JP2000152904A - 靴拭いマット製造装置 - Google Patents

靴拭いマット製造装置

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JP2000152904A
JP2000152904A JP10329077A JP32907798A JP2000152904A JP 2000152904 A JP2000152904 A JP 2000152904A JP 10329077 A JP10329077 A JP 10329077A JP 32907798 A JP32907798 A JP 32907798A JP 2000152904 A JP2000152904 A JP 2000152904A
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JP
Japan
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rubber
roller
cloth
conveyor
long
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JP10329077A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Miyata
義延 宮田
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KURIYAMA KOSAN KK
MIYATA SANGYO KK
Original Assignee
KURIYAMA KOSAN KK
MIYATA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質が安定した靴拭いマットを効率的に製造
することができる靴拭いマット製造装置を提供する。 【解決手段】 靴拭いマット製造装置は、パイル糸付き
基布3 を長尺のゴム生地7 に載せて長尺積層体10を形成
する積層体形成装置1 と、長尺積層体10を移送しながら
加熱および加圧する加硫装置2 とを備えている。積層体
形成装置1 は、コンベヤ11上に所定寸法に裁断したパイ
ル糸付き基布3 を載せる基布供給装置12と、隣り合う基
布3 の端部間にこれらにまたがるように幅方向増しゴム
5 を載せる幅方向増しゴム供給装置13と、幅方向増しゴ
ム5 が載せられることにより長尺シート状となった基布
3 の連結物の両縁部に長尺の長さ方向増しゴム6 を載せ
る長さ方向増しゴム供給装置14と、増しゴム5,6 が載せ
られた基布3 の長尺シート状連結物に長尺のゴム生地7
を載せるゴム生地供給装置15とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、店舗や事務所の
出入口に設けられて靴に付着した泥、ごみなどを除去す
る靴拭いマットを製造する靴拭いマット製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、靴拭いマットを製造する装置とし
ては、図4および図5に示すような加硫装置が使用され
ている。この加硫装置は、油圧シリンダー(141) により
昇降させられる可動プレス板(142) と、可動板(142) の
上方に配置された固定プレス板(143) と、各プレス板(1
42)(143)内に通された蒸気管(144) とを備えている。こ
の加硫装置を使用して靴拭いマットを製造するには、マ
ット1枚分のゴム生地(145) の周縁部に、マット1枚分
の長さ方向増しゴム(146) および幅方向増しゴム(147)
を載せ、この上に、マット1枚分のパイル糸付き基布(1
48) を載せ、さらに、ゴム生地(145) 、増しゴム(146)
(147)およびパイル糸付き基布(148) からなる積層体(14
9) を上下両面から不燃性ガラスファイバー製の保護シ
ート(150)(151)により挟むという前工程を経た後、保護
シート(150)(151)に挟まれた積層体(149) を加硫装置で
加硫する。すなわち、各プレス板(142)(143)を高温の蒸
気により135〜160℃に加熱するとともに、可動プ
レス板(142) を上昇させて積層体(149) を加圧(5kg
f/cm2 )することにより、積層体(149) が加硫さ
れ、1枚の靴拭いマットが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の靴拭いマッ
ト製造装置では、加硫装置の雰囲気温度は常温であり、
雰囲気温度とプレス板の加熱温度との差が大きいため
に、放熱が大きく熱効率が良くないという問題があっ
た。しかも、靴拭いマットを1枚ずつ加硫して製造する
ので、加硫条件が各靴拭いマットごとにばらついて品質
が安定しないという問題や大量の靴拭いマットを製造す
るには生産効率が悪くコストが高くつくという問題もあ
った。
【0004】この発明の目的は、品質が安定した靴拭い
マットを効率的に製造することができる靴拭いマット製
造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による靴拭いマ
ット製造装置は、パイル糸付き基布の裏面にゴム製裏敷
きシートが加硫接着されてなる靴拭いマットを連続的に
製造する装置であって、所定寸法に裁断されたパイル糸
付き基布を所定間隔をおいて長尺のゴム生地に載せて長
尺積層体を形成する積層体形成装置と、長尺積層体を移
送しながら加熱および加圧する加硫装置とを備えている
ものである。
【0006】パイル糸付き基布のパイルには、カットパ
イル、ループパイル、起毛パイル、植毛パイル、融着パ
イルなどがある。
【0007】積層体形成装置は、たとえば、搬送コンベ
ヤ上に所定寸法に裁断したパイル糸付き基布をパイル糸
を下向きまたは上向きにしてかつ所定間隔をおいて載せ
る基布供給装置と、搬送コンベヤ上の隣り合うパイル糸
付き基布の端部間にこれらにまたがるように幅方向増し
ゴムを載せる幅方向増しゴム供給装置と、幅方向増しゴ
ムが載せられることにより長尺シート状となったパイル
糸付き基布の連結物の両縁部に長尺の長さ方向増しゴム
を載せる長さ方向増しゴム供給装置と、幅方向および長
さ方向増しゴムが載せられたパイル糸付き基布の長尺シ
ート状連結物にこれと略同幅の長尺のゴム生地を載せる
ゴム生地供給装置とから構成される。
【0008】長尺積層体の移送速度は、加硫に必要な時
間を加硫曲線(温度・圧力・時間の関数)より求め、こ
れに基づいて設定される。
【0009】この発明の靴拭いマット製造装置による
と、未加硫の長尺積層体が同じ条件で連続的に加硫さ
れ、加硫後の長尺積層体をパイル糸付き基布とパイル糸
付き基布との間で裁断することにより、多数枚の靴拭い
マットが得られる。
【0010】パイル糸付き基布が載せられていないゴム
生地の部分、すなわち、幅方向増しゴムが設けられてい
るゴム生地の部分に全幅にわたる伸縮調整用溝を形成す
るカッター装置をさらに備えていることが好ましい。こ
のようにすると、長尺積層体に長さ方向の張力または収
縮力がかかったとき、伸縮調整用溝のあるところのゴム
生地が伸縮し、パイル糸付き基布が載せられているゴム
生地の部分は伸縮することがない。加硫後の長尺積層体
は、この伸縮調整用溝のあるところで裁断され、1枚ず
つの靴拭いマットとされる。
【0011】加硫装置は、長尺積層体を表裏両側から挟
んで搬送する上下一対の搬送コンベヤと、長尺積層体と
上部搬送コンベヤとの間に介在される保護シートを供給
する保護シート供給装置と、長尺積層体裏面に保護シー
トを介して上部搬送コンベヤを押圧する複数の中空状加
圧加熱ローラーと、各加圧加熱ローラー内に加熱用蒸気
を供給する蒸気供給配管と、搬送コンベヤ、加圧加熱ロ
ーラーおよび蒸気供給配管を納める断熱壁製の加硫室と
を備えていることが好ましい。
【0012】搬送コンベヤは、スチール製が好ましい
が、樹脂、皮、布製でもよい。加硫室の雰囲気温度は、
加硫に適した温度に保たれる。
【0013】一対の搬送コンベヤがともに無端ベルトを
有し、これら一対の搬送コンベヤを上下両側から挟むよ
うに固定ローラーと可動ローラーとが配置され、固定ロ
ーラーと可動ローラーとの間に、可動ローラーを移動さ
せて下部コンベヤの無端ベルトに所要の張力を付与する
第1流体圧シリンダーが設けられ、固定ローラーと各加
圧加熱ローラーとの間に、各加圧加熱ローラーを移動さ
せて上部搬送コンベヤの無端ベルトに所要の張力と押圧
力を付与する第2流体圧シリンダーが設けられているこ
とが好ましい。このようにすると、下部コンベヤの無端
ベルトおよび上部搬送コンベヤの無端ベルトの両方に均
一にかつ効果的に張力が付与され、この状態で各加圧加
熱ローラーの加圧力が上部搬送コンベヤの無端ベルトを
介して積層体に加えられるので、積層体への加圧力が一
定となり、製造される靴拭いマットの厚さ方向の品質が
安定する。
【0014】加硫装置は、ゴム生地の裏面にイボ、ネー
ム、絹目などの所要の凹凸形状を形成したり、ゴム生地
の裏面にマジックテープやカラーシートを貼り付けたり
するための修飾形成装置をさらに備えていることが好ま
しい。また、ゴム生地の裏面に接する保護シート面にご
み付着防止用シリコンを吹き付けるシリコン散布装置を
さらに備えていることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下図
面を参照して説明する。
【0016】以下の説明において、図1の左を前、右を
後というものとし、同図の上下を上下というものとす
る。また、表裏は、靴拭いマットの使用時を基準として
いうものとし、したがって、同図の上が裏側、下が表側
となる。
【0017】この発明の靴拭いマット製造装置は、パイ
ル糸(3a)付きの基布(3) の裏面に方形状ゴム製裏敷きシ
ート(4) が加硫接着されてなる靴拭いマットを連続的に
製造するものであり、図1は、靴拭いマット製造装置の
加硫を行うまでの部分を示し、図2は、同装置の加硫後
の部分を示している。
【0018】この発明の靴拭いマット製造装置は、所定
寸法に裁断された方形状パイル糸付き基布(3) 、パイル
糸付き基布(3) の端部間にまたがるように配される幅方
向増しゴム(5) 、長尺の長さ方向増しゴム(6) および長
尺のゴム生地(7) とからなる未加硫の長尺積層体(10)を
形成する積層体形成装置(1) と、長尺積層体(10)を移送
しながら加熱および加圧する加硫装置(2) とを備えてい
る。
【0019】パイル糸付き基布(3) は、所定寸法に裁断
されて供給され、幅方向増しゴム(5) は、パイル糸付き
基布(3) の幅に等しい長さの短尺状で供給され、長さ方
向増しゴム(6) およびゴム生地(7) は、いずれも離型シ
ート(29)(38)に貼り合わされたコイル状の形で供給され
る。
【0020】積層体形成装置(1) は、搬送コンベヤ(11)
上に所定寸法に裁断したパイル糸付き基布(3) をパイル
糸(3a)を下向きにしてかつ所定間隔をおいて載せるアー
ムロボット(基布供給装置)(12)と、搬送コンベヤ(11)
上の隣り合うパイル糸付き基布(3) の端部間にこれらに
またがるように幅方向増しゴム(5) を載せるアームロボ
ット(幅方向増しゴム供給装置)(13)と、幅方向増しゴ
ム(5) が載せられることにより長尺シート状となったパ
イル糸付き基布(3) の連結物の両縁部に長尺の長さ方向
増しゴム(6) を載せる長さ方向増しゴム供給装置(14)
と、幅方向および長さ方向増しゴム(5)(6)が載せられた
パイル糸付き基布(3) の長尺シート状連結物にこれと略
同幅の長尺のゴム生地(7) を載せるゴム生地供給装置(1
5)とからなる。
【0021】搬送コンベヤ(11)の後方には、長尺積層体
(10)の下面に貼り合わされる下部保護シート(8) を供給
する下部保護シート供給装置(16)が設けられている。下
部保護シート(8) は、耐熱性、耐伸縮性に富むアラミド
繊維またはガラスファイバーにより形成されている。下
部保護シート供給装置(16)は、コイル状の下部保護シー
ト(8) が巻かれている巻戻しローラー(21)と、搬送コン
ベヤ(11)と巻戻しローラー(21)との間に配置されて電動
機(22)により駆動される駆動ローラー(23)と、駆動ロー
ラー(23)の前後に配置された一対の送り出しローラー(2
4)とよりなる。
【0022】搬送コンベヤ(11)は、後方に位置し電動機
(25)により駆動される駆動ローラー(26)と、前方に位置
する従動ローラー(27)と、両ローラー(26)(27)に巻き掛
けられた無端ベルト(28)とよりなる。
【0023】各アームロボット(12)(13)は、公知のもの
であり、所定長さに裁断済みのパイル糸付き基布(3) お
よび幅方向増しゴム(5) をそれぞれ所定間隔で搬送コン
ベヤ(11)上の下部保護シート(8) 上に供給していく。
【0024】長さ方向増しゴム供給装置(14)は、コイル
状の離型シート(29)付き長さ方向増しゴム(6) が巻かれ
ている巻戻しローラー(30)と、電動機(31)により駆動さ
れて離型シート(29)を巻き取る駆動ローラー(32)と、長
さ方向増しゴム(6) を長尺シート状パイル糸付き基布
(3) の両縁部に圧着する圧着ローラー(33)と、圧着ロー
ラー(33)のすぐ上方に配されたガイドローラー(34)と、
巻戻しローラー(30)とガイドローラー(34)との間に配さ
れかつ連結ロッド(35)により連結された一対のテンショ
ンローラー(36)と、テンションローラー連結ロッド(35)
に所定の付勢力を与えるスプリング(37)とよりなる。
【0025】ゴム生地供給装置(15)は、長さ方向増しゴ
ム供給装置(14)と同様の構成であり、コイル状の離型シ
ート(38)付きゴム生地(7) が巻かれている巻戻しローラ
ー(39)と、電動機(40)により駆動されて離型シート(38)
を巻き取る駆動ローラー(41)と、ゴム生地(7) を長尺シ
ート状パイル糸付き基布(3) の全面に圧着する圧着ロー
ラー(42)と、圧着ローラー(42)のすぐ上方に配されたガ
イドローラー(43)と、巻戻しローラー(39)とガイドロー
ラー(43)との間に配されかつ連結ロッド(44)により連結
された一対のテンションローラー(45)と、テンションロ
ーラー連結ロッド(44)に所定の付勢力を与えるスプリン
グ(46)とよりなる。
【0026】搬送コンベヤ(11)の従動ローラー(27)の上
方位置には、下端にV溝形成用刃先(47)を有し、エアシ
リンダー(油圧シリンダー、水圧シリンダーでも可)(4
8)により上下させられるカッター装置(17)が設けられて
いる。カッター装置(17)の加工のタイミングは、搬送コ
ンベヤ(11)の送り速度と同調させられている。カッター
装置(17)は、図3に示すように、長尺積層体(10)のパイ
ル糸付き基布(3) とパイル糸付き基布(3) との間にある
ゴム生地(7) の部分、すなわち、幅方向増しゴム(5) の
前後の中央に対応するゴム生地(7) の部分に、全幅にわ
たる伸縮調整用溝(49)を形成するためものである。伸縮
調整用溝(49)は、長尺積層体(10)に長さ方向の張力また
は収縮力がかかったとき、溝(49)のあるところのゴム生
地(7) が伸縮することにより、パイル糸付き基布(3) が
載せられているゴム生地(7) の部分の伸縮を防止するた
めのものであり、加硫後の長尺積層体は、この伸縮調整
用溝(49)のあるところで裁断され、1枚ずつの靴拭いマ
ットとされる。
【0027】加硫装置(2) は、加硫室(51)と、長尺積層
体(10)を上下両側から挟んで搬送する上下一対の搬送コ
ンベヤ(52)(53)と、上部搬送コンベヤ(52)と長尺積層体
(10)との間に介在される上部保護シート(9) を供給する
上部保護シート供給装置(54)と、長尺積層体(10)を上面
から加熱する加熱装置(55)と、加熱される長尺積層体(1
0)に所定の圧力を与える加圧装置(56)と、ゴム生地(7)
裏面(長尺積層体(10)上面)に修飾を施す修飾形成装置
(57)と、ゴム生地(7) 裏面に接する上部保護シート(9)
下面にごみ付着防止用シリコンを吹き付けるシリコン散
布装置(58)とを備えている。
【0028】上部保護シート(9) は、耐熱性、耐伸縮性
に富むアラミド繊維またはガラスファイバーにより形成
されている。
【0029】加硫室(51)は、断熱壁により形成されてお
り、前壁に未加硫の長尺積層体(10)の搬入口が、後壁に
加硫後の長尺積層体(10') の搬出口がそれぞれ設けられ
ている。上下一対の搬送コンベヤ(52)(53)、上部保護シ
ート供給装置(54)、加熱装置(55)、加圧装置(56)および
シリコン散布装置(58)は、加硫室(51)内に納められてい
る。
【0030】上部搬送コンベヤ(52)は、後方に位置し電
動機(図示略)により駆動される駆動ローラー(61)と、
前方に位置する従動ローラー(62)と、両ローラー(61)(6
2)に巻き掛けられたスチール製の無端ベルト(63)とより
なる。駆動ローラー(61)および従動ローラー(62)のいず
れか一方は、長尺積層体(10)の厚さに応じて即座に上下
移動可能なように支持されている。
【0031】下部搬送コンベヤ(53)は、後方に位置し電
動機(64)により駆動される駆動ローラー(65)と、前方に
位置する従動ローラー(66)と、両ローラー(65)(66)に巻
き掛けられたスチール製の無端ベルト(67)とよりなる。
下部搬送コンベヤ(53)の両ローラー(65)(66)は、上部搬
送コンベヤ(52)の両ローラー(61)(62)に比べて大径であ
り、かつその軸間隔が上部搬送コンベヤ(52)の両ローラ
ー(61)(62)の軸間隔よりも若干大きくなされている。駆
動ローラー(65)および従動ローラー(66)のいずれか一方
は、長尺積層体(10)の厚さに応じて即座に上下移動可能
なように支持されている。
【0032】上部保護シート供給装置(54)は、無端状の
上部保護シート(9) を連続的に回転させて繰り返し使用
するもので、加硫室(51)内後方の上部にそれぞれ設けら
れた圧着ローラー(68)、後部ガイドローラー(69)、連結
ロッド(70)により連結された一対のテンションローラー
(71)および連結ロッド付勢用スプリング(72)と、加硫室
(51)内前方の上部に設けられた前部ガイドローラー(73)
とよりなる。圧着ローラー(68)は、上部保護シート(9)
を未加硫の長尺積層体(10)に圧着するもので、後部ガイ
ドローラー(69)は、圧着ローラー(68)の上方に配され、
テンションローラー(71)は、後部ガイドローラー(69)の
さらに上方に配置されている。上部保護シート(9) は、
上部搬送コンベヤ(52)の従動ローラー(62)、前部ガイド
ローラー(73)、テンションローラー(71)、後部ガイドロ
ーラー(69)および圧着ローラー(68)を経て上部搬送コン
ベヤ(52)の従動ローラー(62)に戻るように巻き掛けられ
ており、上部搬送コンベヤ(52)との間の摩擦力と従動ロ
ーラー(62)との間の摩擦力とにより、長尺積層体(10)の
移送速度に同調して回転させられる。シリコン散布装置
(58)は、上部搬送コンベヤ(52)の従動ローラー(62)と前
部ガイドローラー(73)との間に配されている。
【0033】加圧装置(56)は、上部搬送コンベヤ(52)の
上方に固定されて上部搬送コンベヤ(52)の無端べルト(6
3)の後方移動部分を下向きに押圧する固定ローラー(74)
と、下部搬送コンベヤ(53)の下方でかつ固定ローラー(7
4)の下方に上下移動自在に配された可動ローラー(79)
と、上部搬送コンベヤ(52)の無端べルト(63)の前方移動
部分に上から当接する複数の中空状加圧加熱ローラー(7
6)と、固定ローラー(74)と可動ローラー(79)との間に設
けられて可動ローラー(79)を移動させるメイン油圧シリ
ンダー(80)と設けられ、固定ローラー(74)と各加圧加熱
ローラー(76)との間に設けられて各加圧加熱ローラー(7
6)を移動させる左右上部サブ油圧シリンダー(81)と、可
動ローラー(79)と下部搬送コンベヤ(53)の駆動ローラー
(65)および従動ローラー(66)とをそれぞれ連結している
前後一対の左右下部サブ油圧シリンダー(82)とを備えて
いる。
【0034】加圧加熱ローラー(76)は、その中心軸の左
右端部同士が連結ロッド(77)で互いに連結された前後一
対のものが計5対前後に所定間隔をおいて配置されたも
のであり、左右上部サブ油圧シリンダー(81)は、固定ロ
ーラー(74)と各加圧加熱ローラー(76)の連結ロッド(77)
とを連結している。左右上部サブ油圧シリンダー(81)
は、固定ローラー(74)の中心を中心とする放射状に配置
されており、各加圧加熱ローラー(76)によって押圧され
た上部搬送コンベヤ(52)の無端べルト(63)の前方移動部
分は、所定の張力を付与されて、下向きに凸の湾曲状と
なっている。
【0035】メイン油圧シリンダー(80)および左右下部
サブ油圧シリンダー(82)の各ピストンロッドがそれぞれ
後退させられることにより、可動ローラー(79)は、上向
きに移動して、下部搬送コンベヤ(53)の無端ベルト(67)
の後方移動部分を押圧する。これにより、下部搬送コン
ベヤ(53)の無端ベルト(67)に所定の張力が付与される。
この状態で、左右上部サブ油圧シリンダー(81)のピスト
ンロッドが進出させられることにより、加圧加熱ローラ
ー(76)は、上部搬送コンベヤ(52)の無端べルト(63)の前
方移動部分を押圧し、これにより、上部搬送コンベヤ(5
2)の無端べルト(63)の前方移動部分と下部搬送コンベヤ
(53)の無端ベルト(67)の前方移動部分とに挟まれた長尺
積層体(10)の湾曲状部分が均一に加圧される。
【0036】加熱装置(55)は、上部搬送コンベヤ(52)の
上方にある固定ローラー(74)の中空軸から上部搬送コン
ベヤ(52)の駆動ローラー(61)の中空軸を経て従動ローラ
ー(62)の中空軸に至り固定ローラー(74)の中空軸に戻る
ように設けられた加熱用蒸気供給用配管(75)を備えてお
り、この加熱用蒸気供給用配管(75)から加圧および加熱
を行う各加圧加熱ローラー(76)に加熱用蒸気が供給され
る。配管(75)途中には、配管(75)の伸縮による破壊防止
のための蛇腹(78)が設けられている。
【0037】修飾形成装置(57)は、加硫後の裏敷きシー
トの裏面にイボ、ネーム、絹目などの特殊形状を形成し
たり、ゴム生地の裏面にマジックテープやカラーシート
を貼り付けたりするためのもので、たとえば型ゴムまた
転写シールなどからなる長尺の修飾形成体(83)と、加硫
室(51)の後方外側に設けられた修飾形成体送り出し装置
(84)と、加硫室(51)の前方外側に設けられた修飾形成体
巻取り装置(85)とよりなる。修飾形成体送り出し装置(8
4)は、コイル状の修飾形成体(83)が巻かれている巻戻し
ローラー(86)と、電動機(87)により駆動される駆動ロー
ラー(88)と、駆動ローラー(88)との間に修飾形成体(83)
を挟む従動ローラー(89)と、修飾形成体(83)を長尺積層
体(10)の上面に圧着する圧着ローラー(90)とよりなる。
修飾形成体巻取り装置(85)は、修飾形成体(83)をコイル
状に巻き取る巻取りローラー(91)と、電動機(92)により
駆動される駆動ローラー(93)と、駆動ローラー(93)との
間に修飾形成体(83)を挟む従動ローラー(94)とよりな
る。巻戻しローラー(86)および巻取りローラー(91)の軸
は、いずれも上下動可能なように支持されている。な
お、修飾形成体(83)を巻取りローラー(91)で巻き取る代
わりに、従動ローラー(94)をめぐった修飾形成体(83)を
修飾形成体送り出し装置(84)の駆動ローラー(88)に巻き
掛けて、循環使用するようにしてもよい。
【0038】加硫室(51)の前方には、図2に示すよう
に、加硫後の長尺積層体(10') から下部保護シート(8)
を剥離する下部保護シート剥離装置(18)と、加硫時に倒
れたパイル糸(3a)を元に戻す毛起こし装置(19)と、毛起
こし後の長尺積層体(10') を裁断プレス(図示略)に搬
送する搬送用ローラーコンベヤ(20)とが設けられてい
る。
【0039】下部保護シート剥離装置(18)は、下部保護
シート(8) をコイル状に巻取る巻取りローラー(95)と、
電動機(96)により駆動される駆動ローラー(97)と、駆動
ローラー(97)の上方に配置された一対のガイドローラー
(98)とよりなる。巻取りローラー(95)の軸は、前後移動
可能なように支持されている。なお、下部保護シート
(8) を巻取りローラー(95)で巻き取る代わりに、駆動ロ
ーラー(97)をめぐった下部保護シート(8) を下部保護シ
ート供給装置(16)の駆動ローラー(23)に巻き掛けて、循
環使用するようにしてもよい。
【0040】毛起こし装置(19)は、加硫後の長尺積層体
(10') 上面を吸着して搬送する吸着コンベヤ(101) と、
パイル糸(3a)に強風を吹き付けるパイルほぐし装置(10
2) と、パイルほぐし装置(102) によってほぐされたパ
イル糸(3a)に熱風を吹き付ける熱風吹付け装置(103)
と、熱風吹付けによって柔らかくなったパイル糸(3a)を
吸引する吸引装置(104) と、吸引装置(104) によって引
き起こされたパイル糸(3a)に着塵剤、抗菌剤、防災剤な
どの薬剤を吹き付ける薬剤添加装置(105) と、薬剤添加
後のパイル糸(3a)に冷風を吹き付ける冷却装置(106) と
を備えている。パイルほぐし装置(102) 、熱風吹付け装
置(103) 、吸引装置(104) 、薬剤添加装置(105) および
冷却装置(106) は、吸着コンベヤ(101) の下方にかつ後
方からこの順に配置されている。
【0041】吸着コンベヤ(101) は、電動機(111) によ
り駆動される駆動スプロケット(112) と、これの後方に
配置された従動スプロケット(113) と、両スプロケット
(112)(113)間に巻き掛けられかつ多数の吸気口を有する
吸着ベルト(114) と、吸着ベルト(114) の搬送面に接し
て設けられかつ負圧状態に保たれた真空室(115) とを備
えている。
【0042】パイルほぐし装置(102) は、上端が開口し
た直方体状ボックス(116) と、ボックス(116) 内に設け
られかつ垂直回転軸を有する羽根車(117) と、羽根車(1
17)を駆動する電動機(118) と、ボックス(116) 開口に
設けられかつ多数のオリフィスを有する多孔板(119) と
を備えている。
【0043】熱風吹付け装置(103) は、上端が開口した
直方体状のボックス(120) と、ボックス(120) の底部を
貫通しておりパイル糸(3a)に熱風を吹き付ける熱風導入
管(122) と、ボックス(120) の開口に設けられかつ多数
のオリフィスを有する多孔板(124) とを備えている。
【0044】吸引装置(104) は、熱風吹付け装置(103)
のボックス(120) を囲むように設けられた上端が開口し
た直方体状のボックス(121) と、ボックス(121) の底部
の前部を貫通しており熱風吹付け装置(103) のボックス
(120) と吸引装置(104) のボックス(121) との間にある
エアを強制的に吸引する吸引管(123) とを備えている。
【0045】薬剤添加装置(105) は、上端が開口した直
方体状ボックス(125) と、ボックス(125) の底部を貫通
しておりパイル糸(3a)に薬剤を吹き付ける薬剤導入管(1
26)と、ボックス(125) 開口に設けられかつ多数のオリ
フィスを有する多孔板(127)とを備えている。
【0046】冷却装置(106) は、上端が開口した直方体
状ボックス(128) と、ボックス(128) の底部を貫通して
おりパイル糸(3a)に冷風を吹き付ける冷風導入管(129)
と、ボックス(128) 開口に設けられかつ多数のオリフィ
スを有する多孔板(130) とを備えている。
【0047】毛起こしを施された長尺積層体を裁断プレ
スに搬送するコンベヤ(20)は、電動機(131) により駆動
される駆動ローラー(132) と、長尺積層体(10') を駆動
ローラー(132) との間に挟む従動ローラー(133) とを備
えている。
【0048】上記のように構成された靴拭いマット製造
装置は、次のように運転される。
【0049】まず、下部保護シート供給装置(16)の電動
機(22)を起動することにより、駆動ローラー(23)を回転
させ、巻戻しローラー(21)に巻き取られている下部保護
シート(8) を搬送コンベヤ(11)上に送り出す。次いで、
下部保護シート(8) 上にパイル糸付き基布(3) および幅
方向増しゴム(5) をアームロボット(12)(13)により所定
位置に載せる。アームロボット(12)(13)の載せ操作のタ
イミングは、下部保護シート(8) の送り出し速度と同調
させられる。次いで、搬送コンベヤ(11)の電動機(25)を
起動することにより、駆動ローラー(26)を回転させ、無
端ベルト(28)を介して従動ローラー(27)を回転させ、無
端ベルト(28)との摩擦力により、下部保護シート(8) を
前方に送り出す。下部保護シート供給装置(16)の駆動ロ
ーラー(23)の周速度と搬送コンベヤ(11)の駆動ローラー
(26)の周速度とは同調させられ、これにより、パイル糸
付き基布(3) のシワの発生が防止される。次いで、長さ
方向増しゴム供給装置(14)の電動機(31)を起動すること
により、駆動ローラー(32)を回転させ、長さ方向増しゴ
ム(6) から離型シート(29)を巻き取る。長さ方向増しゴ
ム(6) は、離型シート(29)からの張力によりテンション
ローラー(36)およびガイドローラー(34)を介してパイル
糸付き基布(3) および幅方向増しゴム(5) の上に載せら
れ、前方へと送り出される。テンションローラー(36)
は、長さ方向増しゴム(6) にかかる張力を所定値に保つ
ものであり、その張力値はスプリング(37)の付勢力によ
り調節される。同様に、ゴム生地供給装置(15)の電動機
(40)を起動することにより、駆動ローラー(41)を回転さ
せ、ゴム生地(7) から離型シート(38)を巻き取る。ゴム
生地(7) は、離型シート(38)からの張力によりテンショ
ンローラー(45)およびガイドローラー(43)を介して長さ
方向増しゴム(6) の上に載せられ、前方へと送り出され
る。テンションローラー(45)は、ゴム生地(7) にかかる
張力を所定値に保つものであり、その張力値はスプリン
グ(46)の付勢力により調節される。次いで、ゴム生地
(7) がライン上に送り出された直後の位置に設けられた
カッター装置(17)により、ゴム生地(7) にV型の伸縮調
整用溝(49)を形成する。これにより、ライン上のゴム生
地(7) に発生した異常伸縮が、迅速に吸収される。な
お、カッター装置(17)を下降させるタイミングは、各幅
方向増しゴム(5) の中心位置に伸縮調整用溝(49)が設け
られるように、ゴム生地(7) の送り速度と同調させられ
ている。次いで、修飾形成装置(57)の修飾形成体送り出
し装置(84)の電動機(87)を起動することにより、駆動ロ
ーラー(88)を回転させ、巻戻しローラー(86)に巻かれて
いる型ゴムまた転写シールなどからなる長尺の修飾形成
体(83)を駆動ローラー(88)と従動ローラー(89)とで挟
み、圧着ローラー(90)を介してライン上に送り出す。コ
イル状の修飾形成体(83)は、駆動ローラー(88)および従
動ローラー(89)に自重により圧接し、その巻取り量に応
じて巻戻しローラー(86)の軸が上下する。こうして、パ
イル糸付き基布(3) 、幅方向増しゴム(5)、長尺の長さ
方向増しゴム(6) および長尺のゴム生地(7) とからなり
かつその下面に下部保護シート(8) が貼り合わされた未
加硫の長尺積層体(10)は、次いで、加硫室(51)に送ら
れ、加硫条件を満たす温度および圧力で加硫される。
【0050】加硫室(51)内では、下部搬送コンベヤ(53)
の電動機(64)を起動することにより、駆動ローラー(65)
を回転させ、無端ベルト(67)を介して従動ローラー(66)
を回転させ、下部無端ベルト(63)上の長尺積層体(10)を
上部無端ベルト(63)で押さえることにより長尺積層体(1
0)を前方に送り出す。加硫は、長尺積層体(10)を上下の
搬送コンベヤ(52)(53)によりサンドイッチ状に挟んで加
圧するとともに、長尺積層体(10)の上面から加熱するこ
とにより行われるが、上部搬送コンベヤ(52)の下面と長
尺積層体(10)の上面との間には、上部保護シート(9) が
介在させられており、長尺積層体(10)が高温の蒸気で直
接に加熱されないようになされている。上部保護シート
(9) は、連結ロッド付勢用スプリング(72)がテンション
ローラー(71)を引張ることにより、適切な張力を受け、
後部ガイドローラー(69)および前部ガイドローラー(73)
を介して回転する。その回転力は、上下の搬送コンベヤ
(52)(53)のスチール製無端ベルト(63)(67)の回転力と上
下の搬送コンベヤ(52)(53)により挟まれることによる摩
擦力とによる。上部保護シート(9) は、シリコン散布装
置(58)によりクリーニングと塵埃付着防止が施されて繰
り返し回転させられる。長尺積層体(10)の加熱は、高温
(135〜140℃)の蒸気が蒸気供給ローラー(74)か
ら配管(75)により複数の加圧加熱ローラー(76)に供給さ
れることにより行われる。配管(75)途中に蛇腹(78)が設
けられていることにより、配管(75)が伸縮することによ
り破損することが防止されている。また、上下搬送コン
ベヤ(52)(53)のたとえば駆動ローラー(61)(65)が、長尺
積層体(10)の厚さに対応して適宜上下移動し、安定した
厚さ方向の品質が得られる。長尺積層体(10)の加圧は、
各油圧シリンダー(80)(81)(82)により上下搬送コンベヤ
(52)(53)の無端べルト(63)(67)に所定の張力が付与され
た状態で、加圧加熱ローラー(76)が上部搬送コンベヤ(5
2)の無端べルト(63)の前方移動部分を押圧することによ
り行われ、下向きに凸の湾曲状の長尺積層体(10)が均一
に加圧される。上記の加硫は、雰囲気温度が加硫に適し
た温度に保たれた加硫室(51)内で行われるため、加硫時
の熱効率が向上する。こうして、長尺積層体(10)は、均
一な条件下で連続して加硫され、加硫室(51)から送り出
される。
【0051】加硫室(51)から出てきた長尺積層体(10')
は、その直後に下部保護シート(8)が下側保護シート剥
離装置(18)により剥離される。すなわち、電動機(96)に
より駆動ローラー(97)を回転させ、下部保護シート(8)
がガイドローラー(98)を介して巻取りローラー(95)に巻
き取られる。このさい、巻取りローラー(95)の軸は、巻
取り量の大小に応じて自動的に前後方向に移動する。
【0052】下部保護シート(8) が剥離された長尺積層
体(10') は、まず、パイルほぐし装置(102) により加圧
されたパイル糸(3a)をほぐされる。すなわち、羽根車(1
17)を電動機(118) により回転させることにより、多数
のオリフィスを通してパイル糸(3a)に強風を断続的に吹
き付け、これにより、パイル糸(3a)同士の間に適当な隙
間が確保される。パイル糸(3a)をほぐされた長尺積層体
(10') は、次いで、熱風吹付け装置(103) の熱風吹付け
によって柔らかくされ、吸引装置(104) のバキュームの
吸引力によりに引き起こされる。こうして、毛起こしが
施された長尺積層体(10') は、次いで、薬剤添加装置(1
05) により着塵剤や抗菌剤、防災剤などの薬品が吹き付
けられて消毒される。消毒された長尺積層体(10') は、
次いで、冷却装置(106) により急冷され、これにより、
パイル糸(3a)の強度アップが図られ、大気中での自然冷
却に比べて、腰の強いパイル糸(3a)が得られる。
【0053】加硫室(51)から出てきた長尺積層体(10')
の搬送は、吸着コンベヤ(101) の推進力と電動機(131)
により回転させられる駆動ローラー(132) および従動ロ
ーラー(133) とによって行われ、最終工程の裁断プレス
工程に送られて裁断される。
【0054】
【発明の効果】この発明の靴拭いマット製造装置による
と、未加硫の長尺積層体が同じ条件で連続的に加硫さ
れ、加硫後の長尺積層体をパイル糸付き基布とパイル糸
付き基布との間で裁断することにより、多数枚の靴拭い
マットが得られるので、得られる靴拭いマットの品質が
安定し、かつ、生産効率の向上によるコストダウンが図
れる。
【0055】パイル糸付き基布が載せられていないゴム
生地の部分に全幅にわたる伸縮調整用溝を形成するカッ
ター装置をさらに備えているものでは、長尺積層体の長
さ方向に張力または収縮力がかかったとき、伸縮調整用
溝のあるところのゴム生地が伸縮し、パイル糸付き基布
が載せられているゴム生地の部分は伸縮しないので、不
良品の発生が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による靴拭いマット製造装置の加硫を
行うまでの部分を示す側面図である。
【図2】同装置の加硫後の部分を示す側面図である。
【図3】加硫前の長尺積層体を示す断面図である。
【図4】従来の靴拭いマット製造に使用される加硫装置
を示す正面図である。
【図5】同側面図である。
【符号の説明】
(1) 積層体形成装置 (2) 加硫装置 (3) パイル糸付き基布 (4) 裏敷きシート (7) ゴム生地 (9) 保護シート (10) 長尺積層体 (17) カッター装置 (49) 伸縮調整用溝 (51) 加硫室 (52) 上部搬送コンベヤ (53) 下部搬送コンベヤ (54) 保護シート供給装置 (57) 修飾形成装置 (58) シリコン散布装置 (74) 固定ローラー (75) 蒸気供給配管 (76) 加圧加熱ローラー (79) 可動ローラー (80 メイン油圧シリンダー(第1流体圧シリンダ
ー) (81) 上部サブ油圧シリンダー(第2流体圧シリンダ
ー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B120 AB18 BA02 BA28 CA01 DB01 EA04 EB04 4F100 AN00B BA02 DG16A EA02 EJ06 EJ17 EK01 GB71

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイル糸付き基布(3) の裏面にゴム製裏
    敷きシート(4) が加硫接着されてなる靴拭いマットを連
    続的に製造する装置であって、所定寸法に裁断されたパ
    イル糸付き基布(3) を所定間隔をおいて長尺のゴム生地
    (7) に載せて長尺積層体(10)を形成する積層体形成装置
    (1) と、長尺積層体(10)を移送しながら加熱および加圧
    する加硫装置(2) とを備えている靴拭いマット製造装
    置。
  2. 【請求項2】 積層体形成装置(1) が、搬送コンベヤ(1
    1)上に所定寸法に裁断したパイル糸付き基布(3) をパイ
    ル糸(3a)を下向きまたは上向きにしてかつ所定間隔をお
    いて載せる基布供給装置(12)と、搬送コンベヤ(11)上の
    隣り合うパイル糸付き基布(3) の端部間にこれらにまた
    がるように幅方向増しゴム(5) を載せる幅方向増しゴム
    供給装置(13)と、幅方向増しゴム(5) が載せられること
    により長尺シート状となったパイル糸付き基布(3) の連
    結物の両縁部に長尺の長さ方向増しゴム(6) を載せる長
    さ方向増しゴム供給装置(14)と、幅方向および長さ方向
    増しゴム(5)(6)が載せられたパイル糸付き基布(3) の長
    尺シート状連結物にこれと略同幅の長尺のゴム生地(7)
    を載せるゴム生地供給装置(15)とを備えている請求項1
    記載の靴拭いマット製造装置。
  3. 【請求項3】 パイル糸付き基布(3) が載せられていな
    いゴム生地(7) の部分に全幅にわたる伸縮調整用溝(49)
    を形成するカッター装置(17)をさらに備えている請求項
    1または2記載の靴拭いマット製造装置。
  4. 【請求項4】 加硫装置(2) が、長尺積層体(10)を表裏
    両側から挟んで搬送する上下一対の搬送コンベヤ(52)(5
    3)と、長尺積層体(10)と上部搬送コンベヤ(52)との間に
    介在される保護シート(9) を供給する保護シート供給装
    置(54)と、長尺積層体(10)裏面に保護シート(9) を介し
    て上部搬送コンベヤ(52)を押圧する複数の中空状加圧加
    熱ローラー(76)と、各加圧加熱ローラー(76)内に加熱用
    蒸気を供給する蒸気供給配管(75)と、搬送コンベヤ(52)
    (53)、加圧加熱ローラー(76)および蒸気供給配管(75)を
    納める断熱壁製の加硫室(51)とを備えている請求項1、
    2または3記載の靴拭いマット製造装置。
  5. 【請求項5】 一対の搬送コンベヤ(52)(53)がともに無
    端ベルト(63)(67)を有し、これら一対の搬送コンベヤ(5
    2)(53)を上下両側から挟むように固定ローラー(74)と可
    動ローラー(79)とが配置され、固定ローラー(74)と可動
    ローラー(79)との間に、可動ローラー(79)を移動させて
    下部コンベヤ(53)の無端ベルト(67)に所要の張力を付与
    する第1流体圧シリンダー(80)が設けられ、固定ローラ
    ー(74)と各加圧加熱ローラー(76)との間に、各加圧加熱
    ローラー(76)を移動させて上部搬送コンベヤ(52)の無端
    ベルト(63)に所要の張力と押圧力を付与する第2流体圧
    シリンダー(81)が設けられている請求項4記載の靴拭い
    マット製造装置。
  6. 【請求項6】 加硫装置(2) が、ゴム生地(7) 裏面に修
    飾模様を施す修飾形成装置(57)をさらに備えている請求
    項4または5記載の靴拭いマット製造装置。
  7. 【請求項7】 加硫装置(2) が、ゴム生地(7) 裏面に接
    する保護シート(9)面にごみ付着防止用シリコンを吹き
    付けるシリコン散布装置(58)をさらに備えている請求項
    6記載の靴拭いマット製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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