JP2000145579A - インジェクタの固定構造 - Google Patents
インジェクタの固定構造Info
- Publication number
- JP2000145579A JP2000145579A JP10320680A JP32068098A JP2000145579A JP 2000145579 A JP2000145579 A JP 2000145579A JP 10320680 A JP10320680 A JP 10320680A JP 32068098 A JP32068098 A JP 32068098A JP 2000145579 A JP2000145579 A JP 2000145579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injector
- arm member
- pressing
- rigidity
- arm members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/14—Arrangements of injectors with respect to engines; Mounting of injectors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長さの異なる２本の腕部材の押付軸力を等し
くしたインジェクタの固定構造を提供する。 【解決手段】 インジェクタ１に形成された２箇所の押
圧部４を、固定ブラケット６に形成された長さの異なる
２本の腕部材５ａ、５ｂで軸方向下方へ押え、インジェ
クタ１を固定する構造であって、２箇所の押圧部４での
軸力が等しくなるように、固定ブラケット６の２本の腕
部材５ａ、５ｂの剛性を変えたもの。固定ブラケット６
の２本の腕部材５ａ、５ｂのうち、長い方の腕部材５ａ
の剛性を短い方５ｂより大きくした。
くしたインジェクタの固定構造を提供する。 【解決手段】 インジェクタ１に形成された２箇所の押
圧部４を、固定ブラケット６に形成された長さの異なる
２本の腕部材５ａ、５ｂで軸方向下方へ押え、インジェ
クタ１を固定する構造であって、２箇所の押圧部４での
軸力が等しくなるように、固定ブラケット６の２本の腕
部材５ａ、５ｂの剛性を変えたもの。固定ブラケット６
の２本の腕部材５ａ、５ｂのうち、長い方の腕部材５ａ
の剛性を短い方５ｂより大きくした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インジェクタを固
定ブラケットで軸方向下方に押し付けて固定するインジ
ェクタの固定構造に関する。
定ブラケットで軸方向下方に押し付けて固定するインジ
ェクタの固定構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に、従前のインジェクタの固定構造
を示す。図示するように、インジェクタａは、その頂部
に形成された係合部ｂがＨ型に形成された固定ブラケッ
トｃの長さの等しい２本の腕部材ｄ、ｄで軸方向下方へ
押し付けられ、その軸力によってシリンダヘッドｅに固
定されていた。固定ブラケットｃは、その中央部がシリ
ンダヘッドｅのネジ軸ｆにナットｇで取り付けられ、シ
リンダヘッドｅに固定される。
を示す。図示するように、インジェクタａは、その頂部
に形成された係合部ｂがＨ型に形成された固定ブラケッ
トｃの長さの等しい２本の腕部材ｄ、ｄで軸方向下方へ
押し付けられ、その軸力によってシリンダヘッドｅに固
定されていた。固定ブラケットｃは、その中央部がシリ
ンダヘッドｅのネジ軸ｆにナットｇで取り付けられ、シ
リンダヘッドｅに固定される。
【０００３】他方、近年の所謂コモンレール式燃料噴射
システムに用いられるインジェクタ１は、図１に示すよ
うに、針弁がスライド自在に収容された筒体状のノズル
本体２と、針弁を昇降させるべく圧力制御室の圧力を保
持・解放するソレノイド部３とを有している。ソレノイ
ド部３は、針弁の昇降を正確に制御する必要上、各組付
部品について高精度が要求される。本発明者は、ソレノ
イド部３をノズル本体２の頂部に略水平に取り付けてイ
ンジェクタの外形をＴ型とし、エンジンの全高を抑える
ようにしたものを開発した。
システムに用いられるインジェクタ１は、図１に示すよ
うに、針弁がスライド自在に収容された筒体状のノズル
本体２と、針弁を昇降させるべく圧力制御室の圧力を保
持・解放するソレノイド部３とを有している。ソレノイ
ド部３は、針弁の昇降を正確に制御する必要上、各組付
部品について高精度が要求される。本発明者は、ソレノ
イド部３をノズル本体２の頂部に略水平に取り付けてイ
ンジェクタの外形をＴ型とし、エンジンの全高を抑える
ようにしたものを開発した。
【０００４】かかるＴ型インジェクタ１をシリンダヘッ
ドに取り付けるに際して、インジェクタ１にノズル本体
２を挟んで形成された押圧部４を、図３に示す従前の固
定ブラケットｃの各腕部材ｄ、ｄで押えようとすると、
従前の固定ブラケットｃは２本の腕部材ｄ、ｄの長さが
等しいため、そのうちの１本の腕部材ｄがソレノイド部
３を押え付けることになり、高精度が要求されるソレノ
イド部３の各部品が微小変形し、その作動精度が設計値
からずれることが考えられる。そこで、図１に示すよう
に、２本の腕部材５ａ、５ｂの長さを異ならせたものが
創案されるに至った。この場合、両腕部材５ａ、５ｂの
押圧点Ａ、Ｂの中間点Ｃの近傍に、ノズル本体の中心点
Ｄが位置される（図２(a) 参照）。
ドに取り付けるに際して、インジェクタ１にノズル本体
２を挟んで形成された押圧部４を、図３に示す従前の固
定ブラケットｃの各腕部材ｄ、ｄで押えようとすると、
従前の固定ブラケットｃは２本の腕部材ｄ、ｄの長さが
等しいため、そのうちの１本の腕部材ｄがソレノイド部
３を押え付けることになり、高精度が要求されるソレノ
イド部３の各部品が微小変形し、その作動精度が設計値
からずれることが考えられる。そこで、図１に示すよう
に、２本の腕部材５ａ、５ｂの長さを異ならせたものが
創案されるに至った。この場合、両腕部材５ａ、５ｂの
押圧点Ａ、Ｂの中間点Ｃの近傍に、ノズル本体の中心点
Ｄが位置される（図２(a) 参照）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に固定ブラ
ケット６の２本の腕部材５ａ、５ｂの長さを異ならせた
のみであると、長い方の腕部材５ａの剛性が短い方の腕
部材５ｂの剛性よりも小さくなるため、長腕部材５ａの
押圧点Ａでの押付軸力が短腕部材５ｂの押圧点Ｂでの押
付軸力よりも小さくなってしまう。この結果、インジェ
クタ１をバランスよく下方へ押し付けることができな
い。
ケット６の２本の腕部材５ａ、５ｂの長さを異ならせた
のみであると、長い方の腕部材５ａの剛性が短い方の腕
部材５ｂの剛性よりも小さくなるため、長腕部材５ａの
押圧点Ａでの押付軸力が短腕部材５ｂの押圧点Ｂでの押
付軸力よりも小さくなってしまう。この結果、インジェ
クタ１をバランスよく下方へ押し付けることができな
い。
【０００６】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、長さの異なる２本の腕部材の押付軸力を等しく
したインジェクタの固定構造を提供することにある。
目的は、長さの異なる２本の腕部材の押付軸力を等しく
したインジェクタの固定構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、インジェクタに形成された２箇所の押圧部を、
固定ブラケットに形成された長さの異なる２本の腕部材
で軸方向下方へ押え、インジェクタを固定する構造であ
って、上記２箇所の押圧部での軸力が等しくなるよう
に、上記固定ブラケットの２本の腕部材の剛性を変えた
ものである。
発明は、インジェクタに形成された２箇所の押圧部を、
固定ブラケットに形成された長さの異なる２本の腕部材
で軸方向下方へ押え、インジェクタを固定する構造であ
って、上記２箇所の押圧部での軸力が等しくなるよう
に、上記固定ブラケットの２本の腕部材の剛性を変えた
ものである。
【０００８】また、上記固定ブラケットの２本の腕部材
のうち、長い方の腕部材の剛性を短い方より大きくして
もよい。
のうち、長い方の腕部材の剛性を短い方より大きくして
もよい。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を添付図面に
基いて説明する。
基いて説明する。
【００１０】図１に示すインジェクタ１は、所謂コモン
レール式燃料噴射システムに用いられるものであり、針
弁がスライド自在に収容された筒体状のノズル本体２
と、ノズル本体２の上部に略水平に取り付けられ針弁を
昇降させるべく圧力制御室の圧力を保持・解放するソレ
ノイド部３と、ソレノイド部３の反対側のノズル本体２
の上部に取り付けられ燃料が供給される燃料供給部７と
から外形が略Ｔ型に形成されており、エンジンの全高を
抑えるようになっている。
レール式燃料噴射システムに用いられるものであり、針
弁がスライド自在に収容された筒体状のノズル本体２
と、ノズル本体２の上部に略水平に取り付けられ針弁を
昇降させるべく圧力制御室の圧力を保持・解放するソレ
ノイド部３と、ソレノイド部３の反対側のノズル本体２
の上部に取り付けられ燃料が供給される燃料供給部７と
から外形が略Ｔ型に形成されており、エンジンの全高を
抑えるようになっている。
【００１１】かかるＴ型インジェクタ１のノズル本体２
の上部には、ノズル本体２を挟むようにして、押圧部４
が２箇所形成されている。各押圧部４は、ノズル本体２
の軸線に対して直角に形成された押圧面４ａを有する。
一方の押圧部４は、燃料供給部７側に設けられ、燃料供
給部７が押圧面４ａの上方に突出しないようになってお
り、他方の押圧部４は、ソレノイド部３側に設けられ、
ソレノイド部３の一部が押圧面４ａの上方に突出してい
る。かかるインジェクタ１は、図示しないエンジン（デ
ィーゼル）のシリンダヘッドに形成された装着穴に挿入
され、固定ブラケット６で押えられる。
の上部には、ノズル本体２を挟むようにして、押圧部４
が２箇所形成されている。各押圧部４は、ノズル本体２
の軸線に対して直角に形成された押圧面４ａを有する。
一方の押圧部４は、燃料供給部７側に設けられ、燃料供
給部７が押圧面４ａの上方に突出しないようになってお
り、他方の押圧部４は、ソレノイド部３側に設けられ、
ソレノイド部３の一部が押圧面４ａの上方に突出してい
る。かかるインジェクタ１は、図示しないエンジン（デ
ィーゼル）のシリンダヘッドに形成された装着穴に挿入
され、固定ブラケット６で押えられる。
【００１２】固定ブラケット６は、その中央部にシリン
ダヘッドのネジ軸（図３参照）が挿通される取付穴８を
有すると共に、その左右に各インジェクタ１、１に対し
てそれぞれ長さの異なる２本の腕部材５ａ、５ｂを有す
る。長腕部材５ａおよび短腕部材５ｂの各先端部の下面
には、上記押圧部４の押圧面４ａに接触する凸部９がそ
れぞれ設けられている。長腕部材５ａおよび短腕部材５
ｂは、取付穴８に挿通されたネジ軸にナットを締め付け
て固定ブラケット６をシリンダヘッドに固定したとき、
各凸部９のみが押圧面４ａに接触してそれ以外の部分が
押圧面４ａ（インジェクタ１）に接触しないようになっ
ている。
ダヘッドのネジ軸（図３参照）が挿通される取付穴８を
有すると共に、その左右に各インジェクタ１、１に対し
てそれぞれ長さの異なる２本の腕部材５ａ、５ｂを有す
る。長腕部材５ａおよび短腕部材５ｂの各先端部の下面
には、上記押圧部４の押圧面４ａに接触する凸部９がそ
れぞれ設けられている。長腕部材５ａおよび短腕部材５
ｂは、取付穴８に挿通されたネジ軸にナットを締め付け
て固定ブラケット６をシリンダヘッドに固定したとき、
各凸部９のみが押圧面４ａに接触してそれ以外の部分が
押圧面４ａ（インジェクタ１）に接触しないようになっ
ている。
【００１３】各腕部材５ａ、５ｂの凸部９とインジェク
タ１との位置関係は、図２(a) に示すように、長腕部材
５ａの凸部９が押圧面４ａに接触する中心点（押圧点
Ａ）と、短腕部材５ｂの凸部９が押圧面４ａに接触する
中心点（押圧点Ｂ）とを結ぶ線分の中間点Ｃ（Ｌ１＝Ｌ
２）の近傍に、インジェクタ１のノズル本体２の中心点
Ｄが配置される関係となっている。ここで、長腕部材５
ａの押圧点Ａから取付穴８の中心点までの距離を長腕部
材長さＸ１とし、短腕部材の押圧点から取付穴の中心点
までの距離を短腕部材長さＸ２とする。また、取付穴８
に挿通されたネジ軸のナットによって固定ブラケット６
を下方に押し付ける軸力を押付力Ｐとする。
タ１との位置関係は、図２(a) に示すように、長腕部材
５ａの凸部９が押圧面４ａに接触する中心点（押圧点
Ａ）と、短腕部材５ｂの凸部９が押圧面４ａに接触する
中心点（押圧点Ｂ）とを結ぶ線分の中間点Ｃ（Ｌ１＝Ｌ
２）の近傍に、インジェクタ１のノズル本体２の中心点
Ｄが配置される関係となっている。ここで、長腕部材５
ａの押圧点Ａから取付穴８の中心点までの距離を長腕部
材長さＸ１とし、短腕部材の押圧点から取付穴の中心点
までの距離を短腕部材長さＸ２とする。また、取付穴８
に挿通されたネジ軸のナットによって固定ブラケット６
を下方に押し付ける軸力を押付力Ｐとする。
【００１４】以上の構成によれば、図１に示すように、
固定ブラケット６に押付力Ｐを加えると、その反力とし
て各押圧点Ａ、ＢにはＰ１、Ｐ２が生じる。ここで、本
実施形態では、反力Ｐ１＝Ｐ２となるように長腕部材５
ａの剛性と短腕部材５ｂの剛性とが異ならされており、
長腕部材５ａの剛性が短腕部材５ｂの剛性より高くされ
ている。その具体的手法には、長腕部材５ａの材質を短
腕部材５ｂの材質より高強度のものを用いたり、長腕部
５ａ材の断面積（太さ）を短腕部材５ｂの断面積（太
さ）より大きくする等、材質の変更や形状の変更等が用
いられる。
固定ブラケット６に押付力Ｐを加えると、その反力とし
て各押圧点Ａ、ＢにはＰ１、Ｐ２が生じる。ここで、本
実施形態では、反力Ｐ１＝Ｐ２となるように長腕部材５
ａの剛性と短腕部材５ｂの剛性とが異ならされており、
長腕部材５ａの剛性が短腕部材５ｂの剛性より高くされ
ている。その具体的手法には、長腕部材５ａの材質を短
腕部材５ｂの材質より高強度のものを用いたり、長腕部
５ａ材の断面積（太さ）を短腕部材５ｂの断面積（太
さ）より大きくする等、材質の変更や形状の変更等が用
いられる。
【００１５】これにより、長腕部材５ａの凸部９に生じ
る反力Ｐ１（押付軸力に等しい）と、短腕部材５ｂの凸
部９に生じる反力Ｐ２（押付軸力に等しい）とを等しく
でき、図２(a) の関係にあるインジェクタ１をバランス
よく下方へ押し付けることができる。
る反力Ｐ１（押付軸力に等しい）と、短腕部材５ｂの凸
部９に生じる反力Ｐ２（押付軸力に等しい）とを等しく
でき、図２(a) の関係にあるインジェクタ１をバランス
よく下方へ押し付けることができる。
【００１６】別に実施形態を図２(b) に示す。
【００１７】この実施形態は、各腕部材５ａ、５ｂの押
圧点Ａ、Ｂとインジェクタ１の中心との位置関係のみが
前実施形態と異なり、その他は全く同様であるため、そ
の相違点のみ説明する。この実施形態においては、長腕
部材５ａの押圧点Ａと短腕部材５ｂの押圧点Ｂとを結ぶ
線分の任意の点Ｅ（Ｌ１＜Ｌ２）の近傍に、インジェク
タ１のノズル本体２の中心点Ｄが配置される関係となっ
ている。
圧点Ａ、Ｂとインジェクタ１の中心との位置関係のみが
前実施形態と異なり、その他は全く同様であるため、そ
の相違点のみ説明する。この実施形態においては、長腕
部材５ａの押圧点Ａと短腕部材５ｂの押圧点Ｂとを結ぶ
線分の任意の点Ｅ（Ｌ１＜Ｌ２）の近傍に、インジェク
タ１のノズル本体２の中心点Ｄが配置される関係となっ
ている。
【００１８】本実施形態においては、Ｐ１×Ｌ１＝Ｐ２
×Ｌ２となるように、長腕部材５ａの剛性と短腕部材５
ｂの剛性とが異ならされており、長腕部材５ａの剛性が
短腕部材５ｂの剛性より高くされている。その具体的手
法には、前実施形態と同様に材質の変更や形状の変更等
が用いられる。この構成によれば、前実施形態と同様に
インジェクタ１をバランスよく下方へ押し付けることが
できる。
×Ｌ２となるように、長腕部材５ａの剛性と短腕部材５
ｂの剛性とが異ならされており、長腕部材５ａの剛性が
短腕部材５ｂの剛性より高くされている。その具体的手
法には、前実施形態と同様に材質の変更や形状の変更等
が用いられる。この構成によれば、前実施形態と同様に
インジェクタ１をバランスよく下方へ押し付けることが
できる。
【００１９】別に実施形態を図２(c) に示す。
【００２０】この実施形態は、各腕部材５ａ、５ｂの押
圧点Ａ、Ｂとインジェクタ１の中心との位置関係のみが
前実施形態と異なり、その他は全く同様であるため、そ
の相違点のみ説明する。この実施形態においては、長腕
部材５ａの押圧点Ａと短腕部材５ｂの押圧点Ｂとを結ぶ
線分の中間点Ｃ（Ｌ１＝Ｌ２）に、インジェクタ１のノ
ズル本体２の中心点Ｄが配置される関係となっている。
圧点Ａ、Ｂとインジェクタ１の中心との位置関係のみが
前実施形態と異なり、その他は全く同様であるため、そ
の相違点のみ説明する。この実施形態においては、長腕
部材５ａの押圧点Ａと短腕部材５ｂの押圧点Ｂとを結ぶ
線分の中間点Ｃ（Ｌ１＝Ｌ２）に、インジェクタ１のノ
ズル本体２の中心点Ｄが配置される関係となっている。
【００２１】本実施形態においては、最初の図２(a) の
実施形態と同様にＰ１＝Ｐ２となるように、長腕部材５
ａの剛性と短腕部材５ｂの剛性とが異ならされており、
長腕部材５ａの剛性が短腕部材５ｂの剛性より高くされ
ている。その具体的手法には、前実施形態と同様に材質
の変更や形状の変更等が用いられる。この構成によれ
ば、ノズル本体２の中心点Ｄが中間点Ｃに一致されてい
るため、図２(a) のものよりもインジェクタ１を一層バ
ランスよく下方へ押し付けることができる。
実施形態と同様にＰ１＝Ｐ２となるように、長腕部材５
ａの剛性と短腕部材５ｂの剛性とが異ならされており、
長腕部材５ａの剛性が短腕部材５ｂの剛性より高くされ
ている。その具体的手法には、前実施形態と同様に材質
の変更や形状の変更等が用いられる。この構成によれ
ば、ノズル本体２の中心点Ｄが中間点Ｃに一致されてい
るため、図２(a) のものよりもインジェクタ１を一層バ
ランスよく下方へ押し付けることができる。
【００２２】別に実施形態を図２(d) に示す。
【００２３】この実施形態は、各腕部材５ａ、５ｂの押
圧点Ａ、Ｂとインジェクタ１の中心との位置関係のみが
前実施形態と異なり、その他は全く同様であるため、そ
の相違点のみ説明する。この実施形態においては、長腕
部材５ａの押圧点Ａと短腕部材５ｂの押圧点Ｂとを結ぶ
線分の任意の点Ｅ（Ｌ１＜Ｌ２）に、インジェクタ１の
ノズル本体２の中心点Ｄが配置される関係となってい
る。
圧点Ａ、Ｂとインジェクタ１の中心との位置関係のみが
前実施形態と異なり、その他は全く同様であるため、そ
の相違点のみ説明する。この実施形態においては、長腕
部材５ａの押圧点Ａと短腕部材５ｂの押圧点Ｂとを結ぶ
線分の任意の点Ｅ（Ｌ１＜Ｌ２）に、インジェクタ１の
ノズル本体２の中心点Ｄが配置される関係となってい
る。
【００２４】本実施形態においては、Ｐ１×Ｌ１＝Ｐ２
×Ｌ２となるように、長腕部材５ａの剛性と短腕部材５
ｂの剛性とが異ならされており、長腕部材５ａの剛性が
短腕部材５ｂの剛性より高くされている。その具体的手
法には、前実施形態と同様に材質の変更や形状の変更等
が用いられる。この構成によれば、ノズル本体２の中心
点Ｄが線分ＡＢ上の点Ｅに一致されているため、図２
(b) のものよりもインジェクタ１を一層バランスよく下
方へ押し付けることができる。
×Ｌ２となるように、長腕部材５ａの剛性と短腕部材５
ｂの剛性とが異ならされており、長腕部材５ａの剛性が
短腕部材５ｂの剛性より高くされている。その具体的手
法には、前実施形態と同様に材質の変更や形状の変更等
が用いられる。この構成によれば、ノズル本体２の中心
点Ｄが線分ＡＢ上の点Ｅに一致されているため、図２
(b) のものよりもインジェクタ１を一層バランスよく下
方へ押し付けることができる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るインジ
ェクタの固定構造によれば、長さの異なる２本の腕部材
の押付軸力を等しくでき、インジェクタをバランスよく
下方に押し付けることができる。
ェクタの固定構造によれば、長さの異なる２本の腕部材
の押付軸力を等しくでき、インジェクタをバランスよく
下方に押し付けることができる。
【図１】本発明の一実施形態を示すインジェクタの固定
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図２】各腕部材の押圧点とインジェクタの中心との位
置関係を示す説明図である。
置関係を示す説明図である。
【図３】従来例を示すインジェクタの固定構造を示す斜
視図である。
視図である。
１ インジェクタ ４ 押圧部 ５ａ 腕部材 ５ｂ 腕部材 ６ 固定ブラケット
Claims (2)
- 【請求項１】 インジェクタに形成された２箇所の押圧
部を、固定ブラケットに形成された長さの異なる２本の
腕部材で軸方向下方へ押え、インジェクタを固定する構
造であって、上記２箇所の押圧部での軸力が等しくなる
ように、上記固定ブラケットの２本の腕部材の剛性を変
えたことを特徴とするインジェクタの固定構造。 - 【請求項２】 上記固定ブラケットの２本の腕部材のう
ち、長い方の腕部材の剛性を短い方より大きくした請求
項１記載のインジェクタの固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10320680A JP2000145579A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | インジェクタの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10320680A JP2000145579A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | インジェクタの固定構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000145579A true JP2000145579A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18124141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10320680A Pending JP2000145579A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | インジェクタの固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000145579A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002066821A1 (de) * | 2001-02-21 | 2002-08-29 | Robert Bosch Gmbh | Niederhalteblech zur befestigung eines brennstoffeinspritzventils |
| KR100444855B1 (ko) * | 2001-09-26 | 2004-08-18 | 현대자동차주식회사 | 전자식 유닛 인젝터의 프리스트로오크 조정을 위한 조정스크류의 장착 구조 및 프리스트로오크 조정방법 |
| JP2007092576A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Keihin Corp | 部品の取り付け構造 |
-
1998
- 1998-11-11 JP JP10320680A patent/JP2000145579A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002066821A1 (de) * | 2001-02-21 | 2002-08-29 | Robert Bosch Gmbh | Niederhalteblech zur befestigung eines brennstoffeinspritzventils |
| US6769408B2 (en) | 2001-02-21 | 2004-08-03 | Robert Bosch Gmbh | Hold-down metal plate for securing a fuel injection valve |
| KR100840521B1 (ko) * | 2001-02-21 | 2008-06-24 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 연료 분사 밸브의 고정을 위한 홀드 다운 금속판 |
| KR100444855B1 (ko) * | 2001-09-26 | 2004-08-18 | 현대자동차주식회사 | 전자식 유닛 인젝터의 프리스트로오크 조정을 위한 조정스크류의 장착 구조 및 프리스트로오크 조정방법 |
| JP2007092576A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Keihin Corp | 部品の取り付け構造 |
| JP4512018B2 (ja) * | 2005-09-28 | 2010-07-28 | 株式会社ケーヒン | 電動モータのスロットルボディへの取り付け構造 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20020091834A (ko) | 연료 분사 밸브용 고정 장치 | |
| JP2000145579A (ja) | インジェクタの固定構造 | |
| JP2002184387A (ja) | 上締バッテリターミナル | |
| JP2002537515A (ja) | 圧電式多層アクチュエータを備えたインジェクタ | |
| JPH01195966A (ja) | 燃料噴射ノズル締結装置 | |
| JP2000120508A (ja) | エンジンの燃料噴射器固定装置 | |
| US6360723B1 (en) | Mounting apparatus of fuel injection valve | |
| JP2005171781A (ja) | 燃料噴射ノズルの固定構造 | |
| KR20020086957A (ko) | 연료 분사 밸브의 고정을 위한 홀드 다운 금속판 | |
| US20030048045A1 (en) | Piezo actuator | |
| JP2001001376A (ja) | 金型入れ子の固定位置決め機構 | |
| JPH0550789U (ja) | 板材の取付構造 | |
| JPH0636296Y2 (ja) | エンジンの燃料噴射弁取付構造 | |
| JP2004503709A (ja) | 液体を制御する弁 | |
| JP4326640B2 (ja) | 家具の連結構造 | |
| KR960002027Y1 (ko) | 디젤엔진용 2단 개변압 연료분사밸브 | |
| KR20010096166A (ko) | 분리형 로드를 갖는 압력 스위치 | |
| JPH08156489A (ja) | クリップ取付構造 | |
| KR0139725Y1 (ko) | 클러치 릴리이스 포크의 힌지구조 | |
| JP2006274916A (ja) | インジェクタの固定装置 | |
| JPH1089197A (ja) | 内燃機関用の燃料噴射弁 | |
| US4854282A (en) | Device for securing control magnets on injection pumps for diesel fuel | |
| JPH1182789A (ja) | バルブ装置 | |
| JPH04331807A (ja) | 印字装置 | |
| JPS6273478U (ja) |