JP2000140764A - 乾式粉体分級機の供給分散管 - Google Patents
乾式粉体分級機の供給分散管Info
- Publication number
- JP2000140764A JP2000140764A JP10359984A JP35998498A JP2000140764A JP 2000140764 A JP2000140764 A JP 2000140764A JP 10359984 A JP10359984 A JP 10359984A JP 35998498 A JP35998498 A JP 35998498A JP 2000140764 A JP2000140764 A JP 2000140764A
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- JP
- Japan
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- flow
- pipe
- dispersion
- dry powder
- feeding
- Prior art date
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- Pending
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乾式粉体分級機の供給分散管内での旋回流や
渦流による分散を促進することを特徴として、分級効率
（分級の精度、収率および安定性）の向上を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 乾式粉体分級機の供給分散管の中を粉粒体と
気体とが一緒に流れるとき、摺動流が生じることなく旋
回流や渦流となったり、粉粒体が塊となって管の中心部
を直進しないように、供給分散管の中心部に邪魔板状〜
スクリュー状のシャフト〜羽根車からなるバッフルを設
ける構成である。
渦流による分散を促進することを特徴として、分級効率
（分級の精度、収率および安定性）の向上を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 乾式粉体分級機の供給分散管の中を粉粒体と
気体とが一緒に流れるとき、摺動流が生じることなく旋
回流や渦流となったり、粉粒体が塊となって管の中心部
を直進しないように、供給分散管の中心部に邪魔板状〜
スクリュー状のシャフト〜羽根車からなるバッフルを設
ける構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、化学工場や石灰石等
の粉砕分級工場等において使用する乾式粉体分級機に関
する発明である。
の粉砕分級工場等において使用する乾式粉体分級機に関
する発明である。
【０００２】
【従来の技術】従来の乾式粉体分級機では、分級機の中
に粉粒体と気体とを一緒に搬送する供給管は、その内部
には突起等のない滑らかな中空の管である。供給量によ
っては管内に摺動流ができて、流動抵抗が増加し、搬送
量が減少したり、流れが不安定となる。また、管内にお
ける粉粒体と気体との混合や分散が不充分であり、その
ため分級精度や収率が低下したり、不安定になるなどの
問題点があった。
に粉粒体と気体とを一緒に搬送する供給管は、その内部
には突起等のない滑らかな中空の管である。供給量によ
っては管内に摺動流ができて、流動抵抗が増加し、搬送
量が減少したり、流れが不安定となる。また、管内にお
ける粉粒体と気体との混合や分散が不充分であり、その
ため分級精度や収率が低下したり、不安定になるなどの
問題点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、今までの
供給管の内部が中空あることによる分級効率（分級の精
度、収率および安定性）に関する問題点を解決する供給
分散管の提供を目的とする。
供給管の内部が中空あることによる分級効率（分級の精
度、収率および安定性）に関する問題点を解決する供給
分散管の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の乾式粉体分級
機の供給分散管は、粉粒体と気体との混合の開始位置か
ら分級機の内部に放出するまでの搬送管であり、その中
心部に粉粒体と気体との混合流体に旋回流や渦流を生じ
させるバッフル（流れを制御する物体）を設けて、摺動
流を抑制し、粉粒体の分散性を向上することを特徴とす
る。
機の供給分散管は、粉粒体と気体との混合の開始位置か
ら分級機の内部に放出するまでの搬送管であり、その中
心部に粉粒体と気体との混合流体に旋回流や渦流を生じ
させるバッフル（流れを制御する物体）を設けて、摺動
流を抑制し、粉粒体の分散性を向上することを特徴とす
る。
【０００５】
【作用】乾式粉体分級機は、遠心力と流速とによって分
級する機構が一般的であり、そのため、分級前に粉粒体
が気体中に充分に分散していることが最も重要である。
この発明の乾式粉体分級機の供給分散管の中心部には、
邪魔板状〜スクリュー状のシャフト〜羽根車からなるバ
ッフルがあるので、その周辺を粉粒体と気体とが一緒に
流れるとき、旋回流や渦流が生じて混合・分散が促進さ
れる。更に、旋回流のため管壁には比較的粗い粉粒体が
流れ、比較的細かい粉粒体は管の中心部を管壁に比べて
速い速度で搬送される。このような状態下では重力の影
響による摺動流は生じ難くなり、バッフルによって断面
が小さくなった供給分散管に対して、作用効果面では有
効断面積を大きくすることになるので、流動抵抗の減少
により平均流速が増加して混合・分散が促進される。ま
た、中空の管の中を粉粒体と気体とが一緒に流れると
き、管の中心部では流速が最も速いので、粉粒体の塊が
気体と混合しないで比較的直進し易いのに対して、管の
中心部に邪魔板状〜スクリュー状のシャフト〜羽根車か
らなるバッフルがある供給分散管では、粉粒体の塊の直
進を妨害して、激しい旋回流や渦流によって粉粒体は混
合・分散する。このような分散効果によって、分級効率
（分級の精度、収率および安定性）を向上する。
級する機構が一般的であり、そのため、分級前に粉粒体
が気体中に充分に分散していることが最も重要である。
この発明の乾式粉体分級機の供給分散管の中心部には、
邪魔板状〜スクリュー状のシャフト〜羽根車からなるバ
ッフルがあるので、その周辺を粉粒体と気体とが一緒に
流れるとき、旋回流や渦流が生じて混合・分散が促進さ
れる。更に、旋回流のため管壁には比較的粗い粉粒体が
流れ、比較的細かい粉粒体は管の中心部を管壁に比べて
速い速度で搬送される。このような状態下では重力の影
響による摺動流は生じ難くなり、バッフルによって断面
が小さくなった供給分散管に対して、作用効果面では有
効断面積を大きくすることになるので、流動抵抗の減少
により平均流速が増加して混合・分散が促進される。ま
た、中空の管の中を粉粒体と気体とが一緒に流れると
き、管の中心部では流速が最も速いので、粉粒体の塊が
気体と混合しないで比較的直進し易いのに対して、管の
中心部に邪魔板状〜スクリュー状のシャフト〜羽根車か
らなるバッフルがある供給分散管では、粉粒体の塊の直
進を妨害して、激しい旋回流や渦流によって粉粒体は混
合・分散する。このような分散効果によって、分級効率
（分級の精度、収率および安定性）を向上する。
【０００６】
【実施例１】図１は駕籠型乾式粉体分級機の供給分散管
の１例を示す。この乾式粉体分級機は、高速回転するス
リット状の隙間を有する駕籠型のローター１に気体中に
分散した粉粒体が吸引されるとき、ローター１の回転に
よる遠心力によって粗い粉粒体は弾かれて除去され、残
った細かい粉粒体を気体と一緒に吸引し採取する分級機
である。供給分散管２には、管の中心部に点線で示すよ
うにスクリュー状のシャフトをバッフルとして設けた１
例を示す。
の１例を示す。この乾式粉体分級機は、高速回転するス
リット状の隙間を有する駕籠型のローター１に気体中に
分散した粉粒体が吸引されるとき、ローター１の回転に
よる遠心力によって粗い粉粒体は弾かれて除去され、残
った細かい粉粒体を気体と一緒に吸引し採取する分級機
である。供給分散管２には、管の中心部に点線で示すよ
うにスクリュー状のシャフトをバッフルとして設けた１
例を示す。
【実施例２】図２はディスク型乾式粉体分級機の供給分
散管の１例を示す。この乾式粉体分級機は、高速回転す
る分級ディスク盤（２枚のディスクが一体になった盤）
１の間の外縁部に気体中に分散した粉粒体が吸引される
と、分級ディスク盤１の回転による遠心力によって粗い
粉粒体は更に外縁に弾かれて除去され、残った細かい粉
粒体を気体と一緒に、分級ディスク盤１の回転軸に近い
側面より吸引し採取する分級機である。供給分散管２に
は、管の中心部に点線で示すようにスクリュー状の羽根
車をバッフルとして設けた１例を示す。
散管の１例を示す。この乾式粉体分級機は、高速回転す
る分級ディスク盤（２枚のディスクが一体になった盤）
１の間の外縁部に気体中に分散した粉粒体が吸引される
と、分級ディスク盤１の回転による遠心力によって粗い
粉粒体は更に外縁に弾かれて除去され、残った細かい粉
粒体を気体と一緒に、分級ディスク盤１の回転軸に近い
側面より吸引し採取する分級機である。供給分散管２に
は、管の中心部に点線で示すようにスクリュー状の羽根
車をバッフルとして設けた１例を示す。
【０００７】
【発明の効果】この発明の乾式粉体分級機の供給分散管
は、粉粒体の分散のために特別な動力を用いることなく
（強制的に混合を促進しようとすれば、動力を用いて羽
根車を回転翼とすることが出来る）、粉粒体と気体との
混合の開始位置から分級機の内部の分級位置までの間で
最も高速の流れとなる管内において、激しい旋回流や渦
流をつくり、細かい粉粒体の二次凝集物の解体も含めて
粉粒体を分散する効果を有することによって分級の精度
と収率を向上・安定させることが出来る。
は、粉粒体の分散のために特別な動力を用いることなく
（強制的に混合を促進しようとすれば、動力を用いて羽
根車を回転翼とすることが出来る）、粉粒体と気体との
混合の開始位置から分級機の内部の分級位置までの間で
最も高速の流れとなる管内において、激しい旋回流や渦
流をつくり、細かい粉粒体の二次凝集物の解体も含めて
粉粒体を分散する効果を有することによって分級の精度
と収率を向上・安定させることが出来る。
【図１】 駕籠型乾式粉体分級機の供給分散管の１例の
図である。
図である。
１…高速回転する駕籠型のローター ２…供給分散管 ３…供給分散管の中心部のスクリュー状のシャフト ４…粉粒体の入口 ５…気体の入口 ６…粗い粉粒体の出口 ７…細かい粉粒体と気体の出口 ８…乾式粉体分級機本体
【図２】 ディスク型乾式粉体分級機の供給分散管の１
例の図である。
例の図である。
１…高速回転する分級ディスク盤 ２…供給分散管 ３…供給分散管内のスクリュー状の羽根車 ４…粉粒体の入口 ５…気体の入口 ６…粗い粉粒体の出口 ７…細かい粉粒体と気体の出口 ８…乾式粉体分級機本体
Claims (2)
- 【請求項１】 乾式粉体分級機の供給分散管の中心部に
設けたバッフルにより粉粒体と気体との混合と分散を促
進することを特徴とした供給分散管。 - 【請求項２】 乾式粉体分級機の供給分散管の中心部に
設けた回転翼により粉粒体と気体との混合と分散を促進
することを特徴とした供給分散管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10359984A JP2000140764A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 乾式粉体分級機の供給分散管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10359984A JP2000140764A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 乾式粉体分級機の供給分散管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000140764A true JP2000140764A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18467307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10359984A Pending JP2000140764A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 乾式粉体分級機の供給分散管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000140764A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011088063A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Jfe Steel Corp | 製鉄スラグの分離方法 |
| JP2015027672A (ja) * | 2014-09-10 | 2015-02-12 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 製鉄スラグの分離方法 |
| CN110465494A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-19 | 若羌县珈蓝环保科技有限公司 | 干式农田膜除杂一体机 |
-
1998
- 1998-11-11 JP JP10359984A patent/JP2000140764A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011088063A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Jfe Steel Corp | 製鉄スラグの分離方法 |
| JP2015027672A (ja) * | 2014-09-10 | 2015-02-12 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 製鉄スラグの分離方法 |
| CN110465494A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-19 | 若羌县珈蓝环保科技有限公司 | 干式农田膜除杂一体机 |
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