JP2000148237A - 故障表示方法および故障表示装置 - Google Patents

故障表示方法および故障表示装置

Info

Publication number
JP2000148237A
JP2000148237A JP32551298A JP32551298A JP2000148237A JP 2000148237 A JP2000148237 A JP 2000148237A JP 32551298 A JP32551298 A JP 32551298A JP 32551298 A JP32551298 A JP 32551298A JP 2000148237 A JP2000148237 A JP 2000148237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer machine
turned
photograph
failure
photo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32551298A
Other languages
English (en)
Inventor
Taikifu Okuno
太記夫 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP32551298A priority Critical patent/JP2000148237A/ja
Publication of JP2000148237A publication Critical patent/JP2000148237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の故障個所をモニターに画像で表示する
際に、故障個所が分かり易い画像が容易に得られるよう
にする。 【解決手段】 移載機をシーケンス制御するプログラマ
ブルコントローラPCの内部には、装置に故障が発生し
た作業工程を判定する工程判定手段m1と、デジタルカ
メラで撮影した前記各作業工程に対応する写真を電子デ
ータとして記憶する写真データ記憶手段m2と、工程判
定手段m1で判定した工程に対応する写真番地を記憶す
る写真番地記憶手段m3と、工程判定手段m1で判定し
た工程に基づいて写真番地記憶手段m3に記憶された写
真番地を検索し、その写真番地に記憶された写真のデー
タを写真データ記憶手段m2から呼び出してモニター装
置Mに写真画像として表示する検索手段m4とが設けら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の作業工程を
実行する装置に発生した故障の個所を表示するための故
障表示方法と、その方法を実施するために使用する故障
表示装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】予め設定した動作を予め設定した順序で
繰り返し実行するシーケンス制御装置において、装置各
部の絵を記憶手段に記憶しておき、装置に故障が発生し
た場合に故障個所に対応する絵をモニターの画面に表示
することにより、故障個所の特定や修理作業を速やかに
行えるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のものは、装置各部の絵を専用ソフトで作成する必要が
あるため、その作成作業に多くの時間を要するという問
題があった。しかも専用ソフトで作成した簡略な装置各
部の絵は実際の装置の形状と必ずしも一致しないため、
故障個所が分かり難いという問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、装置の故障個所をモニターに画像で表示する際に、
故障個所が分かり易い画像が容易に得られるようにする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、複数の作業工
程を実行する装置に発生した故障の個所を表示するため
の故障表示方法であって、装置の作動を制御する制御手
段に該装置の各部の写真を電子データとして記憶してお
き、故障発生時に故障個所を表示する写真の画像をモニ
ターの画面に表示することを特徴とする故障表示方法が
提案される。
【0006】上記構成によれば、制御手段に電子データ
として記憶された装置の各部の写真を、故障発生時にモ
ニターの画面に画像として表示して故障個所を表示する
ので、装置の実際の故障個所を実物どおりの画像で再現
して分かり易く表示することができる。しかも、装置を
撮影するだけで該装置の各部の写真の電子データを得る
ことができるので、専用ソフトを用いて装置の各部の絵
を作成する場合に比べて時間および労力を大幅に削減す
ることができる。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1に記載された故障表示方法を実施するための故
障表示装置であって、前記制御手段は、装置に故障が発
生した作業工程を判定する工程判定手段と、デジタルカ
メラで撮影した装置の各部の写真を電子データとして記
憶する写真データ記憶手段と、写真データ記憶手段に記
憶された写真の電子データの番地を記憶する写真番地記
憶手段と、工程判定手段で判定した作業工程に基づいて
写真番地記憶手段に記憶された写真番地を検索し、その
写真番地に記憶された写真の電子データを写真データ記
憶手段から呼び出してモニターに写真の画像を表示する
検索手段とを備えたことを特徴とする故障表示装置が提
案される。
【0008】上記構成によれば、装置に故障が発生した
作業工程に対応する写真番地を検索し、その写真番地に
記憶されている写真の電子データを呼び出してモニター
に写真の画像を表示するので、装置に故障が発生した場
合に故障個所を的確に表示することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図10は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は移載機の全体構成図、図2は移載機の入出
力機器の接続を示す図、図3は移載機の作動シーケンス
を示すタイムチャート、図4〜図6は制御プログラムの
ラダーチャート、図7は本発明の手法で表記した制御プ
ログラム、図8はモニター装置に表示された制御プログ
ラムを示す図、図9は故障表示装置の回路構成を説明す
るブロック図、図10はモニター装置に表示された故障
個所の写真を示す図である。
【0011】図1に示すように、マイクロコンピュータ
を備えたプログラマブルコントローラPCにより制御さ
れる移載機Rは、鉛直な回転軸L回りに左右旋回可能で
あり、かつ長手方向に伸縮可能なアームAと、このアー
ムAの先端に開閉自在に設けられてワークWを把持可能
なチャックCとを備えており、a位置に在るワークWを
把持してb位置まで搬送する作業を所定のシーケンスで
繰り返し行うようになっている。移載機Rの構成要素は
以下のとおりである。
【0012】LS0001;a位置におけるワークWの
存在を確認するリミットスイッチ LS0002;移載機RのアームAの戻し端(a位置側
への移動端)を検出するリミットスイッチ LS0003;移載機RのアームAの旋回端(b位置側
への移動端)を検出するリミットスイッチ LS0004;移載機RのアームAの後退端(収縮端)
を検出するリミットスイッチ LS0005;移載機RのアームAの前進端(伸長端)
を検出するリミットスイッチ LS0006;チャックCの開端を検出するリミットス
イッチ LS0007;チャックCの閉端を検出するリミットス
イッチ PL0011;移載機Rが1サイクル運転中であること
を表示するランプ SOL0012;移載機RのアームAを戻し端側に駆動
するソレノイド SOL0013;移載機RのアームAを旋回端側に駆動
するソレノイド SOL0014;移載機RのアームAを後退端側に駆動
するソレノイド SOL0015;移載機RのアームAを前進端側に駆動
するソレノイド SOL0016;チャックCを開端側に駆動するソレノ
イド SOL0017;チャックCを閉端側に駆動するソレノ
イド 更に、移載機Rにはシーケンス制御を実行するためのプ
ログラマブルコントローラPCが設けられるとともに、
その制御プログラムを表示し、かつ故障時の原因を診断
するためのモニター装置Mが接続される。
【0013】図2に示すように、移載機Rをシーケンス
制御するプログラマブルコントローラPCは基本部、入
力部、出力部および電源部を備えている。基本部はCP
U、ROMおよびRAMから構成され、また入力部の7
つの入力X0001〜X0007にはそれぞれ前記7個
のリミットスイッチLS0001〜LS0007が接続
されるとともに、出力部の7つの出力Y0011〜Y0
017にはそれぞれ前記ランプPL0011および6個
のソレノイドSOL0012〜SOL0016が接続さ
れる。
【0014】図1および図3に示すように、移載機Rの
1サイクルは動作〜動作から構成される。動作〜
動作の内容を、主として図3のタイムチャートを参照
しながら以下に説明する。 [動作]ワーク確認用リミットスイッチLS0001
がワークWがa位置にあることを検出し、移載機戻し端
検出用リミットスイッチLS0002が移載機Rが戻し
端にあることを検出し、移載機後退端検出用リミットス
イッチLS0004が移載機Rが後退端にあることを検
出し、かつチャック開端検出用リミットスイッチLS0
006がチャックCが開端にあることを検出すると、移
載機前進用ソレノイドSOL0015がONして移載機
Rが前進し、同時に1サイクル運転中表示ランプPL0
011が点灯する。 [動作]移載機Rが前進端に達して移載機前進端検出
用リミットスイッチLS0005がONすると、チャッ
ク閉用ソレノイドSOL0017がONしてチャックC
がワークWを把持する。 [動作]チャックCが閉じてチャック閉端検出用リミ
ットスイッチLS0007がONすると、移載機後退用
ソレノイドSOL0014がONして移載機Rが後退す
る。その結果、ワークWがa位置から取り除かれてワー
ク確認用リミットスイッチLS0001がOFFする。 [動作]移載機Rが後退端に達して移載機後退端検出
用リミットスイッチLS0004がONすると、移載機
旋回用ソレノイドSOL0013がONして移載機Rが
旋回端に向けて旋回する。 [動作]移載機Rが旋回端に達して移載機旋回端検出
用リミットスイッチLS0003がONすると、移載機
前進用ソレノイドSOL0015がONして移載機Rが
b位置に向けて前進する。 [動作]移載機Rが前進端に達して移載機前進端検出
用リミットスイッチLS0005がONすると、チャッ
ク開用ソレノイドSOL0016がONしてチャックC
がワークWを解放する。 [動作]チャックCが開いてチャック開端検出用リミ
ットスイッチLS0006がONすると、移載機後退用
ソレノイドSOL0014がONして移載機Rが後退す
る。 [動作]移載機Rが後退端に達して移載機後退端検出
用リミットスイッチLS0004がONすると、移載機
戻し用ソレノイドSOL0012がONして移載機Rが
戻し端に向けて戻される。
【0015】プログラマブルコントローラPCは上記動
作〜動作の基本プログラムを短いスキャンタイムで
繰り返し高速処理する。即ち、現在実行されている動作
以外の動作のプログラムも処理するため、過去に終了し
た動作の実行や未来に実行される動作の実行を禁止し
て、現在行うべき動作だけを実行させる必要がある。そ
こで、後述するラダーチャートにおいて、入力X000
1〜X0007の信号および出力Y0011〜Y001
7の信号に加えて、9個の補助リレーM1〜M9の信号
が必要となる。尚、プログラマブルコントローラPC
は、前記制御プログラムを実行するための基本プログラ
ムを備えている。
【0016】図3から明らかなように、8個の補助リレ
ーM1〜M8は、それぞれ動作〜動作が開始された
ときにONするとともに、動作が終了するとOFFす
るようになっている。また補助リレーM9は動作が終
了したときにONするようになっている。
【0017】図4〜図6には、プログラマブルコントロ
ーラPCにおいて実行される上記動作〜動作の基本
プログラムを示すラダーチャートが示される。以下、そ
の内容を説明する。
【0018】L1において、1サイクルの運転の開始前
にワーク確認用リミットスイッチLS0001、移載機
戻し端検出用リミットスイッチLS0002、移載機後
退端検出用リミットスイッチLS0004およびチャッ
ク開端検出用リミットスイッチLS0006が全てON
して入力X0001,X0002,X0004,X00
06が全てONすると、出力Y0011がONして1サ
イクルの運転が開始され、移載機Rが運転中であること
を示すランプPL0011が点灯する。出力Y0011
がONすると、1サイクルの運転が終了して補助リレー
M9(常閉)がON(開成)するまで、その状態が自己
保持される。
【0019】L2において、出力Y0011がONする
と、動作に対応する補助リレーM1がONする。
【0020】L3において、移載機前進端検出用リミッ
トスイッチLS0005がONし、かつ補助リレーM1
がONすると、動作に対応する補助リレーM2がON
して自己保持される。
【0021】L4において、チャック閉端検出用リミッ
トスイッチLS0007がONし、かつ補助リレーM2
がONすると、動作に対応する補助リレーM3がON
して自己保持される。
【0022】L5において、移載機後退端検出用リミッ
トスイッチLS0004がONし、かつ補助リレーM3
がONすると、動作に対応する補助リレーM4がON
して自己保持される。
【0023】L6において、移載機旋回端検出用リミッ
トスイッチLS0003がONし、かつ補助リレーM4
がONすると、動作に対応する補助リレーM5がON
して自己保持される。
【0024】L7において、移載機前進端検出用リミッ
トスイッチLS0005がONし、かつ補助リレーM5
がONすると、動作に対応する補助リレーM6がON
して自己保持される。
【0025】L8において、チャック開端検出用リミッ
トスイッチLS0006がONし、かつ補助リレーM6
がONすると、動作に対応する補助リレーM7がON
して自己保持される。
【0026】L9において、移載機後退端検出用リミッ
トスイッチLS0004がONし、かつ補助リレーM7
がONすると、動作に対応する補助リレーM8がON
して自己保持される。
【0027】L10において、移載機戻し端検出用リミ
ットスイッチLS0002がONし、かつ補助リレーM
8がONすると、動作終了に対応する補助リレーM9が
ONする。
【0028】このようにして、上記L2〜L10におい
て、図3のタイムチャートに示す所定のシーケンスで9
個の補助リレーM1〜M9がON−OFFが制御され
る。
【0029】さて、L2において1サイクルの動作が開
始されて補助リレーM1がONしたとき、L14におい
て、補助リレーM3(常閉)および補助リレーM7(常
閉)は共にOFF(閉成)状態にあるため、出力Y00
15がONして移載機前進用ソレノイド0015がON
し、移載機Rが前進する動作が実行される。
【0030】L3において移載機Rが前進端に達して補
助リレーM2がONしたとき、L16において、補助リ
レーM6(常閉)はOFF(閉成)状態にあるため、出
力Y0017がONしてチャック閉用ソレノイドSOL
0017がONし、チャックCが閉じてワークWを把持
する動作が実行される。
【0031】L4においてチャックCが閉じて補助リレ
ーM3がONしたとき、L13において、補助リレーM
5(常閉)はOFF(閉成)状態にあるため、出力Y0
014がONして移載機後退用ソレノイドSOL001
4がONし、移載機Rが後退する動作が実行される。
【0032】L5において移載機Rが後退端に達して補
助リレーM4がONしたとき、L12において、補助リ
レーM8(常閉)はOFF(閉成)状態にあるため、出
力Y0013がONして移載機旋回用ソレノイドSOL
0013がONし、移載機Rが旋回する動作が実行さ
れる。
【0033】L6において移載機Rが旋回端に達して補
助リレーM5がONしたとき、L14において、補助リ
レーM5(常開)はON(閉成)状態になり、かつ補助
リレーM7(常閉)はOFF(閉成)状態にあるため、
出力Y0015がONして移載機前進用ソレノイド00
15がONし、移載機Rが前進する動作が実行され
る。
【0034】L7において移載機Rが前進端に達して補
助リレーM6がONしたとき、L15において、補助リ
レーM6(常開)はON(閉成)状態になり、出力Y0
016がONしてチャック開用ソレノイド0016がO
Nし、チャックCを開いてワークWを解放する動作が
実行される。
【0035】L8においてチャックCが開端に達して補
助リレーM7がONしたとき、L13において、補助リ
レーM7(常開)はON(閉成)状態になり、出力Y0
014がONして移載機後退用ソレノイド0014がO
Nし、移載機Rが後退する動作が実行される。
【0036】L9において移載機Rが後退端に達して補
助リレーM8がONしたとき、L11において、補助リ
レーM8(常開)はON(閉成)状態になり、出力Y0
012がONして移載機戻し用ソレノイド0012がO
Nし、移載機Rを戻す動作が実行される。
【0037】L10において移載機Rが戻し端に達して
補助リレーM9がONしたとき、L1において、補助リ
レーM9(常閉)はON(開成)状態になり、出力Y0
011がOFFして1サイクル運転中表示ランプPL0
011が消灯する。
【0038】これと同時に、L11,L13,L15に
おいて、出力Y0011がOFF(開成)して移載機戻
し用ソレノイド0012、移載機後退用ソレノイドSO
L0014およびチャック開用ソレノイド0016が全
てONし、移載機Rは初期状態に復帰する。
【0039】以上説明したラダーチャートは、入力X0
001〜X0007および出力Y0011〜Y0017
の信号に加えて補助リレーM1〜M9の信号が使用され
ているため、専門知識が無いと理解することが難しいも
のであった。そのため、ラダーチャートからでは移載機
Rの作動順序が分かりづらいだけでなく、移載機Rが故
障停止した場合にラダーチャートに基づいて原因を特定
するのに多くの時間を要するという問題があった。
【0040】そこで、本発明では前記ラダー言語に代え
て新たなプログラム言語を使用し、そのプログラム言語
で記述した制御プログラムをモニター装置Mの画面に表
示することにより上記問題を解決している。
【0041】図7は、図4〜図6で説明したラダー言語
に代わる新たなプログラム言語で表記した制御プログラ
ムを示すものである。この制御プログラムは、基本的に
移載機Rの1サイクルの動作を先頭行から順次実行し、
末尾行のRET命令で先頭の行に戻るもので、各行のO
N/OFFの条件が成立するか、あるいは各行のON/
OFFの指令が出力されると次の行に進むようになって
いる。従って、この制御プログラムが1回実行されるス
キャンタイムは、移載機Rの1サイクルのサイクルタイ
ムに一致することになる。
【0042】図7から明らかなように、この制御プログ
ラムは、条件あるいは指令のON/OFFを記述した左
列と、前記条件あるいは指令に対応する入力あるいは出
力のアドレスを記述した中央列と、前記入力あるいは出
力に対応する動作内容を記述した右列とで構成されてい
る。尚、右列の右側には、その内容に対応する動作番号
(図1および図3参照)が〜で示してある。
【0043】左列のON/OFFは、入力X0001〜
X0007に対しては、その入力がONあるいはOFF
になっているか否かの確認を示しており、出力Y001
1〜Y0017に対しては、その出力をONあるいはO
FFにする指令を示している。また「IF」あるいは
「END IF」のように条件判断命令(他のコンピュ
ータ用言語と同様)を設けることにより、条件が成立し
たときの処理と、条件が成立しないときの処理とを分け
ることができる。
【0044】以下、図7の制御プログラムを移載機Rの
動作と関連付けて説明する。
【0045】S1でワーク確認用リミットスイッチLS
0001からの入力X0001がONすると、S2で1
サイクル運転中表示ランプPL0011への出力Y00
11をONして1サイクル運転中表示ランプPL001
1を点灯する。S3で移載機後退用ソレノイドSOL0
014への出力Y0014をOFFし、S4で移載機前
進用ソレノイドSOL0015の出力Y0015をON
することにより、移載機Rを前進させる。S5で移載機
Rが前進を開始して移載機後退端検出用リミットスイッ
チLS0004からの入力X0004がOFFしたこと
を確認した後、S6で移載機Rが前進端に達して移載機
前進端検出用リミットスイッチLS0005からの入力
X0005がONしたことを確認する。
【0046】S7でチャック開用ソレノイドSOL00
16への出力Y0016をOFFし、S8でチャック閉
用ソレノイドSOL0017への出力Y0017をON
することにより、チャックCを閉じてワークWを把持す
る。S9でチャックCが閉じ始めてチャック開端検出用
リミットスイッチLS0006からの入力X0006が
OFFしたことを確認した後、S10でチャックCが閉
じ終わってチャック閉端検出用リミットスイッチLS0
007からの入力X0007がONしたことを確認しす
る。
【0047】S11で移載機前進用ソレノイドSOL0
015への出力Y0015をOFFし、S12で移載機
後退用ソレノイドSOL0014への出力Y0014を
ONすることにより、移載機Rを後退させる。S13で
移載機Rが後退を開始して移載機前進端検出用リミット
スイッチLS0005からの入力X0005がOFFし
たことを確認した後、S14で移載機Rが後退端に達し
て移載機後退端検出用リミットスイッチLS0004か
らの入力X0004がONしたことを確認する。
【0048】S15で移載機戻し用ソレノイドSOL0
012への出力Y0012をOFFし、S16で移載機
旋回用ソレノイドSOL0013への出力Y0013を
ONすることにより、移載機Rを旋回させる。S17で
移載機Rが旋回を開始して移載機戻し端検出用リミット
スイッチLS0002からの入力X0002がOFFし
たことを確認した後、S18で移載機Rが旋回端に達し
て移載機旋回端検出用リミットスイッチLS0003か
らの入力X0003がONしたことを確認する。
【0049】S19で移載機後退用ソレノイドSOL0
014への出力Y0014をOFFし、S20で移載機
前進用ソレノイドSOL0015への出力Y0015を
ONすることにより、移載機Rを前進させる。S21で
移載機Rが前進を開始して移載機後退端検出用リミット
スイッチLS0004からの入力X0004がOFFし
たことを確認した後、S22で移載機Rが前進端に達し
て移載機前進端検出用リミットスイッチLS0005か
らの入力X0005がONしたことを確認する。
【0050】S23でチャック閉用ソレノイドSOL0
017への出力Y0017をOFFし、S24でチャッ
ク開用ソレノイドSOL0016への出力Y0016を
ONすることにより、チャックCを開いてワークWを解
放する。S25でチャックCが開き始めてチャック閉端
検出用リミットスイッチLS0007からの入力X00
07がOFFしたことを確認した後、S26でチャック
Cが開き終わってチャック開端検出用リミットスイッチ
LS0006からの入力X0006がONしたことを確
認しする。
【0051】S27で移載機前進用ソレノイドSOL0
015への出力Y0015をOFFし、S28で移載機
後退用ソレノイドSOL0014への出力Y0014を
ONすることにより、移載機Rを後退させる。S29で
移載機Rが後退を開始して移載機前進端検出用リミット
スイッチLS0005からの入力X0005がOFFし
たことを確認した後、S30で移載機Rが後退端に達し
て移載機後退端検出用リミットスイッチLS0004か
らの入力X0004がONしたことを確認する。
【0052】S31で移載機旋回用ソレノイドSOL0
013への出力Y0013をOFFし、S32で移載機
戻し用ソレノイドSOL0012への出力Y0012を
ONすることにより、移載機Rを戻す。S33で移載機
Rが戻り始めて移載機旋回端検出用リミットスイッチL
S0003からの入力X0003がOFFしたことを確
認した後、S34で移載機Rが戻し端に達して移載機戻
し端検出用リミットスイッチLS0002からの入力X
0002がONしたことを確認する。
【0053】S35およびS36で1サイクル運転中表
示ランプPL0011への出力Y0011がOFFして
1サイクル運転中表示ランプPL0011が消灯する
と、S37で1サイクル運転を終了してS1にリターン
する。
【0054】図8に示すように、上記制御プログラムは
プログラマブルコントローラPCに接続されたモニター
装置Mの画面に表示され、現在実行されている動作に対
応する部分が異なる色で表示される。従って、1サイク
ルの動作が実行される間に、モニター装置Mに表示され
た制御プログラムの現在実行中の行は順次異なる色で表
示されることになる。
【0055】移載機Rに故障が発生して作動が停止する
と、モニター装置Mの画面の表示がその時点の状態に保
持され、制御プログラムの異なる色で表示された行で故
障が発生したことを即座に確認することができる。図8
の例では、「OFF X0004 移載機後退端(L
S)」の行が異なる色で表示された状態で移載機Rの作
動が停止するため、移載機後退端検出用リミットスイッ
チLS0004に故障が発生したことが確認される。具
体的には、移載機Rが後退端から前進を開始し、本来で
あれば移載機後退端検出用リミットスイッチLS000
4がON状態からOFF状態に変化する筈のところ、そ
の故障によりON状態に固着したと推定することができ
る。
【0056】移載機Rに故障が発生して停止したとき、
モニター装置Mの画面には移載機Rの故障部分の写真が
表示される。これにより、オペレータは故障が発生した
位置を一層容易に把握することができる。
【0057】図9に示すように、プログラマブルコント
ローラPCの内部には、現在実行されている作業工程を
判定する工程判定手段m1と、デジタルカメラで撮影し
た前記各作業工程に対応する写真を電子データとして記
憶する写真データ記憶手段m2と、工程判定手段m1で
判定した工程に対応する写真番地を記憶する写真番地記
憶手段m3と、工程判定手段m1で判定した工程に基づ
いて写真番地記憶手段m3に記憶された写真番地を検索
し、その写真番地に記憶された写真のデータを写真デー
タ記憶手段m2から呼び出してモニター装置Mに写真画
像(図10参照)として表示する検索手段m4とが設け
られる。
【0058】而して、移載機Rが故障で停止したとき、
検索手段m4は、工程判定手段m1で判定した故障工程
に基づいて写真番地記憶手段m3から該故障工程に対応
する写真番地を検索するとともに、検索した写真番地に
対応する写真のデータを写真データ記憶手段m2から呼
び出してモニター装置Mに表示する。例えば、移載機後
退端検出用リミットスイッチLS0004が故障した場
合、図10に示すように、その移載機後退端検出用リミ
ットスイッチLS0004が設けられている部位が一目
で分かる写真画像を表示することにより、故障個所の特
定に要する時間を最小限に抑えて速やかな対応を可能に
することができる。
【0059】以上のように、専門知識が無いと理解する
ことが難しいラダー言語の制御プログラムに代えて、移
載機Rの1サイクルのシーケンスを実行順に表示する新
たな制御プログラムを用い、かつモニター装置Mに表示
された前記制御プログラムの現在実行している部分を色
分けして表示することにより、オペレータは移載機が現
在どのような作動状態にあるかを容易に理解することが
できる。しかも、移載機Rに故障が発生した場合には、
制御プログラムの色分けして表示された部分から故障の
内容を直ちに把握することができ、かつ故障部位を写真
で表示することにより速やかな対応を可能にすることが
できる。
【0060】モニター装置Mに表示する故障部位の画像
として、従来は専用ソフトで作成した画像を用いていた
ため、その作成に多くの時間を要するだけでなく、移載
機Rの実際の形状と異なる簡略な画像では故障個所が分
かり難いという問題があった。しかしながら、本発明で
はデジタルカメラで撮影した画像データを利用するの
で、画像の作成に要する時間を大幅に削減することがで
きるだけでなく、実際の移載機Rそのものの写真により
故障個所を明確に表示することが可能となる。
【0061】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0062】例えば、実施例ではシーケンス制御される
移載機Rを例示したが、本発明はシーケンス制御される
装置以外の他の任意の装置に対しても適用することがで
きる。
【0063】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、制御手段に電子データとして記憶された装置
の各部の写真を、故障発生時にモニターの画面に画像と
して表示して故障個所を表示するので、装置の実際の故
障個所を実物どおりの画像で再現して分かり易く表示す
ることができる。しかも、装置を撮影するだけで該装置
の各部の写真の電子データを得ることができるので、専
用ソフトを用いて装置の各部の絵を作成する場合に比べ
て時間および労力を大幅に削減することができる。
【0064】また請求項2に記載された発明によれば、
装置に故障が発生した作業工程に対応する写真番地を検
索し、その写真番地に記憶されている写真の電子データ
を呼び出してモニターに写真の画像を表示するので、装
置に故障が発生した場合に故障個所を的確に表示するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移載機の全体構成図
【図2】移載機の入出力機器の接続を示す図
【図3】移載機の作動シーケンスを示すタイムチャート
【図4】制御プログラムのラダーチャートの第1分図
【図5】制御プログラムのラダーチャートの第2分図
【図6】制御プログラムのラダーチャートの第3分図
【図7】制御プログラムのラダーチャート
【図8】モニター装置に表示された制御プログラムを示
す図
【図9】故障表示装置の回路構成を説明するブロック図
【図10】モニター装置に表示された故障個所の写真を
示す図
【符号の説明】
M モニター装置 PC プログラマブルコントローラ R 移載機(装置) m1 工程判定手段 m2 写真データ記憶手段 m3 写真番地記憶手段 m4 検索手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作業工程を実行する装置(R)に
    発生した故障の個所を表示するための故障表示方法であ
    って、 装置(R)の作動を制御する制御手段(PC)に該装置
    (R)の各部の写真を電子データとして記憶しておき、
    故障発生時に故障個所を表示する写真の画像をモニター
    (M)の画面に表示することを特徴とする故障表示方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された故障表示方法を実
    施するための故障表示装置であって、 前記制御手段(PC)は、 装置(R)に故障が発生した作業工程を判定する工程判
    定手段(m1)と、 デジタルカメラで撮影した装置(R)の各部の写真を電
    子データとして記憶する写真データ記憶手段(m2)
    と、 写真データ記憶手段(m2)に記憶された写真の電子デ
    ータの番地を記憶する写真番地記憶手段(m3)と、 工程判定手段(m1)で判定した作業工程に基づいて写
    真番地記憶手段(m3)に記憶された写真番地を検索
    し、その写真番地に記憶された写真の電子データを写真
    データ記憶手段(m2)から呼び出してモニター(M)
    に写真の画像を表示する検索手段(m4)と、を備えた
    ことを特徴とする故障表示装置。
JP32551298A 1998-11-16 1998-11-16 故障表示方法および故障表示装置 Pending JP2000148237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32551298A JP2000148237A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 故障表示方法および故障表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32551298A JP2000148237A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 故障表示方法および故障表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000148237A true JP2000148237A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18177715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32551298A Pending JP2000148237A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 故障表示方法および故障表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000148237A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101312735B1 (ko) 2005-12-19 2013-09-27 닛토덴코 가부시키가이샤 복구 지원 장치
KR101345518B1 (ko) * 2005-11-18 2013-12-27 닛토덴코 가부시키가이샤 에러 표시 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101345518B1 (ko) * 2005-11-18 2013-12-27 닛토덴코 가부시키가이샤 에러 표시 장치
KR101312735B1 (ko) 2005-12-19 2013-09-27 닛토덴코 가부시키가이샤 복구 지원 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100460161C (zh) 机械手控制装置及机械手控制方法
JP4122652B2 (ja) ロボットの制御装置
US4366423A (en) Industrial robot system
US4802834A (en) Error detector for various set values of an injection-molding machine
US6290403B1 (en) Sequence program execution control system
JP2530380B2 (ja) プロセス制御方法及び制御用コントロ―ラ
JP2003122427A (ja) 設備モニタ装置
JP4708146B2 (ja) 射出成形機の型開閉オプション動作の設定方法
JP2000148237A (ja) 故障表示方法および故障表示装置
JP2000148230A (ja) 制御プログラムの記述方法および制御プログラムの表示方法
JPS58105303A (ja) 教示方式
JP2003248504A (ja) 制御プログラムのデバッグ方法
JPH11265280A (ja) グラフィックエディター及びエディタープログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3447779B2 (ja) 射出成形機の成形作業支援装置
JP2015205382A (ja) ロボットシステムの制御方法、プログラム、記録媒体、及びロボットシステム
JP2013114425A (ja) 数値制御装置
JP2935278B2 (ja) 異常対処支援装置
JPH06250731A (ja) プログラマブルコントローラのモニタ装置及びモニタ方法
KR19990062098A (ko) 수치제어공작기계의 이송축 제어방법
KR830002787B1 (ko) 공업용 로보트 시스템
JPH0895612A (ja) Sfcプログラム開発装置
JP2958470B2 (ja) シーケンスコントローラ
JP2559044B2 (ja) プログラマブルコントローラシステム
WO1992021073A1 (en) Method for debugging sequential program
JPH08286712A (ja) シーケンス・プログラムの編集方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090304