JP2000148671A - バス制御システムおよびバス制御装置 - Google Patents

バス制御システムおよびバス制御装置

Info

Publication number
JP2000148671A
JP2000148671A JP10317506A JP31750698A JP2000148671A JP 2000148671 A JP2000148671 A JP 2000148671A JP 10317506 A JP10317506 A JP 10317506A JP 31750698 A JP31750698 A JP 31750698A JP 2000148671 A JP2000148671 A JP 2000148671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
buses
control device
pci
bus control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10317506A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Inoue
雄二 井上
Tetsuo Ishiai
哲郎 石合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10317506A priority Critical patent/JP2000148671A/ja
Publication of JP2000148671A publication Critical patent/JP2000148671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bus Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のバスブリッジを介して階層的に接続さ
れたバスを有するバス制御システムでは、異なるバスに
接続されたデバイス間でアクセスを行う場合、その間に
位置するバス毎にバスアービトレーションをしてバスを
占有していかなければならず、時間がかかるとともに、
その間は他のデバイスはそのバスを使用できないので、
他のデバイスの処理も遅れるという問題があった。 【解決手段】 異なる二本以上のバスに接続されたバス
制御装置にデバイスを接続させ、CPUからこのデバイ
スにアクセスする場合には、CPUからの選択要求に従
って、バス制御装置がCPUが接続されたバスとの間に
配置されたバスブリッジの数が最小となるバスにデバイ
スを接続させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CPU、メモリ
および周辺機器等のデバイスと、バスブリッジを介して
階層的に接続された複数のバスとデバイスとの接続を制
御するバス制御装置、およびデバイス、バスブリッジ、
バス制御装置等から構成されるバス制御システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、ワークステー
ションおよびPCサーバなどは、各周辺機器や中央処理
装置(以下、「CPU」と称す)等のデバイスが接続され
た複数のバスを有しており、このバス間をバスブリッジ
で相互に接続し、異なるバスに接続されたデバイス間で
のデータのやり取りを可能としている。このように、バ
スブリッジを介して同一バスの機能を拡張できるローカ
ルバスとしては、PCI(Peripheral Co
mponent Interconnect)バスが一
般的によく知られている。
【0003】図5は、CPUやメモリ、周辺機器等のデ
バイスが接続された3つのPCIバスとシステムバス
が、バスブリッジを介して階層的に接続された従来のバ
ス制御システムを示す構成図である。図中、301は第
一のPCIバス、302は第二のPCIバス、303は
第三のPCIバス、304はシステムバスである。
【0004】システムバス304には、CPU305と
システムメモリ306が接続されている。また、第一の
PCIバス301には、デバイスA307およびデバイ
スB308が、第二のPCIバス302には、デバイス
C309およびデバイスD310が、第三のPCIバス
303には、デバイスE311、デバイスF312およ
びデバイスG313が接続されている。
【0005】また、第一のPCIバス301は、接続さ
れたデバイスにバスの使用許可を与えて制御する第一の
バスアービタ314を有し、第二のPCIバス302は
第二のバスアービタ315を、第三のPCIバス303
は第三のバスアービタ316を有している。
【0006】さらに、第一のPCIバス301と第二の
PCIバス302は第一のバスブリッジ317で接続さ
れており、第二のPCIバス302と第三のPCIバス
303は第二のバスブリッジ318で接続されており、
システムバス304と第一のPCIバス301はホスト
バスブリッジ319で接続されており、よって、第一の
PCIバス301、第二のPCIバス302、第三のP
CIバス303およびシステムバス304は階層的な接
続構造になっている。
【0007】次に、図5のバス制御システムにおいて、
デバイスE311がバスマスターとなって、同じ第三の
PCIバスに接続されたデバイスG313にアクセスす
る場合の動作について説明する。なお、バスマスターに
なるとは、要求元になるということである。
【0008】まず、デバイスE311は、第三のPCI
バス303を使用するために、バス使用要求を第三のバ
スアービタ316に出す。なお、第三のバスアービタ3
16では、第三のPCIバス303に接続されている各
デバイスに対して、順次にバス使用要求を出しているか
否かを調べ、使用許可を出すというバスアービトレーシ
ョンを実施している。具体的には、第二のバスブリッジ
318からの要求―>デバイスE311からの要求―>
デバイスF312からの要求―>デバイスG313から
の要求、その後また第二のバスブリッジ318からの要
求という順に、均等にバス使用要求をチェックし、デバ
イスE311からバス使用要求が出されていることが検
知すると、デバイスE311にバスの使用許可を与え
る。
【0009】その後、使用許可を受けたデバイスE31
1は、第三のPCIバス303に接続要求としてデバイ
スG313のアドレスを出力する。この場合、第三のP
CIバス303上の各デバイスはアドレスをデコード
し、自分が選択されたものであればデバイスセレクト信
号を出して応答する。なお、デコードとは、バス上のア
ドレスと自分のアドレスとが一致するかどうかを確認す
ることである。従って、デバイスG313では、デバイ
スE311にデバイスセレクト信号を返し、その後、デ
バイスE311はデバイスG313にアクセスすること
になる。
【0010】次に、デバイスE311がバスマスターと
なって、CPU305にアクセスする場合の動作につい
て説明する。まず、デバイスE311が第三のバスアー
ビタ316にバス使用要求を出し、第三のバスアービタ
316から使用許可を受けて第三のPCIバス303を
占有する。
【0011】その後、デバイスE311は第三のPCI
バス303にターゲットであるCPU305のアドレス
を出力する。第二のバスブリッジ318では、第三のP
CIバス303に接続されているデバイスのアドレスの
情報を保持しており、デバイスE311から出されたア
ドレスが第三のPCIバス303に接続されていないこ
とを認識する。
【0012】次に、第二のPCIバス302上で、第二
のバスブリッジ318がマスターとなり、第二のバスア
ービタ315にバス使用要求を出す。この場合、第二の
バスアービタ315は、第三のバスアービタ316と同
様に第一のバスブリッジ317からの要求―>デバイス
C309からの要求―>第二のバスブリッジ318から
の要求―>デバイスD310からの要求、というような
順に使用要求が出されているかを調査し、第二のバスブ
リッジ318からのバス使用要求を受けて第二のバスブ
リッジ318に使用許可を与える。これにより、第二の
バスブリッジ318は、第二のPCIバス302を占有
する。
【0013】このような操作を繰り返して、第三のPC
Iバス303、第二のPCIバス302、第一のPCI
バス301が占有されていき、最終的にホストバスブリ
ッジ318がバスマスターとなってCPU305と接続
し、その後にデバイスE311からCPU305へのア
クセスが可能となる。なお、ホストバスブリッジ318
とCPU305との接続は、システムバスのプロトコル
で接続されることになり、PCIバスのプロトコルとは
異なっている。
【0014】なお、逆にCPU305からデバイスE3
11にアクセスする場合には、CPU305からホスト
ブリッジ319に接続された後、ホストブリッジ319
が第一のPCIバス301のバスマスターとなって第一
のPCIバス301を占有し、第一のバスブリッジ31
7が第二のPCIバス302のバスマスターとなって第
二のPCIバス302を占有し、第二のバスブリッジ3
18が第三のPCIバス303のバスマスターとなって
第三のPCIバス303を占有していく手順を通ること
になる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなバ
ス制御システムでは、あるデバイスから異なったバスに
接続するデバイスにアクセスするためには、両デバイス
間に存在するバスを順次に占有していかなければなら
ず、情報技術の発達によりバス制御システム内でのPC
Iバス数は多くなる傾向にある現在では、アクセスを開
始するまでのバスアービトレーションに要する時間が大
きくなるという問題があった。特に、頻繁にトランザク
ションが発生するアプリケーションでは、このバスアー
ビトレーションによるオーバヘッドが大きくなり、十分
な性能が出ないことになる。また、アクセス間は、両デ
バイス間のPCIバスは占有されるために他のデバイス
により使用できず、他のデバイスの処理が遅延するとい
う問題があった。
【0016】なお、特開平9ー153005号公報に
は、階層化されたバス間で、バス間を接続するバスブリ
ッジが、あるデバイスから他のバスに接続されたデバイ
スへのアクセス処理があった場合に、その他のバスに接
続されたデバイスのアドレスを記憶しておき、次回同じ
デバイスへのアクセス要求があった場合には、バスブリ
ッジに記憶された情報から、再度接続要求がされたデバ
イスのアドレスをたよりにデバイスを探すことなく、即
座にアクセスすることを可能とするバスブリッジが記載
されている。
【0017】しかし、この様なバスブリッジを使用した
としても、要求元のデバイスが接続されたバスと要求先
のデバイスが接続されたバスのみならず、さらにその2
つのバス間に存在するすべてのバスが占有されなければ
ならず、他のデバイスによる処理遅延が大きくなるとい
う問題は解決されない。
【0018】また、特開平9ー153009号公報に
は、第一のバスでのバスアービトレーションを行なう手
段に、第二のバスに接続されたI/Oデバイスに関する
アービトレーション優先順位の設定をできるようにし、
重要な処理に関してはバスアービトレーションに要する
時間を短くできるようにしたアービトレーション方法が
記載されている。
【0019】しかし、この方法であっても、あるデバイ
スから他のバスに接続したデバイスにアクセスする場合
には、両デバイスが存在するバスおよびその間に存在す
るバスを占有するためにバスアービトレーションをしな
ければならないことには変わりはなく、時間を短縮でき
るとしても限界はある。また、2つのバス間に存在する
すべてのバスが占有されなければならず、他のデバイス
による処理遅延が大きくなるという問題は解決されな
い。
【0020】この発明は、上述の問題を解決するために
なされたものであり、アクセスするデバイスによって、
接続させるバスを変更させることにより、両デバイス間
に存在するバスの数を少なくでき、同時に、バスアービ
トレーションに要する時間を小さくできるバス制御シス
テムを提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるバス制
御システムにおいては、第一のデバイスは第二のデバイ
スへのアクセス要求時に、バス制御装置に接続されたバ
スのうち、第一のデバイスが接続されたバスとの間に位
置するバスブリッジの数が最も少なくなるバスを選択す
る選択命令を発行する選択命令発行手段を有し、バス制
御装置は選択命令に従って選択されたバスに第二のデバ
イスを接続するバス切替え手段を有するものにした。
【0022】さらに、第一のデバイスは、中央処理装置
であるとした。
【0023】また、この発明にかかるバス制御システム
においては、第二のデバイスは第一のデバイスへのアク
セス要求時に、バス制御装置に接続されたバスのうち、
第一のデバイスが接続されたバスとの間に位置するバス
ブリッジの数が最も少なくなるバスを選択する選択命令
を発行する選択命令発行手段を有し、バス制御装置は選
択命令に従って選択されたバスに第二のデバイスを接続
するバス切替え手段を有するものにした。
【0024】さらに、第二のデバイスは、第一のデバイ
スのアドレスと、第一のデバイスとのアクセス要求時に
発行する選択命令との対応表を有するものとした。
【0025】また、この発明にかかるバス制御システム
においては、バス制御装置は接続されたバスのいずれか
を流れるデバイスへの接続要求を検知する検知手段と、
デバイスを接続要求が検知されたバスに接続させるバス
切替え手段を有するものとした。
【0026】また、この発明にかかるバス制御装置にお
いては、第一のデバイスからの要求に従って、第二のデ
バイスをバスのいずれかに接続させるバス切替え手段を
有するものとした。
【0027】また、この発明にかかるバス制御装置にお
いては、デバイスからの要求に従って、デバイスをバス
のいずれかに接続させるバス切替え手段を有するものと
した。
【0028】また、この発明にかかるバス制御装置にお
いては、バスのいずれかを流れるデバイスへの接続要求
を検知する検知手段と、接続要求されたデバイスを接続
要求が検知されたバスに接続させるバス切替え手段とを
有するものとした。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1におけるバス制御システムを記載した構
成図である。図中、1は第一のPCIバス、2は第二の
PCIバス、3は第三のPCIバスである。4はシステ
ムバスであり、CPU5およびシステムメモリ6が接続
されている。
【0030】第一のPCIバス1には、デバイスA7お
よびデバイスB8が、第二のPCIバス2には、デバイ
スC9およびデバイスD10が、第三のPCIバス3に
は、デバイスF11、デバイスG12およびバス制御装
置13を介してデバイスE14が接続されている。な
お、バス制御装置13は、第一のPCIバス1と第三の
PCIバス3とのバス切替えを行なうセレクタであり、
バス切替え信号路15を流れる信号に従い、第一のPC
Iバス1または第三のPCIバス3のうち、どちらかへ
の接続を選択する。また、バス切替え信号路15を流れ
る信号は、CPU5の選択命令発行手段であるバイオス
16が発行する選択命令信号で設定されるフリップフロ
ップ(F/F)17の出力である。18は、CPU5の
バイオス16からF/F17に送られる選択命令信号が
流れる選択命令信号路である。
【0031】第一のPCIバス1は、接続されたデバイ
スにバスの使用許可を与えて制御する第一のバスアービ
タ19を有し、第二のPCIバス2は第二のバスアービ
タ20を、第三のPCIバス3は第三のバスアービタ2
1を有している。また、第一のPCIバス1と第二のP
CIバス2は第一のバスブリッジ22で接続されてお
り、第二のPCIバス2と第三のPCIバス3は第二の
バスブリッジ23で接続されており、システムバス4と
第一のPCIバス1はホストバスブリッジ24で接続さ
れており、よって、第一のPCIバス1、第二のPCI
バス2、第三のPCIバス3およびシステムバス4は階
層的な接続構造になっている。
【0032】図2は、バス制御装置13の構成を示す構
成図である。図中、100は、第三のPCIバス3に接
続された第一のスイッチであり、101は第一のPCI
バス1に接続された第二のスイッチである。また、10
2はインバータであり、バス切替え信号路15にLOW
信号が流れる場合には、第一のスイッチ100がディス
セイブル、第二のスイッチ101がイネーブルとなり、
デバイスE14は第一のPCIバス1に接続されること
になる。また、逆にバス切り替え信号路15にHIGH
信号が流れる場合には、第一のスイッチ100がイネー
ブル、第二のスイッチ101がディスセイブルとなり、
デバイスE14は第三のPCIバス3に接続されること
になる。なお、第一のスイッチ100と第二のスイッチ
101とインバータ102とで、バス切替え手段103
を構成している。
【0033】次に、CPU5がバスマスターになって、
デバイスE14にアクセスする場合の動作について説明
する。通常、CPUは、システム起動時に全てのバスに
接続されたデバイスを調査し、そのデバイスがどのバス
に接続されているかの情報を有している。
【0034】従って、CPU5がデバイスE14にアク
セスする場合には、CPU5のバイオス16がデバイス
E14が第三のPCIバス3に接続されていることを認
識し、選択命令信号路18に第一のPCIバス1を選択
する選択命令信号をF/F17に出す。F/F17で
は、この選択命令信号を受けて、バス切替え信号路15
にLOW信号を流し、デバイスE14を第一のPCIバ
ス1に接続させる。この後、通常の操作を行い、CPU
1からデバイスE14にアクセスする。なお、CPU5
からデバイスE14へのアクセスが終了した時点で、バ
イオス16はF/F17に,第三のPCIバス3に接続
させる選択命令信号を選択命令信号路18に出す。F/
F17では、この選択命令信号を受けて、バス切替え信
号路15にHIGH信号を流しデバイスE14を第三の
PCIバス3に接続させる。
【0035】このように、バスマスターとなる頻度の高
いCPUが各PCIバスに接続されたデバイスにアクセ
スする場合に、システムバスとアクセス先のデバイスが
存在するPCIバスとの間に位置するバスブリッジの数
が最も少なくなるようなPCIバスに、アクセス先のデ
バイスを接続させるようになるので、アクセスを開始す
るまでのバスアービトレーションに要する時間を小さく
できる。また同時に、占有するバス数も少なくなるの
で、他のデバイスの処理が遅延するという問題も回避で
きる。
【0036】なお、本実施の形態では、バス制御装置1
3には2本の異なるPCIバスを接続させ、CPUから
の選択命令信号に従って切り替え可能としたが、特に2
本に限定する必要はなく、たとえばバス制御装置を3本
以上のPCIバスに接続し、それぞれに切り替えスイッ
チを設け、複数台のF/Fを組み合わせて切り替え可能
としてもよい。
【0037】また、切り替え信号はF/Fではなく、C
PUが選択命令信号として切り替え信号を直接出すよう
にしてもよい。さらにまた、バスアービタを各バスブリ
ッジに、具体的には第一のバスアービタをホストバスブ
リッジ内部に、第二のバスアービタを第一のバスブリッ
ジ内部に、第三のバスアービタを第二のバスブリッジ内
部に配置させるようにしてもよい。
【0038】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2におけるバス制御システムの構成図であり、図1
の実施の形態1におけるバス制御システムにおいて、デ
バイスEが選択命令信号としてバス切替え信号を出すよ
うにしたものである。
【0039】図中、13aは第三のPCIバス3および
デバイスE14aに接続されたバス制御装置である。2
5は、デバイスE14a内部に存在する選択命令発行手
段であるバイオスである。なお、バイオス25からバス
切替え信号路15aを通って送られてくる信号に従っ
て、バス制御装置13aでは接続するバスを第一のPC
Iバス1および第三のPCIバス3に切替える。また、
バス切替え信号路15aと接続するバスの関係は、図2
に示した実施の形態1のバス制御装置におけるバス切替
え信号路15と同じである。
【0040】また、デバイスE14aでは、バイオス2
5中に各デバイスのアドレスと、そのアドレスとデバイ
スにアクセスする時にバス切替え信号路15aに流す信
号(HIGH信号またはLOW信号)との対応表を有し
ている。
【0041】例えば、接続先がCPU5の場合には、切
替え信号路15aにLOW信号を流し、デバイスG12
と接続する場合には、切替え信号路15aにHIGH信
号を流すなどである。なお、切替え信号路15aにLO
W信号を流し第一のPCIバス1に接続した場合には、
アクセスが終了した直後に、切替え信号路15aにHI
GH信号を流して、第三のPCIバス3に接続させるよ
うにしている。
【0042】このように、デバイスが異なるバスに接続
されたCPUやデバイスにアクセスする場合に、アクセ
ス相手のデバイスが存在するバスとの間に位置するバス
ブリッジの数が最も小さくなるバスに接続させるように
なるので、アクセスを開始するまでのバスアービトレー
ションに要する時間を小さくできる。また同時に、占有
するバス数も少なくなるので、他のデバイスの処理が遅
延するという問題も回避できる。
【0043】また、デバイスがアクセスする相手デバイ
スのアドレスと切替え信号との対応表を有し、その対応
表に従って切替え信号を出すようにしたので、バス制御
システムのデバイス接続構成を変更した場合にも、この
対応表を適時変更すればよく、簡単にバス制御装置の切
替え操作変更を行うことができる。
【0044】なお、この実施の形態では、バス制御装置
を介してバスに接続されたデバイスからの切替え信号に
より、バス制御装置の接続先であるバスの切り替えを行
わせるようにしたが、バス制御装置に他のデバイスから
切替え信号を出すようにし、他のデバイスが有する接続
先アドレスと切替え信号との対応表を用いて、接続する
バスの切替えを可能とさせてもよい。
【0045】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3におけるバス制御システムのバス制御装置を示す
構成図であり、図3の実施の形態2におけるバス制御装
置において、バスを流れるデータのアドレスを検知して
バスの切替えを可能にしたものである。
【0046】図中、200は第一のPCIバス1に接続
する第一のスイッチ、201は第三のPCIバス3に接
続する第二のスイッチである。202aおよび202b
は、それぞれ第一のPCIバス1および第三のPCIバ
ス3に接続された第一のアドレス検知回路、第二のアド
レス検知回路であり、第一のPCIバス1および第三の
PCIバス3に出力される接続要求であるアドレスを検
知し、予め記憶したデバイスE14aのアドレスと一致
するかを判定する。203は、切替え回路であり、第一
のアドレス検知回路202aおよび第二のアドレス検知
回路202bから送られる切替え信号や、デバイスE1
4aから送られる切替え信号に従い、第一のスイッチ2
00および第二のスイッチ201の操作をしている。な
お、第一のアドレス検知回路と第二のアドレス検知回路
とで、検知手段204を構成し、第一のスイッチ200
と第二のスイッチ201と切替え回路203とでバス切
替え手段205を構成している。
【0047】次に動作について説明する。デバイスE1
4aがバスマスターとなる場合には、バイオス25中に
設定された各デバイスに接続するアドレスと切替え信号
との対応表に従い、バス切替え信号を設定する。例え
ば、 接続先がCPU5の場合には、LOW信号を切替
え信号路15aに流し、これにより第一のスイッチ20
0がイネーブルとなり、デバイスE14aは第一のPC
Iバス1に接続されることになる。
【0048】次に、他のデバイスやCPU5がバスマス
ターとなり、デバイスE14aにアクセスする場合につ
いて、第一のPCIバス1に接続したデバイスA7がバ
スマスターとなる場合を例にとり説明する。
【0049】デバイスA7は、第一のバスアービタ19
に対し使用要求を出し、使用許可を受けると第一のPC
Iバス1に接続先であるデバイスE14aのアドレスを
出力する。このアドレスは第一のアドレス検知回路20
2aにより検知され、このアドレスが予め記憶されたデ
バイスE14aのアドレスと一致するかが判定される。
一致する場合には、第一のアドレス検知回路202a
は、切替え回路203にLOW信号を送るとともに、デ
バイスA7に応答を返す。切替え回路203は、第一の
スイッチ200をイネーブルとし、第二のスイッチ20
1をディスセイブルにして、デバイスE14aは第一の
PCIバス1に接続させる。
【0050】なお、デバイスA7からデバイスE14a
へのアクセスが終了した時点で、デバイスE14aは第
三のバス3に接続する為に、切り替え信号路にHIGH
信号を流す。
【0051】このように、バス制御装置は、接続された
デバイスのアドレスとバス上を流れるアドレスとが一致
するかを判定し、一致する場合には、そのアドレスが流
れたバスにデバイスを接続するように切り替えるので、
不特定な相手からのアクセスに対しても、バスアービト
レーションに要する時間を調整することができ、アクセ
ス処理を早くすることができる。また同時に、占有する
バス数も少なくなるので、他のデバイスの処理が遅延す
るという問題も回避できる。
【0052】
【発明の効果】この発明にかかるバス制御システムにお
いては、第一のデバイスは第二のデバイスへのアクセス
要求時に、バス制御装置に接続されたバスのうち、第一
のデバイスが接続されたバスとの間に位置するバスブリ
ッジの数が最も少なくなるバスを選択する選択命令を発
行する選択命令発行手段を有し、バス制御装置は選択命
令に従って選択されたバスに第二のデバイスを接続する
バス切替え手段を有するものにした。
【0053】これにより、アクセスを開始するまでのバ
スアービトレーションに要する時間を小さくできる。ま
た同時に、他のデバイスの処理が遅延するという問題も
回避できる。
【0054】さらに、第一のデバイスは中央処理装置と
した。
【0055】これにより、特に他のデバイスへのアクセ
ス頻度の高いCPUが接続するバスを選択するので、全
体のバス制御効率が向上する。
【0056】また、この発明にかかるバス制御システム
においては、第二のデバイスは第一のデバイスへのアク
セス要求時に、バス制御装置に接続されたバスのうち、
第一のデバイスが接続されたバスとの間に位置するバス
ブリッジの数が最も少なくなるバスを選択する選択命令
を発行する選択命令発行手段を有し、バス制御装置は選
択命令に従って選択されたバスに第二のデバイスを接続
するバス切替え手段を有するものにした。
【0057】これにより、バス制御装置が接続されたデ
バイスから、接続する相手のデバイスに応じて最適なバ
スを選択することができ、バス制御効率がさらに向上す
る。
【0058】さらに、第二のデバイスは、第一のデバイ
スのアドレスと、第一のデバイスとのアクセス要求時に
発行する選択命令との対応表を有しているものとした。
【0059】これにより、バス制御システムのデバイス
接続構成を変更した場合にも、この対応表を適時変更す
ればよく、簡単にバス制御装置の切替え操作変更を行う
ことができる。
【0060】また、この発明にかかるバス制御システム
においては、バス制御装置は接続されたバスのいずれか
を流れるデバイスへの接続要求を検知する検知手段と、
デバイスを接続要求が検知されたバスに接続させるバス
切替え手段を有するものとした。
【0061】これにより、不特定な相手からのアクセス
に対しても、バスアービトレーションに要する時間を調
整することができ、アクセス処理を早くすることができ
るとともに、他のデバイスの処理が遅延するという問題
も回避できる。
【0062】また、この発明にかかるバス制御装置にお
いては、第一のデバイスからの要求に従って、第二のデ
バイスをバスのいずれかに接続させるバス切替え手段を
有するものとした。
【0063】これにより、アクセスを開始するまでのバ
スアービトレーションに要する時間を小さくできる。ま
た同時に、他のデバイスの処理が遅延するという問題も
回避できる。
【0064】また、この発明にかかるバス制御装置にお
いては、デバイスからの要求に従って、デバイスをバス
のいずれかに接続させるバス切替え手段を有するものと
した。
【0065】これにより、バス制御装置が接続されたデ
バイスから、接続する相手のデバイスに応じて最適なバ
スを選択することができ、バス制御効率がさらに向上す
る。
【0066】また、この発明にかかるバス制御装置にお
いては、バスのいずれかを流れるデバイスへの接続要求
を検知する検知手段と、接続要求されたデバイスを接続
要求が検知されたバスに接続させるバス切替え手段を有
するものとした。
【0067】これにより、不特定な相手からのアクセス
に対しても、バスアービトレーションに要する時間を調
整することができ、アクセス処理を早くすることができ
るとともに、他のデバイスの処理が遅延するという問題
も回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るバス制御システムの構成
図である。
【図2】 実施の形態1に係るバス制御装置の構成図で
ある。
【図3】 実施の形態2に係るバス制御システムの構成
図である。
【図4】 実施の形態3に係るバス制御装置の構成図で
ある。
【図5】 従来のバス制御システムの構成図である。
【符号の説明】
1 第一のPCIバス 、 2 第二のPCIバス 、 3
第三のPCIバス 、4 システムバス 、 5 中央処理
装置(CPU) 、 6 システムメモリー 、13・13
a バス制御装置 、6・25 バイオス(選択命令発
行手段) 、103・205 バス切替え手段 、 2
04 検知手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスブリッジを介して階層的に接続され
    ている複数のバスと、前記バスのいずれかに接続された
    第一のデバイスと、前記バスのいずれか二本以上に接続
    されたバス制御装置と、前記バス制御装置に接続された
    第二のデバイスとを有するバス制御システムにおいて、
    前記第一のデバイスは前記第二のデバイスへのアクセス
    要求時に、前記バス制御装置に接続されたバスのうち、
    前記第一のデバイスが接続されたバスとの間に位置する
    バスブリッジの数が最も少なくなるバスを選択する選択
    命令を発行する選択命令発行手段を有し、前記バス制御
    装置は前記選択命令に従って選択されたバスに前記第二
    のデバイスを接続するバス切替え手段を有していること
    を特徴とするバス制御システム。
  2. 【請求項2】 第一のデバイスは、中央処理装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載のバス制御システム。
  3. 【請求項3】 バスブリッジを介して階層的に接続され
    ている複数のバスと、前記バスのいずれかに接続された
    第一のデバイスと、前記バスのいずれか二本以上が接続
    されたバス制御装置と、前記バス制御装置に接続された
    第二のデバイスとを有するバス制御システムにおいて、
    前記第二のデバイスは前記第一のデバイスへのアクセス
    要求時に、前記バス制御装置に接続されたバスのうち、
    前記第一のデバイスが接続されたバスとの間に位置する
    バスブリッジの数が最も少なくなるバスを選択する選択
    命令を発行する選択命令発行手段を有し、前記バス制御
    装置は前記選択命令に従って選択されたバスに前記第二
    のデバイスを接続するバス切替え手段を有していること
    を特徴とするバス制御システム。
  4. 【請求項4】 選択命令発行手段は、第一のデバイスの
    アドレスと、前記第一のデバイスとのアクセス要求時に
    発行する選択命令との対応表を有していることを特徴と
    する請求項3に記載のバス制御システム。
  5. 【請求項5】 バスブリッジを介して階層的に接続され
    ている複数のバスと、前記バスのいずれか二本以上が接
    続されたバス制御装置と、前記バス制御装置に接続され
    たデバイスとを有するバス制御システムにおいて、前記
    バス制御装置は、接続されたバスのいずれかを流れる前
    記デバイスへの接続要求を検知する検知手段と、前記デ
    バイスを前記接続要求が検知されたバスに接続させるバ
    ス切替え手段とを有していることを特徴とするバス制御
    システム。
  6. 【請求項6】 バスブリッジを介して階層的に接続され
    ている複数のバスのうち二以上のバスが接続され、前記
    複数のバスのいずれかに接続された第一のデバイスが接
    続され、さらに第二のデバイスが接続されるべきバス制
    御装置であって、前記第一のデバイスからの要求に従っ
    て、前記第二のデバイスを前記バスのいずれかに接続さ
    せるバス切替え手段を有していることを特徴とするバス
    制御装置。
  7. 【請求項7】 バスブリッジを介して階層的に接続され
    ている複数のバスのうち二以上のバスが接続され、さら
    に少なくとも一つのデバイスが接続されるべきバス制御
    装置であって、前記デバイスからの要求に従って、前記
    デバイスを前記バスのいずれかに接続させるバス切替え
    手段を有していることを特徴とするバス制御装置。
  8. 【請求項8】 バスブリッジを介して階層的に接続され
    ている複数のバスのうち二以上のバスが接続され、さら
    に少なくとも一つのデバイスが接続されるべきバス制御
    装置であって、前記バスのいずれかを流れる前記デバイ
    スへの接続要求を検知する検知手段と、前記接続要求さ
    れたデバイスを前記接続要求が検知されたバスに接続さ
    せるバス切替え手段とを有していることを特徴とするバ
    ス制御装置。
JP10317506A 1998-11-09 1998-11-09 バス制御システムおよびバス制御装置 Pending JP2000148671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10317506A JP2000148671A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 バス制御システムおよびバス制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10317506A JP2000148671A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 バス制御システムおよびバス制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000148671A true JP2000148671A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18089003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10317506A Pending JP2000148671A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 バス制御システムおよびバス制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000148671A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011248562A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Seiko Epson Corp プロセッサーシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011248562A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Seiko Epson Corp プロセッサーシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5983303A (en) Bus arrangements for interconnection of discrete and/or integrated modules in a digital system and associated method
US5619661A (en) Dynamic arbitration system and method
US5835738A (en) Address space architecture for multiple bus computer systems
KR100368948B1 (ko) 가변 우선순위와 공정성을 사용하는 개선된 버스 중재자
US5420985A (en) Bus arbiter system and method utilizing hardware and software which is capable of operation in distributed mode or central mode
JPH04227557A (ja) 情報処理装置
JPH10149330A (ja) インターフェース・バス用の2次チャネル
WO1997002533A1 (en) A transparent bridge between buses of a computer system and a method of interfacing the buses to operate as a single logical bus
JPS6035696B2 (ja) デ−タ処理装置における母線制御装置
JP3609051B2 (ja) Usb−hubデバイスおよびその制御方法
US6266718B1 (en) Apparatus for controlling data transfer operations between a memory and devices having respective latencies
US5197143A (en) Device and method for distributing information in a computer system
JP3195489B2 (ja) 外部記憶制御装置およびバス切り替え制御方法
JP4188446B2 (ja) データ交換装置およびその方法
JP2000148671A (ja) バス制御システムおよびバス制御装置
US20020174282A1 (en) Multiprocessor system
JPH09153009A (ja) 階層構成バスのアービトレーション方法
JPH04134551A (ja) 複数のデータ処理エージェントの間でデータを転送するバスにおいて、第1のエージェントがサービスの必要を第2のエージェントへ知らせる方法
JP3531368B2 (ja) コンピュータシステム及びバス間制御回路
KR0141288B1 (ko) 내부버스 확장형태를 갖는 이중화된 제어장치
JPS63175964A (ja) 共有メモリ
EP0814412B1 (en) A digital signal processor and a method for interfacing a digital signal processor
CA1303748C (en) Tandem priority resolver
JPH10198524A (ja) ハードディスク制御装置
KR20050067324A (ko) 마스터/슬레이브 디바이스간의 인터페이스 장치 및 그 방법