JP2000140530A - 高ろ過性バグフィルター用ろ布及びその製造方法 - Google Patents

高ろ過性バグフィルター用ろ布及びその製造方法

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JP2000140530A JP10315007A JP31500798A JP2000140530A JP 2000140530 A JP2000140530 A JP 2000140530A JP 10315007 A JP10315007 A JP 10315007A JP 31500798 A JP31500798 A JP 31500798A JP 2000140530 A JP2000140530 A JP 2000140530A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排ガス中のダストろ過において、高速ろ過にお
いてもダスト払い落とし性が良好で目詰まりが小さい高
ろ過性バグフィルター 用ろ布を提供することである。 【解決手段】ろ過層と支持層が積層一体化した通気度が
1〜20cc/cm2・ s のバグフィルター用ろ布であって、
前記ろ過層はポリフェニレンサルファイド繊維を含有す
る見かけの空隙率が40〜90%である高ろ過性バグフ
ィルター用ろ布、及び180℃乾熱収縮率が3%以上の
ポリフェニレンサルファイド繊維を含有するろ過層と支
持層とを積層一体化処理してろ布となし、次いで該ろ布
を熱処理することにより前記ろ過層の見かけの空隙率が
40〜90%で、且つ前記ろ布の通気度が1〜20cc/c
m2・ s とする高ろ過性バグフィルター用ろ布の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種繊維よりなる
バグフィルター用ろ布において、ダスト目詰まりがな
く、ダスト払い落とし性が良好で、長期安定して排ガス
中のダストろ過が行える、高ろ過性バグフィルター用ろ
布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭焚きボイラー、都市ゴミ焼却炉、産
業廃棄物焼却炉等から排出される排ガス中には煤塵のみ
ならずダイオキシン等の有害物質も含まれており、大気
汚染防止として各種排ガス集塵は非常に重要である。ま
た、ダイオキシン生成抑制および排出抑制の観点からも
バグフィルターによる排ガスろ過が大きく期待されてい
る。また、大きなろ過速度で目詰まりなく長期運転でき
れば、ろ過面積やバグフィルター設置面積を小さくでき
コストダウンにもつながる。
【0003】ダストによる目詰まりが小さく、ダスト排
気濃度も小さく、なおかつ長期安定して排ガス処理を行
う方法として、様々な方法が検討されている。例えば、
不織布あるいは織物のろ過面にPTFEからなる細孔径
が約2μm程度のメンブレンを接着させ払い落とし性を
向上させたもの。また、特開平1−75169号報公報
ではろ過層の厚み方向の中央部にスリットを入れたフィ
ルムを形成させ、ダスト漏れを防ぐ方法。さらに、特開
平9−57026号公報ではニードルパンチングによる
刺針密度を大きくして緻密化させる方法等が検討されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなPTFE
メンブレンをろ布に接着したものでは、パルスジェット
方式によるダスト払い落とし性は優れるが、他素材との
接着性が悪いというPTFEのもつ特性から長期に渡る
パルスジェット払い落とし操作によりメンブレン自体が
ろ過面から剥がれるという問題がある。また、メンブレ
ン加工コストが非常に高く、現在あるバグフィルター用
ろ布として最も高いものとなっている。特開平1−75
169号公報では、ろ過層内部のフィルムによりろ布を
通過しようとしたダストを捕捉することができるが、繊
維からなるろ過層自体の空隙率が大きいため、目詰まり
を起こし長期安定して排ガスろ過を行えないと言う問題
がある。また、特開平9−57026号報公報では空隙
率を小さくして緻密化させようとすると、ニードル針に
よりろ布内部の支持層がダメージを受け強力低下を引き
起こしたり、ろ過層の繊維自体を傷つけてしまうという
問題がある。
【0005】本発明は、上記従来技術のバグフィルター
用ろ布の持つ問題点に対し、特に、メンブレンを使用し
なくても、ニードルパンチによりろ布を傷つけなくて
も、各種繊維のろ過層と支持層からなるバグフィルター
用ろ布により、目詰まりやダスト漏れもなく、長期安定
して排ガスろ過が行える高ろ過性バグフィルター用ろ布
を提案する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、180℃乾熱収縮率が3%以上のポリフェ
ニレンサルファイド繊維を含有するバグフィルター用フ
ェルトを熱処理することにより見かけの空隙率が40〜
90%のろ過層を製造し、次いで、支持層と積層し一体
化処理することにより、通気度が1〜20cc/cm2・ s の
バグフィルター用フェルトとなす事を特徴とする高ろ過
性バグフィルター用ろ布を提供するものである。
【0007】即ち、本発明はろ過層と支持層が積層一体
化した通気度が1〜20cc/cm2・ sのバグフィルター用
ろ布であって、前記ろ過層はポリフェニレンサルファイ
ド繊維を含有する見かけの空隙率が40〜90%である
ことを特徴とする高ろ過性バグフィルター用ろ布であっ
て、具体的にはろ過層はポリフェニレンサルファイド繊
維及びポリイミド、ポリアミドイミド、ポリテトラフル
オロエチレン、ガラス繊維のいずれか一種以上の繊維と
混綿あるいは積層されたものからなることを特徴とする
上記記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布及び、支持層
はポリフェニレンサルファイド、ポリイミド、ポリアミ
ドイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ガラスのいず
れか一種以上の繊維からなることを特徴とする上記記載
の高ろ過性バグフィルター用ろ布である。
【0008】また本発明は180℃乾熱収縮率が3%以
上のポリフェニレンサルファイド繊維を含有するろ過層
と支持層とを積層一体化処理してろ布となし、次いで該
ろ布を熱処理することにより前記ろ過層の見かけの空隙
率が40〜90%で、且つ前記ろ布の通気度が1〜20
cc/cm2・ s とすることを特徴とする高ろ過性バグフィル
ター用ろ布の製造方法であって、具体的には熱処理は、
熱風処理温度が150〜350℃であることを特徴とす
る上記記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布の製造方
法、熱処理は、高温スチーム処理によることを特徴とす
る上記記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布の製造方
法、熱処理後に加熱プレス処理を施すことを特徴とする
上記記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布の製造方法、
熱処理後にろ過面の毛焼き処理を施すことを特徴とする
上記記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布の製造方法、
及びろ過層と支持層をニードルパンチ、あるいはウオー
ターパンチにより積層一体化することを特徴とする上記
記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布の製造方法であ
る。
【0009】上記構成からなる本発明の高ろ過性バグフ
ィルター用ろ布は、排ガス中のダストろ過を目詰まりな
く、ダスト漏れも小さく、さらに、パルスジェット方式
や逆先方式の払い落とし操作において長期安定した優れ
た特性を示すことができる。
【0010】以下本発明を詳述する。各種繊維からなる
ろ過層と支持層からなるバグフィルター用ろ布で、目詰
まりやダスト漏れもなく、長期安定して排ガスろ過が行
える高ろ過性バグフィルター用ろ布を得るには、見かけ
の空隙率を40〜90%、好ましくは60〜80%にす
る必要がある。本発明においては、180℃乾熱収縮率
が3%以上、好ましくは4%以上のポリフェニレンサル
ファイド繊維を含有するバグフィルター用ろ布を熱処理
することにより緻密化させ、高ろ過性バグフィルター用
ろ布を得ることができる。なお、見かけの空隙率は次式
により求めた。バグフィルター用ろ布を2.5cm ×10cmに
カット し、60g/cm2 荷重のダイヤルゲージで厚さt(cm) を
はかり、サンプル重量w(g)を秤量する。また、繊維の比
重ρから見かけの空隙率εを求めた。 ε={1−w /(25・t・ρ)}・100
【0011】本発明に用いるバグフィルター用ろ布を構
成する好適な繊維としては、ポリフェニレンサルファイ
ドが挙げられるが、単独、あるいはその他の繊維との混
綿、積層等によりバグフィルター用ろ布を形成する事が
できる。その他の繊維としては、ポリイミド、ポリアミ
ド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル、ガラ
ス等が挙げられる。
【0012】本発明に用いるポリフェニレンサルファイ
ド繊維とは、p−フェニレンサルファイト(−C6 4
−S−)単位を含有するポリマーからなる繊維で、p−
フェニレンサルファイド繰り返し単位を70重量%以
上、さらに好ましくは90重量%以上含む線状ポリマー
からなる繊維である。ポリフェニレンサルファイド繊維
は、耐熱性、各種薬品に対する耐薬品性、難燃性に優れ
ることから、190℃以下での使用範囲ではバグフィル
ター用ろ布として非常に高い性能を発揮する。
【0013】ろ過層に用いるポリフェニレンサルファイ
ド繊維は、180℃乾熱収縮率が3%以上の短繊維を用
いる。3%未満では、熱処理時収縮による見かけの空隙
率の低減効果が小さく、目的とする高ろ過性バグフィル
ター用ろ布を得ることができない。また、繊維の繊維径
は0.1〜100μmであることが望ましく、1〜50
μmが好ましい。さらに、繊維断面形状については、丸
形、三角、トライローバル、ランダム等種々あるが、特
に限定されるものではなく、微粒子の捕捉という面から
考えると比表面積がより大きいものが好ましい。
【0014】本発明に用いる熱処理としては、熱風処理
温度が150〜350℃、好ましくは200〜320℃
であり、180℃、30分下での乾熱収縮率が3%以上
のポリフェニレンサルファイド繊維を収縮させ、その
後、加熱ロールによりプレスしさらに緻密化させる。さ
らにろ過面は毛焼きによりダスト払い落とし性を向上さ
せる。バグフィルター用ろ布を緻密化させるための熱処
理としては、高温スチームを用いた処理や赤外線による
熱処理等も採用できる。
【0015】本発明に用いるバグフィルター用ろ布は、
その構成繊維の形態に特に制限されないが、短繊維から
なるろ過層と、マルチフィラメント、モノフィラメン
ト、紡績糸からなる支持層から構成される組み合わせが
好ましい。ろ布の形成方法としては、ニードルパンチン
グ法やウオーターパンチング法が挙げられる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。まお、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。
【0017】ろ過特性評価は、図1のような東洋紡績
(株)製フィルターバグ用ろ布ろ過試験機にて評価し
た。ダストはフライアッシュ10種を用い、ダスト濃度
15(g/m 3)、ろ過面積0.04(m2)、ろ過速度3(m/mi
n) 、圧力損失150(mmH2O) にてパルスジェットダス
ト払い落としをパルス圧3(kg/cm2)で300回行った。
そして、初期ダスト保持量と最終回ダスト保持量とから
ダスト保持率(%)=(最終回ダスト保持量/初期ダス
ト保持量)・100を測定した。また、捕集効率につい
ては吹き漏れ量(排気濃度)を粉塵濃度計にて測定し
た。なお、初期ダスト保持量とは、ろ布にダストをプレ
コート層として付着させた後の第一回目のダスト保持量
である。
【0018】(実施例1)バグフィルター用ろ布は一般
的なニードルパンチング加工工程により作成した。ろ過
層として用いたポリフェニレンサルファイド短繊維(東
洋紡績(株)製)は2デニール、51mm、丸断面、強度
4.9(g/d) 、180℃30分での乾熱収縮率が4.4
%である。支持層には同じく225デニール、60フィ
ラメント、強度4.8(g/d) 、180℃30分での乾熱
収縮率が4.2%のマルチフィラメント繊維を平織りに
して用いた。まず、予備開繊を行い上記短繊維をローラ
ーカードに供し、細かな開繊、繊維配列を行った後、ク
ロスレイヤーによりウエブを積層し、プレニーパン、仕
上げニーパンをしてろ過層を形成し、このろ過層を上記
支持層上下にさらにニードルパンチング工程により一体
化させ、450(g/m2)のろ布を得た。このろ布は、24
0℃熱風処理をしタテ約4%ヨコ約6%収縮させた。さ
らに200℃35(kg/cm2)のカレンダーロールにてプレ
スしろ過面は毛焼き処理をし、厚さ1.6mm、通気度1
0(cc/cm2 ・ s)見かけの空隙率78%のバグフィルター
用ろ布を得た。このろ布のろ過特性を測定したところ、
ダスト保持量85%、捕集効率99.9989%を得、
バグフィルターとして高いろ過特性を示した。
【0019】(実施例2)実施例1と同様なろ過層、支
持層を用いてニードルパンチ工程を経てろ布を形成し
た。ただし、1デニール、60mmのポリフェニレンサル
ファイド短繊維を目付が100(g/m2)になるように作成
し、これを上記ろ布のろ過面にニードルパンチ工程によ
り一体化させ、トータル目付が550(g/m2)になるよう
に作成した。実施例1と同様に、240℃熱風処理によ
りタテ・ヨコ約5%収縮させ、さらに、熱カレンダーに
よるプレス、毛焼き加工を実施した。このろ布は、厚み
1.7mm、通気度は8(cc/cm2 ・ s)で見かけの空隙率は
76%、ろ過表層部見かけの空隙率65%でであった。
やはり同様にろ過特性を評価したところ、ダスト保持量
は92%、捕集効率99.9999%を得、非常に高い
ろ過特性を示した。
【0020】(比較例1)実施例1と同様な短繊維、支
持層を用いて、ニードルパンチ工程によりトータル目付
が400(g/m2)になるようにろ布を形成した。そして、
熱風処理を行わずに、200℃熱カレンダーのみにより
厚み調整をした。厚みは、3.0mmで見かけの空隙率は
90%であった。実施例と同様にろ過特性を評価する
と、ダスト保持量は48%で、捕集効率は99.825
4%であり、ろ布状態を確認するとろ布内部までダスト
が侵入し、目詰まりを起こしているのが確認された。
【0021】(比較例2)実施例1と同様な短繊維、支
持層を用いて、ニードルパンチ加工によりトータル目付
が500(g/m2)になるように形成した。そして、熱風処
理を行わずに、210℃熱カレンダーのみにより厚み調
整した。厚みは、2.2mmで見かけの空隙率は85%で
あった。実施例1、2と同様ろ過特性を評価すると、ダ
スト保持率は59%で捕集効率は99.9854%であ
った。
【0022】(比較例3)ろ過層に、ポリフェニレンサ
ルファイド繊維2デニール、51mm、強度4.4(g/d)
、180℃30分での乾熱収縮率が2.7%の短繊維
を用いた。また、支持層には225デニール、60フィ
ラメント、強度4.6(g/d) 、180℃30分の乾熱収
縮率が2.5%のマルチフィラメント繊維を平織りにし
て用いた。実施例1と同様に、ニードルパンチ加工によ
りトータル目付が460(g/m2)のろ布を得た。このろ布
は、実施例1と同様に240℃熱風処理、熱カレンダー
ロールによるプレス、ろ過面毛焼きを行い、厚み1.9
mm、通気度13(cc/cm2 ・ s)で見かけの空隙率が83%
のバグフィルター様ろ布を得た。ろ過特性評価結果は、
ダスト保持量68%で捕集効率は99.9921%であ
った。
【0023】以上のように、180℃30分下での乾熱
収縮率が3%以上のポリフェニレンサルファイドをニー
ドルパンチにより加工し、その後、熱風処理による収
縮、及び熱ロール処理し、バグフィルター用ろ布の見か
けの空隙率を90%以下とする事により、実施例にも見
られるように高いろ過速度においても高いろ過特性を示
すバグフィルター用ろ布を得ることができた。実施例2
見られるように、さらに、ろ過表層部の見かけの空隙率
を小さくすることによりさらに高いろ過特性を示すこと
ができた。一方、比較例2、3に見られるように、見か
けの空隙率は85%程度であるが、実施例と比較すると
捕集効率が多少低下している。通常一般的な1.0(m/m
in) 前後のろ過速度では比較例2、3でも十分な長期安
定性を示すと思われるが、ろ過速度が3(m/min) と非常
に大きくなると、ろ布へのダスト侵入が光学顕微鏡、走
査型電子顕微鏡から確認され、目詰まりを起こしている
のが分かり、実使用で、ろ過速度が3(m/min) 程度に早
まると、長期安定してダストろ過が行えないと推測され
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、ポリフェニレンサルフ
ァイド繊維からなるろ布を熱風処理して見かけの空隙率
を小さくすることにより、長期安定してダスト払い落と
しができ、ダスト目詰まりも小さい、ろ過特性が長期安
定したバグフィルター用ろ布を提供する事を可能とし
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用したフィルターバグ用ろ布ろ過特
性評価装置の概略図。
【符号の説明】
1:スクリューフィーダー、2:フライアッシュ10
種、3:オーバーフローフィルター、4:テストサンプ
ル、5:パルスエアー、6:粉塵濃度計、7:排気ダス
トトラップ用フィルター、8:流量計、9:吸引ポン
プ、10:ガスメーター、11:排気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D019 AA01 BA13 BB02 BB10 BD01 CA01 CA04 CB06 4F100 AG00A AG00B AK18A AK18B AK49A AK49B AK50A AK50B AK57A AK57B AT00B BA02 BA13 DG01A DG12A EC09 EC092 EJ17 EJ172 EJ42 EJ422 GB56 JA20A JD02 JD20A YY00 4L032 AA06 AB02 AB04 AC01 BD01 BD03 DA00 EA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ろ過層と支持層が積層一体化した通気度が
    1〜20cc/cm2・ sのバグフィルター用ろ布であって、
    前記ろ過層はポリフェニレンサルファイド繊維を含有す
    る見かけの空隙率が40〜90%であることを特徴とす
    る高ろ過性バグフィルター用ろ布。
  2. 【請求項2】ろ過層はポリフェニレンサルファイド繊維
    及びポリイミド、ポリアミドイミド、ポリテトラフルオ
    ロエチレン、ガラス繊維のいずれか一種以上の繊維と混
    綿あるいは積層されたものからなることを特徴とする請
    求項1記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布。
  3. 【請求項3】支持層はポリフェニレンサルファイド、ポ
    リイミド、ポリアミドイミド、ポリテトラフルオロエチ
    レン、ガラスのいずれか一種以上の繊維からなることを
    特徴とする請求項1記載の高ろ過性バグフィルター用ろ
    布。
  4. 【請求項4】180℃乾熱収縮率が3%以上のポリフェ
    ニレンサルファイド繊維を含有するろ過層と支持層とを
    積層一体化処理してろ布となし、次いで該ろ布を熱処理
    することにより前記ろ過層の見かけの空隙率が40〜9
    0%で、且つ前記ろ布の通気度が1〜20cc/cm2・ s と
    することを特徴とする高ろ過性バグフィルター用ろ布の
    製造方法。
  5. 【請求項5】熱処理は、熱風処理温度が150〜350
    ℃であることを特徴とする請求項4記載の高ろ過性バグ
    フィルター用ろ布の製造方法。
  6. 【請求項6】熱処理は、高温スチーム処理によることを
    特徴とする請求項4記載の高ろ過性バグフィルター用ろ
    布の製造方法。
  7. 【請求項7】熱処理後に加熱プレス処理を施すことを特
    徴とする請求項4記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布
    の製造方法。
  8. 【請求項8】熱処理後にろ過面の毛焼き処理を施すこと
    を特徴とする請求項4記載の高ろ過性バグフィルター用
    ろ布の製造方法。
  9. 【請求項9】ろ過層と支持層をニードルパンチ、あるい
    はウオーターパンチにより積層一体化することを特徴と
    する請求項4記載の高ろ過性バグフィルター用ろ布の製
    造方法。
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