JP2000150603A - 半導体ウェーハの結晶欠陥検査方法 - Google Patents
半導体ウェーハの結晶欠陥検査方法Info
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- JP2000150603A JP2000150603A JP10322735A JP32273598A JP2000150603A JP 2000150603 A JP2000150603 A JP 2000150603A JP 10322735 A JP10322735 A JP 10322735A JP 32273598 A JP32273598 A JP 32273598A JP 2000150603 A JP2000150603 A JP 2000150603A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリコンウェーハなど半導体中に存在する結
晶欠陥を三次元的に可視化することができる半導体ウェ
ーハの結晶欠陥検査方法を提供すること。 【解決手段】 半導体ウェーハ2の一方の面に絶縁物4
を介して導電部7を配置し、この状態で半導体ウェーハ
2と導電部7との間にバイアス電圧を印加しつつ、半導
体ウェーハ2の裏面側から、バンドギャップ以上のエネ
ルギーをもつ波長の異なる複数の光14によって照射
し、この照射によって生ずる光電流に基づいて半導体ウ
ェーハ2における欠陥を検出するようにした。
晶欠陥を三次元的に可視化することができる半導体ウェ
ーハの結晶欠陥検査方法を提供すること。 【解決手段】 半導体ウェーハ2の一方の面に絶縁物4
を介して導電部7を配置し、この状態で半導体ウェーハ
2と導電部7との間にバイアス電圧を印加しつつ、半導
体ウェーハ2の裏面側から、バンドギャップ以上のエネ
ルギーをもつ波長の異なる複数の光14によって照射
し、この照射によって生ずる光電流に基づいて半導体ウ
ェーハ2における欠陥を検出するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シリコンウェー
ハなど半導体ウェーハにおける結晶欠陥を検査する方法
に関する。
ハなど半導体ウェーハにおける結晶欠陥を検査する方法
に関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、シリコンウェーハが作製される
までには、採取される珪石を、金属級シリコン、半導体
級多結晶シリコンと順次高純度化させ、単結晶シリコン
をインゴットとして作製した後、スライシング、ラッピ
ングおよびエッチングして完成する。この単結晶シリコ
ンのインゴットを作製する方法として、シリコン融液か
ら単結晶引き上げを行うCZ(Czochralsk
i)法と、原料多結晶シリコンを高周波電力で溶融した
ものをそのまま種結晶上に成長させるFZ(Float
ing Zone)法とがある。CZ法は、FZ法に比
べて、成長速度が小さく、また、酸素、ボロンやアルミ
ニウムなどの汚染があるなどの欠点があるが、デバイス
工程中に転位が発生しにくく、また、成長速度むらが小
さいなどの理由により、現在の集積回路はCZ法による
シリコンウェーハが使われている。
までには、採取される珪石を、金属級シリコン、半導体
級多結晶シリコンと順次高純度化させ、単結晶シリコン
をインゴットとして作製した後、スライシング、ラッピ
ングおよびエッチングして完成する。この単結晶シリコ
ンのインゴットを作製する方法として、シリコン融液か
ら単結晶引き上げを行うCZ(Czochralsk
i)法と、原料多結晶シリコンを高周波電力で溶融した
ものをそのまま種結晶上に成長させるFZ(Float
ing Zone)法とがある。CZ法は、FZ法に比
べて、成長速度が小さく、また、酸素、ボロンやアルミ
ニウムなどの汚染があるなどの欠点があるが、デバイス
工程中に転位が発生しにくく、また、成長速度むらが小
さいなどの理由により、現在の集積回路はCZ法による
シリコンウェーハが使われている。
【0003】ところで、CZ法により、単結晶シリコン
のインゴットをシリコン融液から引き上げる際、微妙な
温度差などによって、結晶の成長速度などが変わり、そ
のため各種の結晶欠陥が生ずる。ここでいう結晶欠陥と
は、無転位成長におけるもののことである。シリコン中
に混入される酸素、炭素や添加不純物は、インゴット成
長条件(対流による融液温度勾配、種結晶回転速度、る
つぼ回転速度など)によって偏析し、それによって欠陥
が生じることが分かっている。その一つがストライエー
ション(striation)と呼ばれる種結晶から三
次元的な同心円状にむらを生じさせる特異な結晶欠陥で
ある。
のインゴットをシリコン融液から引き上げる際、微妙な
温度差などによって、結晶の成長速度などが変わり、そ
のため各種の結晶欠陥が生ずる。ここでいう結晶欠陥と
は、無転位成長におけるもののことである。シリコン中
に混入される酸素、炭素や添加不純物は、インゴット成
長条件(対流による融液温度勾配、種結晶回転速度、る
つぼ回転速度など)によって偏析し、それによって欠陥
が生じることが分かっている。その一つがストライエー
ション(striation)と呼ばれる種結晶から三
次元的な同心円状にむらを生じさせる特異な結晶欠陥で
ある。
【0004】
【従来の技術】上記結晶欠陥などシリコンウェーハバル
ク中に含まれる各種の二次元的な情報を測定する手法と
して、X線トポグラフ法、μ−PCB法、選択性エッチ
ング法などが公知である。X線トポグラフ法は、シリコ
ンウェーハにX線を照射し、そのとき透過または反射す
るX線の回折強度を測定することにより結晶欠陥を検出
するものであり、μ−PCB法は、シリコンウェーハに
対してレーザ光を照射した状態で、マイクロ波をシリコ
ンウェーハに照射し、そのときのマイクロ波の反射率の
変化から少数キャリア寿命を求めて結晶欠陥を検出する
手法であり、選択性エッチング法は、添加不純物の濃度
から発生するシリコンのエッチング速度から結晶欠陥の
二次元分布像を求めるものである。
ク中に含まれる各種の二次元的な情報を測定する手法と
して、X線トポグラフ法、μ−PCB法、選択性エッチ
ング法などが公知である。X線トポグラフ法は、シリコ
ンウェーハにX線を照射し、そのとき透過または反射す
るX線の回折強度を測定することにより結晶欠陥を検出
するものであり、μ−PCB法は、シリコンウェーハに
対してレーザ光を照射した状態で、マイクロ波をシリコ
ンウェーハに照射し、そのときのマイクロ波の反射率の
変化から少数キャリア寿命を求めて結晶欠陥を検出する
手法であり、選択性エッチング法は、添加不純物の濃度
から発生するシリコンのエッチング速度から結晶欠陥の
二次元分布像を求めるものである。
【0005】また、シリコンウェーハバルクの深さ方向
の分析手法としては、SIMS(二次イオン質量分析
法)や液体クロマトグラフィーなどがある。SIMS
は、シリコンウェーハバルクの表面の化学組成変化など
を例えばアルゴンイオンなどで物理的にスパッタリング
して脱離させて測定するものであり、液体クロマトグラ
フィーは、エッチャントによってシリコンを溶融し、そ
の溶融液中の不純物組成を破壊分析するものである。
の分析手法としては、SIMS(二次イオン質量分析
法)や液体クロマトグラフィーなどがある。SIMS
は、シリコンウェーハバルクの表面の化学組成変化など
を例えばアルゴンイオンなどで物理的にスパッタリング
して脱離させて測定するものであり、液体クロマトグラ
フィーは、エッチャントによってシリコンを溶融し、そ
の溶融液中の不純物組成を破壊分析するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの手法においても、完全な破壊分析であるととも
に、感度などの問題からごく表面層の分析に限定されて
いる。そして、シリコンウェーハバルクの深さ方向の物
性的な特性を測定する手法が現在のところ確立されてい
るものはない。また、上記二次元分析手法も三次元まで
測定を拡大することは、得られるデータの複雑性などか
ら不可能である。
ずれの手法においても、完全な破壊分析であるととも
に、感度などの問題からごく表面層の分析に限定されて
いる。そして、シリコンウェーハバルクの深さ方向の物
性的な特性を測定する手法が現在のところ確立されてい
るものはない。また、上記二次元分析手法も三次元まで
測定を拡大することは、得られるデータの複雑性などか
ら不可能である。
【0007】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、シリコンウェーハなど半導体中
に存在する結晶欠陥を三次元的に可視化することができ
る半導体ウェーハの結晶欠陥検査方法(以下、単に結晶
欠陥検査方法という)を提供することである。
たもので、その目的は、シリコンウェーハなど半導体中
に存在する結晶欠陥を三次元的に可視化することができ
る半導体ウェーハの結晶欠陥検査方法(以下、単に結晶
欠陥検査方法という)を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の結晶欠陥検査方法においては、半導体ウ
ェーハの一方に絶縁物を介して導電部を配置し、この状
態で半導体ウェーハと導電部との間にバイアス電圧を印
加しつつ、半導体ウェーハの裏面側から、バンドギャッ
プ以上のエネルギーをもつ波長の異なる複数の光を照射
し、この照射によって生ずる光電流に基づいて半導体ウ
ェーハにおける欠陥を検出するようにしている。
め、この発明の結晶欠陥検査方法においては、半導体ウ
ェーハの一方に絶縁物を介して導電部を配置し、この状
態で半導体ウェーハと導電部との間にバイアス電圧を印
加しつつ、半導体ウェーハの裏面側から、バンドギャッ
プ以上のエネルギーをもつ波長の異なる複数の光を照射
し、この照射によって生ずる光電流に基づいて半導体ウ
ェーハにおける欠陥を検出するようにしている。
【0009】例えばシリコンウェーハに絶縁物を形成
し、その上に電解質溶液を接触させ、シリコンウェーハ
に、その絶縁物側の界面(表面側)が反転状態となるよ
うに電圧を印加する。この状態において、シリコンウェ
ーハの裏面側から集光されたレーザビームを照射し、そ
のときに流れる光電流を測定する。この場合、照射する
レーザ光の波長を種々変えることにより、シリコンウェ
ーハの裏面からの深さ方向の情報が得られる。そして、
レーザ光の照射を二次元的に走査することにより、シリ
コンウェーハ中に存在する結晶欠陥を三次元的に可視化
することができ、結晶欠陥の三次元画像を得ることがで
きる。
し、その上に電解質溶液を接触させ、シリコンウェーハ
に、その絶縁物側の界面(表面側)が反転状態となるよ
うに電圧を印加する。この状態において、シリコンウェ
ーハの裏面側から集光されたレーザビームを照射し、そ
のときに流れる光電流を測定する。この場合、照射する
レーザ光の波長を種々変えることにより、シリコンウェ
ーハの裏面からの深さ方向の情報が得られる。そして、
レーザ光の照射を二次元的に走査することにより、シリ
コンウェーハ中に存在する結晶欠陥を三次元的に可視化
することができ、結晶欠陥の三次元画像を得ることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、この発明の第1の
実施の形態を示すものである。まず、図1は、この発明
の結晶欠陥検査方法を実施するための装置の構成を概略
的に示し、この図において、1は測定部であって、次の
ように構成されている。すなわち、2は測定対象のシリ
コンウェーハ(以下、単にウェーハという)で、例えば
縦50mm×横50mm×厚さ600μmの大きさのn
型シリコン基板である。このウェーハ2は、もともと厚
さが1mmのものを機械的または化学機械的に研磨して
600μmの厚さにしたものである。3はウェーハ1の
下面側に形成される金アンチモン、金ガリウム、アルミ
ニウムなどよりなるオーミック電極である。
実施の形態を示すものである。まず、図1は、この発明
の結晶欠陥検査方法を実施するための装置の構成を概略
的に示し、この図において、1は測定部であって、次の
ように構成されている。すなわち、2は測定対象のシリ
コンウェーハ(以下、単にウェーハという)で、例えば
縦50mm×横50mm×厚さ600μmの大きさのn
型シリコン基板である。このウェーハ2は、もともと厚
さが1mmのものを機械的または化学機械的に研磨して
600μmの厚さにしたものである。3はウェーハ1の
下面側に形成される金アンチモン、金ガリウム、アルミ
ニウムなどよりなるオーミック電極である。
【0011】4はウェーハ2の上面全体にわたって形成
される絶縁膜で、例えばシリコン酸化(SiO2 )膜5
とシリコン窒化(Si3 N4 )膜6とを、熱酸化やCV
Dなどの手法によって順次形成してなるもので、厚みは
それぞれ50nm(ナノメートル)、100nmであ
る。
される絶縁膜で、例えばシリコン酸化(SiO2 )膜5
とシリコン窒化(Si3 N4 )膜6とを、熱酸化やCV
Dなどの手法によって順次形成してなるもので、厚みは
それぞれ50nm(ナノメートル)、100nmであ
る。
【0012】7は絶縁層4の上面に接触するように配置
される電解質溶液、例えば塩化カリウム水溶液で、この
実施の形態においては、絶縁層4の上部に水密に立設さ
れた樹脂など適宜の素材よりなる周壁8内に収容され
る。
される電解質溶液、例えば塩化カリウム水溶液で、この
実施の形態においては、絶縁層4の上部に水密に立設さ
れた樹脂など適宜の素材よりなる周壁8内に収容され
る。
【0013】9,10は電解質溶液7に浸漬される対
極、比較電極である。
極、比較電極である。
【0014】11はウェーハ2を載置するとともに、こ
のウェーハ2と周壁8とを一体的に二次元方向、例えば
紙面の左右方向であるX方向と、紙面に垂直な方向であ
るY方向とに走査するウェーハ走査装置で、後述するレ
ーザ光14を遮ることなく通過させるように構成されて
いるとともに、走査制御装置12からの信号によって制
御される。
のウェーハ2と周壁8とを一体的に二次元方向、例えば
紙面の左右方向であるX方向と、紙面に垂直な方向であ
るY方向とに走査するウェーハ走査装置で、後述するレ
ーザ光14を遮ることなく通過させるように構成されて
いるとともに、走査制御装置12からの信号によって制
御される。
【0015】13はウェーハ2に対して照射される例え
ば近赤外領域のレーザ光14を発するレーザ光源で、ウ
ェーハ2の下面側に設けられている。このレーザ光源1
3は、後述するインタフェースボード19を介してコン
ピュータ20の制御信号によってレーザ光14を断続的
に発するとともに、走査制御装置12によって二次元方
向に走査されるウェーハ2に対してその下面側から最適
なビーム径になるように調整されたレーザ光14を照射
するように構成されている。
ば近赤外領域のレーザ光14を発するレーザ光源で、ウ
ェーハ2の下面側に設けられている。このレーザ光源1
3は、後述するインタフェースボード19を介してコン
ピュータ20の制御信号によってレーザ光14を断続的
に発するとともに、走査制御装置12によって二次元方
向に走査されるウェーハ2に対してその下面側から最適
なビーム径になるように調整されたレーザ光14を照射
するように構成されている。
【0016】15は上述のように構成された測定部1を
制御するための制御ボックスであって、ウェーハ2に適
宜のバイアス電圧を印加するためのポテンショスタット
16、ウェーハ2に形成されたオーミック電極3から取
り出される電流信号を電圧信号に変換する電流−電圧変
換器17、この電流−電圧変換器17からの信号が入力
される演算増幅回路18、この演算増幅回路18と信号
を授受したり、レーザ光源13および走査制御装置12
に対する制御信号を出力するインタフェースボード19
などよりなる。
制御するための制御ボックスであって、ウェーハ2に適
宜のバイアス電圧を印加するためのポテンショスタット
16、ウェーハ2に形成されたオーミック電極3から取
り出される電流信号を電圧信号に変換する電流−電圧変
換器17、この電流−電圧変換器17からの信号が入力
される演算増幅回路18、この演算増幅回路18と信号
を授受したり、レーザ光源13および走査制御装置12
に対する制御信号を出力するインタフェースボード19
などよりなる。
【0017】20は各種の制御や演算を行うとともに、
画像処理機能を有する制御・演算部としてのコンピュー
タ、21は例えばキーボードなどの入力装置、22はカ
ラーディスプレイなどの表示装置、23はメモリ装置で
ある。
画像処理機能を有する制御・演算部としてのコンピュー
タ、21は例えばキーボードなどの入力装置、22はカ
ラーディスプレイなどの表示装置、23はメモリ装置で
ある。
【0018】上記構成の装置を用いてウェーハ2におけ
る結晶欠陥を検査する方法を説明すると、一方の面(上
面)に絶縁膜4を形成するとともに、他方の面(下面)
に機械的研磨を施したウェーハ2を、絶縁膜4が上面に
なるようにウェーハ走査装置11上にセットし、さら
に、ウェーハ2の上面に周壁8を水密に立設する。そし
て、周壁8と絶縁膜4で形成される周壁8内部に電解質
溶液7を収容し、この溶液7内に対極9および比較電極
10を浸漬し、これらをポテンショスタット16に接続
する。また、ウェーハ2に形成されたオーミック電極3
を電流−電圧変換器17に接続する。
る結晶欠陥を検査する方法を説明すると、一方の面(上
面)に絶縁膜4を形成するとともに、他方の面(下面)
に機械的研磨を施したウェーハ2を、絶縁膜4が上面に
なるようにウェーハ走査装置11上にセットし、さら
に、ウェーハ2の上面に周壁8を水密に立設する。そし
て、周壁8と絶縁膜4で形成される周壁8内部に電解質
溶液7を収容し、この溶液7内に対極9および比較電極
10を浸漬し、これらをポテンショスタット16に接続
する。また、ウェーハ2に形成されたオーミック電極3
を電流−電圧変換器17に接続する。
【0019】そして、この状態で、ポテンショスタット
16によって、比較電極9とオーミック電極3との間
(電解質溶液7とウェーハ2との間)に電圧を印加し、
ウェーハ2と絶縁膜4の界面の半導体層2aを反転状態
にし、ウェーハ2に最大幅の空乏層を生じさせる。すな
わち、例えば、ウェーハ2がn型シリコンウェーハであ
れば、ウェーハ2側に十分大きな正方向のバイアス電圧
を印加して、ウェーハ2と絶縁膜4の界面の半導体層2
aを反転状態にする。
16によって、比較電極9とオーミック電極3との間
(電解質溶液7とウェーハ2との間)に電圧を印加し、
ウェーハ2と絶縁膜4の界面の半導体層2aを反転状態
にし、ウェーハ2に最大幅の空乏層を生じさせる。すな
わち、例えば、ウェーハ2がn型シリコンウェーハであ
れば、ウェーハ2側に十分大きな正方向のバイアス電圧
を印加して、ウェーハ2と絶縁膜4の界面の半導体層2
aを反転状態にする。
【0020】電解質溶液7とウェーハ2との間にバイア
ス電圧を印加して、ウェーハ2と絶縁膜4の界面の半導
体層2aを反転状態にした状態で、コンピュータ20か
らの制御信号をインタフェースボード19を介してレー
ザ光源13に入力し、レーザ光源13から、バンドギャ
ップ(1.1eV)以上のエネルギーをもつ変調レーザ
光14を一定周期(例えば10kHz)でウェーハ2に
断続的に照射する。このとき、ウェーハ2の裏面側(図
示例では下面側)において生成された光キャリアは、ウ
ェーハ2の表面側(上面側)の絶縁膜界面の空乏層まで
拡散しなければ、信号である交流光電流は流れない。
ス電圧を印加して、ウェーハ2と絶縁膜4の界面の半導
体層2aを反転状態にした状態で、コンピュータ20か
らの制御信号をインタフェースボード19を介してレー
ザ光源13に入力し、レーザ光源13から、バンドギャ
ップ(1.1eV)以上のエネルギーをもつ変調レーザ
光14を一定周期(例えば10kHz)でウェーハ2に
断続的に照射する。このとき、ウェーハ2の裏面側(図
示例では下面側)において生成された光キャリアは、ウ
ェーハ2の表面側(上面側)の絶縁膜界面の空乏層まで
拡散しなければ、信号である交流光電流は流れない。
【0021】そして、ウェーハ2中に酸素や添加不純物
などに起因する結晶欠陥が存在すると、この結晶欠陥で
前記発生した光キャリアが消滅する。信号である交流光
電流は、空乏層に到達した光キャリアの数に比例するの
で、交流光電流の二次元像を測定することで結晶欠陥を
検出することができる。
などに起因する結晶欠陥が存在すると、この結晶欠陥で
前記発生した光キャリアが消滅する。信号である交流光
電流は、空乏層に到達した光キャリアの数に比例するの
で、交流光電流の二次元像を測定することで結晶欠陥を
検出することができる。
【0022】そこで、コンピュータ20からの制御信号
をインタフェースボード19を介して走査制御装置12
に入力して、ウェーハ走査装置11をX,Y方向に移動
させることにより、レーザ光14がウェーハ2に対して
その二次元方向に走査されるように照射され、ウェーハ
2における位置信号(x,y)と、その位置において観
測された交流光電流信号値とをコンピュータ20におい
て処理することにより、表示装置22の画面上に、図3
に示すような光電流二次元画像を得ることができる。
をインタフェースボード19を介して走査制御装置12
に入力して、ウェーハ走査装置11をX,Y方向に移動
させることにより、レーザ光14がウェーハ2に対して
その二次元方向に走査されるように照射され、ウェーハ
2における位置信号(x,y)と、その位置において観
測された交流光電流信号値とをコンピュータ20におい
て処理することにより、表示装置22の画面上に、図3
に示すような光電流二次元画像を得ることができる。
【0023】前記画像データ(光電流像)を、例えばキ
ャリア減衰の式から計算できる少数キャリア寿命の数値
データに変換したり、得られた光電流画像データから添
加不純物濃度の数値データに変換したりすることができ
る。
ャリア減衰の式から計算できる少数キャリア寿命の数値
データに変換したり、得られた光電流画像データから添
加不純物濃度の数値データに変換したりすることができ
る。
【0024】そして、上記ウェーハ2の裏面側から二次
元的に照射するレーザ光14の波長を種々変えることに
より、ウェーハ2の深さ方向における種々の情報が得ら
れる。すなわち、図2(A),(B),(C)は、それ
ぞれ波長が633nm、980nm、1.06μmのレ
ーザ光を照射したときの深さ方向において得られる情報
の範囲を模式的に示す図で、ハッチング部Hは得られる
情報の範囲を示している。例えば、前記照射に用いるレ
ーザ光14が波長633nmのHe−Neレーザなら
ば、ウェーハ2への侵入深さは2μmであり、また、波
長が780nm、830nm、980nmの半導体レー
ザでは、前記侵入深さはそれぞれ、8μm、15μm、
100μmであり、さらに、波長が1.06μmのYA
Gレーザでは、前記侵入深さは600μmである。
元的に照射するレーザ光14の波長を種々変えることに
より、ウェーハ2の深さ方向における種々の情報が得ら
れる。すなわち、図2(A),(B),(C)は、それ
ぞれ波長が633nm、980nm、1.06μmのレ
ーザ光を照射したときの深さ方向において得られる情報
の範囲を模式的に示す図で、ハッチング部Hは得られる
情報の範囲を示している。例えば、前記照射に用いるレ
ーザ光14が波長633nmのHe−Neレーザなら
ば、ウェーハ2への侵入深さは2μmであり、また、波
長が780nm、830nm、980nmの半導体レー
ザでは、前記侵入深さはそれぞれ、8μm、15μm、
100μmであり、さらに、波長が1.06μmのYA
Gレーザでは、前記侵入深さは600μmである。
【0025】そして、上記構成の装置においては、レー
ザ光14がウェーハ2の裏面側からウェーハ2内に侵入
して光キャリアが生成し、その後、表面側の空乏層まで
拡散して、所定の電流信号が得られるので、ウェーハ2
内の情報が積算された形で信号が表れる。
ザ光14がウェーハ2の裏面側からウェーハ2内に侵入
して光キャリアが生成し、その後、表面側の空乏層まで
拡散して、所定の電流信号が得られるので、ウェーハ2
内の情報が積算された形で信号が表れる。
【0026】したがって、前記図2に示すように、波長
が633nm、980nm、1.06μmのレーザ光を
用いることにより、それぞれ、裏面センシティブ、バル
クセンシティブ、表面センシティブな情報が得られる。
このようにして得られた画像を差分(引算)などの手法
を用いて画像処理を行うことにより、深さ方向のより詳
細な結晶欠陥のプロファイルを測定することができる。
が633nm、980nm、1.06μmのレーザ光を
用いることにより、それぞれ、裏面センシティブ、バル
クセンシティブ、表面センシティブな情報が得られる。
このようにして得られた画像を差分(引算)などの手法
を用いて画像処理を行うことにより、深さ方向のより詳
細な結晶欠陥のプロファイルを測定することができる。
【0027】上述の実施の形態においては、電解質溶液
7とウェーハ2との間にバイアス電圧を印加して、ウェ
ーハ2と絶縁膜4の界面の半導体層2aを反転状態にし
た状態で、バンドギャップ以上のエネルギーをもつ変調
レーザ光14を一定周期でウェーハ2に断続的に照射
し、このとき得られる光電流に基づいてウェーハ2にお
ける結晶欠陥を画像化するようにしていたが、さらに、
前記半導体層2aを空乏状態にしたときの光電流データ
を採取し、前記半導体層2aを反転状態にしたときの光
電流データ(二次元光電流画像)と前記半導体層2aを
空乏状態にしたときの光電流データ(二次元光電流画
像)との差をとるようにしてもよい。これら二つの画像
の差分画像は、ウェーハ2における重金属汚染や固定電
荷などによるフラットバンドのシフト量に関する情報の
みを含んでおり、これに基づいて、ウェーハ2のフラッ
トバンドシフト情報と反転状態で測定したキャリア寿命
に関する情報を全く同一のサンプルで比較することがで
きる。
7とウェーハ2との間にバイアス電圧を印加して、ウェ
ーハ2と絶縁膜4の界面の半導体層2aを反転状態にし
た状態で、バンドギャップ以上のエネルギーをもつ変調
レーザ光14を一定周期でウェーハ2に断続的に照射
し、このとき得られる光電流に基づいてウェーハ2にお
ける結晶欠陥を画像化するようにしていたが、さらに、
前記半導体層2aを空乏状態にしたときの光電流データ
を採取し、前記半導体層2aを反転状態にしたときの光
電流データ(二次元光電流画像)と前記半導体層2aを
空乏状態にしたときの光電流データ(二次元光電流画
像)との差をとるようにしてもよい。これら二つの画像
の差分画像は、ウェーハ2における重金属汚染や固定電
荷などによるフラットバンドのシフト量に関する情報の
みを含んでおり、これに基づいて、ウェーハ2のフラッ
トバンドシフト情報と反転状態で測定したキャリア寿命
に関する情報を全く同一のサンプルで比較することがで
きる。
【0028】上述の第1の実施の形態においては、ウェ
ーハ2に形成された絶縁膜4に接触させる導電物として
電解質溶液7を設けていたが、電解質溶液7に代えて、
絶縁膜4の上面に金属膜を形成してもよい。図4は第2
の実施の形態を示すもので、この図4において、24は
絶縁膜4の上面に形成される金またはアルミニウムなど
の金属よりなる膜である。この金属膜24は、ウェーハ
2に絶縁膜4を形成した後、適宜の手法で形成される。
ーハ2に形成された絶縁膜4に接触させる導電物として
電解質溶液7を設けていたが、電解質溶液7に代えて、
絶縁膜4の上面に金属膜を形成してもよい。図4は第2
の実施の形態を示すもので、この図4において、24は
絶縁膜4の上面に形成される金またはアルミニウムなど
の金属よりなる膜である。この金属膜24は、ウェーハ
2に絶縁膜4を形成した後、適宜の手法で形成される。
【0029】そして、この実施の形態においては、ウェ
ーハ2にレーザ光13を二次元的に照射させる手法とし
て、ウェーハ2側を移動させるのではなく、レーザ光源
13を走査装置25によって二次元的に走査するように
構成されている。26は光源走査装置25を制御するた
めの走査制御装置で、インタフェースボード19を介し
てコンピュータ20と接続されている。
ーハ2にレーザ光13を二次元的に照射させる手法とし
て、ウェーハ2側を移動させるのではなく、レーザ光源
13を走査装置25によって二次元的に走査するように
構成されている。26は光源走査装置25を制御するた
めの走査制御装置で、インタフェースボード19を介し
てコンピュータ20と接続されている。
【0030】この実施の形態における動作は、上述の第
1の実施の形態のそれと同様であるので、その詳細な説
明は省略する。そして、この実施の形態においては、ウ
ェーハ2側の構成が第1の実施の形態におけるものに比
べて簡単であり、取扱いも容易であるといった利点があ
る。
1の実施の形態のそれと同様であるので、その詳細な説
明は省略する。そして、この実施の形態においては、ウ
ェーハ2側の構成が第1の実施の形態におけるものに比
べて簡単であり、取扱いも容易であるといった利点があ
る。
【0031】上述の各実施の形態においては、検査対象
であるウェーハ2の一方の面に絶縁層4を形成し、その
上部に設けられる導電層7(または24)と絶縁するよ
うにしていたが、図5に示すようにしてもよい。すなわ
ち、図5は第3の実施の形態を示すもので、この実施の
形態においては、ウェーハ2の上面に対して数μm程度
のエアーギャップ27を介して、適宜の金属板28を配
置している。
であるウェーハ2の一方の面に絶縁層4を形成し、その
上部に設けられる導電層7(または24)と絶縁するよ
うにしていたが、図5に示すようにしてもよい。すなわ
ち、図5は第3の実施の形態を示すもので、この実施の
形態においては、ウェーハ2の上面に対して数μm程度
のエアーギャップ27を介して、適宜の金属板28を配
置している。
【0032】この第3の実施の形態における動作は、上
述の第1または第2の実施の形態のものの動作と同様で
あるので、その詳細な説明は省略する。そして、この実
施の形態においては、ウェーハ2側の構成が図4に示し
たものに比べてさらに簡単であり、取扱いも容易である
といった利点がある。そして、ウェーハ2には絶縁膜4
の形成を行ってないので、ウェーハ2に対して一切の熱
処理が行われてなく、まさに、インゴットからのas−
Grownな結晶欠陥を検出することができる。
述の第1または第2の実施の形態のものの動作と同様で
あるので、その詳細な説明は省略する。そして、この実
施の形態においては、ウェーハ2側の構成が図4に示し
たものに比べてさらに簡単であり、取扱いも容易である
といった利点がある。そして、ウェーハ2には絶縁膜4
の形成を行ってないので、ウェーハ2に対して一切の熱
処理が行われてなく、まさに、インゴットからのas−
Grownな結晶欠陥を検出することができる。
【0033】この発明は、上述の各実施の形態に限られ
るものではなく、種々に変形して実施することができ
る。例えば、第1の実施の形態において、第2または第
3の実施の形態のように、ウェーハ2側を固定し、レー
ザ光源13側を二次元的に走査するようにしてもよい。
また、第2または第3の実施の形態において、ウェーハ
2側を走査し、レーザ光源13側を固定するようにして
もよい。
るものではなく、種々に変形して実施することができ
る。例えば、第1の実施の形態において、第2または第
3の実施の形態のように、ウェーハ2側を固定し、レー
ザ光源13側を二次元的に走査するようにしてもよい。
また、第2または第3の実施の形態において、ウェーハ
2側を走査し、レーザ光源13側を固定するようにして
もよい。
【0034】そして、ウェーハ2には必ずしもオーミッ
ク電極3を設ける必要はなく、ウェーハ2に対して、一
端が電流−電圧変換器17に接続されている導線の他端
側を圧接させるだけでもよい。このようにすれば、ウェ
ーハ2を非破壊の状態で検査することができる。
ク電極3を設ける必要はなく、ウェーハ2に対して、一
端が電流−電圧変換器17に接続されている導線の他端
側を圧接させるだけでもよい。このようにすれば、ウェ
ーハ2を非破壊の状態で検査することができる。
【0035】また、比較電極10は必ずしも必要ではな
いが、この電極10を設けてある方がウェーハ2にバイ
アス電圧を安定して印加することができる。
いが、この電極10を設けてある方がウェーハ2にバイ
アス電圧を安定して印加することができる。
【0036】さらに、この発明の結晶欠陥検査方法は、
シリコンウェーハなど単体の半導体ウェーハのみなら
ず、GaAsなどのような化合物半導体ウェーハにも適
用することができる。
シリコンウェーハなど単体の半導体ウェーハのみなら
ず、GaAsなどのような化合物半導体ウェーハにも適
用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、半導体ウェーハ中のストライエーションなど結晶欠
陥を検出し、これを可視化することができ、特に、前記
結晶欠陥などの情報を三次元的に可視化することができ
る。
ば、半導体ウェーハ中のストライエーションなど結晶欠
陥を検出し、これを可視化することができ、特に、前記
結晶欠陥などの情報を三次元的に可視化することができ
る。
【図1】この発明の半導体ウェーハの結晶欠陥検査方法
を実施するための装置の一例を示す図である。
を実施するための装置の一例を示す図である。
【図2】シリコンウェーハに対して照射するレーザ光の
波長とそのときに得られる情報の範囲との関係を模式的
に示す図である。
波長とそのときに得られる情報の範囲との関係を模式的
に示す図である。
【図3】光電流二次元画像の一例を示す図である。
【図4】前記結晶欠陥検査方法を実施するための他の装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図5】前記結晶欠陥検査方法を実施するための別の装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
2…半導体ウェーハ、4…絶縁物、7…導電部、14…
光、24…金属膜、27…エアーギャップ、28…金属
板。
光、24…金属膜、27…エアーギャップ、28…金属
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA05 BB16 CC20 DD13 EE18 FF02 GG01 GG03 GG07 HH01 HH02 HH06 KK07 MM01 MM10 PP04 2G060 AA09 AE01 AF02 AG03 4M106 AA01 BA04 BA14 CB01 CB11 CB19 DH01 DH16 DH32 DH60 DJ20 DJ23 5F088 BB10 FA05 GA10 HA12 HA13 HA20 KA10
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体ウェーハの一方の面に絶縁物を介
して導電部を配置し、この状態で半導体ウェーハと導電
部との間にバイアス電圧を印加しつつ、半導体ウェーハ
の裏面側から、バンドギャップ以上のエネルギーをもつ
波長の異なる複数の光を照射し、この照射によって生ず
る光電流に基づいて半導体ウェーハにおける欠陥を三次
元的に検出するようにしたことを特徴とする半導体ウェ
ーハの結晶欠陥検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10322735A JP2000150603A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 半導体ウェーハの結晶欠陥検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10322735A JP2000150603A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 半導体ウェーハの結晶欠陥検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000150603A true JP2000150603A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18147051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10322735A Pending JP2000150603A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 半導体ウェーハの結晶欠陥検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000150603A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100386688B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2003-06-02 | 주식회사 실트론 | 단결정 실리콘 웨이퍼 검사 방법 |
KR20040022999A (ko) * | 2002-09-10 | 2004-03-18 | 삼성전자주식회사 | 웨이퍼 오염의 인-라인 모니터링 장비 및 웨이퍼 오염측정 방법 |
KR100499176B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2005-07-01 | 삼성전자주식회사 | 반도체 기판의 오염 측정 방법 및 이를 수행하기 위한 장치 |
JP2014053470A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Kobe Steel Ltd | 半導体キャリア寿命測定装置および該方法 |
EP3654046A1 (en) * | 2018-11-13 | 2020-05-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Non-destructive inspection system for detecting defects in compound semiconductor wafer and method of operating the same |
JP2021111748A (ja) * | 2020-01-15 | 2021-08-02 | 一般財団法人電力中央研究所 | 半導体素子の検査装置及び半導体素子の検査方法 |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP10322735A patent/JP2000150603A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100386688B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2003-06-02 | 주식회사 실트론 | 단결정 실리콘 웨이퍼 검사 방법 |
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JP2021111748A (ja) * | 2020-01-15 | 2021-08-02 | 一般財団法人電力中央研究所 | 半導体素子の検査装置及び半導体素子の検査方法 |
JP7376369B2 (ja) | 2020-01-15 | 2023-11-08 | 一般財団法人電力中央研究所 | 半導体素子の検査装置 |
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