JP2000155576A - Ｍｉｄｉ音楽のリズムトレースシステム - Google Patents
Ｍｉｄｉ音楽のリズムトレースシステムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、一定のリズムで再生されるＭＩＤＩ
音楽の再生速度を変化させることにより常にオペレータ
ー自身のリズム感覚に合わせて再生し、再生されるＭＩ
ＤＩ音楽とオペレーターとの一体感を強めることを目的
とする。 【解決手段】上記目的を達成するため、本発明では、信
号入力装置から入力される信号から検出されるリズムに
合わせて、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を変化させる。本発
明は、一定のリズムでＭＩＤＩ音楽を再生および出力す
る演奏部（１〜７）と、ＭＩＤＩ音楽のリズムを検出す
るための第１リズム検出手段８と、信号を入力するため
の信号入力装置９と、入力された信号からリズムを検出
する第２リズム検出手段１０とからなり、ＣＰＵ４は演
奏部におけるＭＩＤＩ音楽の再生速度の決定する機能
と、第１および第２リズム検出手段で検出されたリズム
のずれを検出し、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を外部から入
力された信号のリズムに合わせて補正する機能を持つ。
音楽の再生速度を変化させることにより常にオペレータ
ー自身のリズム感覚に合わせて再生し、再生されるＭＩ
ＤＩ音楽とオペレーターとの一体感を強めることを目的
とする。 【解決手段】上記目的を達成するため、本発明では、信
号入力装置から入力される信号から検出されるリズムに
合わせて、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を変化させる。本発
明は、一定のリズムでＭＩＤＩ音楽を再生および出力す
る演奏部（１〜７）と、ＭＩＤＩ音楽のリズムを検出す
るための第１リズム検出手段８と、信号を入力するため
の信号入力装置９と、入力された信号からリズムを検出
する第２リズム検出手段１０とからなり、ＣＰＵ４は演
奏部におけるＭＩＤＩ音楽の再生速度の決定する機能
と、第１および第２リズム検出手段で検出されたリズム
のずれを検出し、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を外部から入
力された信号のリズムに合わせて補正する機能を持つ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ゲームなどに
用いられるＭＩＤＩ音楽の再生速度の補正システムに関
し、信号入力装置を介して外部から入力される信号のタ
イミングにより検出されるリズムに合わせて上記ＭＩＤ
Ｉ音楽の再生速度を補正するシステムに関する。
用いられるＭＩＤＩ音楽の再生速度の補正システムに関
し、信号入力装置を介して外部から入力される信号のタ
イミングにより検出されるリズムに合わせて上記ＭＩＤ
Ｉ音楽の再生速度を補正するシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ゲームソフトを実行しながらモニタ上に
ゲーム内容を表示し、コントローラー等の信号入力装置
を介して外部から信号を入力することによりゲームを進
行させる電子ゲーム装置は、ゲームの臨場感やゲームと
の一体感を高めるためＭＩＤＩ音楽による何らかのＢＧ
Ｍ（バック・グラウンド・ミュージック）をスピーカ等
から再生し、このＢＧＭはゲームの進行状況に応じて変
化するのが一般である。これは多くの玩具や電子楽器に
ついても同様である。
ゲーム内容を表示し、コントローラー等の信号入力装置
を介して外部から信号を入力することによりゲームを進
行させる電子ゲーム装置は、ゲームの臨場感やゲームと
の一体感を高めるためＭＩＤＩ音楽による何らかのＢＧ
Ｍ（バック・グラウンド・ミュージック）をスピーカ等
から再生し、このＢＧＭはゲームの進行状況に応じて変
化するのが一般である。これは多くの玩具や電子楽器に
ついても同様である。
【０００３】しかしながら、ＢＧＭ用のＭＩＤＩ音楽の
再生速度は予め設定された速度で、オペレーターごとの
リズム感に対応したものではなく、オペレーターによっ
てはゲームのＢＧＭ等のＭＩＤＩ音楽との一体感を盛り
上げる効果が十分発揮されないことがあった。
再生速度は予め設定された速度で、オペレーターごとの
リズム感に対応したものではなく、オペレーターによっ
てはゲームのＢＧＭ等のＭＩＤＩ音楽との一体感を盛り
上げる効果が十分発揮されないことがあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一定のリズ
ムで再生されるＭＩＤＩ音楽の再生速度を変化させるこ
とにより常にオペレーター自身のリズム感覚に合わせて
再生することを可能にし、ゲーム機に使用した場合には
ゲームの臨場感を高め、オペレーターとゲームとの一体
感を強めることを目的とし、電子楽器等に使用した場合
にはオペレーターと演奏されるＭＩＤＩ音楽との一体感
を高めることを目的とする。
ムで再生されるＭＩＤＩ音楽の再生速度を変化させるこ
とにより常にオペレーター自身のリズム感覚に合わせて
再生することを可能にし、ゲーム機に使用した場合には
ゲームの臨場感を高め、オペレーターとゲームとの一体
感を強めることを目的とし、電子楽器等に使用した場合
にはオペレーターと演奏されるＭＩＤＩ音楽との一体感
を高めることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、本発
明では、コントローラー等の信号入力装置を介して外部
から入力される信号のタイミングより検出されるリズム
に合わせて、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を変化させる。本
発明は、一定のリズムでＭＩＤＩ音楽を再生および出力
する演奏部と、一定のリズムで再生されるＭＩＤＩ音楽
のリズムを検出するための第１リズム検出手段と、外部
から信号を入力するための信号入力装置と、外部から入
力された信号のタイミングからリズムを検出する第２リ
ズム検出手段と、第１および第２リズム検出手段で検出
されたリズムのずれを検出し、これを基にＭＩＤＩ音楽
の再生速度を外部から入力された信号のタイミングより
検出されるリズムに合わせて補正する制御装置とを備え
たリズムトレースシステムを提供する。さらに、本発明
によれば、ＭＩＤＩ音楽のリズムと入力信号のリズムに
大きな差がある場合、両者の差をある設定した値に収束
させ、極端なリズムの変化のよる違和感を防止する。ま
た、リズムの変更によって音程が頻繁に変化すると違和
感が生じかねないため、基本的にはリズムの変化によっ
て音程の変化は影響を受けないこととする。ただし、必
要に応じてリズムの変化に合わせて音程を変化させるこ
とも可能とする。
明では、コントローラー等の信号入力装置を介して外部
から入力される信号のタイミングより検出されるリズム
に合わせて、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を変化させる。本
発明は、一定のリズムでＭＩＤＩ音楽を再生および出力
する演奏部と、一定のリズムで再生されるＭＩＤＩ音楽
のリズムを検出するための第１リズム検出手段と、外部
から信号を入力するための信号入力装置と、外部から入
力された信号のタイミングからリズムを検出する第２リ
ズム検出手段と、第１および第２リズム検出手段で検出
されたリズムのずれを検出し、これを基にＭＩＤＩ音楽
の再生速度を外部から入力された信号のタイミングより
検出されるリズムに合わせて補正する制御装置とを備え
たリズムトレースシステムを提供する。さらに、本発明
によれば、ＭＩＤＩ音楽のリズムと入力信号のリズムに
大きな差がある場合、両者の差をある設定した値に収束
させ、極端なリズムの変化のよる違和感を防止する。ま
た、リズムの変更によって音程が頻繁に変化すると違和
感が生じかねないため、基本的にはリズムの変化によっ
て音程の変化は影響を受けないこととする。ただし、必
要に応じてリズムの変化に合わせて音程を変化させるこ
とも可能とする。
【０００６】本発明に用いられる信号入力装置として
は、ゲーム機のコントローラ、ジョイスティック、マウ
ス、キーボード、リズムパッド、マイク、カメラなど、
リズム入力信号を入力することができる装置であればい
かなるものをも用いることができる。入力される信号
は、トリガーパルス、アナログ波形、デジタル波形等、
当業者に機知のいかなる形態であってよく、一つの実施
形態においては、これら入力される信号を上記第２リズ
ム検出手段でデジタル化し信号処理をかけた上でそのタ
イミングを検出する。また、別の実施形態においては、
これら入力される信号を第２リズム検出手段での検出に
適するよう、デジタル化し信号処理をかけるための独立
した信号変換手段を設けてよい。なお、第１および第２
リズム検出手段や、制御装置は、コンピュータを利用し
たソフトウェアとして実現することができる。従って、
そのようなソフトウェアおよびそれを格納した機械読取
り可能な媒体に保存したものも本発明に含まれる。
は、ゲーム機のコントローラ、ジョイスティック、マウ
ス、キーボード、リズムパッド、マイク、カメラなど、
リズム入力信号を入力することができる装置であればい
かなるものをも用いることができる。入力される信号
は、トリガーパルス、アナログ波形、デジタル波形等、
当業者に機知のいかなる形態であってよく、一つの実施
形態においては、これら入力される信号を上記第２リズ
ム検出手段でデジタル化し信号処理をかけた上でそのタ
イミングを検出する。また、別の実施形態においては、
これら入力される信号を第２リズム検出手段での検出に
適するよう、デジタル化し信号処理をかけるための独立
した信号変換手段を設けてよい。なお、第１および第２
リズム検出手段や、制御装置は、コンピュータを利用し
たソフトウェアとして実現することができる。従って、
そのようなソフトウェアおよびそれを格納した機械読取
り可能な媒体に保存したものも本発明に含まれる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。具体例を示して説明するが、本発
明はこのような具体例に限定されるものではまったくな
い。
を参照して説明する。具体例を示して説明するが、本発
明はこのような具体例に限定されるものではまったくな
い。
【０００８】図１は、本発明に係るゲーム機用ＭＩＤＩ
音楽のリズムトレースシステムの一実施形態を示すブロ
ック図である。
音楽のリズムトレースシステムの一実施形態を示すブロ
ック図である。
【０００９】図１に示すように、本発明のゲーム機用Ｍ
ＩＤＩ音楽のリズムトレースシステムは、ＭＩＤＩデー
タ１に含まれる再生速度データを記憶するＲＡＭ２、Ｒ
ＡＭ２に記憶された再生速度データとカウンタ３から一
定の周期で発せられるカウント信号を基にＭＩＤＩデー
タ１の読込速度を制御し、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を制
御するＣＰＵ４、ＣＰＵ４からの制御信号に従いＭＩＤ
Ｉデータ１を読み込むＭＩＤＩ読込部５、ＭＩＤＩ音源
６、ＭＩＤＩ音楽のアウトプット用のスピーカー７で構
成される演奏部と、一定のリズムで再生されるＭＩＤＩ
音楽のリズム（第１リズム）を検出する第１リズム検出
手段８と、外部から信号を入力するための信号入力装置
９と、信号入力装置９に入力された信号のタイミングを
リズム（第２リズム）として検出する第２リズム検出手
段１０から構成されており、ＣＰＵ４はさらに、第１リ
ズムと第２リズムの間のずれを検出し、第２リズムに合
わせた新たなＭＩＤＩ音楽の再生速度を演算する機能を
持つ。
ＩＤＩ音楽のリズムトレースシステムは、ＭＩＤＩデー
タ１に含まれる再生速度データを記憶するＲＡＭ２、Ｒ
ＡＭ２に記憶された再生速度データとカウンタ３から一
定の周期で発せられるカウント信号を基にＭＩＤＩデー
タ１の読込速度を制御し、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を制
御するＣＰＵ４、ＣＰＵ４からの制御信号に従いＭＩＤ
Ｉデータ１を読み込むＭＩＤＩ読込部５、ＭＩＤＩ音源
６、ＭＩＤＩ音楽のアウトプット用のスピーカー７で構
成される演奏部と、一定のリズムで再生されるＭＩＤＩ
音楽のリズム（第１リズム）を検出する第１リズム検出
手段８と、外部から信号を入力するための信号入力装置
９と、信号入力装置９に入力された信号のタイミングを
リズム（第２リズム）として検出する第２リズム検出手
段１０から構成されており、ＣＰＵ４はさらに、第１リ
ズムと第２リズムの間のずれを検出し、第２リズムに合
わせた新たなＭＩＤＩ音楽の再生速度を演算する機能を
持つ。
【００１０】本発明において、ゲームのＢＧＭ、楽器で
演奏される音楽もしくは他の目的で使用する音楽は、Ｍ
ＩＤＩデータ１の形式をとる。ＭＩＤＩデータ１に含ま
れる予め設定された再生速度データがＲＡＭ２に記憶さ
れる。ＣＰＵ４はＲＡＭ２に記憶された再生速度データ
とカウンタ３から一定の周期で発せられるカウント信号
を基に、データ読込部５におけるＭＩＤＩデータ１の読
込速度を制御する。データ読込部５から読み込まれたＭ
ＩＤＩデータは、ＭＩＤＩ音源６で一定のリズムで再生
され、スピーカー７より出力される。
演奏される音楽もしくは他の目的で使用する音楽は、Ｍ
ＩＤＩデータ１の形式をとる。ＭＩＤＩデータ１に含ま
れる予め設定された再生速度データがＲＡＭ２に記憶さ
れる。ＣＰＵ４はＲＡＭ２に記憶された再生速度データ
とカウンタ３から一定の周期で発せられるカウント信号
を基に、データ読込部５におけるＭＩＤＩデータ１の読
込速度を制御する。データ読込部５から読み込まれたＭ
ＩＤＩデータは、ＭＩＤＩ音源６で一定のリズムで再生
され、スピーカー７より出力される。
【００１１】このＭＩＤＩ音源から出力されるＭＩＤＩ
音楽のリズムは第１リズム検出手段８で第１リズムとし
て検出され、ＣＰＵ４に送られる。
音楽のリズムは第１リズム検出手段８で第１リズムとし
て検出され、ＣＰＵ４に送られる。
【００１２】外部からの信号を入力するための信号入力
装置９は、ゲーム機のコントローラー、ジョイスティッ
ク、マウス、キーボード、リズムパット、マイク、カメ
ラなど、リズム信号を入力することができる装置であれ
ばいかなるものをも用いることができる。入力される信
号はトリガーパルス、アナログ波形、デジタル波形等、
当業者に機知のいかなる形態であってよく、一つの実施
形態においては上記第２リズム検出手段でこれら信号を
デジタル化し信号処理をかけた上でそのタイミングを検
出する。また、別の実施形態では、入力される信号を第
２リズム検出手段での検出に適するよう、デジタル化し
信号処理をかけるための信号変換手段を設けてよい。こ
のため、入力される信号は、マイクから入力する音声信
号であってよく、また、ビデオカメラから入力した映像
データの変化を信号とするものであってよい。
装置９は、ゲーム機のコントローラー、ジョイスティッ
ク、マウス、キーボード、リズムパット、マイク、カメ
ラなど、リズム信号を入力することができる装置であれ
ばいかなるものをも用いることができる。入力される信
号はトリガーパルス、アナログ波形、デジタル波形等、
当業者に機知のいかなる形態であってよく、一つの実施
形態においては上記第２リズム検出手段でこれら信号を
デジタル化し信号処理をかけた上でそのタイミングを検
出する。また、別の実施形態では、入力される信号を第
２リズム検出手段での検出に適するよう、デジタル化し
信号処理をかけるための信号変換手段を設けてよい。こ
のため、入力される信号は、マイクから入力する音声信
号であってよく、また、ビデオカメラから入力した映像
データの変化を信号とするものであってよい。
【００１３】信号入力装置８を介して外部から入力され
る信号のタイミング、例えばゲーム機のコントローラー
のボタンを押すタイミングは、第２リズム検出手段９で
第２リズムとして検出され、ＣＰＵ４に送られる。
る信号のタイミング、例えばゲーム機のコントローラー
のボタンを押すタイミングは、第２リズム検出手段９で
第２リズムとして検出され、ＣＰＵ４に送られる。
【００１４】ＣＰＵ４では、３〜４小節分の第１リズム
とこれに相当する第２リズムが比較され、リズムのずれ
が検出される。続いて、ＣＰＵ４では、第１リズムと検
出したリズムのずれから補正後の再生速度を演算する。
とこれに相当する第２リズムが比較され、リズムのずれ
が検出される。続いて、ＣＰＵ４では、第１リズムと検
出したリズムのずれから補正後の再生速度を演算する。
【００１５】ＣＰＵ４で特定された補正後の再生速度
は、補正信号としてＲＡＭ２に伝達され、ＲＡＭ２の再
生速度データが書換えられる。
は、補正信号としてＲＡＭ２に伝達され、ＲＡＭ２の再
生速度データが書換えられる。
【００１６】ＲＡＭ２の再生速度データが書換えられた
ことにより、ＣＰＵ４は、この新たな再生速度データと
カウンタ３のカウント信号を基に、新たな読込速度でＭ
ＩＤＩデータ１の読込速度を制御し、これによりＭＩＤ
Ｉ音楽の再生速度が第２リズムに合わせて補正される。
ことにより、ＣＰＵ４は、この新たな再生速度データと
カウンタ３のカウント信号を基に、新たな読込速度でＭ
ＩＤＩデータ１の読込速度を制御し、これによりＭＩＤ
Ｉ音楽の再生速度が第２リズムに合わせて補正される。
【００１７】図２は、ＣＰＵ４において、ＭＩＤＩ音楽
の再生速度を補正するための信号を発信するまでの処理
を示すフロー図である。
の再生速度を補正するための信号を発信するまでの処理
を示すフロー図である。
【００１８】本発明のシステムにより、ＭＩＤＩ音楽の
再生速度を制御する上で考慮するのが好ましい点は以下
の３点である。（１）入力装置からの信号入力がない場
合、再生速度を補正しない。（２）入力信号のリズムと
ＭＩＤＩ音楽のリズムが一致している場合、再生速度の
補正は必要ない。（３）ＭＩＤＩ音楽の再生速度を変化
させる際に、極端なリズムの変化を起こさない。
再生速度を制御する上で考慮するのが好ましい点は以下
の３点である。（１）入力装置からの信号入力がない場
合、再生速度を補正しない。（２）入力信号のリズムと
ＭＩＤＩ音楽のリズムが一致している場合、再生速度の
補正は必要ない。（３）ＭＩＤＩ音楽の再生速度を変化
させる際に、極端なリズムの変化を起こさない。
【００１９】図２において、ステップ１０（Ｓ１０）で
は、第１リズムと第２リズムが第２ＣＰＵ４に入力され
る。図２におけるＡ、ＢはそれぞれＭＩＤＩ音楽の３〜
４小節分のリズムとこれに対応する外部から入力される
信号によるリズムである。
は、第１リズムと第２リズムが第２ＣＰＵ４に入力され
る。図２におけるＡ、ＢはそれぞれＭＩＤＩ音楽の３〜
４小節分のリズムとこれに対応する外部から入力される
信号によるリズムである。
【００２０】ステップ２０（Ｓ２０）では、リズムＢが
０でないか、あるいはＡと等しくないかが判断される。
入力装置からの信号入力がない場合、あるいはリズムＢ
がリズムＡと等しい場合は、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を
補正する必要がないためである。リズムＢが０あるいは
Ａと等しい場合は、ステップ１０に戻る。
０でないか、あるいはＡと等しくないかが判断される。
入力装置からの信号入力がない場合、あるいはリズムＢ
がリズムＡと等しい場合は、ＭＩＤＩ音楽の再生速度を
補正する必要がないためである。リズムＢが０あるいは
Ａと等しい場合は、ステップ１０に戻る。
【００２１】ステップ２０で、リズムＢが０でなく、か
つＡと等しくない場合は、ステップ３０（Ｓ３０）で、
リズムＡおよびＢの速さの大小関係が判断される。リズ
ムＡがリズムＢよりも速い場合（Ａ＞Ｂ）、ステップ４
０（Ｓ４０）で、リズムＡとリズムＢの差（＝Ａ−Ｂ）
がある設定された値Ｘ1以上であるか判断される。リズ
ムＢがリズムＡにくらべ、極端に遅い場合に、ＭＩＤＩ
音楽のリズムの極端な変化が生じるのを防止するためで
ある。リズムＡとリズムＢの差がＸ1以上である場合
（Ａ−Ｂ＞Ｘ1）、ステップ４１（Ｓ４１）で、両者の
差はＸ1に収束され（Ａ−Ｂ＝Ｘ1）、これを基にステッ
プ５０（Ｓ５０）で、補正後の再生速度Ｃ（Ｃ＝Ａ−Ｘ
1）が演算される。
つＡと等しくない場合は、ステップ３０（Ｓ３０）で、
リズムＡおよびＢの速さの大小関係が判断される。リズ
ムＡがリズムＢよりも速い場合（Ａ＞Ｂ）、ステップ４
０（Ｓ４０）で、リズムＡとリズムＢの差（＝Ａ−Ｂ）
がある設定された値Ｘ1以上であるか判断される。リズ
ムＢがリズムＡにくらべ、極端に遅い場合に、ＭＩＤＩ
音楽のリズムの極端な変化が生じるのを防止するためで
ある。リズムＡとリズムＢの差がＸ1以上である場合
（Ａ−Ｂ＞Ｘ1）、ステップ４１（Ｓ４１）で、両者の
差はＸ1に収束され（Ａ−Ｂ＝Ｘ1）、これを基にステッ
プ５０（Ｓ５０）で、補正後の再生速度Ｃ（Ｃ＝Ａ−Ｘ
1）が演算される。
【００２２】リズムＡとリズムＢの差がＸ1以下である
場合（Ａ−Ｂ≦Ｘ1）、ステップ５０（SＳ５０）で、両
者の差を基に補正後の再生速度Ｃ（Ｃ＝Ａ−（Ａ―
Ｂ））が演算される。
場合（Ａ−Ｂ≦Ｘ1）、ステップ５０（SＳ５０）で、両
者の差を基に補正後の再生速度Ｃ（Ｃ＝Ａ−（Ａ―
Ｂ））が演算される。
【００２３】リズムＢがリズムＡよりも速い場合、ステ
ップ31（S31）で、リズムＢとリズムＡの差がある設定
された値X2以上（Ｂ−Ａ > X2）であるか判断される。
リズムＢがリズムＡに比べ極端に速い場合、ＭＩＤＩ音
楽のリズムが極端に変化することを防止するためであ
る。リズムＢとリズムＡの差がX2以上である場合、ステ
ップ32（S32）で、両者の差はX2に収束され（Ｂ−Ａ＝X
2）、これを基にステップ50（S50）で、補正後の再生速
度C（C＝Ａ＋X2）が演算される。
ップ31（S31）で、リズムＢとリズムＡの差がある設定
された値X2以上（Ｂ−Ａ > X2）であるか判断される。
リズムＢがリズムＡに比べ極端に速い場合、ＭＩＤＩ音
楽のリズムが極端に変化することを防止するためであ
る。リズムＢとリズムＡの差がX2以上である場合、ステ
ップ32（S32）で、両者の差はX2に収束され（Ｂ−Ａ＝X
2）、これを基にステップ50（S50）で、補正後の再生速
度C（C＝Ａ＋X2）が演算される。
【００２４】リズムＢとリズムＡの差がX2以下である場
合（Ｂ−Ａ≦X2）、ステップ50（S50）で、両者の差を
基に補正後の再生速度C（C=Ａ−(Ａ―Ｂ)）が演算され
る。
合（Ｂ−Ａ≦X2）、ステップ50（S50）で、両者の差を
基に補正後の再生速度C（C=Ａ−(Ａ―Ｂ)）が演算され
る。
【００２５】このようにしてＣＰＵ４では、リズムＡと
リズムＢの差から補正後のＭＩＤＩ音楽の再生速度が演
算され、ステップ６０（Ｓ６０）でＲＡＭ２に記憶され
たＭＩＤＩ音楽の再生速度データがこの補正後の再生速
度データに書換えられることにＭＩＤＩ音楽の再生速度
がリズムＢに合わせて補正される。なお、リズムの変化
に伴って音程が頻繁に変化すると違和感を生じさせる可
能性があるため、基本的には再生されるＭＩＤＩ音楽の
音程の変化はリズムの変化の影響を受けないこととす
る。しかし、必要に応じてはリズムの変化に合わせて音
程を変化させることもできることとする。これにより、
オペレーターの感情の動きにより合致したＢＧＭの再生
または楽器による音楽演奏を可能にする。
リズムＢの差から補正後のＭＩＤＩ音楽の再生速度が演
算され、ステップ６０（Ｓ６０）でＲＡＭ２に記憶され
たＭＩＤＩ音楽の再生速度データがこの補正後の再生速
度データに書換えられることにＭＩＤＩ音楽の再生速度
がリズムＢに合わせて補正される。なお、リズムの変化
に伴って音程が頻繁に変化すると違和感を生じさせる可
能性があるため、基本的には再生されるＭＩＤＩ音楽の
音程の変化はリズムの変化の影響を受けないこととす
る。しかし、必要に応じてはリズムの変化に合わせて音
程を変化させることもできることとする。これにより、
オペレーターの感情の動きにより合致したＢＧＭの再生
または楽器による音楽演奏を可能にする。
【００２６】本発明のおいては、上記第１リズム検出手
段８、上記第２リズム検出手段１０および上記制御装置
は、コンピューターソフトウェアとして実現することが
できる。従って、そのようなソフトウェアおよびそれを
格納した機械読み取り可能な媒体に保存したものも本発
明に含まれる。
段８、上記第２リズム検出手段１０および上記制御装置
は、コンピューターソフトウェアとして実現することが
できる。従って、そのようなソフトウェアおよびそれを
格納した機械読み取り可能な媒体に保存したものも本発
明に含まれる。
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、一定のリ
ズムで再生されるゲーム機用のＭＩＤＩ音楽を、信号入
力装置を介して外部から入力される信号のタイミングよ
り検出されるリズムに合わせて補正し、常にユーザーの
リズムでＭＩＤＩ音楽を再生することができる。また、
入力装置から信号入力がない場合、オペレーターがリズ
ムを変更する意思がないものとし、ＭＩＤＩ音楽の再生
速度は補正せず、入力される信号のリズムとＭＩＤＩ音
楽のリズムに大きく差がある場合には、両者の差をある
設定した値（Ｘ1、Ｘ2）に収束させ、極端なリズムの変
化による違和感を生じさせないようにしている。また、
本発明では、基本的には再生されるＭＩＤＩ音楽の音程
の変化は、リズムの変化に影響されない。ただし、必要
に応じてはリズムの変化に合わせて音程を変化させるこ
とも可能とする。これにより、オペレーターの感情の動
きにより合致したＢＧＭの再生または楽器の演奏を可能
にする。
ズムで再生されるゲーム機用のＭＩＤＩ音楽を、信号入
力装置を介して外部から入力される信号のタイミングよ
り検出されるリズムに合わせて補正し、常にユーザーの
リズムでＭＩＤＩ音楽を再生することができる。また、
入力装置から信号入力がない場合、オペレーターがリズ
ムを変更する意思がないものとし、ＭＩＤＩ音楽の再生
速度は補正せず、入力される信号のリズムとＭＩＤＩ音
楽のリズムに大きく差がある場合には、両者の差をある
設定した値（Ｘ1、Ｘ2）に収束させ、極端なリズムの変
化による違和感を生じさせないようにしている。また、
本発明では、基本的には再生されるＭＩＤＩ音楽の音程
の変化は、リズムの変化に影響されない。ただし、必要
に応じてはリズムの変化に合わせて音程を変化させるこ
とも可能とする。これにより、オペレーターの感情の動
きにより合致したＢＧＭの再生または楽器の演奏を可能
にする。
【図１】本発明にかかるゲーム機用ＭＩＤＩ音楽のリズ
ムトレースシステムのブロック図である。
ムトレースシステムのブロック図である。
【図２】ＣＰＵ４でのＭＩＤＩ音楽再生速度の補正をす
るための処理を示すフロー図である。
るための処理を示すフロー図である。
１ ＭＩＤＩデータ ２ ＲＡＭ ３ カウンタ ４ ＣＰＵ ５ データ読込部 ６ ＭＩＤＩ音源 ７ スピーカー ８ 第１リズム検出部 ９ 信号入力装置 １０ 第２リズム検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ１０Ｈ 1/40 Ｇ１０Ｈ 1/40 Ｆターム(参考） 2C001 AA00 AA17 BA00 BA07 BB00 BB04 BC00 BC10 CA06 CC08 5D378 FF07 FF24 KK03 KK25 LA28 LA53 LB19 MM12 MM13 MM16 MM27 MM48 MM64 MM65 MM67 MM68 QQ06 QQ22 QQ23 QQ24 QQ27 UU43 XX14 XX24
Claims (5)
- 【請求項１】 ＭＩＤＩ（Musical Instrument Digital
Interface）音楽の再生速度を変更するリズムトレース
システムであって、 ＭＩＤＩ音楽データを再生および出力する演奏手段と、 上記ＭＩＤＩ音楽のリズムを検出するための第１リズム
検出手段と、 外部から信号を入力するための信号入力装置と、 上記信号入力装置に入力された上記信号のタイミングよ
りリズムを検出する第２リズム検出手段と、 上記第１および第２リズム検出手段により検出されるそ
れぞれのリズムの間のずれを検出し、これを基に上記Ｍ
ＩＤＩ音楽の再生速度を第２リズム検出手段により検出
されるリズムに合わせて補正するための制御装置とから
なるＭＩＤＩ音楽のリズムトレースシステム。 - 【請求項２】 上記信号入力装置がジョイスティック型
コントローラーである請求項１に記載のシステム。 - 【請求項３】 ＭＩＤＩ音楽からなるＢＧＭの再生速度
を請求項１または請求項２のいずれか一つのシステムで
補正するゲーム装置。 - 【請求項４】 一定のリズムで演奏されるＭＩＤＩ音楽
の再生速度を変更するためのリズムトレース方法であっ
て、 一定のリズムで演奏されるＭＩＤＩ音楽のリズムを検出
する第１リズム検出ステップと、 外部から信号を入力
するステップと、 上記信号入力方法に入力された上記信号のタイミングに
よりリズムを検出する第２リズム検出ステップと、 上記第１および第２リズム検出方法により検出されるそ
れぞれのリズムの間のずれを検出し、これを基に上記Ｍ
ＩＤＩ音楽の再生速度を第２リズム検出ステップで検出
されたリズムに合わせて補正するための制御ステップと
からなるリズムトレース方法。 - 【請求項５】 コンピューターによってリズムトレース
方法を実施するためのソフトウェアを記録したコンピュ
ーター読み取り可能な記録媒体であって、 該ソフトウェアはコンピューターに第１リズム検出ステ
ップを実施させ、 第２リズム検出ステップを実施させ、 制御ステップを実施させる請求項４に記載のリズムトレ
ース方法を実施するためのソフトウェアを記録した記録
媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10332535A JP2000155576A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | Ｍｉｄｉ音楽のリズムトレースシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10332535A JP2000155576A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | Ｍｉｄｉ音楽のリズムトレースシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000155576A true JP2000155576A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18256014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10332535A Pending JP2000155576A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | Ｍｉｄｉ音楽のリズムトレースシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000155576A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1583335A1 (en) * | 2004-04-02 | 2005-10-05 | Sony Ericsson Mobile Communications AB | Rhythm detection in radio communication terminals |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP10332535A patent/JP2000155576A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1583335A1 (en) * | 2004-04-02 | 2005-10-05 | Sony Ericsson Mobile Communications AB | Rhythm detection in radio communication terminals |
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