JP2000152195A - 付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置 - Google Patents

付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置

Info

Publication number
JP2000152195A
JP2000152195A JP10314814A JP31481498A JP2000152195A JP 2000152195 A JP2000152195 A JP 2000152195A JP 10314814 A JP10314814 A JP 10314814A JP 31481498 A JP31481498 A JP 31481498A JP 2000152195 A JP2000152195 A JP 2000152195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
superimposed
digital watermark
signal
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10314814A
Other languages
English (en)
Inventor
Nozomi Ikeda
望 池田
Akira Ogino
晃 荻野
Takashi Kobashi
貴志 小橋
Yuji Kimura
裕司 木村
Hisayoshi Moriwaki
久芳 森脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10314814A priority Critical patent/JP2000152195A/ja
Priority to TW088119016A priority patent/TW484267B/zh
Priority to CA002288366A priority patent/CA2288366A1/en
Priority to US09/431,793 priority patent/US6636551B1/en
Priority to EP99308758A priority patent/EP0999548A1/en
Priority to CN99122935A priority patent/CN1261747A/zh
Priority to KR1019990048917A priority patent/KR20000035263A/ko
Publication of JP2000152195A publication Critical patent/JP2000152195A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子透かし情報を用いて、複数の付加情報を
情報信号に重畳して確実に相手先に提供し、情報信号の
提供を受ける側においては、情報信号に重畳されている
複数の付加情報のそれぞれを確実かつ正確に検出するこ
とができるようにする。 【解決手段】 複製制御情報は、第1のPN発生部4か
らのPN符号列PS1を複製制御情報用パターン発生部
6からのパターン情報に基づいて、第1のパターン切り
換え部8によって、映像信号に重畳される区間と、重畳
されない区間とを生じるようにして映像信号に重畳し、
この重畳/非重畳パターンにより伝送する。追加付加情
報は、第2のPN発生部5からのPN符号列PS2を追
加付加情報用パターン発生部7からのパターン情報に基
づいて、第2のパターン切り換え部9によって、映像信
号に重畳される区間と、重畳されない区間を生じるよう
にして重畳し、各区間のPN符号列PS2の重畳/非重
畳の別によって1ビットの情報を表わすようにして伝送
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、電子透
かし情報を情報信号に重畳するようにして、複数の異な
る付加情報を情報信号とともに伝送し、この情報信号の
供給を受ける側においては、供給された情報信号に重畳
されている複数の付加情報のそれぞれを検出するように
する付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信
号出力装置および情報信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープやデジタルビデオディスク
(DVD)、さらには、インターネットや放送メディア
などを通じて、画像情報や音声情報などの様々なコンテ
ンツ情報が豊富に提供されるようになってきている。そ
の一方で、各種のメディアを通じて提供されるようにな
った様々なコンテンツ情報についての違法な複製(コピ
ー)による著作権侵害が問題となっている。
【0003】この問題に対処するため、画像情報などの
コンテンツ情報に複製制御のための情報や著作権情報な
どを付加し、この付加情報を用いて、コンテンツ情報の
違法な複製を防止したり、コンテンツ情報の違法な複製
業者の追跡を行うなど、種々の方策が考えられている。
【0004】そして、コンテンツ情報に付加される付加
情報は、電子透かし処理を用いて重畳する方法が提案さ
れている。この電子透かし処理は、画像データや音楽デ
ータに存在する人間の知覚上の重要でない部分、すなわ
ち、音楽や映像に対して冗長でない部分に、雑音として
情報を埋め込む処理である。
【0005】このような電子透かし処理により画像デー
タや音楽データ中に埋め込まれた付加情報は、その画像
データや音楽データから除去されにくい。一方、画像デ
ータや音楽データについてフィルタリング処理やデータ
圧縮処理をした後であっても、それらに埋め込まれた電
子透かしの付加情報(電子透かし情報)を画像データや
音楽データ中から抽出することが可能である。
【0006】このように電子透かし処理を用いることに
より、簡単に除去や改ざんがされることがないように電
子透かし情報をコンテンツ情報に重畳することができる
とともに、コンテンツ情報に重畳された電子透かし情報
は、例えば記録装置などにおいて、抽出することができ
るようにされるので、コンテンツ情報に重畳された電子
透かし情報を用いて、コンテンツ情報の違法な複製を防
止するなどのこと行なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子透かし
処理の1つに、スペクトラム拡散技術を用いたものがあ
る。これは、付加情報をスペクトラム拡散することによ
り、例えば、画像データなどの情報信号に対してノイズ
と見なせる程度の低レベル、広帯域の信号にし、これを
情報信号に重畳するものである。
【0008】付加情報のスペクトラム拡散は、付加情報
に、十分早い周期で発生させた拡散符号を掛け合わせる
ことにより行なわれる。また、スペクトラム拡散される
ことにより、低レベル、広帯域の信号にされた付加情報
は、スペクトラム拡散時と、同じ拡散符号を同じタイミ
ングで掛け合わせる逆拡散を行うことにより、元の高レ
ベル、狭帯域の信号として抽出することができる。
【0009】このため、スペクトラム拡散された付加情
報であるスペクトラム拡散信号を映像信号に重畳する場
合、例えば、1フレーム周期、2フレーム周期というよ
うに、垂直同期信号に同期させて拡散符号を発生させ、
この拡散符号によりスペクトラム拡散した付加情報を映
像信号に重畳するようにすることが考えられている。
【0010】これにより、映像信号に重畳されたスペク
トラム拡散信号を抽出する場合には、映像同期信号を基
準信号として用いることによって、映像信号にスペクト
ラム拡散されて重畳されている付加情報に対して、スペ
クトラム拡散時と同じ拡散符号を同じタイミングで発生
させて逆拡散を行うことができるので、映像信号にスペ
クトラム拡散されて重畳されている付加情報を迅速かつ
正確に抽出することができるようにされる。
【0011】ところが、複製制御用の情報(複製制御情
報)だけでなく、例えば、伝送する情報信号についての
著作権情報などの他の付加情報をも情報信号に重畳して
伝送したいとする要求がある。つまり、付加情報として
の複製制御情報と、これとは別の追加付加情報との両方
を情報信号に重畳して伝送したいとする要求がある。
【0012】この場合、追加付加情報についても、除去
や改ざんが困難なようにして、情報信号の提供を受ける
側に確実に提供し、情報信号の提供を受ける側において
は、情報信号に重畳されて提供された追加付加情報を確
実かつ正確に検出できなければならない。
【0013】しかし、複製制御情報に加えて、追加付加
情報をも電子透かし情報として映像信号などの情報信号
に重畳するようにしただけでは、複製制御情報および追
加付加情報のそれぞれを確実に伝送し、これらの情報の
それぞれを分離して検出することは難しい。
【0014】以上のことにかんがみ、この発明は、電子
透かし情報を用いて、複数種類の付加情報を情報信号に
重畳して確実に相手先に提供し、情報信号の提供を受け
る側においては、情報信号に重畳されている複数の付加
情報のそれぞれを確実かつ正確に検出することができる
付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、このシステ
ムで用いられる情報信号出力装置および情報信号処理装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の付加情報伝送方法は、電子
透かし情報を情報信号に重畳する区間と、重畳しない前
記区間との予め定めた組み合わせからなる重畳/非重畳
パターンにより前記情報信号についての第1の付加情報
を伝送するとともに、電子透かし情報を前記情報信号に
重畳する区間により1ビット情報の一方の値を表わし、
重畳しない区間により1ビット情報の他の値を表わすよ
うにして、前記情報信号についての第2の付加情報を伝
送することを特徴とする。
【0016】この請求項1に記載の付加情報伝送方法に
よれば、第1の付加情報は、情報信号に重畳される電子
透かし情報の重畳/非重畳パターンにより伝送される。
また、第2の付加情報は、情報信号に重畳される電子透
かし情報の重畳される区間と、重畳されない区間とのそ
れぞれが1ビットの情報を表わすようにして伝送され
る。
【0017】すなわち、異なる2つの情報を情報信号に
重畳して伝送するようにすることができるようにされ
る。この場合、異なる2つの情報である第1、第2の付
加情報は、除去や改ざんが困難な電子透かし情報が用い
られて情報信号とともに伝送されるが、第1の付加情報
は、電子透かし情報の重畳/非重畳パターンにより、ま
た、第2の付加情報は、電子透かし情報の重畳/非重畳
によって伝送される。
【0018】このように、電子透かし情報の重畳/非重
畳の別を利用して、第1、第2の付加情報を伝送するの
で、映像信号に重畳されている電子透かし情報の重畳/
非重畳を検出することにより、第1、第2の付加情報を
確実に検出することができるようにされる。
【0019】また、単に電子透かし情報を検出しただけ
では、第1、第2の付加情報とも検出することはでき
ず、電子透かし情報の重畳/非重畳パターンや、電子透
かし情報の重畳/非重畳によって表わされる1ビットの
情報を検出するようにしなければならないので、第1、
第2の付加情報とも、除去や改ざんがより困難にされ、
第1、第2の付加情報ともより確実に伝送することがで
きるようにされる。
【0020】また、請求項2に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1に記載の付加情報伝送方法であっ
て、前記第1の付加情報の1つの前記重畳/非重畳パタ
ーンと、前記第1の付加情報の他の前記重畳/非重畳パ
ターンとの間に、電子透かし情報の重畳/非重畳が前記
第2の付加情報に応じて定められたN(Nは、1以上の
整数)個の区間を挿入するようにして、前記第2の付加
情報を伝送することを特徴とする。
【0021】この請求項2に記載の付加情報伝送方法に
よれば、第2の付加情報を伝送するための電子透かし情
報は、第1の付加情報を伝送するための2つの重畳/非
重畳パターンの間に挿入される。つまり、第1の付加情
報と、第2の付加情報とは、時分割的に交互に情報信号
に重畳されて伝送される。
【0022】これにより、第1の付加情報を伝送するた
めの重畳/非重畳パターンが検出されたときには、その
後ろには第2の付加情報が重畳されていると判別して第
2の付加情報を確実に検出することができるようにされ
る。
【0023】また、請求項3に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1または請求項2に記載の付加情報伝
送方法であって、前記第2の付加情報を伝送するための
電子透かし情報を前記情報信号に重畳するようにする前
に、前記第2の付加情報が重畳されることを示唆する電
子透かし情報の重畳/非重畳パターンを挿入することを
特徴とする。
【0024】この請求項3に記載の付加情報伝送方法に
よれば、第2の付加情報が重畳されていることを示唆す
る電子透かし情報の重畳/非重畳パターンの後ろには、
必ず、第2の付加情報が電子透かし情報として重畳され
る。
【0025】これにより、必要に応じて必要なタイミン
グで第2の付加情報を情報信号に重畳することができ
る。この場合、第2の付加情報の前には、第2の付加情
報が重畳されされていることを示唆する電子透かし情報
の重畳/非重畳パターンが挿入されるので、この示唆す
る重畳/非重畳パターンを検出したときには、その後に
第2の付加情報が重畳されていると判別して、第2の付
加情報を確実に検出することができるようにされる。
【0026】また、請求項4に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1に記載の付加情報伝送方法であっ
て、前記第1の付加情報を伝送するための電子透かし情
報と、前記第2の付加情報を伝送するための電子透かし
情報とは、異なる拡散符号が用いられて形成されたスペ
クトラム拡散信号であることを特徴とする。
【0027】この請求項4に記載の付加情報伝送方法に
よれば、異なる拡散符号が用いられることにより、情報
信号に対して、同一時間、同一周波数内に、第1の付加
情報を伝送するための電子透かし情報と、第2の付加情
報を伝送するための電子透かし情報との両方を重畳する
ことができるようにされる。
【0028】このように、2つの電子透かし情報が情報
信号に対して同一時間、同一周波数内に重畳されても、
それぞれの電子透かし情報を形成するために用いられた
拡散符号は異なっているので、それぞれの電子透かし情
報を確実に検出することができるようにされる。
【0029】また、請求項5に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1または請求項2に記載の付加情報伝
送方法であって、前記第1の付加情報の前記重畳/非重
畳パターンの全部または一部が検出されたことを示す検
出タイミングは、前記情報信号に重畳されている前記第
2の付加情報を検出するための同期タイミングとして用
いられるようにされることを特徴とする。
【0030】この請求項5に記載の付加情報伝送方法に
よれば、第1の付加情報の重畳/非重畳パターンが検出
されたタイミングを、あるいは、重畳/非重畳パターン
の最後の重畳/非重畳の区間など、第1の付加情報の重
畳/非重畳パターンの予め決められた一部が検出された
タイミングを、第2の付加情報を検出するための同期タ
イミングとして用いて、第2の付加情報を検出すること
ができるようにされる。
【0031】これにより、第1の付加情報の重畳/非重
畳パターンあるいはその一部を検出することによって、
第2の付加情報を確実に検出することができるようにさ
れる。
【0032】また、請求項6に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項3に記載の付加情報伝送方法であっ
て、前記第2の付加情報が重畳されることを示唆する前
記電子透かし情報の重畳/非重畳パターンの全部または
一部が検出されたことを示す検出タイミングは、前記情
報信号に重畳されている前記第2の付加情報を検出する
ための同期タイミングとして用いられることを特徴とす
る。
【0033】この請求項6に記載の付加情報伝送方法に
よれば、第2の付加情報が重畳されていることを示唆す
る電子透かし情報の重畳/非重畳パターンが検出された
タイミングを、あるいは、前記示唆する電子透かし情報
の重畳/非重畳パターンの最後の重畳/非重畳の区間な
ど、前記示唆する電子透かし情報の重畳/非重畳パター
ンの予め決められた一部が検出されたタイミングを、第
2の付加情報を検出するための同期タイミングとして用
いて、第2の付加情報を検出することができるようにさ
れる。
【0034】これにより、前記示唆する電子透かし情報
の重畳/非重畳パターンあるいはその一部を検出するこ
とによって、第2の付加情報を確実に検出することがで
きるようにされる。
【0035】また、請求項7に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項
4に記載の付加情報伝送方法であって、前記第2の付加
情報には、前記第2の付加情報を検出するための同期信
号が含まれることを特徴とする。
【0036】この請求項7に記載の付加情報伝送方法に
よれば、第2の付加情報に含まれる同期信号を用いるこ
とによって、第2の付加情報を確実に検出することがで
きるようにされる。
【0037】また、請求項8に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1、請求項2または請求項3に記載の
付加情報伝送方法であって、前記電子透かし情報の重畳
/非重畳の前記区間は、前記情報信号の所定データ量毎
の区間として定められることを特徴とする。
【0038】この請求項8に記載の付加情報伝送方法に
よれば、例えば、情報信号がデジタル映像信号やデジタ
ル音声信号などの場合には、例えば、ブロックなどのよ
うに、デジタル情報を処理するために予め決められたデ
ータのまとまりを基準として、重畳/非重畳の区間が定
められる。
【0039】これにより、電子透かし情報の重畳/非重
畳の区間を情報信号のデータのまとまりに基づいて一定
の区間として定めることができ、電子透かし情報の重畳
/非重畳の区間を確実かつ正確に検出することができる
ようにされる。
【0040】また、請求項9に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1、請求項2または請求項3に記載の
付加情報伝送方法であって、前記電子透かし情報の重畳
/非重畳の前記区間は、前記情報信号の所定時間長毎の
区間として定められることを特徴とする。
【0041】この請求項9に記載の付加情報伝送方法に
よれば、例えば、1秒を1区間、あるいは、2秒を1区
間などのように、時間の長さによって、重畳/非重畳の
区間が定められる。
【0042】これにより、電子透かし情報の重畳/非重
畳の区間を時間によって一定の区間として定めることが
でき、電子透かし情報の重畳/非重畳の区間を確実かつ
正確に検出することができるようにされる。
【0043】また、請求項10に記載の発明の付加情報
伝送方法は、請求項1、請求項2または請求項3に記載
の付加情報伝送方法であって、前記情報信号は、映像信
号であり、前記電子透かし情報の重畳/非重畳の前記区
間は、映像同期信号に同期した区間として定められるこ
とを特徴とするこの請求項10に記載の付加情報伝送方
法によれば、情報信号が映像信号である場合に、例え
ば、1フレームを1区間、あるいは、2フレームを1区
間などのように、映像同期信号、この場合には、垂直同
期信号に同期する区間として、重畳/非重畳の区間が定
められる。
【0044】これにより、映像同期信号に基づいて、電
子透かし情報の重畳/非重畳の区間を検知することがで
きるので、電子透かし情報の重畳/非重畳の区間を迅速
かつ確実に検出することができるようにされる。
【0045】なお、電子透かし情報の重畳/非重畳パタ
ーンにより第1の付加情報を伝送し、電子透かし情報の
重畳/非重畳の区間により1ビットの情報を表わすよう
にして第2の付加情報を伝送するのではなく、電子透か
し情報をそのまま重畳する区間と、位相を反転させて重
畳する区間との電子透かし情報の反転/非反転により第
1、第2の付加情報を伝送するようにすることもでき
る。
【0046】このように、映像信号に対して、電子透か
し情報をそのまま重畳する区間と、反転させて重畳する
区間とを生じるようにした場合には、電子透かし情報を
そのまま重畳する区間と、位相を反転させて重畳する区
間との電子透かし情報のレベル差を大きくとることがで
きる。
【0047】これにより、情報信号に重畳される電子透
かし情報が情報信号から受ける影響を少なくすることが
でき、より確実に電子透かし情報の伝送、検出を行うこ
とができるようにされる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、この発明による付加情報伝
送方法、この方法が用いられた付加情報伝送システム、
このシステムで用いられる情報信号出力装置および情報
信号処理装置の一実施の形態について、図を参照しなが
ら説明する。
【0049】以下に説明する実施の形態においては、こ
の発明による情報信号出力装置を、デジタルビデオディ
スク(以下、DVDと略称する。)に映像信号を記録す
る映像信号記録装置に適用し、また、この発明による情
報信号処理装置を、前記映像信号記録装置により映像信
号が記録されたDVDから映像信号を再生するようにす
る映像信号再生装置に適用した場合を例にして説明す
る。
【0050】すなわち、映像信号記録装置と、映像信号
処理装置とにより、この発明の付加情報伝送方法が適用
されたこの発明による付加情報伝送システムが構成され
る。そして、情報信号としての映像信号は、DVDを伝
送媒体として、伝送するようにされる。
【0051】したがって、以下に説明する付加情報伝送
システムの情報信号出力装置である映像信号記録装置
は、映像信号などのコンテンツ情報をDVDに記録して
提供するコンテンツ情報の提供業者側において用いられ
るものであり、いわゆるオーサリング装置と呼ばれるも
のである。また、以下に説明する付加情報伝送システム
の情報信号処理装置である映像信号再生装置は、DVD
の再生装置である。
【0052】そして、以下に説明する実施の形態におい
て、映像信号記録装置は、映像信号をDVDに記録する
場合、記録された映像信号が違法に複製されることを防
止するための複製制御情報(第1の付加情報)を電子透
かし情報として重畳するとともに、映像信号の著作権者
側からの要求により、著作権情報などの追加付加情報
(第2の付加情報)を電子透かし情報として重畳し、映
像信号とともに伝送することができるようにしたもので
ある。
【0053】この場合、電子透かし情報は、拡散符号が
用いられて形成されるスペクトラム信号である。このス
ペクトラム拡散信号は、以下に説明する実施の形態にお
いては、垂直同期信号に同期して発生するようにされる
PN(Pseudorandom Noise;擬似雑
音符号)系列の符号(以下、PN符号という)が用いら
れて形成されるものである。
【0054】そして、詳しくは後述するように、第1の
付加情報である複製制御情報を伝送するためのスペクト
ラム拡散信号は、映像信号に対し、重畳される区間と、
重畳されない区間とを生じるようにして重畳したり、あ
るいは、スペクトラム拡散信号をそのままの位相で重畳
する区間と、位相を反転させて重畳する区間とを生じる
ようにして重畳する。
【0055】このスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳
パターン、あるいは、スペクトラム拡散信号の位相反転
のパターンによって、スペクトラム拡散信号が重畳され
た映像信号が、複製禁止であるか、1回だけ複製可であ
るか、これ以上の複製禁止であるか、複製自由であるか
の複製制御状態を通知するようにしている。
【0056】すなわち、複製制御情報は、スペクトラム
拡散信号を予め定められた重畳/非重畳パターン、ある
いは、反転/非反転パターンで、映像信号に重畳するこ
とにより伝送するようにされる。この映像信号の供給を
受ける装置においては、映像信号に重畳されているスペ
クトラム拡散信号の重畳/非重畳パターン、あるいは、
反転/非反転パターンを判別することにより、映像信号
に重畳された付加情報を検出することができるようにさ
れている。
【0057】さらに、第2の付加情報である追加付加情
報は、スペクトラム拡散信号を、映像信号に対し、重畳
する区間と、重畳しない区間とを生じるようにして重畳
したり、あるいは、スペクトラム拡散信号をそのままの
位相で重畳する区間と、位相を反転させて重畳する区間
とを生じるようにして重畳する。
【0058】この場合には、スペクトラム拡散信号が重
畳された区間と、重畳されない区間のそれぞれが、ある
いは、スペクトラム拡散信号がそのまま重畳された区間
と、位相反転されて重畳された区間のそれぞれが、1ビ
ットの情報を表すようにされ、複数ビットの追加付加情
報の伝送を可能にしている。
【0059】なお、以下に説明する実施の形態の映像信
号記録装置は、映像信号の他、音声信号をもDVDに記
録することができるものであるが、説明を簡単にするた
め、以下においては、音声系についての説明は省略す
る。また、以下に説明する実施の形態においては、映像
信号に付加されている付加情報に基づいて、複製世代制
限処理を行うことができる記録装置および再生装置をコ
ンプライアントの装置と呼び、複製世代制限処理に対応
していない装置を、ノンコンプライアントの装置と呼
ぶ。
【0060】[第1の実施の形態] [映像信号記録装置について]図1は、この第1の実施
の形態の映像信号記録装置を説明するためのブロック図
である。この第1の実施の形態の映像信号記録装置は、
複製制御情報を伝送するためのスペクトラム拡散信号
と、追加付加情報を伝送するためのスペクトラム拡散信
号とを、映像信号の同一時間、同一周波数内に重畳して
伝送するようにしたものである。
【0061】図1に示すように、この第1の実施の形態
の映像信号記録装置は、映像信号の入力端子1、電子透
かし情報重畳部(以下、WM重畳部という)2、タイミ
ング制御部3、第1のPN発生部4、第2のPN発生部
5、複製制御情報用パターン発生部6、追加付加情報用
パターン発生部7、第1のパターン切り換え部8、第2
のパターン切り換え部9、データ圧縮処理部10、CG
MS情報付加部11、CGMS情報発生部12、暗号化
部13、記録処理部14、コントロール部15を備えて
いる。
【0062】図1に示す映像信号記録装置において、D
VD100に記録しようとする映像信号は、入力端子1
を通じて、WM重畳部2と、タイミング制御部3に供給
される。WM重畳部2は、以下に説明するように、複製
制御情報を伝送するためのスペクトラム拡散信号と、著
作権情報などの追加付加情報を伝送するためのスペクト
ラム拡散信号とを入力端子1を通じて入力された映像信
号に重畳するものである。
【0063】タイミング制御部3は、同期検出回路やP
LL回路を備え、供給された映像信号から、垂直同期タ
イミング信号Vおよび水平同期タイミング信号Hを検出
する。そして、この検出した垂直同期タイミング信号V
や水平同期タイミング信号Hを基準信号として用いて、
PN符号の発生開始タイミングを示すPN符号リセット
タイミング信号RE(以下、リセット信号REとい
う。)や、PN符号を発生させる区間を示すPN発生イ
ネーブル信号EN(以下、イネーブル信号ENとい
う。)や、スペクトラム拡散信号が重畳される区間、お
よび、スペクトラム拡散信号が重畳されない区間を示す
信号、すなわち、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳
の単位区間を示す区間信号KSや、PNクロック信号P
NCLKなどの各種のタイミング信号を生成する。
【0064】そして、この実施の形態において、タイミ
ング制御部3において生成されたリセット信号RE、イ
ネーブル信号EN、PNクロック信号PNCLKは、P
N発生部4、PN発生部5に供給され、また、区間信号
KSは、複製制御情報用パターン発生部6、追加付加情
報用パターン発生部7に供給される。
【0065】第1のPN発生部4、第2のPN発生部5
は、イネーブル信号EN、PNクロック信号PNCL
K、リセット信号REに基づいて、拡散符号として用い
るPN符号列を発生するものであり、図示しないが、多
段のシフトレジスタを備え、このシフトレジスタの適宜
のタップ出力を演算する幾つかのイクスクルーシブオア
回路から構成されたものである。
【0066】第1のPN発生部4、第2のPN発生部5
は、リセット信号REにより、N(Nは、1以上の整
数)フレーム周期でリセットされ、予め決められた符号
パターンのPN符号列PSをその先頭から生成する。ま
た、この実施の形態において、イネーブル信号ENは、
第1のPN発生部4、第2のPN発生部5をいずれのフ
レームにおいてもイネーブル状態にするものである。
【0067】なお、この第1の実施の形態において、第
1のPN発生部4と、第2のPN符号発生部5とは、そ
れぞれ系列の異なるPN符号列を発生させるものであ
り、この実施の形態において、第1のPN発生部4は、
PN符号列PS1を発生させ、第2のPN発生部5は、
PN符号列PS2を発生させものである。
【0068】そして、第1のPN発生部4、第2のPN
発生部5は、イネーブル信号ENによりPN符号発生可
能状態(イネーブル状態)とされ、クロック信号PNC
LKの1クロック毎に1チップの割合でPN符号を発生
させることにより、Nフレーム周期、この第1の実施の
形態においては、5フレーム周期でリセットされる予め
決められた符号パターンのPN符号列PS1、PS2を
発生させる。
【0069】この第1のPN発生部4において発生され
るこのPN符号列PS1は、複製制御情報を伝送するた
めのスペクトラム拡散信号として用いられるものであ
り、第1のパターン切り換え部8に供給される。また、
第2のPN発生部5において発生されるPN符号列PS
2は、追加付加情報を伝送するためのスペクトラム拡散
信号として用いられるものであり、第2のパターン切り
換え部9に供給される。
【0070】この第1の実施の形態においては、前述も
したように、複製制御情報は、スペクトラム拡散信号を
重畳する区間と、重畳しない区間とからなるスペクトラ
ム拡散信号の重畳/非重畳パターンにより伝送するよう
にされる。また、追加付加情報は、例えば、スペクトラ
ム拡散信号が重畳される区間を「1」、重畳されない区
間を「0」というように、スペクトラム拡散信号が重畳
される区間と、重畳されない区間とのそれぞれが1ビッ
トの情報を表すようにして、複数ビットの追加付加情報
が伝送するようにされる。
【0071】このため、第1のパターン切り換え部8に
は、PN符号列PS1の重畳/非重畳パターンを決める
ためのパターン情報(以下、この明細書ではアトリビュ
ートパターンという)が、複製制御情報用パターン発生
部6から供給される。また、第2のパターン切り換え部
9には、PN符号列PS2の重畳/非重畳を指示する指
示信号が、追加付加情報用パターン発生部7から供給さ
れる。
【0072】複製制御情報用パターン発生部6は、コン
トロール部15からの情報と、タイミング制御部3から
の区間信号KSとに基づいて、第1のPN発生部4から
のPN符号列PS1の重畳/非重畳パターンを決めるた
めのアトリビュートパターンを発生させる。
【0073】この実施の形態においては、複製禁止
(Never Copy)、1回(1世代)複製可
(Copy Once)、これ以上複製禁止(No
MoreCopy)、複製自由(Copy Fre
e)の4つの複製制御状態のそれぞれに対応するアトリ
ビュートパターンのうち、どのアトリビュートパターン
でPN符号列PS1を映像信号に重畳するかを示す情
報、すなわち、PN符号列1の重畳/非重畳パターンを
決めるためのアトリビュートパターンを指示する情報
が、コントロール部15から複製制御情報用パターン発
生部6に供給される。
【0074】この第1の実施の形態においては、スペク
トラム拡散信号の重畳を「1」、非重畳を「0」として
表すと、前述の4つの複製制御状態に対応するアトリビ
ュートパターンは、次のように予め定められている。す
なわち、この第1の実施の形態においては、複製禁止を
示すアトリビュートパターンは、「10000000」
とされ、1回複製可を示すアトリビュートパターンは、
「10101010」とされる。また、これ以上の複製
禁止を示すアトリビュートパターンは、「110011
00」とされ、また、複製自由を示すアトリビュートパ
ターンは、「11110000」とされる。
【0075】そして、コントロール部15からは、上述
のようなアトリビュートパターンに対応する8ビットの
情報が、アトリビュートパターンを指示する情報とし
て、複製制御情報用パターン発生部6に供給される。
【0076】ここで、いずれのアトリビュートパターン
を指示する情報を複製制御情報用パターン発生部6に供
給するかは、例えば、DVDに記録する映像信号の著作
権者によって決められる。すなわち、DVDに記録する
映像信号の著作権者は、当該映像信号にどの複製制御情
報を重畳するかを決める。
【0077】そして、この第1の実施の形態の映像信号
記録装置の使用者(操作者)が、映像信号のDVDへの
記録を実行する場合に、この映像信号記録装置の図示し
ないキー操作部を通じて、DVDに記録する映像信号に
重畳する複製制御情報を指示する情報を入力する。この
入力された指示情報に応じたアトリビュートパターンを
指示する8ビットの情報がコントロール部15から複製
制御情報用パターン発生部6に供給される。
【0078】複製制御情報用パターン発生部6は、コン
トロール部15からのアトリビュートパターンを指示す
る情報と、タイミング制御部3からの区間信号KSとに
基づいて、PN符号列PS1の重畳/非重畳を制御する
単位区間(スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の区
間)を5フレーム、繰り返し周期を40フレーム周期と
するPN符号列1の重畳/非重畳パターンを決めるため
のアトリビュートパターンを発生させる。
【0079】図2は、複製制御情報用パターン発生部6
において発生するようにされるアトリビュートパターン
を説明するための図である。複製制御情報用パターン発
生部6は、コントロール部15からのアトリビュートパ
ターンを指示する情報が、複製禁止を示す「10000
000」であるときには、図2Aに示すように、アトリ
ビュートパターンを構成する最初の1区間(5フレー
ム)はハイレベル、以降の7区間(35フレーム)はロ
ーレベルとなる40フレーム周期のアトリビュートパタ
ーンを発生させる。
【0080】また、コントロール部15からのアトリビ
ュートパターンを指示する情報が、1回複製可を示す
「10101010」であるときには、図2Bに示すよ
うに、アトリビュートパターンを構成する最初の1区間
(5フレーム)はハイレベル、次の1区間(5フレー
ム)はローレベルというように、1区間(5フレーム)
毎にハイレベルと、ローレベルとが繰り返す40フレー
ム周期のアトリビュートパターンを発生させる。
【0081】また、コントロール部15からのアトリビ
ュートパターンを指示する情報が、これ以上の複製禁止
を示す「11001100」であるときには、図2Cに
示すように、アトリビュートパターンを構成する最初の
2区間(10フレーム)はハイレベル、次の2区間(1
0フレーム)はローレベルというように、2区間(10
フレーム)毎にハイレベルと、ローレベルとが繰り返す
40フレーム周期のアトリビュートパターンを発生させ
る。
【0082】また、コントロール部15からのアトリビ
ュートパターンを指示する情報が、これ以上の複製禁止
を示す「11110000」であるときには、図2Dに
示すように、アトリビュートパターンを構成する最初の
4区間(20フレーム)はハイレベル、次の4区間(2
0フレーム)はローレベルとなる40フレーム周期のア
トリビュートパターンを発生させる。
【0083】そして、第1のパターン切り換え部8は、
複製制御情報用パターン発生部6からのアトリビュート
パターンに基づいて、このアトリビュートパターンがハ
イレベルの区間においては、PN符号列PS1を出力
し、ローレベルの区間においては、PN符号列PS1を
出力しないようにする。このように複製制御情報用パタ
ーン発生部6からのアトリビュートパターンに応じて、
映像信号への重畳/非重畳が制御するようにされたPN
符号列PS1が、WM重畳部2に供給される。
【0084】なお、この第1の実施の形態において、ア
トリビュートパターンを1区間を5フレームとする8フ
レーム周期のパターンとしたのは、後述する追加付加情
報が8ビットの情報であり、複製制御情報を伝送するた
めの重畳/非重畳パターンと、追加付加情報とを、映像
信号に対し、映像信号の同一時間、同一周波数内に重畳
するため、そのデータ長を合わせるためである。
【0085】一方、追加付加情報用パターン発生部7
は、コントロール部15からの追加付加情報と、タイミ
ング制御部3からの区間信号KSとに基づいて、前述の
複製制御情報用パターン発生部6と同様にして、PN符
号列PS2の重畳/非重畳を制御する単位区間(電子透
かし情報の重畳/非重畳の区間)を5フレーム、重畳周
期を40フレーム周期とするPN符号列2の重畳/非重
畳を指示する指示信号を形成する。
【0086】ここで追加付加情報は、この第1の実施の
形態の映像信号記録装置の使用者(操作者)が、映像信
号のDVDへの記録を実行する場合に、この映像信号記
録装置の図示しないキー操作部を通じて入力した情報で
ある。
【0087】すなわち、コントロール部15からは、例
えば、「11100110」などのような8ビットの追
加付加情報が追加付加情報用パターン発生部7に供給さ
れる。そして、追加付加情報用パターン発生部7は、追
加付加情報のそれぞれのビットを1区間(5フレーム)
で表すようにし、追加付加情報の「1」のビットに対応
する1区間(5フレーム)においてはハイレベル、
「0」のビットに対応する1区間(5フレーム)におい
てはローレベルとなる指示信号を形成する。
【0088】例えば、追加付加情報が、前述した例であ
る「11100110」の場合には、最初の3区間(1
5フレーム)はハイレベル、次の2区間(10フレー
ム)はローレベル、次の2区間(10フレーム)はハイ
レベル、最後の1区間(5フレーム)はローレベルとな
る指示信号を形成し、これを第2のパターン切り換え部
9に供給する。
【0089】そして、第2のパターン切り換え部9は、
追加付加情報用パターン発生部7からの指示信号に基づ
いて、前述した第1のパターン切り換え部8と同様に、
この指示信号がハイレベルの区間においては、PN符号
列PS2を出力し、ローレベルの区間においては、PN
符号列PS2を出力しないようにする。このように追加
付加情報用パターン発生部7からの指示信号に応じて、
映像信号への重畳/非重畳が制御するようにされたPN
符号列PS2が、WM重畳部2に供給される。
【0090】WM重畳部2は、第1のパターン切り換え
部8および第2のパターン切り換え部9からの重畳/非
重畳が制御するようにされたスペクトラム拡散信号の供
給を受けて、これらを入力端子1を通じて供給された映
像信号に重畳する。この場合、重畳/非重畳が制御され
たPN符号列PS1、PS2は、映像信号の同じ時間、
同じ周波数内に重ね合わせられるようにして重畳され
る。
【0091】図3は、この第1の実施の形態において、
映像信号に重畳された複製制御情報と、追加付加情報と
を説明するための図である。前述のように、複製制御情
報は、5フレームを1区間とし、40フレーム周期(8
区間)分のPN符号列PS1の重畳/非重畳パターンに
より伝送するようにされ、また、追加付加情報は、5フ
レームを1区間とし、40フレーム周期(8区間)の各
区間のPN符号列PS2の重畳/非重畳の別によって伝
送するようにされる。
【0092】これらはともに、図3に示すように、映像
信号に対し、同じ時間に重ね合わされる。また、後述も
するように、PN符号列PS1、PN符号列PS2のそ
れぞれは、スペクトラム拡散信号であり、映像信号と同
じ周波数内に重畳するようにされる。
【0093】しかし、PN符号列PS1、PN符号列P
S2のそれぞれは、前述したように異なる系列のPN符
号列が用いられて形成されているので、PN符号列PS
1、PN符号列PS2を用いて逆拡散を行うことによっ
て、映像信号の同じ時間、同じ周波数内に重ね合わせら
れたPN符号列PS1、PN符号列PS2のそれぞれを
確実に検出することができる。
【0094】なお、WM重畳部2に供給されるPN符号
列PS1、PN符号列PS2のそれぞれは、これらが重
畳される映像信号を劣化させることがないように、その
重畳レベルが調整される。この実施の形態においては、
PN符号列PS1、PN符号列PS2のそれぞれを、映
像信号のダイナミックレンジより小さいレベルで重畳す
るようにしている。
【0095】そして、重畳/非重畳が制御された複製制
御情報を伝送するためのPN符号列PS1と、追加付加
情報を伝送するためのPN符号列PS2とが、WM重畳
部2において重畳された映像信号は、データ圧縮処理部
10に供給される。
【0096】データ圧縮処理部10は、これに供給され
た映像信号を、MPEG方式でデータ圧縮する。そし
て、この実施の形態においては、データ圧縮された映像
信号に、CGMS(Copy Generation
Management System)方式の複製制御
情報を付加するため、データ圧縮された映像信号はCG
MS情報付加部11に供給される。
【0097】CGMS方式は、例えばアナログ映像信号
であれば、その垂直ブランキング期間内の特定の1水平
区間に複製制御用の2ビットの付加情報を重畳し、ま
た、デジタル画像信号であれば、デジタル画像データ
に、複製制御用の2ビットの付加情報(以下、CGMS
情報という)を付加して伝送する方式である。
【0098】CGMS情報付加部11は、データ圧縮さ
れたデジタル映像信号に、CGMS発生部12から供給
されるCGMS情報を付加する。CGMS情報発生部1
2は、コントロール部15からの制御信号に基づいて、
伝送しようとする映像信号に付加するCGMS情報を発
生させる。CGMS情報発生部12において発生される
CGMS情報は、「複製可能[00]」「1回複製可能
[10]」「複製禁止[11]」のいづれかを意味する
ものである。
【0099】CGMS情報付加部11において、CGM
S情報が付加された映像信号は、暗号化部13に供給さ
れる。この実施の形態においては、暗号化部13は、映
像信号にCSS(Contents Scramble
System)方式の暗号化処理を施す。CSS方式
の暗号化処理は、DVDなどのディスク媒体に映像信号
などの情報信号を記録して提供する場合などにおいて、
情報信号に対して施される暗号化処理方式である。
【0100】暗号化部13において、暗号化処理が施さ
れた映像信号は、記録処理部14に供給される。記録処
理部14は、供給された映像信号からDVD100に記
録するための映像信号を形成し、これをDVD100に
記録する。
【0101】これにより、PN符号列PS1の重畳/非
重畳パターンにより伝送するようにされた複製制御情報
と、PN符号列PS2の重畳/非重畳の区間によって1
ビットの情報が表すようにされた8ビットの情報からな
る追加付加情報とが重畳された映像信号が、DVD10
0に記録され、このDVD100を伝送媒体としてユー
ザに映像信号が提供される。
【0102】そして、この場合、スペクトラム拡散信号
としてのPN符号列PS1、PN符号列PS2は、これ
を映像信号に重畳しても、映像信号を劣化させることが
なく、また、映像信号に重畳されたスペクトラム拡散信
号は、除去や改ざんが難しい。このため、スペクトラム
拡散信号を確実に映像信号などの情報信号とともに、記
録装置や再生装置などに供給することができるようにさ
れ、供給を受けた装置において、スペクトラム拡散信号
を検出することにより、例えば、確実な複製制御や再生
制御ができるようにされる。
【0103】図4は、スペクトラム拡散信号として映像
信号に重畳するようにされる複製制御情報などの付加情
報と、映像信号との関係をスペクトルで示したものであ
る。例えば、複製制御情報は、前述もしたように、複製
禁止、1回(1世代)複製可、これ以上複製禁止、複製
自由などを示すものであり、その情報量は少なく、低ビ
ットレートの信号であり、図3(a)に示されるように
狭帯域の信号である。
【0104】この複製制御情報にスペクトラム拡散を施
すと、すなわち、十分に早い周期で発生させるPN符号
列を用いて複製制御情報をスペクトラム拡散することに
よりスペクトラム拡散信号を形成したり、あるいは、前
述したように、PN符号列自体をスペクトラム拡散信号
とし、PN符号列の重畳/非重畳パターンにより複製制
御状態を表すようにするなどした場合には、複製制御情
報は、図3(b)に示すような広帯域幅の信号となる。
このときに、スペクトラム拡散信号レベルは帯域の拡大
比に反比例して小さくなる。
【0105】このスペクトラム拡散信号を、WM重畳部
2で映像信号に重畳させるのであるが、この場合に、図
3(c)に示すように、情報信号としての映像信号のダ
イナミックレンジより小さいレベルで、スペクトラム拡
散信号を重畳させるようにする。このように重畳するこ
とにより主情報信号の劣化がほとんど生じないようにす
ることができる。したがって、上述したように、スペク
トラム拡散信号が重畳された映像信号がモニター受像機
に供給されて、映像が再生された場合に、スペクトラム
拡散信号の影響はほとんどなく、良好な再生映像が得ら
れるものである。
【0106】一方、後述するように、スペクトラム拡散
信号を検出するために、逆スペクトラム拡散(逆拡散)
を行うと、図3(d)に示すように、スペクトラム拡散
信号が再び狭帯域の信号として復元される。十分な帯域
拡散率を与えることにより、逆拡散後の複製制御情報の
電力が情報信号を上回り、検出可能となる。
【0107】また、前述したように、PN符号列自体を
スペクトラム拡散信号とし、PN符号列の重畳/非重畳
パターンにより複製制御状態を表すようにした場合に
は、逆拡散を行うと、スペクトラム拡散信号の重畳され
ている部分では、逆拡散の結果得られる出力のレベルは
高くなるので、スペクトラム拡散信号が重畳されている
区間と、重畳されていない区間都の区別ができるように
される。
【0108】この場合、映像信号に重畳されたスペクト
ラム拡散信号は、映像信号と同一時間、同一周波数内に
重畳されるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換
えでは削除および修正が不可能である。
【0109】したがって、映像信号に重畳されたスペク
トラム拡散信号が取り除かれることがなく、その改ざん
が困難であるので、映像信号とともに、複製制御情報や
追加付加情報を確実に伝送することができるようにされ
る。
【0110】また、この実施の形態の映像信号記録装置
は、垂直同期信号を基準信号とした、N垂直周期のPN
符号列を用いてスペクトラム拡散を行うようにしている
ので、垂直同期信号を基準信号として用いることによっ
て、映像信号に対して、スペクトラム拡散時と同じタイ
ミングで、逆拡散用のPN符号列を発生させることがで
きるので、スペクトラム拡散信号の抽出を迅速に行うこ
とができるようにされる。
【0111】そして、前述もしたように、この実施の形
態の映像信号記録装置は、複製制御情報をスペクトラム
信号の重畳/非重畳パターンにより伝送し、追加付加情
報を、予め決められた区間毎のスペクトラム拡散信号の
重畳/非重畳の別によって伝送するようにしている。
【0112】このように、スペクトラム拡散信号を重畳
する区間と重畳しない区間を利用して、付加情報を伝送
することにより、単にスペクトラム拡散信号を検出した
だけでは、その意味や内容までを判別することはできな
い。
【0113】したがって、映像信号にスペクトラム拡散
信号として重畳するようにした複製制御情報と追加付加
情報とが、単に除去や改ざんが困難であるというだけで
はなく、例えば、伝送過程において、スペクトラム拡散
信号により映像信号に重畳された付加情報の意味や内容
が簡単にもれることなく、映像信号とともに確実に付加
情報をも、映像信号の再生装置や他の記録装置などの相
手先に提供することができるようにされる。
【0114】これは、単に、映像信号に重畳されたスペ
クトラム拡散信号を検出しただけでは、そのスペクトラ
ム拡散信号により伝送するようにされた複製制御情報や
追加付加情報の意味や内容を判別することができないた
めである。
【0115】[映像信号再生装置について]図5は、図
1を用いて前述した映像信号記録装置により映像信号が
記録されたDVD100から映像信号を再生して出力す
るこの第1の実施の形態の映像信号再生装置を説明する
ためのブロック図である。
【0116】前述したように、複製制御情報を伝送する
ためのPN符号列PS1の重畳/非重畳パターンと、追
加付加情報を伝送するためのPN符号列PS2の重畳/
非重畳が制御された区間群とは、映像信号に対し、映像
信号の同一時間、同一周波数内に重畳するようにされて
いる。
【0117】このため、この再生装置においても、PN
符号列PS1、PS2の映像信号への重畳時と同じタイ
ミングで、PN符号列PS1、PS2を発生させ、これ
らを逆拡散用の拡散符号として用いて逆拡散を行うこと
により、PN符号列PS1、PS2とを検出し、複製制
御情報を伝送するためのPN符号列PS1の重畳/非重
畳パターンと、追加付加情報を検出することができる。
【0118】しかし、逆拡散時において、即座に、複製
制御情報を伝送するためのPN符号列PS1の重畳/非
重畳パターンの先頭から逆拡散用のPN符号列PS1を
発生させるとともに、追加付加情報を伝送するためのP
N符号列PS2の重畳/非重畳が制御された区間群の先
頭から逆拡散用のPN符号列PS2を発生させることは
難しい。
【0119】そこで、この第1の実施の形態において
は、まず、複製制御情報を伝送するためのPN符号列P
S1の重畳/非重畳パターンを判別し、その重畳/非重
畳パターンがどの複製制御状態を示しているかを判定す
ることができたときに、映像信号に重畳されているPN
符号列PS1、PS2と、この第1の実施の形態の映像
信号再生装置で発生させる逆拡散用のPN符号列PS
1、PS2との同期があったものと判断し、追加付加情
報の検出を確実に行うようにしている。以下、この第1
の実施の形態の映像信号再生装置について説明する。
【0120】図5に示すように、この実施の形態の再生
装置は、読み出し部21、デ・スクランブル部22、ビ
デオデータデコード部23、D/A変換回路24、アナ
ログ映像信号の出力端子24a、CGMSデコード部2
5、WMデコード部26、暗号化部27、IEEE13
94インターフェース28、デジタル映像信号の出力端
子28d、コントロール部30、キー操作部31を備え
ている。
【0121】ユーザにより、キー操作部31を通じて、
DVD100に記録されている映像信号の再生指示が与
えられると、読み出し部21により、DVD100から
映像信号が読み出される。読み出し部21により読み出
された映像信号は、デ・スクランブル部22に供給さ
れ、映像信号にかけられているスクランブルを解くデ・
スクランブル処理が行なわれる。
【0122】デ・スクランブル処理された映像信号は、
ビデオデータデコード部23に供給される。このデ・ス
クランブル処理された映像信号は、MPEG圧縮されて
いるので、これを例えばディスプレイモニター装置など
に供給するために、ビデオデータデコード部23におい
て、MPEGデコードされて、伸長される。このMPE
Gデコードされた映像信号は、D/A変換回路24に供
給されて、アナログ信号に変換された後、アナログ映像
信号の出力端子24aを通じて出力され、例えばディス
プレイモニター装置や記録装置に供給される。
【0123】また、この実施の形態においては、デ・ス
クランブル部22からのMPEG圧縮された状態の映像
信号が、IEEE1394規格のインターフェースバス
を通じてデジタル出力することができるようにされてい
る。
【0124】IEEE1394規格のインターフェース
においては、不正な複製を防止するために、伝送デジタ
ル情報には暗号化を施すが、出力先がコンプライアント
の装置であるかなどを検証するとともに、複製制御のた
めの情報であるCGMS情報や電子透かし情報を検証し
て、それらの検証結果に応じて、前記暗号化を解くため
キーを出力先に送出するか否かを決定する。以上の通信
制御方式は、IEEE1394セキュアバスと呼ばれて
おり、デジタルインターフェースは、これにより複製の
有効な防止が図られている。
【0125】そして、デ・スクランブル部22から出力
された映像信号は、CGMSデコード部25に供給され
て、映像信号に付加されているCGMS情報が抽出され
る。CGMS情報は、CGMS情報デコード部25にお
いて、ビデオデータとは分離された特定位置の2ビット
の情報として抽出され、その2ビットの情報がコントロ
ール部30に供給される。
【0126】また、ビデオデータデコード部23におい
て、MPEGデコードされた映像信号が、電子透かし情
報デコード部(以下、WMデコード部という。)26に
供給されて、この映像信号に付加されている電子透かし
情報であるスペクトラム拡散信号、この第1の実施の形
態においては、前述した映像信号記録装置において重畳
するようにされたPN符号列PS1、PN符号列PS2
のそれぞれが検出される。
【0127】そして、複製制御情報を伝送するためのス
ペクトラム拡散信号であるPN符号列PS1の重畳/非
重畳パターンによって示される複製制御情報が判別され
るとともに、追加付加情報を伝送するためのスペクトラ
ム拡散信号であるPN符号列PS2の重畳/非重畳の区
間に応じて、8ビットの追加付加情報が検出される。図
6は、WMデコード部26を説明するためのブロック図
である。図6に示すように、この実施の形態において、
WMデコード部26は、タイミング制御部261、第1
の逆拡散部262、第2の逆拡散部263、第1のPN
発生部264、第2のPN発生部265、複製制御情報
用パターン発生部266、複製制御情報パターン判別部
267、追加付加情報パターン検出部268を備えたも
のである。ここで、WMデコード部26のタイミング制
御部261は、図1を用いて前述したオーサリング装置
のタイミング制御部3と同様に構成されたものであり、
同期検出回路やPLL回路を備えたものである。
【0128】そして、ビデオデータデコード部23から
のMPEGデコードされた映像信号は、図6に示すよう
に、タイミング制御部261、第1の逆拡散部262、
第2の逆拡散部263に供給される。タイミング制御部
261においては、供給された映像信号から、垂直同期
タイミング信号Vおよび水平同期タイミング信号Hが検
出される。そして、検出された垂直同期タイミング信号
Vおよび水平同期タイミング信号Hを基準信号として用
いて、リセット信号RE、イネーブル信号EN、重畳/
非重畳の区間を示す区間信号KS、PNクロック信号P
NCLKなどの各種のタイミング信号が形成される。
【0129】すなわち、タイミング制御部261は、入
力された映像信号に対し、図1を用いて前述した映像信
号記録装置において用いられたリセット信号RE、イネ
ーブル信号EN、区間信号KS、PNクロック信号PN
CLKと同じタイミングを提供する各信号を形成する。
【0130】したがって、この実施の形態の再生装置に
おいて、リセット信号REは、5フレーム周期の信号で
あり、イネーブル信号ENは、映像信号に対して、いず
れのフレームにおいても逆拡散用のPN符号列を発生さ
せる信号である。また、区間信号KSは、5フレームを
1区間とする信号であり、PNクロック信号PNCLK
も、図1に示した映像信号記録装置において、PN符号
列を発生させたときに用いたPNクロック信号PNCL
Kと同じタイミングを提供する信号である。
【0131】そして、タイミング制御部261において
形成されたリセット信号RE、イネーブル信EN、PN
クロック信号PNCLKは、第1のPN発生部264、
第2のPN発生部265に供給され、また、区間信号K
Sは、複製制御情報用パターン発生部266、追加付加
情報パターン検出部268に供給される。
【0132】第1のPN発生部264は、前述した映像
信号記録装置の第1のPN発生部4と同様に構成された
ものであり、また、第2のPN発生部265は、前述し
た映像信号記録装置の第2のPN発生部5と同様に構成
されたものである。そして、第1のPN発生部264
は、タイミング制御部261からのタイミング信号に基
づいて、映像信号に対し、スペクトラム拡散信号として
のPN符号列PS1を発生させたときと同じタイミング
で、同じ系列の逆拡散用のPN符号列PS1を発生さ
せ、これを第1の逆拡散部262に供給する。
【0133】同様に、第2のPN発生部265は、タイ
ミング制御部261からのタイミング信号に基づいて、
映像信号に対し、スペクトラム拡散信号としてのPN符
号列PS2を発生させたときと同じタイミングで、同じ
系列の逆拡散用のPN符号列PS2を発生させ、これを
第2の逆拡散部263に供給する。
【0134】第1の逆拡散部262は、第1のPN発生
部264らの逆拡散用のPN符号列PS1を用いて逆拡
散を行い、その検出出力を複製制御情報パターン判別部
267に供給する。この第1の実施の形態においては、
前述にもしたように、DVD100から読み出された映
像信号には、垂直同期タイミング信号Vに同期して、1
フレーム毎にリセットされるPN符号列PS1が、複製
制御情報を伝送するためのスペクトラム拡散信号とし
て、1区間を5フレームとして、予め決められた重畳/
非重畳パターンで重畳されている。
【0135】このため、前述のように、垂直同期タイミ
ング信号に同期して、1フレーム毎にリセットされるP
N符号列PS1を逆拡散用の拡散符号として用いて逆拡
散を行うと、PN符号列PS1が重畳されている区間に
対する逆拡散の検出出力は、高レベルの信号となり、P
N符号列PS1が重畳されていない区間に対する逆拡散
の検出出力は、低レベルの信号となる。したがって、第
1の逆拡散部262からの検出出力のレベルに応じて、
PN符号列PS1の重畳されている区間と、重畳されて
いない区間の判別が可能とされる。
【0136】また、第2の逆拡散部263は、第2のP
N発生部265からの逆拡散用のPN符号列PS2を用
いて逆拡散を行い、その検出出力を追加付加情報パター
ン検出部268に供給する。この第1の実施の形態にお
いては、前述にもしたように、DVD100から読み出
された映像信号には、垂直同期タイミング信号に同期し
て、1フレーム毎にリセットされるPN符号列PS2
が、追加付加情報を伝送するためのスペクトラム拡散信
号として、1区間を5フレームとして、重畳される区間
と、重畳されない区間とを生じるようにして重畳されて
いる。
【0137】このため、この第2の逆拡散部263にお
いても、前述の第1の逆拡散部262と同様に、垂直同
期タイミング信号に同期して、1フレーム毎にリセット
されるPN符号列PS2を逆拡散用の拡散符号として用
いて逆拡散を行うことにより、PN符号列PS2が重畳
されている区間からは高レベル、PN符号列PS2が重
畳されていない区間からは低レベルとなる検出出力を得
て、これが追加付加情報パターン検出部268に供給さ
れる。
【0138】また、第1の逆拡散部262からの検出出
力の供給を受ける複製制御情報パターン判別部267に
は、複製制御用パターン発生部266からのPN符号列
PS1の重畳/非重畳パターンを判別するためのパター
ン情報が供給される。
【0139】すなわち、複製制御情報用パターン発生部
266は、コントロール部30からの情報と、タイミン
グ制御部261からの区間信号KSとに基づいて、PN
符号列PS1の重畳/非重畳パターンを判別するための
パターン情報を形成し、これを複製制御情報パターン判
別部267に供給する。
【0140】この場合、コントロール部30から複製制
御情報用パターン発生部266に供給される情報は、映
像信号記録装置においてコントロール15から複製制御
情報用パターン発生部6に供給されたアトリビュートパ
ターンを指示する情報と同じ8ビットの情報である。
【0141】つまり、この第1の実施の形態において
は、複製禁止を示すアトリビュートパターンに対応する
情報である「10000000」と、1回複製可を示す
アトリビュートパターンに対応する情報である「101
01010」と、これ以上の複製禁止を示すアトリビュ
ートパターンに対応する情報である「1100110
0」と、複製自由を示すアトリビュートパターンを示す
情報である「11110000」とがコントロール部3
0から複製制御情報用パターン発生部266に供給され
る。
【0142】そして、複製制御情報用パターン発生部2
66は、図2を用いて前述した、複製禁止を示すアトリ
ビュートパターン(図2A)、1回複製可を示すアトリ
ビュートパターン(図2B)、これ以上の複製禁止を示
すアトリビュートパターン(図2C)、複製自由を示す
アトリビュートパターン(図2D)のそれぞれを形成
し、これらをPN符号列PS1の重畳/非重畳パターン
を判別するためのパターン情報として複製制御情報パタ
ーン判別部267に供給する。
【0143】そして、複製制御情報パターン判別部26
7は、第1の逆拡散部からの検出出力と、複製制御情報
パターン発生部266からのアトリビュートパターンと
を比較し、PN符号列PS1の重畳/非重畳パターンと
一致するアトリビュートパターンを判別し、その判別し
たアトリビュートパターンは、どの複製制御状態を示し
ているかを判定し、この判定結果をコントロール部30
に供給する。
【0144】例えば、PN符号列PS1の重畳/非重畳
パターンと一致するアトリビュートパターンが複製禁止
を示すものであるときには、「11」、1回複製可を示
すものであるときには、「01」、これ以上の複製禁止
を示すものであるときには、「10」、複製自由を示す
ものであるときには、「00」となる判定結果を示す情
報をコントロール部30に供給する。この判定結果を示
す情報は、各アトリビュートパターンに対応して、決め
られており、複製制御情報パターン判別部267におい
て管理するようにされている。
【0145】また、複製制御情報パターン判別部267
は、映像信号に重畳されているPN符号列PS1の重畳
/非重畳パターンと一致するアトリビュートパターンを
判別した場合には、判別したことを追加付加情報パター
ン検出部268に通知する。これにより、追加付加情報
パターン検出部268は、映像信号に重畳されている複
製制御情報を伝送するためのPN符号列PS1の重畳/
非重畳パターンの繰り返し周期、および、追加付加情報
を伝送するためのPN符号列PS2の重畳周期と、この
映像信号再生装置において形成されるPN符号列PS1
の重畳/非重畳パターンの繰り返し周期、および、PN
符号列PS2の重畳周期との同期があったことを検知す
る。
【0146】なお、複製制御情報パターン判別部267
は、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の1区間を5
フレームとし、40フレームに渡ってパターン判別を行
っても、映像信号に重畳されているPN符号列PS1の
重畳/非重畳パターンと一致するアトリビュートパター
ンが判別できないときは、複製制御情報パターン判定部
267は、これをタイミング制御部261に通知する。
【0147】この場合には、タイミング制御部261
は、区間信号KSを1フレームずらし、PN符号列PS
1の重畳/非重畳パターンの繰り返し周期、PN符号列
PS2の重畳周期をずらすようにして、PN符号列PS
1の重畳/非重畳パターンの繰り返し周期、および、追
加付加情報を伝送するためのPN符号列PS2の重畳周
期と、この映像信号再生装置において形成されるPN符
号列PS1の重畳/非重畳パターンの繰り返し周期、お
よび、PN符号列PS2の重畳周期との同期を合わせる
ようにする。
【0148】そして、追加付加情報パターン判定部26
8は、上述したように、複製制御情報パターン判定部2
67からの情報に基づいて、PN符号列PS1の重畳/
非重畳パターンの繰り返し周期、および、PN符号列P
S2の重畳周期の同期があったことを検知すると、第2
の逆拡散部263からの検出出力と、タイミング制御部
261からの区間信号KSとに基づいて、PN符号列P
S2の重畳/非重畳の区間を検出し、各区間を1ビット
の情報として表してこれをコントロール部30に供給す
る。
【0149】すなわち、PN符号列PS2が重畳されて
いる区間(5フレーム)を検出したときには「1」、P
N符号列PS2が重畳されていない区間(5フレーム)
を検出したときには「0」をコントロール部30に供給
する。これにより、コントロール30には、1区間を5
フレームとし、8区間(40フレーム)で表すようにさ
れた8ビットの追加付加情報が供給される。
【0150】これにより、コントロール部30は、PN
符号列PS1の重畳/非重畳パターンにより伝送するよ
うにされた複製制御情報と、PN符号列PS2の重畳/
非重畳の区間により1ビットの情報が表わされ、全体で
8ビットの情報の追加付加情報とを得ることができるよ
うにされる。
【0151】そして、コントロール部30には、前述し
たように、CGMSデコード部25からのCGMS情報
も供給されている。そこで、コントロール部30は、C
GMSデコード部25からのCGMS情報と、WMデコ
ード部26からの複製制御情報とを考慮して、暗号化さ
れてIEEE1394インターフェース28を通じて出
力される映像信号の暗号化をとくための暗号化キーをも
出力するようにするか否かを決定する。
【0152】すなわち、図5に示したように、デ・スク
ランブル部22の出力データは、暗号化部27にも供給
され、コントロール部30からの制御により通信毎に異
なる暗号キーに基づく暗号化が圧縮ビデオデータに施さ
れる。この暗号化部27からの暗号化データは、IEE
E1394インターフェース28を通じ、出力端子28
dを通じて出力先の電子機器に供給される。IEEE1
394インターフェース28は、当該IEEE1394
インターフェース規格に適合するように、データ変換を
してデータを出力する。
【0153】この際に、コントロール部30は、IEE
E1394インターフェース28を通じて出力先の機器
と通信を行い、その出力先の機器がコンプライアントの
装置か、また、コンプライアントの装置であれば、それ
が記録装置であるか否か判別する。
【0154】そして、コントロール部30は、CGMS
デコード部25からのCGMS情報およびWMデコード
部26からの複製制御情報と、IEEE1394インタ
ーフェース28を通じた出力先の機器の判別情報とか
ら、暗号化部27で暗号化を解くための暗号キー情報を
出力先に送出するか否かを決定する。
【0155】例えば、出力先がノンコンプライアントの
装置であったときには、暗号キー情報は、出力先の装置
に渡さない。また、出力先がコンプライアントの装置で
あったときでも、それが記録装置の場合には、CGMS
情報が「複製禁止」を示す[11]のとき、あるいは、
WMデコード部26からの複製制御情報が「複製禁止」
を示すものであるときには、暗号キー情報は、出力先の
装置に渡さない。
【0156】また、この映像信号再生装置は、映像信号
に重畳されている例えば著作権情報などの追加付加情報
をも検出して利用することができる。例えば、正規に映
像信号の提供が認められたコンテンツの提供業者を特定
する情報を追加付加情報として映像信号に重畳するよう
にしておけば、その映像信号を違法にDVDに複製し、
これを正規に作成したDVDと偽って、販売しても、追
加付加情報を検出することにより、その映像信号を提供
したコンテンツの提供業者が、その映像信号の正規の提
供業者か否かを判別することができる。この場合には、
追加付加情報を違法に映像信号を複製した業者の摘発に
利用することができる。
【0157】このように、この第1の実施の形態におい
ては、複製制御情報と、追加付加情報とを映像信号に対
し、映像信号の同じ時間、同じ周波数内にスペクトラム
拡散信号として重畳して伝送することができる。そし
て、複製制御情報は、スペクトラム拡散信号の重畳/非
重畳パターンにより伝送するようにされ、追加付加情報
は、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の単位区間、
この第1の実施の形態においては連続する5フレームの
区間毎のスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の別によ
り1ビットの情報を表わすようにし、複数ビットの追加
付加情報を伝送することができる。
【0158】スペクトラム拡散信号は、映像信号に対
し、同一時間、同一周波数内に重畳されるので、除去や
改ざんが困難であり、検出は比較的容易に、かつ正確に
行うことができるが、前述のように、スペクトラム拡散
信号の重畳/非重畳パターンによって、複製制御情報を
伝送したり、予め決められた区間ごとのスペクトラム拡
散信号の重畳/非重畳の別により追加付加情報を伝送す
る。
【0159】このため、単にスペクトラム拡散信号を検
出下だけではその意味や内容を判別することができない
ので、映像信号が伝送される過程で、映像信号に重畳さ
れている複製制御情報や追加付加情報が知られることも
なく、確実かつ正確に映像信号に複製制御情報と追加付
加情報とを重畳して伝送することができる。
【0160】また、映像信号に重畳された複製制御情報
や追加付加情報を除去したり改ざんしようとする場合に
は、複製制御情報を伝送するための重畳/非重畳パター
ン毎、1つの追加付加情報を構成する複数区間毎に行わ
なければならなくなり、除去や改ざんなどの不正な行為
に対する強度を強くすることができる。すなわち、映像
信号にスペクトラム拡散信号により重畳される複製制御
情報、追加付加情報の信頼性を向上させることができ
る。
【0161】なお、この第1の実施の形態においては、
スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パターンにより複
製制御情報を伝送し、スペクトラム拡散信号の重畳/非
重畳の区間により1ビットの情報を表わすようにして追
加付加情報を伝送するようにした。しかし、スペクトラ
ム拡散信号の重畳/非重畳により情報を伝送するのでは
なく、スペクトラム拡散信号をそのまま重畳する区間
と、位相を反転させて重畳する区間とのスペクトラム拡
散信号の反転/非反転により情報を伝送するようにする
ことができる。
【0162】例えば、前述した8ビットの情報からなる
アトリビュートパターンに対応する情報に基づいて、こ
のアトリビュートパターンに対応する情報の8ビットの
情報のうち、「1」であるビットは、スペクトラム拡散
信号をそのまま重畳し、「0」であるビットは、スペク
トラム拡散信号の位相を反転させて重畳するようにす
る。
【0163】これにより、スペクトラム拡散信号の反転
/非反転パターンによりアトリビュートパターンを表
し、このスペクトラム拡散信号の反転/非反転のパター
ンによって、複製制御情報を伝送するようにすることが
できる。
【0164】同様にして、追加付加情報についても、追
加付加情報を構成する8ビットに情報のうち、「1」で
あるビットに対応する区間には、スペクトラム拡散信号
をそのまま重畳し、「0」であるビットに対応する区間
には、スペクトラム拡散信号の位相を反転させて重畳す
るようにし、このスペクトラム拡散信号の反転/非反転
の区間によって1ビットの情報を表すことによって、追
加付加情報をも伝送することができる。
【0165】このように、映像信号に重畳するスペクト
ラム拡散信号の反転/非反転により情報を伝送するよう
にする場合には、図1を用いて前述した映像信号記録装
置の第1のパターン切り換え部8、第1のパターン切り
換え部9において、複製制御情報用パターン発生部6、
追加付加情報用パターン発生部7からのパターン情報に
基づいて、スペクトラム拡散信号の反転/非反転を制御
するようにすればよい。
【0166】また、映像信号に重畳されたスペクトラム
拡散信号の反転/非反転の区間を判別する図5に示した
映像信号再生装置においては、WMデコード部26の第
1の逆拡散部262、第2の逆拡散部263からの検出
出力は、非反転区間においてはプラス(+)、反転区間
においては、マイナス(−)となるので、この検出出力
の符号に基づいて、スペクトラム拡散信号の反転/非反
転の区間を判別することができる。
【0167】このように、映像信号に対して、スペクト
ラム拡散信号をそのまま重畳する区間と、反転させて重
畳する区間とを生じるようにした場合には、スペクトラ
ム拡散信号をそのまま重畳する区間と、位相を反転させ
て重畳する区間とのスペクトラム拡散信号のレベル差
を、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳を行うように
した場合に比べ大きくとることができる。
【0168】これにより、スペクトラム拡散信号の反転
/非反転を行うようにした場合には、映像信号に重畳さ
れるスペクトラム拡散信号が映像信号から受ける影響を
少なくすることができ、より確実にスペクトラム拡散信
号の伝送、検出を行うことができる。
【0169】[第2の実施の形態] [映像信号記録装置について]図7は、この第2の実施
の形態の映像信号記録装置を説明するためのブロック図
である。この第2の実施の形態の映像信号記録装置は、
第1の実施の形態の映像信号記録装置と同様に、映像信
号をDVD100に記録するものである。
【0170】しかし、前述した第1の実施の形態の映像
信号記録装置が、図3に示したように、複製制御情報を
伝送するためのスペクトラム拡散信号と、追加付加情報
を伝送するためのスペクトラム拡散信号とを、映像信号
に対して同じ時間、同じ周波数内に重ね合わせるように
して伝送するのに対し、この第2の実施の形態の映像信
号記録装置は、図8に示すように、複製制御情報を伝送
するためのスペクトラム拡散信号と、追加付加情報を伝
送するためのスペクトラム拡散信号とを、映像信号に対
して時分割的に交互に重畳して伝送するようにしたもの
である。
【0171】以下、この第2の実施の形態の映像信号記
録装置について説明する。この第2の実施の形態の映像
信号記録装置は、タイミング制御部16と、スイッチ回
路17とが、図1に示した第1の実施の形態の映像信号
記録装置と異なる。その他の部分は、図1に示した映像
信号記録装置と同様に構成されたものである。このた
め、この図7に示す第2の映像信号記録装置において、
図1を用いて前述した第1の実施の形態の映像信号記録
装置と同様に構成される部分には、同じ参照符号を付
し、詳しい説明については省略する。
【0172】この第2の実施の形態の映像信号記録装置
は、前述した第1の実施の形態の映像信号記録装置と同
様に、複製制御情報をスペクトラム拡散信号の重畳/非
重畳のパターンにより伝送するようにするとともに、追
加付加情報をもスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の
区間を利用して伝送するようにする。
【0173】この場合、この第2の実施の形態に映像信
号記録装置は、図8に示すように、複製制御情報を伝送
するためのスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パター
ンと、追加付加情報を伝送するためのスペクトラム拡散
信号の重畳/非重畳が制御された複数の区間からなる区
間群とが、交互に映像信号に重畳される。
【0174】そして、この第2の実施の形態において
は、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の1区間を5
フレームとすると、複製制御情報は、3区間(15フレ
ーム)の重畳/非重畳パターンによって伝送するように
される。また、追加付加情報は、この第2の実施の形態
においても8ビットの情報であり、1区間を5フレーム
とし、8区間(40フレーム)によって伝送するように
される。
【0175】ここで、前述の第1の実施の形態の場合と
異なり、複製制御情報が、3区間の重畳/非重畳パター
ンで表すことができるのは、複製制御情報を伝送するた
めの重畳/非重畳パターンと、追加付加情報を伝送する
ための区間群とを映像信号に対して同じ時間に重畳しな
いので、これらのデータ長を合わせる必要がないからで
ある。
【0176】そして、この実施の形態のタイミング制御
部16は、入力端子1を通じて供給される映像信号から
検出した垂直同期タイミング信号Vと、水平同期タイミ
ング信号Hとを検出し、この垂直同期タイミング信号V
と、水平同期タイミング信号Hとを基準信号として用い
て、リセット信号RE、区間信号KS、PNクロック信
号PNCLKを形成するとともに、第1のPN符号発生
部4用のイネーブル信号EN1、第2のPN符号発生部
5用のイネーブル信号EN2、および、複製制御情報を
伝送するためのスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パ
ターンと、追加付加情報を伝送するための区間群との切
り換えタイミングを示す切り換えタイミング信号TSを
形成する。
【0177】ここで、第1のPN符号発生部4用のイネ
ーブル信号EN1は、複製制御情報を伝送するためのス
ペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パターンの重畳区間
においてのみ、第1のPN発生部4、複製制御情報用パ
ターン発生部6を動作状態にする信号であり、この第2
の実施の形態においては、40フレームおきに15フレ
ームの間、第1のPN発生部4、複製制御情報用パター
ン発生部6を動作させるようにする信号である。
【0178】なお、この第2の実施の形態においては、
複製制御情報、追加付加情報の順で交互に映像信号に重
畳するようにするため、イネーブル信号EN1は、DV
Dに記録する映像信号の先頭から15フレームにおいて
は、第1のPN発生部4を動作可能にし、その後、40
フレームおきに15フレームの間、第1のPN発生部4
を動作させるようにするものである。
【0179】また、第2のPN符号発生部5用のイネー
ブル信号EN2、追加付加情報を伝送するための区間群
の重畳区間においてのみ、第2のPN発生部5、追加付
加情報用パターン発生部7を動作状態にする信号であ
り、この第2の実施の形態においては、15フレームお
きに40フレームの間、第2のPN発生部5、追加付加
情報用パターン発生部7を動作させるようにする信号で
ある。
【0180】そして、リセット信号RE、イネーブル信
号EN1、クロック信号PNCLKは、第1のPN符号
発生部4に供給され、リセット信号RE、イネーブル信
号EN2、クロック信号PNCLKは、第2のPN符号
発生部5に供給される。また、イネーブル信号EN1、
区間信号KSは、複製制御情報用パターン発生部6に供
給され、イネーブル信号EN2、区間信号KSは、追加
付加情報用パターン発生部7に供給される。
【0181】これにより、第1のPN発生部4は、重畳
/非重畳パターンの重畳区間においてのみ、1フレーム
毎にリセットされるPN符号列PS1を発生させ、これ
を第1のパターン切り換え部8に供給する。また、第2
のPN発生部5は、追加付加情報を伝送するための区間
群の重畳区間においてのみ、1フレーム毎にリセットさ
れるPN符号列PS2を発生させ、これを第2のパター
ン切り換え部9に供給する。
【0182】一方、この第2の実施の形態において、複
製制御情報用パターン発生部8には、スペクトラム拡散
信号の重畳を「1」、非重畳を「0」として表すと、4
つの複製制御状態に対応するアトリビュートパターン
は、次のように予め定められている。
【0183】すなわち、この第2の実施の形態において
は、複製禁止を示すアトリビュートパターンは、「10
0」とされ、1回複製可を示すアトリビュートパターン
は、「101」とされる。また、これ以上の複製禁止を
示すアトリビュートパターンは、「110」とされ、ま
た、複製自由を示すアトリビュートパターンは、「01
0」とされる。
【0184】そして、このようなアトリビュートパター
ンに対応する3ビットの情報が、アトリビュートパター
ンを指示する情報として、コントロール部15から複製
制御情報用パターン発生部6に供給される。
【0185】複製制御情報用パターン発生部6は、コン
トロール部15からのアトリビュートパターンを指示す
る情報と、タイミング制御部16からのイネーブル信号
EN1と、区間信号KSとに基づいて、重畳/非重畳パ
ターンの重畳区間においてのみ、5フレームを1区間と
し、3区間(15フレーム)を繰り返し周期とするPN
符号列PS1の重畳/非重畳パターンを決めるためのア
トリビュートパターンを発生させ、これを第1のパター
ン切り換え部8に供給する。
【0186】図9は、この第2の実施の形態において、
複製制御情報用パターン発生部6において発生するよう
にされるアトリビュートパターンを説明するための図で
ある。複製制御情報用パターン発生部6は、コントロー
ル部15からのアトリビュートパターンを指示する情報
が、複製禁止を示す「100」であるときには、図9A
に示すように、アトリビュートパターンを構成する最初
の1区間(5フレーム)はハイレベル、以降の2区間
(10フレーム)はローレベルとなる15フレーム周期
のアトリビュートパターンを発生させる。
【0187】また、コントロール部15からのアトリビ
ュートパターンを指示する情報が、1回複製可を示す
「101」であるときには、図9Bに示すように、アト
リビュートパターンを構成する最初の1区間(5フレー
ム)はハイレベル、次の1区間(5フレーム)はローレ
ベル、次の1区間(5フレーム)はハイレベルとなる1
5フレーム周期のアトリビュートパターンを発生させ
る。
【0188】また、コントロール部15からのアトリビ
ュートパターンを指示する情報が、これ以上の複製禁止
を示す「110」であるときには、図9Cに示すよう
に、アトリビュートパターンを構成する最初の2区間
(10フレーム)はハイレベル、次の1区間(5フレー
ム)はローレベルとなる15フレーム周期のアトリビュ
ートパターンを発生させる。
【0189】また、コントロール部15からのアトリビ
ュートパターンを指示する情報が、これ複製自由を示す
「010」であるときには、図9Dに示すように、最初
の1区間(5フレーム)はローレベル、次の1区間(5
フレーム)はハイレベル、次の1区間(5フレーム)は
ローレベルとなる15フレーム周期のアトリビュートパ
ターンを発生させる。
【0190】そして、第1のパターン切り換え部8は、
複製制御情報用パターン発生部6からのアトリビュート
パターンに基づいて、このアトリビュートパターンがハ
イレベルの区間においては、PN符号列PS1を出力
し、ローレベルの区間においては、PN符号列PS1を
出力しないように切り換える。これにより、アトリビュ
ートパターンに応じて、PN符号列PS1の重畳/非重
畳パターンが形成され、切り換え回路17の一方の入力
端に供給される。
【0191】一方、追加付加情報用パターン発生部7
は、コントロール部15からの追加付加情報と、タイミ
ング制御部3からの区間信号KSとに基づいて、追加付
加情報を伝送するための区間群の重畳区間においての
み、PN符号列PS2の重畳/非重畳を制御する単位区
間(電子透かし情報の重畳/非重畳の区間)を5フレー
ム、重畳周期を40フレーム周期とするPN符号列2の
重畳/非重畳を指示する指示信号を形成する。
【0192】そして、追加付加情報パターン発生部7
は、イネーブル信号EN2により示される追加付加情報
を伝送するための区間群の重畳区間においてのみ、コン
トロール部15からの追加付加情報に応じて、追加付加
情報の「1」のビットに対応する1区間(5フレーム)
においては、ハイレベル、「0」のビットに対応する1
区間(5フレーム)においては、ローレベルとなる指示
信号を形成する。この指示信号は、第2のパターン切り
換え部9に供給される。
【0193】そして、第2のパターン切り換え部9は、
追加付加情報用パターン発生部7からの指示信号に基づ
いて、この指示信号がハイレベルの区間においては、P
N符号列PS2を出力し、ローレベルの区間において
は、PN符号列PS2を出力しないように切り換える。
これにより、追加付加情報に対応する指示信号に応じ
て、PN符号列PS2の重畳/非重畳が制御されたPN
符号列PS2が、切り換え回路17の他方の入力端に供
給される。
【0194】切り換え回路17は、タイミング制御部1
6からの切り換えタイミング信号TSにより、重畳/非
重畳パターンの重畳区間においては、第1のパターン切
り換え部8からのPN符号列PS1による重畳/非重畳
パターンを出力するように切り換えられ、追加付加情報
を伝送するための区間群の重畳区間においては、第2の
パターン切り換え部9からの1区間(5フレーム)毎に
重畳/非重畳が制御されたPN符号列PS2を出力する
ように切り換えられる。
【0195】これにより、WM重畳部2には、重畳/非
重畳パターンの重畳区間においては、第1のパターン切
り換え部8からのPN符号列PS1による重畳/非重畳
パターンが供給され、追加付加情報を伝送するための区
間群の重畳区間においては、第2のパターン切り換え部
9からの1区間(5フレーム)毎に重畳/非重畳が制御
された、追加付加情報を伝送するためのPN符号列PS
2が供給される。
【0196】したがって、WM重畳部2には、複製制御
情報を伝送するためのPN符号列PS1の3区間(15
フレーム)にわたる重畳/非重畳パターンと、追加付加
情報を伝送するために、各区間毎に重畳/非重畳が制御
された8区間(40フレーム)にわたるPN符号列PS
2が交互に供給され、図8に示したように、これらが、
入力端子1を通じて供給された映像信号に交互に重畳さ
れる。
【0197】このように、この第2の実施の形態の映像
信号記録装置においても、複製制御情報をスペクトラム
信号の重畳/非重畳パターンにより伝送し、追加付加情
報を、予め決められた区間毎のスペクトラム拡散信号の
重畳/非重畳の別によって伝送することができるように
している。
【0198】この場合においても、単に、映像信号に重
畳されたスペクトラム拡散信号を検出しただけでは、そ
のスペクトラム拡散信号により伝送するようにされた複
製制御情報や追加付加情報の意味や内容を判別すること
ができないので、複製制御情報および追加付加情報を確
実に相手先となる装置に提供することができるようにさ
れる。
【0199】[映像信号再生装置について]次に、図7
を用いて前述した映像信号記録装置により映像信号が記
録されたDVD100から映像信号を再生して出力する
この第2の実施の形態の映像信号再生装置について説明
する。
【0200】この第2の実施の形態においても、複製制
御情報は、PN符号列PS1の重畳/非重畳パターンに
より、追加付加情報は、PN符号列PS2の重畳/非重
畳が制御された区間群により伝送するようにされる。
【0201】このため、この再生装置においても、PN
符号列PS1、PS2の映像信号への重畳時と同じタイ
ミングで、PN符号列PS1、PS2を発生させ、これ
らを逆拡散用の拡散符号として用いて逆拡散を行うこと
により、PN符号列PS1、PS2とを検出し、複製制
御情報を伝送するためのPN符号列PS1の重畳/非重
畳パターンと、追加付加情報を検出することができる。
【0202】しかし、この第2の実施の形態において
も、逆拡散時において、即座に、複製制御情報を伝送す
るためのPN符号列PS1の重畳/非重畳パターンの先
頭から逆拡散用のPN符号列PS1を発生させ、追加付
加情報を伝送するためのPN符号列PS2の重畳/非重
畳が制御された区間群の先頭から逆拡散用のPN符号列
PS2を発生させることは難しい。
【0203】このため、この第2の実施の形態において
も、まず、複製制御情報を伝送するためのPN符号列P
S1の重畳/非重畳パターンを判別し、その重畳/非重
畳パターンがどの複製制御状態を示しているかを判定す
ることができたときに、映像信号に重畳されているPN
符号列PS1と、この第2の実施の形態の映像信号再生
装置で発生させる逆拡散用のPN符号列PS1との同期
があったものと判断する。
【0204】そして、複製制御情報を伝送するためのP
N符号列PS1の重畳/非重畳パターンに続き、追加付
加情報を伝送するためのPN符号列PS2の重畳/非重
畳が制御された区間群が重畳されていると判断して、そ
の重畳/非重畳パターンの直後からの映像信号に対し
て、逆拡散用のPN符号PS2により逆拡散を行って得
られる検出出力に基づいて、PN符号列PS2の重畳/
非重畳を判別し、追加付加情報を確実に検出するように
している。以下、この第2の実施の形態の映像信号再生
装置について説明する。
【0205】この第2の実施の形態の映像信号再生装置
は、図5を用いて前述した第1の実施の形態の映像信号
再生装置とほぼ同様に構成されるものであるが、WMデ
コード部26が、この第2の実施の形態の映像信号再生
装置と、前述した第1の実施の形態の映像信号再生装置
とでは異なる。
【0206】そこで、この第2の実施の形態の再生装置
のWMデコード部26について説明し、図5に示した第
1の実施の形態の映像信号再生装置と同様に構成される
部分についての説明は省略する。
【0207】図10は、この第2の実施の形態の映像信
号再生装置のWMデコード部26を説明するためのブロ
ック図である。この図10に示すWMデコード部26に
おいては、図6に示した第1の実施の形態のWMデコー
ド部26と同様に構成される部分については、同じ参照
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0208】前述したように、この第2の実施の形態の
映像信号記録装置の場合には、映像信号に対して、重畳
/非重畳パターンの重畳区間と、追加付加情報を伝送す
るための区間群の重畳区間とが時分割的に交互に重畳さ
れている。また、重畳/非重畳パターンの重畳区間長
は、3区間(15フレーム)であり、追加付加情報の重
畳区間長は、8区間(40フレーム)であるというよう
に異なっている。
【0209】このため、この第2の実施の形態の映像信
号再生装置のWMデコード部26においては、前述した
第2の実施の形態の映像信号記録装置において、2つの
イネーブル信号EN1、EN2とを用いたように、重畳
/非重畳パターンの重畳区間を示すタイミング信号や、
追加付加情報を伝送するための区間群の重畳区間を示す
タイミング信号を用いて、複製制御情報を伝送するため
の重畳/非重畳パターンの判定、追加付加情報の検出を
正確に行うようにしている。
【0210】つまり、この第2の実施の形態において、
WMデコード部26のタイミング制御部269は、前述
した第2の実施の形態の映像信号記録装置のタイミング
制御部16と同様に構成されたものであり、映像信号か
ら垂直同期タイミング信号V、水平同期タイミング信号
Hを検出する。
【0211】そして、垂直同期タイミング信号Vと、水
平同期タイミング信号Hとを基準信号として用いて、映
像信号に対して、前述した映像信号記録装置のタイミン
グ制御部16により形成され各タイミング信号と同じタ
イミングを提供する各タイミング信号を形成する。
【0212】つまり、タイミング制御部269は、前述
の映像信号記録装置のタイミング制御部3と同様に、リ
セット信号RE、区間信号KS、PNクロック信号PN
CLK、イネーブル信号EN1、イネーブル信号EN2
を形成する。そして、タイミング制御部269は、リセ
ット信号RE、PNクロック信号PNCLK、イネーブ
ル信号EN1を第1のPN発生部264に供給し、リセ
ット信号RE、PNクロック信号PNCLK、イネーブ
ル信号EN2を第2のPN発生部265に供給する。
【0213】また、タイミング制御部269は、区間信
号KS、イネーブル信号EN1を複製制御情報用パター
ン発生部266に供給し、区間信号KS、イネーブル信
号EN2を追加付加情報パターン検出部268に供給す
る。
【0214】これにより、第1のPN発生部264は、
イネーブル信号EN1により示される重畳/非重畳パタ
ーンの重畳区間においてのみ、リセット信号RE、PN
クロック信号PNCLKに基づいて、1フレーム毎にリ
セットされるPN符号列PS1を発生させ、これを第1
の逆拡散部262に供給する。
【0215】同様に、第2のPN発生部265は、イネ
ーブル信号EN2により示される追加付加情報を伝送す
るための区間群の重畳区間においてのみ、リセット信号
RE、PNクロック信号PNCLKに基づいて、1フレ
ーム毎にリセットされるPN符号列PS2を発生させ、
これを第2の逆拡散部262に供給する。
【0216】第1の逆拡散部262は、供給された映像
信号に対して、PN符号列PS1を逆拡散用の拡散符号
として用いて逆拡散を行い、その検出出力を複製制御情
報パターン判別部267に供給する。前述もしたよう
に、第1の逆拡散部262からの検出出力は、PN符号
列PS1が重畳されている区間からは高レベル、PN符
号列PS1が重畳されていない区間からは低レベルとな
る信号である。
【0217】同様に、第2の逆拡散部263は、供給さ
れた映像信号に対して、PN符号列PS2を逆拡散用の
拡散符号として用いて逆拡散を行い、その検出出力を追
加付加情報パターン検出部268に供給する。この場合
も、前述もしたように、第2の逆拡散部263からの検
出出力は、PN符号列PS2が重畳されている区間から
は高レベル、PN符号列PS2が重畳されていない区間
からは低レベルとなる信号である。
【0218】また、複製制御情報用パターン発生部26
6は、コントロール部30からの情報と、タイミング制
御部261からのイネーブル信号EN1と、区間信号K
Sとに基づいて、重畳/非重畳パターンの重畳区間にお
いてのみ、PN符号列PS1の重畳/非重畳パターンを
判別するためのパターン情報を形成し、これを複製制御
情報パターン判別部267に供給するようにする。
【0219】この場合、コントロール部30から複製制
御情報用パターン発生部266に供給される情報は、映
像信号記録装置においてコントロール15から複製制御
情報用パターン発生部6に供給されたアトリビュートパ
ターンを指示する情報と同じ情報である。
【0220】この第2の実施の形態においては、複製禁
止を示すアトリビュートパターンに対応する情報である
「100」と、1回複製可を示すアトリビュートパター
ンに対応する情報である「101」と、これ以上の複製
禁止を示すアトリビュートパターンに対応する情報であ
る「110」と、複製自由を示すアトリビュートパター
ンを示す情報である「010」とがコントロール部30
から複製制御情報用パターン発生部266に供給され
る。
【0221】そして、複製制御情報用パターン発生部2
66は、図9を用いて前述した、複製禁止を示すアトリ
ビュートパターン(図9A)、1回複製可を示すアトリ
ビュートパターン(図9B)、これ以上の複製禁止を示
すアトリビュートパターン(図9C)、複製自由を示す
アトリビュートパターン(図9D)のそれぞれを形成
し、これらをPN符号列PS1の重畳/非重畳パターン
を判別するためのパターン情報として複製制御情報パタ
ーン判別部267に供給する。
【0222】そして、第1の実施の形態の映像信号再生
装置の場合と同様に、複製制御情報パターン判別部26
7は、第1の逆拡散部からの検出出力と、複製制御情報
パターン発生部266からのアトリビュートパターンと
を比較し、PN符号列PS1の重畳/非重畳パターンと
一致するアトリビュートパターンを判別し、その判別し
たアトリビュートパターンは、どの複製制御状態を示し
ているかを判定し、この判定結果をコントロール部30
に供給する。
【0223】また、複製制御情報パターン判別部267
は、映像信号に重畳されているPN符号列PS1の重畳
/非重畳パターンと一致するアトリビュートパターンを
判別した場合には、判別したことを追加付加情報パター
ン検出部268に通知する。これにより、追加付加情報
パターン検出部268は、重畳/非重畳パターンが検出
されて、次に追加付加情報が重畳されていることを検知
する。
【0224】また、この第2の実施の形態の映像信号再
生装置においても、複製制御情報パターン判別部267
は、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の1区間を5
フレームとし、15フレームに渡ってパターン判別を行
っても、映像信号に重畳されているPN符号列PS1の
重畳/非重畳パターンと一致するアトリビュートパター
ンが判別できないときは、これをタイミング制御部26
9に通知する。
【0225】これにより、タイミング制御部269は、
区間信号KSを1フレームずらし、PN符号列PS1の
重畳/非重畳パターンの繰り返し周期をずらすようにし
て、PN符号列PS1の重畳/非重畳パターンの繰り返
し周期と、この第2の実施の形態の映像信号再生装置に
おいて形成されるPN符号列PS1の重畳/非重畳パタ
ーンの繰り返し周期との同期を合わせるようにする。
【0226】そして、追加付加情報パターン検出部26
8は、上述したように、複製制御情報パターン判定部2
67からの情報に基づいて、PN符号列PS1の重畳/
非重畳パターンが判定されたことを検知すると、第2の
逆拡散部263からの検出出力と、タイミング制御部2
61からのイネーブル信号EN2と、区間信号KSとに
基づいて、PN符号列PS2の重畳/非重畳の区間を検
出する。そして、PN符号列PS2が重畳されている区
間は「1」、重畳されていない区間は「0」とする情報
を形成し、これをコントロール部30に供給する。
【0227】つまり、この第2の実施の形態の映像信号
再生装置において、WMデコード部26は、PN符号列
PS1の重畳/非重畳パターンを追加付加情報を検出す
るための同期信号として用いて、追加付加情報を検出す
ることができるようにされる。
【0228】そして、この第2の実施の形態において
も、追加付加情報パターン検出部268は、PN符号列
PS2が重畳されている区間(5フレーム)を検出した
ときには「1」、PN符号列PS2が重畳されていない
区間(5フレーム)を検出したときには「0」をコント
ロール部30に供給する。これにより、コントロール3
0には、1区間を5フレームとし、8区間(40フレー
ム)で表すようにされた8ビットの追加付加情報が供給
される。
【0229】このように、コントロール部30は、PN
符号列PS1の重畳/非重畳パターンにより伝送するよ
うにされた複製制御情報と、PN符号列PS2の重畳/
非重畳の区間により1ビットの情報が表わされ、全体で
8ビットの情報の追加付加情報とを得ることができるよ
うにされる。
【0230】このように、この第2の実施の形態におい
ては、複製制御情報と、追加付加情報とを映像信号に対
し、時分割的に交互にスペクトラム拡散信号として重畳
して伝送することができる。そして、複製制御情報は、
スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パターンにより伝
送するようにされ、追加付加情報は、スペクトラム拡散
信号の重畳/非重畳の単位区間、この第2の実施の形態
においては連続する5フレームの区間のスペクトラム拡
散信号の重畳/非重畳の別により1ビットの情報を表わ
すようにし、複数ビットの追加付加情報を伝送すること
ができる。
【0231】そして、前述のように、この第2の実施の
形態においても、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳
パターンによって、複製制御情報を伝送したり、予め決
められた区間ごとのスペクトラム拡散信号の重畳/非重
畳の別により追加付加情報を伝送する。
【0232】このため、単にスペクトラム拡散信号を検
出しただけではその意味や内容を判別することができな
いので、映像信号が伝送される過程で、映像信号に重畳
されている複製制御情報や追加付加情報が知られること
もなく、確実かつ正確に映像信号に複製制御情報と追加
付加情報とを重畳して伝送することができる。
【0233】この第2の実施の形態においても、映像信
号に重畳された複製制御情報や追加付加情報を除去した
り改ざんしようとする場合には、複製制御情報を伝送す
るための重畳/非重畳パターン毎、1つの追加付加情報
を構成する複数区間毎に行わなければならなくなり、除
去や改ざんなどの不正な行為に対する強度を強くするこ
とができる。すなわち、映像信号にスペクトラム拡散信
号により重畳される複製制御情報、追加付加情報の信頼
性を向上させることができる。
【0234】なお、この第2の実施の形態においては、
重畳/非重畳パターンの重畳区間と、追加付加情報の重
畳区間とを交互に近接するようにして映像信号に重畳す
るようにしたが、これに限るものではない。例えば、1
つの重畳/非重畳パターンの重畳区間と、他の重畳/非
重畳パターンの重畳区間との間に設けられる追加付加情
報の重畳区間を、前後の重畳/非重畳パターンの重畳区
間との間に何も重畳されない区間を設けるようにしても
よい。
【0235】例えば、重畳/非重畳パターンの重畳区間
と、追加付加情報の重畳区間との間に数フレーム分の間
をあけるようにしてもよい。このような場合には、タイ
ミング制御部269において形成するイネーブル信号E
N2などのタイミング信号を重畳/非重畳パターンの重
畳区間と、追加付加情報を伝送するための区間群の重畳
区間との間に設けられるいわゆるインターバルの区間を
も考慮して形成するようにすればよい。
【0236】もちろん、追加付加情報を伝送するための
区間群の重畳区間を挟む、前後のいずれか一方の重畳/
非重畳パターンの重畳区間と、追加付加情報の重畳区間
との間に間隔を開けるようにしてもよい。
【0237】また、この第2の実施の形態においても、
前述したように、スペクトラム拡散信号をそのまま重畳
する区間と、位相を反転する区間とのスペクトラム拡散
信号の反転/非反転により情報を伝送するようにするこ
とができる。
【0238】また、この第2の実施の形態においては、
複製制御情報を伝送するためのPN符号列と、追加付加
情報を伝送するためのPN符号列は、それぞれ系列のこ
となるものを用いるようにした。しかし、同じPN符号
列を用いるようにしてもよい。
【0239】[第3の実施の形態]前述した第2の実施
の形態の映像信号記録装置は、図8に示したように、複
製制御情報を伝送するためのスペクトラム拡散信号と、
追加付加情報を伝送するためのスペクトラム拡散信号と
を、映像信号に対して時分割的に交互に重畳して伝送す
るようにした。
【0240】しかし、追加付加情報をそれ程頻繁に映像
信号に重畳しなくてもよいという場合もある。追加付加
情報は、前述したように著作権情報などの情報であり、
複製制御情報のように記録装置や再生装置の制御に関す
る情報でないためである。
【0241】この第3の実施の形態においては、前述し
た第1、第2の実施の形態の場合と同様に、複製制御情
報はスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パターンによ
って、また、追加付加情報はスペクトラム拡散信号の予
め決められた区間の重畳/非重畳の別によって伝送する
ようにするが、追加付加情報は、必要に応じて、映像信
号に重畳するようにする。
【0242】例えば、複製制御情報を伝送するためのス
ペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パターンを複数回重
畳する毎に追加付加情報を伝送するための区間群を1回
重畳するようにしたり、また、例えば、複製制御情報を
伝送するためのスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パ
ターンを3回重畳した後に、追加付加情報を伝送するた
めの区間群を1回重畳し、その後、複製制御情報を伝送
するためのスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パター
ンを5回重畳して、追加付加情報を伝送するための区間
群を1回重畳するというように、予め決められたタイミ
ングで、追加付加情報を伝送するための区間群を映像信
号に重畳するようにする。
【0243】この場合、特に、追加付加情報を伝送する
ための区間群がランダムなタイミングで映像信号に重畳
するようにされた場合には、これを確実に検出すること
は難しくなる。そこで、この第3の実施の形態において
は、図11に示すように、追加付加情報を伝送するため
の区間群を重畳する前に、次には、追加付加情報が重畳
されていることを示す複製制御情報用の特定の重畳/非
重畳パターンを重畳するようにする。
【0244】すなわち、図11に示すように、通常は、
複製制御情報を伝送するための通常複製制御情報用重畳
/非重畳パターン(以下、通常重畳/非重畳パターンと
いう。)で複製制御情報を伝送するようにし、追加付加
情報を重畳する直前においては、追加付加情報前複製制
御情報用重畳/非重畳パターン(以下、追加付加情報前
重畳/非重畳パターンという。)で複製制御情報を伝送
するようにする。
【0245】この第1の実施の形態において、通常重畳
/非重畳パターンは、図2に示したアトリビュートパタ
ーンに応じたパターンであり、追加付加情報前重畳/非
重畳パターンは、図12に示すアトリビュートパターン
に応じたパターンである。したがって、通常重畳/非重
畳パターンを8ビットの2進数で表せば、図2に示した
ように、複製禁止を示す重畳/非重畳パターンは、「1
0000000」であり、これ以上の複製禁止を示す重
畳/非重畳パターンは、「10101010」である。
また、これ以上の複製禁止を示す重畳/非重畳パターン
は、「11001100」であり、複製自由を示す重畳
/非重畳パターンは、「11110000」である。
【0246】これに対し、追加付加情報前重畳/非重畳
パターンを8ビットの2進数で表せば、図12に示すよ
うに、複製禁止を示す重畳/非重畳パターンは、「11
101110」であり、これ以上の複製禁止を示す重畳
/非重畳パターンは、「10001000」である。ま
た、これ以上の複製禁止を示す重畳/非重畳パターン
は、「11100000」であり、複製自由を示す重畳
/非重畳パターンは、「11111000」である。
【0247】このように、複製制御情報を伝送するため
の重畳/非重畳パターンを定めたのは、検出時におい
て、複製制御情報を伝送するための重畳/非重畳パター
ンの誤検出を防止するためである。つまり、検出時の同
期があっていない場合に、複製制御情報を伝送するため
の重畳/非重畳パターンと同じパターンが発生しないよ
うにしている。
【0248】また、この第3の実施の形態においても、
第1、第2の実施の形態の場合と同様に、スペクトラム
拡散信号の重畳/非重畳の1区間の大きさは5フレーム
であり、8区間(40フレーム)周期で、1つの複製制
御情報を伝送するようにしている。また、追加付加情報
についても、重畳/非重畳の1区間(単位区間)は、5
フレームであり、8区間(40フレーム)周期で8ビッ
トの情報を伝送するようにしている。
【0249】そして、図11に示したように、追加付加
情報を予め決められたタイミングで映像信号に重畳する
ようにし、その直前に追加付加情報前重畳/非重畳パタ
ーンを重畳するようにするこの第3の実施の形態の映像
信号記録装置は、図7を用いて前述した第2の実施の形
態の映像信号記録装置とほぼ同様に構成することができ
るが、複製制御情報用パターン発生部6が図13に示す
ように構成され、タイミング制御部6において、追加付
加情報重畳前の複製制御情報の重畳/非重畳パターンの
重畳区間の開始および終了を示すタイミング信号を形成
するようにされたものである。
【0250】この場合、タイミング制御部6は、例えば
コントロール部15から追加付加情報の重畳タイミング
を指示する情報の提供を受けるなどして、例えば、垂直
同期タイミング信号Vによって定められる映像信号に対
する追加付加情報の重畳位置を保持しておくようにする
ことにより、垂直同期タイミング信号Vに基づいて、追
加付加情報前重畳/非重畳パターンの開始および終了を
示すタイミング信号を形成することができる。
【0251】そこで、この第3の実施の形態の映像信号
記録装置は、図7に示すように構成されるものとし、そ
の複製制御情報用パターン発生部6が、図13に示すよ
うに構成されたものとして説明する。
【0252】図13に示すように、この第3の実施の形
態の映像信号記録装置において、複製制御情報用パター
ン発生部6は、通常パターン発生部61と、追加付加情
報パターン発生部62と、スイッチ回路63とを備えて
いる。
【0253】通常パターン発生部61と、追加付加情報
パターン発生部62とには、コントロール部15からの
アトリビュートパターンに対応する8ビットの情報が供
給される。例えば、DVDに記録する映像信号が複製禁
止の映像信号である場合には、通常パターン発生部61
には、アトリビュートパターンに対応する情報として、
「10000000」という情報が供給され、追加付加
情報パターン発生部62には、アトリビュートパターン
に対応する情報として、「11101110」という情
報が供給される。
【0254】そして、通常パターン発生部61は、タイ
ミング制御部3からの区間信号KSに基づいて、図2に
示したようなアトリビュートパターンを発生させ、これ
をスイッチ回路63の一端に供給し、通常パターン発生
部62は、タイミング制御部3からの区間信号KSに基
づいて、図12に示したようなアトリビュートパターン
を発生させ、これをスイッチ回路63の他端に供給す
る。
【0255】このスイッチ回路63は、タイミング制御
部3からの追加付加情報重畳前の複製制御情報の重畳/
非重畳パターンの重畳区間の開始および終了を示すタイ
ミング信号により切り換えられる。そして、図11に示
したように、追加付加情報が重畳される直前には、追加
付加情報パターン発生部62からのアトリビュートパタ
ーンが、第1のパターン切り換え部8に供給され、映像
信号に追加付加情報前重畳/非重畳パターンが映像信号
に重畳され、その後に追加付加情報を伝送するための区
間群が重畳するようにされる。
【0256】そして、図11に示したように、複製制御
情報を伝送するための重畳/非重畳パターンと、追加付
加情報を伝送するための区間群が重畳された映像信号か
ら、複製制御情報、追加付加情報を検出するこの第3の
実施の形態の映像信号再生装置は、図10に示した第2
の実施の形態のWMデコード部26を有する映像信号再
生装置と同様に構成することができる。
【0257】そして、この第3の実施の形態の映像信号
再生装置の場合には、追加付加情報前重畳/非重畳パタ
ーンを判別することができなければならない。このた
め、複製制御情報用パターン発生部266には、図12
を用いて前述したような、追加付加情報前重畳/非重畳
パターンを発生させるためのアトリビュートパターンに
対応する情報がコントロール部30から供給される。
【0258】そして、複製制御情報用パターン発生部2
66は、通常重畳/非重畳パターンに対応するアトリビ
ュートパターンとともに、追加付加情報前重畳/非重畳
パターンに対応するアトリビュートパターンが、複製制
御情報パターン判定部267に供給される。
【0259】これにより、複製制御情報パターン発生部
267においては、映像信号に重畳されている追加付加
情報前重畳/非重畳パターンの判別もできるようにさ
れ、この追加付加情報前重畳/非重畳パターンを判別し
たときに、これを追加付加情報パターン検出部268に
供給することによって、追加付加情報パターン検出部2
68においての追加付加情報の検出が可能となる。
【0260】このように、この第3の実施の形態におい
ては、複製制御情報と、追加付加情報とを映像信号に対
して、スペクトラム拡散信号として重畳して伝送するこ
とができる。そして、追加付加情報前重畳/非重畳パタ
ーンを、追加付加情報を検出するための同期信号として
用いて、追加付加情報をも確実に検出することができ
る。
【0261】この第3の実施の形態においても、単にス
ペクトラム拡散信号を検出しただけではその意味や内容
を判別することができないので、映像信号が伝送される
過程で、映像信号に重畳されている複製制御情報や追加
付加情報が知られることもなく、確実かつ正確に映像信
号に複製制御情報と追加付加情報とを重畳して伝送する
ことができる。
【0262】したがって、複製制御情報や追加付加情報
の除去や改ざんなどの不正な行為に対する強度を強くす
ることができる。すなわち、映像信号にスペクトラム拡
散信号により重畳される複製制御情報、追加付加情報の
信頼性を向上させることができる。
【0263】なお、この第3の実施の形態においても、
追加付加情報前重畳/非重畳パターンの重畳区間と、追
加付加情報の重畳区間との間に何も重畳されない区間を
設けるようにしてもよい。
【0264】また、この第3の実施の形態においても、
前述したように、スペクトラム拡散信号をそのまま重畳
する区間と、位相を反転する区間とのスペクトラム拡散
信号の反転/非反転により情報を伝送するようにするこ
とができる。
【0265】また、この第3の実施の形態の映像信号記
録装置は、第2の実施の形態の映像信号と同様に構成さ
れるものである。このため、複製制御情報と、追加付加
情報は、異なるPN符号列が用いられて伝送するように
されるが、同じPN符号列を用いるようにすることもも
ちろんできる。また、通常重畳/非重畳パターンと、追
加付加情報前重畳/非重畳パターンと、追加付加情報と
のそれぞれを異なる拡散符号列を用いて伝送するように
してもよい。
【0266】なお、前述した第1、第2、第3の実施の
形態において、複製制御情報と、追加付加情報とを伝送
するために、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳、あ
るいは、反転/非反転の制御の対象となる単位区間は、
1区間を5フレームとした場合を例に説明下が [第4の実施の形態]前述の第1、第2、第3の実施の
形態においては、映像信号に複製制御情報と追加付加情
報とをスペクトラム拡散信号を用いて重畳する場合を説
明したが、情報信号は、映像信号に限るものではない。
【0267】例えば、音声信号に、スペクトラム拡散信
号とされた追加付加情報を重畳することができる。そし
て、この場合においても、この音声信号に対して予め決
められた区間毎のスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳
の別により、あるいは、反転/非反転の別により、追加
付加情報を重畳するようにすることができる。
【0268】しかし、音声信号などの場合、映像信号の
ように、映像同期信号を基準信号として用いることがで
きないので、以下のようにすることにより、音声信号な
どの映像信号以外の情報信号にスペクトラム拡散信号と
しての追加付加情報を重畳するようにした場合にもこれ
を確実に検出するようにすることができる。
【0269】図14、図15は、音声信号に追加付加情
報をスペクトラム拡散信号として重畳し、予め決められ
た区間毎のスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の別を
利用して伝送するようにする場合の例を説明するための
図である。
【0270】図14に示す例は、スペクトラム拡散信号
によって表されるようにされる追加付加情報にスタート
ビットとエンドビットを付加しておき、このスタートビ
ットとエンドビットとを用いて、追加付加情報の各ビッ
トの同期をとるようにするものである。
【0271】例えば、複製制御情報用の重畳/非重畳パ
ターンと、追加付加情報を伝送するための区間群とが交
互に重畳されている場合などにおいては、複製制御情報
用の重畳/非重畳パターンを検出した後、スペクトラム
拡散信号の予め決められたスタートビットを検出したと
きには、スペクトラム拡散信号の予め決められたエンド
ビットが検出されるまでの各区間は、追加付加情報を伝
送するための区間であるとみなし、予め決められた区間
毎の重畳/非重畳を判別して、追加付加情報を検出する
ようにすることができる。
【0272】この場合、このスペクトラム拡散信号の重
畳/非重畳が制御される単位区間は、音声信号のデータ
量や、時間長によって決められる。音声信号が、例え
ば、デジタル信号の場合には、1まとまりのデータとし
て扱われるブロックを基準にして、重畳/非重畳が制御
される単位区間が定められたり、所定時間毎に単位区間
を定めるようにする。
【0273】このようにスペクトラム拡散信号によって
表されるスタートビットとエンドビットを追加付加情報
に設けておくことにより、音声信号にスペクトラム拡散
信号として重畳されている追加付加情報を確実に検出す
ることができる。また、この場合、スタートビットとエ
ンドビット、および、図14において、ADD0〜AD
D6によって示される追加付加情報の各ビットは、同じ
系列のPN符号列を用いて表現するようにすことができ
る。
【0274】図15Aに示す例は、追加付加情報に同期
パルス発生用のスペクトラム拡散信号を付加しておくも
のである。つまり、図15Aに示すように、ADD0〜
ADD7の各区間毎にスペクトラム拡散信号の重畳/非
重畳が制御されて伝送するようにされる追加付加情報の
前に、同期信号としてのスペクトラム拡散信号(図15
Bにおいては、同期用WMと記載。)を付加しておく。
【0275】この同期用WMを伝送するために用いられ
るスペクトラム拡散信号と、追加付加情報を伝送するた
めに用いられるスペクトラム拡散信号は、それぞれ異な
るPN符号列を用いて形成する。図15に示す例の場合
には、同期用WMは、PN符号列PS1が用いられて形
成されたものであり、追加付加情報は、PN符号列PS
2が用いられて形成されたものである。
【0276】そして、同期用WMを検出した場合には、
その後ろには追加付加情報が重畳されていると判断し、
追加付加情報を検出することができるようにされる。
【0277】なお、同期用WMと追加付加情報とは、そ
れぞれ異なるPN符号列によって形成されたスペクトラ
ム拡散信号により伝送するようにされるので、重ね合わ
せてもそれそれを分けて確実に検出することができる。
このため、図15Bに示すように、同期用WMと追加付
加情報の最初のビットを重ね合わせて、音声信号に重畳
するようにしてもよい。
【0278】この場合には、同期用WMが重畳されてい
る音声信号の位置から追加付加情報が重畳されていると
判断して、追加付加情報を検出するようにすることがで
きる。また、例えば、第1の付加情報としての複製制御
情報を伝送するための重畳/非重畳パターン、あるい
は、複製制御情報を伝送するための重畳/非重畳パター
ンの一部分を同期用WMとして用いるようにすることが
できる。
【0279】なお、この図14、図15を用いて説明し
た方法は、前述した第1〜第3の実施の形態の場合にも
適用することができる。つまり、追加付加情報を伝送す
るための区間群にスタートビット、エンドビットを設け
たり、追加付加情報を伝送するための区間群の前や、追
加付加情報の最初のビットに重ね合わせるようにして、
同期用WMを設けるようにしておくこともできる。
【0280】このように、スタートビット、エンドビッ
トを設けたり、同期用WMを用いるなどすることによ
り、音声信号などの映像信号以外の各種の情報信号に対
しても、追加付加情報を電子透かし情報として重畳して
伝送するようにすることができる。
【0281】なお、前述の第1、第2、第3の実施の形
態においては、重畳/非重畳の区間は、1区間を5フレ
ームとし、例えば、8区間(40フレーム)で、複製制
御情報、追加付加情報を伝送するようにしたが、これに
限るものではない。重畳/非重畳の区間の長さや、重畳
周期は、映像同期信号に基づいて、任意の長さにするこ
とができる。また、複製制御情報、追加付加情報を重畳
する情報信号が、音声信号やコンピュータ間で送受され
るデータなどの場合には、情報信号のデータ量や時間長
によって定めることができる。
【0282】また、複製制御情報を伝送するためのスペ
クトラム拡散信号の重畳/非重畳の区間と、追加付加情
報を伝送するためのスペクトラム拡散信号の重畳/非重
畳の区間とを異ならせるように仕手もよい。例えば、複
製制御情報を伝送する場合には、1区間を5フレームと
し、追加付加情報を伝送する場合には、1区間を2.5
フレーム、あるいは、10フレームなどというように、
異なるようにすることができる。このようにする場合に
は、複製制御情報と追加付加情報とで、異なる区間信号
を用いるようにすればよい。
【0283】また、複製制御情報をスペクトラム拡散信
号の重畳/非重畳パターンで伝送するようにし、追加付
加情報をスペクトラム拡散信号の反転/非反転の区間に
より伝送するようにしたり、この逆に、複製制御情報を
スペクトラム拡散信号の反転/非反転パターンにより伝
送するようにし、追加付加情報をスペクトラム拡散信号
の重畳/非重畳の区間により伝送するようにすることも
できる。
【0284】重畳/非重畳パターン、反転/非反転パタ
ーンを定めるアトリビュートパターンは、前述した例に
限ることなく、様々なパターンを用いることができる。
【0285】また、前述の実施の形態においては、この
発明による情報信号出力装置を映像信号記録装置(DV
Dの記録装置)に適用し、情報信号処理装置を映像信号
再生装置(DVDの再生装置)に適用したものとして説
明した。しかし、これに限るものではない。
【0286】この発明による情報信号出力装置を、放送
局から放送信号を送信する放送装置や、家庭において使
用されるいわゆるDVDの記録再生装置やVTR(ビデ
オテープレコーダ)などの情報信号記録装置や情報信号
記録再生装置、あるいは、インターネットなどの通信メ
ディアを通じて情報の送受を行う通信機能を備えた情報
処理装置などに適用することができる。つまり、映像信
号、音声信号、通信データなどの各種の情報信号を出力
する各種の装置にこの発明の情報信号出力装置を適用す
ることができる。
【0287】また、この発明による情報信号処理装置
を、例えば、デジタル放送を受信してモニタ受像機や記
録装置に供給するセットトップボックスとよばれる受信
機や、インターネットなどの通信メディアを通じて情報
の送受を行う通信機能を備えた情報処理装置などに適用
することができる。つまり、映像信号、音声信号、通信
データなどの各種の情報信号の供給をうけてこれを処理
する各種の処理装置にこの発明を適用することができ
る。
【0288】また、スペクトラム拡散信号を重畳する情
報信号がデジタル信号の場合には、前述したように、ス
ペクトラム拡散信号は、MPEGエンコード前のデジタ
ル信号に重畳するようにした。しかし、MPEGエンコ
ード後のデジタル情報信号に重畳することももちろんで
きる。
【0289】また、付加情報をスペクトラム拡散する拡
散符号は、PN符号に限るものではなく、各種の拡散符
号を用いることができる。
【0290】また、前述の実施の形態においては、電子
透かし情報としてスペクトラム拡散信号を用いるように
したが、電子透かし情報は、スペクトラム拡散信号に限
るものではなく、電子透かし技術を用いて形成した各種
の電子透かし情報を用いることができる。
【0291】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による付
加情報伝送方法によれば、第1、第2の付加情報は、除
去や改ざんが困難な電子透かし情報が用いられて情報信
号とともに伝送するようにされるが、第1の付加情報
は、電子透かし情報の重畳/非重畳パターン、あるい
は、電子透かし情報の反転/非反転重畳パターンによ
り、第2の付加情報は、予め決められた区間毎の電子透
かし情報の重畳/非重畳、あるいは、電子透かし情報の
反転/非反転によって伝送することができる。
【0292】このため、単に電子透かし情報を検出した
だけでは、第1、第2の付加情報とも検出することはで
きず、電子透かし情報の重畳/非重畳パターンや電子透
かし情報の反転/非反転重畳パターンを検出したり、電
子透かし情報の重畳/非重畳、電子透かし情報の反転/
非反転重畳によって表わされる情報を検出するようにし
なければならないので、第1、第2の付加情報とも、除
去や改ざんがより困難にすることができ、第1、第2の
付加情報とも確実に伝送することができる。つまり、情
報信号とともに伝送するようにされる第1、第2の付加
情報の信頼性を高くすることができる。
【0293】また、第1の付加情報と、第2の付加情報
とは、時分割的に交互に情報信号に重畳するようにされ
るので、異なる2つの情報を情報信号に重畳して伝送す
るようにすることができるとともに、第1の付加情報を
伝送するための重畳/非重畳パターン、あるいは、反転
/非反転重畳パターンが検出されたときには、その後ろ
には第2の付加情報が重畳されていると判別して第2の
付加情報を確実に検出することができる。
【0294】また、必要に応じて必要なタイミングで第
2の付加情報を情報信号に重畳することができる。この
場合、第2の付加情報の前には、第2の付加情報が重畳
されされていることを示唆する電子透かし情報の重畳/
非重畳パターン、あるいは、反転/非反転重畳パターン
が挿入されるので、この示唆する重畳/非重畳パター
ン、あるいは、示唆する反転/非反転重畳パターンを検
出したときには、その後ろに第2の付加情報が重畳され
ていると判別して、第2の付加情報を確実に検出するこ
とができる。
【0295】また、2つの電子透かし情報が情報信号に
対して同一時間、同一周波数内に重畳されても、それぞ
れの電子透かし情報を形成するために用いられた拡散符
号を異ならせておくことにより、それぞれの電子透かし
情報を確実に検出することができる。
【0296】また、情報信号に対して、時間的に離れた
位置に、第1の付加情報の重畳/非重畳パターンあるい
は反転/非反転重畳パターンと、第2の付加情報を伝送
するための電子透かし情報の重畳/非重畳の区間あるい
は電子透かし情報の反転/非反転重畳の区間とが重畳さ
れた場合であっても、第1の付加情報の重畳/非重畳パ
ターンや反転/非反転重畳パターン、あるいはそれらの
パターンの一部を検出したタイミングを第2の付加情報
を検出するためのタイミングとして用いることによっ
て、第2の付加情報を確実に検出することができる。
【0297】また、情報信号に対して、第2の付加情報
が重畳されていることを示唆する電子透かし情報の重畳
/非重畳パターンと、第2の付加情報を伝送するための
電子透かし情報の重畳/非重畳の区間とが重畳するよう
にされている場合であっても、前記示唆する電子透かし
情報の重畳/非重畳パターンや反転/非反転重畳パター
ン、あるいはそれらのパターンの一部を検出したタイミ
ングを第2の付加情報を検出するためのタイミングとし
て用いることによって、第2の付加情報を確実に検出す
ることができる。
【0298】また、第1の付加情報を伝送するための電
子透かし情報と、第2の付加情報を伝送するための電子
透かし情報とが、情報信号に対して、同一時間、同一周
波数内に重畳するようにされていても、第2の付加情報
に同期信号を含めておき、この同期信号を用いることに
よって、第2の付加情報を確実に検出することができ
る。
【0299】また、電子透かし情報の重畳/非重畳の区
間、あるいは、電子透かし情報の反転/非反転重畳の区
間を情報信号のデータのまとまりに基づいて一定の区間
として定めることができ、電子透かし情報の重畳/非重
畳の区間あるいは電子透かし情報の反転/非反転重畳の
区間を確実かつ正確に検出することができる。
【0300】また、電子透かし情報の重畳/非重畳の区
間、あるいは、電子透かし情報の反転/非反転重畳の区
間を時間によって一定の区間として定めることができ、
電子透かし情報の重畳/非重畳の区間あるいは電子透か
し情報の反転/非反転重畳の区間を確実かつ正確に検出
することができる。
【0301】また、映像同期信号に基づいて、電子透か
し情報の重畳/非重畳の区間、あるいは、電子透かし情
報の反転/非反転重畳の区間を定めることにより、電子
透かし情報を基準信号として用いて、電子透かし情報の
重畳/非重畳の区間、あるいは、電子透かし情報の反転
/非反転重畳の区間を迅速かつ確実に検出することがで
きる。
【0302】また、情報信号に対して、電子透かし情報
をそのまま重畳する区間と、反転させて重畳する区間と
を生じるようにした場合には、電子透かし情報をそのま
ま重畳する区間と、位相を反転させて重畳する区間との
電子透かし情報のレベル差を大きくとることができる。
これにより、情報信号に重畳される電子透かし情報が情
報信号から受ける影響を少なくすることができ、より確
実に電子透かし情報の伝送、検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報信号出力装置の一実施の形
態を説明するためのブロック図である。
【図2】情報を伝送するためのアトリビュートパターン
を説明するための図である。
【図3】複製制御情報と追加付加情報の映像信号への重
畳状態を説明するための図である。
【図4】情報信号、複製制御情報、スペクトラム拡散さ
れた複製制御情報(スペクトラム拡散信号)の関係を説
明するための図である。
【図5】この発明による情報信号処理装置の一実施の形
態を説明するためのブロック図である。
【図6】図5に示したWMデコード部26を説明するた
めの図である。
【図7】この発明による情報信号出力装置の他の一実施
の形態を説明するためのブロック図である。
【図8】複製制御情報と追加付加情報の映像信号への重
畳状態を説明するための図である。
【図9】情報を伝送するためのアトリビュートパターン
を説明するための図である。
【図10】この発明による情報信号処理装置の他の一実
施の形態のWMデコード部26を説明するための図であ
る。
【図11】複製制御情報と追加付加情報の映像信号への
重畳状態を説明するための図である。
【図12】追加付加情報前の複製制御情報の重畳/非重
畳パターン(アトリビュートパターン)を説明するため
の図である。
【図13】この発明による情報信号出力装置の他の一実
施の形態の複製制御情報用パターン発生部を説明するた
めのブロック図である。
【図14】映像信号以外の情報信号、例えば、音声信号
に追加付加情報を重畳する場合の例を説明するための図
である。
【図15】映像信号以外の情報信号、例えば、音声信号
に追加付加情報を重畳する場合の他の例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…入力端子、2…WM重畳部、3…タイミング制御
部、4…第1のPN発生部、5…第2のPN発生部、6
…複製制御情報用パターン発生部、7…追加付加情報用
パターン発生部、8…第1のパターン切り換え部、9…
第2のパターン切り換え部、10…データ圧縮処理部、
11…CGMS情報付加部、12…CGMS情報発生
部、13…暗号化部、14…記録処理部、15…コント
ロール部、21…読み出し部、22…デ・スクランブル
部、23…ビデオデータデコード部、24…D/A変換
回路、24a…アナログ映像信号の出力端子、25…C
GMSデコード部、26WMデコード部、27…暗号化
部、28…IEEE1394インターフェース、28d
…デジタル映像信号の出力端子、30…コントロール
部、31…キー操作部、261…タイミング制御部、2
62…第1の逆拡散部、263…第2の逆拡散部、26
4…第1のPN発生部、265…第2のPN発生部、2
66…複製制御情報用パターン発生部、267…複製制
御情報パターン判定部、267…追加付加情報パターン
検出部、100…DVD(デジタルビデオディスク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小橋 貴志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 木村 裕司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 森脇 久芳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA21 FA24 GA20 GB37 HA40 JA01 JA07 JA21 JA26 JA30 KA07 KA10 KA18 KA20 KA21 KA24 5C063 AA01 AA06 AB01 AB03 AC01 AC05 AC10 CA14 CA23 CA36 DA03 DA07 DA13 DA20 DB09 5C076 AA14 CA01 5J104 AA14 HA04 PA14

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子透かし情報を情報信号に重畳する区間
    と、重畳しない前記区間との予め定めた組み合わせから
    なる重畳/非重畳パターンにより前記情報信号について
    の第1の付加情報を伝送するとともに、電子透かし情報
    を前記情報信号に重畳する区間により1ビット情報の一
    方の値を表わし、重畳しない区間により1ビット情報の
    他の値を表わすようにして、前記情報信号についての第
    2の付加情報を伝送することを特徴とする付加情報伝送
    方法。
  2. 【請求項2】前記第1の付加情報の1つの前記重畳/非
    重畳パターンと、前記第1の付加情報の他の前記重畳/
    非重畳パターンとの間に、電子透かし情報の重畳/非重
    畳が前記第2の付加情報に応じて定められたN(Nは、
    1以上の整数)個の区間を挿入するようにして、前記第
    2の付加情報を伝送することを特徴とする請求項1に記
    載の付加情報伝送方法。
  3. 【請求項3】前記第2の付加情報を伝送するための電子
    透かし情報を前記情報信号に重畳するようにする前に、
    前記第2の付加情報が重畳されることを示唆する電子透
    かし情報の重畳/非重畳パターンを挿入することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の付加情報伝送方
    法。
  4. 【請求項4】前記第1の付加情報を伝送するための電子
    透かし情報と、前記第2の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報とは、異なる拡散符号が用いられて形成さ
    れたスペクトラム拡散信号であることを特徴とする請求
    項1に記載の付加情報伝送方法。
  5. 【請求項5】前記第1の付加情報の前記重畳/非重畳パ
    ターンの全部または一部が検出されたことを示す検出タ
    イミングは、前記情報信号に重畳されている前記第2の
    付加情報を検出するための同期タイミングとして用いら
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    付加情報伝送方法。
  6. 【請求項6】前記第2の付加情報が重畳されることを示
    唆する前記電子透かし情報の重畳/非重畳パターンの全
    部または一部が検出されたことを示す検出タイミング
    は、前記情報信号に重畳されている前記第2の付加情報
    を検出するための同期タイミングとして用いられること
    を特徴とする請求項3に記載の付加情報伝送方法。
  7. 【請求項7】前記第2の付加情報には、前記第2の付加
    情報を検出するための同期信号が含まれることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記
    載の付加情報伝送方法。
  8. 【請求項8】前記電子透かし情報の重畳/非重畳の前記
    区間は、前記情報信号の所定データ量毎の区間として定
    められることを特徴とする請求項1、請求項2または請
    求項3に記載の付加情報伝送方法。
  9. 【請求項9】前記電子透かし情報の重畳/非重畳の前記
    区間は、前記情報信号の所定時間長毎の区間として定め
    られることを特徴とする請求項1、請求項2または請求
    項3に記載の付加情報伝送方法。
  10. 【請求項10】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められることを特徴とする
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の付加情報伝
    送方法。
  11. 【請求項11】電子透かし情報をそのまま情報信号に重
    畳する区間と、反転させて重畳する前記区間との予め定
    めた組み合わせからなる反転/非反転パターンにより前
    記情報信号についての第1の付加情報を伝送するととも
    に、電子透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する
    区間により1ビット情報の一方の値を表わし、反転させ
    て重畳する区間により1ビット情報の他の値を表わすよ
    うにして、前記情報信号についての第2の付加情報を伝
    送することを特徴とする付加情報伝送方法。
  12. 【請求項12】前記第1の付加情報の1つの前記反転/
    非反転パターンと、前記第1の付加情報の他の前記反転
    /非反転パターンとの間に、電子透かし情報の反転/非
    反転が前記第2の付加情報に応じて定められたN(N
    は、1以上の整数)個の区間を挿入するようにして、前
    記第2の付加情報を伝送することを特徴とする請求項1
    1に記載の付加情報伝送方法。
  13. 【請求項13】前記第2の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報を前記情報信号に重畳するようにする前
    に、前記第2の付加情報が重畳されることを示唆する電
    子透かし情報の反転/非反転パターンを挿入することを
    特徴とする請求項11または請求項12に記載の付加情
    報伝送方法。
  14. 【請求項14】前記第1の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報と、前記第2の付加情報を伝送するための
    電子透かし情報とは、異なる拡散符号が用いられて形成
    されたスペクトラム拡散信号であることを特徴とする請
    求項11に記載の付加情報伝送方法。
  15. 【請求項15】前記第1の付加情報の前記反転/非反転
    パターンの全部または一部を検出したことを示す検出タ
    イミングは、前記情報信号に重畳されている前記第2の
    付加情報を検出するための同期タイミングとして用いら
    れることを特徴とする請求項11または請求項12に記
    載の付加情報伝送方法。
  16. 【請求項16】前記第2の付加情報が重畳されることを
    示唆する前記電子透かし情報の反転/非反転パターンの
    全部または一部を検出したことを示す検出タイミング
    は、前記情報信号に重畳されている前記第2の付加情報
    を抽出するための同期タイミングとして用いられること
    を特徴とする請求項13に記載の付加情報伝送方法。
  17. 【請求項17】前記第2の付加情報には、前記第2の付
    加情報を抽出するための同期信号が含まれることを特徴
    とする請求項11、請求項12、請求項13または請求
    項14に記載の付加情報伝送方法。
  18. 【請求項18】前記電子透かし情報の反転/非反転の前
    記区間は、前記情報信号の所定データ量毎の区間として
    定められることを特徴とする請求項11、請求項12ま
    たは請求項13に記載の付加情報伝送方法。
  19. 【請求項19】前記電子透かし情報の反転/非反転の前
    記区間は、前記情報信号の所定時間長毎の区間として定
    められることを特徴とする請求項11、請求項12また
    は請求項13に記載の付加情報伝送方法。
  20. 【請求項20】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の反転/非反転の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められることを特徴とする
    請求項11、請求項12または請求項13に記載の付加
    情報伝送方法。
  21. 【請求項21】電子透かし情報が重畳された情報信号を
    出力する情報信号出力装置と、前記情報信号出力装置か
    ら出力された前記情報信号から前記電子透かし情報を抽
    出する機能を備えた情報信号処理装置とからなる付加情
    報伝送システムであって、 前記情報信号出力装置は、 電子透かし情報を前記情報信号に重畳する区間と、重畳
    しない前記区間との予め定めた組み合わせからなる重畳
    /非重畳パターンにより前記情報信号についての第1の
    付加情報を伝送するための前記重畳/非重畳パターンを
    発生させるパターン発生手段と、 電子透かし情報を前記情報信号に重畳する区間により1
    ビット情報の一方の値を表わし、重畳しない区間により
    1ビット情報の他の値を表わすようにして、前記情報信
    号についての第2の付加情報を伝送するための重畳/非
    重畳を指示する指示信号を発生させる指示信号発生手段
    と、 前記パターン発生手段からの前記重畳/非重畳パターン
    に基づいて、前記第1の付加情報を伝送するための電子
    透かし情報を前記情報信号に重畳する区間と、重畳しな
    い前記区間とを生じさせるようにして重畳するととも
    に、前記指示信号発生手段からの前記指示信号に基づい
    て、前記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情
    報を前記情報信号に重畳する区間と重畳しない区間とを
    生じさせるようにして重畳する重畳手段とを備え、 前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号に前記重畳/
    非重畳パターンで重畳されている前記電子透かし情報を
    検出する第1の電子透かし情報検出手段と、 前記重畳/非重畳パターンを発生させる処理装置側のパ
    ターン発生手段と、 前記第1の電子透かし情報検出手段からの検出出力と、
    前記処理装置側のパターン発生手段からの前記重畳/非
    重畳パターンとに基づいて、前記情報信号に重畳されて
    いる前記電子透かし情報の前記重畳/非重畳パターンを
    判別するパターン判別手段と、 前記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を
    検出する第2の電子透かし情報検出手段と、 前記第2の電子透かし情報検出手段からの検出出力に基
    づいて、前記情報信号に重畳されている前記第2の付加
    情報を伝送するための電子透かし情報が重畳されている
    区間と、重畳されていない区間とを判別し、前記第2の
    付加情報を検出する第2の付加情報検出手段とを備える
    ことを特徴とする付加情報伝送システム。
  22. 【請求項22】前記情報信号出力装置の前記重畳手段
    は、前記第1の付加情報の1つの前記重畳/非重畳パタ
    ーンと、前記第1の付加情報の他の前記重畳/非重畳パ
    ターンとの間に、電子透かし情報の重畳/非重畳が前記
    指示信号発生手段からの前記指示信号に応じて定められ
    たN(Nは、1以上の整数)個の区間を挿入するように
    するものであることを特徴とする請求項21に記載の付
    加情報伝送システム。
  23. 【請求項23】前記情報信号出力装置は、 前記第2の付加情報が前記情報信号に重畳されることを
    示唆する電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを発生
    させる示唆用パターン発生手段を備え、 前記情報信号出力装置の前記重畳手段は、 前記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を
    前記情報信号に重畳するようにする前に、前記示唆用パ
    ターン発生手段からの示唆用の前記重畳/非重畳パター
    ンに基づいて、電子透かし情報を重畳する区間と、電子
    透かし情報を重畳しない区間とを生じるようにして前記
    情報信号に重畳するものであることを特徴とする付加情
    報伝送システム。
  24. 【請求項24】前記情報信号出力装置から出力される前
    記情報信号に重畳される前記第1の付加情報を伝送する
    ための電子透かし情報と、前記第2の付加情報を伝送す
    るための電子透かし情報とは、異なる拡散符号が用いら
    れて形成されたスペクトラム拡散信号であり、 前記情報信号処理装置の前記第1の電子透かし情報検出
    手段は、前記第1の付加情報を伝送するための電子透か
    し情報の形成に用いられた拡散符号を用いて逆拡散を行
    うことにより、前記第1の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報を検出し、 前記情報信号処理装置の前記第2の電子透かし情報検出
    手段は、前記第2の付加情報を伝送するための電子透か
    し情報の形成に用いられた拡散符号を用いて逆拡散を行
    うことにより、前記第2の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報を検出することを特徴とする請求項21に
    記載の付加情報伝送システム。
  25. 【請求項25】前記情報信号処理装置の前記第2の電子
    透かし情報検出手段は、前記パターン判別手段により、
    前記第1の付加情報の前記重畳/非重畳パターンの全部
    または予め決められた一部が判別されたタイミングを前
    記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を検
    出するための同期タイミングとして用いて、前記第2の
    付加情報を伝送するための前記電子透かし情報を検出す
    るようにすることを特徴とする請求項21または請求項
    22に記載の付加情報伝送システム。
  26. 【請求項26】前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号に前記示唆用
    の重畳/非重畳パターンで重畳されている示唆用の前記
    電子透かし情報を検出する示唆用電子透かし情報検出手
    段と、 示唆用の前記重畳/非重畳パターンを発生させる処理装
    置側の示唆用パターン発生手段と、 前記示唆用電子透かし情報検出手段からの検出出力と、
    前記処理装置側の示唆用パターン発生手段からの示唆用
    の前記重畳/非重畳パターンとに基づいて、前記情報信
    号に挿入されている電子透かし情報の示唆用の前記重畳
    /非重畳パターンを判別する示唆用パターン判別手段と
    を備え、 前記情報信号処理装置の前記第2の電子透かし情報検出
    手段は、前記示唆用パターン判別手段により、前記第2
    の付加情報が重畳されていることを示唆する電子透かし
    情報の重畳/非重畳パターンの全部または予め決められ
    た一部が検出されたタイミングを前記第2の付加情報を
    伝送するための電子透かし情報を検出するための同期タ
    イミングとして用いて、前記第2の付加情報を伝送する
    ための前記電子透かし情報を検出するようにすることを
    特徴とする請求項23に記載の付加情報伝送システム。
  27. 【請求項27】前記情報信号出力装置から出力される前
    記情報信号においての前記第2の付加情報には、前記第
    2の付加情報を検出するための同期信号が含まれてお
    り、 前記情報信号処理装置の前記第2の電子透かし情報検出
    手段は、前記第2の付加情報に含まれる前記同期信号を
    用いて、前記第2の付加情報を伝送するための前記電子
    透かし情報を検出するようにすることを特徴とする請求
    項21、請求項22、請求項23または請求項24に記
    載の付加情報伝送システム。
  28. 【請求項28】前記電子透かし情報の重畳/非重畳の区
    間は、前記情報信号の所定データ量毎の区間として定め
    られることを特徴とする請求項21、請求項22または
    請求項23に記載の付加情報伝送システム。
  29. 【請求項29】前記電子透かし情報の重畳/非重畳の区
    間は、前記情報信号の所定時間長毎の区間として定めら
    れることを特徴とする請求項21、請求項22または請
    求項23に記載の付加情報伝送システム。
  30. 【請求項30】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳の区間は、前記映像信号
    の同期信号に同期した区間として定められることを特徴
    とする請求項21、請求項22または請求項23に記載
    の付加情報伝送システム。
  31. 【請求項31】電子透かし情報が重畳された情報信号を
    出力する情報信号出力装置と、前記情報信号出力装置か
    ら出力された前記情報信号から前記電子透かし情報を抽
    出する機能を備えた情報信号処理装置とからなる付加情
    報伝送システムであって、 前記情報信号出力装置は、 電子透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する区間
    と、反転させて重畳する前記区間との予め定めた組み合
    わせからなる反転/非反転パターンにより前記情報信号
    についての第1の付加情報を伝送するための前記反転/
    非反転パターンを発生させるパターン発生手段と、 電子透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する区間
    により1ビット情報の一方の値を表わし、反転させて重
    畳する区間により1ビット情報の他の値を表わすように
    して、前記情報信号についての第2の付加情報を伝送す
    るための反転/非反転を指示する指示信号を発生させる
    指示信号発生手段と、 前記パターン発生手段からの前記反転/非反転パターン
    に基づいて、前記第1の付加情報を伝送するための電子
    透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する区間と、
    反転させて重畳する区間とを生じさせるようにして重畳
    するとともに、前記指示信号発生手段からの前記指示信
    号に基づいて、前記第2の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する区間
    と、反転させて重畳する区間とを生じさせるようにして
    重畳する重畳手段とを備え、 前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号に前記反転/
    非反転パターンで重畳されている前記電子透かし情報を
    検出する第1の電子透かし情報検出手段と、 前記反転/非反転パターンを発生させる処理装置側のパ
    ターン発生手段と、 前記第1の電子透かし情報検出手段からの検出出力と、
    前記処理装置側のパターン発生手段からの前記反転/非
    反転パターンとに基づいて、前記情報信号に重畳されて
    いる前記電子透かし情報の前記反転/非反転パターンを
    判別するパターン判別手段と、 前記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を
    検出する第2の電子透かし情報検出手段と、 前記第2の電子透かし情報検出手段からの検出出力に基
    づいて、前記情報信号に重畳されている前記第2の付加
    情報を伝送するための電子透かし情報がそのまま重畳さ
    れている区間と、反転されて重畳されている区間とを判
    別し、前記第2の付加情報を検出する第2の付加情報検
    出手段とを備えることを特徴とする付加情報伝送システ
    ム。
  32. 【請求項32】前記情報信号出力装置の前記重畳手段
    は、前記第1の付加情報の1つの前記反転/非反転パタ
    ーンと、前記第1の付加情報の他の前記反転/非反転パ
    ターンとの間に、電子透かし情報の反転/非反転が前記
    指示信号発生手段からの前記指示信号に応じて定められ
    たN(Nは、1以上の整数)個の区間を挿入するように
    するものであることを特徴とする請求項31に記載の付
    加情報伝送システム。
  33. 【請求項33】前記情報信号出力装置は、 前記第2の付加情報が前記情報信号に重畳されることを
    示唆する電子透かし情報の反転/非反転パターンを発生
    させる示唆用パターン発生手段を備え、 前記情報信号出力装置の前記重畳手段は、 前記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を
    前記情報信号に重畳するようにする前に、前記示唆用パ
    ターン発生手段からの示唆用の前記反転/非反転パター
    ンに基づいて、電子透かし情報をそのまま重畳する区間
    と、電子透かし情報を反転させて重畳する区間とを生じ
    るようにして前記情報信号に重畳するものであることを
    特徴とする付加情報伝送システム。
  34. 【請求項34】前記情報信号出力装置から出力される前
    記情報信号に重畳される前記第1の付加情報を伝送する
    ための電子透かし情報と、前記第2の付加情報を伝送す
    るための電子透かし情報とは、異なる拡散符号が用いら
    れて形成されたスペクトラム拡散信号であり、 前記情報信号処理装置の前記第1の電子透かし情報検出
    手段は、前記第1の付加情報を伝送するための電子透か
    し情報の形成に用いられた拡散符号を用いて逆拡散を行
    うことにより、前記第1の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報を検出し、 前記情報信号処理装置の前記第2の電子透かし情報検出
    手段は、前記第2の付加情報を伝送するための電子透か
    し情報の形成に用いられた拡散符号を用いて逆拡散を行
    うことにより、前記第2の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報を検出することを特徴とする請求項31に
    記載の付加情報伝送システム。
  35. 【請求項35】前記情報信号処理装置の前記第2の電子
    透かし情報検出手段は、前記パターン判別手段により、
    前記第1の付加情報の前記反転/非反転パターンの全部
    または予め決められた一部が判別されたタイミングを前
    記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を検
    出するための同期タイミングとして用いて、前記第2の
    付加情報を伝送するための前記電子透かし情報を検出す
    るようにすることを特徴とする請求項21または請求項
    22に記載の付加情報伝送システム。
  36. 【請求項36】前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号に前記示唆用
    の反転/非反転パターンで重畳されている示唆用の前記
    電子透かし情報を検出する示唆用電子透かし情報検出手
    段と、 示唆用の前記反転/非反転パターンを発生させる処理装
    置側の示唆用パターン発生手段と、 前記示唆用電子透かし情報検出手段からの検出出力と、
    前記処理装置側の示唆用パターン発生手段からの示唆用
    の前記反転/非反転パターンとに基づいて、前記情報信
    号に挿入されている電子透かし情報の示唆用の前記反転
    /非反転パターンを判別する示唆用パターン判別手段と
    を備え、 前記情報信号処理装置の前記第2の電子透かし情報検出
    手段は、前記示唆用パターン判別手段により、前記第2
    の付加情報が重畳されていることを示唆する電子透かし
    情報の反転/非反転パターンの全部または予め決められ
    た一部が検出されたタイミングを前記第2の付加情報を
    伝送するための電子透かし情報を検出するための同期タ
    イミングとして用いて、前記第2の付加情報を伝送する
    ための前記電子透かし情報を検出するようにすることを
    特徴とする請求項33に記載の付加情報伝送システム。
  37. 【請求項37】前記情報信号出力装置から出力される前
    記情報信号においての前記第2の付加情報には、前記第
    2の付加情報を検出するための同期信号が含まれてお
    り、 前記情報信号処理装置の前記第2の電子透かし情報検出
    手段は、前記第2の付加情報に含まれる前記同期信号を
    用いて、前記第2の付加情報を伝送するための前記電子
    透かし情報を検出するようにすることを特徴とする請求
    項31、請求項32、請求項33または請求項34に記
    載の付加情報伝送システム。
  38. 【請求項38】前記電子透かし情報の反転/非反転の区
    間は、前記情報信号の所定データ量毎の区間として定め
    られることを特徴とする請求項31、請求項32または
    請求項33に記載の付加情報伝送システム。
  39. 【請求項39】前記電子透かし情報の反転/非反転の区
    間は、前記情報信号の所定時間長毎の区間として定めら
    れることを特徴とする請求項31、請求項32または請
    求項33に記載の付加情報伝送システム。
  40. 【請求項40】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の反転/非反転の区間は、前記映像信号
    の同期信号に同期した区間として定められることを特徴
    とする請求項31、請求項32または請求項33に記載
    の付加情報伝送システム。
  41. 【請求項41】電子透かし情報を前記情報信号に重畳す
    る区間と、重畳しない区間との予め定めた組み合わせか
    らなる重畳/非重畳パターンにより前記情報信号につい
    ての第1の付加情報を伝送するための前記重畳/非重畳
    パターンを発生させるパターン発生手段と、 電子透かし情報を前記情報信号に重畳する区間により1
    ビット情報の一方の値を表わし、重畳しない区間により
    1ビット情報の他の値を表わすようにして、前記情報信
    号についての第2の付加情報を伝送するための重畳/非
    重畳を指示する指示信号を発生させる指示信号発生手段
    と、 前記パターン発生手段からの前記重畳/非重畳パターン
    に基づいて、前記第1の付加情報を伝送するための電子
    透かし情報を前記情報信号に重畳する区間と、重畳しな
    い区間とを生じさせるようにして重畳するとともに、前
    記指示信号発生手段からの前記指示信号に基づいて、前
    記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を前
    記情報信号に重畳する区間と重畳しない区間とを生じさ
    せるようにして重畳する重畳手段とを備えることを特徴
    とする情報信号出力装置。
  42. 【請求項42】前記重畳手段は、前記第1の付加情報の
    1つの前記重畳/非重畳パターンと、前記第1の付加情
    報の他の前記重畳/非重畳パターンとの間に、電子透か
    し情報の重畳/非重畳が前記指示信号発生手段からの前
    記指示信号に応じて定められたN(Nは、1以上の整
    数)個の区間を挿入するようにするものであることを特
    徴とする請求項41に記載の情報信号出力装置。
  43. 【請求項43】前記第2の付加情報が前記情報信号に重
    畳されることを示唆する電子透かし情報の重畳/非重畳
    パターンを発生させる示唆用パターン発生手段を備え、 前記重畳手段は、前記第2の付加情報を伝送するための
    電子透かし情報を前記情報信号に重畳するようにする前
    に、前記示唆用パターン発生手段からの示唆用の前記重
    畳/非重畳パターンに基づいて、電子透かし情報を重畳
    する区間と、電子透かし情報を重畳しない区間とを生じ
    るようにして電子透かし情報を前記情報信号に重畳する
    ものであることを特徴とする請求項41、請求項42に
    記載の情報信号出力装置。
  44. 【請求項44】前記情報信号出力装置から出力される前
    記情報信号に重畳される前記第1の付加情報を伝送する
    ための電子透かし情報と、前記第2の付加情報を伝送す
    るための電子透かし情報とは、異なる拡散符号が用いら
    れて形成されたスペクトラム拡散信号であることを特徴
    とする請求項41に記載の情報信号出力装置。
  45. 【請求項45】前記電子透かし情報の重畳/非重畳の区
    間は、前記情報信号の所定データ量毎の区間として定め
    られることを特徴とする請求項41、請求項42または
    請求項43に記載の情報信号出力装置。
  46. 【請求項46】前記電子透かし情報の重畳/非重畳の区
    間は、前記情報信号の所定時間長毎の区間として定めら
    れることを特徴とする請求項41、請求項42または請
    求項43に記載の情報信号出力装置。
  47. 【請求項47】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳の区間は、前記映像信号
    の同期信号に同期した区間として定められることを特徴
    とする請求項41、請求項42または請求項43に記載
    の情報信号出力装置。
  48. 【請求項48】電子透かし情報を情報信号に重畳する区
    間と、重畳しない区間との予め定めた組み合わせからな
    る重畳/非重畳パターンにより前記情報信号についての
    第1の付加情報を伝送するとともに、電子透かし情報を
    前記情報信号に重畳する区間により1ビット情報の一方
    の値を表わし、重畳しない区間により1ビット情報の他
    の値を表わすようにして、前記情報信号についての第2
    の付加情報を伝送するようにされた情報信号を処理する
    情報信号処理装置であって、 前記情報信号に前記重畳/非重畳パターンで重畳されて
    いる前記電子透かし情報を検出する第1の電子透かし情
    報検出手段と、 前記重畳/非重畳パターンを発生させる処理装置側のパ
    ターン発生手段と、 前記第1の電子透かし情報検出手段からの検出出力と、
    前記処理装置側のパターン発生手段からの前記重畳/非
    重畳パターンとに基づいて、前記情報信号に重畳されて
    いる前記電子透かし情報の前記重畳/非重畳パターンを
    判別するパターン判別手段と、 前記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を
    検出する第2の電子透かし情報検出手段と、 前記第2の電子透かし情報検出手段からの検出出力に基
    づいて、前記情報信号に重畳されている前記第2の付加
    情報を伝送するための電子透かし情報が重畳されている
    区間と、重畳されていない区間とを判別し、前記第2の
    付加情報を検出する第2の付加情報検出手段とを備える
    ことを特徴とする情報信号処理装置。
  49. 【請求項49】前記情報信号に重畳されている前記第1
    の付加情報を伝送するための電子透かし情報と、前記第
    2の付加情報を伝送するための電子透かし情報とは、異
    なる拡散符号が用いられて形成されたスペクトラム拡散
    信号であり、 前記第1の電子透かし情報検出手段は、前記第1の付加
    情報を伝送するための電子透かし情報の形成に用いられ
    た拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより、前記第1
    の付加情報を伝送するための電子透かし情報を検出し、 前記第2の電子透かし情報検出手段は、前記第2の付加
    情報を伝送するための電子透かし情報の形成に用いられ
    た拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより、前記第2
    の付加情報を伝送するための電子透かし情報を検出する
    ことを特徴とする請求項48に記載の情報信号処理装
    置。
  50. 【請求項50】前記第2の電子透かし情報検出手段は、 前記パターン判別により、前記第1の付加情報の前記重
    畳/非重畳パターンの全部または予め決められた一部が
    判別されたタイミングを前記第2の付加情報を伝送する
    ための電子透かし情報を検出するための同期タイミング
    として用いて、前記第2の付加情報を伝送するための前
    記電子透かし情報を検出するようにすることを特徴とす
    る請求項48に記載の情報信号処理装置。
  51. 【請求項51】前記情報信号には、前記第2の付加情報
    を伝送するための電子透かし情報が重畳される前に、前
    記第2の付加情報が重畳されることを示唆する電子透か
    し情報の重畳/非重畳パターンが挿入されており、 前記情報信号に前記示唆用の重畳/非重畳パターンで重
    畳されている示唆用の電子透かし情報を検出する示唆用
    電子透かし情報検出手段と、 示唆用の前記重畳/非重畳パターンを発生させる処理装
    置側の示唆用パターン発生手段と、 前記示唆用電子透かし情報検出手段からの検出出力と、
    前記処理装置側の示唆用パターン発生手段からの示唆用
    の前記重畳/非重畳パターンとに基づいて、前記情報信
    号に挿入されている電子透かし情報の示唆用の前記重畳
    /非重畳パターンを判別する示唆用パターン判別手段と
    を備え、 前記第2の電子透かし情報検出手段は、前記示唆用パタ
    ーン判別手段により、前記第2の付加情報が重畳されて
    いることを示唆する電子透かし情報の重畳/非重畳パタ
    ーンの全部または予め決められた一部が検出されたタイ
    ミングを前記第2の付加情報を伝送するための電子透か
    し情報を検出するための同期タイミングとして用いて、
    前記第2の付加情報を伝送するための前記電子透かし情
    報を検出するようにすることを特徴とする請求項48に
    記載の情報信号処理装置。
  52. 【請求項52】前記第2の付加情報には、前記第2の付
    加情報を検出するための同期信号が含まれており、 前記第2の電子透かし情報検出手段は、前記第2の付加
    情報に含まれる前記同期信号を用いて、前記第2の付加
    情報を伝送するための前記電子透かし情報を検出するよ
    うにすることを特徴とする請求項48、請求項49、請
    求項50または請求項51に記載の情報信号処理装置。
  53. 【請求項53】電子透かし情報を前記情報信号にそのま
    ま重畳する区間と、反転させて重畳する区間との予め定
    めた組み合わせからなる反転/非反転パターンにより前
    記情報信号についての第1の付加情報を伝送するための
    前記反転/非反転パターンを発生させるパターン発生手
    段と、 電子透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する区間
    により1ビット情報の一方の値を表わし、反転させて重
    畳する区間により1ビット情報の他の値を表わすように
    して、前記情報信号についての第2の付加情報を伝送す
    るための反転/非反転を指示する指示信号を発生させる
    指示信号発生手段と、 前記パターン発生手段からの前記反転/非反転パターン
    に基づいて、前記第1の付加情報を伝送するための電子
    透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する区間と、
    反転させて重畳する区間とを生じさせるようにして重畳
    するとともに、前記指示信号発生手段からの前記指示信
    号に基づいて、前記第2の付加情報を伝送するための電
    子透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する区間
    と、反転させて重畳する区間とを生じさせるようにして
    重畳する重畳手段とを備えることを特徴とする情報信号
    出力装置。
  54. 【請求項54】前記重畳手段は、前記第1の付加情報の
    1つの前記反転/非反転パターンと、前記第1の付加情
    報の他の前記反転/非反転パターンとの間に、電子透か
    し情報の反転/非反転が前記指示信号発生手段からの前
    記指示信号に応じて定められたN(Nは、1以上の整
    数)個の区間を挿入するようにするものであることを特
    徴とする請求項53に記載の情報信号出力装置。
  55. 【請求項55】前記第2の付加情報が前記情報信号に重
    畳されることを示唆する電子透かし情報の反転/非反転
    パターンを発生させる示唆用パターン発生手段を備え、 前記重畳手段は、前記第2の付加情報を伝送するための
    電子透かし情報を前記情報信号に重畳するようにする前
    に、前記示唆用パターン発生手段からの示唆用の前記反
    転/非反転パターンに基づいて、電子透かし情報をその
    まま重畳する区間と、電子透かし情報を反転させて重畳
    する区間とを生じるようにして前記情報信号に重畳する
    ものであることを特徴とする請求項53または請求項5
    4に記載の情報信号出力装置。
  56. 【請求項56】前記情報信号出力装置から出力される前
    記情報信号に重畳される前記第1の付加情報を伝送する
    ための電子透かし情報と、前記第2の付加情報を伝送す
    るための電子透かし情報とは、異なる拡散符号が用いら
    れて形成されたスペクトラム拡散信号であることを特徴
    とする請求項53に記載の情報信号出力装置。
  57. 【請求項57】前記電子透かし情報の反転/非反転の区
    間は、前記情報信号の所定データ量毎の区間として定め
    られることを特徴とする請求項53、請求項54または
    請求項55に記載の情報信号出力装置。
  58. 【請求項58】前記電子透かし情報の反転/非反転の区
    間は、前記情報信号の所定時間長毎の区間として定めら
    れることを特徴とする請求項53、請求項54または請
    求項55に記載の情報信号出力装置。
  59. 【請求項59】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の反転/非反転の区間は、前記映像信号
    の同期信号に同期した区間として定められることを特徴
    とする請求項53、請求項54または請求項55に記載
    の情報信号出力装置。
  60. 【請求項60】電子透かし情報を情報信号にそのまま重
    畳する区間と、反転させて重畳する区間との予め定めた
    組み合わせからなる反転/非反転パターンにより前記情
    報信号についての第1の付加情報を伝送するとともに、
    電子透かし情報を前記情報信号にそのまま重畳する区間
    により1ビット情報の一方の値を表わし、反転させて重
    畳する区間により1ビット情報の他の値を表わすように
    して、前記情報信号についての第2の付加情報を伝送す
    るようにされた情報信号を処理する情報信号処理装置で
    あって、 前記情報信号に前記反転/非反転パターンで重畳されて
    いる前記電子透かし情報を検出する第1の電子透かし情
    報検出手段と、 前記反転/非反転パターンを発生させる処理装置側のパ
    ターン発生手段と、 前記第1の電子透かし情報検出手段からの検出出力と、
    前記処理装置側のパターン発生手段からの前記反転/非
    反転パターンとに基づいて、前記情報信号に重畳されて
    いる前記電子透かし情報の前記反転/非反転パターンを
    判別するパターン判別手段と、 前記第2の付加情報を伝送するための電子透かし情報を
    検出する第2の電子透かし情報検出手段と、 前記第2の電子透かし情報検出手段からの検出出力に基
    づいて、前記情報信号に重畳されている前記第2の付加
    情報を伝送するための電子透かし情報がそのまま重畳さ
    れている区間と、反転して重畳されている区間とを判別
    し、前記第2の付加情報を検出する第2の付加情報検出
    手段とを備えることを特徴とする情報信号処理装置。
  61. 【請求項61】前記情報信号に重畳されている前記第1
    の付加情報を伝送するための電子透かし情報と、前記第
    2の付加情報を伝送するための電子透かし情報とは、異
    なる拡散符号が用いられて形成されたスペクトラム拡散
    信号であり、 前記第1の電子透かし情報検出手段は、前記第1の付加
    情報を伝送するための電子透かし情報の形成に用いられ
    た拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより、前記第1
    の付加情報を伝送するための電子透かし情報を検出し、 前記第2の電子透かし情報検出手段は、前記第2の付加
    情報を伝送するための電子透かし情報の形成に用いられ
    た拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより、前記第2
    の付加情報を伝送するための電子透かし情報を検出する
    ことを特徴とする請求項60に記載の情報信号処理装
    置。
  62. 【請求項62】前記第2の電子透かし情報検出手段は、 前記パターン判別により、前記第1の付加情報の前記反
    転/非反転パターンの全部または予め決められた一部が
    判別されたタイミングを前記第2の付加情報を伝送する
    ための電子透かし情報を検出するための同期タイミング
    として用いて、前記第2の付加情報を伝送するための前
    記電子透かし情報を検出するようにすることを特徴とす
    る請求項60に記載の情報信号処理装置。
  63. 【請求項63】前記情報信号には、前記第2の付加情報
    を伝送するための電子透かし情報が重畳される前に、前
    記第2の付加情報が重畳されることを示唆する電子透か
    し情報の反転/非反転パターンが挿入されており、 前記情報信号に前記示唆用の反転/非反転パターンで重
    畳されている示唆用の電子透かし情報を検出する示唆用
    電子透かし情報検出手段と、 示唆用の前記反転/非反転パターンを発生させる処理装
    置側の示唆用パターン発生手段と、 前記示唆用電子透かし情報検出手段からの検出出力と、
    前記処理装置側の示唆用パターン発生手段からの示唆用
    の前記反転/非反転パターンとに基づいて、前記情報信
    号に挿入されている電子透かし情報の示唆用の前記反転
    /非反転パターンを判別する示唆用パターン判別手段と
    を備え、 前記第2の電子透かし情報検出手段は、前記示唆用パタ
    ーン判別手段により、前記第2の付加情報が重畳されて
    いることを示唆する電子透かし情報の反転/非反転パタ
    ーンの全部または予め決められた一部が検出されたタイ
    ミングを前記第2の付加情報を伝送するための電子透か
    し情報を検出するための同期タイミングとして用いて、
    前記第2の付加情報を伝送するための前記電子透かし情
    報を検出するようにすることを特徴とする請求項60に
    記載の情報信号処理装置。
  64. 【請求項64】前記第2の付加情報には、前記第2の付
    加情報を検出するための同期信号が含まれており、 前記第2の電子透かし情報検出手段は、前記第2の付加
    情報に含まれる前記同期信号を用いて、前記第2の付加
    情報を伝送するための前記電子透かし情報を検出するよ
    うにすることを特徴とする請求項60、請求項61、請
    求項62または請求項63に記載の情報信号処理装置。
JP10314814A 1998-11-05 1998-11-05 付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置 Pending JP2000152195A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10314814A JP2000152195A (ja) 1998-11-05 1998-11-05 付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置
TW088119016A TW484267B (en) 1998-11-05 1999-11-02 Additional information transmission method, additional information transmission system, information signal output apparatus, information signal processing apparatus information signal recording apparatus and information signal recording medium
CA002288366A CA2288366A1 (en) 1998-11-05 1999-11-02 Additional information transmission method, additional information transmission system, information signal output apparatus, information signal processing apparatus, information signal recording apparatus and information signal recording medium
US09/431,793 US6636551B1 (en) 1998-11-05 1999-11-03 Additional information transmission method, additional information transmission system, information signal output apparatus, information signal processing apparatus, information signal recording apparatus and information signal recording medium
EP99308758A EP0999548A1 (en) 1998-11-05 1999-11-04 Technique for transmitting additional information on an information signal
CN99122935A CN1261747A (zh) 1998-11-05 1999-11-05 信息传输方法系统,信号输出处理装置、记录装置和介质
KR1019990048917A KR20000035263A (ko) 1998-11-05 1999-11-05 부가 정보 전송 방법, 부가 정보 전송 시스템, 정보 신호출력 장치, 정보 신호 처리 장치, 정보 신호 기록 장치 및정보 신호 기록 매체

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10314814A JP2000152195A (ja) 1998-11-05 1998-11-05 付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000152195A true JP2000152195A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18057933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10314814A Pending JP2000152195A (ja) 1998-11-05 1998-11-05 付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000152195A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004095828A1 (ja) * 2003-04-22 2004-11-04 Oki Electric Industry Co., Ltd. 透かし情報埋め込み装置及び方法、透かし情報検出装置及び方法、透かし入り文書
JP2012186853A (ja) * 2003-09-29 2012-09-27 Alcatel-Lucent Usa Inc デジタル・ビデオに電子透かしを入れる方法
JP5063690B2 (ja) * 2007-05-28 2012-10-31 三菱電機株式会社 電子透かし埋め込み装置および方法、及び、電子透かし検出装置および方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004095828A1 (ja) * 2003-04-22 2004-11-04 Oki Electric Industry Co., Ltd. 透かし情報埋め込み装置及び方法、透かし情報検出装置及び方法、透かし入り文書
EP1809015A2 (en) * 2003-04-22 2007-07-18 Oki Electric Industry Co., Ltd. Apparatus and method for embedding watermark information, apparatus and method for detecting watermark information, and document containing watermark
EP1809015A3 (en) * 2003-04-22 2007-07-25 Oki Electric Industry Co., Ltd. Apparatus and method for embedding watermark information, apparatus and method for detecting watermark information, and document containing watermark
US8205086B2 (en) 2003-04-22 2012-06-19 Oki Data Corporation Watermark information embedding device and method, watermark information detecting device and method, watermarked document
JP2012186853A (ja) * 2003-09-29 2012-09-27 Alcatel-Lucent Usa Inc デジタル・ビデオに電子透かしを入れる方法
JP5063690B2 (ja) * 2007-05-28 2012-10-31 三菱電機株式会社 電子透かし埋め込み装置および方法、及び、電子透かし検出装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6636551B1 (en) Additional information transmission method, additional information transmission system, information signal output apparatus, information signal processing apparatus, information signal recording apparatus and information signal recording medium
US6487363B1 (en) Video duplication control signal, video playback device, video recording device, information superimposing and extracting device and video recording medium
JP3636915B2 (ja) 付加情報重畳方法、付加情報検出方法、付加情報重畳装置および付加情報検出装置
US6728883B1 (en) Additional information superimposing apparatus, additional information superimposing method, additional information detecting apparatus, and additional information detecting method
JPH11353796A (ja) 複製世代管理方法、情報信号再生方法、情報信号再生装置および情報信号記録装置
EP1367825A1 (en) Data processing apparatus, data processing method, and program
JP2000163871A (ja) 情報信号の著作権保護方法、情報信号記録方法および装置、並びに情報信号出力方法および装置
JP3991178B2 (ja) 複製世代管理方法、情報信号記録装置、情報信号出力装置および情報信号再生装置
US6342924B1 (en) Additional information superposition method and video signal outputting apparatus
US6356705B1 (en) Video signal transmission method, superimposed information extraction method, video signal output device, video signal recording device, and video signal recording medium
US6453118B2 (en) Information transmission method, information duplication prohibiting method, information duplication prohibition device and information crevording medium
US6477316B2 (en) Video signal transmission method, superimposed information extraction method, video signal output device, video signal recording device, and video signal recording medium
JP2000156641A (ja) 付加情報重畳方法、情報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号記録装置
JP2000152195A (ja) 付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置
US6389137B1 (en) Video signal transmitting method, video signal output device, video signal receiver, video anti-duplication control system, additional information superimposing and extracting system and video signal recording medium
JP2000115728A (ja) 映像信号伝送システム、映像信号出力装置、映像信号処理装置および映像信号伝送方法
JP2000101980A (ja) 映像信号伝送システム、映像信号出力装置、映像信号処理装置および映像信号伝送方法
JP2000057686A (ja) 情報信号複製制御方法、情報信号出力装置および情報信号記録装置
JP2000152199A (ja) 電子透かし情報の重畳方法、電子透かし情報の伝送方法、電子透かし情報の重畳装置、オーサリング装置および映像信号出力装置
US6427047B1 (en) Apparatus and method for protecting the unauthorized duplication of a signal
JP2000333141A (ja) 高精細度映像信号の著作権保護方法および装置、放送方式、受信装置、記録再生方法、記録再生装置、再生方法および再生装置
JP2000152198A (ja) 付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置、情報信号記録装置および情報信号記録媒体
JP3888401B2 (ja) 情報信号出力装置、情報信号出力方法、情報信号再生装置および情報信号再生方法
JP2000232631A (ja) 付加情報重畳方法、付加情報検出方法、付加情報重畳装置および付加情報検出装置
JPH10210431A (ja) 映像信号伝送方法、重畳情報抽出方法、映像信号出力装置、映像信号受信装置および映像信号記録媒体