JP2000142543A - 自転車用電子装置の取り付け構造 - Google Patents

自転車用電子装置の取り付け構造

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JP2000142543A
JP2000142543A JP10313786A JP31378698A JP2000142543A JP 2000142543 A JP2000142543 A JP 2000142543A JP 10313786 A JP10313786 A JP 10313786A JP 31378698 A JP31378698 A JP 31378698A JP 2000142543 A JP2000142543 A JP 2000142543A
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JP
Japan
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bicycle
housing
electronic device
transmission
protective bracket
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JP10313786A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kawanabe
哲也 川鍋
Hideyuki Fujinami
秀之 藤波
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Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自転車転倒等に伴う電子装置の破損を防止でき
る自転車用電子装置の取付け構造を提供する。 【解決手段】車輪のハブ体12に内装した変速機50を
制御する電子装置の自転車への取付け構造であって、変
速機50の軸心部から延出したプッシュロッド14を押
し引きするギアードモータ13を収容するとともに、プ
ッシュロッド14の軸線と平行となる嵌合凸部7を表面
に設ける筐体2と、筐体2を包囲するよう形成されると
ともに、プッシュロッド14の軸線と平行となり筐体2
に固定するための長孔5、及び、自転車1側に固定する
ための取付け孔6、並びに、筐体2に形成した嵌合凸部
7に嵌合する切欠部8、を有する保護ブラケット4と、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自転車用の電子装置
を自転車に取り付けるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自転車用の電子装置として、
スピードメーターやフラッシャー装置が知られている。
また、近年は自転車の変速機を自動的に制御する自動変
速装置や、自転車の盗難を防止するセキュリティ装置が
種々提案されている。
【0003】この種の装置はLSI、抵抗器、コンデン
サ、及び液晶パネル等により構成されており、これら部
品はプリント基板上に半田付けされるのが一般的であ
る。そして、完成した回路基板を箱状に形成した筐体内
に収容した上で、自転車のフレームに取り付けるように
している。この筐体の材質には一般に合成樹脂が使用さ
れており、チェーンステー等に取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような自
転車用の電子装置は、自転車の外部に露出して取り付け
られるため、自転車が転倒したような場合には直接路面
等と接触することがあり、筐体や内部の部品が破損して
しまうことがある。
【0005】また、筐体自体の強度をそれほど高く設定
できないため、自転車への取り付けにあたって、取り付
けボルトの締め過ぎなどで筐体を破損してしまう可能性
もある。このため、電子装置の自転車への取り付けには
熟練を要するという問題もある。
【0006】また、本出願人は、車輪のハブ体に内装式
変速機を備える自転車において、電子装置を収容した筐
体を、ハブ体付近に取付けて、装置全体の小型化と装置
の信頼性向上を図る自転車用自動変速装置を考え出し
た。そして、個々の自転車に前記筐体を取付ける際に
は、特に車種が異なると、車軸付近の仕様が異なるた
め、一定規格の筐体では取付けが困難であることを見出
した。
【0007】本発明は前記事項に鑑みなされたものであ
り、自転車転倒等に伴う電子装置の破損を防止できる自
転車用電子装置の取付け構造を提供することを技術的課
題とする。
【0008】また、製造時における自転車への取付けも
容易な自転車用電子装置の取り付け構造を提供すること
を技術的課題とする。さらに、異なる仕様の自転車に
も、容易かつ確実に取付けを行える自転車用電子装置の
取付け構造を提供することを技術的課題とする。
【0009】また、容易かつ確実に自転車に取付けを行
える自転車用電子装置の取付け構造を安価に提供するこ
とを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は自転車用電子装
置の取り付け構造であり、前述した技術的課題を解決す
るために以下のように構成されている。
【0011】すなわち、車輪のハブ体12に内装した変
速機50を制御する電子装置の自転車への取付け構造で
あって、前記変速機50の軸心部から延出した変速用ロ
ッド14を押し引きするアクチュエータ13を収容する
とともに、前記変速用ロッド14の軸線と平行となる嵌
合凸部7を表面に設ける筐体2と、この筐体2を包囲す
るよう形成されるとともに、前記変速用ロッド14の軸
線と平行となり筐体2に固定するための長孔5、及び、
自転車1側に固定するための取付け孔6、並びに、前記
筐体2に形成した嵌合凸部7に嵌合する切欠部8、を有
する保護ブラケット4と、を備えることを特徴とする。
【0012】そして、前記保護ブラケット4の切欠部8
に前記筐体2の嵌合凸部7を嵌合するとともに、前記長
孔5に第1係合片17を通して前記筐体2と前記保護ブ
ラケット4とを固定し、前記取付け孔6に第2係合片2
0を通して前記筐体2及び保護ブラケット4を自転車1
側に固定することができる。
【0013】この保護ブラケット4は鋼板、厚手のアル
ミ板、ジュラルミン、チタン鋼等で形成されており、板
材を折り曲げて形成することができる。なお、アルミニ
ウムやジュラルミンではダイカスト製としてもよい。ま
た、保護ブラケット4は、強化プラスチックにて形成し
てもよい。
【0014】そして、この保護ブラケット4は筐体2を
包囲する形状になっている。これは必ずしも筐体2を完
全に包囲するというものではなく、例えば、角型の筐体
2に対して断面L字状に形成した保護ブラケット4を用
い、筐体2よりも外方に保護ブラケット4の先端が位置
するように形成すればよい。また、筐体2の角部が露出
しないように鍔部を延出して断面[コ]字状に形成した
保護ブラケット4としてもよい。
【0015】要するに、自転車1が転倒して地面等に自
転車側面が接触した場合でも、保護ブラケット4が筐体
2よりも先に接触するような形状であればよい。保護ブ
ラケット4には筐体2をネジ止めするための長孔5が形
成されている。これを長孔5とした理由は、筐体2の位
置調整を容易にするためである。すなわち、筐体2には
自転車1の変速機構を直接駆動する機能を設けることが
でき、このような場合などは駆動機構の正確な位置合わ
せが必要となるためである。さらに、駆動機構のクリア
ランスをアジャストするためにも利用できる。
【0016】そして、前記筐体2に嵌合凸部7を形成す
る一方、これに嵌合する切欠部8を保護ブラケット4に
形成する。この切欠部8は筐体2の保護ブラケット4に
対する位置決めのためであり、完全に嵌合するのではな
く、前記長孔5の長手方向にだけはスライドできるよう
な形状とするのが望ましい。
【0017】このような構成とすることで、自転車1が
転倒したような場合でも、アクチュエータ13や回路基
板3を内装した電子装置が破損する虞れは大幅に低減す
ることができる。また、筐体2を保護ブラケット4に取
り付けた後、保護ブラケット4を自転車1に取り付ける
ことができるため、電子装置を直接自転車に取り付ける
場合のような微妙な手加減をすることなく能率的に製造
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自転車用電子装置
の取り付け構造を図1〜図7に示される実施形態につい
て更に詳細に説明する。
【0019】図6及び図7は本自転車用電子装置を自転
車に取り付けた状態を示すものであり、自動変速装置と
して作動するものである。この装置は自転車1のチェー
ンステー1aに取り付けられており、筐体2内には回路
基板3が収容される基板スペース9、電池(図示せず)
が収容される電池スペース10、ハンドル31に設けら
れた送信機(コントローラ)30からの指令を受ける受
信機(図示せず)が収容される受信機スペース11、及
び、内装式変速機50の変速を行うギアードモータ(ア
クチュエータ)13が設けられている。
【0020】後輪35のハブ体12に内装された内装式
変速機50からはプッシュロッド(変速用ロッド)14
が延出されており、このプッシュロッド14をギアード
モータ13で押し引きすることで変速が行われるように
なっている。
【0021】なお、筐体2の後輪35側(スポーク側)
には、後輪35の回転を検出するための回転センサ15
が一体に設けられている。前記回転センサ15は磁気セ
ンサとなっており、スポークに取付けられたマグネット
の磁気を検出する度に発生するパルスをカウントするこ
とにより、車速を検出できるようになっている。
【0022】以上の構成とすることで、前記内装式変速
機50は、手動変速と自動変速の双方を可能とすること
ができる。すなわち、手動変速は運転者が送信機(コン
トローラー)30を操作し、筐体2内の受信機にてこの
信号を受けてギアードモータ13を制御するものであ
る。
【0023】一方、自動変速は、回転センサ15にて後
輪35の回転速度を検出し、回路基板3に予め記憶され
た変速手順に応じてギアードモータ13を制御する。例
えば、車輪の回転速度信号に基づき、自転車が8km/
h未満の速度のときには、マイクロコンピュータ(回路
基板3)がローギアを選択する。また、自転車が8km
/h以上15km/h未満の速度のときには、マイクロ
コンピュータはセカンドギアを選択する。同様に、自転
車が15km/h以上の速度のときには、マイクロコン
ピュータはサード(トップ)ギアを選択する、というよ
うに内装式変速機50を自動的に制御するものである。
【0024】なお、回路基板3には部品3aが多数取り
付けられており、スペーサ3bによって基板スペース9
に固定されている。また、基板スペース9内には製造工
程において蝋を充填する。蝋の充填後は、蝋自体によっ
て部品が保持されるとともに、蝋の内部損失によって自
転車1の振動が吸収され半田付け部分に金属疲労が生じ
ることがなくなる。
【0025】前記筐体2は、筐体2を包囲するよう金属
で形成された保護ブラケット4を介して、自転車1側に
固定される。保護ブラケット4は図3に示すように、断
面L字型に形成されており、垂直側面4aには自転車1
側に固定するための合計4つの取付け孔6と、筐体2を
ネジ止め(18)するためのネジ孔16が夫々形成され
ている。また、水平側面4bには筐体2をネジ止め(1
7)するための長孔5、5と、前記筐体2に形成した嵌
合凸部7に嵌合する切欠部8が夫々形成されている。そ
して、前記長孔5、5及び切欠部8は、前記垂直側面4
aに対して直交する方向に形成されている。
【0026】また、前記垂直側面4aには、前記回転セ
ンサ15を通すための窓22と、後輪35の軸部29に
挿入される穴部21と、後付け部品を取り付けるための
ビス孔23、23が形成されている。
【0027】取付け孔6は自転車1側に固定するための
ビス20を貫通させるためのものであり、チェーンステ
ー1aにΩ型の取り付け帯19を取り付け、この取り付
け帯19にビス20を取り付けるようになっている。
【0028】前記した構成において、自転車用電子装置
を組み立てるに際しては、筐体2の嵌合凸部7を保護ブ
ラケット4の切欠部8に嵌合し、筐体2と保護ブラケッ
ト4とをネジ18及びネジ17にて固定する。このと
き、ネジ17、18で完全に固定すると筐体2のスライ
ドができなくなるため、必要に応じてネジの締め込みに
余裕をもたせ、仮固定する。
【0029】そして、仮固定した筐体2及び保護ブラケ
ット4を、自転車1側に取付けるには、自転車1のハブ
用ナット28を軸部29から取り外し、この軸部29に
保護ブラケット4の穴部21を通す。次に、前記ハブ用
ナット28を保護ブラケット4の上から軸部29に締着
するとともに、前記取り付け帯19でも保護ブラケット
4をチェーンステー1aに固定する。
【0030】さらに、プッシュロッド14が最も延出さ
れた位置(トップギアの状態)、かつ、ギアードモータ
13の押し棒が最も引き込まれた位置にて、両者が当接
するように筐体2の位置決めを行う。この筐体2の位置
決めにあたっては、保護ブラケット4に形成された長孔
5、5及び嵌合凸部7により、筐体2が保護ブラケット
4に対してプッシュロッド14の軸方向にスライドでき
るようになっているため、容易に行うことができる。
【0031】そして、筐体2の位置決めがなされたとこ
ろで前記ネジ17、18を締め込み、筐体2を保護ブラ
ケット4に完全に固定する。このように、車輪のハブ付
近の仕様が異なる複数種類の自転車に対しても、一定規
格の筐体2を容易かつ確実に取付けることができる。
【0032】そして、筐体2及び保護ブラケット4は、
複数種類の自転車に対応するので、一定規格の製品を量
産することができ、安価に製造することが可能となる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、筐体を包囲するよう形
成された保護ブラケットを備えたので、転倒等があって
も保護ブラケットが先に路面等と接触し、電子装置の破
損を極力防止できる。
【0034】また、電子装置の自転車への取り付けが、
保護ブラケットを介することにより、容易かつ確実にな
る。また、筐体及び保護ブラケットは、異なる仕様の自
転車に共通して仕様できるので、装置の取り付け作業効
率が向上するとともに、低価格の製品とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である自転車用電子装置の
取り付け構造の底面図である。
【図2】本発明の一実施形態である自転車用電子装置の
取り付け構造の保護ブラケットと筐体とを一体化した状
態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態である自転車用電子装置の
取り付け構造の保護ブラケットを示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態である自転車用電子装置の
取り付け構造の側面図である。
【図5】本発明の一実施形態である自転車用電子装置の
取り付け構造の正断面図である。
【図6】本発明の一実施形態において、自転車用電子装
置の内部構造を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態において、自転車用電子装
置を自転車に取り付けた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 自転車 2 筐体 3 回路基板 4 保護ブラケット 5 長孔 6 取付け孔 7 嵌合凸部 8 切欠部 9 基板スペース 10 電池スペース 11 受信機スペース 12 内装式変速機 13 ギアードモータ(アクチュエータ) 14 プッシュロッド(変速用ロッド) 15 回転センサ 16 ネジ孔 17 ネジ 18 ネジ 19 取り付け帯 20 ビス 21 穴部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪のハブ体に内装した変速機を制御する
    電子装置の自転車への取り付け構造であって、 前記変速機の軸心部から延出した変速用ロッドを押し引
    きするアクチュエータを収容するとともに、前記変速用
    ロッドの軸線と平行となる嵌合凸部を表面に設ける筐体
    と、 この筐体を包囲するよう形成されるとともに、前記変速
    用ロッドの軸線と平行となり筐体に固定するための長
    孔、及び、自転車側に固定するための取付け孔、並び
    に、前記筐体に形成した嵌合凸部に嵌合する切欠部、を
    有する保護ブラケットと、を備えることを特徴とする自
    転車用電子装置の取り付け構造。
JP10313786A 1998-11-04 1998-11-04 自転車用電子装置の取り付け構造 Pending JP2000142543A (ja)

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