JP2000152642A - Pwmインバータのキャリア発生回路 - Google Patents

Pwmインバータのキャリア発生回路

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JP2000152642A
JP2000152642A JP10317162A JP31716298A JP2000152642A JP 2000152642 A JP2000152642 A JP 2000152642A JP 10317162 A JP10317162 A JP 10317162A JP 31716298 A JP31716298 A JP 31716298A JP 2000152642 A JP2000152642 A JP 2000152642A
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JP
Japan
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value
circuit
carrier signal
counter
carrier
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JP10317162A
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English (en)
Inventor
Takumi Migaki
巧 三垣
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PWMインバータのキャリア信号の周波数を変
更する際に、PWMインバータの出力電圧の擾乱を最小
限にするキャリア発生回路を提供する。 【解決手段】キャリア発生回路を演算値保持回路1と、
設定値保持回路2と、第1デジタルカウンタ回路3と、
第2デジタルカウンタ回路4と、ロードタイミング回路
5とで構成し、キャリア信号の変更に基づいて第1デジ
タルカウンタ回路3が新たなキャリア信号を発生中に、
演算値保持回路1が新たな波高値補正データに基づく演
算が終了したタイミングで、第1デジタルカウンタ回路
3のカウント値を第2第2デジタルカウンタ回路4のカ
ウンタ4bにロードし、以後はキャリア信号の変更値に
基づいて第2デジタルカウンタ回路4が動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電動機を可
変速駆動するPWMインバータのキャリア発生回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】交流電動機へ印加する交流電力の電圧と
周波数を、両者の比率を一定のままで変化させることに
より、該電動機を所望の回転速度で運転させることがで
きる。そこで、パルス幅変調(以下、単にPWMと称す
る)制御により可変電圧・可変周波数の交流電力を出力
するPWMインバータが多用されるのであるが、このP
WM制御も、従来のアナログ制御からデジタル制御に切
り替わっている。
【0003】PWMインバータで交流電動機を駆動する
場合に、下記〜などの理由で運転中にキャリアの周
波数を変更する必要が生じる。 .交流電動機が発生する磁気騒音はキャリア周波数と
密接に関係していることから、該騒音を低減するために
キャリア周波数を変更する。 .PWMインバータを構成する半導体スイッチ素子の
スイッチング損失は、キャリア周波数が高くなるのに伴
って増大するので、該損失を低減するために交流電動機
が低速運転中にはキャリア周波数を低下させる。 .交流電動機を高速で運転する際に発生することがあ
る電流ビート現象はキャリア周波数と密接に関係してい
ることから、該現象を抑制するためにキャリア周波数を
変更する。
【0004】ところでこのキャリア周波数の変更は、段
階的に変更する場合と連続的に変更する場合のいずれで
あっても、PWM制御の際のキャリア信号の波高値と出
力電圧指令値の波高値との相対比率が変化しないように
してキャリア周波数を変更する必要がある。
【0005】デジタル制御の場合にはデジタルカウンタ
でキャリア発生器を構成するが、デジタルカウンタが出
力するキャリア周波数は、該デジタルカウンタのカウン
トアップ値の変更,初期ロード値の変更,クロック周波
数の変更などにより簡単に変化させることができるが、
このようなキャリア周波数の変更方法ではキャリア信号
の波高値が変化してしまう。例えばキャリア周波数を高
く(またはキャリア周期を短く)するべくカウントアッ
プ値を減らせばキャリア信号の波高値が低下するし、そ
の逆にキャリア周波数を低く(またはキャリア周期を長
く)するべくカウントアップ値を増やせばキャリア信号
の波高値が高くなる。そのために出力電圧指令値の波高
値との相対比率が変動し、その結果、PWMインバータ
の出力電圧が変化するという不具合が発生してしまう。
【0006】そこでこのような不具合を解消するため
に、従来は下記〜などの対策を施し、キャリア信号
の波高値と出力電圧指令値の波高値との相対比率が変動
するのを防止していた。 .キャリア発生回路の出力、または出力電圧指令値に
乗算器を介することにより相対比率を一定にするべく補
正する。 .出力電圧指令値の更新をキャリア信号の変化点
(山,谷)で行う。 .キャリア周波数が変わってもキャリア信号の波高値
を一定に保つようにクロック周波数を変化させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PWM
インバータを運転中に前記〜などの理由でキャリア
周波数を変更するときには、前記〜などの対策も実
施する必要があるが、この変更,対策処理動作のタイミ
ングによっては、PWMインバータの出力電圧に大きな
擾乱を与える恐れがあった。この発明の目的は上記問題
点を解決し、PWMインバータの出力電圧の擾乱を最小
限にするPWMインバータのキャリア発生回路を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、PWMイン
バータ用にデジタル量の可変周期キャリア信号を発生す
るPWMインバータのキャリア発生回路において、PW
Mインバータの出力電圧指令値と波高値補正データとに
基づく演算を行い、この演算値をキャリア信号の波高値
に対する相対比率が補正された電圧指令演算値としてそ
の都度記憶する演算値保持回路と、指令されるキャリア
発生回路のクロック周波数値およびキャリア信号の波高
値と、前記演算値保持回路への波高値補正データとを記
憶する設定値保持回路と、現在発生中のキャリア信号の
谷(カウンタ値が零または最小値)のタイミングで、前
記設定値保持回路の記憶値に従った新たなキャリア信号
を発生させる第1デジタルカウンタ回路と、第1デジタ
ルカウンタ回路が新たなキャリア信号を発生中に当該す
る前記波高値補正データに基づく演算が終了したタイミ
ングで、第1デジタルカウンタ回路の現在のカウンタ値
がロードされ、前記設定値保持回路の記憶値に従った新
たなキャリア信号を発生させる第2デジタルカウンタ回
路とを備えたことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、キャリア信号の周期お
よび波高値を変更する際に、変更後のキャリア信号の波
高値に対する相対比率が補正された電圧指令演算値が得
られるタイミングと、キャリア信号の変更処理タイミン
グとを同期させることにより、PWMインバータの出力
電圧の擾乱を最小限にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施例を示すキ
ャリア発生回路の回路構成図であり、1は指令値演算回
路1aとラッチ回路1bとからなる演算値保持回路、2
は設定値保持回路、3はカウンタ1制御回路3aとUP
/DOWNカウント機能を有するカウンタ3bとからな
る第1デジタルカウンタ回路、4はカウンタ2制御回路
4aとUP/DOWNカウント機能を有するカウンタ4
bとからなる第2デジタルカウンタ回路、5はロードタ
イミング回路を示している。図1に示したキャリア発生
回路の動作を、図2に示す波形図を参照しつつ、以下に
説明をする。
【0011】演算値保持回路1では、PWMインバータ
の出力電圧を所望の値にする振幅値としての出力電圧指
令値と、後述の設定値保持回路2の出力である波高値補
正データをラッチ回路1bへの後述のロードタイミング
回路5からのラッチ信号に基づいて出力し、カウンタ4
bの出力であるキャリア信号の波高値に対する相対比率
が補正された電圧指令演算値を演算し、出力する。
【0012】設定値保持回路2では、後述の書き込み禁
止指令が解除された状態で(図2(ト)参照)、図2
(チ)に示す如くキャリア信号の周期および波高値の変
更が時刻T0 で発生すると、このとき発せられるデータ
セット信号(図2(ホ)参照)に基づいて、キャリア信
号のクロック周波数値,キャリア信号の波高値,前記波
高値補正データとを受信し、それぞれの値を出力する。
このデータセット信号に基づく前記値の受信により後述
のロードタイミング回路5からは以後の書き込み禁止指
令(図2(ト)参照)が発せられる。
【0013】カウンタ1制御回路3aでは、設定値保持
回路2の出力である今回のキャリア信号のクロック周波
数値と波高値とが前回のそれぞれの値と異なったことを
検知し、カウンタ3bを前回のそれぞれの値でUP/D
OWN動作させつつ(図2(イ,リ)参照)、時刻T1
でカウンタ3bのカウント値が谷(零または最小値)に
なったときに、今回のクロック周波数値と波高値とによ
るUP動作をカウンタ3bが開始し(図2(イ,リ)参
照)、この開始を後述のロードタイミング回路5へ伝達
する(図2(ロ)参照)。なお、カウンタ3bのDOW
N動作はカウンタ3bのカウント値が前記波高値に達し
たことにより開始する。
【0014】同様に、カウンタ2制御回路4aでは、設
定値保持回路2の出力である今回のキャリア信号のクロ
ック周波数値と波高値(図2(チ)参照)とが前回の値
と異なったことを検知し、カウンタ4bを前回のそれぞ
れの値でUP/DOWN動作させつつ(図2(イ,ヌ)
参照)、今回の値による切替え信号(図2(ニ)参照)
を待つ状態になっている。なお、カウンタ4bのUP動
作はカウンタ4bのカウント値が谷(零または最小値)
になったときに開始し、カウンタ4bのDOWN動作は
カウンタ4bのカウント値が前記波高値に達したことに
より開始する。
【0015】ロードタイミング回路5では、先ず上述デ
ータセット信号(図2(ホ)参照)を時刻T0 で受信す
ると、前記書き込み禁止指令(図2(ト)参照)を設定
値保持回路1に発信し、次に、時刻T1 でカウンタ1制
御回路3aから今回のキャリア信号のクロック周波数値
と波高値とによってカウンタ3bが動作を開始したこと
を受信し(図2(ロ)参照)、且つ、カウンタ3bが動
作を開始し、時刻T3となるまでの時刻T2 でラッチ回
路1bへのラッチ信号を送信し(図2(ハ)参照)、時
刻T3 で指令値演算回路1aから今回の波高値補正デー
タと出力電圧とに基づく前記電圧指令演算値の演算が完
了したことを受信したときに(図2(ヘ)参照)、カウ
ンタ制御回路2への切替え信号を送信し、さらに前記書
き込み禁止指令を解除する(図2(ト)参照)。
【0016】時刻T3 で、ロードタイミング回路5から
の前記切替え信号(図2(ニ)参照)を受信したカウン
タ2制御回路4aでは、キャリア信号のクロック周波数
値と波高値とを前回の値から今回の値に切替え(図2
(ヌ)参照)、同時にカウンタ4bへロード信号(L)
を発信する。
【0017】カウンタ2制御回路4aからのロード信号
(L)を受信したカウンタ4bは、図2(イ)に示す如
くカウンタ3bの現在のカウンタ値とU/Dの状態とが
セットされ、以後はこのセットされたカウント値から今
回のクロック周波数値と波高値とでUP/DOWNを開
始する。
【0018】上述の一連の速やかな切替え動作により、
カウンタ4bの出力は新たなキャリア信号に切り替わ
り、且つ、切替え後のキャリア信号の波高値に対する相
対比率が補正された電圧指令演算値と、この新たなキャ
リア信号とによるPWM制御を行うことにより、PWM
インバータの出力電圧の擾乱を最小限にすることができ
る。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、キャリア信号の周期
および波高値を変更する際に、変更後のキャリア信号の
波高値に対する相対比率が補正された電圧指令演算値が
得られるタイミングと、キャリア信号の変更処理タイミ
ングとを同期させることにより、PWMインバータの出
力電圧の擾乱を最小限にすることができる。
【0020】特に、PWMインバータがデジタル制御で
具現されている場合、このキャリア発生回路は簡単な回
路構成であり、ソフトウェアの負担も僅かである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すキャリア発生回路の回
路構成図
【図2】図1の動作を説明する波形図
【符号の説明】
1…演算値保持回路、1a…指令値演算回路、1b…ラ
ッチ回路、2…設定値保持回路、3…第1デジタルカウ
ンタ回路、3a…カウンタ1制御回路、3b…カウン
タ、4…第2デジタルカウンタ回路、4a…カウンタ2
制御回路、4b…カウンタ、5…ロードタイミング回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PWMインバータ用にデジタル量の可変周
    期キャリア信号を発生するPWMインバータのキャリア
    発生回路において、 PWMインバータの出力電圧指令値と波高値補正データ
    とに基づく演算を行い、この演算値をキャリア信号の波
    高値に対する相対比率が補正された電圧指令演算値とし
    てその都度記憶する演算値保持回路と、 指令されるキャリア発生回路のクロック周波数値および
    キャリア信号の波高値と、前記演算値保持回路への波高
    値補正データとを記憶する設定値保持回路と、 現在発生中のキャリア信号の谷(カウンタ値が零または
    最小値)のタイミングで、前記設定値保持回路の記憶値
    に従った新たなキャリア信号を発生させる第1デジタル
    カウンタ回路と、 第1デジタルカウンタ回路が新たなキャリア信号を発生
    中に当該する前記波高値補正データに基づく演算が終了
    したタイミングで、第1デジタルカウンタ回路の現在の
    カウンタ値がロードされ、前記設定値保持回路の記憶値
    に従った新たなキャリア信号を発生させる第2デジタル
    カウンタ回路とを備えたことを特徴とするPWMインバ
    ータのキャリア発生回路。
JP10317162A 1998-11-09 1998-11-09 Pwmインバータのキャリア発生回路 Pending JP2000152642A (ja)

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ID=18085156

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118599A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Yaskawa Electric Corp Pwmインバータ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009118599A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Yaskawa Electric Corp Pwmインバータ装置

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