JP2000144643A - 高架道路の非常脱出設備 - Google Patents

高架道路の非常脱出設備

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JP2000144643A
JP2000144643A JP10314427A JP31442798A JP2000144643A JP 2000144643 A JP2000144643 A JP 2000144643A JP 10314427 A JP10314427 A JP 10314427A JP 31442798 A JP31442798 A JP 31442798A JP 2000144643 A JP2000144643 A JP 2000144643A
Authority
JP
Japan
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emergency
road
elevated road
door
emergency door
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP10314427A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Suzuki
泰伸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高架道路において事故が発生した場合に、人を
安全に脱出させることができる非常脱出設備を提供す
る。 【解決手段】高架道路のコンクリート製の高欄1の上に
立設された防音壁2の一部に非常扉3を設ける。非常扉
3の裏面には、折り畳み式又はスライド式のはしご等の
昇降器具9を引き出し可能に収納しておき、道路面まで
引き出せるようにしておく。また非常扉3の裏面には、
高架下道路又は下層道路に降りるための階段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高架道路において
事故が発生した場合に、人を高架下道路又は下層道路に
安全に脱出させるための高架道路の非常脱出設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】高架道路の両側には、高さが1.2 m程度
のコンクリート製の高欄の上に、高さが数mの防音壁を
立設した防音構造が設けられている。このような高欄及
び防音壁は、自動車が衝突した場合にも高架下道路に転
落することのないよう強固に形成され、防音効果と転落
防止効果を発揮している。しかしこれらの背の高い頑丈
な構造物で高架道路の両側を覆うことは、万一高架道路
において車両の火災事故等が発生した場合に人が地上に
脱出することや、地上側からの救援を妨げることとな
る。このように従来の高架道路には、事故が発生した場
合の非常脱出設備は設けられていないのが普通であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点を解決して、高架道路において事故が発生し
た場合に、人を高架下道路又は下層道路に安全に脱出さ
せることができる高架道路の非常脱出設備を提供するた
めになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の高架道路の非常脱出設備は、高架
道路の高欄上に立設された防音壁の一部に非常扉を設
け、この非常扉の裏面に、道路面から高欄上まで登るた
めの昇降器具を引き出し可能に収納するとともに、高欄
上から高架下道路又は下層道路に降りるための階段を設
けたことを特徴とするものである。なお、昇降器具は折
り畳み式又はスライド式のはしごであることが好まし
く、また非常扉は引手を下方に設けた引き戸であること
が好ましい。更に非常扉の上端を防音壁の上端よりも1
m程度高くし、非常扉の開口部高さを1.8m以上とし
ておくことが好ましい。
【0005】本発明の高架道路の非常脱出設備は、事故
発生時には防音壁に形成された非常扉を開き、その裏面
に収納された昇降器具を道路側に引き出せば、道路面か
ら高欄上まで容易に登ることができる。そして非常扉の
裏面の階段を利用して、高架下道路又は下層道路に安全
に降りることができる。もちろん平常時には道路側には
全く突出物はなく、またコンクリート製の高欄を切欠く
必要はないから、自動車が衝突した場合の転落防止効果
を損なうこともない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を説明する。図1は本発明の非常脱出設備の正面図、
図2と図3はその斜視図である。これらの図中、1は道
路面から1.2 m程度の高さのコンクリート製の高欄、2
はこの高欄1の上に設けられた防音壁である。本発明の
非常脱出設備は、転落防止効果を担う高欄1はそのまま
とし、防音壁2の一部に非常扉3を設けて高欄1を乗り
越えて外側に降りる構造となっている。この非常扉3の
上端を防音壁2の上端よりも1m程度高くしておけば、
遠方からでも非常脱出設備の位置を発見し易くなる。ま
た非常扉3の開口部高さを1.8m以上としておけば、
脱出する際に頭を打つ心配を少なくすることができる。
【0007】図示のように、非常扉3は防音壁2の一部
を切り欠いて設置されたフレーム4内に取り付けられて
いる。非常扉3は開閉に場所を取らず、また誤って開い
たとしても自動車の走行の邪魔になるおそれのない引き
戸とすることが好ましい。この非常扉3は金属製として
もよいが、金属枠にポリカーボネート、アクリル等の透
明樹脂板5を嵌めた構造とし、非常扉3の裏面が見えや
すいようにしておくことが好ましい。また非常扉3は地
上側からの救助を考慮し、道路の内外どちらからも開く
ことができるようにしておくことが好ましい。この非常
扉3は1.2 m程度の高さの高欄1の上にあるため、道路
面に立った子供でも開くことができるように引手を下方
に設けて置くことが好ましい。なお、この実施形態では
非常扉3の両側にも透明樹脂板6を取り付けてある。
【0008】非常扉3の裏面には、図3に示すように手
すり7に囲まれたステップ8が、高欄1の上面と同一高
さの設けられている。また非常扉3の裏面には、人が道
路面から高欄1を乗り越えてステップ8まで登るための
昇降器具9が収納されている。
【0009】昇降器具9は、図3、図5に示すように折
り畳み式のはしごとすることができる。このはしごは、
2本の縦フレーム10が軸11を中心として二つ折りで
きる構造となっており、さらに図5に示すように、全体
をアーム12により固定軸13を中心として上下に反転
させることができる構造となっている。このため、普段
は図5の右側に示すようにコンパクトに折り畳んで収納
しておき、非常時にはその端部14を掴んで引き出すと
図5の左側に示すように道路面に降ろすことができる。
【0010】また他の実施形態によれば、昇降器具9は
図6に示すようにスライド式のはしごとすることができ
る。このはしごは縦フレーム10の上端を、両側の固定
垂直フレーム15にスライド自在に支持させたものであ
り、普段は図6中に実線で示すように固定垂直フレーム
15内に引っかけておき、非常時には縦フレーム10を
掴んで少し持ち上げて引っかけを外したうえで引き出
し、道路面まで降ろすことができる。
【0011】なお図4に示すように、前記のステップ8
の一方には、避難する人が高架下道路又は下層道路に降
りるための階段16が設けられている。この階段16に
は手すり17を設けておく。また高架下道路が一般道の
場合には、図4の右下に示すように階段16に水平部を
設け、高架支柱に沿った安全な場所に降りられるように
しておくものとする。
【0012】このように構成された本発明の非常脱出設
備は、普段は図2に示すように非常扉3を閉じておくた
め、自動車の走行に全く支障はない。また前記したよう
にコンクリート製の高欄1はそのままであるから、転落
防止効果が損なわれることがない。更に高欄1はそのま
まで防音壁2を加工するのみでよいから、設置場所を任
意に選定することができる。
【0013】また非常時には、非常扉3を開いて昇降器
具9を引き出し、道路面から昇降器具9により高欄1の
上面を乗り越え、ステップ8まで登ったうえで階段16
を利用して高架下道路又は下層道路に降りることができ
る。これにより従来は不可能であった高架道路からの非
常脱出が可能となる。前記したように非常扉3の上端を
防音壁2の上端よりも1m程度高くしておけば遠方から
の視認性が向上し、非常脱出が容易となる。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の高架道
路の非常脱出設備は高架道路において事故が発生した場
合に、人を高架下道路又は下層道路に安全に脱出させた
り、地上側から救助を行うことができるものである。し
かも高欄は従来のままであるから、自動車の転落防止効
果が損なわれることがなく、またコンクリート製の高欄
はそのままで防音壁を加工するのみでよいから、設置場
所を任意に選定することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非常脱出設備の正面図である。
【図2】平常時の斜視図である。
【図3】非常時の斜視図である。
【図4】非常扉の裏面の階段を示す斜視図である。
【図5】折り畳み式のはしごを示す側面図である。
【図6】スライド式のはしごを示す側面図である。
【符号の説明】
1 高欄、2 防音壁、3 非常扉、4 フレーム、5
透明樹脂板、6 透明樹脂板、7 手すり、8 ステ
ップ、9 昇降器具、10 はしごの縦フレーム、11
軸、12 アーム、13 固定軸、14 はしごの端
部、15 固定垂直フレーム、16 階段、17 手す

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高架道路の高欄上に立設された防音壁の
    一部に非常扉を設け、この非常扉の裏面に、道路面から
    高欄上まで登るための昇降器具を引き出し可能に収納す
    るとともに、高欄上から高架下道路又は下層道路に降り
    るための階段を設けたことを特徴とする高架道路の非常
    脱出設備。
  2. 【請求項2】 昇降器具が折り畳み式のはしごである請
    求項1に記載の高架道路の非常脱出設備。
  3. 【請求項3】 昇降器具がスライド式のはしごである請
    求項1に記載の高架道路の非常脱出設備。
  4. 【請求項4】 非常扉が引手を下方に設けた引き戸であ
    る請求項1〜3の何れかに記載の高架道路の非常脱出設
    備。
  5. 【請求項5】 非常扉の上端を防音壁の上端よりも高く
    した請求項1〜4の何れかに記載の高架道路の非常脱出
    設備。
  6. 【請求項6】 非常扉の開口部高さを1.8m以上とし
    た請求項1〜5の何れかに記載の高架道路の非常脱出設
    備。
JP10314427A 1998-11-05 1998-11-05 高架道路の非常脱出設備 Abandoned JP2000144643A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100874419B1 (ko) 2008-07-29 2008-12-17 (주)토우종합건축사사무소 방음벽 개구부의 소음차단구조
KR100883437B1 (ko) * 2008-09-05 2009-02-11 (주)토우종합건축사사무소 소음차단과 효율적인 출입동선을 위한 방음벽 보조출입구
EP2228261A1 (de) * 2009-03-13 2010-09-15 Rheinmetall Landsysteme GmbH Ein- und Aus- bzw. Aufstiegsleiter für ein Objekt
US8006628B2 (en) 2009-04-07 2011-08-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Vehicle lifting apparatus
JP2016148159A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 西日本高速道路メンテナンス九州株式会社 高速道路の緊急避難場所退避はしご
CN109235293A (zh) * 2018-10-11 2019-01-18 扬州大学 下沉式公交站台组件
KR102147231B1 (ko) * 2019-12-10 2020-08-24 이동진 도로 설치용 안내 대피 구조물

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