JP2000142063A - 車高調整機能付きダンパ - Google Patents

車高調整機能付きダンパ

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JP2000142063A
JP2000142063A JP10326770A JP32677098A JP2000142063A JP 2000142063 A JP2000142063 A JP 2000142063A JP 10326770 A JP10326770 A JP 10326770A JP 32677098 A JP32677098 A JP 32677098A JP 2000142063 A JP2000142063 A JP 2000142063A
Authority
JP
Japan
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damper
case
heat
damper rod
knuckle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10326770A
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English (en)
Inventor
Yukio Hayakawa
由紀夫 早川
Kiyoshi Nakahara
清 中原
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 倒立式ダンパのダンパ本体1の外側に、ダン
パロッド2に連結される筒状のケース8を設け、ダンパ
本体1とケース8との間に、気液変化する低沸点の圧力
媒体を封入した圧力室9を形成し、圧力室9に配置した
熱源10により圧力媒体を加熱気化させて、圧力媒体の
蒸気圧により車高を上げるようにした車高調整機能付き
ダンパであって、ケース8をこれに連結したブラケット
12を介してサスペンションのナックルNに連結するも
のにおいて、ダンパロッド2からナックルNへの熱引き
を抑制して、熱源による圧力媒体の加熱効率を向上す
る。 【解決手段】 ダンパロッド2とケース8とを、断熱部
材17を介して連結する。断熱部材17によりダンパロ
ッド2とケース8との間の熱伝導が遮断され、ダンパロ
ッド2からナックルNへの熱引きが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
サスペンションに組込まれる車高調整機能付きダンパに
関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、先に、この種のダンパと
して、特願平10−115550号により、ダンパ本体
と、ダンパ本体に下方から上下動自在に挿入したダンパ
ロッドとを備える倒立式ダンパのダンパ本体の外側に、
ダンパロッドに連結される筒状のケースを上下動自在に
設けて、ダンパ本体とケースとの間に気液変化する圧力
媒体を封入した圧力室を形成し、圧力室内に電気ヒータ
から成る熱源を設け、熱源により圧力媒体を加熱気化さ
せて圧力室内の蒸気圧を上昇させ、ダンパ本体に対しダ
ンパロッドを蒸気圧で押し下げて車高を上げるようにし
たものを提案した。
【0003】この場合、熱源による圧力媒体の加熱効率
を向上するには、ケース内面に断熱層を設け、熱源から
の熱がケースを介して外部に逃げることを防止すること
が望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストラット
式サスペンションの一種として、ダンパをサスペンショ
ンのナックルに締結するものが知られている。上記先願
のダンパをこのようなサスペンションに組込む場合、上
記ケースにブラケットを連結して、このブラケットをナ
ックルに締結することが考えられる。
【0005】この場合、ダンパロッドとナックルとがケ
ースとブラケットとを介して熱的に接続されることにな
る。ここで、ダンパロッドは圧力室内の圧力媒体に触れ
ており、上記の如くダンパロッドとナックルとが熱的に
接続されると、大きな熱容量を持つナックルがヒートシ
ンク部として機能して、ダンパロッドからの熱引きを生
じ、ケース内面に断熱層を設けても、熱源による圧力媒
体の加熱効率を左程向上できなくなる。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、ダンパロッド
からナックルへの熱引きを抑制して、熱源による圧力媒
体の加熱効率を向上し得るようにした車高調整機能付き
ダンパを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、ダンパ本体と、ダンパ本体に下方から上下動
自在に挿入したダンパロッドとを備える倒立式ダンパで
あって、ダンパ本体の外側に、ダンパロッドに連結され
る筒状のケースを上下動自在に設けて、ダンパ本体とケ
ースとの間に気液変化する圧力媒体を封入した圧力室を
形成し、圧力室内に圧力媒体を加熱気化する熱源を設け
ると共に、ケースに、サスペンションのナックルに締結
されるブラケットを連結するものにおいて、ダンパロッ
ドとケースとの間に断熱部材を介設している。
【0008】本発明によれば、ダンパロッドとブラケッ
トとの間の熱伝導がダンパロッドとケースとの間で断熱
部材により遮断され、ブラケットを締結するナックルへ
のダンパロッドからの熱引きが抑制される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は筒状のダン
パ本体であり、ダンパ本体1内に下方からダンパロッド
2を上下動自在に挿入している。ダンパロッド2の上端
にはオリフィス孔3aを有するダンパピストン3が取付
けられており、ダンパ本体1内に、ダンパピストン3を
挿入する油室4と、油室4に対しフリーピストン5で仕
切られた上部のガス室6とを形成し、倒立式油圧ダンパ
を構成している。
【0010】また、ダンパには、気液変化するR134
aやR152a等の低沸点の圧力媒体を封入した車高調
整部7が設けられている。車高調整部7は、ダンパ本体
1の外側に上下動自在に設けた筒状のケース8をその下
端部においてダンパロッド2にに連結して構成されてい
る。ケース8は、ダンパ本体1の外周に上下1対のガイ
ドリング8a,8aを介して摺接しており、更に、ケー
ス8の上端にダンパ本体1とケース8との間の隙間をシ
ールするシール部材8bを取付けて、ダンパ本体1とケ
ース8との間に密閉された圧力室9を画成し、この圧力
室9に潤滑用のオイルを混入した圧力媒体を封入してい
る。また、液相の圧力媒体が溜る圧力室9の底部の液溜
り部9aには、熱源たる棒状の電気ヒータ10が配置さ
れており、電気ヒータ10への通電により液相の圧力媒
体を加熱気化させて、圧力室9内の蒸気圧を上昇させ得
るようにしている。
【0011】上記ダンパは、ストラット式サスペンショ
ンに組込まれるものであり、ダンパ本体1の上端に連結
したブラケット11を車体に締結すると共に、ケース8
の下端部外面に連結したブラケット12をサスペンショ
ンのナックルNに締結し、前記ダンパピストン3のオリ
フィス孔3aによる油の流通抵抗でナックルNの上下振
動を減衰するダンピング作用を得られるようにしてい
る。更に、ブラケット11の下側にバンプストップラバ
ー13を設けると共に、ダンパピストン3の下側にリバ
ウンドストップラバー14を設けて、ダンパのバンプ動
作(縮み動作)とリバウンド動作(伸び動作)とに対す
るストッパ機能を得られるようにしている。また、ケー
ス8の中間部外周にばね受け15を固設して、該ばね受
け15と上端のブラケット11との間にサスペンション
スプリング16を縮設している。
【0012】前記電気ヒータ10による圧力媒体の加熱
気化で圧力室9内の蒸気圧を上昇させると、ダンパ本体
1に対しケース8が蒸気圧により押し下げられ、ダンパ
が伸びて車高が上がる。ここで、車高を応答性良く調整
し得るようにするには、電気ヒータ10による圧力媒体
の加熱効率を向上させることが必要になる。そこで、本
実施形態では、ケース8の内面に、液溜り部9aを囲う
樹脂製のカップ状部材から成る断熱層8cを設けて、電
気ヒータ10で加熱された圧力媒体の熱がケース8を介
して外部に放散されることを防止している。
【0013】ところで、ダンパロッド2にケース8を直
結すると、ダンパロッド2とナックルNとがケース8と
ブラケット12とを介して熱的に接続されることにな
る。ここで、ダンパロッド2は電気ヒータ10で加熱さ
れる液相の圧力媒体に接しており、また、ナックルNは
大きな熱容量を持つため、上記の如くダンパロッド2と
ナックルNとが熱的に接続されていると、ナックルNが
ヒートシンク部として機能して、ダンパロッド2からナ
ックルNへの熱引きを生じ、上記の如く断熱層8cを設
けても、電気ヒータ10による圧力媒体の加熱効率は左
程向上しない。
【0014】そこで、本実施形態では、ダンパロッド2
とケース8とを、ウレタン樹脂やラバー等の断熱部材1
7を介して連結している。これを詳述するに、断熱部材
17は筒状に形成されており、ダンパロッド2の下端部
に断熱部材17を上下のワッシャ17a,17a間に挟
んだ状態で外挿してナット2aにより締着すると共に、
断熱部材17の外周面に形成した環状溝にケース8の下
端部内周に固定したリング8dを嵌合している。
【0015】これによれば、断熱部材17がダンパロッ
ド2とケース8との間の熱伝導を遮断する断熱部材とし
て機能して、ダンパロッド2からナックルNへの熱引き
が抑制され、電気ヒータ10による圧力媒体の加熱効率
が向上する。
【0016】尚、上記実施形態では油圧ダンパに本発明
を適用したが、油圧ダンパ以外の摩擦ダンパといった他
のダンパにも本発明を適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ダンパロッドからナックルへの熱引きを断熱
部材で抑制して、熱源による圧力媒体の加熱効率を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明ダンパの一例の半部截断正面図
【符号の説明】
1 ダンパ本体 2 ダンパロッド 8 ケース 9 圧力室 10 電気ヒータ(熱源) N ナックル 12 ブラケット 17 断熱部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンパ本体と、ダンパ本体に下方から上
    下動自在に挿入したダンパロッドとを備える倒立式ダン
    パであって、 ダンパ本体の外側に、ダンパロッドに連結される筒状の
    ケースを上下動自在に設けて、ダンパ本体とケースとの
    間に気液変化する圧力媒体を封入した圧力室を形成し、
    圧力室内に圧力媒体を加熱気化する熱源を設けると共
    に、 ケースに、サスペンションのナックルに締結されるブラ
    ケットを連結するものにおいて、 ダンパロッドとケースとの間に断熱部材を介設する、 ことを特徴とする車高調整機能付きダンパ。
JP10326770A 1998-11-17 1998-11-17 車高調整機能付きダンパ Withdrawn JP2000142063A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089310A (ja) * 2001-07-10 2003-03-25 Kayaba Ind Co Ltd 車高調整機能付きショックアブソーバ
CN107661926A (zh) * 2017-10-25 2018-02-06 上海凌云汽车模具有限公司 热压成型模具用氮气弹簧

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089310A (ja) * 2001-07-10 2003-03-25 Kayaba Ind Co Ltd 車高調整機能付きショックアブソーバ
JP4500471B2 (ja) * 2001-07-10 2010-07-14 カヤバ工業株式会社 車高調整機能付きショックアブソーバ
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Effective date: 20060207