JP2000142590A - パラグライダ操縦者用ハ―ネス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で、取扱い操作が良好で、低コストで
ある、パラグライダ操縦者用ハーネスを提供する。 【解決手段】 本発明は、２本の主吊りストラップを備
え、パラグライダがパラグライダ連結ユニットと２本の
肩ストラップと胸ストラップと少なくとも１本の脚スト
ラップとを介して主吊りストラップに取付け可能であ
り、胸ストラップが操縦者の上体を取り巻いて固定保持
し、脚ストラップが太ももを取り巻いて固定保持し、か
つ少なくとも１個の内側の端部を有する、パラグライダ
操縦者用ハーネスに関する。少なくとも１本の脚ストラ
ップ５の内側の端部が連結要素を介してかつ胸ストラッ
プまたは主吊りストラップの一部を介さないで、パラグ
ライダ連結ユニット３６に直接的に取付け可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パラグライダ操縦
者用ハーネスに関し、更に詳しくは請求項１，５，８の
上位概念に記載したパラグライダ操縦者用ハーネスに係
る。

【０００２】

【従来の技術】公表されていな国際特許ＰＣＴ／ＩＴ９
８／００１９６には、パラグライダ操縦者用ハーネスが
記載されている。このハーネスはパラグライダを取付け
可能な２本の主吊りストラップと、２本の肩ストラップ
と、操縦者の上体を取り巻く胸ストラップを備えてい
る。この解決策により、パラグライダ操縦者は、胸スト
ラップと脚ストラップを固着しないで離陸することがで
き、最初は操縦者の腕でのみ保持されるハーネスに吊り
下げられ、そして操縦者がもはやピンと張る力がないと
きに、地面に垂直に落下する。

【０００３】この解決策の欠点は、製作が複雑で精密で
ある、幾つかのバックルとカラビナを必要とすることに
ある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安全
で、取扱い操作が良好で、低コストである、請求項１，
５，８の上位概念に記載したハーネスを提供することで
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的は、請求項１記
載の特徴によって達成される。連結要素を使用して少な
くとも１本の脚ストラップの内側端部をパラグライダ連
結要素に直接連結したことにより、脚ストラップの内側
端部が胸ストラップに連結されている慣用の解決策と比
べて、細かい縫合が少ないという利点がある。

【０００６】特許請求の範囲において使用される“胸ス
トラップ”と“太ももを取り巻く脚ストラップ”の表現
は、１セットの輪の形をして操縦者の胸または脚を取り
巻く、包括的なパラグライダハーネスの要素として一緒
に機能するものであると理解される。

【０００７】パラグライダ連結ユニットの一つ、例えば
カラビナに吊り下げ可能なリングまたは輪が少なくとも
１個の脚ストラップの内側端部に連結要素として設けら
れていると、ハーネスバックルは全く必要でない。リン
グまたは輪は調節可能で、従って連結ユニットの最大距
離を決定する連結ストラップを用いて、互いに接続可能
である。ハーネスバックルが設けられていないので、重
量とコストが低減され、取扱い操作が容易になり、誤操
作の危険が小さくなる。

【０００８】パラグライダ連結ユニットのための安全片
が、人吊りストラップとパラグライダの間の連結のため
に必要な脚ストラップの少なくとも１つの内側の端部に
取付けられている解決策は、脚ストラップを固着しない
で操縦者が離陸することを防止する。この解決策は更
に、脚ストラップが固着されていないことによるハーネ
スからの操縦者の落下を防止する慣用の安全システムよ
りもハーネスバックルが少なくて済み、従ってコストと
重量を低減する。

【０００９】本発明の目的は更に、パラグライダを主吊
りストラップの１つに連結するために必要である安全片
が胸ストラップの少なくとも一端に設けられていること
によって達成される。これにより、パラグライダによる
離陸は、胸ストラップが正しく締められているときにの
み行うことができる。更に、上述の解決策との組み合わ
せが可能である。パラグライダによる離陸は、ハーネス
が適切に締められているときのみ可能である。この構造
は“離陸バリヤ”または“飛行バリヤ”と呼ばれる。

【００１０】パラグライダ連結ユニットの特に有利な実
施形は、主吊りストラップ上に、永久的に取付け可能な
主吊りストラップ連結要素を備えている。この主吊りス
トラップ連結要素は好ましくは長方形の横断面を有する
箱の形をしている。この主吊りストラップ連結要素には
好ましくはその狭い内側側面に、主吊りストラップのた
めの好ましくはＵ字形の吊り環が取付けられている。そ
して狭い両側面には、安全片の挿入のための整列した穴
が設けられている。

【００１１】箱形の主吊りストラップ連結要素はアルミ
ニウム継ぎ目付きプレス成形品によって低コストで製作
可能であり、Ｕ字形の吊り環は、分解可能な打ち抜き湾
曲片の製作を容易にするものである。

【００１２】好ましくは中実長方形の形をした、永久的
に取付け可能なパラグライダ連結要素がパラグライダに
設けられている。この連結要素は遊びをもって箱形の主
吊りストラップ連結要素に挿入可能である。パラグライ
ダ連結要素は主吊りストラップ連結要素の穴と一致する
貫通穴を有する。箱形の主吊りストラップ連結要素とパ
ラグライダ連結要素からなる連結部は、容易に操作可能
であり、その部品は低コストで製作可能である。

【００１３】安全片はハーネスバックルのトングとして
形成され、このハーネスバックルは主吊り連結要素と一
体化され、かつ主ハーネスストラップ連結要素の穴と整
列している。これにより、改良された機構と簡単に操作
される二ボタン式ハーネスバックルを使用することがで
きる。主吊りストラップ連結要素のバッスクルの４個の
押しボタンを押すことにより、操縦者はタッチダウンの
数秒以内にパラグライダとハーネスの両方から解放され
る。

【００１４】パラグライダまたはハングライダの安全
性、取扱い操作性およびコストを改善するための実施形
は、そのための特別な構造のハーネスバックルを使用す
ることによって達成され、このハーネスバックルは２個
の支持ハウジング蓋を備え、この支持ハウジング蓋の間
に取付けられたばね支持部材を備えている。それによっ
て、ハウジング蓋は継ぎ目付きプレス成形品（理想的に
は軽金属）によって製作され、ばね支持体は好ましくは
合成材料からなる金型成形部品である。ハーネスバック
ルの荷重および変形を受け止める軽金属性の継ぎ目付き
プレス成形品は、この目的のために今まで使用されたき
たハウジング片よりも大きな強度と良好な構造的特性を
有する。しかも、製作コストが少なくて済む。

【００１５】ばね支持体上における、ばね付勢された押
しボタンの取付けは、簡単であり、時間が短縮される。

【００１６】両ハウジング蓋が押しボタンを配置した側
を除いて、ばね支持部材を取り囲み、好ましくはばね支
持体と共に押しボタンのためのガイドとしての働きをす
ると有利である。この構造はバックルの容易な取付けを
可能にし、コストを低減する。

【００１７】両ハウジング蓋が一体に形成され、後側
に、曲げることができる湾曲継手部を備えていることに
より、ストラップの容易な連結のために、取り外し不可
能な吊りリングを両ハウジング蓋の間に掛け止めするこ
とができる。一体構造により、ハウジングのメッキ費用
が低減される。

【００１８】ばね支持体は押しボタンと共に、ハウジン
グ蓋の側部を閉鎖し、尖ったエッジを被覆している。

【００１９】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の次の説明か
ら、本発明の他の特徴が明らかである。

【００２０】図１には、パラグライダ操縦者用のハーネ
ス（装帯具、背負い革）がハーネス用バックルを除いて
示してある。ハーネスは後側部分１を備え、この後側部
分には着座部分２が取付けられている。この着座部分は
場合によってはプロテクターを備えている。

【００２１】後側部分１には２本の肩ストラップ３と腰
ストラップ４が取付けられ、着座部分２には２本の脚ス
トラップ５が取付けられている。この脚ストラップ５は
脚ループとして示してある。この脚ストラップの外側部
分は主吊りストラップ６としての働きをし、内側部分７
は自由端に輪またはリング８を備えている。この輪また
はリングは留め金１０によって調節可能な胸ストラップ
９に取付けられている。

【００２２】２個のカラビナ１１はハーネスのいろいろ
なストラップを固着するためのパラグライダ連結リンク
３６として機能する。腰ストラップ４と、主ハーネスス
トラップ６と、肩ストラップ３を案内するための肩ハー
ネスリング１２がこのパラグライダ連結リンクに取付け
られている。パラグライダ１３、正確に言うとパラグラ
イダのストラップと、脚ストラップ５の輪８は、カラビ
ナ１１に掛けられる。このカラビナは胸ストラップ９を
用いて互いに所望な間隔に調節可能である。

【００２３】輪８が掛けられると、操縦者はハーネスに
しっかりと固定される。この構造が明確であるので、操
縦者は胸ストラップと脚ストラップの締付けを忘れるこ
となく離陸するであろう。

【００２４】図２には、代替的なハーネスが示してあ
る。このハーネスの他の後側部分１′には、他の着座部
分２′が取付けられている。他の後側部分１′には他の
２本の肩ストラップ３′と他の２本の腰ストラップ４′
が連結されている。他の２本の脚ストラップ５′と他の
２本の主ハーネスストラップ６′は、（例えば）他の着
座部分２′を取り巻く間中この他の着座部分に固着され
ている。他の脚ストラップ５′は外側部分１４と内側部
分１５からなっている。この両部分はハーネスバックル
１６とトング１７を用いて連結可能である。一方の内側
部分１５の自由端には、安全片１９を備えた安全連結部
材１８が取付けられている。他方の安全片１９′は胸ス
トラップ９に連結されている。

【００２５】他方のパラグライダ１３′、正確に言うと
パラグライダストラップは、永久的に取付け可能なパラ
グライダ連結要素２１を用いて連結されている。

【００２６】他の主ハーネスストラップ６′と他の腰ス
トラップ４′の各々の端部には、主吊りストラップ連結
要素２２が永久的に連結されている。この主吊りストラ
ップ連結要素は長方形の横断面の箱の形をし、その狭い
内側側面には、他の主吊りストラップ６′のためのＵ字
形の吊り環２３が取付けられている。

【００２７】狭い両側面には、整列した（一直線上に位
置する）穴２４が設けられている。この穴には、安全片
１９，１９′を挿入可能である。主吊りストラップ連結
要素２２の狭い上側側面には他の穴２５が設けられてい
る。この穴には、パラグライダ連結要素２１が遊びをも
って挿入可能である。パラグライダ連結要素２１は穴２
４に一致する貫通穴２６を有する中実の直方体の形をし
ている。安全片１９，１９′は他のハーネスバックル１
６′のためのトングとして形成されている。このトング
は穴２４と調和して主吊りストラップ連結要素２２に取
付けられている。

【００２８】他のパラグライダ１３′はパラグライダ連
結要素２１と安全片１９，１９′を主吊りストラップ連
結要素２２に挿入した後で初めて離陸の準備が完了す
る。

【００２９】安全片１９と他の安全片１９′を挿入する
ことによって、操縦者は安全連結部材１８と胸ベルト９
を締めるに違いない。これにより、ハーネスから落ちる
ことがない。

【００３０】図３は本発明によるハーネスバックルの平
面図、図４はこのハーネスバックルのＡ−Ａ線に沿った
断面図である。このハーネスバックルは図５，６に示す
ように曲がった連結部によって互いに連結された２個の
荷重支持ハウジング蓋２７，２７′を備えている。ハウ
ジング蓋２７，２７′の間にはばね支持部材２９が固定
されている。

【００３１】ハウジング蓋２７，２７′は軽金属製の一
体の継ぎ目付きプレス成形品から製作され、ばね支持部
材２９は合成材料（合成樹脂）製金型成形品である。

【００３２】ハウジング蓋２７，２７′の間には更に、
両側に配置された、ばねで付勢されている２個の押しボ
タン３０，３０′が設けられている。この押しボタンは
反対方向に操作される。押しボタンは互いに同一に形成
され、トング１９からハウジング蓋２７，２７′に力を
伝達する働きをする。このハウジング蓋は吊りリング３
３を経てストラップに力を伝達する。押しボタン３０は
高スポット荷重によってステンレス鋼から製作されてい
る。後側においてハウジング蓋２７，２７′の間には、
図１と図５に示すように、動かすことができない吊りリ
ング３３が設けられている。

【００３３】吊りリング３３の回転範囲は図５，６に示
すように、２個の受け止め部３４によって定められる。

【００３４】ハーネスバックルを組み立てる際、吊りリ
ング３３と、押しボタン３０を有する予め組み立てたば
ね支持体２９と、軸部ばね（シャンクばね）３１は、開
放したハウジング蓋２７，２７′の間に挿入される。そ
れによって、受け止め部３４はこれらの部材を固定する
ために役立つ。２個のハウジング蓋２７，２７′を相互
の方に曲げた後で、ハウジング蓋は、ばね軸線３２に沿
って通過する２個の中空リベット３５によって正しい位
置にリベット止めされる。

【００３５】ハウジング蓋２７，２７′は、押しボタン
３０を設けた側面を除いて、ばね支持部材２９を取り囲
んでいる。ばね支持部材２９は湾曲した側部２０，２
０′を有する。この湾曲した側部はハウジング蓋２７，
２７′から突出し、安価で簡単な方法でハウジング蓋の
鋭いエッジを被覆する。

【図面の簡単な説明】

【図１】バックルを省略したハーネスを示す図である。

【図２】飛行バリヤを備えたハーネスを示す図である。

【図３】本発明によるハーネスバックルを部分的に切断
して示す平面図である。

【図４】図３のハーネスバックルのＡ−Ａ線に沿った断
面図である。

【図５】図３のハーネスバックルの側面図である。

【図６】図３のハーネスバックルのハウジング蓋の曲げ
る前の状態を示す図である。

【符号の説明】

１ 後側部分 １′ 他の後側部分 ２ 着座部分 ２′ 他の着座部分 ３ 肩ストラップ ３′ 他の肩ストラップ ４ 腰ストラップ ４′ 他の腰ストラップ ５ 脚ストラップ ５′ 他の脚ストラップ ６ 主吊りストラップ ６′ 他の主吊りストラップ ７ 脚ストラップの内側部分 ８ 輪またはリング ９ 胸ストラップ ９′ 他の胸ストラップ １０ 留め金 １１ カラビナ １２ 肩リング １３ パラグライダ １３′ パラグライダ １４ 脚ストラップの外側部分 １５ 脚ストラップの内側部分 １６ ハーネスバックル １７ トング １８ 安全連結部材 １９ 安全片 ２０ 湾曲側部 ２０′ 他の湾曲側部 ２１ パラグライダ連結要素 ２２ 主吊りストラップ連結要素 ２３ 吊り環 ２４ 穴 ２５ 他の穴 ２６ 通過穴 ２７ ハウジング蓋 ２８ 他のハウジング蓋 ２９ ばね支持部材 ３０ 押しボタン ３１ 軸部ばね ３２ ばね軸線 ３３ 吊りリング ３４ 受け止め部 ３５ 中空リベット ３６ パラグライダ連結リンク ３６ 他のパラグライダ連結リンク

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２本の主吊りストラップを備え、パラグ
   ライダがパラグライダ連結ユニットと２本の肩ストラッ
   プと胸ストラップと少なくとも１本の脚ストラップとを
   介して主吊りストラップに取付け可能であり、胸ストラ
   ップが操縦者の上体を取り巻いて固定保持し、脚ストラ
   ップが太ももを取り巻いて固定保持し、かつ少なくとも
   １個の内側の端部を有する、パラグライダ操縦者用ハー
   ネスにおいて、少なくとも１本の脚ストラップ（５）の
   内側の端部が連結要素を介してかつ胸ストラップまたは
   主吊りストラップの一部を介さないで、パラグライダ連
   結ユニット（３６）に直接的に取付け可能であることを
   特徴とするハーネス。
2. 【請求項２】 少なくとも１本の脚ストラップ（５）の
   内側の端部に、リングまたは輪（８）が連結要素として
   設けられ、このリングまたは輪が連結ユニット（３６）
   の１つに掛けることが可能であることを特徴とする請求
   項１記載のハーネス。
3. 【請求項３】 他の主吊りストラップ（６′）を他のパ
   ラグライダ（１３′）に連結するのに必要な他のパラグ
   ライダ連結ユニット（３６′）のための安全片（１９）
   が少なくとも１本の他の脚ストラップ（５′）の内側端
   部に設けられていることを特徴とする請求項１記載のハ
   ーネス。
4. 【請求項４】 他の主吊りストラップ（６′）を他のパ
   ラグライダ（１３′）に連結するために必要な安全片
   （１９）が、少なくとも他の胸ストラップ（９′）の一
   端に設けられていることを特徴とする請求項１記載のハ
   ーネス。
5. 【請求項５】 他のパラグライダ連結ユニット（３
   ６′）が他の主吊りストラップ（６′）に、永久的に取
   付け可能な主吊りストラップ連結要素（２２）を備え、
   この主吊りストラップ連結要素が好ましくは長方形の横
   断面を有する箱の形をし、他の主吊りストラップ
   （６′）のための好ましくはＵ字形の吊り環（２３）
   が、主吊りストラップ連結要素の好ましくは狭い内側側
   面に取付けられ、安全片（１９）を挿入するための一直
   線に並んだ穴（２４）が狭い両側面に設けられているこ
   とを特徴とする請求項３または４記載のハーネス。
6. 【請求項６】 永久的に取付け可能なパラグライダ連結
   要素（２１）が、好ましくは中実の長方形の形をした他
   のパラグライダ（１３′）に設けられ、このパラグライ
   ダ連結要素が箱形の主吊りストラップ連結要素に遊びを
   もって挿入され、パラグライダ連結要素が主吊りストラ
   ップ連結要素（２１）の穴（２４）と重なる貫通穴（２
   ６）を有することを特徴とする請求項５記載のハーネ
   ス。
7. 【請求項７】 安全片（１９）が他のハーネスバックル
   （１６′）のトングとして形成され、この他のハーネス
   バックルが主吊り連結要素（２２）と一体化され、かつ
   穴（２４）と一直線に並んでいることを特徴とする請求
   項６記載のハーネス。
8. 【請求項８】 パラグライダまたはハングライダが取付
   け可能である少なくとも１本の吊りストラップと、２本
   の肩ストラップと、操縦者の上体を取り巻く１本の胸ス
   トラップと、操縦者の太ももを取り巻く少なくとも１本
   の脚ストラップとを備え、操縦者とハーネスを連結する
   ためにハーネスバックルが使用され、このハーネスバッ
   クルが互いに反対側に配置された、ばねで付勢された２
   個の押しボタンを備えている、パラグライダ操縦者およ
   びまたはハングライダ操縦者用のハーネスにおいて、ハ
   ーネスバックル（１６）が２個の支持ハウジング蓋（２
   ７，２７′）を備え、この支持ハウジング蓋がその間
   に、取付けられたばね支持部材（２９）を備え、ハウジ
   ング蓋（２７，２７′）が継ぎ目付きプレス成形品によ
   って製作され、ばね支持体（２９）が好ましくは合成材
   料からなる金型成形部品であることを特徴とするハーネ
   ス。
9. 【請求項９】 両ハウジング蓋（２７，２７′）が押し
   ボタン（３０）を配置した側を除いて、ばね支持部材
   （２９）を取り囲み、好ましくはばね支持部材（２９）
   と共に押しボタン（３０）のためのガイドとしての働き
   をすることを特徴とする請求項８記載のハーネス。
10. 【請求項１０】 両ハウジング蓋（２７，２７′）が一
    体に形成され、後側に、曲げることができる湾曲継手部
    （２８）を備えていることを特徴とする請求項９記載の
    ハーネス。
11. 【請求項１１】 ハウジング蓋（２７，２７′）の間に
    おいてハウジング蓋の後側に、吊りリング（３３）が取
    り外しできないように掛け止めされていることを特徴と
    する請求項１０記載のハーネス。
12. 【請求項１２】 ばね支持部材（２９）が押しボタン
    （３０）と共に、ハウジング蓋（２７，２７′）の側部
    を閉鎖していることを特徴とする請求項１１記載のハー
    ネス。