JP2000142452A - 全方向移動車両 - Google Patents

全方向移動車両

Info

Publication number
JP2000142452A
JP2000142452A JP32176398A JP32176398A JP2000142452A JP 2000142452 A JP2000142452 A JP 2000142452A JP 32176398 A JP32176398 A JP 32176398A JP 32176398 A JP32176398 A JP 32176398A JP 2000142452 A JP2000142452 A JP 2000142452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive unit
drive
pair
shaft
omnidirectional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32176398A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsumi Kawada
辰実 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP32176398A priority Critical patent/JP2000142452A/ja
Publication of JP2000142452A publication Critical patent/JP2000142452A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】段差がある走行面を走行する場合であっても、
駆動輪が走行面に確実に接地し、所望の方向へ所望の速
度で安定して移動する全方向移動車両を提供する。 【解決手段】駆動輪を備える複数の駆動ユニットが取り
付けられるサスペンション機構部9、13と、サスペン
ション機構部9、13に一端が固定される操舵軸4、7
と、操舵軸4、7を回動自在に取り付ける車両本体1と
備える全方向移動車両であって、凹凸のある走行面を移
動するとき、サスペンション機構部9、13は、複数の
駆動ユニットをそれぞれ独立して走行面に応じて上下方
向に移動させて、走行面に複数の駆動ユニットの全ての
駆動輪を常に当接させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両本体の方向を
変えることなく任意の方向へ移動でき、そのままの位置
で旋回できる全方向移動車両に関する。
【0002】
【従来の技術】全方向移動車両とは、車両本体の方向を
維持しつつ、車両本体に設けられた駆動輪により進行方
向を変更する車両である。近年、このような全方向移動
車両に関する研究・開発が活発に行われており、本出願
人も全方向移動車両に関する発明を特願平7−3459
84号として特許出願している。そして、この特許出願
は、特開平9−164968号として出願公開されてい
る。
【0003】先行技術について図を用いて概略説明す
る。図13は、先行技術による全方向移動車両の正面
図、図14は、同じく平面図、図15は、同じく左側面
図である。この全方向移動車両の車両本体100におい
て、軸受101及び軸受102により操舵軸103が、
また、軸受104及び軸受105により操舵軸106
が、回動自在に軸支されている。以下、操舵軸103及
び操舵軸106の両端において、それぞれ同一の構成部
が設けられているため、2つの符号を用いて一括して説
明する。
【0004】操舵軸103、106の一端において、エ
ンコーダ107、108が取り付けられている。エンコ
ーダ107、108は、操舵軸103、106の回動位
置や回動速度を検出し、図示しない制御装置へ検出信号
を出力する。操舵軸103、106の他端において、支
持台109、110が固定されている。
【0005】支持台109において駆動輪111、11
2が、回動自在に軸支されている。駆動輪111は、第
1歯車113と第2歯車114とを介して、アクチュエ
ータ115により回転駆動される。また、駆動輪112
は、第1歯車116と第2歯車117とを介して、アク
チュエータ118により回転駆動される。以下、従来の
技術の説明において、支持台109の2つの駆動輪11
1、112、2つの第1歯車113、116、2つの第
2歯車114、117、および2つのアクチュエータ1
15、118を一括して第1駆動ユニットという。
【0006】さらに、支持台110において駆動輪11
9、120が、回動自在に軸支されている。駆動輪11
9は、第1歯車121と第2歯車122とを介して、ア
クチュエータ123により回転駆動される。また、駆動
輪120は、第1歯車124と第2歯車125とを介し
て、アクチュエータ126により回転駆動される。以
下、従来の技術の説明において、支持台110の駆動輪
119、120、第1歯車121、124、第2歯車1
22、125、およびアクチュエータ123、126を
一括して第2駆動ユニットという。
【0007】第1駆動ユニットは操舵軸103を中心軸
として回動し、また、第2駆動ユニットは操舵軸106
を中心として回動する。そして第1駆動ユニットの駆動
輪111、112がアクチュエータ115、118によ
り、また、第2駆動ユニットの駆動輪119、120が
アクチュエータ123、126により、回転駆動される
と、車両本体100は、第1駆動ユニットによる速度と
第2駆動ユニットによる速度とを合成した速度で移動
し、車両本体100を所望の速度・方向へ移動する。車
両本体100に取り付けられたキャスタ輪127は、車
両本体100の移動する方向へ従動する。
【0008】次に、全方向移動車両の移動の制御につい
て概略説明する。エンコーダ107、108から出力さ
れる検出信号に基づいて、図示しない制御装置は、第1
駆動ユニットと第2駆動ユニットの移動速度を随時制御
する。この第1駆動ユニットおよび第2駆動ユニットを
制御するとき、第1駆動ユニットの2個の駆動輪11
1、112をそれぞれ独立して制御し、また、第2駆動
ユニットの2個の駆動輪119、120をそれぞれ独立
して制御して、2つの駆動輪による合成速度により駆動
ユニット単位で回動速度及び回動方向をそれぞれ制御
し、さらに2つの駆動ユニットの合力により全方向移動
車両の全方向への走行を可能にしている。このようにし
て全方向移動車両は、車両本体の方向を変えることなく
現在位置から所望の方向へ移動する。また、現在の位置
で旋回することも可能とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図16は、先行技術に
よる全方向移動車両が障害物に乗り上げた場合の状況を
説明する説明図である。図16(a)に示すように走行
面が平坦であれば4個の駆動輪111、112、11
9、120の全てが走行面に接地することができ、全方
向移動車両は、制御装置の制御信号に基づいて全方向に
移動することができる。
【0010】しかしながら、第1駆動ユニットの一対の
駆動輪111、112のいずれか一方しか接地していな
いとき、または、第2駆動ユニットの一対の駆動輪11
9、120のいずれか一方しか接地していないとき、そ
れぞれの駆動輪の回動速度や回動方向を制御しても、接
地してない駆動輪が所望の回動速度を得ることができ
ず、全方向移動車両の移動が正確でなくなる。
【0011】駆動輪が走行面に接地しない例として、走
行面に段差がある場合が考えられる。図16(b)また
は図16(c)に示すように、走行面が平坦でなく、例
えば障害物50や障害物60のような段差があるとき、
第1駆動ユニットおよび第2駆動ユニットの駆動輪はそ
れぞれ一つしか走行面に接地しない。第1駆動ユニット
及び第2駆動ユニットが与える速度は、2つの駆動輪が
接地していることを前提として制御装置が制御する速
度、方向と異なってしまう。このように走行面に段差が
ある場合、従来の全方向移動車両は目的としない方向に
車両が走行する虞があるいう課題があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、段差がある走行面を走行する場合であっ
ても、駆動輪が走行面に確実に接地し、所望の方向へ所
望の速度で安定して移動する全方向移動車両を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の全方向移動車両は、支持台と、走行
面と接地するように前記支持台に回動自在に軸支される
駆動輪と、前記駆動輪を回転駆動するように前記支持台
に設けられたアクチュエータとを備える駆動ユニット
と、前記駆動ユニットが一対2ユニット取り付けられる
サスペンション機構部と、前記サスペンション機構部に
一端が固定される操舵軸と、前記操舵軸の他端を回動自
在に軸支する軸受部と、前記軸受部が設けられる車両本
体と、を備える全方向移動車両であって、凹凸のある走
行面を移動するとき、前記サスペンション機構部は、前
記一対の駆動ユニットをそれぞれ独立して前記走行面に
応じて上下方向に移動させて、前記走行面に2つの前記
駆動輪を常に当接させることを特徴とするものである。
これにより、段差のある走行面においてもサスペンショ
ン機構部により駆動ユニットの駆動輪を独立して上下方
向に移動させ、駆動輪を確実に接地させることができ
る。
【0014】また、請求項2記載の全方向移動車両は、
請求項1に記載の全方向移動車両において、前記サスペ
ンション機構部は、前記操舵軸の他端で固定されるばね
台と、前記ばね台に設けられたばね軸と、前記ばね軸に
遊挿されるばねとを備え、前記ばね軸は前記駆動ユニッ
トの前記支持台のばね軸孔部に遊挿された上で抜け止め
され、前記ばねが前記ばね台と前記駆動ユニットの前記
支持台とを押圧するように付勢することを特徴とするも
のである。これにより、全方向移動車両のサスペンショ
ン機構部を簡単な構成とすることができるとともに、段
差のある走行面においてもサスペンション機構部により
駆動ユニットの駆動輪を独立して上下方向に移動させ、
駆動輪を確実に接地させることができる。
【0015】また、請求項3記載の全方向移動車両は、
請求項1または請求項2に記載の全方向移動車両におい
て、前記駆動ユニットが一対2ユニット取り付けられる
サスペンション機構部を一対の操舵軸の他端にそれぞれ
設け、2対4ユニットの駆動ユニットを備えることを特
徴とするものである。これにより、ある駆動ユニットの
駆動輪が段差を回避するとき、段差を回避しない駆動ユ
ニットの駆動輪が安定した走行を維持することができ、
駆動輪を確実に接地させることができる。
【0016】また、請求項4記載の全方向移動車両は、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の全方向移動車
両において、前記サスペンション機構部は、平坦な走行
平面上において、前記駆動ユニットにおける複数の前記
駆動輪の車軸が同一直線上に配設されるように付勢する
ことを特徴とするものである。これにより、段差がない
走行面にあってはサスペンション機構部により複数の駆
動輪の接地面が同一面上にある位置にあるように付勢す
るので、段差がない走行面にあっても安定して確実に接
地させることができる。
【0017】また、請求項5記載の全方向移動車両は、
支持台と、走行面と接地するように前記支持台に回動自
在に軸支される一対の駆動輪と、前記一対の駆動輪を回
転駆動するように前記支持台に設けられた一対のアクチ
ュエータとを備える駆動ユニットと、走行面に対し略平
行な軸芯に対し回動自在となるように前記駆動ユニット
を取り付ける操舵軸と、前記操舵軸の他端を回動自在に
軸支する軸受部と、前記軸受部が設けられた車両本体
と、を備える全方向移動車両であって、凹凸のある走行
面を移動するとき、前記駆動ユニットは回動により傾斜
して前記走行面に前記一対の駆動輪を常に当接させるこ
とを特徴とするものである。これにより、段差のある走
行面においても駆動ユニットが走行面に沿って回転傾斜
し、駆動輪を確実に接地させることができる。
【0018】また、請求項6記載の全方向移動車両は、
請求項5に記載の全方向移動車両において、前記操舵軸
の他端に設けられた駆動ユニット用軸受部に、前記駆動
ユニットの支持台に設けられた駆動ユニット用軸部を軸
支して回動自在とすることを特徴とするものである。こ
れにより、簡単な機構とし、段差のある走行面において
も、駆動ユニットが走行面に沿って回転傾斜させること
ができ、駆動輪を確実に接地させることができる。
【0019】また、請求項7記載の全方向移動車両は、
請求項5または請求項6に記載の全方向移動車両におい
て、前記駆動ユニットを一対の操舵軸の他端にそれぞれ
設け、一対2ユニットの駆動ユニットを備えることを特
徴とするものである。これにより、ある駆動ユニットの
駆動輪が段差を回避するとき、段差を回避しない他の駆
動ユニットの駆動輪が安定した走行を維持することがで
き、駆動輪を確実に接地させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の全方向移動
車両について説明する。図1は、本発明の第1実施形態
の全方向移動車両の正面図、図2は、同じく平面図、図
3は、同じくB−B線断面図である。図4は、同じく左
側面図である。ここに、図4(b)は、図3で示すA−
A線の断面図である。以下、図に沿って本発明の第1実
施形態の全方向移動車両の構成について説明する。
【0021】この全方向移動車両の車両本体1におい
て、軸受2及び軸受3により操舵軸4が、また、軸受5
及び軸受6により操舵軸7が、回動自在に軸支されてい
る。ここに、軸受2・軸受3・軸受5・軸受6は例えば
玉軸受やころ軸受等が考えられるが、転がり軸受以外に
も軸を受ける機能を有するその他の種々の軸受構成が可
能である。操舵軸4の一端において、エンコーダ8が取
り付けられている。エンコーダ8は、操舵軸の回動位置
や回動速度を検出し、図示しない制御装置へ検出信号を
出力する。操舵軸4の他端において、後に詳述するサス
ペンション機構部9が固定されている。このサスペンシ
ョン機構部9に第1駆動ユニット10、第2駆動ユニッ
ト11が取り付けられている。第1駆動ユニット10お
よび第2駆動ユニット11は、サスペンション機構部9
によりそれぞれ独立して上下方向に移動可能である。
【0022】また、操舵軸7の一端において、エンコー
ダ12が取り付けられている。操舵軸7の他端におい
て、後に詳述するサスペンション機構部13が固定され
ている。このサスペンション機構部13に第3駆動ユニ
ット14、第4駆動ユニット15が取り付けられてい
る。第3駆動ユニット14および第4駆動ユニット15
は、サスペンション機構部13によりそれぞれ独立して
上下方向に移動可能である。
【0023】第1駆動ユニット10および第2駆動ユニ
ット11は操舵軸4を介し、また、第3駆動ユニット1
4および第4駆動ユニット15は操舵軸7を介し、車両
本体1を所望の方向へ移動させる速度を与える。車両本
体1は、第1駆動ユニット10および第2駆動ユニット
11による速度と第3駆動ユニット14および第4駆動
ユニット15による速度とを合成した速度で移動する。
【0024】移動する車両本体1に取り付けられたキャ
スタ輪16は、車両本体1の移動する方向へ従動する。
エンコーダ8、12から出力される検出信号に基づい
て、図示しない制御装置は、第1駆動ユニット10、第
2駆動ユニット11、第3駆動ユニット14、および第
4駆動ユニット15のそれぞれの駆動輪の回動速度およ
び回動方向を随時制御する。このように第1駆動ユニッ
ト10、第2駆動ユニット11、第3駆動ユニット1
4、および第4駆動ユニット15による速度の組み合わ
せにより車両本体1を全方向へ移動させることができ
る。全方向移動車両は、車両本体1の方向を変えること
なく現在位置から所望の方向へ向けて移動させることが
でき、また、現在の位置で車両本体1のみを旋回させる
ことができる。
【0025】次に、本発明の一実施形態による全方向移
動車両のサスペンション機構部9、サスペンション機構
部13、第1駆動ユニット10、第2駆動ユニット1
1、第3駆動ユニット14、及び第4駆動ユニット15
について説明する。なお、第1駆動ユニット10と第3
駆動ユニット14及び第2駆動ユニット11と第4駆動
ユニット15は同一であるため、同じ図面を用いて説明
する。
【0026】図5は、本発明の第1実施形態の第1駆動
ユニット10(第3駆動ユニット14)及び第2駆動ユ
ニット11(第4駆動ユニット15)の構成を説明する
説明図であって、図5(a)は、第1駆動ユニット10
(第3駆動ユニット14)及び第2駆動ユニット11
(第4駆動ユニット15)の平面図、図5(b)は、第
1駆動ユニット10(第3駆動ユニット14)及び第2
駆動ユニット11(第4駆動ユニット15)の正面図、
図5(b)は、第1駆動ユニット10(第3駆動ユニッ
ト14)及び第2駆動ユニット11(第4駆動ユニット
15)の背面図である。
【0027】まず第1駆動ユニット10について説明す
る。支持台10aにおいて駆動輪10bが車軸により、
回動自在に軸支されている。駆動輪10bの車軸には第
1歯車10cが軸支されている。第1歯車10cは、第
2歯車10dと噛合している。この第1歯車10cと第
2歯車10dとで減速器の機能を果たす。
【0028】第2歯車10dはアクチュエータ10eの
駆動軸に軸支されている。アクチュエータ10eは、第
1歯車10cと第2歯車10dとを介して、駆動輪10
bを回転駆動する。第1駆動ユニット10は、このよう
な支持台10a、駆動輪10b、第1歯車10c、第2
歯車10d、およびアクチュエータ10eを備えるユニ
ットをいう。
【0029】なお、他の駆動ユニットとしてアクチュエ
ータ10eによる供給されるトルクが大きく減速器であ
る第1歯車10cおよび第2歯車10dを持たない駆動
ユニットであっても良い。また、装置本体の内部に減速
器が組み込まれているようなアクチュエータ10eを備
える駆動ユニットであっても良い。駆動ユニットは駆動
輪を駆動するユニットであれば、本発明の実施は可能で
ある。以下、第2駆動ユニット11、第3駆動ユニット
14、及び第4駆動ユニット15も同様であるとする。
【0030】次に第2駆動ユニット11について説明す
る。同様に、支持台11aにおいて駆動輪11bが車軸
により、回動自在に軸支されている。駆動輪11bの車
軸には第1歯車11cが軸支されている。第1歯車11
cは、第2歯車11dと噛合している。第2歯車11d
はアクチュエータ11eの駆動軸に軸支されている。ア
クチュエータ11eは、第1歯車11cと第2歯車11
dとを介して、駆動輪11bを回転駆動する。第2駆動
ユニット11は、このような支持台11a、駆動輪11
b、第1歯車11c、第2歯車11d、およびアクチュ
エータ11eを備えるユニットをいう。
【0031】前記操舵軸4と前記第1駆動ユニット10
および第2駆動ユニット11との間にサスペンション機
構部9が取り付けられている。本実施形態では、簡潔な
機構とすべく、図5(a)、(c)に示すように、サス
ペンション機構部9をばね台9aと、ばね9b〜9gと
このばねが付勢する方向を誘導するばね軸9h〜9mと
した。前記ばね台9aから下側へ向けて突出するように
ばね軸9h〜9mをそれぞれ設け、このばね軸9h〜9
mにばね9b〜9gを入れ、前記支持台10aおよび支
持台11aが設けられた図示しないばね軸孔部にこれら
ばね軸9h〜9mを挿入した後、図示しない抜け止め機
構を用いてこれらばね軸9h〜9mから前記支持台10
aおよび支持台11aが抜けることを防止しつつ、前記
ばね9b〜9gが前記ばね台9aから前記支持台10a
および支持台11aを押圧するように上下方向へ付勢す
る。このように第1駆動ユニット10と第2駆動ユニッ
ト11とは、独立して上下方向に移動するように構成さ
れ、通常は図示しない抜け止め機構により決定される位
置において安定している。
【0032】次に第3駆動ユニット14および第4駆動
ユニット15について説明する。ここで、第3駆動ユニ
ット14の構成は、第1駆動ユニット10と同一の構成
であり、また、第4駆動ユニット15の構成は、第2駆
動ユニット11の構成と同一である。そこで、図5を利
用して第3駆動ユニット14および第4駆動ユニット1
5の構成についてのみ説明する。この第3駆動ユニット
14および第4駆動ユニット15は、第1駆動ユニット
10と第2駆動ユニット11と同一の機能を果たすため
構成以外の説明は、省略する。
【0033】第3駆動ユニット14は、支持台14a、
駆動輪14b、第1歯車14c、第2歯車14d、アク
チュエータ14eを備えるユニットをいう。第4駆動ユ
ニット15は、支持台15a、駆動輪15b、第1歯車
15c、第2歯車15d、およびアクチュエータ15e
を備えるユニットをいう。
【0034】前記操舵軸7と前記第3駆動ユニット14
および第2駆動ユニット15との間にサスペンション機
構部13が取り付けられる。本実施形態では、サスペン
ション機構部13は、ばね台13aと、ばね13b〜1
3gとこれらばねが付勢する方向を誘導するばね軸13
h〜13mとする。なお、サスペンション機構部13は
サスペンション機構部9と同様に構成され、第3駆動ユ
ニット14と第4駆動ユニット15とは、独立して上下
方向に移動するように構成され、図示しない抜け止め機
構により決定される位置において通常は安定している。
【0035】次に、本発明の第1実施形態による全方向
移動車両の移動について説明する。図6は、本発明の第
1実施形態の全方向移動車両が障害物に乗り上げた場合
の状態について説明する説明図である。図6(a)は平
坦な走行面を走行する全方向移動車両の駆動ユニットの
状態を示す図であり、4個ある駆動ユニットの駆動輪全
てが接地している。
【0036】図6(b)は、平坦ではない走行面におい
て第1駆動ユニット10の駆動輪10bと第2駆動ユニ
ット11の駆動輪11bとが障害物50上を移動する状
態を示す図である。このとき、障害物50の高さを第1
駆動ユニット10と第2駆動ユニット12のサスペンシ
ョン機構部9が吸収し、4個全ての駆動輪が接地する。
【0037】また、図6(c)は平坦ではない走行面に
おいて第1駆動ユニット10の駆動輪10bのみが障害
物60上を移動する状態を示す図である。このとき、障
害物60の高さを第1駆動ユニット10のサスペンショ
ン機構部9が吸収し、4個全ての駆動輪が接地する。
【0038】このように、第1駆動ユニット10、第2
駆動ユニット11、第3駆動ユニット14、および第4
駆動ユニット15が独立して上下するサスペンション機
構部9およびサスペンション機構部13を設けたので、
走行面にどのような障害物があっても、駆動輪が接地し
ない駆動ユニットの発生を回避できるので、図示しない
制御装置が出力する制御信号に応じて全方向へ移動する
全方向移動車両を提供することができる。
【0039】なお、本実施形態中の説明において、ばね
軸を走行面に対して略垂直方向に突設する旨記載した
が、例えば、略垂直でなく、例えば傾斜を持たせるよう
に突設させてもよい。例えば、凹凸のない平坦な走行面
に対し45度の傾斜を持つようなばね軸を設けたサスペ
ンション機構部を有する全方向移動車両が走行面の段差
を回避するとき、駆動ユニットは、走行面を基準として
水平方向と垂直方向に成分を分けて移動するため、やは
り走行面の段差を吸収することができる。
【0040】以上述べたように、第1実施形態によれ
ば、平坦ではない走行面において第1駆動ユニット10
および第2駆動ユニット11を備える一対の駆動ユニッ
トが高さの違う走行面上に位置しても、サスペンション
機構部9により上下方向へ移動して4個全ての駆動輪が
接地する。また、図示しないが、第3駆動ユニット14
および第4駆動ユニット15を備える一対の駆動ユニッ
トが高さの違う走行面上に位置しても、サスペンション
機構部13による上下方向へ移動して4個全ての駆動輪
が接地する。
【0041】また、平坦ではない走行面において第1駆
動ユニット10、第2駆動ユニット11、第3駆動ユニ
ット14、または第4駆動ユニット15のうちいずれか
ひとつの駆動ユニットが障害物により高さの違う走行面
上に位置しても、サスペンション機構部9またはサスペ
ンション機構部13の働きにより、4個全ての車輪が接
地する。このように、車両が平坦ではない走行面上を走
行するときでも、4個の車輪は常に接地することがで
き、図示しない制御装置による制御に応じた移動を実現
することができる。
【0042】また、図示しないが、第1駆動ユニット1
0、第2駆動ユニット11、第3駆動ユニット14、ま
たは第4駆動ユニット15はそれぞれ独立して上下する
ので、どのような走行面にも対応できる。例えば、第1
駆動ユニット10、第2駆動ユニット11、第3駆動ユ
ニット14、または第4駆動ユニット15の各駆動輪が
移動しようとする走行面の高さが全て異なる場合であっ
ても、全ての駆動輪を接地させることができる。
【0043】次に本発明の他の実施形態の全方向移動車
両について説明する。図7は、本発明の第2実施形態の
全方向移動車両の正面図、図8は、同じく平面図、図9
は、同じくE−E線断面図、図10は、同じく左側面図
である。以下、図に沿って本発明の第2実施形態の全方
向移動車両の構成について説明する。ここに、図10
(b)は、図9で示すC−C線およびD−D線による断
面図であって、同一図面のため一括して図示する。な
お、第1実施形態の全方向移動車両と同じ構成の場合
は、同一の符号を付すとともに説明を簡略にする。
【0044】この全方向移動車両の車両本体1におい
て、軸受2及び軸受3により操舵軸17が、また、軸受
5及び軸受6により操舵軸18が、回動自在に軸支され
ている。ここに、軸受2・軸受3・軸受5・軸受6は例
えば玉軸受やころ軸受等が考えられるが、転がり軸受以
外にも軸を受ける機能を有するその他の種々の軸受構成
が可能である。操舵軸17の一端において、エンコーダ
8が取り付けられている。
【0045】図10(b)に示すように操舵軸17の他
端において、走行面に対し略平行な軸芯に対し回動自在
となるように駆動ユニット用軸受部17a、17bが設
けられる。これら駆動ユニット用軸受部17a、17b
には、駆動ユニット用軸部19fが、走行面に対し略平
行な軸芯に対し駆動ユニット19が回動自在となるよう
に取り付けられる。
【0046】また、操舵軸18の一端において、エンコ
ーダ12が取り付けられている。操舵軸18の他端にお
いて、走行面に対し略平行な軸芯に対し回動自在となる
ように駆動ユニット用軸受部18a、18bが設けられ
る。これら駆動ユニット用軸受部18a、18bには、
駆動ユニット用軸部20fが、走行面に対し略平行な軸
芯に対し駆動ユニット20が回動自在となるように取り
付けられる。
【0047】第1駆動ユニット19は操舵軸17を介
し、また、第2駆動ユニット20は操舵軸18を介し、
車両本体1を所望の方向へ移動させる速度を与える。車
両本体1は、第1駆動ユニット19による速度と第2駆
動ユニット20による速度とを合成した速度で移動す
る。移動する車両本体1に取り付けられたキャスタ輪1
6は、車両本体1の移動する方向へ従動する。
【0048】エンコーダ8、12から出力される検出信
号に基づいて、図示しない制御装置は、第1駆動ユニッ
ト19および第2駆動ユニット20による速度を随時制
御する。第1駆動ユニット19および第2駆動ユニット
20による速度の組み合わせにより車両本体1を全方向
へ移動させることができる。全方向移動車両は、車両本
体1の方向を変えることなく現在位置から所望の方向へ
向けて移動させることができ、また、現在の位置で車両
本体1のみを旋回させることができる。
【0049】次に、本発明の第2実施形態による全方向
移動車両における操舵軸17に設けられた駆動ユニット
用軸受部17a、17b、操舵軸18に設けられた駆動
ユニット用軸受部18a、18b、第1駆動ユニット1
9および第2駆動ユニット20、前記第1駆動ユニット
19に設けられた駆動ユニット用軸部19fおよび第2
駆動ユニット20に設けられた駆動ユニット用軸部20
fについて説明する。なお、第1駆動ユニット19と第
2駆動ユニット20とは同一であるため、同じ図を用い
て説明する。図11は、本発明の第1駆動ユニット19
(第2駆動ユニット20)の構成を説明する説明図であ
って、図11(a)は、第1駆動ユニット19(第2駆
動ユニット20)の平面図、図11(b)は、第1駆動
ユニット19(第2駆動ユニット20)の正面図、図1
1(c)は、第1駆動ユニット19(第2駆動ユニット
20)の背面図である。
【0050】まず、第1駆動ユニット19について説明
する。支持台19aにおいて一対の駆動輪19bが車軸
により、回動自在に軸支されている。一対の駆動輪19
bの車軸には一対第1歯車19cが軸支されている。一
対の第1歯車19cは、一対の第2歯車19dと噛合し
ている。これら一対の第1歯車19cと一対の第2歯車
19dとで減速器の機能を果たす。
【0051】一対の第2歯車19dは一対のアクチュエ
ータ19eの駆動軸に軸支されている。一対のアクチュ
エータ19eは、一対の第1歯車19cと一対の第2歯
車19dとを介して、一対の駆動輪19bを回転駆動す
る。第1駆動ユニット19は、このような支持台19
a、一対の駆動輪19b、一対の第1歯車19c、一対
の第2歯車19d、および一対のアクチュエータ19e
を備えるユニットをいう。
【0052】なお、他の駆動ユニットとしてアクチュエ
ータ19eによる供給されるトルクが大きく減速器であ
る第1歯車19cおよび第2歯車19dを持たない駆動
ユニットであっても良い。また、装置本体の内部に減速
器が組み込まれているようなアクチュエータ19eを備
える駆動ユニットであっても良い。駆動ユニットは駆動
輪を駆動するユニットであれば、本発明の実施は可能で
ある。以下、第2駆動ユニット20も同様であるとす
る。
【0053】図10(b)および図11(a)に示すよ
うに、前記支持台19aに、駆動ユニット用軸部19f
が設けられており、前記操舵軸17の他端に設けられる
駆動ユニット用軸受部17a、17bへこの軸が挿入さ
れ、軸支される。これにより第1駆動ユニット19は、
図11(c)の矢印aの方向に回動自在となるように取
り付けられる。
【0054】次に第2駆動ユニット20について説明す
る。なお、第2駆動ユニット20の構成は、第1駆動ユ
ニット19と同一の構成である。そこで、図11を利用
して、この第2駆動ユニット20の構成のみについて説
明し、構成以外の説明は、省略する。
【0055】支持台20aにおいて一対の駆動輪20b
が車軸により、回動自在に軸支されている。一対の駆動
輪20bの車軸には一対の第1歯車20cが軸支されて
いる。一対の第1歯車20cは、一対の第2歯車20d
と噛合している。一対の第2歯車20dはア一対のクチ
ュエータ20eの駆動軸に軸支されている。一対のアク
チュエータ20eは、これら一対の第1歯車20cと一
対の第2歯車20dとを介して、一対の駆動輪20bを
回転駆動する。第2駆動ユニット20は、このような支
持台20a、一対の駆動輪20b、一対の第1歯車20
c、一対の第2歯車20d、および一対のアクチュエー
タ20eを備えるユニットをいう。
【0056】図10(b)および図11(a)に示すよ
うに、前記支持台20aの一部には、駆動ユニット用軸
部20fが設けられており、前記操舵軸18の他端に設
けられる駆動ユニット用軸受部18a、18bへこの軸
が挿入され、軸支される。これにより第2駆動ユニット
20は、図11(c)の矢印aの方向に回動自在となる
ように取り付けられる。
【0057】次に、本発明の第2実施形態による全方向
移動車両の移動について説明する。図12は、本発明の
第2実施形態の全方向移動車両が障害物に乗り上げた場
合の状態について説明する説明図である。図12(a)
は、平坦な走行面を走行する全方向移動車両の第1駆動
ユニット19および第2駆動ユニット20の状態を示す
図であり、4個ある駆動輪全てが接地している。
【0058】図12(b)は、平坦ではない走行面にお
いて第1駆動ユニット19の一対の駆動輪19bが共に
接地して障害物50上を乗り上げて移動する状態を示す
図である。このとき、障害物50に乗り上げることで第
1駆動ユニット19は、第2駆動ユニット20よりも障
害物50の高さだけ高くなるが、第1駆動ユニット19
と第2駆動ユニット20は、前記駆動ユニット用軸部1
9fおよび前記駆動ユニット用軸部20fを中心に回動
する。第1駆動ユニット19と第2駆動ユニット20と
が障害物50に接地し、車両本体1と車両本体1から延
びる操舵軸17および操舵軸18とが傾斜することによ
り、障害物50の高さを吸収し、4個全ての駆動輪が接
地する。
【0059】また、図12(c)は、平坦ではない走行
面において第1駆動ユニット19の一対の駆動輪のうち
一つの駆動輪のみが障害物60上を移動する状態を示す
図である。このとき、第1駆動ユニット19は、前記駆
動ユニット用軸部19fを中心に回動する。第1駆動ユ
ニット19の一方の駆動輪19bが障害物60に接地
し、他方の駆動輪19bは走行面に接地する。さらに、
車両本体1と車両本体1から延びる操舵軸17および操
舵軸18とが傾斜することにより、障害物60の高さを
吸収し、4個全ての駆動輪が接地する。
【0060】このように、操舵軸17に設けられた駆動
ユニット用軸受部17a、17bに第1駆動ユニット1
9の駆動ユニット用軸部19fを軸支して第1駆動ユニ
ット19を回動させ、また、操舵軸18に設けられた駆
動ユニット用軸受受部18a、18bに第1駆動ユニッ
ト20の駆動ユニット用軸部20fを軸支して第2駆動
ユニット20を回動させ、それぞれ障害物を回避するよ
うにしたので、走行面にどのような障害物があっても、
駆動輪が接地しない駆動ユニットが出現することを回避
できるので、図示しない制御装置が出力する制御信号に
応じて全方向へ移動する全方向移動車両を提供すること
ができる。
【0061】このように第2実施形態によれば、平坦で
はない走行面において第1駆動ユニット19の一対の駆
動輪が高さの違う走行面上に位置しても、第1駆動ユニ
ット19の一対の駆動輪が接地する位置まで回動する。
また、第2駆動ユニット20の一対の駆動輪が高さの違
う走行面上に位置しても、第2駆動ユニット20の一対
の駆動輪が接地する位置まで回動する。これにより、第
1駆動ユニット19および第2駆動ユニット20の4個
全ての駆動輪が接地する。
【0062】また、平坦ではない走行面において第1駆
動ユニット19および第2駆動ユニット20のいずれか
1つの駆動輸が高さの違う走行面上に位置しても、第1
駆動ユニット19または第2駆動ユニット20のいずれ
か一方の駆動ユニットが回動し、4個全ての駆動輪が接
地する。つまり、車両が平坦ではない走行面上を走行す
るときでも、4個の車輪は常に接地することができ、図
示しない制御装置による制御に応じた走行を実現するこ
とができる。
【0063】以上、第1および第2実施形態の全方向移
動車両について説明した。走行面に駆動輪が接地してい
ないとき、アクチュエータをどのように制御しても正し
い移動方向および移動速度とならず、また、所望の移動
方向および移動速度から逸脱した全方向移動車両の制御
を回復することが従来は困難であったが、第1および第
2の実施形態の全方向移動車両においては、常に全ての
駆動輪が走行面に確実に接地し、駆動ユニットにより駆
動される速度がエンコーダにより検出され、図示しない
制御装置により所望の移動方向および移動速度となるよ
うに制御され、また、制御が逸脱すること自体を防ぐた
め制御の信頼性の向上について著しい効果を発揮する。
【0064】
【発明の効果】本発明の全方向移動車両によれば、段差
がある走行面を走行する場合であっても、駆動輪が走行
面に確実に接地し、所望の方向へ所望の速度で安定して
移動する全方向移動車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全方向移動車両の正面
図である。
【図2】本発明の第1実施形態の全方向移動車両の平面
図である。
【図3】本発明の第1実施形態の全方向移動車両のB−
B線断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の全方向移動車両の左側
面図である。
【図5】本発明の第1実施形態の第1駆動ユニット(第
3駆動ユニット)及び第2駆動ユニット(第4駆動ユニ
ット)の構成を説明する説明図である。
【図6】本発明の第1実施形態の全方向移動車両が障害
物に乗り上げた場合の状態について説明する説明図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態の全方向移動車両の正面
図である。
【図8】本発明の第2実施形態の全方向移動車両の平面
図である。
【図9】本発明の第2実施形態の全方向移動車両のE−
E線断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の全方向移動車両の左
側面図である。
【図11】本発明の第2実施形態の第1駆動ユニット
(第2駆動ユニット)の構成を説明する説明図である。
【図12】本発明の第2実施形態の全方向移動車両が障
害物に乗り上げた場合の状態について説明する説明図で
ある。
【図13】先行技術による全方向移動車両の正面図であ
る。
【図14】先行技術による全方向移動車両の平面図であ
る。
【図15】先行技術による全方向移動車両の左側面図で
ある。
【図16】先行技術による全方向移動車両が障害物に乗
り上げた場合の状況を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 車両本体 2、3 軸受 4 操舵軸 5、6 軸受 7 操舵軸 8 エンコーダ 9 サスペンション機構部 9a ばね台 9b〜9g ばね 9h〜9m ばね軸 10 第1駆動ユニット 10a 支持台 10b 駆動輪 10c 第1歯車 10d 第2歯車 10e アクチュエータ 11 第2駆動ユニット 11a 支持台 11b 駆動輪 11c 第1歯車 11d 第2歯車 11e アクチュエータ 12 エンコーダ 13 サスペンション機構部 13a ばね台 13b〜13g ばね 13h〜13m ばね軸 14 第3駆動ユニット 14a 支持台 14b 駆動輪 14c 第1歯車 14d 第2歯車 14e アクチュエータ 15 第4駆動ユニット 15a 支持台 15b 駆動輪 15c 第1歯車 15d 第2歯車 15e アクチュエータ 16 キャスタ輪 17 操舵軸 17a、17b 駆動ユニット用軸受部 18 操舵軸 18a、18b 駆動ユニット用軸受部 19 第1駆動ユニット 19a 支持台 19b 駆動輪 19c 第1歯車 19d 第2歯車 19e アクチュエータ 19f 駆動ユニット用軸部 20 第2駆動ユニット 20a 支持台 20b 駆動輪 20c 第1歯車 20d 第2歯車 20e アクチュエータ 20f 駆動ユニット用軸部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持台と、走行面と接地するように前記支
    持台に回動自在に軸支される駆動輪と、前記駆動輪を回
    転駆動するように前記支持台に設けられたアクチュエー
    タとを備える駆動ユニットと、 前記駆動ユニットが一対2ユニット取り付けられるサス
    ペンション機構部と、 前記サスペンション機構部に一端が固定される操舵軸
    と、 前記操舵軸の他端を回動自在に軸支する軸受部と、 前記軸受部が設けられる車両本体と、を備える全方向移
    動車両であって、 凹凸のある走行面を移動するとき、前記サスペンション
    機構部は、前記一対の駆動ユニットをそれぞれ独立して
    前記走行面に応じて上下方向に移動させて、前記走行面
    に2つの前記駆動輪を常に当接させることを特徴とする
    全方向移動車両。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の全方向移動車両におい
    て、 前記サスペンション機構部は、前記操舵軸の他端で固定
    されるばね台と、前記ばね台に設けられたばね軸と、前
    記ばね軸に遊挿されるばねとを備え、 前記ばね軸は前記駆動ユニットの前記支持台のばね軸孔
    部に遊挿された上で抜け止めされ、前記ばねが前記ばね
    台と前記駆動ユニットの前記支持台とを押圧するように
    付勢することを特徴とする全方向移動車両。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の全方向移
    動車両において、 前記駆動ユニットが一対2ユニット取り付けられるサス
    ペンション機構部を一対の操舵軸の他端にそれぞれ設
    け、2対4ユニットの駆動ユニットを備えることを特徴
    とする全方向移動車両。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の
    全方向移動車両において、 前記サスペンション機構部は、平坦な走行平面上におい
    て、前記駆動ユニットにおける複数の前記駆動輪の車軸
    が同一直線上に配設されるように付勢することを特徴と
    する全方向移動車両。
  5. 【請求項5】支持台と、走行面と接地するように前記支
    持台に回動自在に軸支される一対の駆動輪と、前記一対
    の駆動輪を回転駆動するように前記支持台に設けられた
    一対のアクチュエータとを備える駆動ユニットと、 走行面に対し略平行な軸芯に対し回動自在となるように
    前記駆動ユニットを取り付ける操舵軸と、 前記操舵軸の他端を回動自在に軸支する軸受部と、 前記軸受部が設けられた車両本体と、を備える全方向移
    動車両であって、 凹凸のある走行面を移動するとき、前記駆動ユニットは
    回動により傾斜して前記走行面に前記一対の駆動輪を常
    に当接させることを特徴とする全方向移動車両。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の全方向移動車両におい
    て、 前記操舵軸の他端に設けられた駆動ユニット用軸受部
    に、前記駆動ユニットの支持台に設けられた駆動ユニッ
    ト用軸部を軸支して回動自在とすることを特徴とする全
    方向移動車両。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6に記載の全方向移
    動車両において、 前記駆動ユニットを一対の操舵軸の他端にそれぞれ設
    け、一対2ユニットの駆動ユニットを備えることを特徴
    とする全方向移動車両。
JP32176398A 1998-11-12 1998-11-12 全方向移動車両 Withdrawn JP2000142452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32176398A JP2000142452A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 全方向移動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32176398A JP2000142452A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 全方向移動車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000142452A true JP2000142452A (ja) 2000-05-23

Family

ID=18136178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32176398A Withdrawn JP2000142452A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 全方向移動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000142452A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199356A (ja) * 2000-01-17 2001-07-24 Fuji Electric Co Ltd 全方向移動車両とその制御方法
KR20190044899A (ko) * 2017-10-23 2019-05-02 디알비파텍 (주) 전방향 주행 로봇 및 로봇의 주행 시스템
CN109969288A (zh) * 2017-12-28 2019-07-05 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种机器人行走装置
CN114503948A (zh) * 2022-03-09 2022-05-17 山东省淡水渔业研究院(山东省淡水渔业监测中心) 一种黄颡鱼夏花至成鱼连续养殖模式下的综合养殖池模块
JP7444359B2 (ja) 2020-02-27 2024-03-06 株式会社鈴木電機吾一商会 アシストキャスター

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199356A (ja) * 2000-01-17 2001-07-24 Fuji Electric Co Ltd 全方向移動車両とその制御方法
KR20190044899A (ko) * 2017-10-23 2019-05-02 디알비파텍 (주) 전방향 주행 로봇 및 로봇의 주행 시스템
KR102069355B1 (ko) * 2017-10-23 2020-01-29 디알비파텍(주) 전방향 주행 로봇 및 로봇의 주행 시스템
CN109969288A (zh) * 2017-12-28 2019-07-05 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种机器人行走装置
CN109969288B (zh) * 2017-12-28 2021-09-03 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 一种机器人行走装置
JP7444359B2 (ja) 2020-02-27 2024-03-06 株式会社鈴木電機吾一商会 アシストキャスター
CN114503948A (zh) * 2022-03-09 2022-05-17 山东省淡水渔业研究院(山东省淡水渔业监测中心) 一种黄颡鱼夏花至成鱼连续养殖模式下的综合养殖池模块

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6945735B2 (ja) 自動車用のホイールモジュール
JP3455999B2 (ja) 走行台車
US20150028550A1 (en) Integrated System Of Independently-Variable Multi-Wheel Steering And Road Contact Geometry
JP2008126936A (ja) 移動装置
JP2002019629A (ja) トランスファクレーンの走行装置(TravellingdeviceofTransferCrane)
CN101148176A (zh) 可变车轮定位车辆
JPH0966855A (ja) クローラ式走行車
CN103502083A (zh) 带有可控车轮路线的车辆
JP2000142452A (ja) 全方向移動車両
KR20160145871A (ko) 시트판 회전을 통한 스프링의 하중축 조절이 가능한 능동형 서스펜션 시스템
JP2008155780A (ja) 搬送車両の車輪装置
JP2890036B2 (ja) 4クローラ型車両の姿勢制御機構
JP3711300B2 (ja) ドライビングシュミレータ
JP2000190882A (ja) 6輪移動車両
JPH0764205B2 (ja) 全方向移動車のステアリング機構
JP2002131189A (ja) 車両拘束装置
US20130072085A1 (en) Toy vehicle
JP2007195596A (ja) 電動車椅子
JP3294471B2 (ja) 全方向移動車及びそのステアリング制御方法
JP2018024388A (ja) 走行装置
KR20100023648A (ko) 커플드 토션 빔 액슬 현가장치
JP2000318603A (ja) 自走台車による搬送装置
JP2715177B2 (ja) 移動車
JP2008110726A (ja) 倒立振子型移動体
JP2518110Y2 (ja) シャシーダイナモメータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207