JP2000141289A - ゴム状固体の切断方法 - Google Patents
ゴム状固体の切断方法Info
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- JP2000141289A JP2000141289A JP10323420A JP32342098A JP2000141289A JP 2000141289 A JP2000141289 A JP 2000141289A JP 10323420 A JP10323420 A JP 10323420A JP 32342098 A JP32342098 A JP 32342098A JP 2000141289 A JP2000141289 A JP 2000141289A
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- Japan
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- cutting blade
- rubber
- solid
- hollow cutting
- coolant
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】冷却エネルギーの無駄を抑えて容易に切断する
ことが出来るゴム状固体の切断方法を提供する。 【解決手段】内部に冷媒が貫流されてなる中空切断刃1
を用いる。
ことが出来るゴム状固体の切断方法を提供する。 【解決手段】内部に冷媒が貫流されてなる中空切断刃1
を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム状固体の切断
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム状固体は、粘着性や弾性を有する
為、切断刃に付着し易く、弾性変形して切断面が曲がる
ことがある。そこで、ゴム状固体に冷却気体を噴射して
硬化させ、切断を容易にすることは、特開昭57−92
847号公報に示されているように公知である。
為、切断刃に付着し易く、弾性変形して切断面が曲がる
ことがある。そこで、ゴム状固体に冷却気体を噴射して
硬化させ、切断を容易にすることは、特開昭57−92
847号公報に示されているように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな冷却手段によっては、ゴム状固体が塊状の場合に
は、中心部が充分に冷却される迄に長時間を要し、中心
部が充分に冷却される頃には、表面部は過度に冷却され
ており、冷却エネルギーの無駄が大きいという問題があ
った。
うな冷却手段によっては、ゴム状固体が塊状の場合に
は、中心部が充分に冷却される迄に長時間を要し、中心
部が充分に冷却される頃には、表面部は過度に冷却され
ており、冷却エネルギーの無駄が大きいという問題があ
った。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、冷
却エネルギーの無駄を抑えて容易に切断することが出来
るゴム状固体の切断方法を提供することを目的とする。
却エネルギーの無駄を抑えて容易に切断することが出来
るゴム状固体の切断方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のゴム状
固体の切断方法は、内部に冷媒が貫流されてなる中空切
断刃を用いることを特徴とする。
固体の切断方法は、内部に冷媒が貫流されてなる中空切
断刃を用いることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明のゴム状固体の切断方法
は、更に、ゴム状固体が載置された台が中空切断刃に対
して昇降されることを特徴とする。
は、更に、ゴム状固体が載置された台が中空切断刃に対
して昇降されることを特徴とする。
【0007】請求項1乃至2の発明のゴム状固体の切断
方法に於いて、中空切断刃の材質は、特に限定されず、
例えば、炭素を0.6%以上含む通常の工具鋼が使用可
能であるが、熱伝導率が高いものが好ましい。
方法に於いて、中空切断刃の材質は、特に限定されず、
例えば、炭素を0.6%以上含む通常の工具鋼が使用可
能であるが、熱伝導率が高いものが好ましい。
【0008】中空切断刃の形状は、上部が厚く下縁に行
くに従って薄くなされていれば特に限定されず、上半部
は平板状となされていてもよい。又、刃部は片刃でも両
刃でも何れでもよい。
くに従って薄くなされていれば特に限定されず、上半部
は平板状となされていてもよい。又、刃部は片刃でも両
刃でも何れでもよい。
【0009】中空切断刃の厚みは、特に限定されない
が、熱伝導がよいように、薄肉とするのが好ましく、厚
みが3mm未満の場合には、補強及び冷媒との接触面積増
加の為に、厚み方向の仕切壁を設けるのが好ましい。仕
切壁は、中空切断刃内を冷媒が上下方向に蛇行して貫流
するように、下端が切欠されたものと上端が切欠された
ものとを交互に設けるのが好ましい。
が、熱伝導がよいように、薄肉とするのが好ましく、厚
みが3mm未満の場合には、補強及び冷媒との接触面積増
加の為に、厚み方向の仕切壁を設けるのが好ましい。仕
切壁は、中空切断刃内を冷媒が上下方向に蛇行して貫流
するように、下端が切欠されたものと上端が切欠された
ものとを交互に設けるのが好ましい。
【0010】中空切断刃の表面温度は、切断されるゴム
状固体の材質により−40〜−100℃と相違するが、
例えば、ブチルゴムの場合には−60℃以下とされる必
要がある。−40℃以上であると、ゴム状固体が柔軟性
や粘着性を失うのに充分な程冷却されず、−100℃以
下では、過度に冷却されて、冷却エネルギーの無駄使い
となるからである。
状固体の材質により−40〜−100℃と相違するが、
例えば、ブチルゴムの場合には−60℃以下とされる必
要がある。−40℃以上であると、ゴム状固体が柔軟性
や粘着性を失うのに充分な程冷却されず、−100℃以
下では、過度に冷却されて、冷却エネルギーの無駄使い
となるからである。
【0011】請求項1乃至2の発明のゴム状固体の切断
方法に於いて、冷媒の材質は、中空切断刃との接触面か
ら熱を奪い、所定温度まで冷却するものであれば特に限
定されず、例えば、液体窒素、ドライアイスから昇華さ
れた低温の二酸化炭素等が挙げられる。
方法に於いて、冷媒の材質は、中空切断刃との接触面か
ら熱を奪い、所定温度まで冷却するものであれば特に限
定されず、例えば、液体窒素、ドライアイスから昇華さ
れた低温の二酸化炭素等が挙げられる。
【0012】請求項1乃至2の発明のゴム状固体の切断
方法に於いて、中空切断刃の表面温度を一定に保持する
手段は、特に限定されず、例えば、中空切断刃の表面温
度を非接触温度計により検知し、検知された表面温度を
所定の温度と比較して、低ければ、冷媒の供給管路に設
けられた蝶形弁等の流量調整弁の開度を絞り、高けれ
ば、流量調整弁の開度を増せばよい。
方法に於いて、中空切断刃の表面温度を一定に保持する
手段は、特に限定されず、例えば、中空切断刃の表面温
度を非接触温度計により検知し、検知された表面温度を
所定の温度と比較して、低ければ、冷媒の供給管路に設
けられた蝶形弁等の流量調整弁の開度を絞り、高けれ
ば、流量調整弁の開度を増せばよい。
【0013】請求項2の発明のゴム状固体の切断方法に
於いて、切断は、冷媒の配管に高価な蛇腹管等の伸縮可
能な管材の使用が不要で、安全装置も安価で済むよう
に、ゴム状固体が載置された台を固定された中空切断刃
に対して上昇させることにより行われる。
於いて、切断は、冷媒の配管に高価な蛇腹管等の伸縮可
能な管材の使用が不要で、安全装置も安価で済むよう
に、ゴム状固体が載置された台を固定された中空切断刃
に対して上昇させることにより行われる。
【0014】請求項2の発明のゴム状固体の切断方法に
於いて、ゴム状固体が載置された台の昇降手段は、特に
限定されず、油圧シリンダを用いても、雄螺子が刻設さ
れた回転軸をモータで回転させても、何れでもよい。
於いて、ゴム状固体が載置された台の昇降手段は、特に
限定されず、油圧シリンダを用いても、雄螺子が刻設さ
れた回転軸をモータで回転させても、何れでもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明のゴム状固体の切断方
法を図面に基づいて説明する。図1は本発明のゴム状固
体の切断方法の1実施例を示す説明図、図2は図1に示
されているゴム状固体の切断方法に用いられる中空切断
刃の断面図である。
法を図面に基づいて説明する。図1は本発明のゴム状固
体の切断方法の1実施例を示す説明図、図2は図1に示
されているゴム状固体の切断方法に用いられる中空切断
刃の断面図である。
【0016】図1に於いて、1は固定された、厚み2mm
の工具鋼からなる中空切断刃であって、中空切断刃1の
天板の一端には冷媒の供給管路11、他端には冷媒の放出
管路12が接続されており、内部に冷媒が貫流されるよう
なされている。
の工具鋼からなる中空切断刃であって、中空切断刃1の
天板の一端には冷媒の供給管路11、他端には冷媒の放出
管路12が接続されており、内部に冷媒が貫流されるよう
なされている。
【0017】供給管路11の端部には、冷媒を充填したボ
ンベ2が接続され、供給管路11の中間には、中空切断刃
1の表面温度に応じて冷媒の流量を吊設する流量調整弁
13が配設されている。
ンベ2が接続され、供給管路11の中間には、中空切断刃
1の表面温度に応じて冷媒の流量を吊設する流量調整弁
13が配設されている。
【0018】3は塊状のゴム状固体4が載置された台で
あって、中空切断刃1に対して昇降可能となされてい
る。台3の中央には、ゴム状固体4の切断時に、中空切
断刃1の先端が台3の表面に接触して損傷しないよう、
凹溝31が設けられている。
あって、中空切断刃1に対して昇降可能となされてい
る。台3の中央には、ゴム状固体4の切断時に、中空切
断刃1の先端が台3の表面に接触して損傷しないよう、
凹溝31が設けられている。
【0019】中空切断刃1の内部には、図2に示されて
いるように、下端が切欠された仕切壁14と、上端が切欠
された仕切壁15とが、交互に厚み方向に設けられてお
り、冷媒が上下方向に蛇行しながら貫流するようになさ
れている。
いるように、下端が切欠された仕切壁14と、上端が切欠
された仕切壁15とが、交互に厚み方向に設けられてお
り、冷媒が上下方向に蛇行しながら貫流するようになさ
れている。
【0020】ゴム状固体の切断時には、ゴム状固体4を
台3上に載置し、台3を中空切断刃1に対して上昇さ
せ、冷媒によって冷却された中空切断刃1に接近する
と、ゴム状固体4は表面から冷却されて硬化し、柔軟性
や粘着性を失う。
台3上に載置し、台3を中空切断刃1に対して上昇さ
せ、冷媒によって冷却された中空切断刃1に接近する
と、ゴム状固体4は表面から冷却されて硬化し、柔軟性
や粘着性を失う。
【0021】更に、台3が上昇して中空切断刃1に接触
して切断が進行するに連れて、ゴム状固体4は順次中空
切断刃1との接触面から下方に切断部分の冷却、硬化が
進行してゆき、容易に切断される。
して切断が進行するに連れて、ゴム状固体4は順次中空
切断刃1との接触面から下方に切断部分の冷却、硬化が
進行してゆき、容易に切断される。
【0022】
【発明の効果】本発明のゴム状固体の切断方法は、叙上
の通り構成されているので、ゴム状固体の必要最小限の
部分が冷却され、冷却エネルギーの無駄を抑えて容易に
切断することが出来る。
の通り構成されているので、ゴム状固体の必要最小限の
部分が冷却され、冷却エネルギーの無駄を抑えて容易に
切断することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴム状固体の切断方法の1実施例を示
す説明図。
す説明図。
【図2】図1に示されているゴム状固体の切断方法に用
いられる中空切断刃の断面図。
いられる中空切断刃の断面図。
1 中空切断刃 2 ボンベ 3 台 4 ゴム状固体 11 冷媒の供給管路 12 冷媒の放出管路 13 流量調整弁 14 下端が切欠された仕切壁 15 上端が切欠された仕切壁 31 凹溝
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に冷媒が貫流されてなる中空切断刃
を用いることを特徴とするゴム状固体の切断方法。 - 【請求項2】 ゴム状固体が載置された台が中空切断刃
に対して昇降されることを特徴とする請求項1記載のゴ
ム状固体の切断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10323420A JP2000141289A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | ゴム状固体の切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10323420A JP2000141289A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | ゴム状固体の切断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000141289A true JP2000141289A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18154496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10323420A Pending JP2000141289A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | ゴム状固体の切断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000141289A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101898367A (zh) * | 2010-07-20 | 2010-12-01 | 江苏瑞泰科技有限公司 | 带有冷却装置的切刀 |
EP2260983A3 (en) * | 2009-06-08 | 2011-03-02 | Promec bvba | Apparatus and method for precisely cutting an elastomer or rubber edge |
JP2011124279A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Apic Yamada Corp | 搬送治具及び切削装置 |
JP2015181382A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 株式会社愛産製作所 | アイスクリームを含む冷菓の切断方法及び切断装置 |
CN109262679A (zh) * | 2018-10-24 | 2019-01-25 | 杭州腾力工具有限公司 | 一种pvc套管冷却冷切割机 |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP10323420A patent/JP2000141289A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2260983A3 (en) * | 2009-06-08 | 2011-03-02 | Promec bvba | Apparatus and method for precisely cutting an elastomer or rubber edge |
JP2011124279A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Apic Yamada Corp | 搬送治具及び切削装置 |
CN101898367A (zh) * | 2010-07-20 | 2010-12-01 | 江苏瑞泰科技有限公司 | 带有冷却装置的切刀 |
JP2015181382A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 株式会社愛産製作所 | アイスクリームを含む冷菓の切断方法及び切断装置 |
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