿入作
業の労力軽減が可能となり、ワイヤーハーネスの製造作
業を効率的に行うことができる。また、請求項2記載の
ように、コネクタ受け部とコネクタ押圧部とが、弾性部
材により、常時開方向に付勢されていれば、ハウジング
をコネクタ受け部の収容空間に容易に挿入することがで
きるので、作業の能率化を実現できる。
【0020】また、請求項3記載のように、コネクタ押
圧部が、1方向に長い長尺の形状を有し、その一方の端
部又はその付近において前記支軸が設けられ、他方の端
部においてハウジングに仮係止された係止部材に当接す
るものであれば、前記コネクタ押圧部を手で押圧する場
合、係止部材にかかる力を、指の力よりも少なくするこ
とができるので、係止部材やハウジングに力がかかりす
ぎて破損するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リテーナをハウジングに押し込むための本発明
に係るコネクタの係止部材挿入治具の構成を示す斜視図
である。
【図2】図1のコネクタの係止部材挿入治具の構成を示
す図であり、(a) は側面図、同図(b)は平面図、同図(c)
は正面図である。
【図3】図1のコネクタの係止部材挿入治具が適用され
るコネクタ自体の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタの係止部材挿入治具 3 コネクタ受け部 3a 収容空間 4 コネクタ押圧部 5 支軸 6 連結具 7 ビス 8 コイルバネ 22 ハウジング 23 リテーナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに仮係止された係止部材をハウ
    ジング内に押し込み、この係止部材とハウジング内の端
    子金具とを係合させることによりこの端子金具をハウジ
    ング内に係止させるようにしたコネクタの、前記係止部
    材をハウジングに押し込むために用いられる係止部材挿
    入治具であって、 コネクタのハウジング本体を収容して保持する収容空間
    を持ったコネクタ受け部と、 このコネクタ受け部に対向して設けられ、前記ハウジン
    グに仮係止された係止部材に当接して、この係止部材を
    ハウジング内に押し込むためのコネクタ押圧部と、 前記コネクタ受け部と前記コネクタ押圧部とを開閉可能
    に連結する支軸と、 支軸回りに前記コネクタ受け部と前記コネクタ押圧部と
    が常時開方向に付勢されるように両者間に配置された弾
    性部材とを備えている請求項1記載のコネクタの係止部
    材挿入治具。
  2. 【請求項2】前記コネクタ押圧部は、1方向に長い長尺
    の形状を有し、その一方の端部又はその付近において前
    記支軸が設けられ、他方の端部においてハウジングに仮
    係止された係止部材に当接することを特徴とする請求項
    2記載のコネクタの係止部材挿入治具。
JP10329641A 1998-11-19 1998-11-19 コネクタの係止部材挿入治具 Abandoned JP2000156274A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03127793U (ja) * 1990-04-05 1991-12-24
JPH0629082U (ja) * 1992-09-03 1994-04-15 住友電装株式会社 コネクタの係止部材挿入治具およびコネクタ検査装置
JPH07245170A (ja) * 1994-03-04 1995-09-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd フラットケーブル用コネクタの嵌合治具

Patent Citations (3)

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