JP2000154211A - ポリエチレンの製造用触媒系 - Google Patents

ポリエチレンの製造用触媒系

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JP2000154211A
JP2000154211A JP11327949A JP32794999A JP2000154211A JP 2000154211 A JP2000154211 A JP 2000154211A JP 11327949 A JP11327949 A JP 11327949A JP 32794999 A JP32794999 A JP 32794999A JP 2000154211 A JP2000154211 A JP 2000154211A
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メアリー・テレーズ・ゾークラー
Dahl Schlemm Kathleen
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Mark Wilton Smale
マーク・ウィルトン・スメイル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエチレンの製造用触媒系を提供する。 【解決手段】 (a)ハロゲン化マグネシウムと、少な
くとも1個の二座配位子を含有するチタン化合物であっ
てチタンが4価の状態にあるものと、電子供与体として
の1種以上のアルコール、エーテル又はケトンとを含む
先駆物質としての固体錯体(該錯体は不活性担体中に含
浸されているか又は不活性充填剤を含有する電子供与体
溶液から噴霧乾燥されたものである)、(b)助触媒と
しての1種以上のアルキルアルミニウム化合物及び随意
に(c)ハロカーボン促進剤を含む触媒系である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレン製造
用の多用性触媒系に関する。
【0002】
【従来の技術】産業界は、ポリエチレンの製造における
種々のニーズを満たす触媒系を絶えず探し求めている。
例えば、高価なトリメチルアルミニウム助触媒を必要と
することなく低いヘキサン抽出分を提供する触媒系、高
い活性レベルで機能する触媒系、種々の製品及び方法の
要件を調和させるためにその性能を最適化できる触媒
系、及び(又は)改善された熱安定性を有する触媒系が
そうである。要するに、ポリエチレンに関する限りで
は、従来技術の触媒系の欠点を克服するように依存でき
る多用性触媒系がそうである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来技術の触媒系の欠点を克服することができる触
媒系並びにそのような触媒系のための触媒先駆物質の製
造方法を提供することである。その他の目的及び利点
は、以下の説明から明かとなろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本発明に従って上記のような触媒系が発見された。この
触媒系は、(a)ハロゲン化マグネシウムと、少なくと
も1個の二座配位子を含有するチタン化合物であってチ
タンが4価の状態にあるものと、電子供与体としての1
種以上のアルコール、エーテル又はケトンとを含む先駆
物質としての固体錯体(該錯体は不活性担体中に含浸さ
れているか又は不活性充填剤を含有する電子供与体から
噴霧乾燥されたものである)、(b)助触媒としての1
種以上のアルキルアルミニウム化合物及び随意に(c)
ハロカーボン促進剤を含む。本発明の別の具体例は、上
記の触媒先駆物質の製造方法である。この方法は、
(a)4価のチタン化合物をそのための二座配位子を提
供することができる化合物と反応条件下に結合させ、
(b)ハロゲン化マグネシウムを電子供与体に溶解して
なる溶液に工程(a)の生成物を反応条件下に添加して
錯体を形成させ、(c)工程(b)からの錯体を溶液形
態で不活性担体中に含浸させるか又は該錯体を不活性充
填剤を含有する電子供与体溶液から噴霧乾燥することを
含む。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の主題である触媒系は、液
相又は気相法で、例えばスラリー、溶液、流動床又は攪
拌床法で使用することができる。それは、1基の反応器
を使用して単一モードのポリエチレンを製造し又は直列
に接続した2基以上の反応器を使用して現場で多モード
のポリエチレンブレンドを提供することができる。ポリ
エチレンは、エチレンのホモ重合体又はエチレンと3〜
12個の炭素原子を有する1種以上のα−オレフィン、
好ましくは1又は2種のα−オレフィン共単量体との共
重合体であることができる。α−オレフィンは、例えば
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン及び1−オクテンである。また、ジエンも
エチレン及びα−オレフィンと共に重合体に導入するこ
とができる。有用なジエンの例は、エチリデンノルボル
ネン、ブタジエン及び1,4−ヘキサジエン並びにジシ
クロペンタジエンであってよい。
【0006】触媒先駆物質は、まず、ハロゲン化マグネ
シウム、少なくとも1個の二座配位子を含有するチタン
化合物、電子供与体及び不活性担体又は不活性充填剤か
ら固体粒状成分を形成させることによって製造される。
固体成分は、次いで随意に塩素化剤によって処理され
る。次いで、それはこれを助触媒と接触させることによ
って活性化される。
【0007】ハロゲン化マグネシウムは、塩化マグネシ
ウム、臭化マグネシウム及び沃化マグネシウムを包含す
る。無水の塩化マグネシウムが好ましい。
【0008】チタン化合物は、チタンが4価の状態にあ
り且つ少なくとも1個の二座配位子、好ましくは1〜4
個の二座配位子を含有するものである。二座配位子は、
ジケトン配位子、特に1及び5位で置換された2,4−
ジケトン、2位で置換された1,3−ジケトン、β−ケ
トエステル及び2−アセチルシクロアルカノンにより例
示される。チタン化合物の例は、チタン(アセチルアセ
トネート)n4-n(ここで、Xはハロゲン化物又はOR
(各Rは独立して1〜10個の炭素原子を有するアルキ
ル基である)である)である。X=Clであるチタン化
合物は、ウイルキン他により「Inorganic S
ynthesis」 Vol.XIXp.145(ジョ
ン・ウイリー&ソンズ社)に記載の方法に従って製造さ
れる。
【0009】電子供与体は、約0℃〜約200℃の範囲
の温度で液体状である有機ルイス酸であって、マグネシ
ウム化合物及びチタン化合物が可溶であるものである。
電子供与体は、脂肪族ケトン、脂肪族アルコール、アル
キル若しくはシクロアルキルエーテル又はこれらの混合
物であって、各電子供与体は1〜20個の炭素原子を有
する。これらの電子供与体のうちでも、好ましいもの
は、2〜20個の炭素原子を有するアルキル及びシクロ
アルキルエーテル、3〜20個の炭素原子を有するジア
ルキル、ジアリール及びアルキルアリールケトン、並び
に1〜20個の炭素原子を有するアルキルアルコールで
ある。好ましい電子供与体はエーテル及びアルコールで
ある。最も好ましい電子供与体の例は、テトラヒドロフ
ラン及びイソプロパノールである。好適なその他の電子
供与体は、エチルエーテル、ジオキサン、ジ−n−プロ
ピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、エタノール及びブタノールである。
【0010】チタン化合物と電子供与体との反応生成物
を提供するために過剰量の電子供与体が初期に使用され
るが、反応生成物は最終的にはチタン化合物1モル当た
り約1〜約20モルの電子供与体、好ましくはチタン化
合物1モル当たり約1〜約10モルの電子供与体を含有
する。
【0011】先駆物質を担持させようと望む場合には、
シリカが好ましい担体である。所要の粒度分布を有する
シリカのような担体を使用すれば、所要の粒度分布を有
する樹脂が再現性良く生成する。その他の好適な担体
は、燐酸アルミニウム、アルミナ、シリカ/アルミナ混
合物のような無機酸化物、並びに表面シラノールと反応
できる薬剤、例えばジアルキルアルミニウム及びハロゲ
ン化アルミニウムにより例示されるアルミニウム化合
物、硼素アルキル及びハロゲン化硼素、ジアルキル亜
鉛、ヘキサメチルジシラザンにより変性されたシリカで
ある。有機担体の例は、種々のポリエチレン及びポリプ
ロピレンである。典型的な担体は、重合に対して本質的
に不活性である固体粒状の多孔質物質である。それは、
約10〜約250μ、好ましくは約30〜約100μの
平均粒度、少なくとも200m2/g、好ましくは少な
くとも約250m2/gの表面積、及び少なくとも約1
00Å、好ましくは少なくとも約200Åの細孔寸法を
有する乾燥粉末として使用される。75μの平均粒度及
び0.9〜1.5の粒度分布スパンを有する典型的なシ
リカ担体は、例えば、80ミクロンの平均粒度及び1.
9の粒度分布スパンを有するシリカ担体を分別すること
によって得ることができる。一般的には、担体の使用量
は、担体1g当たり約0.1〜約0.5ミリモルのチタ
ン、好ましくは担体1g当たり約0.2〜約0.3ミリ
モルのチタンを与える量である。上記の触媒先駆物質の
シリカ担体への含浸は、先駆物質とシリカゲルを電子供
与体溶媒又はその他の溶媒中で混合し、次いで減圧下に
溶媒を除去することによって達成することができる。
【0012】また、触媒先駆物質は、噴霧乾燥すること
によって得ることもできる。このオプションの方法で
は、先駆物質の溶液が製造され、不活性充填剤によりス
ラリー化される。次いで、このスラリーは、例えば、米
国特許第5,290,745号に開示された方法のよう
な方法により噴霧乾燥される。一般的に、不活性充填剤
の使用量は、噴霧乾燥された先駆物質1g当たり約0.
3〜約2.5ミリモルのチタンを与えるような量であ
る。噴霧乾燥の前に溶液に添加される充填剤は、チタン
化合物及び最終活性触媒に対して不活性である任意の有
機又は無機の化合物、例えば、熱分解法シリカの形態の
二酸化珪素、二酸化チタン、ポリスチレン、ゴム変性ポ
リスチレン、塩化マグネシウム及び炭酸カルシウムを包
含する。充填剤は個別に又は組合わせて使用することが
できる。噴霧乾燥された先駆物質は、約10〜約95重
量%の充填剤である。噴霧乾燥された先駆物質中の典型
的なMg/Ti原子比は、約2:1〜約10:1の範囲
にある。平均粒度は、噴霧乾燥中にプロセス手段によっ
て調節することができ、さらには噴霧乾燥後に分離技術
によって変えることができる。典型的な平均粒度は、標
準的な賦形及び寸法規制技術を使用して約8〜約50μ
の範囲にある。
【0013】随意の塩素化剤は、三塩化硼素、その他の
第III属元素の塩化物又は式:AlRaClbc(ここ
で、各Rは独立して1〜14個の炭素原子を有する飽和
脂肪族炭化水素基であり、bは1〜3であり、cは0又
は1であり、a+b+c=3である)を有する塩化アル
キルアルミニウムであることができる。好ましい塩素化
剤は、一塩化及び二塩化アルキルアルミニウム(各アル
キル基は1〜6個の炭素原子を有する)を包含する。特
に好ましい塩素化剤は、塩化ジメチルアルミニウム(D
MAC)である。その他の塩素化剤は二塩化エチルアル
ミニウム(EADC)、塩化ジエチルアルミニウム(D
EAC)及び二塩化メチルアルミニウムである。塩素化
剤を使用しようと望むならば、電子供与体1モル当たり
約0.10〜約10モル、好ましくは約0.15〜約
2.5モルの塩素化剤を使用することができる。塩素化
剤対チタンのモル比は、約1:1〜約10:1の範囲に
あることができ、好ましくは約2:1〜約6:1の範囲
である。塩素化剤は、好ましくは混合タンクにおいて固
体先駆物質と反応させる。いくつかの従来技術の方法と
は異なって、この方法で生成した触媒先駆物質は無限に
安定であることがわかった。
【0014】助触媒は、アルキルアルミニウム又はアル
モキサン化合物であり、式:R3Al及び(RAlO)n
(ここで、各Rは独立してアルキル、シクロアルキル、
アリール又は水素であり、少なくとも1個のRはヒドロ
カルビルであり、2又は3個のR基は一緒になって複素
環式構造を形成できる)によって表わすことができる。
各Rはヒドロカルビル基であって、1〜20個の炭素原
子を有することができ、好ましくは1〜10個の炭素原
子を有する。ヒドロカルビルアルミニウム化合物の例
は、次のものである。トリイソブチルアルミニウム、ト
リ−n−ヘキシルアルミニウム、水素化ジイソブチルア
ルミニウム、水素化ジヘキシルアルミニウム、ジイソブ
チルヘキシルアルミニウム、イソブチルジヘキシルアル
ミニウム、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミ
ニウム、トリプロピルアルミニウム、トリイソプロピル
アルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリオ
クチルチルアルミニウム、トリデシルアルミニウム、ト
リドデシルアルミニウム、トリベンジルアルミニウム、
トリフェニルアルミニウム、トリナフチルアルミニウム
及びトリトリルアルミニウム。アルミノキサンはメチル
又は変性メチルアルミノキサンであってよい。好ましい
助触媒はトリエチルアルミニウム(TEAL)である。
チタン化合物1モル当たり約10〜約400モル、好ま
しくは約10〜約100モルの助触媒を使用することが
できる。
【0015】随意に、ハロカーボン促進剤を反応器に助
触媒と共に添加することができる。促進剤は、(a)二
塩化メチレン、(b)種々のFREONTM又はUCON
TMフルオロカーボン又はクロロフルオロカーボン、例え
ばCX4又はCX3CX3(ここで、XはCl又はFであ
り、少なくとも1個のFがある)、或いは(c)クロロ
ホルムであってよい。促進剤(a)及び(b)が好まし
い。助触媒1モル当たり約0.01〜約10モル、好ま
しくは約0.2〜約1モルの促進剤を使用することがで
きる。
【0016】典型的な方法では、固体先駆物質及び助触
媒を含有する触媒系が反応器に添加される。重合は、実
質的に触媒毒、例えば水分、酸素、一酸化炭素、二酸化
炭素及びアセチレンの不存在下に実施される。
【0017】単一反応器による重合では、得られるポリ
エチレンは、約0.01〜約1000g/10分の範囲
のメルトインデックス、約0.3から約40,000g
/10分の範囲のフローインデックス、約25〜約45
のの範囲のメルトフロー比、0.880〜0.967g
/cm3の範囲の密度、約5000〜約500,000
の範囲の分子量、約3〜約8の範囲のPDI(多分散性
指数)[これはMw/Mn比と称され、分子量分布の幅
の尺度であり、Mwは重量平均分子量を表わし、Mnは
数平均分子量を表わす]を有する。
【0018】メルトインデックスは、ASTM D−1
238、条件Eで決定される。それは190℃及び2.
16kgで測定され、g/10分として記録される。フ
ローインデックスは、ASTM D−1238、条件F
で決定される。それは190℃及びメルトインデックス
を決定するのに使用した重量の10倍で測定され、g/
10分として記録される。メルトフロー比は、フローイ
ンデックス対メルトインデックスの比である。
【0019】典型的な重合法においては、前記した触媒
系、エチレン、α−オレフィン、そして随意のジエン及
び水素が反応器に連続的に供給される。α−オレフィン
(随意)対エチレンのモル比は、約0.01:1〜約
1.2:1の範囲にあってよく、所望の密度を与えるよ
うに調節される。水素(随意)対エチレンのモル比は、
約0.01:1〜約2:1の範囲にあってよく、所望の
平均分子量を与えるように調節される。操作温度は、一
般に約70℃〜約110℃の範囲にある。好ましい操作
温度は、所望の密度に依存して変わる。即ち、低い密度
については低い温度、高い密度については高い温度であ
る。圧力、即ち、反応器内の全圧力は約200〜約45
0psiの範囲にあってよく、好ましくは約280〜約
350psigの範囲にある。全圧力の釣合は、エチレ
ン以外のガス状共単量体及び窒素のような不活性ガスに
よって与えられる。
【0020】典型的な流動床反応器は以下のように説明
することができる。通常、床は、反応器で製造しようと
する同一の顆粒状樹脂から作られる。従って、重合の過
程で、床は、生成した重合体粒子、成長しつつある重合
体粒子及び触媒粒子がこれらの粒子を分離させ且つ流体
として作用させるのに十分な流量又は速度で導入される
重合用及び変性用ガスによって流動化されてなるもので
ある。流動化用ガスは、初期の供給物、補給用供給物及
び循環(再循環)ガス、即ち共単量体、そして所望なら
ば変性剤及び(又は)不活性キャリアーガスからできて
いる。
【0021】反応装置系の必須の部分は、容器、床、ガ
ス分配板、入口及び出口用の配管、圧縮機、循環ガス冷
却機及び生成物排出系である。容器には、床の上に速度
減少帯域が、床内には反応帯域がある。共にガス分配板
の上にある。典型的な流動床反応器が米国特許第4,4
82,687号に記載されており、典型的な流動床重合
操作が米国特許第4,302,565号に記載されてい
る。
【0022】好ましくは、エチレン、その他のガス状α
−オレフィン及び水素(随意)の供給流れが、液状α−
オレフィン、使用するとしてジエン(随意)及び助触媒
溶液と同様に反応器の再循環ラインに供給される。随意
として、液状助触媒は、流動床に直接供給することがで
きる。部分的に活性化され又は完全に活性化された触媒
先駆物質は、好ましくは流動床に固体又は鉱油スラリー
として注入される。生成物の組成は、流動床に導入され
る共単量体のモル比を変化させることによって変えるこ
とができる。生成物は、床のレベルが重合するにつれて
堆積するときに反応器から顆粒状又は粒状形態で連続的
に排出される。生産速度は、触媒供給速度及びエチレン
の分圧を調節することによって制御される。
【0023】共重合体を望むならば、α−オレフィン
(エチレン以外の)を共重合体の15重量%までの総量
で存在させることができ、好ましくは共重合体の重量を
基にして約1〜約10重量%の総量で共重合体に含有さ
れる。
【0024】ガス状及び液状の反応体も含めて反応体、
触媒及び樹脂の混合物の流動床における滞留時間は、約
1〜約12時間の範囲にあってよく、好ましくは約2〜
約5時間の範囲にある。
【0025】生成物樹脂は、特定の形態のために適合さ
れた慣用の押出機でフィルム又はその他の形態に押出す
ことができる。押出機及び押出方法は、米国特許第4,
814,135号、同4,857,600号、同5,0
76,988号及び同5,153,382号に記載され
ている。フィルムを形成するのに使用できる種々の押出
機の例は、単軸スクリュー型、例えば、吹込フィルムダ
イ、エアリング及び連続引取り装置により変更したも
の、吹込フィルム押出機及びスロット流延押出機であ
る。典型的な単軸スクリュー型押出機は、その上流端部
にホッパーを、その下流端部にダイを有するものとして
説明することができる。ホッパーが、スクリューを収容
したバレルに供給する。下流端部には、スクリューの端
部とダイの間にスクリーンパック及びブレーカープレー
トがある。押出機のスクリュー部分は、三つの部分:供
給部分、圧縮部分及び計量部分、並びに後部加熱帯域か
ら前部加熱帯域までの多段加熱帯域に分割されているも
のと考えられ、そしてこの多段の部分及び帯域は上流か
ら下流に続いている。それが1基よりも多いバレルを有
するならば、そのバレルは直列で接続される。各バレル
の長さ対直径の比は、約16:1〜約30:1の範囲に
ある。押出は、約160〜約270℃の範囲の温度で実
施できことができ、好ましくは約180〜約240℃の
範囲の温度で実施される。
【0026】本発明の利点は、高い触媒活性、低いヘキ
サン抽出分、分岐の分布及び温度安定性に見出される。
さらに、配位子、塩素化剤及び助触媒の種々の組み合わ
せを使用して製品及びプロセスの要求を満たすように触
媒系の性能を最適化することができる。塩素化剤(混合
タンク反応剤)の使用は、チタン(アセチルアセトネー
ト)2(OR)2(ここで、各Rは独立して1〜10個の
炭素原子を有するアルキル基である)の場合に活性及び
水素応答性を劇的に改善させ、チタン(アセチルアセト
ネート)2Cl2の場合にはそれほどではない。
【0027】ブレンドに導入できる慣用の添加剤は、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、核
形成剤、充填剤、滑剤、難燃剤、可塑剤、加工助剤、潤
滑剤、安定剤、煤煙抑制剤、粘度制御剤、架橋剤、触
媒、増強剤、粘着剤、粘着防止剤により例示される。充
填剤を別にして、添加剤は、ブレンド中に重合体ブレン
ドの各100重量部当たり約0.1〜約10重量部の添
加剤の量で存在できる。充填剤は、ブレンドの各100
重量部当たり200重量部まで又はそれ以上の量で添加
することができる。
【0028】全ての分子量は別に説明してなければ重量
平均分子量である。ここに引用した特許及び文献につい
ての詳細はこれらを参照されたい。
【0029】
【実施例】本発明を以下の実施例により例示する。
【0030】例1:実験室規模での製造 A.チタン化合物の製造 二塩化チタンビス(アセチルアセトネート)の好ましい
製造方法は次の通りである。100cm3のヘキサン及
び2.2cm3の四塩化チタンを、オーブン乾燥し窒素
パージした200cm3の空気のないガラスウエアーフ
ラスコに入れる。この無色液体に5.13cm3の純
2,4−ペンタンジオンを注射器によりほぼ5分間で添
加する。反応混合物は赤褐色に変わる。沈殿が直ちに生
成し始める。この混合物を周囲温度で1.25時間攪拌
する。沈殿を沈降させ、上層液をデカンテーションす
る。固体を20cm3のヘキサンで3回洗浄し、オレン
ジ色粉末に乾燥させた。収量は6.56gであった。別
のチタン化合物の製造例として、二塩化ビス(1,3−
ジフェニル−1,3−プロパンジオネート)を次のよう
に製造する。1.3cm3の四塩化チタンを、オーブン
乾燥し窒素パージした200cm3の空気のないガラス
ウエアーフラスコ中の50cm3の塩化メチレンに添加
する。ジベンゾイルメタン/二塩化メチレンの溶液を乾
燥パージした瓶において調製し、窒素により簡単にパー
ジする。この溶液を四塩化チタン溶液に20分間で添加
する。反応混合物は深い赤紫色である。この混合物を周
囲温度でさらに30分間攪拌する。溶媒の約3分の1を
ポンプで吸引し、2時間以上静置させる。固体が沈降
し、非常に赤い上層液が残る。フラスコを氷水浴で冷却
し、20cm3のヘキサンを添加する。この混合物を攪
拌し、沈降させる。赤い上層液をデカンテーションし、
固体を10cm3のヘキサン、次いで20cm3のヘキサ
ンで洗浄し、真空乾燥して深い赤紫色粉末にした。収量
は6.462gであった。 B.噴霧乾燥のための触媒組成物の製造 4.70gの無水二塩化マグネシウムをドライボックス
内の200cm3の空気のないガラスウエアーフラスコ
に移す。フラスコをボックスから取り出し、還流凝縮
器、窒素流入管及びオイルバブラーを据え付ける。10
0cm3の新たに蒸留したTHFを添加し、数時間還流
させ、室温に冷却する。5.35gの二塩化チタンビス
(1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオネート)
を20cm 3のTHFに溶解してなる溶液をMgCl2
THF溶液にカニューレによって移す。それは直ちに溶
解して赤色溶液を与える。フラスコを数回すすいで、2
5cm3以上のTHFを添加する。8.56gの熱分解
法シリカを空気中で乾燥窒素パージしたWheaton
TM瓶に秤量する。次いで、瓶から吹き飛ばされないよう
に注意して熱分解法シリカを窒素により20〜30分間
パージする。先駆物質溶液を瓶にカニューレによって移
す。 C.生成したスラリーをBuchiTM190実験室規模
のユニットから噴霧乾燥する。上記の操作から19gの
さらさらした粉末を回収した。 D.工程Cで回収した先駆物質をヘキサン又は鉱油中で
スラリー化し、塩素化剤(DMAC又はEADC)を周
囲温度で添加する。この混合物を窒素雰囲気下に45℃
に2時間加熱する。ヘキサンを使用する場合は、得られ
る触媒先駆物質を真空乾燥してヘキサンを除去し、使用
する前に鉱油中でスラリー化する。反応を油中で実施す
る場合は、得られた触媒先駆物質は形成されたままで使
用する。
【0031】例2:大規模な製造 A.この触媒先駆物質の製造では、チタンビス(エチル
アセトアセテート)ジイソプロポキシドは製造者から納
入したままで使用する。 B. 1.4000gの乾燥THFを容器に装入する。 2.200gのMgCl2を容器に装入する。 3.MgCl2を溶解させるため容器を70〜75℃の
ジャッケト温度及び10psigで5時間加熱する。 4.この溶液を終夜冷却させる。 5.204gの純チタンビス(エチルアセトアセテー
ト)ジイソプロポキシドをMgCl2/THF溶液に周
囲温度で添加する。発熱はない。 6.この溶液を周囲温度で1時間混合する。混合物は黄
色/オレンジ色に変わる。 7.溶液は排出するときにろ過して、スプレーノズルを
塞ぐことがある未溶解の物質を除去する。排出は80g
の疎水性熱分解法シリカを入れた半ガロンのジャグ中に
行なう。1060gの装入量の溶液でもって生成スラリ
ー中の所望のシリカ含有量、即ち7重量%が与えられ
る。 C.このスラリーを回転アトマイザーを備えたNiro
TM乾燥機から噴霧乾燥する。さらさらした黄色粉末が回
収された。 D.この乾燥先駆物質を窒素雰囲気下に混合タンクにお
いて鉱油中でスラリー化する。所望量の塩素化剤(DM
AC又はEADC)を添加し、混合物をEADCの場合
には周囲温度で5psig及び50%の撹拌機速度で3
0分間又はDMACの場合には45℃で2時間攪拌し
た。
【0032】重合の例 例3:LLDPE 上記の工程A〜Cの実験室規模の製造に示した操作に従
って触媒を製造する。各触媒のために使用したチタン化
合物の式を以下に示す。R=Clの場合には、塩素化工
程は実施しない。R=イソプロポキシド(OiPr)の
場合には、塩素化は6チタン化合物当量のDMACによ
り達成する。1リットルのオートクレーブ反応器に、5
00cm3のイソブタン、80cm3の1−ヘキセン、3
0チタン化合物当量のTEAL及び15マイクロモルの
チタン装入量を与えるのに十分な触媒オイルスラリーを
装入する。反応器を5psigの水素により加圧し、温
度を75℃に上昇させる。エチレンを供給して250p
sigの反応器圧力を保持し、温度を85℃に制御す
る。30分後に、エチレンの供給を停止し、反応器を冷
却し、ガス抜きし、顆粒状のポリエチレンを回収する。
結果を表Iに示す。相対的活性、水素応答、共単量体応
答及び分子量分布は、チタン化合物を変えることによっ
て変化させることができる。チタン化合物の一般式は、
後記の実施例及び表の註書きNo.18に見出すことが
できる。
【0033】
【表1】 活性=ポリエチレンg/チタンミリモル・Hr・100
psiエチレン SECからのPDI=寸法排除クロマトグラフィーから
の多分散性指数 *触媒は1個のジケトン配位子及び3個の塩化物配位子
を有する。
【0034】例4:二モードのLLDPE 上記の実験室規模の製造に従って、チタンビス(アセチ
ルアセトネート)ジイソプロポキシド及び表IIにリスト
した塩素化剤を使用して、触媒先駆物質(CAT II)
を製造する。重合を攪拌型気相反応器で実施して高分子
量及び低分子量成分を製造する。次いで、これらをブレ
ンドして段階型反応器プロセスで製造した生成物を模造
する。ヘキサン抽出分を最終の二モード生成物から作っ
たテープについて測定する。結果は、ヘキサン抽出分が
比較用の触媒先駆物質/TEAL助触媒によるよりも低
く、二つの場合とも比較用の触媒先駆物質/TMA助触
媒により得たものに匹敵できることを示す。また、全て
の場合に、本発明の触媒先駆物質によって高分子量成分
の所望の拡大が見られる。比較用の触媒先駆物質(CA
T IA又はIBと称する)及びその製造は、後記の註
書きN0.5に記載する。
【0035】
【表2】
【0036】例5:HDPE 実験室規模の製造について上で説明した操作に従って、
チタンビス(アセチルアセトネート)ジイソプロポキシ
ド及び塩素化剤として38当量のEADCを使用して、
触媒を製造する(CAT III)。エチレンのホモ重合
を4リットルのオートクレーブ反応器において200g
のNaClの床、100当量の助触媒、0.1ミリモル
のチタンを与えるのに十分な触媒オイルスラリーを使用
して実施する。エチレンを供給して140psigの総
圧力を保持し、反応器温度を1時間にわたり108℃に
制御する。回収したポリエチレンを洗浄して塩を除去
し、乾燥する。表IIIの結果は、TIBA又はTEAL
助触媒のいずれかにより本発明の触媒がCAT IBと
比べて高い活性を有することを示す。
【0037】
【表3】
【0038】例6:HDPE 上記の例に記載したのと同じ触媒(CAT III)を流
動床パイロットプラント反応器において160psiの
エチレン、108℃でTEAL助触媒を使用してエチレ
ンホモ重合体を製造するために実験する。残留チタン
は、CAT IBを触媒先駆物質として同じ条件下で使
用したときの4.5ppmと比べて、2ppmであっ
た。
【0039】例7:二モードのHDPE 大規模な製造について上で説明した操作に従って、チタ
ンビス(エチルアセトアセテート)ジイソプロポキシド
及び塩素化剤として6当量のDMACを使用して、触媒
(CAT IV)を製造する。これを段階反応器におい
て高密度二モードのポリエチレンを製造するために流動
床パイロットプラント反応器で実験する。CAT IB
も同じ条件下で実験する。両実験ともTEAL助触媒を
使用して行なう。本発明の触媒は高い活性を有し、そし
て粒度が大きくて微小物が少ない優れた嵩密度を有する
樹脂を生成させる。結果を表IVに示す。
【0040】
【表4】
【0041】実施例及び表の註書き 1.密度は、ASTM D−1928、操作Cに従って
プラークを調製し、次いでASTM D−1505によ
るように試験することによって測定する。 2.メルトインデックス(g/10min)は、AST
M D−1238、条件Eに従って決定する。それは1
90℃で測定し、g/10分として記録される。 3.フローインデックスは、ASTM D−1238、
条件Fにより決定される。それは、上記のメルトインデ
ックス試験で使用した重量の10倍で測定される。 4.ヘキサン抽出分は、n−ヘキサン中で50℃で最大
の抽出可能画分である。結果は重量%で表わされる。 5.CAT Iは、比較用の触媒先駆物質である。それ
は、米国特許第5,290,745号に記載したように
形成する。比較用の触媒先駆物質として前記の実施例で
使用した触媒先駆物質及びその製造方法は、この特許の
実施例1と同じ組成及び製造方法である。CAT IA
はこの実施例の(c)部に記載のように部分的に活性化
されるが、CAT IBは鉱油中でスラリー化され、部
分活性化することなく重合反応器に供給する。 6.THF=テトラヒドロフラン 7.DMAC=塩化ジメチルアルミニウム 8.EADC=二塩化エチルアルミニウム 9.TEAL=トリエチルアルミニウム 10.PDI=多分散性指数 11.SEC=寸法排除クロマトグラフィー 12.TMA=トリメチルアルミニウム 13.TIBA=トリイソブチルアルミニウム 14.LLDPE=線状低密度ポリエチレン 15.HDPE=高密度ポリエチレン 16.HMW=高分子量 17.LMW=低分子量 18.例3で参照するチタン化合物の一般式は次の通り
である。
【化1】
【0042】ジケトンについての式は以下の通りであ
る。
【化2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キャスリーン・ダール・シュレム アメリカ合衆国ニュージャージー州ネシャ ニック、ビーチウッド・サークル93 (72)発明者 マーク・ウィルトン・スメイル アメリカ合衆国ニュージャージー州クリン トン、モーディー・ドライブ5エイ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ハロゲン化マグネシウムと、少な
    くとも1個の二座配位子を含有するチタン化合物であっ
    てチタンが4価の状態にあるものと、電子供与体として
    の1種以上のアルコール、エーテル又はケトンとを含む
    先駆物質としての固体錯体(該錯体は不活性担体中に含
    浸されているか又は不活性充填剤を含有する電子供与体
    溶液から噴霧乾燥されたものである)、(b)助触媒と
    しての1種以上のアルキルアルミニウム化合物及び随意
    に(c)ハロカーボン促進剤を含む触媒系。
  2. 【請求項2】 二座配位子がジケトン配位子である請求
    項1に記載の触媒系。
  3. 【請求項3】 電子供与体が脂肪族アルコール又はアル
    キル若しくはシクロアルキルエーテルである請求項1に
    記載の触媒系。
  4. 【請求項4】 先駆物質がシリカに担持されているか又
    は不活性充填剤としての熱分解法シリカと共に噴霧乾燥
    された請求項1に記載の触媒系。
  5. 【請求項5】 助触媒がトリアルキルアルミニウム化合
    物である請求項1に記載の触媒系。
  6. 【請求項6】 固体に担持され又は噴霧乾燥された先駆
    物質が塩素化剤により処理される請求項1に記載の触媒
    系。
  7. 【請求項7】 (a)無水の塩化マグネシウムと、1及
    び5位で置換された2,4−ジケトン又は2位で置換さ
    れた1,3−ジケトンである少なくとも1個の二座配位
    子を含有するチタン化合物であってチタンが4価の状態
    にあるものと、電子供与体としての1種以上の脂肪族ア
    ルコール又はアルキル若しくはシクロアルキルエーテル
    とを含む先駆物質としての固体錯体(該錯体は不活性シ
    リカ担体中に含浸されているか又は熱分解法シリカ不活
    性充填剤を含有する電子供与体溶液から噴霧乾燥された
    ものであり、しかも該固体に担持され又は噴霧乾燥され
    た先駆物質が塩素化剤により処理されたものである)、
    (b)助触媒としての1種以上のトリアルキルアルミニ
    ウム化合物及び随意に(c)ハロカーボン促進剤を含む
    触媒系。
  8. 【請求項8】 (a)4価のチタン化合物をそのための
    二座配位子を提供することができる化合物と反応条件下
    に結合させ、(b)ハロゲン化マグネシウムを電子供与
    体に溶解してなる溶液に工程(a)の生成物を反応条件
    下に添加して錯体を形成させ、(c)工程(b)からの
    錯体を溶液形態で不活性担体中に含浸させ、これを乾燥
    し、又は該錯体を不活性充填剤を含有する電子供与体溶
    液から噴霧乾燥することを含む、固体触媒先駆物質の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 担持され又は噴霧乾燥された錯体が塩素
    化剤によって処理される請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 エチレン又はエチレンと1種以上のα
    −オレフィンとの混合物を請求項1に記載の触媒系と重
    合条件下に1基又は直列で接続させた2基以上の反応器
    において接触させることを含む、ポリエチレンの製造方
    法。
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