JP2000155706A - オブジェクト指向とリレーショナル・データベースのマッピング方法、装置及びその記録媒体 - Google Patents

オブジェクト指向とリレーショナル・データベースのマッピング方法、装置及びその記録媒体

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JP2000155706A
JP2000155706A JP10329181A JP32918198A JP2000155706A JP 2000155706 A JP2000155706 A JP 2000155706A JP 10329181 A JP10329181 A JP 10329181A JP 32918198 A JP32918198 A JP 32918198A JP 2000155706 A JP2000155706 A JP 2000155706A
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JP10329181A
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Yoshitaka Ito
義高 伊東
Kengo Ozawa
研吾 小沢
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JFE Systems Inc
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Kawasaki Steel Systems R&D Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オブジェクト指向技術について配慮されてい
ないリレーショナル・データベースでも、オブジェクト
指向技術を適用してアクセスできるようにし、オブジェ
クト指向言語を用いてオブジェクトを透過的にリレーシ
ョナル・データベースへ登録、参照、更新、あるいは抹
消できるようにする。 【解決手段】 リレーショナル・データベースに登録さ
れているアクセスしようとするテーブルに関する、当該
リレーショナル・データベースに含まれる図のような管
理情報を読み出す。該管理情報に基づいて、該アクセス
テーブル、及びそのアクセステーブルにマッピングされ
るクラスの間での対応を把握する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの登録、参
照、更新及び抹消を、既知の手順に従って行うオブジェ
クト指向とリレーショナル・データベースのマッピング
方法、装置及びその記録媒体に係り、特に、オブジェク
ト指向技術について配慮されていないリレーショナル・
データベースでも、オブジェクト指向技術を適用してア
クセスできるようにし、オブジェクト指向言語を用いて
オブジェクトを透過的にリレーショナル・データベース
へ登録、参照、更新、あるいは抹消できるようにするこ
とができるオブジェクト指向とリレーショナル・データ
ベースのマッピング方法、装置及びその記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、リレーショナル・データベース
に登録されているデータテーブルの一例を示す線図であ
る。
【0003】この図において、各レコードは、「コイル
No.」を示すデータ、「厚」を示すデータ、「幅」を
示すデータ、及び「仕掛」を示すデータで構成されてい
る。又、この図のデータテーブルは、このようなレコー
ドが複数で構成されている。例えば、図示されている状
態では、テーブルは3つのレコードで構成されている。
【0004】一方、オブジェクト指向技術において取り
扱うオブジェクトには、オブジェクトの型を定義するク
ラスと、クラスから生成される実体としてのインスタン
スとがある。
【0005】図2は、クラスの一例を示す線図である。
該クラスは、図1にあるテーブルに対応し、「コイルN
o.」や、「厚」や、「幅」や、「仕掛」を属性として
持つ。又、このクラスから生成されるインスタンスは、
図1にあるテーブルを構成する各レコードに対応する。
例えば、図3や図4では、それぞれ、図1の1番目、あ
るいは2番目のレコードに対応するインスタンスが示さ
れている。
【0006】全てのインスタンスは、特定のテーブルの
1レコードにマッピングする必要がある。これは、それ
ぞれのインスタンスを特定レコードに対応付けて保管す
るというものである。
【0007】このため、インスタンスをアクセスするに
は、まず、リレーショナル・データベースから抽出条件
を満たすレコードを取りだし、各レコードについてイン
スタンスを生成した後、レコードの各データ、即ち各項
目をオブジェクトの属性として編集する必要がある。
又、更新時には、リレーショナル・データベース・アク
セス言語を用いて、インスタンスの属性を、リレーショ
ナル・データベースに含まれるテーブルへ書き戻す必要
がある。更には、インスタンスの新規作成や、抹消につ
いても、同様な処理が要求される。
【0008】ここで、リレーショナル・データベース・
アクセス言語には、例えばSQL(structured query l
anguage )という、広く利用されているものがある。本
発明においては、対象とするリレーショナル・データベ
ース・アクセス言語を具体的に限定するものではない。
即ち、データの登録、参照、更新及び抹消の手順が、既
知のものであればよく、同様に適用できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したオブジェクト
指向技術が一般に利用されている。しかしながら、オブ
ジェクト指向技術は、リレーショナル・データベースに
対しては、必ずしも相性がよくない。
【0010】例えば、「Java Blend」などの
開発環境においては、リレーショナル・データベースの
テーブルと前述したクラスとをマッピングし、クラス定
義を作成できるようにするツールを用意するなど、リレ
ーショナル・データベースに対して対処したオブジェク
ト指向技術もある。しかしながら、手間がかかるなどの
様々な問題がある。例えば、この「Java Blen
d」開発環境のツールでは、メタデータを変更する都度
クラス定義を作成する必要があり、不便であるという問
題がある。
【0011】該メタデータは、リレーショナル・データ
ベースにおいて、テーブルに格納されているデータを管
理するためのデータである。該メタデータは、テーブル
の構造や、テーブルを構成しているレコードの構造、又
該レコードにおけるデータの構造を示すデータが含まれ
る。例えば図5は、図1のテーブルのレコードを構成す
る、個々のデータの構造を表わしている。
【0012】なお、特開平8−221274では、少な
いコーディング量で、オブジェクト指向プログラムか
ら、リレーショナル・データベースに格納された情報を
アクセスできるようにするという技術が開示されてい
る。しかしながら、リレーショナル・データベースのテ
ーブルのスキーマ情報を利用し、クラス定義のみを行う
ものであり、インスタンスの生成を行う機能が提供され
ておらず、適用には限界がある。
【0013】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、オブジェクト指向技術について配慮
されていないリレーショナル・データベースでも、オブ
ジェクト指向技術を適用してアクセスできるようにし、
オブジェクト指向言語を用いてオブジェクトを透過的に
リレーショナル・データベースへ登録、参照、更新、あ
るいは抹消できるようにすることができるオブジェクト
指向とリレーショナル・データベースのマッピング方
法、装置及びその記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】まず、本願の第1発明の
オブジェクト指向とリレーショナル・データベースのマ
ッピング方法は、データの登録、参照、更新及び抹消
を、既知の手順に従って行うリレーショナル・データベ
ースのアクセス方法において、リレーショナル・データ
ベースに登録されているアクセスしようとするテーブル
に関する、当該リレーショナル・データベースに含まれ
る管理情報を読み出し、該管理情報に基づいて、該アク
セステーブル、及びそのアクセステーブルにマッピング
されるクラスの間での対応を把握するようにしたことに
より、前記課題を解決したものである。
【0015】次に、本願の第2発明のオブジェクト指向
とリレーショナル・データベースのマッピング装置は、
データの登録、参照、更新及び抹消を、既知の手順に従
って行うリレーショナル・データベースのアクセス装置
において、リレーショナル・データベースに登録されて
いるアクセスしようとするテーブルに関する、当該リレ
ーショナル・データベースに含まれる管理情報を表わす
メタデータを読み出す手段と、該メタデータに基づい
て、前記アクセステーブルに対応したクラスを生成する
手段と、そのクラスを用いて前記アクセステーブルのレ
コードに対応したインスタンスを生成する手段と、該イ
ンスタンスを用いて、リレーショナル・データベースに
アクセスする手段とを備えたことにより、前記課題を解
決したものである。
【0016】次に、本願の第3発明のコンピュータプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、データの登録、参照、更新及び抹消を、既知の手順
に従って行うリレーショナル・データベースのアクセス
装置で用いるコンピュータプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体において、上述の第2発
明に含まれるメタデータを読み出す手段、クラスを生成
する手段、インスタンスを生成する手段、及びリレーシ
ョナル・データベースにアクセスする手段を実現するコ
ンピュータプログラムを記録したことにより、前記課題
を解決したものである。
【0017】以下、本発明の作用について、簡単に説明
する。
【0018】本願では、第1発明〜第3発明のいずれに
おいても、データの登録、参照、更新及び抹消を、既知
の手順に従って行うオブジェクト指向によるリレーショ
ナル・データベースのマッピングが前提となっている。
又、まず、リレーショナル・データベースに登録されて
いるアクセスしようとするテーブルに関する、当該リレ
ーショナル・データベースに含まれる管理情報を読み出
しする。次に、該管理情報に基づいて、該アクセステー
ブル、及びそのアクセステーブルにマッピングされるク
ラスの間での対応を把握する。更に、そのクラスを用い
て前記アクセステーブルのレコード毎にインスタンスを
生成し、レコードとインスタンスとの対応を把握する。
【0019】これにより、オブジェクト指向技術につい
て配慮されていないリレーショナル・データベースで
も、オブジェクト指向技術を適用してアクセスできるよ
うにし、オブジェクト指向言語を用いてオブジェクトを
透過的にリレーショナル・データベースへ登録、参照、
更新、あるいは抹消できるようにすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
【0021】本実施形態は、本発明が適用され、以下の
3の部分から構成されている。
【0022】A1.コレクション・マネージャ A2.基底クラス A3.トランザクション・マネージャ
【0023】以下に、これら3の構成要件について、こ
れらの順で説明する。
【0024】まず、コレクション・マネージャは、イン
スタンス集合の生成及び抹消を管理する仕組みである。
該コレクション・マネージャは、テーブルにマッピング
されるクラス毎に作成される。コレクション・マネージ
ャは、アプリケーション・プログラムより与えられる抽
出条件を基に、該当テーブルから処理対象のレコードを
抽出し、次に説明する基底クラスと協調してインスタン
スの集合を生成し、アプリケーション・プログラムに提
供する。
【0025】次に、基底クラスは、リレーショナル・デ
ータベースのテーブルにマッピングするクラスの基底ク
ラスである。このような基底クラスを、以下スーパーク
ラスとも呼ぶ。該基底クラスを継承することで、以下の
処理を実行する。
【0026】B1.インスタンス参照時(インスタンス
変数の実行時宣言とデータの読み込み):インスタンス
変数は、クラス定義において変数として宣言し、インス
タンス毎にレコードのデータを設定する必要がある。ク
ラス対テーブルを1対1とするシステムにおいて、この
変数はテーブルのカラム(項目)と等しいため、リレー
ショナル・データベースからカラムに関するメタデータ
を取り出し、該メタデータによる情報を基にして、実行
時にクラスのインスタンス変数を生成する。例えば図1
のようなリレーショナル・データベースのテーブルで
は、メタデータは、例えば図5のようなものである。
又、このクラスの生成は、例えば、図1のようなリレー
ショナル・データベースのテーブルから、図2のような
クラスを生成するというものである。更に、このクラス
のインスタンスのインスタンス変数にレコードのデータ
を読み込む。例えば、図2のクラスにおいて宣言したイ
ンスタンス変数にデータを読み込むと、図3や図4のよ
うになる。
【0027】B2.オブジェクト更新時(テーブル更新
処理の隠蔽化):アプリケーション・プログラムがイン
スタンス変数を更新すると、そのインスタンス変数に変
更マークを付加する。該変更マークは、具体的にはフラ
グである。インスタンスとレコードの同期処理要求とい
う、インスタンスに対して変更要求が行われると、この
変更マークの付されたインスタンス変数をレコードに書
き戻すための更新命令が作成され、該更新命令に従って
テーブルが更新される。該更新命令は、例えばSQLで
はUpdate命令である。
【0028】上記のB1やB2と同様に、コレクション
・マネージャ及び基底クラスの組み合わせにより、イン
スタンスの新規作成や抹消も実現される。
【0029】続いて、トランザクション・マネージャ
は、トランザクションの管理を行うための仕組みであ
る。該トランザクション・マネージャは、クラスにとマ
ッピングされたリレーショナル・データベース上のテー
ブルの更新処理を、整合性を持って実行する。
【0030】図6は、本発明が適用された実施形態の構
成を示すブロック図である。
【0031】アプリケーション・プログラム3は、本発
明が適用され、リレーショナル・データベース・エンジ
ン5を経由して、リレーショナル・データベース1に対
してアクセスする。該アクセスは、SQLを用いて所定
の手順で、リレーショナル・データベース1の主にデー
タ格納領域1aにデータの登録、参照、更新及び抹消を
行うというものである。なお、スキーマ情報1bは、デ
ータ格納領域1aに登録されているデータを管理するた
め情報である。
【0032】又、アプリケーション・プログラム3に
は、複数のコレクション・マネージャ10と、トランザ
クション・マネージャ20と、複数のオブジェクト30
が含まれる。
【0033】コレクション・マネージャ10は、クラス
(テーブル)毎に作成される。又、該コレクション・マ
ネージャ10は、オブジェクトの雛型生成12を行っ
て、オブジェクトの雛型13を生成する。又、該コレク
ション・マネージャ10は、オブジェクト生成15を行
って、オブジェクト・キャッシュ16を経由して、オブ
ジェクト30を生成する。
【0034】又、トランザクション・マネージャ20
は、トランザクション管理対象22を含む。トランザク
ション・マネージャ20は、該トランザクション管理対
象22として、上記のコレクション・マネージャ10の
処理を管理している。
【0035】図7は、本実施形態における処理過程を示
すブロック図である。
【0036】本実施形態では、基底クラスを継承するこ
とにより、図7に示される機能を提供している。
【0037】まず、基底クラス32は、属性40と、操
作50とにより構成される。又、属性40は、符号42
で示されるようなカラム(レコードの項目)毎に属性オ
ブジェクトを管理している。この符号42のものは、リ
レーショナル・データベースから読み込んデータであ
り、特に、キーがカラム名で、値が属性オブジェクトの
ハッシュテーブルである。更に、属性40は、オブジェ
クトを一意に認識するためのキーである、オブジェクト
ID44を有している。更に、操作50には、データ設
定操作52と、データ取得操作54と、データベースア
クセス操作56とが含まれる。
【0038】次に、属性オブジェクト34は、属性60
を有している。該属性60は、符号62で示される、カ
ラムの型と、データと、ダーティーフラグとの構成を有
している。
【0039】図8は、前述のコレクション・マネージャ
10の構成を示すブロック図である。
【0040】コレクション・マネージャ10は、属性7
0と、操作80を含んでいる。
【0041】まず、属性70は、リレーショナル・デー
タベース1から読み込んだオブジェクトのハッシュテー
ブルである基本キャッシュ72を有している。ハッシュ
テーブルは、オブジェクトIDをキーとし、オブジェク
トを値とする。
【0042】次に、属性70は、トランザクション用バ
ッファである、削除前キャッシュ74と、挿入前キャッ
シュ75と、更新前キャッシュ76とを有している。こ
れらのキャッシュ74〜76は、オブジェクトIDをキ
ーとし、オブジェクトを値とするハッシュテーブルであ
る。
【0043】なお、属性70のこれら基本キャッシュ7
2、削除前キャッシュ74、挿入前キャッシュ75、更
新前キャッシュ76は、オブジェクト・キャッシュ領域
16にある。又、属性70は、オブジェクトを作成する
ための雛型である、オブジェクトの雛型78も有してお
り、該オブジェクトの雛型78は図6では符号13で示
される。
【0044】図9は、本実施形態の本発明が適用されて
いる部分の全体的な処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【0045】このフローチャートにおいて、まずステッ
プ110では、コレクション・マネージャがオブジェク
トの雛型を生成する。続く破線で囲まれた部分の処理
は、オブジェクトに対して何らかの処理を行いながら、
繰り返される部分である。
【0046】ステップ111では、コレクション・マネ
ージャからオブジェクトを取得する。これにより、オブ
ジェクトを生成する。
【0047】ステップ113では、オブジェクトが更新
処理に関するものであるか、否か判定する。否と判定さ
れた場合、ステップ115において、オブジェクトの参
照を行う。一方、更新処理と判定された場合、ステップ
120においてトランザクションを開始してから、その
オブジェクトが更新するものか、削除(抹消)するもの
か、あるいは挿入するものかに応じて、ステップ121
〜123のいずれかの処理を行う。そうしてから、ステ
ップ125において、トランザクションを終了する。
【0048】図10は、図9のステップ110における
オブジェクトの雛型生成の処理を示すフローチャートで
ある。
【0049】図10のステップ132において、リレー
ショナル・データベース1からスキーマ情報を読み込
む。ステップ134において、スキーマに定義されてい
る各カラムの名前、型、有効桁数などを基に、オブジェ
クトの雛型を作成する。
【0050】図11は、図9のステップ111における
コレクション・マネージャからオブジェクトを取得する
処理を示すフローチャートである。
【0051】図11のステップ142において、アプリ
ケーション・プログラム3がコレクション・マネージャ
10に対して検索条件を指定し、オブジェクトの取得を
依頼する。なお、オブジェクト・キャッシュ領域16中
のオブジェクトを使用せずに、リレーショナル・データ
ベースから強制的に読み直すことも可能であり、このよ
うにしてもよい。
【0052】ステップ144では、既に発行された検索
条件であるか否か判定する。既に発行されたものであれ
ば、ステップ145において、コレクション・マネージ
ャは基本キャッシュ72から、指定された検索条件に合
致するオブジェクトを返す。一方、否と判定された場
合、まずステップ147において、コレクション・マネ
ージャはオブジェクトの雛型13を基に、新たなオブジ
ェクトを作成し、リレーショナル・データベース1から
読み込んだデータを設定する。
【0053】ステップ147に続いてステップ150で
は、既にオブジェクトキャッシュ領域16に存在するか
否か判定する。存在しないと判定された場合は、ステッ
プ152において、コレクション・マネージャは、今作
成したオブジェクトを基本キャッシュ72に追加し、呼
び出し元にそれらを返す。一方、存在すると判定された
場合、ステップ154において、コレクション・マネー
ジャは、基本キャッシュ72中のオブジェクトを読み出
し、呼び出し元に返す。
【0054】図12は、図9のステップ115における
オブジェクトの参照の処理を示すフローチャートであ
る。
【0055】ステップ162では、アプリケーション・
プログラムは、カラム名とプログラム中で必要なデータ
型を指定して、オブジェクトにデータ取得を依頼する。
【0056】ステップ164では、指定したカラムは導
出項目であるか否か判定する。否と判定された場合は、
ステップ165において、オブジェクトは、指定された
カラム名でハッシュテーブルからデータを取得する。一
方、導出項目であると判定された場合、ステップ166
において、オブジェクトは、導出項目のデータを計算す
る処理を呼び出し、データを取得する。
【0057】ステップ168では、オブジェクトは、指
定されたデータ型に先のデータを変換し、呼び出し元に
返す。
【0058】図13は、図9のステップ123における
オブジェクトの挿入の処理を示すフローチャートであ
る。
【0059】まず、ステップ175において、コレクシ
ョン・マネージャ10に対して新Bオブジェクトの作成
依頼を行う。ステップ177では、コレクション・マネ
ージャ10は、オブジェクトの雛型13から、新規のオ
ブジェクトを作成し、挿入前バッファに追加する。ステ
ップ179では、アプリケーション・プログラムは、そ
のオブジェクトにデータを設定した後、挿入依頼をす
る。ステップ181では、オブジェクトが対応している
データ行のデータベース挿入命令を作成する。ステップ
183では、リレーショナル・データベース1に対し
て、削除命令(抹消命令)を発行する。ステップ185
では、そのオブジェクトを挿入前キャッシュ75から削
除し、基本キャッシュ72に移す。
【0060】図14は、図9のステップ122における
オブジェクトの削除の処理を示すフローチャートであ
る。
【0061】ステップ202において、アプリケーショ
ン・プログラムは、オブジェクトに対して、削除命令を
依頼する。ステップ204において、トランザクション
が開始されているか否か判定する。開始されていると判
定された場合は、ステップ206において、コレクショ
ン・マネージャ10は、オブジェクトのコピーをとり、
削除前キャッシュ74に格納する。
【0062】ステップ208では、コレクション・マネ
ージャ10は、オブジェクトが対応しているデータ行の
レコード削除命令を作成する。ステップ209では、コ
レクション・マネージャ10は、リレーショナル・デー
タベース1に対して削除命令を発行する。
【0063】図15は、図9のステップ123における
オブジェクトの更新の処理を示すフローチャートであ
る。
【0064】ステップ222において、アプリケーショ
ン・プログラムは、カラム名とデータを指定してオブジ
ェクトにデータ設定を依頼する。ステップ223では、
オブジェクトは、カラムに対応したデータ型に、指定さ
れたデータを変換する。ステップ224では、オブジェ
クトは、データを設定し、ダーティーフラグを立てる。
【0065】ステップ226では、トランザクションが
開始されているか否か判定する。開始されていると判定
された場合には、ステップ228において、コレクショ
ン・マネージャ10は、オブジェクトのコピーをとり、
更新前キャッシュ76に、そのオブジェクトが存在しな
ければ格納する。
【0066】ステップ230では、アプリケーション・
プログラムは、オブジェクトに対して、リレーショナル
・データベース1の更新処理を依頼する。ステップ23
2では、コレクション・マネージャ10は、ダーティー
フラグが立っているカラムに対する、リレーショナル・
データベースの更新命令を作成する。ステップ234で
は、コレクション・マネージャ10は、リレーショナル
・データベース1に対して、更新命令を発行する。
【0067】図16は、図9のステップ120における
トランザクションの開始の処理を示すフローチャートで
ある。
【0068】ステップ242では、トランザクション・
マネージャにトランザクションの開始を依頼する。ステ
ップ244では、リレーショナル・データベース1のト
ランザクションを開始する。ステップ246では、オブ
ジェクトのトランザクションを開始する。
【0069】図17は、図9のステップ125における
トランザクションの終了の処理を示すフローチャートで
ある。この図のトランザクションの終了は、「コミッ
ト」である。
【0070】ステップ252では、トランザクション・
マネージャにトランザクションの終了を依頼する。ステ
ップ254では、リレーショナル・データベース1のト
ランザクションを終了する。ステップ256では、コレ
クション・マネージャ10は、トランザクション用にコ
ピーされていたオブジェクトを削除する。
【0071】図18は、図9のステップ125における
トランザクションの終了の処理を示すフローチャートで
ある。この図のトランザクションの終了は、「ロールバ
ック」である。
【0072】ステップ262では、トランザクション・
マネージャにトランザクションのロールバックを依頼す
る。ステップ264では、リレーショナル・データベー
ス1のトランザクションをロールバックする。
【0073】ステップ266では、トランザクション用
にコピーをしていたオブジェクトが存在するか否か判定
する。存在しないと判定された場合には、ステップ26
8により、コレクション・マネージャ10は、コピーさ
れたオブジェクトに設定されているデータを、現在のオ
ブジェクトに設定する。
【0074】以上説明したように、本実施形態では、本
発明を効果的に適用することができる。従って、オブジ
ェクト指向技術について配慮されていないリレーショナ
ル・データベースでも、オブジェクト指向技術を適用し
てアクセスできるようにし、オブジェクト指向言語を用
いてオブジェクトを透過的にリレーショナル・データベ
ースへ登録、参照、更新、あるいは抹消できるようにす
ることができる。
【0075】
【発明の効果】オブジェクト指向技術について配慮され
ていないリレーショナル・データベースでも、オブジェ
クト指向技術を適用してアクセスできるようにし、オブ
ジェクト指向言語を用いてオブジェクトを透過的にリレ
ーショナル・データベースへ登録、参照、更新、あるい
は抹消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リレーショナル・データベースに登録されてい
るデータテーブルの一例を示す線図
【図2】オブジェクト指向技術において取り扱う、テー
ブルのオブジェクトの一例を示す線図
【図3】上記テーブルにおける1番目のレコードに対応
するインスタンスを示す線図
【図4】上記テーブルにおける2番目のレコードに対応
するインスタンスを示す線図
【図5】上記テーブルのレコードを構成する、個々のデ
ータの構造を示すメタデータの一例の線図
【図6】本発明が適用された実施形態の構成を示すブロ
ック図
【図7】前記実施形態における処理過程を示すブロック
【図8】前記実施形態のコレクション・マネージャの構
成を示すブロック図
【図9】前記実施形態の本発明が適用されている部分の
全体的な処理の流れを示すフローチャート
【図10】前記実施形態におけるオブジェクトの雛型生
成の処理を示すフローチャート
【図11】前記実施形態におけるコレクション・マネー
ジャからオブジェクトを取得する処理を示すフローチャ
ート
【図12】前記実施形態におけるオブジェクトの参照の
処理を示すフローチャート
【図13】前記実施形態におけるオブジェクトの挿入の
処理を示すフローチャート
【図14】前記実施形態におけるオブジェクトの削除の
処理を示すフローチャート
【図15】前記実施形態におけるオブジェクトの更新の
処理を示すフローチャート
【図16】前記実施形態におけるトランザクションの開
始の処理を示すフローチャート
【図17】前記実施形態におけるトランザクションの終
了(コミット)の処理を示すフローチャート
【図18】前記実施形態におけるトランザクションの終
了(ロールバック)の処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1…リレーショナル・データベース 1a…データ格納領域 1b…スキーマ情報 3…アプリケーション・プログラム 5…リレーショナル・データベース・エンジン 10…コレクション・マネージャ 12…オブジェクトの雛型生成 13、78…オブジェクトの雛型 15…オブジェクト生成 16…オブジェクト・キャッシュ 20…トランザクション・マネージャ 22…トランザクション管理対象 30…オブジェクト 32…基底クラス 34…属性オブジェクト 40、60、70…属性 44…オブジェクトID 50、80…操作 52…データ設定操作 54…データ取得操作 56…データベースアクセス操作 72…基本キャッシュ 74…削除前キャッシュ 75…挿入前キャッシュ 76…更新前キャッシュ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データの登録、参照、更新及び抹消を、既
    知の手順に従って行うリレーショナル・データベースの
    アクセス方法において、 リレーショナル・データベースに登録されているアクセ
    スしようとするテーブルに関する、当該リレーショナル
    ・データベースに含まれる管理情報を読み出し、 該管理情報に基づいて、該アクセステーブル、及びその
    アクセステーブルにマッピングされるクラスの間での対
    応を把握するようにしたことを特徴とするオブジェクト
    指向とリレーショナル・データベースのマッピング方
    法。
  2. 【請求項2】データの登録、参照、更新及び抹消を、既
    知の手順に従って行うリレーショナル・データベースの
    アクセス装置において、 リレーショナル・データベースに登録されているアクセ
    スしようとするテーブルに関する、当該リレーショナル
    ・データベースに含まれる管理情報を表わすメタデータ
    を読み出す手段と、 該メタデータに基づいて、前記アクセステーブルに対応
    したクラスを生成する手段と、 そのクラスを用いて前記アクセステーブルのレコードに
    対応したインスタンスを生成する手段と、 該インスタンスを用いて、リレーショナル・データベー
    スにアクセスする手段とを備えたことを特徴とするオブ
    ジェクト指向とリレーショナル・データベースのマッピ
    ング装置。
  3. 【請求項3】データの登録、参照、更新及び抹消を、既
    知の手順に従って行うリレーショナル・データベースの
    アクセス装置で用いるコンピュータプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 請求項2に記載のメタデータを読み出す手段、クラスを
    生成する手段、インスタンスを生成する手段、及びリレ
    ーショナル・データベースにアクセスする手段を実現す
    るコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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