JP2000137988A - 強誘電体メモリ - Google Patents

強誘電体メモリ

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JP2000137988A
JP2000137988A JP10309719A JP30971998A JP2000137988A JP 2000137988 A JP2000137988 A JP 2000137988A JP 10309719 A JP10309719 A JP 10309719A JP 30971998 A JP30971998 A JP 30971998A JP 2000137988 A JP2000137988 A JP 2000137988A
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ferroelectric
capacitor
effect transistor
line
signal
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JP10309719A
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Kinya Ashikaga
欣哉 足利
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性を損なうことなくコンパクト化を図り
得る強誘電体メモリを提供する。 【解決手段】 信号線13、16が接続された一対の電
極15aと該電極間の強誘電体15bとからなるキャパ
シタ15を備え、分極方向を2値情報として格納するメ
モリセル11と、前記情報の読み出しのために両信号線
を経て読み出し電圧がキャパシタに印加されたとき、前
記分極方向に応じて変化する信号線の電荷量の変化に対
応した情報信号を出力すべく動作する出力部19、20
とを含む強誘電体メモリ。出力部は、前記電荷量の変化
に対応したスイッチング動作をなすべく前記キャパシタ
と直列的に接続されるように信号線に接続されたゲート
静電容量を備える電界効果トランジスタ19と、該トラ
ンジスタのスイッチング動作に応じて前記情報に対応し
た信号を出力する出力回路20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャパシタが設け
られたメモリセルを備えるランダム・アクセス・メモリ
(RAM)に関し、特に、キャパシタの誘電体が強誘電
体からなるメモリセルを備える不揮発性の強誘電体メモ
リ(FRAM)に関する。
【0002】
【従来の技術】各メモリセルのキャパシタの誘電体が強
誘電体からなるメモリは、強誘電体メモリと称されてい
る。強誘電体メモリでは、例えば、各メモリセルの強誘
電体キャパシタの一方の電極は、スイッチング動作をな
す選択トランジスタを介してビット線に接続され、他方
の電極はプレート線に接続されている。選択トランジス
タの動作により選択された強誘電体キャパシタの両電極
間にある強誘電体は、信号線であるビット線およびプレ
ート線を経て、所定の書き込み電圧を印加されると、そ
の電圧の極性すなわち印加方向に応じた自発分極を生じ
る。自発分極によれば、電界の除去後も、その分極方向
が保存されることから、各メモリセルは、それぞれの強
誘電体キャパシタの分極方向を2値情報として保持す
る。
【0003】この強誘電体キャパシタを備える不揮発性
のメモリセルから情報を読み出すために、従来では、キ
ャパシタの誘電体が常誘電体からなる揮発性のメモリで
あるDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリ)におけると同様なセンスアンプおよびダミーセル
が用いられている。
【0004】情報の読み出しのために、選択された強誘
電体キャパシタに両信号線を経て所定の読み出し電圧が
印加されると、この電圧の印加方向と逆方向の分極状態
にある強誘電体キャパシタでは、分極が反転する。この
分極の反転により、パルスの印加に対し順方向に分極さ
れていた強誘電体キャパシタと、逆方向に分極されてい
た強誘電体キャパシタとの間で、すなわち強誘電体キャ
パシタの分極の方向に応じて、ビット線あるいはプレー
ト線に放出される電荷量が異なる。この電荷量に基づく
ビット線あるいはプレート線の電位と、該線と対をなし
かつダミーセルが接続された対線の電位との間の微小な
差が、センスアンプにより検出され、該センスアンプか
ら、強誘電体キャパシタに格納された情報に対応した情
報信号が出力される。
【0005】ところで、従来の強誘電体メモリでは、前
記したように、各強誘電体キャパシタの電荷の放出量に
起因する電位の変化を直接的にセンスアンプに入力して
おり、この微小な電位を検出するために前記したような
ダミーセルが用いられている。強誘電体メモリでは、前
記ダミーセルも強誘電体キャパシタからなり、このダミ
ーセルが選択トランジスタを経て、センスアンプへの断
続を制御されている。
【0006】従来のDRAMにおけると同様に、一本の
ビット線に複数のメモリセルすなわち強誘電体キャパシ
タが設けられるとき、各ビット線に1つのダミーセルを
設けることができる。この場合、1つのビット線に設け
られた複数のメモリセルの各読み出し動作毎に、このビ
ット線に設けられた1つのダミーセルがその分極の反転
動作を繰り返す。従って、1つのビット線に設けられた
ダミーセルは、このビット線に設けられた全てのメモリ
セルの読み出し動作回数の総和に一致する回数の分極反
転を繰り返すことになる。
【0007】DRAMでは、ダミーセルは分極およびそ
の反転を受けることはなく、読み出し動作の繰り返しに
よっては、常誘電体キャパシタからなるダミーセルに耐
久性の問題が生じることはない。
【0008】しかしながら、キャパシタが強誘電体キャ
パシタからなる強誘電体メモリでは、そのダミーセルも
強誘電体キャパシタからなる。そのため、1つのメモリ
セルの読み出し動作の回数よりもはるかに多数回の分極
反転動作を繰り返すダミーセルの強誘電体には、疲労と
呼ばれ、読み出しエラーの原因となる強誘電特性の劣化
が生じ易く、ダミーセルの耐久性に問題が生じる。この
耐久性の問題を解決するために、従来の強誘電体メモリ
では、各メモリセル毎に相補的にダミーセルを設け、こ
れにより、ダミーセルの劣化に起因する読み出しエラー
の軽減を図っていた。
【0009】そのため、従来の強誘電体メモリでは、各
メモリセル毎にこれと相補的にダミーセルおよび該ダミ
ーセルのための選択トランジスタが必要となることか
ら、メモリのコンパクト化の上で不利であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明の目
的は、耐久性を損なうことなくコンパクト化を図り得る
強誘電体メモリを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明は、基本的には、それぞれに信号線が接
続された一対の電極および該両電極間の強誘電体からな
る強誘電体キャパシタを備え前記強誘電体の分極方向を
2値情報として格納するメモリセルと、該メモリセルに
格納された前記情報を読み取るために前記両信号線を経
て所定の読み出し電圧が前記キャパシタに印加されたと
き前記分極の方向に応じて変化するいずれか一方の前記
信号線の電荷量の変化に対応した情報信号を出力すべく
動作する出力部とを含む強誘電体メモリにおいて、前記
出力部が、前記電荷量の変化に対応したスイッチング動
作をなすべく前記強誘電体キャパシタと直列的に接続さ
れるように前記信号線に接続されたゲート静電容量を備
える電界効果トランジスタと、該電界トランジスタのス
イッチング動作に応じて前記情報に対応した信号を出力
する出力回路とを備えることを特徴とする。
【0012】〈作用〉本発明に係る前記強誘電体メモリ
では、前記メモリセルの分極方向に応じて変化する前記
電荷量の変化に基づく電位差が前記電界効果トランジス
タにそのスイッチング動作を与える。この電界効果トラ
ンジスタのスイッチング動作により、出力回路が前記情
報に対応した出力信号を出力すべく制御を受ける。この
ため、前記電荷量の変化に基づく微小な電位差を直接的
に所定の情報信号に増幅する必要がないことから、従来
のようなダミーセルを用いることなく、メモリセルに格
納された情報すなわち強誘電体キャパシタに格納された
情報を確実に読み出すことができる。
【0013】従って、本発明によれば、前記電界効果ト
ランジスタおよび出力回路を各メモリセル毎に設けるこ
となく、前記信号線毎に複数のメモリセルを設け、この
信号線毎に前記電界効果トランジスタおよび出力回路を
設けることができることから、コンパクト化を損なうこ
となく耐久性に優れた強誘電体メモリが提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例1〉図1は、本発明に係る強誘電体メモリの具
体例1の一部を示す回路図である。本発明に係る強誘電
体メモリ10は、マトリクス状に配置された多数のメモ
リセル11を備える。各メモリセル11は、複数のワー
ド線(WLn:n=1,…)12と該ワード線に直角に
配置された複数のビット線(BL)13(図1には、1
本のビット線13のみが示されている。)とで構成され
た網の目状の配線の各交点に配置されている。
【0015】各メモリセル11は、1つの例えばn型M
OSトランジスタからなる選択トランジスタ14と、1
つの強誘電体キャパシタ15とからなる。強誘電体キャ
パシタ15は、従来よく知られているように、一対の電
極15aと、両電極間に配置された強誘電体15bとか
らなり、所定の静電容量Cfを有する。強誘電体15b
は、両電極15a間に抗電圧値を越える電圧の印加を受
けると、その電圧の極性、すなわち、その印加方向に応
じた方向に自発分極を生じる。この自発分極により、従
来よく知られているように、強誘電体キャパシタ15は
その分極方向を2値情報として格納することができる。
【0016】強誘電体キャパシタ15は、そのメモリセ
ル11に対応するビット線(BL)13と、該ビット線
に対応してこれと平行に配置されたプレート線(PL)
16との間に、選択トランジスタ14を介して断続可能
に接続されている。図示の例では、一方の電極15a
が、選択トランジスタ14を経て、ビット線13に断続
可能に接続されている。また、他方の電極15aは、直
接的にプレート線16に接続されている。選択トランジ
スタ14のゲートは、メモリセル11に対応するワード
線12に接続されており、該ワード線への選択信号の送
出により、該ワード線が例えば5Vの高電位になったと
き、該ワード線にゲートが接続された選択トランジスタ
14は、これに対応する強誘電体キャパシタ15をビッ
ト線13に導通させる。これにより、強誘電体キャパシ
タ15は、一対の信号線であるビット線13およびプレ
ート線16間に接続される。
【0017】プレート線16は、例えばp型MOSトラ
ンジスタからなるスイッチング素子17を経て、後述す
るメモリセル11への情報の書き込みあるいはこれから
の情報の読み出しのためのクロックパルス源18に接続
可能である。スイッチング素子17は、前記した読み出
し動作時以外の常時、プレート線16を前記クロックパ
ルス源18に接続し、前記した読み出し動作時のみ、プ
レート線16を前記クロックパルス源から遮断すること
により、該プレート線を浮遊状態におく。この浮遊状態
では、プレート線16は、所定の静電容量Cplを有す
る。
【0018】スイッチング素子17として、n型MOS
トランジスタ等の種々のスイッチング素子を用いること
ができる。スイッチング素子にMOSトランジスタを利
用する場合、前記したとおり、スイッチング素子17
は、読み出し動作時のみ、プレート線16を前記クロッ
クパルス源から遮断し、通常は両者を接続状態におくこ
とから、省電力化の点で、ノーマリオンタイプであるデ
プレション型MOSトランジスタを用いることが望まし
い。
【0019】メモリセル11への書き込み動作に先立っ
て、スイッチング素子17を経てクロックパルス源18
に接続されたプレート線16は、例えば0Vの低電位に
おかれる。また、各ビット線13およびワード線12も
0Vの低電位におかれる。
【0020】メモリセル11に例えば「1」情報を書き
込むとき、情報を書き込むべきメモリセル11に対応す
るワード線12に、選択信号として、選択トランジスタ
14の閾値を越える例えば5Vの高電位が与えられる
と、この選択トランジスタ14の導通により、該選択ト
ランジスタを経てこれに接続された強誘電体キャパシタ
15がビット線13に接続される。その後、選択された
メモリセル11に対応するビット線13に強誘電体15
bの抗電圧を越え、強誘電体キャパシタ15の分極を反
転させるに十分な大きさの書き込み電圧が印加される。
この電圧の印加により、選択されたメモリセル11の強
誘電体キャパシタ15がビット線13およびプレート線
16間で所定の書き込み電圧を印加されることから、一
方向に自発分極を生じ、その結果、強誘電体キャパシタ
15に「1」情報が書き込まれる。
【0021】他方、メモリセル11への「0」情報の書
き込みでは、選択されたメモリセル11に対応するビッ
ト線13が0Vにおかれた状態で、クロックパルス源1
8からプレート線16に所定の書き込み電圧を有するパ
ルスが印加され、これにより強誘電体キャパシタ15が
逆方向に自発分極を生じる。その結果、強誘電体キャパ
シタ15に「0」情報が書き込まれる。
【0022】各メモリセル11の強誘電体キャパシタ1
5に書き込まれたこれらの情報を読み出すために、各プ
レート線16には、出力部(19および20)が設けら
れている。この出力部は、プレート線16に接続された
読み出し用電界効果トランジスタ19と、該電界効果ト
ランジスタに関連して設けられ、この電界効果トランジ
スタ19のスイッチング動作により出力の制御を受ける
出力回路20とを備える。
【0023】出力回路20は、第1および第2の入力端
を有する例えば差動増幅器からなるセンスアンプ21を
備える。センスアンプ21の第1の入力端には、スイッ
チング動作を行う電界効果トランジスタ19を経て、第
1の電位線22に接続されている。電位線22には、望
ましくは前記抗電圧値よりも低い所定の電圧値を有する
高電位パルスが印加される。また、センスアンプ21の
第2の入力端には、前記高電位パルスよりも低い電圧値
を有する基準電位を与える第2の電位源23が接続され
ている。
【0024】センスアンプ21は、選択されたメモリセ
ル11からの情報の読み出し動作時、電界効果トランジ
スタ19の導通により、電位線22の高電位が入力され
たとき、その出力端から例えば「1」となる高電位信号
を出力し、また電界効果トランジスタ19の遮断状態で
は、前記出力端から例えば「0」となる低電位信号を出
力する。
【0025】センスアンプ21の前記第1の入力端に関
連して設けられた電界効果トランジスタ19は、図示の
例ではソースが電位線22の側に接続され、そのドレイ
ンがセンスアンプ21の前記第1の入力端側に接続され
たn型MOSトランジスタからなり、そのゲートがプレ
ート線16に接続されている。その結果、電界効果トラ
ンジスタ19の所定の静電容量Coxを有するゲート静電
容量は、強誘電体キャパシタ15と相互に直列接続され
ている。
【0026】メモリセル11の読み出し動作を示すタイ
ミングチャートが図2に示されている。図2のタイミン
グチャートに示されているように、読み出し動作に先立
って、スイッチング素子17はプレート線(PL)16
をクロックパルス源18への接続状態におく。ビット線
(BL)13、ワード線(WL)12、プレート線(P
L)16および電位線(DL)22は、低電位である0
Vの電位に保持されている。
【0027】読み出し動作では、先ず、スイッチング素
子17がプレート線(PL)16をクロックパルス源1
8から遮断し、これによりプレート線16が浮遊状態に
おかれる。プレート線(PL)16が浮遊状態におかれ
た状態で、電位線(DL)22が前記した高電位パルス
により、高電位状態におかれると、続いて、読み出すべ
きメモリセル11に対応するワード線(WL)12が高
電位状態におかれることにより、対応する選択トランジ
スタ14の導通により、これに対応する強誘電体キャパ
シタ15がビット線(BL)13に接続される。
【0028】この強誘電体キャパシタ15がビット線
(BL)13に接続された状態で、選択されたビット線
(BL)13に読み出しのための高電位パルスが印加さ
れる。
【0029】前記したビット線(BL)13への読み出
しパルスの印加により、選択されたメモリセル11の強
誘電体キャパシタ15が接続されかつ浮遊状態におかれ
たプレート線16には、強誘電体キャパシタ15に格納
された情報すなわち分極方向に応じた電荷が放出され
る。
【0030】すなわち、前記した読み出しパルスと逆方
向に分極されていたとき、強誘電体キャパシタ15は分
極方向が反転することから、前記した読み出しパルスと
同一方向に分極されていた場合に比較して、多量の電荷
を放出することとなる。
【0031】強誘電体キャパシタ15および電界効果ト
ランジスタ19を含む図3の等価回路図から明らかなよ
うに、前記電荷の放出による影響を受ける電界効果トラ
ンジスタ19のゲート静電容量の分圧Voxは、次式 Vox =Cf・Vbl/(Cf+Cox+Cpl) ……(1) で関係付けられる。ここで、Vblは、ビット線13の電
圧である。
【0032】式(1)は次式 Vox =Vbl /{1+(Cox/Cf+Cpl/Cf)} ……(2) で示される。式(2)は、強誘電体キャパシタ15の静
電容量Cfでの分極の反転が生じた場合、この反転が生
じなかった場合に比較して、より大きなゲート静電容量
の分圧Voxが得られることを意味する。
【0033】従って、電界効果トランジスタ19の閾値
を適正に選択することにより、強誘電体キャパシタ15
の分極の反転時にのみ、電界効果トランジスタ19を導
通させ、電位線22の高電位をセンスアンプ21の前記
一方の入力端に入力させることができる。これにより、
センスアンプ21は、読み出し動作時に、その出力端か
ら例えば「1」信号を出力する。
【0034】他方、読み出し動作時に、電界効果トラン
ジスタ19が遮断状態におかれると、センスアンプ21
の前記一方の入力端に高電位が付加されることはなく、
センスアンプ21はその出力端から例えば「0」信号を
出力する。
【0035】図4は、電界効果トランジスタ19の読み
出し動作時の分圧Voxの変化を示すシミュレーション結
果である。このシミュレーションでは、計算の簡素化の
ために、プレート線16の浮遊静電容量Cplが仮定的に
0とされている。強誘電体キャパシタ15の強誘電体1
5bについて、その残留分極Pr=7.0μmC/c
m、抗電界Ec=50KV/cm、比誘電率ε=250、
膜厚t=0.3μmであり、電界効果トランジスタ19
のゲート酸化膜の膜厚は10nmであり、さらに電界効
果トランジスタ19のゲート静電容量面積/強誘電体キ
ャパシタ15の静電容量面積比は、1の各値が採用され
た。
【0036】図4のグラフの横軸は、ビット線13の電
圧Vbl(V)を示し、またその縦軸は電界効果トランジ
スタ19のゲート電圧Vox(V)を示す。図4のグラフ
に示された特性線24は、読み出し時に、5Vの電圧を
有する読み出しパルスがビット線13に印加されたと
き、該当するセルの強誘電体キャパシタ15に分極の反
転が生じたときの電界効果トランジスタ19のゲート電
圧Voxの変化を示す特性線である。他方、特性線25
は、強誘電体キャパシタ15に分極の反転が生じなかっ
たときの電界効果トランジスタ19のゲート電圧Voxの
変化を示す。
【0037】図4の特性線24によれば、強誘電体キャ
パシタ15の分極反転により、約3.5Vの最大ゲート
電圧が得られる。他方、特性線25によれば、強誘電体
キャパシタ15の分極の非反転では、約2.8Vの最大
ゲート電圧が得られる。従って、電界効果トランジスタ
19の閾値を例えば両最大ゲート電圧値の中間値に設定
することにより、強誘電体キャパシタ15の分極反転時
にのみ確実に電界効果トランジスタ19を導通させ、こ
れにより、メモリセル11からの情報読み出し時に、強
誘電体キャパシタ15の分極に対応する情報信号をセン
スアンプ21から出力させることができる。
【0038】前記した強誘電体キャパシタ15および電
界効果トランジスタ19の各値は、例示に過ぎず、前記
した強誘電体キャパシタ15の分極の反転、非反転を検
出すべく、強誘電体キャパシタ15および電界効果トラ
ンジスタ19の各値を適宜設定することができる。
【0039】前記した情報の読み出し時、強誘電体キャ
パシタ15の分極に反転が生じると、データの破壊が生
じるが、このデータの破壊が生じた強誘電体キャパシタ
15には、従来よく知られているように、プレート線1
6を経たクロックパルス源18からの書き込みパルスに
より、情報の再書き込みが行われる。
【0040】本発明に係る前記強誘電体メモリ10によ
れば、前記したように、強誘電体キャパシタ15の分極
の反転、非反転に基づく該強誘電体キャパシタの放出電
荷量の差により、電界効果トランジスタ19のスイッチ
ング動作を制御することができ、この電界効果トランジ
スタ19のスイッチング動作の制御により、電位線22
の電位のセンスアンプ21への入力を制御することがで
きることから、センスアンプ21からの情報信号の出力
を制御することができる。
【0041】従って、従来のように強誘電体キャパシタ
15の分極の反転、非反転に基づく該強誘電体キャパシ
タの放出電荷量の差を直接的に検出するためのダミーセ
ルを用いることなく、このことから、従来のダミーセル
の耐久性の劣化問題を生じることなく、メモリセル11
の情報を確実に読み出すことができる。また、出力回路
20を各メモリセル11毎に設けることなく、それぞれ
に複数のメモリセル11が設けられた各ビット線13毎
に電界効果トランジスタ19および出力回路20を設け
ることができることから、従来の常誘電体キャパシタを
備えるDRAMと同等な集積度を有する強誘電体メモリ
10を得ることが可能となる。
【0042】前記した具体例1では、図4に示した特性
線24および25で得られる各最大ゲート電圧の差に基
づき電界効果トランジスタ19の閾値を設定する例を示
した。これに対し、図4に示された各特性線24および
25がヒステリシス特性を描くことに着目し、ビット線
13の電圧が零になったときの電界効果トランジスタ1
9のゲート電位差により、強誘電体キャパシタ15の分
極の反転、非反転を読み出すことができる。
【0043】図4に示すように、強誘電体キャパシタ1
5の分極の非反転時の特性線25では、ビット線13の
電圧が零に戻ったとき、電界効果トランジスタ19のゲ
ート電圧もほぼ零になる。これに対し、強誘電体キャパ
シタ15の分極の反転時の特性線24では、ビット線1
3の電圧が零に戻ったとき、電界効果トランジスタ19
のゲート電圧は例えば0.3Vのような正の残留電圧に
維持される。従って、このときのゲート電圧差に基づき
電界効果トランジスタ19の閾値を設定することができ
る。
【0044】図5に示すタイミングチャートは、前記し
た残留電圧を利用して強誘電体キャパシタ15のデータ
を読み出す方法を示す。図5に示されたタイミングチャ
ートによれば、図2のタイミングチャートに示した例に
おけると同様に、読み出し動作に先立って、スイッチン
グ素子17はプレート線(PL)16をクロックパルス
源18への接続状態におく。ビット線(BL)13、ワ
ード線(WL)12、プレート線(PL)16および電
位線(DL)22は、低電位である0Vの電位に保持さ
れている。
【0045】読み出し動作では、先ず、スイッチング素
子17がプレート線(PL)16をクロックパルス源1
8から遮断し、これによりプレート線16が浮遊状態に
おかれる。プレート線(PL)16が浮遊状態におかれ
た状態で、読み出すべきメモリセル11に対応するワー
ド線(WL)12が高電位状態におかれ、対応する選択
トランジスタ14の導通により、これに対応する強誘電
体キャパシタ15がビット線(BL)13に接続され
る。
【0046】この強誘電体キャパシタ15がビット線
(BL)13に接続された状態で、選択されたビット線
(BL)13に読み出しのための高電位パルスが印加さ
れる。
【0047】ビット線13へのパルスの印加後、ビット
線13の電位が0に戻るが、前記したとおり、読み出し
パルスにより強誘電体キャパシタ15の分極が反転した
とき、電界効果トランジスタ19のゲートに作用する残
留電圧により、電界効果トランジスタ19が導通状態に
おかれる。他方、強誘電体キャパシタ15に分極の反転
が生じないとき、電界効果トランジスタ19のゲートに
は零の電圧が作用するのみであり、該電界効果トランジ
スタは遮断状態におかれる。
【0048】従って、このとき電位線(DL)22に所
望の電圧パルスを印加し、このパルス電圧のセンスアン
プ21への印加を電界効果トランジスタ19の前記した
スイッチング作用により制御することができ、これによ
り、センスアンプ21から読取り情報を出力することが
できる。
【0049】図5に示したタイミングチャートによれ
ば、読み出し時に、電界効果トランジスタ19の断続状
態がビット線13の電位が零になった後も保存的に維持
されることから、読み出し時間Tは、電位線(DL)2
2に印加される前記電圧パルスのパルス幅に依存させる
ことが可能となる。従って、読み出し時間Tは、電位線
22に印加されるパルス電圧のパルス幅の設定により、
比較的容易に広範囲の範囲で自由に設定することができ
ることから、図2に示したタイミングチャートの例に比
較して、より大きな読み出しマージンを確保することが
できる。
【0050】〈具体例2〉図6は、本発明に係る強誘電
体メモリの具体例2を示す。図6に示す強誘電体メモリ
10では、複数のメモリセル11が一対の信号線である
ビット線13およびプレート線16間に相互に直列的に
挿入されている。
【0051】各メモリセル11の強誘電体キャパシタ1
5は、相互に直列的に一対のビット線13およびプレー
ト線16間に接続されており、各強誘電体キャパシタ1
5には、それぞれに並列的に選択トランジスタ14が接
続されている。各選択トランジスタ14は、例えばn型
MOSトランジスタからなり、それぞれのゲートは、対
応するワード線12に接続されている。選択トランジス
タ14は、その導通により、対応する強誘電体キャパシ
タ15の両電極15aを短絡させるバイパス路として機
能する。そのため、選択トランジスタ14の導通状態で
は、対応する各強誘電体キャパシタ15は、実質的にキ
ャパシタとして機能することはない。
【0052】プレート線16、スイッチング素子17お
よびクロックパルス源18、さらにはプレート線16に
設けられる電界効果トランジスタ19および出力回路2
0は、基本的に、具体例1におけると同様な構成および
作用を有する。
【0053】具体例2の強誘電体メモリ10では、その
書き込み動作に先立って、全てのワード線12が選択ト
ランジスタ14の閾値よりも高い例えば5Vの電位に保
持されることにより、一対の信号線13および16間に
ある選択トランジスタ14が導通状態におかれる。また
スイッチング素子17が具体例1におけると同様な導通
状態におかれる。さらに、ビット線13、プレート線1
6、電位線22は、例えば0Vの低電位におかれる。
【0054】選択すべきメモリセル11の選択トランジ
スタ14に対応するワード線12のみが、選択的に閾値
電圧以下の例えば0Vの低電位におかれると、対応する
選択トランジスタ14が遮断状態におかれる。このこと
から、選択されたメモリセル11の強誘電体キャパシタ
15のみが、有効なキャパシタとして、一対の信号線1
3および16間に実質的に接続される。この選択トラン
ジスタ14のそれ自体の遮断動作により、該トランジス
タに対応する強誘電体キャパシタ15のみが有効なキャ
パシタとして機能する。
【0055】従って、この状態で、前記したと同様に、
ビット線13を経て強誘電体キャパシタ15に抗電圧を
越える所定の書き込み電圧を印加することにより、選択
されたメモリセル11の強誘電体キャパシタ15に例え
ば「1」情報を書き込むことができる。また、プレート
線16を経て強誘電体キャパシタ15に抗電圧を越える
所定の書き込み電圧を印加することにより、選択された
メモリセル11の強誘電体キャパシタ15に例えば
「0」情報を書き込むことができる。
【0056】図7は、具体例2における強誘電体メモリ
10の読み出しタイミングチャートを示す。図7のタイ
ミングチャートによれば、その読み出し動作に先立っ
て、スイッチング素子17は導通状態におかれる。ま
た、全てのワード線(WL)12は高電位に保持され、
これにより対応する選択トランジスタ14は、導通状態
におかれることから、各メモリセル11の強誘電体キャ
パシタ15は、バイパス路として機能する各選択トラン
ジスタ14により、短絡状態におかれている。さらに、
ビット線(BL)13、プレート線(PL)16および
電位線(DL)22は、0Vの低電位に保持される。
【0057】読み出し動作では、先ず、スイッチング素
子17がプレート線(PL)16をクロックパルス源1
8から遮断し、これによりプレート線16が浮遊状態に
おかれる。続いて、電位線22が所定の高電位状態にお
かれる。
【0058】その後、読み出すべきメモリセル11に対
応するワード線12が選択的に低電位におかれ、これに
より選択されたメモリセル11の強誘電体キャパシタ1
5のみが、ビット線13およびプレート線16間に、実
質的にかつ選択的に接続されることとなる。
【0059】選択されたメモリセル11の強誘電体キャ
パシタ15がビット線13および16間に実質的に接続
され、他の強誘電体キャパシタ15は対応する選択トラ
ンジスタ14のバイパス機能により、両電極15aが等
電位に保持されることから、キャパシタとして機能する
ことはない。
【0060】従って、この状態で、前記したと同様な読
み出しパルスがビット線(BL)13に印加されると、
図4に示した特性線24および25で得られる各最大ゲ
ート電圧の差に基づき、具体例1に沿って説明したと同
様な選択されたメモリセル11の強誘電体キャパシタ1
5の分極方向に応じて、電界効果トランジスタ19をス
イッチング動作させることができる。これにより、読み
出し動作時、センスアンプ21から選択されたメモリセ
ル11の強誘電体キャパシタ15に格納された情報信号
に対応した出力信号を出力させることができる。
【0061】具体例2の強誘電体メモリ10では、情報
を分極方向として格納する各強誘電体キャパシタ15の
両電極15aは、各選択トランジスタ14のバイパス機
能により、等電位に保持されることから、不慮の電位差
がビット線13およびプレート線16間に作用しても、
この不慮の電位差によるデータの書き換えあるいは破壊
が生じることを防止することができ、これによりデータ
の保持特性の向上が期待される。
【0062】図8は、具体例2の強誘電体メモリ10に
おける具体例1で説明したと同様な図4に示した残留電
圧を利用して強誘電体キャパシタ15のデータを読み出
す方法を示す。
【0063】図8に示されたタイミングチャートによれ
ば、図2のタイミングチャートに示した例におけると同
様に、読み出し動作に先立って、スイッチング素子17
はプレート線(PL)16をクロックパルス源18への
接続状態におく。ワード線(WL)12は、高電位に保
持される。これにより、各選択トランジスタ14は、対
応する強誘電体キャパシタ15のバイパス路として機能
すべく保持される。また、ビット線(BL)13、プレ
ート線(PL)16および電位線(DL)22は、低電
位である0Vの電位に保持されている。
【0064】読み出し動作では、先ず、スイッチング素
子17がプレート線(PL)16をクロックパルス源1
8から遮断し、これによりプレート線16が浮遊状態に
おかれる。プレート線(PL)16が浮遊状態におかれ
た状態で、読み出すべきメモリセル11に対応するワー
ド線(WL)12が低電位状態におかれ、対応する選択
トランジスタ14の遮断により、これに対応する強誘電
体キャパシタ15のみが実質的にビット線(BL)13
に接続される。
【0065】この選択された強誘電体キャパシタ15が
ビット線(BL)13に接続された状態で、選択された
ビット線(BL)13に読み出しのための高電位パルス
が印加される。
【0066】ビット線13へのパルスの印加後、ビット
線13の電位が0に戻るが、前記したとおり、読み出し
パルスにより強誘電体キャパシタ15の分極が反転した
とき、電界効果トランジスタ19のゲートに作用する残
留電圧により、電界効果トランジスタ19が導通状態に
おかれる。他方、強誘電体キャパシタ15に分極の反転
が生じないとき、電界効果トランジスタ19のゲートに
は零の電圧が作用するのみであり、該電界効果トランジ
スタは遮断状態におかれる。
【0067】従って、このとき電位線(DL)22に所
望の電圧パルスを印加し、このパルス電圧のセンスアン
プ21への印加を電界効果トランジスタ19の前記した
スイッチング作用により制御することができ、これによ
り、読み出し動作時、メモリセル11からの読み出し情
報をセンスアンプ21から出力することができる。
【0068】図8に示したタイミングチャートによれ
ば、図5に示した例におけると同様に、読み出し時間T
は、電位線22に印加されるパルス電圧のパルス幅の設
定により、比較的容易に広範囲の範囲で自由に設定する
ことができることから、図7に示したタイミングチャー
トの例に比較して、より大きな読み出しマージンを確保
することができる。
【0069】前記したところでは、電界効果トランジス
タ19がMOSトランジスタからなる例を示したが、電
界効果トランジスタ19として、例えばMISトランジ
スタのような他のタイプの電界効果トランジスタ19を
採用することができる。また、電界効果トランジスタ1
9を一方の信号線であるプレート線16に関連して設け
た例について説明したが、読み出し動作時における強誘
電体キャパシタ15の分極の反転、非反転によるビット
線13上への放出電荷量の差に基づいて電界効果トラン
ジスタ19をスイッチング動作させるべく、この電界効
果トランジスタ19を他方の信号線であるビット線13
に関連して設けることができる。
【0070】
【発明の効果】本願発明によれば、前記したように、メ
モリセルの強誘電体キャパシタの放出電荷量の変化に基
づく微小な電位差を直接的に所定の情報信号に増幅する
ことなく、前記放出電荷量に応じた電位でスイッチング
動作をする電界効果トランジスタを設け、該トランジス
タのスイッチング作用により出力回路から所定の情報信
号として出力させることができ、これにより、従来のよ
うなダミーセルを用いることなく、メモリセルに格納さ
れた情報を確実に読み出すことができる。
【0071】従って、本発明によれば、前記電界効果ト
ランジスタおよび出力回路を各メモリセル毎に設けるこ
となく、複数のメモリセル毎に前記電界効果トランジス
タおよび出力回路を設けることができることから、コン
パクト化を損なうことなく耐久性に優れた強誘電体メモ
リを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る強誘電体メモリの具体例1を示す
回路図である。
【図2】具体例1の強誘電体メモリの読み出し動作を示
すタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る強誘電体キャパシタ、信号線およ
び電界効果トランジスタの容量の等価回路図である。
【図4】具体例1の読み出し動作における電界効果トラ
ンジスタのゲート電圧の変化を示すグラフである。
【図5】具体例1の強誘電体メモリの他の読み出し動作
を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明に係る強誘電体メモリの具体例2を示す
回路図である。
【図7】具体例2の強誘電体メモリの読み出し動作を示
すタイミングチャートである。
【図8】具体例2の強誘電体メモリの他の読み出し動作
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 強誘電体メモリ 11 メモリセル 12 ワード線 13 (信号線)ビット線 14 選択トランジスタ 15 強誘電体キャパシタ 15a 電極 15b 強誘電体 16 (信号線)プレート線 17 スイッチング素子 18 クロックパルス源 19 電界効果トランジスタ 20 出力回路 21 センスアンプ 22 (第1の電位)電位線 23 (第2の電位)電位源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに信号線が接続される一対の電
    極および該両電極間の強誘電体からなる強誘電体キャパ
    シタを備え前記強誘電体の分極方向を2値情報として格
    納するメモリセルと、該メモリセルに格納された前記情
    報を読み取るために前記両信号線を経て所定の読み出し
    電圧が前記キャパシタに印加されたとき前記分極の方向
    に応じて変化するいずれか一方の前記信号線の電荷量の
    変化に対応した情報信号を出力すべく動作する出力部と
    を含む強誘電体メモリであって、前記出力部は、前記電
    荷量の変化に対応したスイッチング動作をなすべく前記
    キャパシタと直列的に接続されるように前記信号線に接
    続されたゲート静電容量を備える電界効果トランジスタ
    と、該電界トランジスタのスイッチング動作に応じて前
    記情報に対応した信号を出力する出力回路とを備える強
    誘電体メモリ。
  2. 【請求項2】 前記出力回路は、前記電界効果トランジ
    スタのスイッチング動作により第1の電位の印加の制御
    を受ける第1の入力端と、第2の電位の印加を受ける第
    2の入力端と、前記第1および第2の入力端に印加され
    る両電位差に応じた出力信号を出力するセンスアンプを
    備える請求項1記載の強誘電体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルは、前記キャパシタの前
    記信号線への接続を断続すべく前記キャパシタに直列的
    に挿入される選択トランジスタを備える請求項1記載の
    強誘電体メモリ。
  4. 【請求項4】 前記両信号線間には、複数のメモリセル
    が相互に並列的に挿入されている請求項3記載の強誘電
    体メモリ。
  5. 【請求項5】 前記両信号線間には、複数の前記キャパ
    シタが相互に直列的に接続されており、該各強誘電体キ
    ャパシタには、断続可能のバイパス路を構成すべく選択
    トランジスタが並列的に接続されている請求項1記載の
    強誘電体メモリ。
  6. 【請求項6】 前記電界効果トランジスタが接続された
    前記信号線には、該信号線を信号源に接続し、また前記
    信号線を浮遊状態に置くためのスイッチング素子が設け
    られている請求項1記載の強誘電体メモリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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