JP2000151818A - 電話受付応答のコンピュータ多重系システム - Google Patents

電話受付応答のコンピュータ多重系システム

Info

Publication number
JP2000151818A
JP2000151818A JP10327793A JP32779398A JP2000151818A JP 2000151818 A JP2000151818 A JP 2000151818A JP 10327793 A JP10327793 A JP 10327793A JP 32779398 A JP32779398 A JP 32779398A JP 2000151818 A JP2000151818 A JP 2000151818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
computer
calls
line
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10327793A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Murata
篤 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10327793A priority Critical patent/JP2000151818A/ja
Publication of JP2000151818A publication Critical patent/JP2000151818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 いずれかの電話受付コンピュータが停止した
場合であっても、同一電話番号での受付を行って処理を
実行することができ、電話受付システムの信頼性を向上
させて連続したサービスを提供することができる。 【解決手段】 電話4が電話回線11にかかってきたと
き、回線分岐装置1により、分岐された複数の電話回線
41、51を呼出し、電話回線ボード23、33によ
り、電話回線41、51を介して呼出し回数を検出し
て、呼出し回数が所定の回数検出された場合、複数の電
話回線41、51に接続された複数の電話受付コンピュ
ータ2、3のうち、何れか一つの電話受付コンピュータ
2、3に着信させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話受付応答のコ
ンピュータ多重系システムに係り、電話問い合せの自動
応答やコールセンターの受付をコンピュータで行う分野
に関するものである。コンピュータに従来のPBXの代
わりをさせて、電話を受付けるシステムが近年構築され
ているが、コンピュータはPBXの信頼性に比べて低
い。本発明は、コンピュータを多重系にすることのよ
り、相互のバックアップを行い信頼性を向上させること
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電話受付システムの構成図
である。図8において、101は顧客の電話、102は
公衆電話網、103は電話回線、104は電話受付コン
ピュータ、105は電話回線ボード、106は電話制御
ミドルウェア、107は電話受付アプリケーションであ
る。電話受付コンピュータ104は顧客からの電話呼出
しに応答して、録音された音声を流し、顧客からのプッ
シュトーンによる必要な音声情報を電話経由で聞かせる
ものである。
【0003】電話回線ボード105は、電話回線103
の制御を行うものであり、着信や切断、コンピュータの
音声と電話の音声を変換するものである。電話制御ミド
ルウェア106は、電話回線ボード105と電話受付ア
プリケーション107を結び付けるものであり、電話呼
出しによる着信応答の制御やプッシュトーンによる対応
する電話受付アプリケーション107の呼出しを行うも
のである。電話受付アプリケーション107は、顧客か
らのプッシュトーン指示により、対応する音声情報を選
択して音声回答するものである。
【0004】次に、その動作について説明する。顧客は
電話受付アプリケーション107が接続している電話回
線103の電話番号に電話する。この電話番号は公衆電
話網の機能により、代表電話番号が設定されており、例
えば、4本の電話回線103を接続した場合は、公衆電
話網102の機能により、1つの電話番号でそれぞれが
接続される。電話回線ボード105は、電話制御ミドル
ウェア106から指定された呼出し音の回数がなると着
信して、電話受付コンピュータ104の電話制御ミドル
ウェア106に制御を渡す。電話制御ミドルウェア10
6は、電話受付アプリケーション107を起動する。電
話受付アプリケーション107は音声情報を顧客に提供
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
電話受付システムは、電話受付コンピュータ104が故
障などにより停止するとサービスを継続的に提供できな
いという問題があった。サービスを継続的に提供するた
めには、電話受付コンピュータ104を2台ならべるこ
とにより、停止していない電話受付コンピュータ104
が対応するというシステムが考えられる。
【0006】しかしながら、この電話受付コンピュータ
104を2台ならべて構成する場合、顧客が必ず停止し
ていない電話受付コンピュータ104を呼び出すために
は、2台のコンピュータ104の電話回線103の電話
番号を変えておく必要があり、顧客に対して1つの電話
番号で受付けサービスを提供することができない。ま
た、顧客はどちらの電話番号が停止していない電話受付
コンピュータ104かを判別する手段をもたないため、
解決策となっていない。
【0007】そこで、本発明は上記のような課題を解決
するためになされたもので、電話受付コンピュータを多
重系に配置しても顧客が1つの電話番号で継続的にサー
ビスを受けることができる他、着信する電話受付コンピ
ュータをシステムが選択できるようにすることにより、
多重系による信頼性向上に対して、他の業務で使用して
いるコンピュータを緊急事態に電話受付コンピュータに
転用したり、システムの信頼性を高めるために通常運用
時は負荷分散を行うことにより停止の確率を低くするこ
とができる電話受付応答のコンピュータ多重系システム
を提供することを目的にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電話受付に応答するコンピュータ多重系システムにおい
て、電話が第1の電話回線にかかってきたとき、分岐さ
れた複数の第2の電話回線を呼出す電話回線呼出し手段
と、第2の電話回線を介して呼出し回数を検出する呼出
し回数検出手段と、呼出し回数が所定の回数検出された
場合、複数の第2の電話回線に接続された複数のコンピ
ュータのうち、いずれか一つのコンピュータに着信させ
る着信制御手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
電話受付応答のコンピュータ多重系システムにおいて、
コンピュータが、第2の電話回線を内線回線と接続する
回線接続手段を有することを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の発明は、電話受付に応答す
るコンピュータ多重系システムにおいて、電話が第1の
電話回線にかかってきたとき、分岐された複数の第2の
電話回線を呼出す電話回線呼出し手段と、第2の電話回
線を介して第1の呼出し回数を検出する第1の呼出し回
数検出手段と、第1の呼出し回数が検出されたときに、
複数の第2の電話回線に接続された複数のコンピュータ
のうち、第1の呼出し回数に対応した第1のコンピュー
タが着信しなかった場合、第1の呼出し回数よりも大き
い第2の呼出し回数を検出する第2の呼出し回数検出手
段と、第2の呼出し回数が検出された場合、第2の呼出
し回数に対応した第2のコンピュータに着信させる着信
制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
電話受付応答のコンピュータ多重系システムにおいて、
コンピュータが、第2の電話回線を内線回線と接続する
回線接続手段を有することを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の発明は、電話受付に応答す
るコンピュータ多重系システムにおいて、第1のコンピ
ュータに第1の呼出し回数を設定する第1の呼出し回数
設定手段と、第2のコンピュータに第1の呼出し回数よ
りも大きい第2の呼出し回数を設定する第2の呼出し回
数設定手段と、電話が第1の電話回線にかかってきたと
き、分岐された複数の第2の電話回線を呼出す電話回線
呼出し手段と、第2の電話回線を介して第1の呼出し回
数を検出する第1の呼出し回数検出手段と、第1の呼出
し回数が検出されたときに、複数の第2の電話回線に接
続された複数のコンピュータのうち、第1の呼出し回数
に対応した第1のコンピュータに着信させる第1の着信
制御手段と、第1のコンピュータに設定された第1の呼
出し回数を第2のコンピュータに設定するとともに、第
2のコンピュータに設定された第2の呼出し回数を第1
のコンピュータに設定する第3の呼出し回数設定手段と
を有することを特徴とするものである。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
電話受付応答のコンピュータ多重系システムにおいて、
コンピュータが、第2の電話回線を内線回線と接続する
回線接続手段を有することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る実施の形態1の電話
受付応答のコンピュータ多重系システムの構成図であ
る。実施の形態1では、2重系による多重系システムを
例示して説明するが、3重系以上の多重系システムの動
作にも同様に発展させることができる。図1において、
回線分岐装置1は電話回線を分岐して、多重化された電
話受付コンピュータ2、3に接続されたそれぞれの電話
回線を同時に呼び出す装置である。
【0015】例えば、顧客の電話4から公衆電話網5を
介して電話回線11が呼び出された時に、回線分岐装置
1は分岐された電話回線41、51のそれぞれを同時に
呼び出す。どちらかの電話回線41、51が回線を接続
すると、その回線を通じてどちらかのコンピュータ2、
3が通信を行う。回線分岐装置1はアナログ電話回線や
デジタル電話回線(ISDN)など通信事業者に対応し
た分岐装置である。ISDNの場合は、マルチドロップ
形態のために分岐装置といった装置は不要である。
【0016】以下、アナログ回線を想定して呼出し音と
いう形にするが、ISDNの場合は応答時間に変更して
アナログ回線で想定している動作と同様の効果を発揮す
る仕組みを活用することになる。LAN6は、電話受付
コンピュータ2、3間の通信を可能とするネットワーク
である。回線呼出し制御テーブル21、31は、回線制
御ミドルウェア22、32がこのテーブル21、31の
数値を参照して電話回線ボード23、33に回線接続す
る呼出し回数を設定する。電話受付アプリケーション2
4、34は顧客からのプッシュトーン指示により、対応
する音声情報を選択して実行するものである。その他の
機能仕様は、前述した従来技術と同様である。
【0017】図2は図1に示す電話受付応答のコンピュ
ータ多重系システムの動作フローを示すフローチャート
である。以下に、その動作フローを図1、2を参照して
説明する。システムの初期状態では、初期設定として電
話受付コンピュータ2、3の回線呼出し制御テーブル2
1、31に同じ呼出し回数、例えば3を設定する(ステ
ップS1、S2)。回線制御ミドルウェア22、32
は、回線呼出し制御テーブル21、31の情報を電話回
線ボード23、33に動作パラメータとして設定する。
【0018】ここで、それぞれの電話受付コンピュータ
2、3が動作している正常運用時の動作を説明する。電
話4が電話回線11にかかってくると、回線分岐装置1
により、分岐された2つの電話回線41、51がそれぞ
れ呼び出される(ステップS3)。それぞれの電話回線
ボード23、33は、呼出し音を検知し(ステップS
4、S5)、3回呼び出されると着信制御を行うように
設定されているため、3回呼び出された時に、ランダム
にどちらかの電話回線ボード23、33が着信する(ス
テップS6)。ここでは、例えば電話回線ボード23が
着信して着信した電話受付コンピュータ2の電話受付ア
プリケーション24が処理を行い(ステップS7)、電
話回線ボード33で着信しなかった電話受付コンピュー
タ3の電話受付アプリケーション34は処理を行わない
(ステップS8)。
【0019】但し、ランダムに片方の例えば電話回線ボ
ード23が着信して、もう片方の電話回線ボード33が
着信しないシステムは、回線分岐装置1の部分にISD
Nのマルチドロップの仕組みを適用した場合である。ア
ナログ電話回線に分岐装置を用いた場合は、先に受付け
した例えばコンピュータ2がLAN6を使用して、他の
コンピュータ3と通信をして、他のコンピュータ3が応
答しないようにする。
【0020】次に、片方の例えば電話受付コンピュータ
2が停止した場合の異常時の動作を説明する。電話4が
電話回線11にかかってくると、回線分岐装置1によ
り、分岐された2つの電話回線41、51がそれぞれ呼
び出される(ステップS11)。それぞれの電話回線ボ
ード23、33は、例えば3回呼び出されると着信制御
を行うように設定されているが、停止している方の電話
受付コンピュータ2の電話回線ボード23は呼出し音に
反応しない(ステップS12)。
【0021】停止していない方の電話受付コンピュータ
3の電話回線ボード33は、呼出し音を検知し(ステッ
プS13)、3回呼出されると着信し(ステップS1
4)、着信した動作している電話受付コンピュータ3の
電話受付アプリケーション34が処理を行う(ステップ
S15)。このように、動作している電話受付コンピュ
ータ3は、正常運用時と同様の動作により、電話受付ア
プリケーション34を実行する。
【0022】このように、本実施の形態では、電話4が
電話回線11にかかってきたとき、回線分岐装置1によ
り、分岐された複数の電話回線41、51を呼出し、電
話回線ボード23、33により、電話回線41、51を
介して呼出し回数を検出して、呼出し回数が所定の回数
検出された場合、複数の電話回線41、51に接続され
た複数の電話受付コンピュータ2、3のうち、いずれか
一つの電話受付コンピュータ2、3に着信させるように
構成したため、全ての電話受付コンピュータ2、3が正
常に動作しているときだけでなく、いずれかの電話受付
コンピュータ2、3が停止した場合でも、同一電話番号
での受付を行って処理を実行することができる。このた
め、電話受付システムの信頼性を向上させて連続したサ
ービスを提供することができる。
【0023】実施の形態2.実施の形態1では、呼出し
回数に同一の回数を設定する態様の場合を説明したが、
本実施の形態では、呼出し回数に違う数値を設定する態
様の場合を説明する。本実施の形態では、2重系による
多重系システムを例示して説明するが、3重系以上の多
重系システムの動作にも同様に発展させることができ
る。図3は本発明に係る実施の形態2の電話受付対応の
コンピュータ多重系システムの構成図である。図3にお
いて、図1と同一符号は同一または相当部分を示し、3
5は電話受付コンピュータ3に設けた他の業務アプリケ
ーションである。
【0024】電話受付コンピュータ3は通常運用時は、
別の業務アプリケーションを実行しており、電話受付シ
ステムの機能は持っているが、通常運用時は電話受付の
処理を行わない。電話受付コンピュータ3の他の業務ア
プリケーション35は、別の業務を電話受付コンピュー
タ3で行うソフトウェアであり、電話受付コンピュータ
3のその他のソフトウェアと独立に動作している。
【0025】図4は図3に示す電話受付応答のコンピュ
ータ多重系システムの動作フローを示すフローチャート
である。以下に、その動作フローを図3、4を参照して
説明する。システムの初期状態では、初期設定として電
話受付コンピュータ2の回線呼出し制御テーブル21に
呼出し回数、例えば3を設定する(ステップS21)。
電話受付コンピュータ3の回線呼出し制御テーブル31
には、呼出し回数、例えば6を設定する(ステップS2
2)。回線制御ミドルウェア22、32は、回線呼出し
制御テーブル21、31の情報を電話回線ボード23、
33に動作パラメータとして設定する。
【0026】ここで、それぞれの電話受付コンピュータ
2、3が動作している正常運用時の動作を説明する。電
話4が電話回線11にかかってくると、回線分岐装置1
により、分岐された2つの電話回線41、51がそれぞ
れ呼び出される(ステップS23)。それぞれの電話回
線ボード23、33は、呼出し音を検知し(ステップS
24、S25)、3回呼出されると電話受付コンピュー
タ2が着信するように設定されているため、3回呼出さ
れたときに、電話受付コンピュータ2の電話回線ボード
23が着信する(ステップS26)。
【0027】そして、電話回線ボード23で着信した電
話受付コンピュータ2では、電話受付アプリケーション
24に処理が渡されて受付け処理が行われる(ステップ
S27)。電話回線12、13、14の場合も同様の動
作により、必ず電話受付コンピュータ2が対応する。な
お、3回呼出されたときに、電話回線ボード33で着信
しなかった電話受付コンピュータ3では、電話受付アプ
リケーション34で処理が行われない。
【0028】次に、片方の例えば電話受付コンピュータ
2が停止した場合の異常時の動作を説明する。電話4が
電話回線11にかかってくると、回線分岐装置1によ
り、分岐された2つの電話回線41、51がそれぞれ呼
び出される(ステップS31)。電話受付コンピュータ
2は、3回呼び出されると着信制御を行うように設定さ
れているが、停止しているために、電話回線ボード23
が呼出し音に反応しない(ステップS32)。
【0029】停止していない方の動作している電話受付
コンピュータ3の電話回線ボード33は、呼出し音を検
知し(ステップS33)、6回の呼出し回数で着信する
ように設定されているために、6回呼出されると着信し
て(ステップS34)、電話受付アプリケーション34
が処理を行う(ステップS35)。このように、動作し
ている電話受付コンピュータ3は、正常運用時と同様の
動作により、電話受付アプリケーション34を実行す
る。
【0030】なお、これらの動作は、ISDNのマルチ
ドロップの形態でも、アナログ回線の分岐装置を利用し
た場合にも適用することができる。また、この仕組みを
実施の形態1に適用した場合は、アナログ回線の分岐装
置を利用した形態であり、電話受付コンピュータ2、3
のLAN6を利用した相互通信による応答コンピュータ
指定の機能が不要となる。
【0031】このように、本実施の形態では、電話4が
電話回線4にかかってきたとき、回線分岐装置1によ
り、分岐された複数の電話回線41、51を呼出し、電
話回線ボード23、33により、電話回線41、51を
介して例えば3回の呼出し回数を検出し、この3回の呼
出し回数が検出されたときに、複数の電話回線41、5
1に接続された複数のコンピュータ2、3のうち、呼出
し回数の3回に対応した電話受付コンピュータ2が停止
して着信しなかった場合、この呼出し回数の3回よりも
大きい例えば6回の呼出し回数を検出し、この6回の呼
出し回数が検出された場合、この6回の呼出し回数に対
応した電話受付コンピュータ3に着信させるように構成
したため、正規の電話受付コンピュータ2が停止して着
信できなくても、同一電話番号でバックアップの電話受
付コンピュータ3に着信させて対応させることができ
る。このため、電話受付システムの信頼性を向上させて
連続したサービスを提供することができ、さらにシステ
ム資源の効率的な利用を実現することができる。
【0032】実施の形態3.実施の形態2では、呼出し
回数に違う数値を固定的に設定する態様の場合を説明し
たが、本実施の形態では、呼出し回数に違う数値を設定
した後、次に呼出し回数の違う数値を着信処理の回数ご
とに変化させる態様の場合を説明する。図5は本発明に
係る実施の形態3の電話受付応答のコンピュータ多重系
システムの構成図である。図5において、図1と同一符
号は同一または相当部分を示し、26、36は電話受付
コンピュータ2、3に設けた通信連携ソフトウェアであ
り、通信連携ソフトウェア26、36は、回線呼出し制
御テーブル21、31の内容をLAN6などの通信媒体
を利用して交換する機能を行うソフトウェアである。
【0033】図6は図5に示す電話受付応答のコンピュ
ータ多重系システムの動作フローを示すフローチャート
である。以下に、その動作フローを図5、6を参照して
説明する。システムの初期状態では、初期設定として電
話受付コンピュータ2の回線呼出し制御テーブル21に
呼出し回数、例えば3を設定する(ステップS41)。
電話受付コンピュータ3の回線呼出し制御テーブル31
には、呼出し回数、例えば6を設定する(ステップS2
2)。回線制御ミドルウェア22、32は、回線呼出し
制御テーブル21、31の情報を電話回線ボード23、
33に動作パラメータとして設定する。
【0034】ここで、それぞれの電話受付コンピュータ
2、3が動作している運用時の動作を説明する。電話4
が電話回線11にかかってくると、回線分岐装置1によ
り、分岐された2つの電話回線41、51がそれぞれ呼
び出される(ステップS43)。それぞれの電話回線ボ
ード23、33は、呼出し音を検知し(ステップS4
4、S45)、3回呼出されると電話受付コンピュータ
2が着信するように設定されているため、3回呼出され
たときに、電話受付コンピュータ2の電話回線ボード2
3が着信する(ステップS46)。
【0035】そして、電話回線ボード23で着信した電
話受付コンピュータ2では、電話受付アプリケーション
24に処理が渡されて受付け処理が行われる(ステップ
S47)。この時、電話受付コンピュータ2、3の通信
連携ソフトウェア26、36は、それぞれの回線呼出し
制御テーブル21、31の内容を交換して、受け付ける
コンピュータ2、3の順番を逆にする(ステップS4
8)。ここでは、電話受付コンピュータ2の回線呼出し
制御テーブル21には、呼出し回数として、電話受付コ
ンピュータ3の呼出し回数だった6が設定され、電話受
付コンピュータ3の回線呼出し制御テーブル31には、
呼出し回数として、電話受付コンピュータ2の呼出し回
数だった3が設定される。
【0036】なお、3回呼出されたときに、電話回線ボ
ード33で着信しなかった電話受付コンピュータ3で
は、電話受付アプリケーション34で処理が行われな
い。次に、電話4が電話回線12にかかってくると、回
線分岐装置1により、分岐された2つの電話回線42、
52がそれぞれ呼出される(ステップS49)。それぞ
れの電話回線ボード23、33は、呼出し音を検知し
(ステップS50、51)、3回呼出されると電話受付
コンピュータ3が着信するように設定されているため、
3回呼出されたときに、電話受付コンピュータ3の電話
回線ボード33が着信する(ステップS52)。
【0037】そして、電話回線ボード33で着信した電
話受付コンピュータ3では、電話受付アプリケーション
34に処理が渡されて受付け処理が行われる(ステップ
S53)。一方、3回呼出されたときに、電話回線ボー
ド23で着信しなかった電話受付コンピュータ2では、
電話受付アプリケーション24で処理が行われない。な
お、これらの動作は、ISDNのマルチドロップの形態
でも、アナログ回線の分岐装置を利用した場合にも適用
することができる。また、本実施の形態では、2重系に
よる多重系システムを例示して説明したが、3重系以上
の多重系システムの場合にも、呼出し回数を着信させた
いコンピュータを最小にすることにより、指定する順番
での着信を実現することができる。
【0038】このように、本実施の形態では、初期設定
として、電話受付コンピュータ2の回線呼出し制御テー
ブル21に3回の呼出し回数を設定するとともに、電話
受付コンピュータ3の回線呼出し制御テーブル31に電
話受付コンピュータ2の呼出し回数よりも大きい6回の
呼出し回数を設定し、電話4が電話回線11にかかって
きたとき、回線分岐装置1により、分岐された複数の電
話回線41、51を呼出し、電話回線ボード23、33
により、電話回線41、51を介して3回の呼出し回数
を検出し、この3回の呼出し回数が検出されたときに、
複数の電話回線41、51に接続された複数のコンピュ
ータ2、3のうち、呼出し回数の3回に対応した電話受
付コンピュータ2に着信させた後、通信連携ソフトウェ
ア26、36により、LAN6を介して電話受付コンピ
ュータ2の回線呼出し制御テーブル21に設定された呼
出し回数の3回を電話受付コンピュータ3の回線呼出し
制御テーブル31に設定するとともに、電話受付コンピ
ュータ3の回線呼出し制御テーブル31に設定された呼
出し回数の6回を電話受付コンピュータ2の回線呼出し
制御テーブル21に設定するように構成したため、分散
された電話受付コンピュータ2、3に均等に着信させる
ことができる。このため、同一番号の電話番号で、シス
テムの負荷を分散させて安定的に運用することができ
る。
【0039】なお、上記実施の形態1〜3では、電話4
を受付けて自動応答する電話受付コンピュータシステム
について説明したが、図7に示すように、電話受付コン
ピュータ2、3に、電話回線を内線回線と接続する内線
接続ソフトウェア27、37を設けて構成してもよい。
内線接続ソフトウェア27、37は、回線制御ミドルウ
ェア22、32から呼び出されて、電話回線41〜4
4、51〜54と内線回線61〜64、71〜74を接
続するソフトウェアである。
【0040】このように、電話回線41〜44、51〜
54と内線回線61〜64、71〜74を接続すること
により、電話受付アプリケーション24、34の代わり
に、オペレータが内線電話92を取り、電話4側の顧客
と会話をすることができ、電話の自動応答システムだけ
でなく、オペレータの対応するシステムでも同様の効果
を達成することができる。内線統合装置91は、内線回
線61、71のどちらかかが呼び出せば、内線回線81
に統合する統合装置である。
【0041】上記実施の形態1〜3では、電話4の音声
を受付けるシステムを例示して説明したが、FAX情報
受付やモデムによるデータ通信の受付にも適用すること
ができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電話が第
1の電話回線にかかってきたとき、電話回線呼出し手段
により、分岐された複数の第2の電話回線を呼出し、呼
出し回数検出手段により、第2の電話回線を介して呼出
し回数を検出して、呼出し回数が所定の回数検出された
場合、複数の第2の電話回線に接続された複数のコンピ
ュータのうち、いずれか一つのコンピュータに着信させ
るように構成することにより、全てのコンピュータが正
常に動作しているときだけでなく、いずれかのコンピュ
ータが停止した場合でも、同一電話番号での受付を行っ
て処理を実行することができるため、電話受付システム
の信頼性を向上させて連続したサービスを提供すること
ができるという効果がある。
【0043】請求項2記載の発明によれば、コンピュー
タが、第2の電話回線を内線回線と接続する回線接続手
段を有するように構成することにより、オペレータが内
線電話を取り、電話側の顧客と会話をすることができ、
電話の自動応答システムだけでなく、オペレータの対応
するシステムでも同様の効果を達成することができる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、電話が第1
の電話回線にかかってきたとき、電話回線呼出し手段に
より、分岐された複数の第2の電話回線を呼出し、第1
の呼出し回数検出手段により、第2の電話回線を介して
第1の呼出し回数を検出し、第1の呼出し回数が検出さ
れたときに、複数の第2の電話回線に接続された複数の
コンピュータのうち、第1の呼出し回数に対応した第1
のコンピュータが着信しなかった場合、第2の呼出し回
数検出手段により、第1の呼出し回数よりも大きい第2
の呼出し回数を検出し、第2の呼出し回数が検出された
場合、着信制御手段により、第2の呼出し回数に対応し
た第2のコンピュータに着信させるように構成すること
により、正規の第1の電話受付コンピュータが停止して
着信できなくても、同一電話番号でバックアップの第2
の電話受付コンピュータに着信させて対応させることが
できるため、電話受付システムの信頼性を向上させて連
続したサービスを提供することができ、さらにシステム
資源の効率的な利用を実現することができるという効果
がある。
【0045】請求項4記載の発明によれば、コンピュー
タが、第2の電話回線を内線回線と接続する回線接続手
段を有するように構成することにより、オペレータが内
線電話を取り、電話側の顧客と会話をすることができ、
電話の自動応答システムだけでなく、オペレータの対応
するシステムでも同様の効果を達成することができる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、第1の呼出
し回数設定手段により、第1のコンピュータに第1の呼
出し回数を設定し、第2の呼出し回数設定手段により、
第2のコンピュータに第1の呼出し回数よりも大きい第
2の呼出し回数を設定し、電話が第1の電話回線にかか
ってきたとき、電話回線呼出し手段により、分岐された
複数の第2の電話回線を呼出し、第1の呼出し回数検出
手段により、第2の電話回線を介して第1の呼出し回数
を検出して、第1の呼出し回数が検出されたときに、第
1の着信制御手段により、複数の第2の電話回線に接続
された複数のコンピュータのうち、第1の呼出し回数に
対応した第1のコンピュータに着信させた後、第3の呼
出し回数設定手段により、第1のコンピュータに設定さ
れた第1の呼出し回数を第2のコンピュータに設定する
とともに、第2のコンピュータに設定された第2の呼出
し回数を第1のコンピュータに設定するように構成する
ことにより、分散された電話受付コンピュータに均等に
着信させることができ、同一番号の電話番号で、システ
ムの負荷を分散させて安定的に運用することができると
いう効果がある。
【0047】請求項6記載の発明によれば、コンピュー
タが、第2の電話回線を内線回線と接続する回線接続手
段を有するように構成することにより、オペレータが内
線電話を取り、電話側の顧客と会話をすることができ、
電話の自動応答システムだけでなく、オペレータの対応
するシステムでも同様の効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1の電話受付応答の
コンピュータ多重系システムの構成図である。
【図2】 図1に示す電話受付応答のコンピュータ多重
系システムの動作フローを示すフローチャートである。
【図3】 本発明に係る実施の形態2の電話受付応答の
コンピュータ多重系システムの構成図である。
【図4】 図3に示す電話受付応答のコンピュータ多重
系システムの動作フローを示すフローチャートである。
【図5】 本発明に係る実施の形態3の電話受付応答の
コンピュータ多重系システムの構成図である。
【図6】 図5に示す電話受付応答のコンピュータ多重
系システムの動作フローを示すフローチャートである。
【図7】 本発明に適用できる電話受付応答のコンピュ
ータ多重系システムの構成図である。
【図8】 従来の電話受付応答のコンピュータシステム
の構成図である。
【符号の説明】
1 回線分岐装置、2、3 電話受付コンピュータ、4
電話、5 公衆電話網、6 LAN、11〜14、4
1〜44、51〜54 電話回線、21、31回線呼出
し制御テーブル、22、32 回線制御ミドルウェア、
23、33 電話回線ボード、24、34 電話受付ア
プリケーション、26、36 通信連携ソフトウェア、
27、37 内線接続ソフトウェア、35 他の業務ア
プリケーション、61〜64、71〜74、81〜84
内線回線、91 内線統合装置、92 内線電話。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AA06 AD00 AF05 AF10 GA07 HA04 5K024 AA45 BB03 BB04 CC09 CC12 CC14 DD01 DD04 EE01 5K049 AA09 BB04 BB10 BB19 CC04 CC11 EE02 EE15 FF01 FF12 FF51 GG11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話受付に応答するコンピュータ多重系
    システムにおいて、 電話が第1の電話回線にかかってきたとき、分岐された
    複数の第2の電話回線を呼出す電話回線呼出し手段と、 第2の電話回線を介して呼出し回数を検出する呼出し回
    数検出手段と、 呼出し回数が所定の回数検出された場合、複数の第2の
    電話回線に接続された複数のコンピュータのうち、いず
    れか一つのコンピュータに着信させる着信制御手段とを
    有することを特徴とする電話受付応答のコンピュータ多
    重系システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電話受付応答のコンピ
    ュータ多重系システムにおいて、コンピュータは、第2
    の電話回線を内線回線と接続する回線接続手段を有する
    ことを特徴とする電話受付応答のコンピュータ多重系シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 電話受付に応答するコンピュータ多重系
    システムにおいて、 電話が第1の電話回線にかかってきたとき、分岐された
    複数の第2の電話回線を呼出す電話回線呼出し手段と、 第2の電話回線を介して第1の呼出し回数を検出する第
    1の呼出し回数検出手段と、 第1の呼出し回数が検出されたときに、複数の第2の電
    話回線に接続された複数のコンピュータのうち、第1の
    呼出し回数に対応した第1のコンピュータが着信しなか
    った場合、第1の呼出し回数よりも大きい第2の呼出し
    回数を検出する第2の呼出し回数検出手段と、 第2の呼出し回数が検出された場合、第2の呼出し回数
    に対応した第2のコンピュータに着信させる着信制御手
    段とを有することを特徴とする電話受付応答のコンピュ
    ータ多重系システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電話受付応答のコンピ
    ュータ多重系システムにおいて、コンピュータは、第2
    の電話回線を内線回線と接続する回線接続手段を有する
    ことを特徴とする電話受付応答のコンピュータ多重系シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 電話受付に応答するコンピュータ多重系
    システムにおいて、 第1のコンピュータに第1の呼出し回数を設定する第1
    の呼出し回数設定手段と、 第2のコンピュータに第1の呼出し回数よりも大きい第
    2の呼出し回数を設定する第2の呼出し回数設定手段
    と、 電話が第1の電話回線にかかってきたとき、分岐された
    複数の第2の電話回線を呼出す電話回線呼出し手段と、 第2の電話回線を介して第1の呼出し回数を検出する第
    1の呼出し回数検出手段と、 第1の呼出し回数が検出されたときに、複数の第2の電
    話回線に接続された複数のコンピュータのうち、第1の
    呼出し回数に対応した第1のコンピュータに着信させる
    第1の着信制御手段と、 第1のコンピュータに設定された第1の呼出し回数を第
    2のコンピュータに設定するとともに、第2のコンピュ
    ータに設定された第2の呼出し回数を第1のコンピュー
    タに設定する第3の呼出し回数設定手段とを有すること
    を特徴とする電話受付応答のコンピュータ多重系システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電話受付応答のコンピ
    ュータ多重系システムにおいて、コンピュータは、第2
    の電話回線を内線回線と接続する回線接続手段を有する
    ことを特徴とする電話受付応答のコンピュータ多重系シ
    ステム。
JP10327793A 1998-11-18 1998-11-18 電話受付応答のコンピュータ多重系システム Pending JP2000151818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327793A JP2000151818A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 電話受付応答のコンピュータ多重系システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327793A JP2000151818A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 電話受付応答のコンピュータ多重系システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000151818A true JP2000151818A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18203063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10327793A Pending JP2000151818A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 電話受付応答のコンピュータ多重系システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000151818A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6990183B2 (en) Multiple platform voice processing system with optimized resource allocation
JP3813873B2 (ja) 複数のプラットホーム上に資源を有する呼出し処理システム
AU760623B2 (en) Local switch
CA2238169C (en) A system for connecting calls on physically distinct servers on an advanced intelligent network
JP3360648B2 (ja) 内線電話交換機システム
US5535269A (en) Additional direct inward dialing connection system
JP2000151818A (ja) 電話受付応答のコンピュータ多重系システム
AU4546499A (en) Programming call-processing application in a switching system
EP0748133B1 (en) Method for operating a telecommunications network and associated network
JP3222782B2 (ja) 電話回線制御装置
JP3367707B2 (ja) 構内電話交換機
JP4993699B2 (ja) ボタン電話システムの停電対応方法およびボタン電話システムの停電対応電話端末
KR100506265B1 (ko) 예측 발신 장치 및 방법
JP3217802B2 (ja) 割込み、強制切断方式
JP2936605B2 (ja) 端末識別による交換機の選択的着信転送方式
JP2002135431A (ja) 交換システム
JP2000165524A (ja) 電話受付コンピュータの多重系システム
CA2580161A1 (en) Server apparatus
JPH02200055A (ja) 電子交換装置
JP2842835B2 (ja) 電話交換装置
JPH03237860A (ja) メッセージウェイティング方式
JPH06189018A (ja) Isdn/pstn複合端末装置
KR19980076742A (ko) 교환시스템의 그룹 예약 호 서비스방법
JPS5884565A (ja) 複数のカスタム・コ−ルに対する装置
JPH04172743A (ja) 話中割り込み接続方式

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040622