JP2000148392A - 座標入力用指示具 - Google Patents

座標入力用指示具

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JP2000148392A JP31412898A JP31412898A JP2000148392A JP 2000148392 A JP2000148392 A JP 2000148392A JP 31412898 A JP31412898 A JP 31412898A JP 31412898 A JP31412898 A JP 31412898A JP 2000148392 A JP2000148392 A JP 2000148392A
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Yuichiro Yoshimura
雄一郎 吉村
Katsuhide Hasegawa
勝英 長谷川
Katsuyuki Kobayashi
克行 小林
Atsushi Tanaka
淳 田中
Kiwamu Kobayashi
究 小林
Masaaki Kanashiki
正明 金鋪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式の座標入力装置の座標入力用指示具に
おいて、座標入力面との接触による発光素子の摩耗、傷
付きを防止すると共に、操作性を向上する。 【解決手段】 指示具4の先端部に設けられた発光素子
41を覆うキャップ46がスライド部材48に保持さ
れ、指示具4の軸方向に沿ってスライド可能に設けられ
る。座標入力面に対してキャップ46を押し付け又は離
間させることにより、キャップ46に連動してタクトス
イッチ49が作動し、発光素子41の駆動制御が切り替
えられる。例えば、前記押し付けにより発光素子が駆動
され、離間により発光素子の駆動が停止される。キャッ
プ46が発光素子41を覆っているので、発光素子41
の摩耗、傷付きを防止できる。又、発光素子41の駆動
制御の切り替えのために別に操作を行う必要がなく、操
作性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力装置の座
標入力面上の任意の位置を指示して指示位置の座標を入
力するための座標入力用指示具に関し、より詳しくは、
座標入力面に照射された光スポットの照射位置の座標を
検出して座標入力を行う光学式の座標入力装置の座標入
力用指示具であって、前記座標入力面上の任意の位置を
指示して前記光スポットを照射して座標を入力するため
に用いられる座標入力用指示具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の光学式の座標入力装置は、例えば
座標入力が可能な大型表示システムに用いられており、
その場合、大型ディスプレイの座標入力面として構成さ
れた表示画面上の任意の位置に対して、発光素子を備え
た座標入力用指示具(以下、指示具と略称する)によっ
て指示して発光素子の発光により光スポットを照射し、
その照射位置の座標を入力することにより、外部接続さ
れたコンピュータを制御したり、文字や図形などを筆記
入力するように構成されている。
【0003】この光学式の座標入力装置としては、CC
Dエリアセンサやリニアセンサを用いて座標入力面上の
光スポットを撮像し、重心座標あるいはパターンマッチ
ングを用いるなどの画像処理を行って、光スポットの位
置の座標値を演算して出力するものや、PSDと呼ばれ
る位置検出素子(光スポットの位置に対応した出力電圧
が得られるアナログデバイス)を用いるものなどが知ら
れている。
【0004】例えば、特公平7−76902号公報に
は、可視光の平行ビームによる光スポットをビデオカメ
ラで撮像して光スポットの照射位置の座標を検出し、同
時に赤外拡散光で制御信号を送受する装置について開示
されている。また、特開平6−274266号公報に
は、リニアCCDセンサと特殊な光学マスクを用いて座
標検出を行う装置が開示されている。また、特許第25
03182号には、PSDを用いた装置について、その
構成と出力座標の補正方法が開示されている。
【0005】これらの従来の光学式の座標入力装置の指
示具においては、光スポットの光を発光する発光部の発
光素子、例えばLED、半導体レーザ等の素子の周囲の
構造に関して格別に規定したものはなく、発光素子は指
示具の先端部に露出しており、発光素子からの光を他の
部材を介さずに直接に座標入力面に照射している。そし
て、いわゆる入力ペンとして、文字や図形などを筆記入
力する場合、発光素子を座標入力面に直に接触させて座
標入力を行うようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特に指示具を
入力ペンとして座標入力面に接触させて座標入力を行な
う場合には、発光素子、例えば、LEDの透明な封止樹
脂が座標入力面との摩擦により摩耗し、封止樹脂のレン
ズとしての形状の変化により、LEDからの発光の照射
量が低下したり、発光分布が変化したりして、座標検出
精度の低下を招く等の不都合が生じた。
【0007】一方、LED等の発光素子は工業汎用部材
であるため、摩耗低減のため発光素子自体の透明封止樹
脂を改良するのは、発光チップ部に対する耐食性等も考
慮した材料改良等の必要があり、汎用品を用いる場合に
比べて高コストとなってしまう。
【0008】また、従来、発光部にフィルターを設けた
構成も提案されたが、そのフィルター自体も摩耗や傷付
き等が許されない光学部品であって、発光部材としての
発光素子の一部であり、摩耗や傷付き等に対する対策の
構成は提示されていない。
【0009】そして、発光素子ないしフィルターの摩耗
が進行した場合は、発光素子ないしフィルターの交換、
更には、指示具全体の交換が必要であった。
【0010】また、発光素子ないしフィルターが摩耗な
いし傷付いた状態で座標入力面との接触を繰り返すこと
により、座標入力面についても傷つきの原因となるとい
う問題もあった。
【0011】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、光学式の座標入力装置に用いられる指示具に
おいて、上述した光スポットの照射のために発光する発
光素子の摩耗ないし傷付きを防止できるとともに、操作
性を向上できる構成を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、上述した光学式の座標入力装置の
座標入力用指示具において、該座標入力用指示具の先端
部に設けられ、前記光スポットの照射のために発光する
発光素子(例えばLEDや半導体レーザ等)と、該発光
素子を覆って可動に設けられた透光性材料(例えば透明
樹脂材料)からなるキャップと、該発光素子の駆動を制
御する制御手段と、前記キャップに連動して作動され、
前記制御手段による前記発光素子の駆動制御を切り替え
る切り替え手段(例えばタクトスイッチ)とを有し、前
記キャップを前記座標入力面に対し押し付け又は離間さ
せることにより前記切り替え手段が作動して前記制御手
段による前記発光素子の駆動制御が切り替えられるよう
にした。
【0013】このような構成によれば、発光素子がキャ
ップにより覆われているので、座標入力用指示具を座標
入力面に接触させて座標入力を行なう場合に、座標入力
面との摩擦による発光素子の摩耗、ないし傷付きを防止
できる。
【0014】また、キャップを座標入力面に対し押し付
け又は離間させることにより発光素子の駆動制御が切り
替えられる、例えば、キャップを座標入力面に対し押し
付けることにより発光素子が駆動され、キャップを座標
入力面から離間させることにより発光素子の駆動が停止
されるように、切り替えられるので、発光素子の駆動制
御の切り替えのための操作を別に行う必要がなく、操作
性を向上することができる。
【0015】なお、キャップを座標入力面に対し押し付
ける際に外力が発光素子に加わらないように、キャップ
は発光素子から離間して可動に設けられるものとする。
【0016】また、前記切り替え手段がキャップに連動
して作動される作動ストロークないし作動圧力を調整す
る手段を設けるのが好ましい。
【0017】さらに、キャップは座標入力用指示具の本
体に対して着脱可能であるとともに、キャップが指示具
の本体から取り外された状態で、前記切り替え手段が作
動されないように構成するのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。ここでは、座標入力が可能な大型表
示システムに用いられる光学式の座標入力装置の指示具
の実施形態を示す。
【0019】〈座標入力装置を含む大型表示システムの
概略構成の説明〉まず、本発明の実施形態による指示具
を用いる座標入力装置を含む大型表示システムの概略構
成について図1により説明する。
【0020】図1に示す表示システムに含まれる座標入
力装置は、大別して、座標入力面と共に表示画面を構成
するスクリーン10と、これに対して光ビーム45を発
射して光スポット5を照射する指示具4と、光スポット
5のスクリーン10上における照射位置の座標を検出す
る座標検出器1とからなる。表示システムには、これら
の構成と合わせて、出力装置として、スクリーン10に
画像或いは前述の座標情報等を表示する投射型表示装置
8が設けられる。
【0021】指示具4は、いわゆる入力ペンとして、全
体がペン形状に形成されている。その詳細は後述する。
【0022】座標検出器1は、座標検出センサ部2、こ
のセンサ部2の制御および座標演算などを行うコントロ
ーラ3、制御信号検出センサ(受光素子)6、信号処理
部7から構成されており、光スポット5のスクリーン1
0上での照射位置の座標、及び指示具4の後述する各操
作スイッチの状態に対応する制御信号を検出し、コント
ローラ3によって不図示のコンピュータなどの外部接続
装置に対し検出した座標および制御信号の情報を送信す
る。
【0023】投射型表示装置8は、表示信号源としての
不図示のコンピュータなどの外部接続装置から画像信号
が入力される画像信号処理部81と、これにより制御さ
れ前記画像信号に応じた画像を形成する液晶パネル82
と、これを照明するランプ83、その照明光を反射する
ミラー84、及びランプ83からの直接の照明光とミラ
ー84からの反射光を集光するコンデンサーレンズ85
からなる照明光学系と、照明された液晶パネル82の画
像をスクリーン10上に投影する投影レンズ86とから
なり、所望の画像をスクリーン10に表示することがで
きる。
【0024】スクリーン10は、投射画像の観察範囲を
広くするために適度な光拡散性を持たせてあるので、指
示具4から発射された光ビーム45も光スポット5の位
置で拡散され、スクリーン10上の位置や光ビーム45
の方向によらず、光スポット5の位置で拡散された光の
一部が座標検出器1に入射する様に構成されている。
【0025】この様に構成することで、指示具4により
スクリーン10上の所望の位置を指示して光スポット5
を照射して座標を入力し、照射位置を移動させ、その移
動の軌跡の座標を連続的に入力することで文字情報や線
画情報を入力し、その情報を投射型表示装置8でスクリ
ーン10上に表示することにより、あたかも『紙と鉛
筆』の様な関係で情報の入出力を行うことができる。ま
た、スクリーン10上にボタンやアイコンを表示し、こ
れらに対して光スポット5を照射し、その座標とととも
に後述する制御信号を入力することにより、ボタン操作
やアイコンの選択決定などの入力操作を自由に行うこと
ができる。
【0026】〈指示具4の詳細説明〉次に、指示具4の
詳細を図2,3により説明する。
【0027】図2は指示具4の概略構成図であり、これ
に示すように、指示具4は、光スポットの照射のために
光ビームを発射する半導体レーザあるいはLED等から
なる発光素子41、その駆動(発光)を制御する発光制
御部42、電源部44、並びに4個の操作用スイッチ4
3A〜43Dを有している。
【0028】発光制御部42は、4個の操作用スイッチ
43A〜43Dの操作状態により、発光のオン/オフ
と、後述する変調方法とによって制御信号を重畳する発
光制御を行う。
【0029】図3は、操作用スイッチ43A〜43Dの
操作に応じた発光制御部42の制御による指示具4の動
作モード(発光素子41の駆動モード)を示す表図であ
り、この図中でスイッチA〜Dは操作用スイッチ43A
〜43Dに対応している。なお、図3中で「発光」とは
発光素子41を発光させる発光信号(座標を入力するた
めの座標信号)を示し、「ペンダウン」、「ペンボタ
ン」とは、それぞれ文字や線画入力及びボタン選択にお
けるペンダウン、ならびにメニューの呼び出しなどを行
うためのペンボタンのそれぞれに対応する制御信号を示
している。また○は各スイッチを押した(操作した)状
態、×は離した状態(押していない状態)を示す。
【0030】操作者は、指示具4を握って発光素子41
が設けられた先端部をスクリーン10に向ける。このと
き、スイッチ43Aは親指が自然に触れる位置に配置さ
れており、これを押すことにより光ビーム45が発射さ
れる。これにより、スクリーン10上に光スポット5が
照射され、後述する処理によって照射位置の座標が検出
され座標信号が出力され始めるが、この状態ではペンダ
ウン及びペンボタンの制御信号はオフの状態である。こ
のため、スクリーン10上では、光スポット5の動きに
応じたカーソルの動きやボタンのハイライト切換えなど
による操作者への指示位置の明示のみが行われる。
【0031】また、人差し指及び中指が自然に触れる位
置に配置されたスイッチ43C,43Dを押すことによ
って、図3の表に示すようにペンダウン及びペンボタン
の制御信号が、発光信号に重畳された信号として出力さ
れる。すなわち、スイッチ43Cを押すことによってペ
ンダウンの状態となり、文字や線画の入力を開始した
り、ボタンを選択決定するなどの画面制御が実行でき
る。また、スイッチ43Dを押すことによってペンボタ
ンの状態となり、メニューの呼び出しなどの別機能の入
力を行うことができる。これにより、操作者は、片手で
スクリーン10上の任意の位置で、すばやく正確に文字
や図形を描いて入力したり、ボタンやメニューを選択し
たりすることによって、軽快に操作することができる。
【0032】また、スイッチ43Bは、入力ペンとして
の指示具4の先端部にペン先スイッチとして設けられて
おり、スクリーン10に指示具4の先端部を押し付ける
ことによって動作する。操作者が、指示具4を握り、ス
イッチ43Aを押していない状態で、指示具4の先端部
をスクリーン10に押し付けることで、スイッチ43B
が押され、発光信号が出力され、発光素子41が発光す
るとともに、発光信号の変調によりペンダウン信号が出
力されペンダウン状態となる。さらに、この状態でスイ
ッチ43Aを押すと、ペンボタン信号が出力される。す
なわち、この状態ではスイッチ43Aはペンボタンの役
割を持つことになる。なお、スイッチ43Aを離し、指
示具4の先端部をスクリーン10から離せば、スイッチ
43Bもオフし、発光信号がオフして発光素子41の発
光が停止され、ペンダウンないしペンボタンの制御信号
の出力も停止されることは勿論である。ここではスイッ
チ43Bの機能について述べたが、その機械的構成の詳
細については後述する。
【0033】なお、指示具4の先端部をスクリーンに押
し付けなくても、スイッチ43Aを押せば、発光素子4
1が発光し、カーソルを動かすこともできる。ただし、
実際上、文字や図形の入力は入力面から離れた空間で行
うより、指示具4の先端部を入力面に接触させた状態で
行う方が遥かに操作性がよく、正確に行える。
【0034】このように、本実施形態では4個のスイッ
チ43A〜43Dを用いて入力面から離れていても、ま
た、直前にいても、自然で快適な操作が可能であり、場
合によって使い分けることができる。さらには、直接入
力専用(入力面から離れた状態で指示するポインタとし
て使用しない)ならば、発光素子41は平行な光ビーム
を発射するものでなく拡散光源でよいので、半導体レー
ザよりも安価で長寿命のLEDを用いることも可能であ
る。
【0035】また、それぞれ発光素子41にLEDと半
導体レーザを用いた近接用と遠隔用の2種類の指示具4
を用いたり、複数の指示具4を複数の操作者が用いて同
時に操作したり、あるいは入力する線の色や太さなど属
性の異なる複数の指示具4を用いるようにしてもよい。
これらの場合、発光制御部42は、その指示具4に固有
のID番号を制御信号と共に送信するように構成する。
また、送信されたID番号に対応して、スクリーン10
に表示される線の太さや色などの属性を外部接続機器側
のソフトウェアなどで決定するようにする。これらの属
性は、スクリーン10上のボタンやメニューなどで設定
変更するようにしてもよい。このための操作は、指示具
4に別途操作ボタン等を設け、その操作により変更指示
信号を送信するようにしてもよい。これらの操作ボタン
等の設定については、指示具4内部あるいは座標検出器
1内に状態を保持するようにして、ID番号ではなく、
属性情報を外部接続機器へ送信するように構成すること
も可能である。
【0036】また、このような追加の操作ボタンは、他
の機能、例えば表示装置の点滅や信号源の切換、録画装
置などの操作などを行えるように設定することも可能で
ある。さらに、スイッチ43A,43Bのいずれか一
方、または両方に圧力検出手段を設けることによって筆
圧検出を行い、この筆圧データを制御信号と共に送信す
るなど各種の有用な信号を送信することが可能である。
【0037】次に、スイッチ43A〜43Dの操作に応
じて出力される各信号の詳細について説明する。
【0038】前述のように、指示具4のスイッチ43A
またはスイッチ43Bがオンになると発光信号が出力さ
れ発光が開始される。その発光信号は、比較的長い連続
する所定周波数のパルス列からなるリーダ部と、これに
続くコード(メーカーIDなど)とからなるヘッダ部を
まず出力し、その後、ペンIDや制御信号などからなる
送信データ列を予め定義された順序と形式に従って順次
出力する(図8,LSG信号参照)。
【0039】なお、本実施形態では、各データビットに
おいて、“1”ビットは“0”ビットに対して2倍の間
隔をもつような変調形式で信号を形成するが、データの
符号化方式については種々のものが使用可能である。た
だし、後述する様に座標検出のためには発光素子41の
発光の平均光量が一定している事、またPLLの同調を
行うにはクロック成分が十分大きい事、等が望ましく、
さらに、送信すべきデータ量から見て冗長度を比較的高
くしても支障はない等を勘案して、本実施形態において
は、6ビット(64個)のデータを10ビット長のコー
ドのうち、1と0が同数で、かつ、1あるいは0の連続
数が3以下の108個のコードに割り付ける方法で符号
化している。このような符号化方式をとることによっ
て、平均光量が一定になり、また十分なクロック成分が
含まれるので、復調時に容易に安定した同期信号を生成
することができる。
【0040】また、ペンダウンおよびペンボタンの制御
信号は、2ビットであるが、ID等その他の長いデータ
も送信しなければならない。そこで、本実施形態では、
24ビットを1ブロックとして、先頭の2ビットは制御
信号、次の2ビットは内容識別コード(例えば、筆圧信
号は00,IDは11等)、次の2ビットはこれらのパ
リティ、その後に、16ビットのデータと2ビットのパ
リテイとを並べて、1ブロックのデータとして構成す
る。
【0041】このようなデータを前述したような方式に
より符号化すると、40ビット長の信号になる。その先
頭に10ビット長のシンクコードを付加する。このシン
クコードは0が4個、1が5個連続する、あるいはその
反転パターン(直前のブロックの終わりが、1か0かで
切り替える)という特殊なコードを使用して、データワ
ードとの識別が容易で、データ列の途中においても確実
にその位置を識別してデータの復元ができるようになっ
ている。従って、1ブロックで50ビット長の伝送信号
となり、制御信号と16ビットのIDまたは筆圧等のデ
ータを送信していることになる。
【0042】また、本実施形態では、後述する第1の周
波数60kHzの1/8の7.5kHzを第2の周波数
とし、その周期でコード変調を行なうが、前述のような
符号化方式を採用しているため、平均伝送ビットレート
は、この2/3の5kHzとなる。さらに、1ブロック
が50ビットなので、100Hzでは1ブロック24ビ
ットのデータを送信していることになる。したがって、
パリティを除いた実効ビットレートは、2000ビット
/秒である。このように冗長性は高いが、誤検出を防止
し、同期を容易にすることが非常に簡単な構成で実現で
きる方式となっている。また、後述のセンサ制御のため
の位相同期信号と、シンクコードの繰り返し周期のチェ
ックとを併用することによって、信号に短いドロップア
ウトが発生した場合でも追従ができ、逆に実際に、ペン
アップやダブルタップのような素早い操作を行った場合
との識別は、ヘッダ信号の有無によって確実に行えるよ
うにもなっている。
【0043】〈指示具4の操作用スイッチ43Bの詳細
説明〉次に、指示具4の先端部に設けられたペン先スイ
ッチとしての操作用スイッチ43Bの機械的構成の詳細
について図4により説明する。
【0044】操作用スイッチ43Bは、図4に示す、キ
ャップ46、このキャップ46を保持し指示具4の本体
であるホルダ47に対して摺動可能に取り付けられたス
ライド部材48、このスライド部材48に連動して、つ
まりキャップ46に連動して作動され、電気的切り替え
を行ない、発光制御部42による発光素子41の駆動制
御の切り替えを行うタクト(マイクロ)スイッチ49に
より構成されている。
【0045】キャップ46は、透光性材料からなり、発
光素子41を覆う様な構成となっている。また、キャッ
プ46は、指示具4の先端部を直接にスクリーン10に
接触して座標入力する場合にスクリーン10に接触する
部材であり、このキャップ46に覆われていることによ
り発光素子41が直にスクリーン10に接触することは
ない。また、キャップ46は、発光素子41から離間し
てスライド部材48に装着されているので、指示具4の
先端部、つまりキャップ46を直接スクリーン10ヘ押
し付けることによる外力が発光素子41に加わることも
ない。従って、発光素子41が、スクリーン10との摩
擦により摩耗したり、傷がついて発光状態に影響を与え
ることはない。
【0046】また、キャップ46は、発光素子41から
の光があまり減衰せずに透過しスクリーンヘ投射させる
ため、光を透過する透光性があることが求められ、例え
ば、PMMA(メタクリル樹脂)、AS(スチレン、ア
クリロニトリル共重合体)、PS(ポリスチレン)、P
C(ポリカーボネート)、エポキシ樹脂等の透明樹脂材
料から形成する。もちろん、透光性がある材料であれ
ば、他の材料でもよいし、着色していてもよい。
【0047】また、キャップ46は、指示具4の先端部
においてスクリーン10と接触する範囲において存在す
るように装着され、指示具4を傾けて座標入力を行なう
際にも対応できるように、一定の厚みを持った略半球状
のドーム形状をしている。但し、スクリーン10と接触
する範囲において存在する限り、必要最小限の範囲のみ
に存在すればよい。
【0048】キャップ46はスライド部材48に装着さ
れ、スライド部材48は指示具4の本体であるホルダ4
7に対して指示具4の軸方向に沿ってスライド可能なよ
うに保持され、スライド部材48のキャップ46と反対
側の端面はタクトスイッチ49に接触している。タクト
スイッチ49は、これに内蔵された不図示のバネの弾性
力によってスライド部材48を指示具4の先端側方向へ
押圧している。なお、スライド部材48は、図4では簡
略化のために単一部品構造としているが、スライド動作
を安定化するために複数の部材より構成してもよい。
【0049】このような構成で、スクリーン10に対し
て直接に座標を入力する場合、スクリーン10にキャッ
プ46が押し当てられ、その圧力によってキャップ46
と共にスライド部材48が図4の(a)から(b)に示
すようにタクトスイッチ49側にスライドしてタクトス
イッチ49を押し、一定以上の圧力・スライド量になる
と押されたタクトスイッチ49が電気的に切り替わり
(オンし)、これを接続している発光制御部42による
発光素子41の駆動状態が「発光」及び「ペンダウン」
状態(図3参照)となり、先述した発光信号と共にペン
ダウンの制御信号が出力される。
【0050】又、キャップ46をスクリーン10から離
間させると、タクトスイッチ49が内蔵のバネの力によ
ってスライド部材48とキャップ46を押し戻してオフ
し、これに応じて発光制御部42は発光信号およびペン
ダウンの制御信号の出力を停止する。
【0051】なお、スクリーン10にキャップ46が押
し当てられる時にタクトスイッチ49が作動される作動
圧力は、タクトスイッチ49内のバネによる押し戻し圧
によっているが、図には示さないが、前記作動圧力を調
整するために外部のバネ等を追加してスライド部材48
を指示具4の先端側方向へ付勢させるようにしてもよ
い。
【0052】また、タクトスイッチ49は、キャップ4
6とスライド部材48のスライド動作に連動して作動さ
れ発光制御部42による発光素子41の駆動制御を切り
替えることができるものであるなら他の方式のスイッチ
でもよい。
【0053】更に、このタクトスイッチ49の作動圧
力、すなわちペン先スイッチ43Bの作動圧力の調整を
より容易にするため、変更例として図5に示すように、
調整部材50を設けてもよい。この調整部材50はスラ
イド部材48の先端面に接触する様に指示具4のホルダ
47の先端部に設けられる。調整部材50はリング状に
形成され、内周に不図示のネジ溝が切られており、ホル
ダ47の先端部の外周に切られた不図示のネジ溝にねじ
込まれる。そして、調整部材50を使用者が回転させる
ことにより、図5中で両方向の矢印で示すように、ホル
ダ47の軸方向に沿った両方向に移動して固定できる。
この調整部材50の固定位置を前記軸方向に沿って変え
ることにより、スクリーン10に対するキャップ46の
押し付けにより図5の(a)から(b)に示すようにス
ライドするスライド部材48のストロークを調整でき、
これによりタクトスイッチ49が作動されるストローク
及び作動圧力を調整することができる。
【0054】なお、これと同様の調整機構をタクトスイ
ッチ49の背面側に設け、タクトスイッチ49の固定位
置をホルダ47の軸方向に沿った両方向に変化させて作
動ストロークと作動圧力を調整するようにしてもよい。
【0055】以上のように、ペン先スイッチ43Bを、
発光素子41を覆うキャップ46と、スライド部材48
及びタクトスイッチ49からなるスライドスイッチ機構
で構成することにより、指示具4の先端部をスクリーン
10に押し付けて座標入力を行う場合でも、発光素子4
1がスクリーン10に接触せず、発光素子41に外力が
加わることもなく、発光素子41の透明封止樹脂の摩
耗、傷付きが防止される。したがって、その摩耗、傷付
きによる発光素子41の照射光量の低下、光量分布の変
化等がなく、それによる座標検出精度の低下を未然に防
止することができる。また、発光素子41の摩耗、傷付
きのおそれがないので、文字等の入力操作を自然に行う
ことができる。
【0056】なお、キャップ46は、スライド部材48
に対して固着されるものとしてもよいし、着脱可能とし
てもよい。着脱可能とした場合、キャップ46が摩耗し
たり傷付いたりしたときに、交換することができる。ま
た、着脱可能とした場合、操作者がキャップ46をはず
した時にスライド部材48を指等で誤って押して発光素
子41が発光することのないように、スライド部材48
は発光素子41とホルダ47先端より十分奥に配置され
る。また、図4中、符号Aで示される発光素子41とホ
ルダ47の隙間もキャップ46の肉厚より若干大きい程
度の狭い隙間とし、指等でスライド部材48に触れるこ
とができない構造とすることが望ましい。
【0057】更に、キャップ46をはずした場合に指等
でスライド部材48に触れることができない効果的な構
造として、図6に示すように、キャップ46をはずした
場合に発光素子41を沈胴式にしてホルダ47の奥側に
後退させ、さらにホルダ47の先端部の開口を覆う蓋5
1が取り付けられる構造としてもよい。
【0058】〈座標検出器1の構成説明〉次に、座標検
出器1の構成について図7により説明する。図7に示す
ように、座標検出器1には、前述した制御信号を検出す
るために後述する集光光学系によって高感度に光量検出
を行う受光素子6と、座標検出のために後述する結像光
学系によって光の到来方向を検出する2つのリニアセン
サ20X,20Y(図1の座標検出センサ部2に相当す
る)とが設けられており、指示具4の発光素子41から
の光ビームによりスクリーン10上に照射された光スポ
ット5からの拡散光をそれぞれ受光する。また、座標検
出器1には、図1中の信号処理部7を構成するものとし
て、周波数検波部71と制御信号検出部72が設けら
れ、図1中のコントローラ3を構成するものとして、セ
ンサ制御部31、AD変換部31A、座標演算部32及
び通信制御部33が設けられている。これらによって受
光素子6の出力信号が処理されて前述した制御信号が検
出されるとともに、リニアセンサ20X,20Yが制御
され、その出力信号が処理され、座標が演算される。以
下、受光素子6の出力信号を処理して制御信号の検出等
を行う信号処理系、リニアセンサ20X,20Yの構成
及び信号処理系、及び座標値演算の詳細を順に説明す
る。
【0059】〈受光素子6の信号処理系の説明〉まず、
受光素子6の信号処理系の詳細を説明する。受光素子6
には、集光光学系としての集光レンズ6a(図1参照)
が装着されており、スクリーン10上の全範囲から高感
度で所定波長の光量を検知する。この検知出力は、図7
の構成における周波数検波部71によって検波された
後、制御信号検出部72において制御信号(指示具4の
発光制御部42によって発光信号に重畳された信号)な
どのデータを含むデジタル信号が復調される。
【0060】図8は、その制御信号の復元動作を説明す
るタイミングチャートである。先に述べたようなビット
列からなるデータ信号は、受光素子6で光出力信号LS
Gとして検出され、周波数検波部71で検波される。周
波数検波部71は、光出力信号LSGの中で最も高い第
1の周波数のパルス周期に同調するように構成され、光
学的なフィルタと併用することによって、外乱光の影響
を受けることなく、変調信号CMDを復調する。この検
波方法は広く実用されている赤外線リモートコントロー
ラと同様であり、信頼性の高い無線通信方式である。
【0061】本実施形態では、前記の第1の周波数とし
ては、例えば、一般に使用されている赤外線リモートコ
ントローラより高い帯域である60KHzを用い、同時
に使用しても誤動作することの無いように構成するもの
とする。ただし、この第1の周波数を一般に使用されて
いる赤外線リモートコントローラと同じ帯域にすること
も可能であり、このような場合にはIDなどで識別する
ことによって誤動作を防止する。
【0062】さて、周波数検波部71により検波された
変調信号CMDは、制御信号検出部72によってデジタ
ルデータとして解釈され、前述したペンダウンやペンボ
タンなどの制御信号が復元される。この復元された制御
信号は通信制御部33に送られる。
【0063】また、変調信号CMDに含まれる第2の周
波数であるコード変調の周期はセンサ制御部31によっ
て検出され、この信号によってリニアセンサ20X,2
0Yを制御する事になる。すなわち、センサ制御部31
では、図8に示したヘッダ部のタイミングでリセット
し、その後、変調信号CMDの立ち下がりに位相同期し
た信号LCKを生成する。従って、この生成された信号
LCKは、指示具4の発光の有無に同期した一定周波数
の信号となる。
【0064】また、変調信号CMDからは、光入力の有
無を示す信号LONと、この信号LONによって起動さ
れるセンサリセット信号RCLとが生成される。このセ
ンサリセット信号RCLがハイレベルの間に2つのリニ
アセンサ20X,20Yはリセットされ、信号LCKの
立ち上がりに同期したセンサリセット信号RCLの立ち
下がりのタイミングによって後述する同期積分動作が開
始される。
【0065】一方、制御信号検出部72はヘッダ部を検
出し、他の機器やノイズではなく、指示具4からの入力
が開始されたことを確認すると、この確認を示す信号が
通信制御部33からセンサ制御部31に伝達され、リニ
アセンサ20X,20Yの動作有効を示す信号CONが
ハイレベルにセットされ、座標演算部32の動作が開始
される。
【0066】図9は、光出力信号LSGが無くなり、上
記の一連の復元動作の終了時における上記各信号のタイ
ミングチャートを示す。ここに示すように、光出力信号
LSGから検波された変調信号CMDがローレベルを一
定時間以上続けると、光入力の有無を示す信号LONが
ローレベルになり、さらに、センサ動作有効を示す信号
CONもローレベルとなり、その結果、リニアセンサ2
0X,20Yによる座標の出力動作を終了する。
【0067】〈リニアセンサの構成、信号処理系の説
明〉次に、リニアセンサ20X,20Yの構成及び信号
処理系の詳細について説明する。まず、図10は、リニ
アセンサ20X,20Yと結像光学系の配置関係を示し
ている。ここに示すように、結像光学系としての円筒レ
ンズ90X,90Yによってスクリーン10上の光スポ
ット5の像がリニアセンサ20X,20Yの感光部(セ
ンサアレイ)21X,21Yに線状の像91X,91Y
として結像する。これら2つのセンサ20X,20Yと
レンズ90X,90Yを正確に直角に配置することによ
って、それぞれがX座標、Y座標を反映した画素にピー
クを持つ出力が得られる。
【0068】そして、これら2つのセンサ20X,20
Yは、図7の構成におけるセンサ制御部31によって制
御され、それぞれの出力信号はセンサ制御部31に接続
されたAD変換部31Aによってデジタル信号に変換さ
れて座標演算部32に送られ、ここで出力座標値を計算
し、その結果を制御信号検出部72からの制御信号など
のデータと共に通信制御部33を介して、所定の通信方
法で不図示のコンピュータ等の外部装置に送出する。ま
た、調整時など通常と異なる動作(例えば、ユーザ校正
値の設定)を行わせるために、通信制御部33の方から
センサ制御部31、座標演算部32ヘモード切換え信号
が送られる。
【0069】本実施形態では、光スポット5の像がリニ
アセンサ20X,20Yの画素の数倍の像幅となるよう
に焦点調節を行って、故意にボケを生じさせる。例えば
直径1.5mmのプラスチック製の円筒レンズと画素ピ
ッチ約15μm、有効64画素のリニアCCD、赤外線
LEDを用いた実験によれば、最もシャープな結像をさ
せると、約40度の画角全面にわたって15μm以下の
像幅となり、このような状態では画素間分割演算結果が
階段状に歪んでしまうことがわかった。そこで、像幅が
30から60μm程度となるように、レンズの位置を調
節すると、非常に滑らかな座標データが得られた。もち
ろん、大きくぼけさせると、ピークレベルが小さくなっ
てしまうので、数画素程度の像幅が最適である、画素数
の少ないCCDと、適度にボケた光学系を用いること
が、本実施形態のポイントの一つであり、このような組
み合わせを用いることによって、演算データ量が少な
く、小さなセンサと光学系で非常に高分解能、高精度、
高速、かつ低コストな座標入力装置を実現できる。
【0070】アレイ状に配置されたX座標検出用リニア
センサ20XとY座標検出用リニアセンサ20Yは同一
の構成であり、その内部構成を図11に示す。受光部で
あるセンサアレイ21はN個の画素(例えば64画素)
からなり、受光量に応じた電荷が積分部22に貯えられ
る。積分部22は、N個からなり、ゲートICGに電圧
を加えることによってリセットできるため、電子シャッ
タ動作が可能である。この積分部22に貯えられた電荷
は、電極STにパルス電圧を加えることによって蓄積部
23に転送される。この蓄積部23は、2N個からな
り、指示具4の発光タイミングに同期した信号LCKの
H(ハイレベル)とL(ローレベル)とにそれぞれ対応
して別々に電荷が蓄積される。その後、光の点滅に同期
して各々別々に蓄積された電荷は、転送クロックを簡単
にするために設けられた2N個からなるシフト部24を
介して、2N個からなるリニアCCD部25に転送され
る。
【0071】これにより、リニアCCD部25には、N
画素のセンサ出力の光の点滅に各々対応した電荷が隣接
して並んで記憶されることになる。これらリニアCCD
部25に並べられた電荷は、2N個からなるリングCC
D部26に順次転送される。このリングCCD26は、
信号RCLによってCLR部27で空にされた後、リニ
アCCD部25からの電荷を順次蓄積していく。
【0072】このようにして蓄積された電荷はアンプ2
9によって読み出される。このアンプ29は、非破壊で
蓄積電荷量に比例した電圧を出力するものであり、実際
には、隣接した電荷量の差分、すなわち、発光素子41
の点灯時の電荷量から非点灯時の電荷量を差し引いた分
の値を増幅して出力する。
【0073】この時得られるリニアセンサ20X,20
Yの出力波形の一例を図12に示す。図12中、Bの波
形は発光素子41の点灯時の信号のみを読み出したとき
の波形であり、Aの波形は非点灯時の波形、すなわち、
外乱光のみの波形である(図11に示したように、リン
グCCD部26には、これらA,Bの波形に対応する画
素の電荷が隣接して並んでいる)。アンプ29は、その
隣接する電荷量の差分値(B−Aの波形)を非破壊増幅
して出力することになるが、これにより指示具4からの
光のみの像の信号を得ることができ、外乱光(ノイズ)
の影響を受けることなく安定した座標入力が可能となっ
た。
【0074】また図12に示したB−Aの波形の最大値
をPEAK値と定義すれば、光に対してセンサが機能す
る蓄積時間を増大させれば、その時間に応じてPEAK
値は増大する。言い換えれば、信号LCKの1周期分の
時間を単位蓄積時間とし、それを単位として蓄積回数n
を定義すれば、蓄積回数nを増大させることでPEAK
値は増大し、このPEAK値が所定の大ささTH1に達
したことを検出することで、常に一定した品位の出力波
形を得ることができる。
【0075】一方、外乱光が非常に強い場合、差分波形
B−Aのピークが十分な大きさになる前に、リングCC
D26の転送電荷が飽和してしまう恐れがある。このよ
うな場合を考慮して、センサにはスキム機能を有するス
キム部28が付設されている。スキム部28は、非点灯
信号のレベルを監視し、図13に於いて、n回目のAn
で信号レベルが所定の値を超えている場合(図中、一点
鎖線)、一定量の電荷をA,Bの各画素から抜き取るよ
うにする。これにより、次のn+1回目には、An+1
に示すような波形となり、これを繰り返すことによっ
て、非常に強い外乱光があっても飽和することなく、信
号電荷の蓄積を続けることができる。従って、点滅光の
光量が微弱であっても、多数回積分動作を継続すること
によって、十分な大きさの信号波形を得ることが可能に
なる。特に指示具4に可視光域の発光源を用いる場合、
表示画像の信号が重畳するので、前述したスキム機能と
差分出力を用いることによって、非常にノイズの少ない
シャープな波形を得ることが可能となる。
【0076】次に図14は、センサ制御部31によるリ
ニアセンサ20X,20Yのセンサ制御の一連の動作を
示すフローチャートである。ここに示すように、センサ
制御部31は、まず、ステップS101においてセンサ
制御動作を開始し、ステップS102において信号CO
Nを監視する。そして、信号CONがハイレベルになる
と、ステップS103でフラグponを1にセット、蓄
積回数nを0にリセットし、ステップS104でセンサ
出力のPEAK値(ピークレベル)が所定の大きさTH
1より大きいか否かを判定する。
【0077】TH1より小さい場合は、ステップS10
5で蓄積回数nが第1の所定回数n0を超えているかを
判定する。超えていなければ、ステップS106に移
り、蓄積回数nを1インクリメントしてステップS10
4に戻る。そして、PEAK値がTH1より大きくなる
か、nがn0を超えると、ステップS107に進み、積
分停止信号RONをハイレベル(H)にして積分動作を
停止させる。そして、座標演算部32による座標値演算
の処理が開始される。
【0078】その後、ステップS108とステップS1
09のカウントのループでnが第2の所定回数n1を超
えると、積分停止信号RONをローレベルにし、同時
に、信号LCKの周期の数倍(図9では2倍)の間セン
サリセット信号RCLをハイレベルにして、ステップS
112に進み、信号CONがハイレベルか否か判定し、
ハイレベルである間は、ステップS103〜S112の
動作が繰り返され、前記の所定回数n1で決まる周期ご
とに座標値演算が行われる。
【0079】また、ごみなどの影響で、信号CONがド
ロップしても、1回のみは状態を保持するように、ステ
ップS112で信号CONがローレベルであった場合に
前記所定回数n1で決まる1周期の時間待機するステッ
プS111が設けられており、この後、ステップS10
2に進む。もし、連続して2周期の間、信号CONがロ
ーレベルであれば、ステップS102からステップS1
13に進み、フラグponが0にリセットされ、シンク
信号待ちの状態になってステップS101に戻る。
【0080】このドロップアウト対策部分は、1周期で
なく、もっと長くすることも可能であり、外乱が少なけ
れば、逆に無くしてしまってもよいことは言うまでもな
い。なお、ここの1周期を前述のデータブロックの周期
の自然数倍として、シンクコードのタイミングと一致さ
せ、信号CONの代わりにシンクコード検出信号を用い
ても同様の動作を行える。
【0081】また、座標検出器1に到達する指示具4の
光は、指示具4に内蔵された電源(電池)44の消耗に
より変動する他、指示具4の姿勢によっても変動する。
特に、スクリーン10の光拡散性が小さい場合、表示画
像の正面輝度は向上するが、この指示具4の姿勢による
センサヘの入力光量の変動が大きくなってしまう。しか
しながら本実施形態では、このような場合であっても、
積分回数が自動的に追従して常に安定した出力信号を得
ることができるので、安定した座標検出が可能となる優
れた効果が得られる。また指示具4が発光素子に半導体
レーザを用い、座標入力面から離れた所から光スポット
を照射するレーザポインタとして構成されている場合
で、その光ビームがあまり散乱されずにセンサに入射し
た場合は、かなり強い光が入る事になるが、このような
場合であっても安定した座標検出ができることは明らか
である。
【0082】また、画面に直接接触させて使用するLE
Dを用いたペンタイプの指示具とレーザポインタとして
の指示具とを併用する場合、LEDはより大きな光量の
ものが使用可能であるので、図14に示した積分回数n
0,n1をID信号によってペンかポインタかを判別し
て切換え、ペンの場合はサンプリングを高速に、ポイン
タの場合は低速にすることも可能である。実際、文字入
力のように繊細な描画作業はポインタでは不可能であ
り、むしろ低速サンプリングによって滑らかな線を描け
るほうが使い勝手がよく、このような切換えを行うこと
も有効である。
【0083】以上述べてきたように、点滅光に高周波数
のキャリアを加え、そのキャリアを周波数検波して得た
所定周期の復調信号によって積分動作のタイミング制御
を行うようにしたので、指示具と搬像部とをコードレス
で同期させることができ、使い勝手の良い座標入力装置
を実現することができるようになった。また、レーザー
ビームを用いることによって表示画面(座標入力面)か
ら離れた位置で容易に操作することが可能となる優れた
利点も得られる。また、積分手段からの差分信号中のピ
ークレベルが所定レベルを超えたことを検出し積分動作
を停止させる積分制御手段を設けたので、光量が変化し
てもほぼ一定レベルの光スポット像の信号を作成でき、
これにより、常に安定した高分解能な座標演算結果を得
ることができる。
【0084】〈座標値演算の説明〉次に、座標演算部3
2における座標値演算処理の詳細について説明する。
【0085】上述したようにして得られた2つのリニア
センサ20X,20Yの出力信号(アンプ29からの差
分信号)は、図7の構成におけるセンサ制御部31に設
けられたAD変換部31Aでデジタル信号として座標演
算部32に送られ、座標値が計算される。座標値の演算
は、まず、X座標、Y座標の各方向の出力データに対し
て、センサ上の座標値(X1,Y1)が求められる。な
お、演算処理は、X,Y同様であるので、以下Xのみに
ついて説明する。
【0086】図15は座標演算の処理の流れを示すもの
である。ここで示すように、ステップS201で処理を
開始し、ステップS202では、任意の座標入力点(後
述する基準点設定モードでは座標が既知の所定点)での
各画素の差分信号である差分データDx(n)(本実施
形態の場合、画素数n=64)が読み込まれ、バッファ
メモリに貯えられる。
【0087】次に、ステップS203では、差分データ
Dx(n)を予め設定しておいた閾値Vと比較し、閾値
以上のデータ値Ex(n)を導出する。このデータを用
いて、ステップS204でセンサ上の座標X1を算出す
る。本実施形態では、重心法により出力データの重心を
算出するが、出力データEx(n)のピーク値を求める
方法(例えば微分法による)等、計算の方法は複数ある
ことは言うまでもない。
【0088】次に、ステップS205で座標演算処理の
モード判定を行う。出力データの重心X1から座標を算
出するためには、あらかじめ所定値を求めておく必要が
あり、その所定値を導出する方法(基準点設定モード)
に付いて述べる。
【0089】同様にX方向のみについて説明すれば、ス
クリーン10上のX座標、Y座標が既知の点(α1、β
1)、及び(α2、β2)で、指示具4を位置せしめ、
前述のステップS202〜S204を各々実行し、各々
の点で得られるX方向センサの重心値をX11,X12
して導出し、その値、及び既知の座標値α1,α2を各
々ステップS210で記憶する。この記憶された値を用
いて、通常の座標算出時にはステップS206で導出す
べき座標入力点のX座標を算出することができる。ステ
ップS207では、より高性能な座標入力装置を提供す
ることを目的として、必要に応じて座標値の校正(例え
ば光学系のレンズ収差を補正するためにソフト的な演算
でその歪みを補正する等)をし、座標値を確定する。
【0090】確定した座標をそのままリアルタイムで出
力する事も可能であるし、目的に応じてデータを間引く
(例えば確定座標10個毎で1個のデータのみ出力)等
も可能である事は言うまでもないが、以下の仕様等を想
定する場合には、重要である。
【0091】指示具4をペンのように画面(座標入力
面)に接触させて使う場合と、ポインタとして画面から
離して使う場合では、使用者の手の安定性が異なる。ポ
インタとして使う場合には、画面上のカーソルが細かく
震えてしまうので、このような細かい動きを抑制したほ
うが使いやすい。一方、ペンのように使う場合には、で
きるだけ忠実に速く追従することが求められる。特に文
字を書く場合などには小さな素早い操作ができないと、
正しく入力できなくなってしまう。
【0092】本実施形態では、制御信号によりIDを送
信しているため、IDにより指示具4がポインタタイプ
か否か、及び先端の操作用スイッチ43Bが押されてい
るか否かを判定可能なので、これにより、指示具4をポ
インタとして或いはペンとして使っているかどうかを判
定できる。もし、ポインタであれば、例えば前回及び前
々回の出力座標値(X−1,Y−1)、(X−2,Y−
2)を用いて移動平均を計算して今回の出力座標値
(X,Y)を求める様にすれば、ぶれの少ない操作性の
良い構成となる。本実施形態では、単純な移動平均を用
いているが、このような平滑化処理に用いる関数として
は、他にも差分絶対値を大きさにより非線型圧縮した
り、移動平均による予測値を用いてこれとの差分を非線
型圧縮するなどの各種方式が使用可能である。要は、ポ
インタとして使用している場合は平滑化を強目にし、そ
うでない場合は弱めに切り替えることが制御信号により
可能であるため、それぞれ使い勝手のよい状態を実現可
能であり、この点でも効果は大きい。
【0093】なお、これらの演算処理は、前述したよう
に座標サンプリング周波数が100Hzの場合には10
msecの間に終了すればよく、原データは64画素×
2(xおよびy)×AD変換部の8ビットと非常に少な
い上、収束演算も必要ないので低速の8ビット1チップ
マイクロプロセッサーで十分処理が可能である。このよ
うなことは、コスト的に有利なだけでなく、仕様変更が
容易で、開発期間の短縮や様々な派生商品の間発が容易
になる利点もある。特に、エリアセンサを用いる場合の
ように、高速の画像データ処理を行う専用のLSIの開
発などは不要であり、開発費用、開発期間などの優位性
は非常に大きなものである。
【0094】上述したような演算処理によって求めた座
標値(X,Y)を示すデータ信号は、座標演算部32か
ら通信制御部33に送られる。この通信制御部33に
は、そのデータ信号と、制御信号検出部72からの制御
信号とが入力される。そして、これらデータ信号および
制御信号は、ともに所定の形式の通信信号に変換され、
外部のコンピュータ等の表示制御装置に送出される。こ
れにより、スクリーン10上のカーソルやメニュー、文
字や線画の入力などの各種操作を行うことができる。前
述したように、64画素のセンサを使った場合でも、1
000超の分解能と十分な精度とが得られ、センサ、光
学系ともに小型、低コストな構成でよく、また、演算回
路も非常に小規模な構成とすることが可能な座標入力装
置を得ることができる。
【0095】また、センサを、エリアセンサとして構成
する場合は、分解能を2倍にするには、4倍の画素数と
演算データとが必要となるのに対して、リニアセンサと
して構成する場合には、X座標、Y座標各々2倍の画素
数にするだけで済む。従って、画素数を増やしてさらに
高分解能にすることも容易にできる。
【0096】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、光学式の座標入力装置の座標入力用指示具に
おいて、光スポットの照射のために発光する発光素子を
覆う透光性材料からなるキャップを設けたので、座標入
力用指示具の先端部を座標入力面に接触させて座標入力
を行なう場合に、座標入力面との摩擦による発光素子の
摩耗、ないし傷付きを防止でき、発光素子の耐久性を向
上できるとともに、常に安定した発光素子の発光状態を
維持し、座標入力を正確に行うことができる。また、キ
ャップを座標入力面に対し押し付け又は離間させること
により発光素子の駆動制御が切り替えられるようにした
ので、発光素子の駆動制御の切り替えのための操作を別
に行う必要がなく、操作性を向上することができるとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の座標入力用指示具を用いる
座標入力装置を含む大型表示システムの全体構成を示す
概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態の座標入力用指示具の構成を
示す概略構成図である。
【図3】同指示具の4個の操作用スイッチの操作に応じ
た動作モードを示す表図である。
【図4】同指示具の先端部の発光素子周辺の構造と発光
素子の駆動制御の切り替え動作を示す断面図である。
【図5】同指示具の変更例の先端部の発光素子周辺の構
造と動作を示す断面図である。
【図6】同指示具の他の変更例の先端部の構造を示す断
面図である。
【図7】図1中の座標検出器の構成をより詳細に示すブ
ロック図である。
【図8】同座標検出器の受光素子の出力信号から制御信
号を復元する動作を説明する各信号のタイミングチャー
ト図である。
【図9】同受光素子の出力信号から制御信号を復元する
一連の動作の終了時のタイミングチャート図である。
【図10】座標検出器の2つのリニアセンサと円筒レン
ズの配置関係を示す斜視図である。
【図11】同リニアセンサの内部構成を示すブロック図
である。
【図12】同リニアセンサの出力波形の1例を示す波形
図である。
【図13】同リニアセンサのスキム動作を示す波形図で
ある。
【図14】同リニアセンサの動作の制御手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図15】座標検出器における座標演算処理の手順を示
すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 座標検出器 2 座標検出センサ部 3 コントローラ 4 座標入力用指示具 5 光スポット 6 受光素子 7 信号処理部 10 スクリーン 20X,20Y リニアセンサ 32 座標演算部 41 発光素子 42 発光制御部 43A〜43D 操作用スイッチ 44 電源部 46 キャップ 47 ホルダ 48 スライド部材 49 タクトスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 克行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田中 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 究 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 金鋪 正明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA04 AB02 AB05 AE03 CC09 CC21 CC26 CC33 DH04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標入力面に照射された光スポットの照
    射位置の座標を検出して座標入力を行う光学式の座標入
    力装置の座標入力用指示具であって、前記座標入力面上
    の任意の位置を指示して前記光スポットを照射して座標
    を入力するために用いられる座標入力用指示具におい
    て、 該座標入力用指示具の先端部に設けられ、前記光スポッ
    トの照射のために発光する発光素子と、 該発光素子を覆って可動に設けられた透光性材料からな
    るキャップと、 該発光素子の駆動を制御する制御手段と、 前記キャップに連動して作動され、前記制御手段による
    前記発光素子の駆動制御を切り替える切り替え手段とを
    有し、 前記キャップを前記座標入力面に対し押し付け又は離間
    させることにより前記切り替え手段が作動して前記制御
    手段による前記発光素子の駆動制御が切り替えられるよ
    うにしたことを特徴とする座標入力用指示具。
  2. 【請求項2】 前記キャップを前記座標入力面に対し押
    し付けることにより前記発光素子が駆動され、前記キャ
    ップを前記座標入力面から離間させることにより前記発
    光素子の駆動が停止されるように、前記制御手段による
    前記発光素子の駆動制御が切り替えられることを特徴と
    する請求項1に記載の座標入力用指示具。
  3. 【請求項3】 前記キャップを前記座標入力面に対し押
    し付ける際に外力が前記発光素子に加わらないように、
    前記キャップは前記発光素子から離間して可動に設けら
    れたことを特徴とする請求項1又は2に記載の座標入力
    用指示具。
  4. 【請求項4】 前記切り替え手段が前記キャップに連動
    して作動される作動ストロークを調整する手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に
    記載の座標入力用指示具。
  5. 【請求項5】 前記切り替え手段が前記キャップに連動
    して作動される作動圧力を調整する手段を設けたことを
    特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の
    座標入力用指示具。
  6. 【請求項6】 前記キャップは座標入力用指示具の本体
    に対して着脱可能であるとともに、該キャップが前記本
    体から取り外された状態で、前記切り替え手段が作動さ
    れないように構成したことを特徴とする請求項1から5
    までのいずれか1項に記載の座標入力用指示具。
JP31412898A 1998-11-05 1998-11-05 座標入力用指示具 Pending JP2000148392A (ja)

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