JP2000142187A - 車両のためのシ―ト軌道組立体 - Google Patents

車両のためのシ―ト軌道組立体

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JP2000142187A
JP2000142187A JP11318424A JP31842499A JP2000142187A JP 2000142187 A JP2000142187 A JP 2000142187A JP 11318424 A JP11318424 A JP 11318424A JP 31842499 A JP31842499 A JP 31842499A JP 2000142187 A JP2000142187 A JP 2000142187A
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ディー． ダウニー ヒュー
Pascal Garrido
ガリード パスカル
Freund Roger
フロイント ロジャー
Nils O Olsson
オー． オルソン ニルス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受部材とシート軌道部材との間に点接触を
有して回転作用を生じるシート軌道組立体を提供する。 【解決手段】 取付組立体は、第１の軌道と、第１の軌
道に対して移動するために支持された第２の軌道とを含
む。第１軌道は、第１の基部により相互連結された第１
組の側壁を有し、第２軌道は、第２の基部により相互連
結された第２組の側壁を有する。第１組の側壁は、各
々、対向する外側軸受面を有し、第２組の側壁は、各
々、対向する内側軸受面を有し、これらの内側軸受面
は、前記外側軸受面と面して、第１組の側壁と第２組の
側壁との間の各々に軸受溝を形成する。好ましい実施形
態において、玉軸受部材が、軸受溝の各々の内部に挿入
されており、内側軸受面および外側軸受面と係合するた
めの軸受面を有している。軸受部材は、軸受部材と軸受
溝との間に４つの接点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、シートを
車両内に取り付けるための組立体に関する。さらに詳細
には、本発明は、第１および第２の軌道部材を有するシ
ート取付組立体であって、前記第１および第２の軌道部
材が、各々、溝を有し、それらの溝が対向しており、第
１軌道部材の前記溝は外側軸受面を有し、第２軌道の前
記溝は内側軸受面を有し、これらの軸受面が軸受部材と
係合して、第１軌道部材と第２軌道部材とを安定に支持
するシート取付組立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】シート組立体を車両内に取り付けるため
のシート軌道構造物が、一般によく知られている。シー
トが車両内で前後方向に移動または調節されるために、
多くの構造物が設けられている。通常、シート組立体
は、シート組立体を車両構造体に取り付けるための取付
組立体を含む。
【０００３】取付組立体は、一般に、車両構造体、例え
ば車両床部に固定される第１軌道部材を含む。第２軌道
部材が、第１軌道部材に対して移動するために取り付け
られる。第２軌道を所望の位置に移動するために、調節
機構が乗員によって選択的に操作される。シートは、乗
員がシート位置を調節するときにシートが第２軌道と共
に移動するように、第２軌道に支持されている。
【０００４】幾つかの取付組立体は、第１軌道と第２軌
道の間に挿入される玉軸受部材を用いて、第２軌道を第
１軌道に対して滑り可能に支持する。玉軸受を用いた知
られた組立体において、シート軌道部材内に、玉軸受を
受けるための円形の外形を形成することは困難である。
円形の外形におけるわずかな変形が、軌道−ボール間の
公差(tolerance)における増幅された変化をもたらすこ
とがあり、また、玉軸受とシート軌道部材との線接触を
生じさせることがある。線接触は、玉軸受とシート軌道
部材との間に滑り作用をもたらし、調節のための力を大
きくさせることがあり、これは望ましくない。玉軸受と
シート軌道部材との間に回転接触を有して、シート調節
のための力を改善することが望ましい。
【０００５】玉軸受を収容するための円形状を有するシ
ート軌道を用いることにより生じ得る別の不利益は、シ
ート軌道の摩擦(scraping)である。円形状におけるわず
かな変形は、、シートが負荷の下で調節されるとき、す
なわち、乗員がシートに座っているときに第２軌道を第
１軌道と接触させ、調節中に第２軌道部材が第１軌道部
材に沿って擦れることがある。これは、望ましくない騒
音を生じさせ、また、調節のための力を大きくする。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって、軸受部材
とシート軌道部材との間に点接触を有して、シート軌道
部材と軸受部材との間に回転作用をもたらすシート軌道
組立体を提供することが望ましい。また、第１軌道部材
と第２軌道部材との間の間隙を負荷の下でも維持して、
シート軌道が擦れ合うことを回避するシート軌道組立体
を提供することが望ましい。最後に、公知のシート軌道
組立体よりも改良されたシート軌道の安定性を有するシ
ート軌道組立体を提供することが望ましい。
【０００７】他の目的は、耐久性および頑丈性を維持し
つつ組立体の全体の重量およびコストを低減する、単純
化されたシート軌道組立体を提供することを含む。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、取付組立体に
よって車両に取り付けられる車両シート組立体に関す
る。取付組立体は、第１の軌道と、第１の軌道に対して
移動するために滑り可能に支持された第２の軌道とを含
む。これは、シート組立体が乗員によって前後に調節さ
れることを可能にする。
【０００９】本発明の好ましい実施形態において、シー
トを車両内に取り付けるための組立体は、長手方向の軸
を画定する第１の軌道を含む。第１の軌道は、第１の基
部により相互連結された第１の組の側壁を有する。第１
組の側壁は、各々、外側に延在する溝を有する。第２の
軌道が、第１軌道に対して長手方向の軸に沿って移動す
るように支持されており、第２の軌道は、前記第１組の
側壁から間隔をあけて配置されかつ第２の基部により相
互連結された第２組の側壁を有する。第２組の側壁は、
各々、内側に延在する溝を有し、この溝は、前記外側に
延在する溝と対向して設置されて、第１組の側壁と第２
組の側壁との間に１組の軸受溝を形成する。
【００１０】本発明は、先行技術に対する幾つかの利点
をもたらす。なぜなら、本発明は、軸受部材と軌道部材
との間に点接触を有して回転作用をもたらす、安定性が
ありかつ頑丈な取付組立体を提供するからである。
【００１１】さらに、２つの軌道部材の間の間隙を負荷
の下でも維持する、安定性のあるシート軌道組立体が提
供される。
【００１２】本発明のこれらおよび他の特徴および利点
は、以下の説明および図面から最良に理解されるであろ
う。以下に図面の簡単な説明を記す。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は、当分野で良く知られてい
る、シート座部１４に対して支持された背もたれ１２を
有する車両シート組立体１０を示す。シート組立体１０
は、車両構造物１６、例えば車両床部に、１８に概略的
に示された取付組立体によって取り付けられている。取
付組立体１８は、シート組立体１０の車体中央寄り側お
よび車体外寄り側に、軌道組立体２０を含む。図１には
車体外寄り側のみが示されている。用語「車体中央寄
り」および「車体外寄り」は、本文の記載において、明
瞭化および説明のためにのみ用いられるのであり、限定
的なものとは見なされ得ない。
【００１４】軌道組立体２０は、図１に示すようにシー
ト１０のみで支持されたシートベルト組立体２２を有す
るシート１０に用いられることができる。シートベルト
組立体２２がシート１０のみで支持されている場合に
は、シート１０は、シートベルト組立体２２が車両構造
体により支持される場合よりも大きいシート荷重を受け
ることになる。乗員が減速を受けるとき、シート１０は
シート荷重を受け、その荷重は、車体中央寄りの軌道組
立体２０および車体外寄りの軌道組立体２０に伝達され
る。これは、「全ベルト―シート(all belts to sea
t)」荷重として知られている。本発明のシート軌道組立
体２０の利点の１つは、本発明のシート軌道組立体２０
が、全ベルト―シート荷重を支持することができる、簡
単で軽量な軌道組立体２０であることである。
【００１５】軌道組立体２０は、シート１０により完全
に支持されたシートベルト組立体２２を有するシート１
０に用いられることが好ましいが、軌道組立体２０は、
当該分野でよく知られている他のタイプのシートベルト
構造物に用いられることもできる。例えば、軌道組立体
２０は、シートベルトの一部がシートにより支持され、
かつシートベルトの他部が、車両構造体、例えば車両床
部または車両柱部により支持されているシートに用いら
れ得る。これらのタイプのシートベルト構造物は、「車
体中央寄りに移動するバックル(travel inboard buckl
e)」用または「シートへのラップベルト(lap belt to s
eat)」用として知られている。
【００１６】取付組立体１８が、図２にさらに詳細に示
されている。車体中央寄りの軌道組立体２０および車体
外寄りの軌道組立体２０の両方が、第１の軌道２４およ
び第２の軌道２６を含む。第１軌道２４は、この特定の
実施形態においては、好ましくは下側または外側の軌道
であり、車両構造物１６、例えば車両床部に固定される
ように取り付けられている。第２軌道２６は、好ましく
は、上側または内側の軌道２６であり、この内側の軌道
２６は、外側の軌道２４に対して前後方向に移動される
ことができるように下側の軌道２４内に収容されてい
る。本文の記載において用いられる用語「前方、後方、
上側、下側、内側および外側」は、説明を目的とするも
のであり、限定的なものと考えてはならない。外側軌道
２４および内側軌道２６の外形は、内側軌道２６が軌道
２４，２６の長手方向の軸７０（図３に示す）に沿って
のみ移動し、他の方向には移動しないことを保証してい
る。
【００１７】車体中央寄りの軌道組立体２０と車体外寄
りの軌道組立体２０とは、好ましくは、図２〜５に示す
ような断面形を同一に有する。したがって、以下の説明
は車体外寄りの軌道組立体２０に関するものであるが、
類似の説明が車体中央寄りの軌道組立体２０にも適用さ
れることが理解されよう。
【００１８】図４に示すように、外側の軌道２４は、外
側の基部３０により相互連結された第１の組の側壁２８
を有する。内側の軌道２６は、第２の組の側壁３２を有
する。側壁３２は、第１組の側壁２８から間隔をあけて
配置され、かつ内側の基部３４により相互連結されてい
る。
【００１９】第１組の側壁２８は、各々、外側へと延在
する溝３６を有する。外側に広がる溝３６の各々は、対
向する外側軸受面３８を有している。
【００２０】第２組の側壁３２は、各々、内側に延在す
る溝４０を有している。内側に広がる溝４０は、外側に
延びる溝３６と対向して設置されて、第１組の側壁２８
と第２組の側壁３２との間に１組の軸受溝４２を形成す
る。内側に延びる溝４０の各々は、対向する内側軸受面
４４を有している。内側軸受面４４は、外側軸受面３８
に面しており、第１組の側壁２８と第２組の側壁３２と
の間に１組の軸受溝４２を形成している。このように、
内側に延在する溝４０は軸受溝４２の内側軸受面４４を
形成し、外側に延在する溝３６は軸受溝４２の外側軸受
け面３８を形成している。
【００２１】軸受部材４６が軸受溝４２の各々に挿入さ
れている。軸受部材４６は、外側軸受面３８および内側
軸受面４４と係合するための軸受面４８を含む。軸受部
材４６は、第２の軌道２６を第１の軌道２４に対して支
持し、軌道２４，２６と軸受部材４６との間に回転作用
をもたらし、シート調節能力を改良する。
【００２２】軸受部材４６の各々は、好ましくは、円形
の断面を有する複数の玉軸受を含む。軸受溝４２は、非
円形の断面を有し、その面積は、軸受の円形の断面積よ
りも大きい。この形状は、以下にさらに詳細に記載する
ように、シート軌道組立体２０が軸受部材４６と軌道２
４，２６との点接触を有することを可能にする。
【００２３】内側に延在する溝４０は、外側に延在する
溝３６と一直線上に配置されており、長手方向の軸７０
を横断して配置される中心軸４８を画定している。外側
に延在する溝３６の各々は、外側基点５２を画定してい
る外側基部５０を含み、内側に延在する溝４０の各々
は、内側基点５６を画定している内側基部５６を含む。
好ましくは、内側基点５６と外側基点５２とは同一直線
上にあり、中心軸４８を画定している。
【００２４】好ましい実施形態において、軌道２４，２
６は、外側基部３０と内側基部３４とが中心軸４８を横
断する(transverse)ように鉛直方向に取り付けられる。
しかし、軌道２４，２６が移動されて、外側基部３０と
内側基部３４が中心軸４８に平行であるように水平方向
に取り付けられることもできることが理解されるべきで
ある。
【００２５】図５Ｂに示すように、内側の軸受面４４
は、好ましくは、２つの内側の面４４ａ，４４ｂを含
む。内側の面４４ａ，４４ｂは、中心軸４８上の頂点６
６を起点として、中心軸４８の両側から半径方向外向き
に延びてＶ字形を形成している。
【００２６】図５Ａに示すように、外側の軸受面３８
は、好ましくは、２つの外側の面３８ａ，３８ｂを含
む。内側の面３８ａ，３８ｂは、中心軸４８上の頂点６
８を起点として、中心軸４８の両側から半径方向外向き
に延びてＶ字形を形成している。
【００２７】軸受部材４６は、軸受溝４２の各々におい
て４つの接点を有する。４つの接点は、内側の面の一方
４４ａと軸受部材４６との接点である第１接点５８；内
側の面の他方４４ｂと軸受部材４６との接点である第２
接点６０；外側の面の一方３８ａと軸受部材４６との接
点である第３接点６２；外側の面の他方３８ｂと軸受部
材４６との接点である第４接点６４である。この４つの
接点の構造が、軸受部材４６と軌道２４，２６との間
に、シート調節の性能および能力を改良する回転作用を
もたらす。
【００２８】本発明は、先行技術のシート軌道組立体に
対する幾つかの利点を提供する。なぜなら、本発明は、
軽量で耐久性がありかつ頑丈な取付組立体を提供し、こ
の取付組立体は、部品の総数を減らし、重量および組み
立ての総コストを低減し、かつ、全ベルト―シート荷重
を受けることができるからである。また、本発明は、軸
受部材とシート軌道部材との間に点接触を有し、シート
軌道部材と軸受部材との間に回転作用をもたらす、安定
性のあるシート軌道組立体を提供する。シート軌道組立
体は、また、第１軌道と第２軌道との間の間隙を負荷の
下でも維持して、シート軌道が擦れ合う(scraping)こと
を回避する。
【００２９】本発明の好ましい実施形態を開示してきた
が、当業者は、幾つかの修正が本発明の範囲内で行われ
ることを理解するであろう。したがって、本発明の真の
範囲および内容を決定するために、以下の請求の範囲が
吟味されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、車両構造物に取り付けられた、シート
組立体の側面概略図である。
【図２】図２は、本発明の軌道部材を含む、取付組立体
の好ましい実施形態の斜視図である。
【図３】図３は、図２に示した軌道部材の好ましい実施
形態の分解斜視図である。
【図４】図４は、シート軌道組立体の好ましい実施形態
の断面図である。
【図５】図５Ａは、図４に示したシート軌道部材の外側
の部材の、軸受部材を含む断面図であり、図５Ｂは、図
４に示したシート軌道部材の内側の部材の、軸受部材を
含む断面図である。
【符号の説明】
１０ シート １２ 背もたれ １４ シート座部 １８ 取付組立体 ２０ 軌道組立体 ２４ 外側の軌道 ２６ 内側の軌道 ２８ 第１の組の側壁 ３０ 外側の基部 ３２ 第２組の側壁 ３４ 内側の基部 ３６ 外側に延在する溝 ３８ 外側軸受面 ４０ 内側に延在する溝 ４２ 軸受溝 ４４ 内側軸受面 ４６ 軸受部材 ４８ 中心軸 ５０ （溝の）外側基部 ５２ 外側基点 ５４ （溝の）内側基部 ５６ 内側基点 ５８，６０，６２，６４ 軸受部材と軸受溝との接点 ６６ 軸受面の頂点（内側） ６８ 軸受面の頂点（外側）
フロントページの続き (72)発明者 ヒュー ディー． ダウニー カナダ国 エル４エム ５ズィー９ オン タリオ州 バリー キンズィー レイン 16 (72)発明者 パスカル ガリード カナダ国 ピー１ピー １ティー８ オン タリオ州 グレイヴハースト ボックス 475 ムスコカ ロード 160 (72)発明者 ロジャー フロイント カナダ国 ピー０ビー １エル０ オンタ リオ州 ポート シドニー ナンバー７ サイト ジー ナンバー１ ステファン ロード 441 (72)発明者 ニルス オー． オルソン アメリカ合衆国 60137 イリノイ州 グ レン エリン レイントゥリー ドライブ 591

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】長手方向の軸を画定し、第１の基部により
    相互に連結されている第１の組の側壁を有する第１の軌
    道と、 第２の基部により相互に連結されており、前記第１の組
    の側壁から間隔を開けて配置されている第２の組の側壁
    を有し、前記長手方向の軸に沿って前記第１の軌道に対
    し相対的に移動できるように支持されている第２の軌道
    とを備え、 前記第１の組の側壁は、各々、外側へと広がる溝を有
    し、 前記第２の組の側壁は、各々、内側へと広がる溝を有
    し、 前記内側へと広がる溝は、前記外側へと広がる溝に対向
    するように取り付けられ、前記第１の組の側壁及び第２
    の組の側壁の間に軸受溝の組を形成することを特徴とす
    る車両のためのシート軌道組立体。
  2. 【請求項２】 前記内側に広がる溝が、前記外側に広が
    る溝と一直線上に配置されて、前記長手方向の軸を横断
    するように配置された中心軸を画定する請求項１に記載
    の組立体。
  3. 【請求項３】 前記内側に広がる溝が前記軸受溝の内側
    軸受面を形成し、かつ、前記外側に広がる溝が前記軸受
    溝の外側軸受面を形成している請求項２に記載の組立
    体。
  4. 【請求項４】 前記外側に広がる溝の各々が、外側の基
    点を画定する外側の基部を含み、前記内側に広がる溝の
    各々が、内側の基点を画定する内側の基部を含み、前記
    内側の基点と外側の基点とが同一線上にあり、前記中心
    軸を形成している請求項３に記載の組立体。
  5. 【請求項５】 前記内側軸受面は２つの内側の面を含
    み、前記２つの内側の面は前記中心軸上の前記内側の基
    点から始まり、かつ前記中心軸の両側から半径方向外向
    きに延びてＶ字形を形成している請求項４に記載の組立
    体。
  6. 【請求項６】 前記外側軸受面は２つの外側の面を含
    み、前記２つの外側の面は前記中心軸上の前記外側の基
    点から始まり、かつ前記中心軸の両側から半径方向外向
    きに延びてＶ字形を形成している請求項５に記載の組立
    体。
  7. 【請求項７】 前記軸受溝が前記外側の面および前記内
    側の面を含む請求項６に記載の組立体。
  8. 【請求項８】 前記第２軌道が、前記第１軌道に対し
    て、前記軸受溝の各々の内部に収容された軸受部材に支
    持されている請求項７に記載の組立体。
  9. 【請求項９】 前記軸受部材が、前記軸受溝の各々にお
    いて４つの接点を有し、前記４つの接点が、前記内側の
    面の一方と前記軸受部材との接点である第１接点と、前
    記内側の面の他方と前記軸受部材との接点である第２接
    点と、前記外側の面の一方と前記軸受部材との接点であ
    る第３接点と、前記外側の面の他方と前記軸受部材との
    接点である第４接点とを含む請求項８に記載の組立体。
  10. 【請求項１０】 前記軸受部材の各々が、円形の断面を
    有する複数の玉軸受を含む請求項９に記載の組立体。
  11. 【請求項１１】 前記軸受溝が、前記軸受の円形の断面
    積よりも大きい面積の非円形の断面を有する請求項１０
    に記載の組立体。
  12. 【請求項１２】 車両のためのシート軌道組立体であっ
    て、 長手方向の軸を画定する第１の軌道であって、第１の基
    部により相互連結された第１の組の側壁を有し、前記第
    １組の側壁が、各々、対向する外側の軸受面を有する第
    １の軌道と、 前記第１軌道に対して前記長手方向の軸に沿って移動す
    るように支持された第２の軌道であって、第２の基部に
    より相互連結された第２組の側壁を有し、前記第２組の
    側壁が、各々、対向する内側軸受面を有し、前記内側軸
    受面が、前記外側軸受面と面して、前記第１組の側壁と
    前記第２組の側壁との間に軸受溝を形成する第２軌道
    と、 前記軸受溝の各々に挿入された軸受部材であって、前記
    外側軸受面および前記内側軸受面と係合するための軸受
    面を有し、かつ、前記第２の軌道を前記第１の軌道に対
    して支持する軸受部材とを含むシート軌道組立体。
  13. 【請求項１３】 前記軸受溝が非円形の断面を有し、か
    つ、前記軸受部材が円形の断面を有し、前記円形の断面
    の面積が前記非円形の断面の面積よりも小さい請求項１
    ２に記載の組立体。
  14. 【請求項１４】 前記軸受部材の各々が複数の球形の玉
    軸受を含む請求項１３に記載の組立体。
  15. 【請求項１５】 前記軸受部材の各々が、前記軸受溝と
    の４つの接点を有し、前記４つの接点が、前記内側軸受
    面の一方と前記軸受部材との接点である第１接点と、前
    記内側軸受面の他方と前記軸受部材との接点である第２
    接点と、前記外側軸受面の一方と前記軸受部材との接点
    である第３接点と、前記外側軸受面の他方と前記軸受部
    材との接点である第４接点とを含む請求項１２に記載の
    組立体。
  16. 【請求項１６】 前記第１軌道と第２軌道が、前記長手
    方向の軸を横断して配置された中心軸を画定し、前記外
    側軸受面が、前記中心軸上の頂点から始まり、かつ前記
    中心軸の両側から半径方向外向きに延びて第１のＶ字形
    の溝を形成している請求項１２に記載の組立体。
  17. 【請求項１７】 前記内側軸受面が、前記中心軸上の頂
    点から始まり、かつ中心軸の両側から半径方向外向きに
    延びて第２のＶ字形の溝を形成している請求項１６に記
    載の組立体。
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