JP2000146891A - センサー - Google Patents

センサー

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JP2000146891A
JP2000146891A JP10336490A JP33649098A JP2000146891A JP 2000146891 A JP2000146891 A JP 2000146891A JP 10336490 A JP10336490 A JP 10336490A JP 33649098 A JP33649098 A JP 33649098A JP 2000146891 A JP2000146891 A JP 2000146891A
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Japan
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sapphire
sensor
electric insulator
electrical insulator
insulator
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JP10336490A
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Takuya Takahashi
卓也 高橋
Masanori Sakai
政則 酒井
Ryuji Watanabe
隆二 渡辺
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】センサーのシールの健全性を損なう原因である
金属とセラミックスとの接合部におけるクラック発生を
解決することである。 【解決手段】電気絶縁体用セラミックスとして不純物量
を30ppb 以下とした高純度で転位密度,エッチピット
密度が2本/mm2 以下であるサファイアを採用し、金
属、特にコバールとの接合を形成したセンサー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセンサー、特に軽水
炉プラント等で用いられる構造材料を取り巻く水質環境
のパラメータを計測するセンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−256850 号公報には、中性子束
中で容易に劣化しない材料で構成され、原子炉内部で冷
却材を監視するのに適した銀/塩化銀基準電極について
記載されている。この電極の電気絶縁体には耐食性,電
気絶縁性の優れたアルミナまたはサファイアが用いられ
ている。しかし、上記特開平4−256850 号公報において
は、アルミナ素材、またはサファイア素材の純度等と電
極の耐水シール部の信頼性や耐中性子性との関係に関す
る記載はない。
【0003】プロシーディングス オブ インターナシ
ョナル シンポジウム オン プラント エイジング
アンド ライフ プレディクション オブ コローディ
ブルストラクチャーズ、1995年5月15−18日
日本 札幌、p413(Proceedings of International
Symposium on Plant Aging and Life Predictio
n of Corrodible Stractures,May15−18,199
5,Sapporo,Japan,p413)には、沸騰水型原子炉
のLPRM系の高い位置と低い位置に、電気絶縁体とし
てサファイアを採用した腐食電位センサを3本ずつセッ
トし腐食電位をモニタリングした結果が記載されてい
る。
【0004】しかし、中性子束の大きいLPRM系の高
い位置腐食電位データは1本の白金電極型腐食電位セン
サーによるものであり、2本の塩化銀電極型腐食電位セ
ンサーのデータは記載がない。中性子束の比較的小さい
LPRM系の低い位置の塩化銀電極型腐食電位センサー
については短絡の問題があるという記載がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電気絶縁体としてセラ
ミックスを用い、このセラミックスと金属を接合したセ
ンサーにおいては、接合部のシールの健全性がセンサー
の寿命を左右する。その理由は、接合部のシールが破損
した場合はセンサーの内部に水等が浸入し、電気的短絡
が生じ、センサーの機能を失うからである。
【0006】接合部にはセラミックスと金属との熱膨張
係数の差に起因する応力や、中性子束が大きい環境中に
おいてはセラミックスのスエリングに起因する応力が発
生する。この応力により電気絶縁体であるセラミックス
にクラックが生じる確率が高くなり、シールの健全性を
損なう原因となっている。
【0007】本発明の目的は、シールの健全性を損なう
原因である金属セラミックスとの接合部におけるクラッ
ク発生を防止したセンサーを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】電気絶縁体であるセラミ
ックスと金属との接合部の応力は、主に、セラミックス
と金属との熱膨張係数の差と、中性子束が大きい環境中
ではセラミックスのスエリングとに起因して生じる。セ
ラミックスの種類と金属の種類の組み合わせや接合部の
幾何学的形状を既に最適化している場合は、同一環境に
おいて生じる接合部応力をそれ以上低減することは困難
である。
【0009】従って、生じた応力に対してクラックを発
生しにくいセラミックスを電気絶縁体として採用するこ
とことが、接合シールの健全性を保つ上で有効である。
そこで、電気絶縁体用セラミックスとして高純度で転位
密度,エッチピット密度の小さいサファイアを採用し、
金属、特にコバールとの接合部を形成しセンサーを構成
する。本発明によれば、モリブデン濃度は1ppm 以下、
エッチピット密度は2本/mm2 以下に調整される。
【0010】通常の製法のサファイアにおいては、その
製作工程においてサファイア原料を溶解する坩堝の成分
であるモリブデン等の不純物を巻き込み、その結果不純
物を中心として転位が集積する。転位が集積した部分は
クラックの起点となりやすい。高純度化したサファイア
においては、転位密度,エッチピット密度が小さく転位
の集積する点もなく、応力に対してクラックを発生しに
くい素材となる。
【0011】このような高純度で転位密度,エッチピッ
ト密度が小さいサファイアを採用して接合部を構成する
ことにより、熱サイクルがある環境や中性子体が大きい
環境中においても接合部のシール健全性が向上する。接
合部のシール健全性が向上したセンサーはモニタリング
情報を安定に供給することができ、ひいてはプラント運
転の高信頼化につながる。
【0012】前述に記載のセンサーは原子炉の炉内計装
管等の原子炉炉内またはボトムドレインラインに設置
し、炉水の腐食電位,pH,溶存過酸化水素濃度,溶存
酸素濃度,溶存水素濃度,導電率等の水質に関わるパラ
メータを計測し、該センサーによりこれらのパラメータ
の内少なくとも1つをモニタリングすること、または該
モニタリング情報を基に原子力発電プラントの運転方法
を制御することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】〔実施例1〕図1,図2は本発明
の一実施例を示すもので、図1に示す銀塩化銀電極型セ
ンサーおよび図2に示す白金電極型センサーを、図6に
示す沸騰水型原子炉の炉内に原子炉内計装管を通して装
着し、センサーを基準電極として炉内構造材の腐食電位
を測定し、炉水の水質制御を試みた例である。
【0014】図1に、高純度サファイアを電気絶縁体と
して採用した銀塩化銀電極型センサーの構造例を示す。
水中に設置され、主に腐食電位を計測する目的に使用さ
れる。電気絶縁体1は、エッチピット密度が2本/mm2
以下、二酸化アルミニウム以外の不純物濃度が22ppm
以下で、その中のモリブデン濃度が1ppm 以下の高純度
サファイアからなり、円筒状の形状を有する。
【0015】サファイアは、不純物として、Mo,S
i,Ti,Mn,Cr,Y,Zr,Zn,Na,K,C
a,S,Pなどが含まれる。本発明に使用している高純
度サファイアの成分の一例を従来用いられていたものと
対比して表1(単位はppm である)に示した。表1に示
す様に本発明品は従来品に対し、Mo量が極端に低くな
っており、特に、Mo,Si,Ti,Zn,Na,K,
Ca及びS量は10ppm以下である。更にいずれも5ppm
以下である。これら不純物量は合計で22ppm以下と少
ないものである。
【0016】
【表1】 電気絶縁体1の外側に装着された外部スリーブ2は、コ
バールからなり、電気絶縁体1と銀ロウ付により接合さ
れる。ステンレスSUS316L からなる金属製の電極ボディ
3は外部スリーブ2と溶接されている。内部スリーブ4
はコバールからなり、電気絶縁体1と銀ロウ付により接
合される。
【0017】円筒状の電気絶縁体1に設けられた空洞内
には銀塩化銀電極5がマウントされる。円筒状の電気絶
縁体1の先端に設けられた蓋6により空洞内の液は外部
との間の移動が制限されるため、円筒状の電気絶縁体1
の内部は塩化銀の溶解度積によって決定される塩化物イ
オン濃度の溶液となり、銀塩化銀電極5の電極電位が定
まる。
【0018】蓋6により電気絶縁体1の空洞は閉鎖され
ているが、空洞内の液と被検液との間は液絡がある。蓋
6は高純度サファイアまたは単結晶イットリア安定化ジ
ルコニアからなる。芯線7は銀塩化銀電極5から内部ス
リーブ4を介して電極ボディ3の内側に延びている。し
たがって、電気絶縁体1の一端は被検出体である液体に
曝され、その空洞内に設けた電極が液体と接触するが、
他端は内部スリーブ4によって完全に密閉されている。
【0019】芯線7は銀ロウ付により内部スリーブ4に
接合される。電極ボディ3の内側に延びた芯線7が伝達
する銀塩化銀電極5の電位信号は、内部スリーブ4,ミ
ネラルインシュレーテッドケーブル8を介して電極ボデ
ィ3の外側に伝達される。
【0020】図2に、高純度サファイアを電気絶縁体と
して採用した白金電極型センサーの構造例を示す。水中
に設置され、主に腐食電位を計測する目的に使用され
る。図2において、電気絶縁体9は不純物濃度が22pp
m 以下、その中のモリブデン濃度が1ppm 以下の高純度
サファイアからなり、円筒状の形状を有する。その他の
成分も図1で用いられているサファイアと同じである。
【0021】コバール製の外部スリーブ10は、電気絶
縁体9の外側に銀ロウ付により接合される。ステンレス
SUS316L 製の電極ボディ11は外部スリーブ10と溶接
されている。電気絶縁体9に設けられた空洞の一端後述
する感知部となる白金電極13が取り付けられ、他端に
はコバール製の内部スリーブ12によって完全に封鎖さ
れている。内部スリーブ12は、電気絶縁体9と銀ロウ
付により接合される。
【0022】円筒状の電気絶縁体9の先端には白金電極
13が銀ロウ付により接合される。白金電極型センサー
が置かれる水中に水素がある濃度以上溶存していれば、
白金電極13は水素電極として作用し、白金電極13の
電極電位が定まる。
【0023】芯線14は白金電極13から内部スリーブ
12を介して電極ボディ11の内側に延びている。芯線
14は銀ロウ付により内部スリーブ12に接合される。
電極ボディ11の内側に延びた芯線14が伝達する白金
電極13の電位信号は、ミネラルインシュレーテッドケ
ーブル15により電極ボディ11の外側に伝達される。
【0024】図3と図4は、従来のサファイアと、図1
の電気絶縁体1および図2の電気絶縁体9として用いら
れる高純度サファイアとの組織の比較である。サファイ
ア表面を鏡面研磨した後、化学腐食液でエッチングして
表面に現われるエッチピットを顕微鏡観察した結果を模
式的に表した。
【0025】図3に示す従来のサファイアには、エッチ
ピット(図3中の小さな黒点)が多く約30本/mm2
転位密度が高い。また、図10に示すように従来のサフ
ァイアには、生成時にルツボの成分であるモリブデンそ
の他の物質が不純物として取り込まれており(図3中の
大きな黒点)、それを中心として転位が集中している。
【0026】この転位の集中点がクラックの起点になり
やすい。一方、図4に示す高純度サファイアの方は、エ
ッチピット密度が少なく2本/mm2 以下であり、転位が
集中するような不純物も観察されない。従って、クラッ
クの起点になりやすい場所がなく、接合部の応力による
割れの発生が抑制される。
【0027】図5は、図1の電気絶縁体1および図2の
電気絶縁体9として用いられる高純度サファイアと、従
来のサファイアの不純物量の比較である。スパークリン
グイオン源質量分析法により分析した。従来のサファイ
アと比較して高純度サファイアのトータル不純物量は低
く、特にモリブデン量は70ppm から1ppm に低減され
ている。
【0028】図6は、図1および図2に示したセンサー
を沸騰水型原子炉に装着し、炉内構造材の腐食電位を該
センサーを基準電極として測定し、炉水のモニタリング
や水質制御を試みた例である。16は原子炉圧力容器、
17は給水系、18は再循環系、19は再循環系ポン
プ、20は原子炉冷却材浄化系、21は原子炉冷却材浄
化系ポンプ、22は主蒸気系、23は高圧タービン、2
4は低圧タービン、25は復水器、26は低圧復水ポン
プ、27は復水脱塩装置、28は高圧復水ポンプ、29
は低圧給水加熱器、30は原子炉給水ポンプ、31は高
圧給水加熱器である。
【0029】図1および図2に示したセンサーのペア3
2,33,34は炉内計装管35を通して装着される。
この炉内計装管35を通して装着されたセンサーは、上
部に設置されるものほど強い中性子が照射される。ま
た、図1および図2に示したセンサーのペア36はボト
ムドレインライン37に設置される。この部位には、中
性子はほどんど照射されない環境にある。センサーのペ
ア32,33,34,36の信号は信号測定機38に送
られ、腐食電位の値がモニタリングされる。
【0030】図7は、給水水素注入濃度と図6中のセン
サーのペア32,33,34,36で評価された腐食電
位の関係を示す。水素は図6中の水素注入装置39を用
いて給水系に注入され、時間の経過と共に水素注入濃度
を増加させている。センサーの組32,33,34,3
6は各組とも水素注入濃度と共に低下する腐食電位を評
価しており、各センサーの組は全て正常にモニタリング
情報を供給していることがわかる。水素注入濃度に対す
る腐食電位の低減効果は、部位によって異なっている。
【0031】図8は、図6中のセンサーのペア32,3
3,34,36の代わりに、図3のようなエッチング表
面を持つ従来のサファイアを電気絶縁体として採用して
製作したセンサーを腐食電位評価に供した例である。図
6中のセンサーのペア34,36と同じ部位に設置され
た従来のサファイアを用いたセンサーのペアは、高純度
サファイアを用いたセンサーのペア34,36の腐食電
位評価結果(図7)と同様の評価結果を示す。
【0032】この結果は、センサーのペア34,36と
同じ部位に設置された従来のサファイアを用いたセンサ
ーの機能が健全であることを示す。図6中のセンサーの
ペア32と同じ部位に設置された従来のサファイアを用
いたセンサーのペアは、約190(mV vs.SHE)の一定の
腐食電位を示す。この現象は、センサーの電気絶縁体と
外部スリーブまたは内部スリーブとの接合部のシールが
健全性を失い、センサーの内部に水が浸入し、ミネラル
インシュレーテッドケーブルの電気絶縁性が失われたこ
とに起因する。
【0033】接合部のシールが健全性を失った理由は、
比較的強い中性子照射により電気絶縁体である従来のサ
ファイアがスエリングを起こした結果接合部に応力が発
生し、その応力により従来のサファイアを用いた電気絶
縁体にクラックを生じたためである。
【0034】図7の結果において、高純度サファイアを
電気絶縁体に用いたセンサーのペア32が機能の健全性
を保った理由は、高純度サファイアにも同様にスエリン
グが起こり接合部に応力が発生するものの、高純度サフ
ァイアの応力に対する耐久性が優れているためである。
図6中のセンサーのペア33と同じ部位に設置された従
来のサファイアを用いたセンサーのペアの機能は、水素
注入の初期から健全性を失った。
【0035】図9は、図6中のセンサーのペア34で評
価される腐食電位が約50(mV vs.SHE )を保つように
給水系への水素注入を行った例である。センサーのペア
34の信号は図6中の信号測定機38に送られ腐食電位
の値が測定される。
【0036】測定された腐食電位の値は図6中の水素注
入量制御用コンピュータ40に送られ、図6中の水素注
入装置39による水素注入量を決定する。水素注入量を
決定するアルゴリズムは水素注入量制御用コンピュータ
40の中にプログラミングされている。高純度サファイ
アを採用したセンサーがモニタリング情報を安定に供給
し、水素注入量制御によるプラント運転を可能にしてい
る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、中性子が照射されるよ
うな環境でも機能を損なわないようなセンサーが供給で
きる。従って、原子炉の炉内においても腐食電位等のデ
ータを安定に取得することが可能になり、炉水環境のモ
ニタリングや、モニタリング結果を反映したプラント運
転が可能になる。延いては、炉内構造材料に応力腐食割
れ等の損傷を防止することができ、プラントの高信頼性
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高純度サファイアを電気絶縁体として採用した
銀塩化銀電極型センサーの断面図。
【図2】高純度サファイアを電気絶縁体として採用した
白金電極型センサーの断面図。
【図3】従来のサファイアの表面を鏡面研磨した後、化
学腐食液でエッチングして表面に現われるエッチピット
を顕微鏡観察した結果の模式図。
【図4】高純度サファイアの表面を鏡面研磨した後、化
学腐食液でエッチングして表面に現われるエッチピット
を顕微鏡観察した結果の模式図。
【図5】本発明のセンサーを沸騰水型原子炉に装着し、
炉内構造材の腐食電位を該センサーを基準電極として測
定し、炉水のモニタリングや水質制御を試みたシステム
図。
【図6】高純度サファイアを採用したセンサーで評価さ
れた腐食電位と給水水素注入濃度との関係を示す線図。
【図7】従来のサファイアを採用したセンサーで評価さ
れた腐食電位と給水水素注入濃度との関係を示す線図。
【図8】高純度サファイアを採用したセンサーで評価さ
れる腐食電位を一定値に保つように給水系への水素注入
を行った腐食電位と時間との関係を示す線図。
【符号の説明】
1,9…電気絶縁体(高純度サファイア)、2,10…
外部スリーブ、3,11…電極ボディ、4,12…内部
スリーブ、5…銀塩化銀電極、6…蓋、7,14…芯
線、8,15…ミネラルインシュレーテッドケーブル、
13…白金電極、16…原子炉圧力容器、17…給水
系、18…再循環系、19…再循環系ポンプ、20…原
子炉冷却材浄化系、21…原子炉冷却材浄化系ポンプ、
22…主蒸気系、23…高圧タービン、24…低圧ター
ビン、25…復水器、26…低圧復水ポンプ、27…復
水脱塩装置、28…高圧復水ポンプ、29…低圧給水加
熱器、30…原子炉給水ポンプ、31…高圧給水加熱
器、32,33,34,36…センサーのペア、35…
炉内計装管、37…ボトムドレインライン、38…信号
測定機、39…水素注入装置、40…水素注入量制御用
コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21C 17/02 GDLF Fターム(参考) 2G060 AA06 AC02 AE04 AE17 AE18 AE28 AE40 AF08 AF15 AG03 EA08 FA01 FA06 FB02 KA11 2G075 AA02 BA03 CA40 DA02 DA14 DA16 FA11 FC16 GA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に感知部が設けられ他端に内部スリー
    ブが接続されているほぼ円筒状のサファイア製の電気絶
    縁体を設け、前記内部スリーブを前記電気絶縁体の他端
    に接合するとともに、前記感知部と前記内部スリーブを
    前記電気絶縁体に設けた空洞を介して電気的に接続し、
    円筒状の金属ボディの一端を前記電気絶縁体の外側に接
    合したセンサーにおいて、前記サファイア中のモリブデ
    ン量が1ppm 以下であることを特徴とするセンサー。
  2. 【請求項2】一端に感知部が設けられ他端に内部スリー
    ブが接続されているほぼ円筒状のサファイア製の電気絶
    縁体を設け、前記内部スリーブを前記電気絶縁体の他端
    に接合するとともに、前記感知部と前記内部スリーブを
    前記電気絶縁体に設けた空洞を介して電気的に接続し、
    円筒状の金属ボディの一端を前記電気絶縁体の外側に接
    合したセンサーにおいて、前記電気絶縁体を構成するサ
    ファイア中のモリブデン量が1ppm 以下及びエッチピッ
    ト密度が2本/mm2 以下であることを特徴とするセンサ
    ー。
  3. 【請求項3】前記サファイアと接合される前記金属部材
    および金属ボディがコバールである請求項1、または2
    に記載のセンサー。
  4. 【請求項4】感知部が被検体液と接触し、この感知部が
    銀ハロゲン化銀電極または白金電極である請求項1また
    は2、または3に記載のセンサー。
  5. 【請求項5】一端に感知部が設けられ他端に内部スリー
    ブが接続されているほぼ円筒状のサファイア製の電気絶
    縁体を設け、前記内部スリーブを前記電気絶縁体の他端
    に接合するとともに、前記感知部と前記内部スリーブを
    前記電気絶縁体に設けた空洞を介して電気的に接続し、
    円筒状の金属ボディの一端を前記電気絶縁体の外側に接
    合したセンサーにおいて、前記サファイアは不純物濃度
    が22ppm 以下であることを特徴とするセンサー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052279A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 腐食電位センサ
JP2014173928A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 腐食電位センサ

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