JP2000151994A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000151994A
JP2000151994A JP10326420A JP32642098A JP2000151994A JP 2000151994 A JP2000151994 A JP 2000151994A JP 10326420 A JP10326420 A JP 10326420A JP 32642098 A JP32642098 A JP 32642098A JP 2000151994 A JP2000151994 A JP 2000151994A
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JP
Japan
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conversion
pixel
pixel density
magnification
pixels
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JP10326420A
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English (en)
Inventor
Katsumi Minamino
勝巳 南野
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画質を劣化させることなく、簡単な方法で拡
大、縮小を行うことが可能な画像処理装置を提供するこ
と。 【解決手段】操作部16のテンキー16aから拡大、縮
小の百分率を入力すると、MPU11は、その百分率に
基づいて倍率m/nを決定する。また、MPU11は、
倍率m/nの分子mと分母nとの加減算によって加重の
割合を決定する。そして、MPU11は、変換後の画素
濃度に対応する変換前の画素濃度に基づいて、変換後の
画素濃度を算出する。従って、画質を劣化させることな
く、簡単な方法で拡大、縮小を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、コピー機能とファクシミリ機能とを備えた複合機等
に代表される画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複合機等の読取部で読み取った原稿の画
像を拡大、縮小する方法の一つに以下のような方法があ
る。すなわち、図7(a)に示すように、拡大する場合
は、読み取った原稿の画像を、単に主走査方向に対して
は所定画素毎に画素(A4,A7)を増加させる。そし
て、図7(b)に示すように、副走査方向に対しては所
定ライン毎に1ライン分の画データ(LA4,LA7)
を増加させる。
【0003】一方、図8(a)に示すように、縮小する
場合は、読み取った原稿の画像を、主走査方向に対して
所定画素毎に画素(B4,B9)を間引く。そして、図
8(b)に示すように、副走査方向に対しては所定ライ
ン毎に1ライン分の画データ(LB4,LB9)を間引
く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、拡大す
る場合に画素数や1ライン分の画データを単に増加させ
るだけでは、読み取り時の解像度がそのまま反映される
ため、画質が劣化する。特に、中間調を有する画像に対
してディザ処理を行って疑似中間調で記録紙に記録する
場合は、増加させた画素の濃度が増加元の濃度と同じで
あるため、濃度差がない。このため、疑似中間調で記録
する場合は、より画質が劣化する。一方、縮小する場合
には、画素数や1ライン分の画データを単に間引くの
で、画データが減少して、読み取った原稿の画像が忠実
に反映されないため、画質が劣化する。
【0005】加えて、拡大、縮小する方法は、種々考え
られているが、回路構成が複雑であったり、処理方法が
面倒であったりして、簡単な方法で拡大、縮小を行える
複合機等に代表される画像処理装置の登場が望まれてい
た。
【0006】本発明は、このような市場の要求に応える
ためになされたものであって、その目的は、画質を劣化
させることなく、簡単な方法で拡大、縮小を行うことが
可能な画像処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、画像を構成する画素
の濃度を読み取る読取手段と、拡大または縮小するため
の倍率を入力する入力手段と、その倍率を分数で示した
ときの分母と分子との加減算に基づいて、読み取った画
素濃度を拡大または縮小した画素濃度に変換する制御手
段とを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の画像処理装置において、制御手段は、変換後の画素
濃度が対応する変換前の画素濃度に基づいて、読み取っ
た画素濃度を拡大または縮小した画素濃度に変換する。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の画像処理装置において、制御手段
は、変換後の画素数における小数点以下の切り捨て、切
り上げ或いは四捨五入処理を行う。
【0010】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「画像処理装置」は複合機1に相当し、同じく
「読取手段」は読取部14に相当し、同じく「入力手
段」は操作部16に相当し、同じく「制御手段」はMP
U11、ROM12及びRAM13に相当する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を具体化した一実
施形態を図面を用いて説明する。図1に示すように、複
合機1は、MPU11、ROM12、RAM13、読取
部14、記録部15、操作部16、表示部17、画像メ
モリ18、コーデック19、モデム20、NCU21及
び疑似中間調処理部22から構成されるとともに、各部
11〜22がバス23を介してそれぞれ接続されてい
る。
【0012】MPU11は、複合機1を構成する各部を
制御する。ROM12は、複合機1を制御するためのプ
ログラムを記憶する。読取部14は、原稿上の画像デー
タを読み取る。そして、読み取った多値データ(本実施
形態では、256階調)の画像データを処理モードに基
づいて、固定スライス等の単純2値化処理、或いはディ
ザ処理、誤差拡散処理等の疑似中間調処理により2値化
する。
【0013】記録部15は、電子写真方式のプリンタ、
サーマルプリンタ又はインクジェット方式のプリンタ等
によりなり、受信画データやコピー動作において、読取
部14にて読み取られた原稿の画データを記録紙上に記
録する。
【0014】操作部16は、FAX番号等を入力するた
めのテンキー(*,#キーを含む)16a、短縮番号の
登録、短縮番号から発信するための短縮キー16b、原
稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー16
c、「通信(FAX)」動作又は「コピー」動作を設定
するための通信/コピーキー16d、読み取った画デー
タの処理モードを中間調モードに設定する中間調キー1
6e等の各種操作キーを備えている。LCD等よりなる
表示部17は、複合機1の動作状態等の各種情報の表示
を行う。
【0015】画像メモリ18は、受信画データや読取部
14で読み取られ、コーデック19でMMR、MR又は
MH方式で符号化された画データを一時的に記憶する。
コーデック19は、読取部14にて読み取られた画デー
タを送信のためにMH,MR,MMR方式等により符号
化(エンコード)する。また、コーデック19は、受信
画データを復号(デコード)する。
【0016】モデム20は、ITU−T勧告T.30に
従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.1
7,V.27ter,V.29等のいずれかに従った送
受信データの変調及び復調を行う。NCU21は、電話
回線Lとの接続を制御するとともに、相手先のFAX番
号に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出するた
めの機能を備えている。
【0017】疑似中間調処理部22は、操作部16の中
間調キー16eの押下に基づいて、読取部14で読み取
った多値データのディザ処理、誤差拡散処理等の疑似中
間調処理を行う。
【0018】次に、拡大、縮小を行う場合に加重平均を
用いて濃度を算出する方法について、図面を用いて説明
する。 [1]加重平均を用いて、例えば倍率9/7に拡大する
場合 図2(a)に示すように、画素B1〜B7は、変換前の
多値データからなる1画素を示している。換言すれば、
画素B1〜B7は、変換前の1画素の濃度を示してい
る。また、画素A1〜A9は、変換後の多値データから
なる1画素を示している。換言すれば、画素A1〜A9
は、変換後の1画素の濃度を示している。なお、図2
(a)に示す画素は、加重の割合を明確に示すため、あ
えて変換前の画素B1〜B7と、変換後の画素A1〜A
9とは、異なる画素の大きさで示している。従って、変
換後の画素A1〜A9を変換前の画素B1〜B7と同一
の大きさで描けば、変換後の画素A1〜A9は、変換前
の画素B1〜B7に倍率9/7を乗算した画素に拡大さ
れた画素となる。
【0019】ここで、変換後の画素A1〜A9の濃度
を、加重平均を用いて算出すると、以下のように示すこ
とができる。 A1=(B1*7)/7 (式1−1) A2=(B1*2+B2*5)/7 (式1−2) A3=(B2*4+B3*3)/7 (式1−3) A4=(B3*6+B4*1)/7 (式1−4) A5=(B4*7)/7 (式1−5) A6=(B5*6+B4*1)/7 (式1−6) A7=(B6*4+B5*3)/7 (式1−7) A8=(B7*2+B6*5)/7 (式1−8) A9=(B7*7)/7 (式1−9) ここで、変換前の1画素から対応する変換後の1画素を
見ると、その加重の割合の合計が「9」である。一方、
変換後の1画素から対応する変換前の1画素を見ると、
その加重の割合の合計が「7」である。つまり、倍率m
/nに拡大する場合は、この倍率m/nの分子mと分母
nとの加減算により、決定されている。
【0020】[2]加重平均を用いて、例えば倍率7/
9に縮小する場合 図2(b)に示すように、画素B1〜B9は、変換前の
多値データからなる1画素を示している。換言すれば、
画素B1〜B9は、変換前の1画素の濃度を示してい
る。また、画素A1〜A7は、変換後の多値データから
なる1画素を示している。換言すれば、画素A1〜A7
は、変換後の1画素の濃度を示している。なお、図2
(b)に示す画素は、加重の割合を明確に示すため、あ
えて変換前の画素B1〜B9と、変換後の画素A1〜A
7とは、異なる画素の大きさで示している。従って、変
換後の画素A1〜A7を変換前の画素B1〜B9と同一
の大きさで描けば、変換後の画素A1〜A7は、変換前
の画素B1〜B9に倍率7/9を乗算した画素に縮小さ
れた画素となる。
【0021】ここで、変換後の画素A1〜A7の濃度
を、加重平均を用いて算出すると、以下のように示すこ
とができる。 A1=(B1*7+B2*2)/9 (式2−1) A2=(B2*5+B3*4)/9 (式2−2) A3=(B3*3+B4*6)/9 (式2−3) A4=(B4*1+B5*7+B6*1)/9 (式2−4) A5=(B6*6+B7*3)/9 (式2−5) A6=(B7*4+B8*5)/9 (式2−6) A7=(B8*2+B9*7)/9 (式2−7) ここで、変換前の1画素から対応する変換後の1画素を
見ると、その加重の割合の合計が「7」である。一方、
変換後の1画素から対応する変換前の1画素を見ると、
その加重の割合の合計が「9」である。つまり、倍率m
/nに縮小する場合も、この倍率m/nの分子mと分母
nとの加減算により、決定されている。
【0022】次に、複合機1において、読取部14で読
み取った画像データを倍率m/n(m>n)に拡大する
場合の動作について、図3に示すフローチャートを用い
て説明する。なお、この動作は、ROM12に記憶され
たプログラムに基づき、MPU11の制御により実行さ
れる。また、読取部14で読み取られた画像データは、
一旦画像メモリ18に記憶されている。さらに、操作部
16のテンキー16aから拡大、縮小の百分率が入力さ
れ、その百分率に基づいて倍率m/nが決定されてい
る。具体的には、入力された百分率が131〔%〕であ
れば倍率131/100に、入力された百分率が120
〔%〕であれば倍率120/100を約分した倍率6/
5に決定されている。従って、入力される1〔%〕刻み
の百分率に応じて、倍率m/nが決定される。
【0023】ステップS1においては、加重Wと変換後
の画素濃度Aとに初期値として、「0」が代入される。
ステップS2においては、分母nにマイナスを乗算した
値(−n)が、加重Wから分子mを減算した値を超えて
いるか否かが判断される。そして、分母nにマイナスを
乗算した値(−n)が、加重Wから分子mを減算した値
を超えている場合は、ステップS3に移行する。一方、
分母nにマイナスを乗算した値(−n)が、加重Wから
分子mを減算した値を超えていない場合は、ステップS
6に移行する。
【0024】ステップS3においては、加重Wに分母n
を加算した値が、加重Wに代入される。ステップS4に
おいては、変換前の画素濃度Bに分母nを乗算した値
が、変換後の画素濃度Aに代入される。
【0025】ステップS5においては、変換後の画素濃
度Aを分母nで除算した値が、画像メモリ18に記憶さ
れる。具体的には、前記図2(a)に示す倍率9/7に
拡大する場合において、変換前の画素B1〜B9を1ラ
インとすれば、変換後の画素「A1」に該当する。従っ
て、前記(式1−1)によって、画素「A1」の濃度が
算出され、画像メモリ18に記憶される。
【0026】ステップS6においては、加重Wから分子
mを減算した値が、加重Wに代入される。ステップS7
においては、加重Wにマイナスを乗算した値に、変換前
の画素濃度Bを乗算した値が、変換後の画素濃度Aに代
入される。
【0027】ステップS8においては、変換前の画素濃
度Bが、最後の画素が否かが判断される。最後の画素で
ある場合は、ステップS13に移行する。一方、最後の
画素でない場合は、ステップS9に移行する。
【0028】ステップS9においては、変換前の次の画
素濃度Bが画像メモリ18から読み込まれる。ステップ
S10においては、加重Wに分子mを加算した値が、加
重Wに代入される。
【0029】ステップS11においては、変換前の画素
濃度Bに加重Wが乗算された値に、前記ステップS7に
おいて算出された変換後の画素濃度Aが加算された値
が、変換後の画素濃度Aに代入される。
【0030】ステップS12においては、変換後の画素
濃度Aを分母nで除算した値が、画像メモリ18に記憶
される。具体的には、前記図2(a)に示す倍率9/7
に拡大する場合において、変換前の画素B1〜B9を1
ラインとすれば、変換後の画素「A2〜A8」に該当す
る。従って、前記(式1−2)〜(式1−8)によっ
て、画素「A2〜A8」の濃度が順次算出され、画像メ
モリ18に記憶される。なお、算出された小数点以下の
値は、切り捨てられる。
【0031】ステップS13においては、加重Wにマイ
ナスを乗算した値と、分母nとが等しいか否かが判断さ
れる。そして、加重Wにマイナスを乗算した値と、分母
nとが等しい場合は、ステップS14に移行する。一
方、加重Wにマイナスを乗算した値と、分母nとが等し
くない場合は、この処理を終了する。
【0032】ステップS14においては、変換後の画素
濃度Aを加重Wにマイナスを乗算した値で、除算した値
が、画像メモリ18に記憶される。具体的には、前記図
2(a)に示す倍率9/7に拡大する場合において、変
換前の画素B1〜B9を1ラインとすれば、変換後の画
素「A9」に該当する。従って、前記(式1−9)によ
って、画素「A9」の濃度が算出され、画像メモリ18
に記憶される。
【0033】次に、複合機1において、読取部14で読
み取った画像データを倍率m/n(m<n)に縮小する
場合の動作について、図4に示すフローチャートを用い
て説明する。なお、この動作は、ROM12に記憶され
たプログラムに基づき、MPU11の制御により実行さ
れる。また、読取部14で読み取られた画像データは、
一旦画像メモリ18に記憶されている。さらに、操作部
16のテンキー16aから拡大、縮小の百分率が入力さ
れ、その百分率に基づいて倍率m/nが決定されてい
る。具体的には、入力された百分率が97〔%〕であれ
ば倍率97/100に、入力された百分率が98〔%〕
であれば倍率98/100を約分した倍率49/50に
決定されている。従って、入力される1〔%〕刻みの百
分率に応じて、倍率m/nが決定される。
【0034】ステップS21においては、加重Wと変換
後の画素濃度Aとに初期値として、「0」が代入され
る。ステップS22においては、加重Wから分子mを減
算した値が、加重Wに代入される。
【0035】ステップS23においては、加重Wにマイ
ナスを乗算した値に、変換前の画素濃度Bを乗算した値
が、変換後の画素濃度Aに代入される。ステップS24
においては、変換前の画素濃度Bが、最後の画素が否か
が判断される。最後の画素である場合は、この処理を終
了する。一方、最後の画素でない場合は、ステップS2
5に移行する。
【0036】ステップS25においては、変換前の次の
画素濃度Bが画像メモリ18から読み込まれる。ステッ
プS26においては、加重Wに分母nを加算した値が、
分子mを超えているか否かが判断される。そして、加重
Wに分母nを加算した値が、分子mを超えている場合
は、ステップS27に移行する。一方、加重Wに分母n
を加算した値が、分子mを超えていない場合は、ステッ
プS29に移行する。
【0037】ステップS27においては、変換前の画素
濃度Bに加重Wが乗算された値に、変換後の画素濃度A
が加算された値が、変換後の画素濃度Aに代入される。
ステップS28においては、加重Wから分子mが減算さ
れた値が、加重Wに代入される。
【0038】ステップS29においては、加重Wに分子
mを加算した値が、加重Wに代入される。ステップS3
0においては、変換前の画素濃度Bに加重Wが乗算され
た値に、変換後の画素濃度Aが加算された値が、変換後
の画素濃度Aに代入される。
【0039】ステップS31においては、変換後の画素
濃度Aを分母nで除算した値が、画像メモリ18に記憶
される。具体的には、前記図2(b)に示す倍率7/9
に縮小する場合において、変換前の画素B1〜B7を1
ラインとすれば、変換後の画素「A1〜A7」に該当す
る。従って、前記(式2−1)〜(式2−7)によっ
て、画素「A1〜A7」の濃度が順次算出され、画像メ
モリ18に記憶される。なお、算出された小数点以下の
値は、切り捨てられる。
【0040】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)倍率m/nに拡大、縮小する場合は、倍率m/n
の分子mと分母nとの加減算によって、加重の割合が決
定されている。そして、変換後の画素濃度が対応する変
換前の画素濃度に基づいて算出される。このため、拡大
する場合において、読み取った原稿の画像を、単に主走
査方向に対しては所定画素毎に画素数を増加させ、副走
査方向に対しては所定ライン毎に直前の1ライン分の画
データを増加させる方法や、縮小する場合において、読
み取った原稿の画像を、主走査方向に対して所定画素毎
に画素を間引き、副走査方向に対しては所定ライン毎に
1ライン分の画データを間引く方法に比べて、画質が劣
化することがない。従って、画質を劣化させることな
く、簡単な方法で拡大、縮小を行うことができる。
【0041】(2)加えて、変換前の画素濃度に基づい
て、加重平均で変換後の画素濃度の変換が行われてい
る。このため、変換後の画素濃度には、変換前の画素濃
度が確実に反映される。従って、画質が劣化するおそれ
を確実に防止することができる。
【0042】(3)倍率m/nに拡大、縮小する場合
は、倍率m/nの分子mと分母nとの加減算によって、
加重の割合が決定されている。このため、簡単な方法で
拡大、縮小を行うことができる。従って、プログラムを
用いて容易に実現することができる。
【0043】なお、前記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・前記図3に示す倍率m/nに拡大する場合のフローチ
ャートにおいて、図5(a)に示す切り上げ処理を行わ
せる構成にしても良い。すなわち、前記図3に示すステ
ップS8の「YES」の場合に、図5(a)に示すステ
ップS41において、変換後の画素濃度Aを加重Wにマ
イナスを乗算した値で、除算した値が、画像メモリ18
に記憶される。このように構成すれば、拡大する場合に
おいて、変換後の画素数における小数点以下の切り上げ
処理を行わせることができる。従って、小数点以下で示
される値を1画素とみなして、つまり変換後の最後の画
素として出力させることができる。
【0044】・前記図4に示す倍率m/nに縮小する場
合のフローチャートにおいて、図5(b)に示す切り上
げ処理を行わせる構成にしても良い。すなわち、前記図
4に示すステップS24の「YES」の場合に、図5
(b)に示すステップS51においては、加重Wが
「0」に等しいか否かが比較される。そして、加重Wが
「0」に等しい場合は、この処理を終了する。一方、加
重Wが「0」に等しくない場合は、ステップS52に移
行する。ステップS52においては、変換後の画素濃度
Aを加重Wにマイナスを乗算した値で、除算した値が、
画像メモリ18に記憶される。このように構成すれば、
縮小する場合において、変換後の画素数における小数点
以下の切り上げ処理を行わせることができる。従って、
小数点以下で示される値を1画素とみなして、つまり変
換後の最後の画素として出力させることができる。
【0045】・前記図3に示す倍率m/nに拡大する場
合のフローチャート、又は前記図4に示す倍率m/nに
縮小する場合のフローチャートにおいて、図6に示す四
捨五入処理を行わせる構成にしても良い。すなわち、前
記図3に示すステップS8の「YES」の場合、又は前
記図4に示すステップS24の「YES」の場合に、図
6に示すステップS61において、分母nが、加重Wに
マイナスを乗算した値をさらに「2」を乗算した値を超
えているか否かが判断される。そして、分母nが、加重
Wにマイナスを乗算した値をさらに「2」を乗算した値
をを超えている場合は、この処理を終了する。一方、分
母nが、加重Wにマイナスを乗算した値をさらに「2」
を乗算した値を超えていない場合は、ステップS62に
移行する。ステップS62においては、変換後の画素濃
度Aを加重Wにマイナスを乗算した値で、除算した値
が、画像メモリ18に記憶される。このように構成すれ
ば、拡大、縮小する場合において、変換後の画素数にお
ける小数点以下の四捨五入処理を行わせることができ
る。従って、小数点以下で示される値を1画素とみなし
て、つまり変換後の最後の画素として出力させるか、或
いは小数点以下で示される値を無視して、出力させない
ようにすることができる。
【0046】・前記図3に示すステップS4において
は、変換前の画素濃度Bに分母nを乗算した値を、変換
後の画素濃度Aに代入している。そして、ステップS5
においては、変換後の画素濃度Aを分母nで除算した値
を、画像メモリ18に記憶している。このため、ステッ
プS4,S5において、予め分母nを考慮すれば、次の
ように構成しても良い。すなわち、ステップS4におい
ては、変換前の画素濃度Bを変換後の画素濃度Aに代入
させる。そして、ステップS5においては、変換後の画
素濃度Aを画像メモリ18に記憶させる。このように記
憶すれば、より一層高速に拡大、縮小を行うことができ
る。
【0047】・前記図3に示すステップS5の処理にお
いて、変換後の画素濃度Aを画像メモリ18に記憶させ
る構成に代えて、記録部15で記録紙に記録させる構成
にしても良い。なお、前記図3に示すステップS12,
S14及び前記図4に示すステップS31についても同
様である。また、前記図5(a)に示すステップS4
1、前記図5(b)に示すステップS52及び前記図6
に示すステップS62についても同様である。
【0048】さらに、上記実施形態より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共
に記載する。 〔1〕コンピュータに画像を構成する画素の濃度を読み
取る読取手段と、拡大または縮小するための倍率を入力
する入力手段と、その倍率の分母と分子との加減算に基
づいて、読み取った画素濃度を拡大または縮小した画素
濃度に変換する制御手段とを実行させるためのプログラ
ムを記録した記録媒体。
【0049】このように構成すれば、画質を劣化させる
ことなく、簡単な方法で拡大、縮小を行うことが可能な
記録媒体を提供することができる。ところで、本明細書
において、記録媒体とは、読み出しが可能な半導体記憶
装置、磁気記憶装置の記録媒体、光磁気記憶装置の記録
媒体など、コンピュータのプログラムを記録できるもの
ならどのようなものでもよい。具体的には、半導体RO
M、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、相変化ディスク、磁気テープなど
を含むものとする。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、画質を劣化させることなく、簡単な方法で拡
大、縮小を行うことができる。
【0051】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、画質が劣化するおそれを
確実に防止することができる。請求項3に記載の発明に
よれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に
加えて、所望に応じて、変換後の画素数における小数点
以下で示される値を最後の画素として、出力させるか否
かを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における複合機の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】(a)拡大する場合の変換前と変換後との加重
の割合を説明するための説明図。 (b)縮小する場合の変換前と変換後との加重の割合を
説明するための説明図。
【図3】画像データを倍率m/nに拡大する場合の動作
を示すフローチャート。
【図4】画像データを倍率m/nに縮小する場合の動作
を示すフローチャート。
【図5】(a)拡大する場合の切り上げ処理を示すフロ
ーチャート。 (b)縮小する場合の切り上げ処理を示すフローチャー
ト。
【図6】拡大、縮小する場合の四捨五入処理を示すフロ
ーチャート。
【図7】従来において、読み取った画像を拡大する場合
を説明するための説明図。
【図8】従来において、読み取った画像を縮小する場合
を説明するための説明図。
【符号の説明】
1…画像処理装置としての複合機、11…制御手段を構
成するMPU、12…制御手段を構成するROM、13
…制御手段を構成するRAM、14…読取手段としての
読取部、16…入力手段としての操作部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA23 CA07 CA12 CA16 CB07 CB12 CB16 CC01 CD06 CD10 CE13 CH01 CH08 CH11 DB02 DB08 5C076 AA21 AA22 BA08 BB25 CB01 5C077 LL17 LL19 PP10 PP20 PP46 PP48 PP68 PQ18 SS05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を構成する画素の濃度を読み取る読
    取手段と、拡大または縮小するための倍率を入力する入
    力手段と、その倍率を分数で示したときの分母と分子と
    の加減算に基づいて、読み取った画素濃度を拡大または
    縮小した画素濃度に変換する制御手段とを備えた画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、制御手段は、変換後の画素濃度が対応する変換前の
    画素濃度に基づいて、読み取った画素濃度を拡大または
    縮小した画素濃度に変換する画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像処
    理装置において、制御手段は、変換後の画素数における
    小数点以下の切り捨て、切り上げ或いは四捨五入処理を
    行う画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156585A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Brother Ind Ltd 画像処理プログラム及び画像処理装置
JP2009159032A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Fujifilm Corp 画像縮小装置および画像縮小方法

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