JP2000138754A - 交換機システム及びその試験方法 - Google Patents

交換機システム及びその試験方法

Info

Publication number
JP2000138754A
JP2000138754A JP10311250A JP31125098A JP2000138754A JP 2000138754 A JP2000138754 A JP 2000138754A JP 10311250 A JP10311250 A JP 10311250A JP 31125098 A JP31125098 A JP 31125098A JP 2000138754 A JP2000138754 A JP 2000138754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
selector
connection
exchange
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10311250A
Other languages
English (en)
Inventor
Yamato Sakurai
大和 櫻井
Yuji Maekawa
祐史 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10311250A priority Critical patent/JP2000138754A/ja
Publication of JP2000138754A publication Critical patent/JP2000138754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、交換機システムを構成する各種装置
の機能試験を容易且つ確実に行なえる交換機システムを
提供とすることを課題とする。 【解決手段】交換機システムは、交換機600、70
0、800、900と、プロセッサ80等を有する。ア
ナログ加入者インタフェース装置921の試験の指示が
与えられると、プロセッサ80はシステムデータ91に
基づき試験装置601を選択し、セレクタ610、91
0、920と各セレクタ内のリレーを制御して、保守回
線1a、2aを介して試験装置601とアナログ加入者
インタフェース装置921とを接続させ、試験装置60
1にアナログ加入者インタフェース装置921の試験を
行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機システム及
びその試験方法に関する。近年、通信サービスの多様化
により、交換機システムには様々な加入者インタフェー
ス装置やトランク装置等が接続されてきており、交換機
システムの構成が巨大化・複雑化している。従って、交
換機システムを構成する各種装置の機能を試験するため
の試験実施手順も複雑化している。
【0002】そこで、試験実施手順の簡略化が可能な交
換機システム及びその試験方法が求められている。
【0003】
【従来の技術】図1は、従来の交換機システムの構成を
示す図である。図1に示すように、交換機システムは、
交換機100(SW1)、200(SW2)、300
(SW3)、400(SW4)、ジャンパ−ターミナル
フレーム500(JPTF)等から構成される。また、
交換機100は、交換機システムを構成する各種装置の
機能試験を行うための試験装置101(LTE1)、接
続回線の切替に使用するセレクタ110(SEL2)、
120(SEL3)、アナログの加入者線に対するイン
タフェース装置であるアナログ加入者インタフェース装
置111(SLC1)、112(SLC2)、121
(SLC3)、122(SLC4)等を有する。
【0004】交換機100は、シェルフ単位で上記各装
置を収容する。例えば、交換機100内のシェルフ10
0aは、セレクタ110、アナログ加入者インタフェー
ス装置111、112等を収容し、シェルフ100b
は、セレクタ120、アナログ加入者インタフェース装
置121、122等を収容する。尚、他の交換機20
0、300、400の構成も交換機100の構成と同様
であり、その説明を省略する。
【0005】各交換機100、200、300、400
が有する装置同士は、ジャンパ−ターミナルフレーム5
00内で後述するようにジャンパー線を張り替えること
により、接続可能になっている。図2は、交換機100
内の装置とジャンパターミナルフレーム500との接続
の様子を示す図である。
【0006】図2に示すように、交換機100のシェル
フ100a、100b、100c、100dには、それ
ぞれライントランクコモン装置110a(LTC1)、
110b(LTC2)、110c(LTC3)、110
d(LTC4)等が設けられ、ライントランクコモン装
置110a、110b、110c、110dは、STM
タイムスイッチ102(TSW)に接続されている。外
部のプロセッサ(図示せず)からの制御信号は、このタ
イムスイッチ102を介してライトトランクコモン装置
110a、110b、110c、110dに与えられ
る。そして、ライトトランクコモン装置110a、11
0b、110c、110dは、それぞれ接続されるセレ
クタ110、120、130、アナログ加入者インタフ
ェース装置111、112、121、122、131、
132を与えられた制御信号に従い制御する。
【0007】従来、試験装置101と試験対象装置であ
るアナログ加入者インタフェース装置111、112、
・・・を接続するには、図2に示す保守回線1、2、
3、4を形成するようにジャンパー線を接続していた。
保守回線1は、試験装置101とジャンパーターミナル
フレーム500との接続により形成され、保守回線2
は、セレクタ110とジャンパーターミナルフレーム5
00との接続により形成される。また、保守回線3は、
隣り合うセレクタ120とセレクタ130及びジャンパ
ーターミナルフレーム500との接続により形成され、
保守回線4は、ジャンパーターミナルフレーム500に
おける保守回線1への接続部と保守回線3への接続部と
の接続により形成される。例えば、アナログ加入者イン
タフェース装置132(SLC6)の機能試験を行なう
場合、先ず、保守回線1、3、4を形成するようにジャ
ンパー線を接続していた。そして、セレクタ130をア
ナログ加入者インタフェース装置131に接続させる制
御信号をプロセッサから与えて、試験装置101とアナ
ログ加入者インタフェース装置131の電気的接続を行
なっていた。
【0008】図3は、交換機100が有するシェルフ1
00bの一実施例の構成図である。図3に示すように、
シェルフ100bは試験装置101a(LTE1)、1
01b(LTE2)、・・・、セレクタ110(SEL
2)、アナログ加入者インタフェース装置111(SL
C1)、デジタルの加入者線に対するインタフェース装
置であるデジタル加入者インタフェース装置113(D
LC1)等を有する。
【0009】また、セレクタ110内には、アナログ加
入者インタフェース装置111及びデジタル加入者イン
タフェース装置113をジャンパーターミナルフレーム
500に接続するための7つのセレクタ接続リレー12
0a、120b、・・・、120gとループ回路11が
設けられている。ループ回路11を介してライントラン
クコモン装置110b(LTC2)から与えられる制御
信号によって選択されたリレーが接続する回線を介し
て、アナログ加入者インタフェース装置111、デジタ
ル加入者インタフェース装置113がジャンパーターミ
ナルフレーム500に接続される構成になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、試験
装置と複数のセレクタを接続するために、ジャンパー線
を用いたセレクタ毎に対応する保守回線の形成が必要で
あり、交換機システムの保守者に対して多大な労力と装
置間の接続に関する専門知識を要求していた。そして、
試験装置が交換機外に設けられる場合やセレクタ数が多
い場合は、ジャンパー線を用いた配線が非常に複雑にな
るため、ジャンパー線の接続工事ミスや接続時間の増大
に繋がっていた。この傾向は、近年の交換機システムの
巨大化・複雑化に伴い顕著になっていた。
【0011】また、従来の保守回線は、ジャンパーター
ミナルフレームと試験装置やセレクタを接続する保守回
線と、隣り合うセレクタ同士を直接接続する保守回線と
から構成されていた。従って、例えば、図4に示すセレ
クタ間接続において、セレクタ110、220が障害を
受けて信号伝達が不可能になった場合、セレクタ装置1
20、130、210間の接続状態を確保できない事態
が発生するという問題があった。
【0012】本発明は、上記点に鑑みてなされたもので
あり、交換機システムを構成する各種装置の機能試験を
容易且つ確実に行なえる交換機システムを提供とするこ
とを課題とする。また、本発明は、上記交換機システム
の試験方法を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、以下に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。請求項1記載の発明では、試験装置
と、前記試験装置に接続されたセレクタと、回線の交換
接続を行なうための複数の試験対象装置とを有する交換
機と、前記セレクタの前記試験対象装置との接続を制御
して、前記セレクタに接続された試験対象装置の試験を
前記試験装置に行なわせる制御手段とを有することを特
徴とするものである。
【0014】このような交換機システムでは、制御手段
によるセレクタの制御でセレクタを介して試験装置と接
続される試験対象装置を選択し、その試験対象装置の試
験を試験装置に行なわせることができる。従って、交換
機システムの保守者は、制御手段に指示を与えて、容易
且つ確実に所望の試験対象装置の試験を行なうことがで
きる。
【0015】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の交換機システムにおいて、複数の交換機と、各交
換機のセレクタを互いに接続する回線とを有し、任意の
交換機の試験装置と他の交換機の試験対象装置とを前記
回線により接続することを特徴とするものである。この
ような交換機システムでは、制御手段がセレクタを制御
することより、任意の交換機内の試験装置と他の交換機
内の試験対象装置が回線を介して接続される。従って、
保守者が制御手段に指示を与えて、容易に他の交換機内
の試験対象装置の試験を行なうことができる。
【0016】また、請求項3記載の発明では、請求項2
記載の交換機システムにおいて、前記制御手段は、試験
対象装置に応じてその試験を行なう試験装置を選択する
ことを特徴とするものである。このような交換機システ
ムでは、各試験対象装置の試験に適した試験装置で試験
が行なわれる。
【0017】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載の交換機システムにおいて、前記制御手段は、前記
試験装置と前記試験対象装置と前記セレクタと前記回線
に関する管理情報を有し、前記管理情報に基づき使用す
る試験装置を選択することを特徴とするものである。こ
のような交換機システムでは、制御手段が有する管理情
報に基づき、各試験対象装置の試験に適した試験装置が
選択される。従って、管理情報に基づき試験対象装置に
適した試験装置で試験が行なわれるようにすることがで
きる。
【0018】また、請求項5記載の発明では、請求項4
記載の交換機システムにおいて、前記制御手段は、前記
管理情報に基づき試験装置の使用の可否を判定する使用
可否判定手段を有し、前記使用可否判定手段により使用
可能と判定された試験装置を選択することを特徴とする
ものである。このような交換機システムでは、使用可能
な試験装置で試験対象装置の試験が行なわれる。
【0019】また、請求項6記載の発明では、請求項5
記載の交換機システムにおいて、前記制御手段は、更
に、前記管理情報に基づき使用可能と判定された試験装
置と前記試験対象装置との接続の可否を判定する接続可
否判定手段を有し、前記接続可否判定手段により接続可
能と判定された試験装置を選択することを特徴とするも
のである。
【0020】このような交換機システムでは、使用可能
な試験が試験対象装置と確実に接続されて試験対象装置
の試験が行なわれる。また、請求項7記載の発明では、
試験装置と、前記試験装置に接続されたセレクタと、回
線の交換接続を行なうための複数の試験対象装置とを有
する交換機と、制御手段とを有する交換機システムの試
験方法であって、前記制御手段が前記セレクタの前記試
験対象装置との接続を制御し、前記試験装置が前記セレ
クタに接続された試験対象装置の試験を行うことを特徴
とするものである。
【0021】このような試験方法によると、保守者が制
御手段に指示を与えて、所望の試験対象装置の試験を容
易且つ確実に行うことができる。また、請求項8記載の
発明では、請求項7記載の試験方法において、前記交換
機システムは、複数の交換機と各交換機のセレクタを互
いに接続する回線とを有し、前記制御手段が任意の交換
機の試験装置と他の交換機の試験対象装置とを前記回線
により接続するように前記セレクタを制御することを特
徴とするものである。
【0022】このような試験方法によると、保守者が制
御手段に指示を与えて、他の交換機内の試験対象装置の
試験を容易に行なうことができる。また、請求項9記載
の発明では、請求項8記載の試験方法において、前記制
御手段が試験対象装置に応じてその試験を行なう試験装
置を選択することを特徴とするものである。
【0023】このような試験方法によると、試験が各試
験対象装置の試験に適した試験装置で行なわれる。ま
た、請求項10記載の発明では、請求項9記載の試験方
法において、前記制御手段は、前記試験装置と前記試験
対象装置と前記セレクタと前記回線に関する管理情報に
基づき試験装置を選択することを特徴とするものであ
る。
【0024】このような試験方法によると、管理情報に
基づき試験が試験対象装置に適した試験装置で行われ
る。また、請求項11記載の発明では、請求項10記載
の試験方法において、前記制御手段は、前記管理情報に
基づき試験装置の使用の可否を判定し、使用可能と判定
した試験装置を選択することを特徴とするものである。
【0025】このような試験方法によると、試験対象装
置の試験に際し、使用可能な試験装置が選択される。更
に、請求項12記載の発明では、請求項11記載の試験
方法において、前記制御手段は、前記管理情報に基づき
使用可能と判定した試験装置と前記試験対象装置との接
続の可否を判定し、接続可能と判定した試験装置を選択
することを特徴とするものである。
【0026】このような試験方法によると、試験対象装
置の試験に際し、使用可能な試験装置が試験対象装置と
確実に接続される。
【0027】
【発明の実施の形態】図5は、本発明の交換機システム
の全体構成図である。図5に示すように、本発明の交換
機システムは、交換機600(SW1)、700(SW
2)、800(SW3)、900(SW4)、プロセッ
サ80、操作用端末90等から構成される。また、交換
機600は、試験装置601(LTE1)、加入者回線
を試験装置601に引き込むためのセレクタ610(S
EL1)、620(SEL2)、630(SEL3)、
アナログ加入者インタフェース装置621(SLC
1)、622(SLC2)、631(SLC3)、63
2(SLC4)等を有する。アナログ加入者インタフェ
ース装置621、622、631、632は、それぞれ
のアナログの加入者線を介して回線加入者の電話機等に
接続される。なお、交換機600、700、800、9
00内では、アナログ加入者インタフェース装置の代わ
りにデジタルの加入者線に対するインタフェース装置で
あるデジタル加入者インタフェース装置を適用してもよ
い。
【0028】交換機600は、上記各装置をシェルフ単
位で収容する。例えば、図5に示すように、シェルフ6
00aは、セレクタ610、試験装置601等を収容
し、シェルフ600bは、セレクタ620、アナログ加
入者インタフェース装置621、622等を収容し、シ
ェルフ600cは、セレクタ630、アナログ加入者イ
ンタフェース装置631、632等を収容する。
【0029】このように各シェルフ600a、600
b、600cには、それぞれ1つのセレクタ610、6
20、630が収容され、このセレクタ610、62
0、630を介して他の装置同士が接続される。図5に
示すように、同一の交換機内のセレクタ同士をリング状
に接続する回線を保守回線1aとし、異なる交換機のセ
レクタ同士をリング状に接続する回線を保守回線2aと
する。
【0030】尚、他の交換機700、800、900の
構成も交換機600の構成と同様であり、その説明を省
略する。以下、交換機600、700、800、900
内において、保守回線1aで接続される装置群をそれぞ
れセレクタグループ(SGL)SGN1、SGN2、S
GN3、SGN4とする。また、保守回線2aで接続さ
れる装置群をマルチ(MLT)セレクタグループSGN
0とする。
【0031】保守者が操作用端末90から加入者回線の
機能試験をさせるための指示入力を行うと、プロセッサ
80は、交換機600、700、800、900内の各
種装置を制御して要求された試験を行い、試験結果を操
作用端末90に出力させる。ここで、交換機システムを
構成する交換機の数や交換機600、700、800、
900が有するシェルフの数、各シェルフが収容する装
置の種類及び数は図5に示すものに限らない。
【0032】図6は、交換機600(SW1)の構成図
である。図6に示すように、交換機600のシェルフ6
00a、600b、600cには、それぞれライントラ
ンクコモン装置610a(LTC1)、610b(LT
C2)、610c(LTC3)等が設けられ、ライント
ランクコモン装置610a、610b、610cは、S
TMタイムスイッチ602(TSW)に接続されてい
る。このライントランクコモン装置610a、610
b、610cは、タイムスイッチ602を介してプロセ
ッサ80との通信を行い、プロセッサ80からの制御に
従い、アナログ加入者インタフェース装置621、62
2、631、632や後述するセレクタ610、62
0、630内の各種リレーの制御を行う。
【0033】ここで、試験装置601とセレクタ610
を接続する回線を保守回線3aとし、セレクタ620と
アナログ加入者インタフェース装置621、622を接
続する回線を保守回線4aとする。例えば、アナログ加
入者インターフェース装置632(SLC4)の機能試
験を行なう場合、プロセッサ80からセレクタ610、
620、630内のリレーに制御信号を与えて、試験装
置601とセレクタ610を保守回線3aで接続し、セ
レクタ610とセレクタ630を保守回線1aで接続
し、セレクタ630がアナログ加入者インターフェース
装置632と接続するようにする。また、例えば、図5
に示す交換機600外のアナログ加入者インターフェー
ス装置922(SLC16)の機能試験を行なう場合、
試験装置601とセレクタ610が保守回線3aで接続
され、セレクタ610とセレクタ910が保守回線2a
で接続され、セレクタ910とセレクタ920が保守回
線1aで接続され、セレクタ920とアナログ加入者イ
ンターフェース装置922が保守回線4aで接続され
る。
【0034】尚、上記保守回線1a、2a、3a等は、
例えばそれぞれ6回線で構成されるが、説明の便宜上、
図5及び図6では1本の回線束として示した。図7は、
本発明の交換機600が有するシェルフ600aの一実
施例の構成図である。図7に示すように、シェルフ60
0aは、試験装置601a(LTE1)、601b(L
TE2)、・・・、セレクタ610(SEL1)、アナ
ログ加入者インタフェース装置611(SLC1)、デ
ジタルの加入者回線に対するインタフェース装置である
デジタル加入者インタフェース装置612(DLC1)
等を有する。
【0035】また、セレクタ610は、セレクタ接続リ
レー20(SELECT0)、21(SELECT
1)、・・・、25(SELECT5)、装置接続リレ
ー30(SEP00)、31(SEP01)、・・・、
35(SEP05)、マルチ接続リレー40(SEP1
0)、41(SEP11)、・・・45(SEP1
5)、ループ回路11等を有する。
【0036】セレクタ接続リレー20、21、・・・、
25は、それぞれ保守回線5aと保守回線6aを接続す
るためのリレーであり、装置接続リレー30、31、・
・・、35は、それぞれ保守回線3aと保守回線6aを
接続するためのリレーであり、マルチ接続リレー40、
41、・・・、45は、それぞれ保守回線2aと保守回
線3aを接続するリレーである。
【0037】ここで、保守回線5aは、ループ回路11
とセレクタ接続リレー20、21、・・・、25間に形
成された回線であり、保守回線6aは、装置接続リレー
30、31、・・・、35とマルチ接続リレー40、4
1、・・・、45間に形成された回線である。また、試
験装置601a、601bとセレクタ610は、接続端
子であるセレクタポイント50(SP0)、51(SP
1)、・・・、55(SP5)を介して接続される。
【0038】上記のように、本発明によるシェルフ60
0aは、試験装置601a、601bからの保守回線3
aをセレクタ610内に直接引き込んでおり、装置接続
リレー30、31、・・・、35やマルチ接続リレー4
0、41、・・・、45を介して保守回線1a、2aに
接続可能な構成である。ループ回路11は、試験装置L
TE1、LTE2が後述するシステムデータ上に示され
ているセレクタポイントに実際に接続されているか否か
をチェックするために用いられる。例えば、試験装置6
01a(LTE1)がセレクタポイント54(SP4)
に接続されているか否かをチェックする場合、プロセッ
サ80でループ回路11と、セレクタ接続リレー24
と、装置接続リレー34の接続を指定した後に試験装置
601aからデータを送信させる。試験装置601aが
セレクタポイント54に接続されている場合、試験装置
601aから送信されたデータは、ループ回路11で折
り返されて試験装置601aに受信される。一方、試験
装置601aがセレクタポイント54に接続されていな
い場合、試験装置601aから送信されたデータは、試
験装置601aに受信されない。従って、試験装置60
1aから送信したデータがループ回路11で折り返され
て戻ってくることで、試験装置601aがセレクタポイ
ント54に接続されていることが確認できる。セルクタ
610と、試験装置601a、601b等の他の装置
は、セレクタポイント50、51、・・・、54でケー
ブル接続されるが、上記のようなループ回路11を設け
ることにより、交換機システムにおける装置間の接続状
況のチェックを容易に行なうことができる。
【0039】上記構成の交換機600では、シェルフ6
00a内において、セレクタ610内の各種リレーをプ
ロセッサ80で制御することにより、試験装置601
a、601bと交換機600の内外の装置を自在に接続
して機能試験を行なうことができる。従って、回線接続
作業に伴う工事ミスや、回線接続及び試験に関する作業
量を低減することができる。
【0040】図8は、セレクタ間接続を説明するための
図である。図8に示すように、同一セレクタグループに
属する交換機600内のセレクタ610とセレクタ62
0、630間及び交換機700内のセレクタ710とセ
レクタ720、730間は、共に保守回線1aで接続さ
れる。また、異なるセレクタグループに属するセレクタ
610とセレクタ710間は、保守回線2aで接続され
る。ここで、例えば、セレクタ620、730に障害が
発生して信号伝達が不可能になった場合、セレクタ61
0、630間及びセレクタ710、720間の信号伝達
は、保守回線1aを介して行なわれ、セレクタ610、
710間の信号伝達は、保守回線2aを介して行なわれ
る。従って、本発明の交換機システムでは、保守回線1
a、2aを利用して、障害が発生したセレクタ620、
730以外のセレクタ610、630、710、720
間の回線接続を確保することができる。
【0041】図9は、プロセッサ80の構成図である。
図9に示すように、プロセッサ80は、保守インタフェ
ース制御部81、試験シナリオ制御部82、試験装置管
理部83、システムデータ管理部84、セレクタ管理部
85、装置インタフェース制御部86等から構成され
る。保守インタフェース制御部81は、操作用端末90
から試験シナリオ制御部82への各種コマンドやコマン
ドに対する応答及びメッセージ情報等の送受信を行う。
試験シナリオ制御部82は、試験実施手順を記録する。
また、試験シナリオ制御部82は、保守インタフェース
制御部81から各種コマンドを受けて、実行する試験の
種類に応じた試験装置への試験開始信号の送信や試験結
果の受信等を行う。試験装置管理部83は、試験シナリ
オ制御部82からの要求を受けて、試験対象装置の試験
に適し、且つ、セレクタを介して試験対象装置に接続が
可能な試験装置を選択する。また、セレクタ管理部85
は、システムデータ管理部84が管理するシステムデー
タ内の装置データに基づき、試験対象装置と試験装置間
を接続するためのセレクタを選択し、該セレクタ内のリ
レー制御を行う。装置インタフェース制御部86は、試
験シナリオ制御部82及びセレクタ管理部85と交換機
600、700、800、900内のタイムスイッチ6
02(TSW)間のインタフェースである。
【0042】図10は、図9で示したシステムデータ管
理部84で管理されるシステムデータ91の構成例を示
す図である。図10に示すように、システムデータ91
は、装置データ92、セレクタグループ(SG)管理デ
ータ93、セレクタグループ(SG)構成データ94、
セレクタ(SEL)管理データ95、試験装置データ9
6等から構成される。
【0043】装置データ92、セレクタグループ管理デ
ータ93は、本発明の交換機システムが立ち上がるため
に必ず必要とされるデータであり、交換機システムの施
設時に与えられる。そして、装置データ92、セレクタ
グループ管理データ93は、通常、交換機システムが停
止してもデータ保証されるPM(Permanent Memory)エリ
アに格納されている。
【0044】一方、セレクタグループ構成データ94、
セレクタ管理データ95、試験装置データ96は、交換
機システムの立ち上がりに伴い、上記データ装置データ
92及びセレクタグループ管理データ93に基づき生成
されるデータである。そして、セレクタグループ構成デ
ータ94、セレクタ管理データ95、試験装置データ9
6は、通常、TM(Temporary Memory)エリアに格納され
ている。
【0045】装置データ92は、交換機システムを構成
する各種装置に関するデータであり、装置の種類(EQ
ID)毎のデータ92a、92b、92c、92d、9
2eからなる。また、同じ種類の装置同士は、論理装置
番号(ELN)で区別される。例えば、ライントランク
コモン装置(LTC)に関する装置データ92aは、ラ
イントランクコモン装置が収容される交換機を表す収容
位置情報と、ライントランクコモン装置の使用状態を表
す装置状態情報及びライントランクコモン装置が接続す
る装置を表す接続装置情報等を含む。また、アナログ加
入者インタフェース装置(SLC)やデジタル加入者イ
ンタフェース装置(DLC)に関する装置データ92
b、92cは、収容位置情報と、装置状態情報及びパッ
ケージ種別情報等を含む。ここで、パッケージ種別情報
とは、実行する試験の試験シナリオを選択する際の識別
子である。例えば、同じデジタル加入者インタフェース
という装置種別(EQID)でも交換機を設置する会社
や国によりその機能や回線数が異なる場合がある。そこ
で、パッケージ種別情報に基づき、交換機の機能や回線
数に応じた試験シナリオが選択される。
【0046】また、セレクタ(SEL)に関する装置デ
ータ92dは、収容位置情報と、装置状態情報と、セレ
クタグループ内で隣接するセレクタを表す隣接セレクタ
情報と、マルチセレクタグループ内で隣接するセレクタ
を表すマルチ隣接セレクタ情報及び使用されるセレクタ
ポイントを表すセレクタポイント接続装置情報を含む。
このセレクタポイント接続装置情報は、各セレクタポイ
ントにどの試験装置が接続されているかを示す情報であ
る。例えば、セレクタポイント接続装置情報として、図
7に示す交換機600内のシェルフ600aにおいて、
セレクタ610はセレクタポイント54を介して試験装
置601aと接続され、セレクタポイント55を介して
試験装置601bと接続されていることが記録される。
【0047】試験装置(LTE)に関する装置データ9
2eは、収容位置情報と、装置状態情報及び接続セレク
タポイント情報を含む。この接続セレクタポイント情報
は、各試験装置がどのセレクタポイントに接続されてい
るかを示す。また、セレクタグループ管理データ93
は、セレクタグループ毎に割り当てられた論理グループ
番号(SGN)で管理され、装置が属するセレクタグル
ープを表すセレクタグループ種別情報と、そのセレクタ
グループにおいて任意に指定された代表セレクタを表す
代表セレクタ情報を含む。
【0048】セレクタグループ構成データ94は、論理
グループ番号で管理され、セレクタポイントの使用状態
を表すセレクタポイント使用状態情報と、セレクタグル
ープ内でのセレクタの接続順を表すセレクタ接続順情報
を含む。ここで、例えば、図5に示すセレクタグループ
SGN1において、セレクタ610(SEL1)を代表
セレクタとした場合、セレクタ間接続リングを一方向に
見ると、セレクタ610(SEL1)、セレクタ630
(SEL3)、セレクタ620(SEL2)の順で接続
されていることが分かる。この順序がセレクタ接続順情
報として記録される。
【0049】また、セレクタ管理データ95は、セレク
タの論理装置番号で管理され、セレクタグループ(SG
L)情報と、マルチセレクタグループ(MLT)情報を
含む。このセレクタ管理データ95は、各セレクタがど
のセレクタグループ(SGN)の何番目(DTN)に配
置されているかを示す。更に、試験装置データ96は、
試験装置種別毎の論理装置番号で管理され、使用状態情
報と、セレクタグループ(SGL、MLT)情報と接続
されるセレクタポイントに関する接続セレクタポイント
情報を含む。
【0050】図11にシステムデータ91の具体例を示
す。例えば、図11のLTCの装置データ92aにおい
て、論理装置番号ELN=1の欄には、交換機600
(SW1)内にあるライントランクコモン装置610a
(LTC1)が使用中(INS)であり、ライントラン
クコモン装置610aは、セレクタ610(SEL1)
と試験装置601(LTE1)に接続されていることが
示されている。
【0051】本発明の交換機システムは、上記のような
データを内蔵するプロセッサ80を有するので、保守者
は操作用端末90を操作することにより、プロセッサ8
0を介して交換機システムにおける試験を容易に行なう
ことができる。また、試験装置と試験対象装置とが離れ
ていても操作用端末90の操作により、容易に試験対象
装置についての試験を行なうことができる。
【0052】図12は、上記セレクタグループ構成デー
タ94、セレクタ管理データ95及び試験装置データ9
6の生成手順の一例を示すフローチャートである。以
下、これらのデータの生成手順について、図5、図10
及び図12を用いて説明する。本発明の交換機システム
が起動されると、先ず、ステップ(S1−1)におい
て、論理グループ番号が0であるマルチセレクタグルー
プSGN0に関する情報がセレクタグループ管理データ
95内にあるか否かが判別される。
【0053】ステップ(S1−1)において、マルチセ
レクタグループSGN0に関する情報がセレクタグルー
プ管理データ95内にある場合、次に、ステップ(S1
−2)の処理が実行される。一方、ステップ(S1−
1)において、マルチセレクタグループSGN0に関す
る情報がセレクタグループ管理データ95内に無い場
合、次に、ステップ(S1−3)の処理が実行される。
【0054】ステップ(S1−3)では、本交換機シス
テムにおいて、SGN=0が論理グループ番号の最大値
であるか否かが判別される。ここで、論理グループ番号
0が最大値である場合、セレクタグループ構成データ9
4、セレクタ管理データ95、試験装置データ96の生
成は終了となる。一方、論理グループ番号0が最大値で
ない場合、次に、論理グループ番号がインクリメントさ
れ、論理グループ番号が1であるセレクタグループSG
N1について、ステップ(S1−1)の処理が実行され
る。
【0055】ステップ(S1−2)では、マルチセレク
タグループSGN0に属するセレクタのうち、代表セレ
クタであるセレクタ610(SEL1)のセレクタ接続
順番号DTNが0とされる。そして、次に、ステップ
(S1−4)の処理が実行される。ステップ(S1−
4)では、装置データ92内のセレクタ610に関する
装置状態情報、隣接セレクタ情報、セレクタポイント接
続装置情報等が参照される。そして、次のステップ(S
1−5)では、セレクタ接続順番号DTN0に対応する
エリアにセレクタ610に係るセレクタ接続順(DT
N)情報、セレクタポイント使用状態情報が書き込まれ
て、セレクタ610に関するセレクタグループ構成デー
タ94が生成される。そして、次に、ステップ(S1−
6)の処理が実行される。
【0056】ステップ(S1−6)では、セレクタグル
ープの種別が判別される。上記ステップ(S1−1)〜
(S1−5)において、セレクタグループSGN1〜4
とセレクタ610に関する処理が実行された場合、ステ
ップ(S1−6)の後に、ステップ(S1−7)の処理
が実行される。一方、上記ステップ(S1−1)〜(S
1−5)において、マルチセレクタグループSGN0と
セレクタ610に関する処理が実行された場合は、ステ
ップ(S1−6)の後に、ステップ(S1−8)の処理
が実行される。
【0057】ステップ(S1−7)では、セレクタ管理
データ95として、セレクタ610のセレクタグループ
情報(SGN、DTN)が設定される。一方、ステップ
(S1−8)では、セレクタ管理データ95として、セ
レクタ610のマルチセレクタグループ情報(SGN、
DTN)が設定される。ステップ(S1−7)又はステ
ップ(S1−8)の処理後には、ステップ(S1−9)
の処理が実行される。
【0058】ステップ(S1−9)では、セレクタ61
0のセレクタポイント接続装置情報のインデックス値が
初期化され、SP=0とされる。そして、次に、ステッ
プ(S1−10)において、装置データ92dに基づ
き、セレクタ610のセレクタポイントSP0に試験装
置が実装(接続)されているか否かが判別される。ステ
ップ(S1−10)において、セレクタ610のセレク
タポイントSP0に例えば、試験装置601(LTE
1)が実装(接続)されていると判断される場合、次
に、ステップ(S1−11)において、試験装置601
の試験装置データ96として、接続セレクタポイントS
P0が設定される。そして、次に、ステップ(S1−1
2)の処理が実行される。一方、ステップ(S1−1
0)において、セレクタ610のセレクタポイントSP
0に試験装置が実装(接続)されていない場合、次に、
ステップ(S1−13)の処理が実行される。
【0059】ステップ(S1−12)では、セレクタグ
ループの種別が判別される。上記ステップ(S1−1)
〜(S1−11)において、セレクタグループSGN1
〜4とセレクタ610に関する処理が実行された場合、
ステップ(S1−12)の後に、ステップ(S1−1
4)の処理が実行される。一方、上記ステップ(S1−
1)〜(S1−11)において、マルチセレクタグルー
プSGN0とセレクタ610に関する処理が実行された
場合は、ステップ(S1−12)の後に、ステップ(S
1−15)の処理が実行される。
【0060】ステップ(S1−14)では、試験装置デ
ータ96のセレクタグループ情報が設定される。また、
ステップ(S1−15)では、試験装置96のマルチセ
レクタグループ情報が設定される。そして、ステップ
(S1−14)又はステップ(S1−15)の後には、
ステップ(S1−13)の処理が実行される。ステップ
(S1−13)では、セレクタポイントSPがSP<5
であるか否かが判別される。SP<5が成立する場合、
セレクタポイントがインクリメントされ、セレクタ61
0のセレクタポイントSP1について、ステップ(S1
−10)の処理が実行される。一方、SP<5が不成立
の場合、次に、ステップ(S1−16)の処理が実行さ
れる。
【0061】ステップ(S1−16)では、セレクタグ
ループの種別が判別される。上記ステップ(S1−1)
〜(S1−15)において、セレクタグループSGN1
〜4とセレクタ610に関する処理が実行された場合、
ステップ(S1−16)の後に、ステップ(S1−1
7)の処理が実行される。一方、上記ステップ(S1−
1)〜(S1−15)において、マルチセレクタグルー
プSGN0とセレクタ610に関する処理が実行された
場合は、ステップ(S1−16)の後に、ステップ(S
1−18)の処理が実行される。
【0062】ステップ(S1−17)では、装置データ
92d及びセレクタグループ管理データ93に基づき、
セレクタグループSGN1〜4内でセレクタ610と接
続される隣接セレクタが代表セレクタであるか否かが判
別される。ステップ(S1−17)において、隣接セレ
クタが代表セレクタであると判断される場合、次のステ
ップ(S1−19)において、論理グループ番号SGN
がインクリメントされ、以降、セレクタグループSGN
1について、ステップ(S1−1)の処理が実行され
る。一方、ステップ(S1−17)において、隣接セレ
クタが代表セレクタでない場合、次に、ステップ(S1
−20)の処理が実行される。
【0063】ステップ(S1−18)では、装置データ
92d及びセレクタグループ管理データ93に基づき、
マルチセレクタグループSGN0内でセレクタ610と
接続される隣接セレクタが代表セレクタであるか否かが
判別される。ステップ(S1−18)において、隣接セ
レクタが代表セレクタであると判断される場合、次に、
ステップ(S1−19)の処理が実行される。一方、ス
テップ(S1−18)において、隣接セレクタが代表セ
レクタでない場合、次に、ステップ(S1−20)の処
理が実行される。
【0064】ステップ(S1−20)では、セレクタ接
続順番号DTNがインクリメントされて、隣接セレクタ
のセレクタ接続順番号DTNが1とされる。そして、こ
のセレクタについて、ステップ(S1−4)以下の処理
が実行されていく。装置データ92、セレクタグループ
管理データ93に基づき、上記のような手順が繰り返さ
れて、全てのセレクタグループ、セレクタ及び試験装置
について、セレクタグループ構成データ94、セレクタ
管理データ95及び試験装置データ96が生成される。
【0065】図13は、試験シナリオ制御部82が有す
る試験実施手順を示すシーケンス図である。試験実施手
順は、大きくは試験対象装置に接続可能な試験装置を決
定する試験装置捕捉処理と、試験対象装置と試験装置間
のセレクタを介した接続ルートを決定するセレクタルー
ト捕捉処理と、試験対象装置の試験及び操作用端末90
に試験結果を送信する試験結果送信処理とからなる。プ
ロセッサ80を構成する試験シナリオ制御部82、試験
装置管理部83等は、システムデータ91内のデータに
基づき以下のような処理を行なう。
【0066】図13において、保守者が操作用端末90
を用いて試験開始要求を行うと、保守インタフェース制
御部81は、その試験開始要求のパラメータをチェック
し(S2−1)、要求された試験に応じて起動させる試
験シナリオ制御部82を判断し(S2−2)、その試験
シナリオ制御部82に試験開始指示を出す。試験シナリ
オ制御部82は、保守インタフェース制御部81からの
試験開始指示を受けて、試験対象装置の状態チェック等
からなる試験実施条件の確認を行い、更に、試験対象装
置に対する他のオペレーションを規制して試験の実行に
支障がないようにする(S2−3)。この時、試験内容
が加入者回路である加入者インターフェース装置や加入
者回線に係るものである場合、試験シナリオ制御部82
は、対応する加入者の発呼も規制する(S2−4)。
【0067】そして、試験シナリオ制御部82は、試験
の種類に応じて使用する試験装置の種類を判断し、試験
装置管理部83を起動させる(S2−5)。起動した試
験装置管理部83は、試験対象装置の収容位置情報に基
づき、捕捉候補となる試験装置を検索する(S2−
6)。そして、試験装置管理部83は、セレクタ管理部
85にセレクタ(SEL)ルートの捕捉を要求する。
【0068】この時、セレクタ管理部85は、試験対象
装置と試験装置を接続するためのセレクタとセレクタ接
続ルートの情報を取得し(S2−7)、特定されるセレ
クタと接続ルートが使用可能か否かをチェックする(S
2−8)。試験装置管理部83は、セレクタ管理部85
に特定されたセレクタルートが使用可能であれば、捕捉
候補の試験装置を捕捉する(S2−9)。試験シナリオ
制御部82は、セレクタ内のリレー制御を行い、先に捕
捉されたセレクタルートを介して試験装置と試験対象装
置間の接続を行うための指示信号をセレクタ管理部85
に与える(S2−10)。
【0069】セレクタ管理部85は、指定セレクタルー
トで試験を行うことの支障の有無を再度チェックし、問
題が無ければリレー接続を実施し(S2−11)、リレ
ー制御をしたセレクタの制御指示を装置インタフェース
制御部86に与える。そして、装置インタフェース制御
部86は、指定されたセレクタを制御して(S2−1
2)、試験準備が完了する。
【0070】試験準備が完了すると、試験シナリオ制御
部82は、捕捉した試験装置に対する試験開始の指示を
出す(S2−13)。この指示を受けて装置インタフェ
ース制御部86が試験装置の制御を実施すると(S2−
14)、試験装置による試験対象装置の試験が行なわれ
る。試験が終了すると、試験シナリオ制御部82は、装
置インタフェース制御部86を介して試験装置から試験
結果を受信し、試験の種類に応じた試験結果の判定を行
う(S2−15)。そして、試験シナリオ制御部82
は、先に各装置に設定した試験時用の状態を解放し、試
験以外の他のオペレーション規制も解除する(S2−1
6)。
【0071】これらの解放処理が終了すると、試験シナ
リオ制御部82は、コマンドレスポンス情報を編集し
(S2−17)、試験結果を保守インタフェース制御部
81に送信する(S2−18)。更に、保守インタフェ
ース制御部81は、この試験結果を操作用端末90に送
信し、保守者は操作用端末90を介して試験結果を得
る。
【0072】図14は、図13に示したシーケンスにお
けるステップ(S2−5)からステップ(S2−9)ま
での試験装置及びセレクタルートの捕捉処理の流れの詳
細を示すフローチャートである。ここでは、試験対象装
置が図5に示すアナログ加入者インタフェース装置92
1(SLC15)であり、そのアナログ加入者インタフ
ェース装置921に対して用いられる試験装置及び接続
ルートが捕捉される場合について説明する。
【0073】先ず、保守者からアナログ加入者インタフ
ェース装置921についての回路試験の要求をプロセッ
サ80が受信すると、ステップ(S3−1)の処理によ
り試験対象装置の種類及び試験種別から当該試験に適し
た試験装置(例えば、図5の試験装置601=LTE
1)が決定される。そして、次に、ステップ(S3−
2)の処理が実行される。
【0074】ステップ(S3−2)では、図11に示し
たシステムデータ91の装置データ92bから、アナロ
グ加入者インタフェース装置921に接続されているラ
イントランクコモン装置(LTC10)が検索される。
そして、次に、ステップ(S3−3)、(S3−4)の
処理が実行される。ステップ(S3−3)では、装置デ
ータ92aから該ライントランクコモン装置(LTC1
0)がセレクタ920(SEL10)に接続されている
ことが検索され、更に、ステップ(S3−4)では、セ
レクタ管理データ95からセレクタ920がセレクタグ
ループSGN4に属していることが検索される。そし
て、ステップ(S3−4)の処理の後は、ステップ(S
3−5)において、試験装置捕捉処理が実行される。
【0075】試験装置捕捉処理とは、アナログ加入者イ
ンタフェース装置921と試験装置601を実際に接続
するための接続ルートを探す処理である。この試験装置
捕捉処理の後は、ステップ(S3−6)の処理が実行さ
れる。ステップ(S3−6)では、ステップ(S3−
5)において、試験装置601の捕捉処理ができたか否
かが判別される。ステップ(S3−5)において、試験
装置601の捕捉処理ができた場合は、試験装置601
及びセレクタルートの捕捉処理が終了となる。一方、ス
テップ(S3−5)において、試験装置601の捕捉処
理ができなかった場合は、次に、ステップ(S3−7)
の処理が実行される。
【0076】ステップ(S3−7)では、セレクタグル
ープ構成データ94に基づき、セレクタグループSGN
4内において、セレクタ920(SEL10)がセレク
タ910(SEL9)に接続可能であることが検索され
る。そして、次に、ステップ(S3−8)において、セ
レクタ管理データ95に基づき、セレクタ910(SE
L9)のマルチセレクタグループ情報が検索される。ス
テップ(S3−8)の処理の後は、ステップ(S3−
9)の処理が実行される。
【0077】ステップ(S3−9)では、セレクタ管理
データ95に基づき、セレクタ910がセレクタグルー
プSGN4の他にマルチセレクタグループにも属してい
るか否かが判別される。ステップ(S3−9)におい
て、セレクタ910がマルチセレクタグループSGN0
に属していると判断される場合、続く、ステップ(S3
−10)において、セレクタグループSGN4とマルチ
セレクタグループSGN0に係るルートで再び試験装置
601の捕捉処理が行なれる。そして、次に、ステップ
(S3−11)の処理が実行される。一方、ステップ
(S3−9)において、セレクタ910がマルチセレク
タグループSGN0に属していないと判断される場合
は、次に、ステップ(S3−12)の処理が実行され
る。
【0078】ステップ(S3−11)では、ステップ
(3−10)において、試験装置601の捕捉処理がで
きたか否かが判別される。ステップ(S3−11)にお
いて、試験装置601の捕捉処理ができた場合は、試験
装置601及びセレクタルートの捕捉処理が終了する。
一方、ステップ(S3−11)において、試験装置60
1の捕捉処理ができなかった場合は、次に、ステップ
(S3−12)の処理が実行される。
【0079】ステップ(S3−12)では、セレクタグ
ループSGN4内において、セレクタ910(SEL
9)の他に、セレクタ920(SEL10)が接続可能
なセレクタが有るか否かがセレクタグループ構成データ
94に基づき判別される。ステップ(S3−12)にお
いて、セレクタ920が接続可能な他のセレクタが有る
場合、該セレクタに対してステップ(S3−7)の処理
が実行される。一方、ステップ(S3−12)におい
て、セレクタ920が接続可能な他のセレクタが無い場
合は、ステップ(S3−13)において、試験装置60
1の捕捉が不可であることが保守者に通知され、試験は
中止になる。
【0080】上記ステップ(S3−5)、(S3−1
0)で示した試験装置の捕捉処理は、以下のように行な
われる。図15は、試験装置捕捉処理の流れを示すフロ
ーチャートである。先ず、ステップ(S4−1)におい
て、試験装置データ96に基づき、論理装置番号ELN
0の試験装置601の使用状態情報、接続セレクタポイ
ント情報等が検索される。そして、次に、ステップ(S
4−2)の処理が実行される。
【0081】ステップ(S4−2)では、試験装置デー
タ96に基づき、マルチセレクタグループSGN0に接
続される試験装置601が未使用中であるか否かが判別
される。ステップ(S4−2)において、試験装置60
1が未使用中であると判断される場合、次に、ステップ
(S4−3)の処理が実行される。一方、ステップ(S
4−2)において、試験装置601が使用中である場合
は、次に、ステップ(S4−4)の処理が実行される。
【0082】ステップ(S4−3)では、試験装置60
1とセレクタ910(SEL9)との接続ルートを探す
セレクタルート捕捉処理が実行される。そして、次に、
ステップ(S4−5)の処理が実行される。ステップ
(S4−5)では、ステップ(S4−3)において、セ
レクタルートの捕捉ができたか否かが判別される。ステ
ップ(S4−5)において、セレクタルートの捕捉がで
きたと判断される場合、次に、ステップ(S4−6)の
処理が実行される。一方、ステップ(S4−5)におい
て、セレクタルートの捕捉ができなかった場合は、次
に、ステップ(S4−4)の処理が実行される。
【0083】ステップ(S4−6)では、試験装置60
1の使用状態情報が「使用中」にされ、試験装置捕捉処
理が終了する。ステップ(S4−4)では、試験装置デ
ータ96の全ての論理装置番号ELNについて、試験装
置捕捉処理が実行されたか否かが判別される。ステップ
(S4−4)において、全ての論理装置番号ELNにつ
いて、試験装置捕捉処理が実行されたと判断される場合
は、次のステップ(S4−7)において、試験装置の捕
捉が不可であることが保守者に通知され、試験は中止に
なる。一方、ステップ(S4−4)において、試験装置
捕捉処理を行なうべき他の論理装置番号ELNの試験装
置があると判断される場合は、再びステップ(S4−
1)の処理が実行される。
【0084】上記ステップ(S4−3)で示したセレク
タルートの捕捉処理は、以下のように行なわれる。図1
6は、セレクタルート捕捉処理の流れを示すフローチャ
ートである。先ず、ステップ(5−1)において、セレ
クタ管理データ95に基づき、試験装置601とアナロ
グ加入者インターフェース装置921間の接続に係る2
つセレクタ610、910がマルチセレクタグループS
GN0に属するか否かが判別される。ステップ(S5−
1)において、セレクタ610、910がマルチセレク
タグループSGN0に属すると判断される場合、次に、
ステップ(S5−2)の処理が実行される。一方、ステ
ップ(S5−1)において、セレクタ610、910が
同一のマルチセレクタグループSGN0に属していない
と判断される場合、次に、ステップ(S5−3)の処理
が実行される。
【0085】ステップ(S5−2)では、セレクタグル
ープ構成データ94に基づき、マルチセレクタグループ
SGN0に属するセレクタ610(SEL1)、910
(SEL9)のセレクタポイント使用状態情報が参照さ
れる。そして、次に、ステップ(S5−4)の処理が実
行される。ステップ(S5−4)では、セレクタ610
(SEL1)、910(SEL9)が同一のセレクタポ
イントを既に使用中であるか否かが判別される。ステッ
プ(S5−4)において、セレクタ610(SEL
1)、910(SEL9)が同一のセレクタポイントを
使用中であると判断される場合は、ステップ(S5−
5)において、試験装置601とアナログ加入者インタ
フェース装置921間を接続するセレクタルートの捕捉
が不可であることが保守者に通知される。一方、セレク
タ610(SEL1)、910(SEL9)が同一のセ
レクタポイントを使用していないと判断される場合は、
次に、ステップ(S5−6)の処理が実行される。
【0086】ステップ(S5−6)では、論理装置番号
ELNの昇順にマルチセレクタグループSGN0に接続
されるセレクタ610(SEL1)、710(SEL
4)、810(SEL7)、910(SEL9)の使用
状態がチェックされる。そして、次に、ステップ(S5
−7)の処理が実行される。ステップ(S5−7)で
は、ステップ(S5−6)でチェックしたセレクタが全
てINS(IN Service)であるか否かが判別される。全
てのセレクタがINSである場合は、次に、ステップ
(S5−3)の処理が実行される。一方、OOS(Out
Of Service)のセレクタがあれば、次に、ステップ(S
5−8)の処理が実行される。
【0087】ステップ(S5−8)では、論理装置番号
ELNの降順にマルチセレクタグループSGN0に接続
されるセレクタ910(SEL9)、810(SEL
7)、710(SEL4)、610(SEL1)の使用
状態がチェックされる。そして、次に、ステップ(S5
−9)の処理が実行される。ステップ(S5−9)で
は、ステップ(S5−8)でチェックしたセレクタが全
てINSであるか否かが判別される。全てのセレクタが
INSである場合は、次に、ステップ(S5−3)の処
理が実行される。一方、OOSのセレクタがあれば、次
に、ステップ(S5−5)の処理が実行される。
【0088】上記のように、セレクタ610から同一の
マルチセレクタグループSGN0に属するセレクタ91
0迄、論理装置番号ELNの昇順及び降順のいずれの方
向においても、対応するセレクタがOOSの場合に、試
験装置601とアナログ加入者インタフェース装置92
1間を接続するセレクタルートの捕捉が不可であること
が保守者に通知される。
【0089】ステップ(S5−3)では、セレクタグル
ープ構成データ94に基づき、セレクタグループSGN
4に属するセレクタ910(SEL9)、920(SE
L10)のセレクタポイント使用状態情報が参照され
る。そして、次に、ステップ(S5−10)の処理が実
行される。ステップ(S5−10)〜(S5−14)ま
では、セレクタグループSGN4に関して上記ステップ
(S5−2)〜(S5−9)と同様の処理が実行され
る。そして、セレクタ910、920がINSである場
合は、ステップ(S5−15)において、セレクタ61
0、910間の接続に対応するセレクタポイント使用状
態情報が使用中(1)とされ、セレクタ610、920
間のセレクタルートの捕捉処理が完了する。
【0090】上記の手順で試験装置601と試験対象装
置であるアナログ加入者インタフェース装置921間の
接続ルートが決定すると、その接続に必要な各セレクタ
内のリレー接続制御が行われる(図13のステップ(S
2−10))。以上のように本交換機システムにおける
各セレクタ間の接続には、セレクタグループ接続とマル
チセレクタグループ接続が用いられ、各種装置の試験で
は、プロセッサ80が有する各種データに基づき試験装
置と試験対象装置との適正な接続ルートが選択されるの
で、何れかのセレクタに障害が発生して該セレクタが使
用不可となった場合でも、その影響を少なくすることが
できる。
【0091】尚、上記実施例において、試験装置601
(LTE1)が特許請求の範囲に記載の試験装置に対応
し、プロセッサ80が制御手段に対応し、アナログ加入
者インタフェース装置921(SLC15)及びデジタ
ル加入者インタフェース装置612(DLC1)が試験
対象装置に対応する。また、保守回線2aが特許請求の
範囲に記載の各交換機のセレクタを互いに接続する回線
に対応し、システムデータ91が管理情報に対応する。
更に、図15のステップ(S4−1)〜(S4−7)の
処理が特許請求の範囲に記載の使用可否判定手段に対応
し、図16のステップ(S5−1)〜(S5−15)の
処理が特許請求の範囲に記載の接続可否判定手段に対応
する。
【0092】
【発明の効果】上記の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、交換機システムの保守者は、制御手段に指示を与え
て、容易且つ確実に所望の試験対象装置の試験を行なう
ことができる。また、請求項2記載の発明によれば、保
守者が制御手段に指示を与えて、容易に他の交換機内の
試験対象装置の試験を行なうことができる。
【0093】また、請求項3記載の発明によれば、各試
験対象装置の試験に適した試験装置で試験が行なわれ
る。また、請求項4記載の発明によれば、管理情報に基
づき、試験対象装置に適した試験装置で試験が行なわれ
るようにすることができる。また、請求項5記載の発明
によれば、使用可能な試験装置で試験対象装置の試験が
行なわれる。
【0094】また、請求項6記載の発明によれば、使用
可能な試験が試験対象装置と確実に接続されて試験対象
装置の試験が行なわれる。また、請求項7記載の発明に
よれば、保守者が制御手段に指示を与えて、所望の試験
対象装置の試験を容易且つ確実に行うことができる。ま
た、請求項8記載の発明によれば、保守者が制御手段に
指示を与えて、他の交換機内の試験対象装置の試験を容
易に行なうことができる。
【0095】また、請求項9記載の発明によれば、各試
験対象装置の試験に適した試験装置で試験が行なわれ
る。また、請求項10記載の発明によれば、管理情報に
基づき、試験対象装置に適した試験装置で試験が行われ
る。また、請求項11記載の発明によれば、試験対象装
置の試験に際し、使用可能な試験装置が選択される。
【0096】更に、請求項12記載の発明によれば、試
験対象装置の試験に際し、使用可能な試験装置が試験対
象装置と確実に接続される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の交換機システムの構成を示す図である。
【図2】交換機内の装置とジャンパターミナルフレーム
との接続の様子を示す図である。
【図3】従来の交換機が有するシェルフの一実施例の構
成図である。
【図4】従来例のセレクタ間接続を説明するための図で
ある。
【図5】本発明の交換機システムの全体構成図である。
【図6】本発明の交換機の構成図である。
【図7】本発明の交換機が有するシェルフの一実施例の
構成図である。
【図8】本発明のセレクタ間接続を説明するための図で
ある。
【図9】プロセッサの構成図である。
【図10】システムデータの構成例を示す図である。
【図11】システムデータの具体例を示す図である。
【図12】セレクタグループ構成データ、セレクタ管理
データ及び試験装置データの生成手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】試験実施手順を示すシーケンス図である。
【図14】試験装置及びセレクタルートの捕捉処理の流
れを示すフローチャートである。
【図15】試験装置捕捉処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図16】セレクタルート捕捉処理の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
80 プロセッサ 81 保守インタフェース制御部 82 試験シナリオ制御部 83 試験装置管理部 84 システムデータ管理部 85 セレクタ管理部 86 装置インタフェース制御部 90 操作用端末 91 システムデータ 600、700、800、900 交換機 601、701 試験装置 602 STMタイムスイッチ 610、620、630、720、730、810、8
20、910、920セレクタ 610a、610b、610c ライントランクコモン
装置 621、622、631、632、721、722、7
31、732、811、812、821、822、91
1、912、921、922 アナログ加入者インタフ
ェース装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験装置と、前記試験装置に接続された
    セレクタと、回線の交換接続を行なうための複数の試験
    対象装置とを有する交換機と、 前記セレクタの前記試験対象装置との接続を制御して、
    前記セレクタに接続された試験対象装置の試験を前記試
    験装置に行なわせる制御手段とを有することを特徴とす
    る交換機システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の交換機システムにおい
    て、 複数の交換機と、各交換機のセレクタを互いに接続する
    回線とを有し、任意の交換機の試験装置と他の交換機の
    試験対象装置とを前記回線により接続することを特徴と
    する交換機システム。
  3. 【請求項3】 請求項2項記載の交換機システムにおい
    て、 前記制御手段は、試験対象装置に応じてその試験を行な
    う試験装置を選択することを特徴とする交換機システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の交換機システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記試験装置と前記試験対象装置と前
    記セレクタと前記回線に関する管理情報を有し、前記管
    理情報に基づき使用する試験装置を選択することを特徴
    とする交換機システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の交換機システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記管理情報に基づき試験装置の使用
    の可否を判定する使用可否判定手段を有し、前記使用可
    否判定手段により使用可能と判定された試験装置を選択
    することを特徴とする交換機システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の交換機システムにおい
    て、 前記制御手段は、更に、前記管理情報に基づき使用可能
    と判定された試験装置と前記試験対象装置との接続の可
    否を判定する接続可否判定手段を有し、前記接続可否判
    定手段により接続可能と判定された試験装置を選択する
    ことを特徴とする交換機システム。
  7. 【請求項7】 試験装置と、前記試験装置に接続された
    セレクタと、回線の交換接続を行なうための複数の試験
    対象装置とを有する交換機と、制御手段とを有する交換
    機システムの試験方法であって、 前記制御手段が前記セレクタの前記試験対象装置との接
    続を制御し、 前記試験装置が前記セレクタに接続された試験対象装置
    の試験を行うことを特徴とする試験方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の試験方法において、 前記交換機システムは、複数の交換機と各交換機のセレ
    クタを互いに接続する回線とを有し、 前記制御手段が任意の交換機の試験装置と他の交換機の
    試験対象装置とを前記回線により接続するように前記セ
    レクタを制御することを特徴とする試験方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の試験方法において、 前記制御手段が試験対象装置に応じてその試験を行なう
    試験装置を選択することを特徴とする試験方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の試験方法において、 前記制御手段は、前記試験装置と前記試験対象装置と前
    記セレクタと前記回線に関する管理情報に基づき試験装
    置を選択することを特徴とする試験方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の試験方法において、 前記制御手段は、前記管理情報に基づき試験装置の使用
    の可否を判定し、使用可能と判定した試験装置を選択す
    ることを特徴とする試験方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の試験方法において、 前記制御手段は、前記管理情報に基づき使用可能と判定
    した試験装置と前記試験対象装置との接続の可否を判定
    し、接続可能と判定した試験装置を選択することを特徴
    とする試験方法。
JP10311250A 1998-10-30 1998-10-30 交換機システム及びその試験方法 Pending JP2000138754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10311250A JP2000138754A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 交換機システム及びその試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10311250A JP2000138754A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 交換機システム及びその試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000138754A true JP2000138754A (ja) 2000-05-16

Family

ID=18014903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10311250A Pending JP2000138754A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 交換機システム及びその試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000138754A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2933021B2 (ja) 通信網障害回復方式
US5309509A (en) Graphical user interface workstation
DK157967B (da) Mikroprocessor-styreindretning til brug i et telefonsystem
US4685102A (en) Switching system loopback test circuit
JPS6143040A (ja) データ伝送装置
JPH09512690A (ja) 通信システム
US6847702B1 (en) Systems and methods for enhanced reliability in a communication system
US5146474A (en) Circuit arrangement for the routine testing of an interface between line terminator groups and the switching matrix network of a PCM telecommunication switching system
JP2000138754A (ja) 交換機システム及びその試験方法
JPS60158759A (ja) デイジタル交換システム用ループ分析試験装置
CA2117232A1 (en) Cable management system
JPS5846118B2 (ja) ノ−ド状スイツチング・システム
JP3467933B2 (ja) Atm交換機の制御情報転送方法及びatm交換機
JPS60158758A (ja) デイジタル交換システムに対する外部ループ分析試験を容易化するための装置
JPH05316248A (ja) 通信回線自動選択方法
JP2921744B2 (ja) 加入者線試験方式
JP3366214B2 (ja) 多重化伝送装置
JP2636731B2 (ja) 構内交換機のシステムデータ転送方式
US5452301A (en) Data transmission and control system using local, externally generated D, Q, and M bits in X.25 packets
US6714640B1 (en) Communication system, exchange and extension call processing method
CN101313539A (zh) 子路由选择方法和设备
JPS5937907B2 (ja) 信号監視方式
JP3393516B2 (ja) 網間接続装置
JP3025126B2 (ja) ネットワークの回線設定情報管理方式
JPH05102935A (ja) 光線路切替接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301