JP2000144691A - ダムコンクリートの調製方法 - Google Patents

ダムコンクリートの調製方法

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JP2000144691A
JP2000144691A JP10312978A JP31297898A JP2000144691A JP 2000144691 A JP2000144691 A JP 2000144691A JP 10312978 A JP10312978 A JP 10312978A JP 31297898 A JP31297898 A JP 31297898A JP 2000144691 A JP2000144691 A JP 2000144691A
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JP10312978A
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English (en)
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Noboru Sakata
昇 坂田
Satoru Koshizawa
哲 越澤
Shinichi Shimodera
信一 下寺
栄蔵 ▲高▼安
Eizo Takayasu
Kenzo Watanabe
賢三 渡辺
喬二 ▲吉▼田
Kyoji Yoshida
Masashi Nakamura
正志 中村
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダムコンクリートの調製の合理化。 【解決手段】(A)採取されたままの未洗浄の河床砂礫
を、80mmふるいと5mm ふるいまたは10mmふるいにより、
80mm超をカットするとともに、粒径5mm または10mm以下
の細骨材と、粒径 5mmまたは10mm〜80mmの粗骨材とに分
級する工程、(B)所定量のセメント、細骨材、粗骨材
とをドライブレンドし、次いで、ドライブレンドした固
形分を水、混和剤とともにアジテータトラックの攪拌容
器内に投入して練り混ぜる工程、より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダムコンクリートの
調製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のダムコンクリートに使用する骨材
としては、河床砂礫、砕石ともに、骨材プラントで十分
に洗浄され、細骨材(粒径5mm 以下)、粗骨材(粒径5m
m 超)に分級されている。粗骨材は、さらに、5mm 〜20
mm、20mm〜40mm、40mm〜80mm、80mm〜150mm というよう
に幾つかに分級されており、コンクリートの練り混ぜ直
前に混合して使用される。そして、細骨材及び分級され
た各粗骨材がJIS規格で定められた品質を確保してい
ることを確認した上で使用される。
【0003】従って、ダムコンクリートの調製において
は、高品質である細骨材及び分級された各粗骨材を使用
することを前提として、ダムコンクリートの配合設計
法、調製方法、運搬方法、惹いては施工方法が決められ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のダムコンクリー
トに使用する骨材においては、十分に洗浄することが必
須であり、しかも、数段階に分級するので、骨材プラン
トが大掛かりになるばかりでなく、洗浄による濁水の発
生は避けられない。この洗浄を省略することができれ
ば、ダムコンクリートの調製を合理化できるのみでな
く、濁水の発生を避けることができる。この洗浄の省略
について検討し、組織が緻密で硬く、有害成分の少ない
河床砂礫であれば、洗浄を省略できる見通しを得た。
【0005】しかし、未洗浄の河床砂礫をそのまま骨材
として使用する場合に、従来の骨材の使用を前提とし
た、ダムコンクリートの配合設計法、調製方法、運搬方
法、及び施工方法を踏襲したのでは、ダムコンクリート
の所要の品質を確保することが困難となる。そのため、
未洗浄の河床砂礫を骨材として使用する場合には、新し
い配合設計法や調製方法、運搬方法を案出する必要があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、未洗浄の河床
砂礫をダムコンクリートの骨材として使用する場合のダ
ムコンクリートの調製方法を提供することを目的とする
ものである。
【0007】即ち、本出願の請求項1に係る発明は、
「(A)採取されたままの未洗浄の河床砂礫を、80mmふ
るいと5mm ふるいまたは10mmふるいにより、80mm超をカ
ットするとともに、粒径5mm または10mm以下の細骨材
と、粒径 5mmまたは10mm〜80mmの粗骨材とに分級する工
程、(B)所定量のセメント、細骨材、粗骨材とをドラ
イブレンドし、次いで、ドライブレンドした固形分を
水、混和剤とともにアジテータトラックの攪拌容器内に
投入して練り混ぜる工程、よりなることを特徴とするダ
ムコンクリートの調製方法。」であり、請求項2に係る
発明は、「粗骨材を、さらに、40mmふるいにより、粒径
5mmまたは10mm〜40mmの粗骨材と粒径40mm〜80mmの粗骨
材とに分級しておき、先ず、所定量のセメント、細骨
材、粒径 5mmまたは10mm〜40mmの粗骨材とをドライブレ
ンドし、次に、所定量の粒径40mm〜80mmの粗骨材を加え
てドライブレンドすることを特徴とする請求項1記載の
ダムコンクリートの調製方法。」である。
【0008】本発明の第1の要点は、固形分であるセメ
ントと骨材とをドライブレンドによりよく混合しておく
と、従来のミキサーでなくても水、混和剤と練り混ぜて
ダムコンクリートとすることが可能であることを見出
し、練り混ぜ機としてミキサーとは言えないが、コンク
リートの成分を分離させない程度に攪拌するアジテータ
トラックを使用する点である。アジテータトラックを使
用する場合、80mm超の粗骨材は投入が困難であるばかり
でなく、仮に投入されたとするとアジテータトラックの
攪拌による練り混ぜを機械的要因で不能にする危険性が
大きいので、80mm超の粗骨材は骨材からカットされる。
【0009】第2の要点は、第1の要点の前提として、
コンクリート中の固形分をドライブレンドにより均一に
混合しておく点である。固形分を均一にドライブレンド
するだけであれば、粒径80mm以下の骨材を分級すること
なく、一括してセメントと混合すればよい。しかし、骨
材使用量を粒径80mm以下として一括して計量したのでは
適切な配合設計が行えないので、粒径により、粒径5mm
または10mm以下の細骨材、粒径 5mmまたは10mm〜80mmの
粗骨材との二つに分級して配合設計し、ドライブレンド
時に、それぞれの所定量を混合する。このドライブレン
ドは固形分を一括して一段階で行ってもよいし、セメン
トと細骨材のドライブレンド後、それに粗骨材をブレン
ドするという粒径順の二段階で行ってもよい。
【0010】本発明では、細骨材と粗骨材とのふるい分
けの基準は5mm ふるいまたは10mmふるいである。5mm ふ
るいは通常の細骨材と粗骨材とのふるい分け基準と同じ
であるが、10mmふるいは通常の基準と異なる。この10mm
ふるいを基準とする理由は次の通りであり、通常の基準
を採用することが困難な場合に採用される便宜的な基準
である。即ち、通常の基準である目の細かい 5mmふるい
で80mmにも及ぶ大粒径のものが多量に混在している河床
砂礫を一度にふるい分けようとすると、ふるい分けが容
易ではないばかりでなく、すぐにふるいが破れてしま
う。従って、本発明では、幾分頑丈な10mmふるいを基準
としてふるい分ける必要が生ずることが多い。コンクリ
ートの配合書における単位重量、細骨材率もこの基準に
従って決定されるので、通常の5mm ふるいを基準とした
場合の値と異なった値となる。
【0011】分級された粗骨材の粒径分布が、所定の分
布の範囲内であると考えられる場合は、分級された粗骨
材は、さらに分級されることなく使用される。しかし、
分級された粗骨材は、常に大小の粒径の礫をバランス良
く含んでいるとは限らない。従って、粗骨材の粒径分布
のバランスが悪いと考えられる場合には、粗骨材を一旦
40mmふるいにより40mm以下と40mm超との2つに分級して
おき、それぞれの粗骨材を所定量使用することによっ
て、粗骨材の粒径分布を調整する必要がある。この必要
性に対応するのが請求項2に係る発明である。この場合
には、粗骨材を折角40mm以下と40mm超とに分級してある
ので、セメントと粒径40mm以下の骨材のドライブレンド
後、それに40mm超の粗骨材をブレンドするという粒径順
の二段階で行なうことにより、より均一なドライブレン
ドを行う。この第1段階のドライブレンドを前述のよう
に二段階に分け、合計三段階でドライブレンドを行って
もよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (1)採取したままの未洗浄河床砂礫を細骨材と粗骨材と
の2つに分級する。この分級は次のように行われる。採
取した河床砂礫をベルトコンベヤーで80mmふるい分け機
に送り、通過した河床砂礫をさらにベルトコンベヤーで
5mmまたは10mmふるい分け機に送る。(簡潔のため、以
下 5mmふるい分け機を使用した場合として説明するが、
10mmふるい分け機を使用した場合は細骨材の最大粒径が
異なるのみで、操作は同じである。) (2)一定速度で走行するベルトコンベアー上に単位時間
当たり一定量の材料を連続して排出し、走行距離(走行
時間)により材料を計量しながら輸送し、輸送された材
料をセミバッチ式に連続して混合する機械(例えば、一
部改造したコンクリートモービル)を利用して、所定量
のセメント、細骨材、粗骨材のコンクリート固形分を連
続的にドライブレンドする。ドライブレンド時間は計量
時間に左右されるが、 1m3で約2分程度である。
【0013】(3)ドライブレンドされた固形分をベルト
コンベアーによりアジテタートラックの攪拌容器の投入
口まで運び投入する、同時に所定量の水、混和剤を攪拌
容器に投入して練り混ぜのための攪拌を開始する。攪拌
は、最初が攪拌胴を高速回転して1〜3分程度、粗骨材
投入後の本練りが同じく攪拌胴を高速回転して1〜3分
程度である。本練り終了後、攪拌胴を低速回転として、
アジテタートラックが打設現場に到着する迄(通常攪拌
開始から15〜30分程度)練り混ぜが継続される。
【0014】(4)ダムコンクリートの配合は、骨材の性
状、粒径分布などによって、変える必要があるが、一般
的に、外部コンクリートの場合、水セメント比50〜60%
、単位セメント量180 〜260kg/m3、内部コンクリート
の場合、水セメント比60〜90% 、単位セメント量110 〜
180kg/m3程度が選定される。コンクリートのワーカビリ
ティは主に目視ならびにスランプ試験値により判断さ
れ、硬練りに過ぎる場合には水あるいは混和剤を追加す
る。代表的な配合例を表1に示す。
【0015】
【表1】 (5)アジテタートラックにより打設現場まで運搬された
ダムコンクリートは所定の場所に打設され、通常のよう
に、内部振動機を使用して締め固められる。
【0016】
【発明の効果】(1)河床砂礫を未洗浄のまま骨材として
使用できるので、骨材製造プラント、洗浄プラント、排
水である濁水の処理プラントの何れもが不要となる。
【0017】(2)アジテタートラックを練り混ぜ機とし
て兼用するので、バッチャープラントが不要となる。以
上を総合してダムコンクリートの調製の大幅な合理化が
可能となる。
フロントページの続き (72)発明者 下寺 信一 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 ▲高▼安 栄蔵 東京都江東区東陽6丁目3番2号 鹿島建 設株式会社関東支店内 (72)発明者 渡辺 賢三 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 ▲吉▼田 喬二 東京都江東区東陽6丁目3番2号 鹿島建 設株式会社関東支店内 (72)発明者 中村 正志 東京都江東区東陽6丁目3番2号 鹿島建 設株式会社関東支店内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)採取されたままの未洗浄の河床砂
    礫を、80mmふるいと5mm ふるいまたは10mmふるいによ
    り、80mm超をカットするとともに、粒径5mm または10mm
    以下の細骨材と、粒径 5mmまたは10mm〜80mmの粗骨材と
    に分級する工程、(B)所定量のセメント、細骨材、粗
    骨材とをドライブレンドし、次いで、ドライブレンドし
    た固形分を水、混和剤とともにアジテータトラックの攪
    拌容器内に投入して練り混ぜる工程、よりなることを特
    徴とするダムコンクリートの調製方法。
  2. 【請求項2】 粗骨材を、さらに、40mmふるいにより、
    粒径 5mmまたは10mm〜40mmの粗骨材と粒径40mm〜80mmの
    粗骨材とに分級しておき、先ず、所定量のセメント、細
    骨材、粒径 5mmまたは10mm〜40mmの粗骨材とをドライブ
    レンドし、次に、所定量の粒径40mm〜80mmの粗骨材を加
    えてドライブレンドすることを特徴とする請求項1記載
    のダムコンクリートの調製方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051517A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Kanto Regional Development Bureau Ministry Of Land Infrastructure & Transport 外部保護材によって補強された傾斜面形成工法
JP2009084790A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Kajima Corp コンクリート堤体の構築施工法
JP2010037797A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Kajima Corp コンクリート堤体の構築方法
JP2010173928A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Kajima Corp 堤体用コンクリートおよび堤体の構築方法

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Effective date: 20031219

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Effective date: 20040224