JP2000137697A - 不揮発性メモリのデータ保護装置 - Google Patents

不揮発性メモリのデータ保護装置

Info

Publication number
JP2000137697A
JP2000137697A JP10309870A JP30987098A JP2000137697A JP 2000137697 A JP2000137697 A JP 2000137697A JP 10309870 A JP10309870 A JP 10309870A JP 30987098 A JP30987098 A JP 30987098A JP 2000137697 A JP2000137697 A JP 2000137697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
program
flash memory
rewrite
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10309870A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Osawa
博 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10309870A priority Critical patent/JP2000137697A/ja
Publication of JP2000137697A publication Critical patent/JP2000137697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Microcomputers (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラム処理の暴走に伴うプログラム内容
の誤書き換えを防止する。 【解決手段】 1チップマイクロコンピュータを初期化
した際、RS型フリップフロップ21がリセットされて
いる場合のみ、昇圧回路17の昇圧動作を実行させる構
成とした。これにより、初期化が不十分な場合は、RS
型フリップフロップ21がセットされたままでアドレス
レジスタ3の値が0番地でなくなる可能性が高い為、マ
イクロコンピュータのプログラム処理が暴走したりする
が、この場合のフラッシュメモリ1に対する誤書き込み
は確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータの誤動作に伴う不揮発性メモリ(フラッシュメモリ
等)の誤書き込みを防止する、不揮発性メモリのデータ
保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1チップマイクロコンピュータは論理演
算動作を実行する為のプログラムメモリを内蔵するが、
最近では、プログラムメモリとして、マスクROMに代
わりフラッシュメモリを内蔵する傾向が高い。これは、
プログラム内容を変更する際、マスクROMの場合は設
計変更を必要とする為に多額の開発費と長い納期を強い
られるが、これに対し、フラッシュメモリの場合は書き
換え命令を実行して外部から書き換えデータを供給する
ことで容易に対応でき、マスクROMの欠点を十分に補
える特性を有する点に起因する。
【0003】1チップマイクロコンピュータは、例え
ば、前記フラッシュメモリの内容を書き換える為の命令
が格納された書き換えメモリを別途内蔵する。即ち、前
記フラッシュメモリの書き換え命令が実行されると、書
き換えデータが1チップマイクロコンピュータ内部に取
り込まれ、データ書き換え処理が実行される。
【0004】しかし、前記フラッシュメモリは書き換え
可能な特性を有する故、前記フラッシュメモリの内容を
第三者が当事者の意思に反して書き換えてしまう恐れが
ある。そこで、現在の大半のフラッシュメモリは、デー
タが容易に書き換えられない様にプロテクト機能を有し
ている。具体的には、プロテクト解除、データ書き換
え、プロテクト付加のシーケンスを実行する書き換え命
令を書き換えメモリに格納し、このプログラム処理を実
行している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプロテ
クト機能では、1チップマイクロコンピュータのプログ
ラム処理の暴走に伴い、実行アドレスがフラッシュメモ
リの或るアドレスから書き換えメモリの書き換え命令格
納アドレスに誤ってジャンプしてしまうと、フラッシュ
メモリの内容が当事者の意思に反して書き換わってしま
う問題があった。
【0006】そこで、本発明は、プログラム処理の暴走
に伴う不揮発性メモリのデータ誤書き換えを確実に防止
する、不揮発性メモリのデータ保護装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に創作されたものであり、データの電気消去
及びデータの書き込み読み出しが可能な特性を有し、各
種論理演算動作を実行する為のプログラムデータ又はテ
ーブルデータが格納される第1不揮発性メモリを内蔵し
たマイクロコンピュータであって、少なくとも、前記マ
イクロコンピュータを動作制御する為のプログラムデー
タと前記第1不揮発性メモリの内容を書き換える為のプ
ログラムデータとが格納された第2不揮発性メモリと、
電源投入と同時に発振動作を開始する発振手段と、電源
投入に伴いリセット信号を発生し、前記第1及び第2不
揮発性メモリをアドレス指定するアドレスレジスタに対
し初期値を設定するリセット信号発生手段と、電源投入
時、正常動作ならば、前記発振器の発振出力に基づいて
一方の論理値となった後、前記リセット信号に基づいて
他方の論理値となるフラグ手段と、前記フラグ手段の値
に応じて、前記第1不揮発性メモリに対するデータ消去
又はデータ書き込みを行う為の昇圧回路の動作を直接制
御する制御手段と、を備え、前記フラグ手段の値が他方
の論理値の場合のみ、前記昇圧回路の動作を許可して前
記第1不揮発性メモリの内容を書き換え可能とすること
を特徴とする。
【0008】上記の特徴に加え、前記第1不揮発性メモ
リは、予め書き換え禁止状態に設定された状態から、書
き換え禁止の解除、内容の書き換え、書き換え禁止の再
設定という一連の処理動作を施され、前記第1不揮発性
メモリの書き換え内容が誤っている場合のみ、マイクロ
コンピュータがプログラム暴走しているものと判断する
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。
【0010】図1は本発明の不揮発性メモリのデータ保
護装置を示すブロック図である。
【0011】図1において、フラッシュメモリ(1)
は、データをページ(例えば128バイト)単位で電気
消去して書き換える特性を有し、1チップマイクロコン
ピュータの各種論理演算を実行する為のプログラムデー
タ、各種論理演算の際に必要なテーブルデータ等が格納
される。フラッシュメモリ(1)は各ページ単位を64
バイト単位でアドレス指定する専用のアドレスレジスタ
(14)を含む。尚、フラッシュメモリ(1)は第1不
揮発性メモリに相当する。
【0012】昇圧回路(17)は、フラッシュメモリ
(1)のデータを電気消去する時、及び、フラッシュメ
モリ(1)にデータを書き込む時に必要となる回路であ
る。フラッシュメモリ(1)の各セルはコントロールゲ
ート、フローティングゲート、ドレイン、ソースから成
る。フラッシュメモリ(1)を消去状態とする場合、コ
ントロールゲートに電圧VP1(例えば14ボルト)を
印加し、フラッシュメモリ(1)を書き込み状態とする
場合、ソースに電圧VP2(例えば12ボルト)を印加
する必要がある。マイクロコンピュータの電源VDD
(例えば5ボルト)ではフラッシュメモリ(1)の消去
及び書き込みを実現できない為、昇圧回路(17)を設
け、電源VDDを電圧VP1、VP2まで昇圧する。昇
圧回路(17)自体は既存の如何なる構成でもよく、本
発明の実施の形態では、例えば、チャージポンプ回路と
リングオシレータ回路を組合わせた構成とする。昇圧回
路(17)の出力は、フラッシュメモリ(1)を消去状
態とする時は各セルのコントロールゲートに供給され、
フラッシュメモリ(1)を書き込み状態とする時は各セ
ルのソースに供給される。ANDゲート(36)は、リ
ングオシレータ回路のクロックと、書き込み許可信号W
RTと、昇圧回路(17)の動作制御信号ENABLE
として後述するRSフリップフロップのQ端子出力とが
供給される。動作制御信号ENABLEは、昇圧回路
(17)の動作を禁止する時にローレベル(論理値
「0」)、昇圧回路(17)はANDゲート(36)の
出力で昇圧動作の禁止又は許可を制御される。
【0013】プログラムメモリ(2)は、主に1チップ
マイクロコンピュータの各種論理演算を実行する為のプ
ログラムデータと、フラッシュメモリ(1)の内容を書
き換える為の書き換え命令が格納される。書き換え命令
は、X番地のサブルーチンコール命令とY番地以降の書
き換え用のサブルーチンプログラム命令とから成る。即
ち、フラッシュメモリ(1)の内容を書き換えたい時
は、プログラムメモリ(2)のX番地を指定してサブル
ーチンコール命令を実行し、その後、Y番地にジャンプ
してサブルーチンプログラム命令を実行し、フラッシュ
メモリ(1)の書き換え動作を実行する。尚、プログラ
ムメモリ(2)は不揮発性の特性を有するものであり、
マスクROM、フラッシュメモリ等が好適である。アド
レスレジスタ(3)はフラッシュメモリ(1)及びプロ
グラムメモリ(2)をアドレス指定するものである。
尚、フラッシュメモリ(1)及びプログラムメモリ
(2)は同一アドレス空間に存在し、プログラムメモリ
(2)の最後のアドレスとフラッシュメモリ(1)の最
初のアドレスは連続するものとする。インストラクショ
ンレジスタIR(4)は、フラッシュメモリ(1)又は
プログラムメモリ(2)から読み出されたプログラム命
令を保持するものである。インストラクションデコーダ
IDEC(5)は、インストラクションレジスタ(4)
の保持内容を解読し、1チップマイクロコンピュータの
各構成ブロックを動作制御する為の制御信号、及び、各
種論理演算を実行する為の制御信号等を出力するもので
ある。尚、各種論理演算は、演算論理ユニットALU
(図示せず)で実行される。
【0014】RAM(6)は、制御信号に基づく論理演
算結果等の書き込み読み出しが行われるものである。
尚、RAM(6)は、揮発性のSRAMで構成されるも
のとする。アドレスレジスタ(7)は、RAM(6)を
アドレス指定するものである。入力端子(8)は、フラ
ッシュメモリ(1)の書き換えデータがシリアル入力さ
れる端子である。シリアル入力回路(9)は、入力端子
(8)から供給されたデータをシリアル状態からパラレ
ル状態へ変換し、アドレスレジスタ(7)で指定される
RAM(6)のアドレスに供給するものである。尚、R
AM(6)に対する格納データとは、フラッシュメモリ
(1)の書き換え先頭番地を表すアドレスデータと、1
28バイトの書き換えデータである。テーブル参照レジ
スタ(15)は、制御信号に従って、RAM(6)に格
納された書き換え先頭番地を表すアドレスデータが読み
出されてセットされる。フラッシュメモリ(1)のデー
タ書き換えを実行する時、後述する書き換え許可信号W
RTはハイレベルとなり、切換回路(16)はテーブル
参照レジスタ(15)のセット内容を選択し、これよ
り、フラッシュメモリ(1)の書き換え先頭番地が確定
する。ページバッファ(10)は1ページ(128バイ
ト)分の格納容量を有する。ページバッファ(10)
は、RAM(6)に1ページ分の書き換えデータが格納
されると、内部バス(11)を介して書き換えデータが
転送され格納される。ページバッファ(10)の内容は
フラッシュメモリ(1)の書き換え先頭番地からアドレ
スレジスタ(14)で指定されるページアドレスに書き
込まれる。フラッシュメモリ(1)は、それ自体を書き
込み状態に設定する書き込み許可信号WRTと、データ
書き換えを許可又は禁止するプロテクト信号PROTE
CTとがANDゲート(13)を介して供給される。即
ち、フラッシュメモリ(1)は、プロテクト信号PRO
TECTが論理値「0」である限り、データ書き換えは
許可されない。尚、プロテクト信号PROTECTは、
出荷時において、外部テスタを用いて強制的に論理値
「0」に設定される。
【0015】比較器(12)はプロテクト信号PROT
ECTを発生するものであり、比較器(12)の詳細を
図2を用いて説明する。
【0016】プログラムメモリ(2)の先頭番地に格納
され、電源投入時に実行される初期化用のプログラム命
令には、動作制御信号ENABLEを論理値「0」とす
る命令が含まれる。また、プログラムメモリ(2)のY
番地以降に格納された書き換え用のサブルーチンプログ
ラム命令には、後述するRS型フリップフロップのセッ
ト又はリセット状態を判別する命令(プログラム処理が
正常であるかどうかを判別する命令)と、プロテクト解
除命令と、データ書き換え命令と、プロテクト付加命令
とが含まれる。
【0017】プロテクト解除には、表1に示すアドレス
ADD1’〜ADD5’と各アドレスに対応するデータ
DATA1’〜DATA5’とを使用する。
【0018】
【表1】 プロテクト付加には、表2に示すアドレスADD1〜A
DD5と各アドレスに対応するデータDATA1〜DA
TA5とを使用する。
【0019】
【表2】 尚、アドレスADD1〜ADD5、ADD1’〜ADD
5’は、フラッシュメモリ(1)、プログラムメモリ
(2)、RAM(6)に存在しないアドレスに設定す
る。
【0020】図2において、比較回路(101)〜(1
05)はプロテクト解除の為のブロックである。各比較
回路(101)〜(105)は、サブルーチンプログラ
ム命令の解読結果に従ってアドレスデータADD1’〜
ADD5’が発生するとDATA1’〜DATA5’が
格納されるレジスタ(106)と、レジスタ(106)
に格納されるべき本来の期待値REF1’〜REF5’
が予め格納されるレジスタ(107)と、レジスタ(1
06)(107)の値を比較する一致比較回路(10
8)とから成る。一致比較回路(108)はレジスタ
(106)(107)の値が一致した時に論理値「1」
を出力する。5個の一致比較回路(108)が全て論理
値「1」を出力すると、ANDゲート(109)が論理
値「1」を出力し、ANDゲート(110)がタイミン
グ信号TIMING2に同期して論理値「1」を出力す
る。一方、比較回路(111)〜(115)はプロテク
ト付加の為のブロックである。各比較回路(111)〜
(115)は、サブルーチンプログラム命令の解読結果
に従ってアドレスデータADD1〜ADD5が発生する
とDATA1〜DATA5が格納されるレジスタ(11
6)と、レジスタ(116)に格納されるべき本来の期
待値REF1〜REF5が予め格納されるレジスタ(1
17)と、レジスタ(116)(117)の値を比較す
る一致比較回路(118)とから成る。一致比較回路
(118)はレジスタ(116)(117)の値が一致
した時に論理値「1」を出力する。5個の一致比較回路
(118)が全て論理値「1」を出力すると、ANDゲ
ート(119)が論理値「1」を出力し、ANDゲート
(120)がタイミング信号TIMING1に同期して
論理値「1」を出力する。NORゲート(121)(1
22)はRS型フリップフロップを構成する。RS型フ
リップフロップは、ANDゲート(110)の論理値
「1」出力が供給された時にセットされ、プロテクト解
除を表す論理値「1」のプロテクト信号PROTECT
を出力する。一方、RS型フリップフロップは、AND
ゲート(120)の論理値「1」出力が供給された時に
リセットされ、プロテクト付加を表す論理値「0」のプ
ロテクト信号PROTECTを出力する。
【0021】RC発振器(18)は、電源投入と同時に
発振開始し、抵抗の抵抗値及びコンデンサの容量で定ま
る発振周波数で発振動作を繰り返す。分周器(19)は
RC発振器(18)の発振周波数をn分周するものであ
る。微分回路(20)は分周器(19)の出力を基に微
分パルスBを発生し、RS型フリップフロップ(21)
をセットするものである。遅延回路(22)は微分パル
スBを遅延した遅延パルスCで分周器(19)の動作を
リセットし停止させるものである。これより、RSフリ
ップフロップ(21)は、電源投入後、微分パルスBで
1回のみセットされる。
【0022】図3は微分回路(20)及び遅延回路(2
2)の具体例を示す回路図、図4は図3の動作を示すタ
イムチャートである。図3において、微分回路(20)
はラッチ回路(23)及びNORゲート(24)から成
り、ラッチ回路(23)は分周器(19)のn分周出力
Qnを2段前の分周出力Qn−2の立上りでラッチする
ものであり、ラッチ回路(23)の*Q端子からは信号
Aが出力される。NORゲート(24)は分周信号Qn
及び信号Aの論理和を反転させた微分パルスBを出力す
る。遅延回路(22)は2段のラッチ回路(25)(2
6)及びインバータ(27)から成り、前段のラッチ回
路(25)は微分パルスBを3段前の分周出力Qn−3
の立上りでラッチし、後段のラッチ回路(26)は前段
のラッチ回路(25)のQ端子出力を分周出力Qn−3
の立下りでラッチし、ラッチ回路(26)のQ端子から
は遅延パルスCが出力される。
【0023】リセット信号発生回路(28)は、電源電
圧が所定電位まで上昇した時、所定幅のリセット信号R
STを発生し、RS型フリップフロップ(21)をリセ
ットし、同時にアドレスレジスタ(3)をリセットして
アドレスレジスタ(3)の値を0番地を指定するバイナ
リデータとするものである。
【0024】図5はリセット信号発生回路(28)の具
体例を示す回路図、図6は図5の動作を示すタイムチャ
ートである。図5において、抵抗(29)及びコンデン
サ(30)を電源Vddと接地Vssとの間に直列接続
した時定数回路をマイクロコンピュータ外部に設け、抵
抗(29)及びコンデンサ(30)の接続点はマイクロ
コンピュータのリセット端子(31)と接続される。リ
セット信号発生回路(28)は、インバータ(32)、
ANDゲート(33)、ラッチ回路(34)(35)か
ら成る。インバータ(32)は電源投入に伴うコンデン
サ(30)の端子電圧がスレッショルド電圧Vthより
下降した時点でハイレベルの信号Eを出力する。ここ
で、マイクロコンピュータの1命令処理に要する1マシ
ンサイクルは6ステートS1〜S6から成るものとし、
リセット信号RSTが1マシンサイクル以上発生しない
と、マイクロコンピュータは正常に初期化されない。ラ
ッチ回路(34)は信号EをステートパルスS1の立上
りでラッチし、ラッチ信号Fを出力する。ANDゲート
(33)は信号E及びラッチ信号Fの論理積信号Gを出
力する。ラッチ回路(35)は論理積信号Gをステート
パルスS6の立上りでラッチし、リセット信号RSTを
出力する。これより、電源投入後、電源Vddが正常に
上昇すると、リセット信号RSTは1マシンサイクル以
上発生し、マイクロコンピュータの正常な初期化が実行
される。一方、電源投入後、電源Vddが外部要因を受
けて変動又は下降してしまうと、リセット信号RSTは
1マシンサイクル以上は発生しなくなり、マイクロコン
ピュータの正常な初期化は実行されない。詳しくは、ア
ドレスレジスタ(3)の値が0番地以外のデータとなっ
てしまい、マイクロコンピュータは誤動作することにな
る。
【0025】尚、電源投入後、RC発振器(18)は瞬
時に発振開始し、リセット信号発生回路(28)は時定
数回路に依存してリセット信号RSTを発生する為、電
源Vddが正常に上昇し且つマイクロコンピュータが正
常に初期化される場合、RS型フリップフロップ(2
1)は微分パルスBでセットされた後、リセット信号R
STでリセットされる。
【0026】以下、フラッシュメモリ(1)の或る指定
ページを書き換える際の動作を図7のフローチャートを
用いて説明する。
【0027】フラッシュメモリ(1)の特定ページの内
容を書き換える場合、X番地のサブルーチンコール命令
を実行し、その後、Y番地にジャンプして書き換え用の
サブルーチンプログラム命令を実行する。先ず、プロテ
クト解除命令を実行する(S1)。即ち、各比較回路
(101)〜(105)においてDATA1’〜DAT
A5’を期待値REF1’〜REF5’と比較した結
果、全一致比較回路(108)が論理値「1」を出力し
た場合、RS型フリップフロップがセットされ、論理値
「1」のプロテクト信号PROTECTが出力され、フ
ラッシュメモリ(1)はプロテクト解除される。その
後、フラッシュメモリ(1)のデータ書き換え命令を実
行する(S2)。即ち、データ書き換え命令の解読結果
に従って、書き換え許可信号WRTは論理値「1」とな
る。この時、ラッチ回路(28)の出力値が論理値
「1」の場合、ANDゲート(18)の論理値「1」出
力に伴い昇圧回路(17)は電源Vddの昇圧動作を開
始してフラッシュメモリ(1)は完全に書き換え可能と
なるが、ラッチ回路(28)の出力値が論理値「0」の
場合、ANDゲート(18)の論理値「0」出力に伴い
昇圧回路(17)は電源Vddの昇圧動作を禁止され
る。一方、シリアル入力回路(9)でシリアル状態から
パラレル状態へ変換された1ページ分の書き換えデータ
は、アドレスレジスタ(7)によるRAM(6)の指定
アドレスに格納され、内部バス(11)を介してページ
バッファ(10)に一旦格納された後、フラッシュメモ
リ(1)に書き込まれる。フラッシュメモリ(1)に対
する書き込み動作が終了すると、プロテクト付加命令を
実行する(S3)。即ち、各比較回路(111)〜(1
15)においてDATA1〜DATA5を期待値REF
1〜REF5と比較した結果、全一致比較回路(11
8)が論理値「1」を出力した場合、RS型フリップフ
ロップがリセットされ、論理値「0」のプロテクト信号
PROTECTが出力され、ANDゲート(13)の論
理値「0」出力に伴いフラッシュメモリ(1)は再びプ
ロテクト状態となる。
【0028】フラッシュメモリ(1)に対する一連の処
理S1〜S3が終了すると、フラッシュメモリ(1)に
おける書き換え対象ページの内容の正誤を確認する。即
ち、フラッシュメモリ(1)の書き換え対象ページの書
き込み内容(128バイト)とRAM(6)に予め格納
されたページデータ(128バイト)とを読み出し、一
致比較を行う(S4)。フラッシュメモリ(1)の書き
換え対象ページの書き込み内容がRAM(6)のページ
データと一致した場合(S5:YES)、フラッシュメ
モリ(1)に対するページ書き換えが無事完了したもの
と判断し、メインルーチン処理に復帰する(S6)。一
方、フラッシュメモリ(1)の書き換え対象ページの書
き込み内容が予め定められたNアドレス未満だけ一致し
なかった場合(S7:NO)、フラッシュメモリ(1)
の一部セル不良であるものと判断し、メインルーチン処
理に一旦復帰した後、フラッシュメモリ(1)の異なる
ページに対する書き込み処理を実行する(S6)。とこ
ろが、フラッシュメモリ(1)の書き換え対象ページの
書き込み内容がNアドレス以上一致しなかった場合(S
7:YES)、昇圧回路(17)が電源Vddを昇圧動
作しなかったものと判断し、マイクロコンピュータ自体
をリセットさせる(S8)。
【0029】以上より、1チップマイクロコンピュータ
を初期化した際、RS型フリップフロップ(21)がリ
セットされている場合のみ、昇圧回路(17)の昇圧動
作を実行させる構成とした。これにより、初期化が不十
分な場合は、RS型フリップフロップ(21)がセット
されたままでアドレスレジスタ(3)の値が0番地でな
くなる可能性が高い為、マイクロコンピュータのプログ
ラム処理が暴走したりするが、この場合のフラッシュメ
モリ(1)に対する誤書き込みは確実に防止できる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、1チップマイクロコン
ピュータを初期化した際、フラグ手段が他方の論理値の
場合のみ、昇圧回路の昇圧動作を実行させる構成とし
た。これにより、初期化が不十分な場合は、フラグ手段
が一方の論理値のままで第1不揮発性メモリの為のアド
レスレジスタの値が0番地でなくなる可能性が高い為、
マイクロコンピュータのプログラム処理が暴走したりす
るが、この場合の第1不揮発性メモリに対する誤書き込
みは確実に防止できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性メモリのデータ保護装置を示
すブロック図である。
【図2】図1の比較器の具体例を示す回路ブロック図で
ある。
【図3】図1の微分回路及び遅延回路の具体例を示す回
路ブロック図である。
【図4】図3の動作を示すタイムチャートである。
【図5】図1のリセット信号発生回路の具体例を示す回
路ブロック図である。
【図6】図5の動作を示すタイムチャートである。
【図7】図1の書き換え動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
(1) フラッシュメモリ (2) プログラムメモリ (6) RAM (12) 比較器 (17) 昇圧回路 (18) RC発振器 (21) RS型フリップフロップ (28) リセット信号発生回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの電気消去及びデータの書き込み
    読み出しが可能な特性を有し、各種論理演算動作を実行
    する為のプログラムデータ又はテーブルデータが格納さ
    れる第1不揮発性メモリを内蔵したマイクロコンピュー
    タであって、 少なくとも、前記マイクロコンピュータを動作制御する
    為のプログラムデータと前記第1不揮発性メモリの内容
    を書き換える為のプログラムデータとが格納された第2
    不揮発性メモリと、 電源投入と同時に発振動作を開始する発振手段と、 電源投入に伴いリセット信号を発生し、前記第1及び第
    2不揮発性メモリをアドレス指定するアドレスレジスタ
    に対し初期値を設定するリセット信号発生手段と、 電源投入時、正常動作ならば、前記発振器の発振出力に
    基づいて一方の論理値となった後、前記リセット信号に
    基づいて他方の論理値となるフラグ手段と、 前記フラグ手段の値に応じて、前記第1不揮発性メモリ
    に対するデータ消去又はデータ書き込みを行う為の昇圧
    回路の動作を直接制御する制御手段と、を備え、 前記フラグ手段の値が他方の論理値の場合のみ、前記昇
    圧回路の動作を許可して前記第1不揮発性メモリの内容
    を書き換え可能とすることを特徴とする不揮発性メモリ
    のデータ保護装置。
  2. 【請求項2】 前記第1不揮発性メモリは、予め書き換
    え禁止状態に設定された状態から、書き換え禁止の解
    除、内容の書き換え、書き換え禁止の再設定という一連
    の処理動作を施され、前記第1不揮発性メモリの書き換
    え内容が誤っている場合のみ、マイクロコンピュータが
    プログラム暴走しているものと判断することを特徴とす
    る請求項1記載の不揮発性メモリのデータ保護装置。
JP10309870A 1998-10-30 1998-10-30 不揮発性メモリのデータ保護装置 Pending JP2000137697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10309870A JP2000137697A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 不揮発性メモリのデータ保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10309870A JP2000137697A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 不揮発性メモリのデータ保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000137697A true JP2000137697A (ja) 2000-05-16

Family

ID=17998300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10309870A Pending JP2000137697A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 不揮発性メモリのデータ保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000137697A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100375217B1 (ko) 전기적으로 재기입 가능한 불휘발성 메모리를 구비하는마이크로컨트롤러
US20190354285A1 (en) Method and apparatus for memory management
JP4129381B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US7464259B2 (en) Microprocessor boot-up controller, nonvolatile memory controller, and information processing system
US8799555B2 (en) Boot data storage schemes for electronic devices
US20100250875A1 (en) Eeprom emulation using flash memory
US7580281B2 (en) Flash memory device with write protection
KR20070054673A (ko) 에러 동작으로부터 집적 회로를 보호하는 방법 및 장치
JPH1050078A (ja) 電気的に消去およびプログラムが可能なリード・オンリ・メモリの消去およびプログラミング保護方法および装置
KR20070097450A (ko) 멀티-비트 셀 플래시 장치용으로 설계되지 않은 시스템에서멀티-비트 셀 플래시 장치를 사용하기 위한 방법
JP2000137697A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
JP2000112829A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
JP2000137648A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
JP2000137696A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
JP2000112828A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
US5355336A (en) Memory device and a method for prohibiting writing to the memory device
JP3197865B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2000137647A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
JP2000137695A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
US20050068842A1 (en) Electronic device, nonvolatile memory and method of overwriting data in nonvolatile memory
JP2000112827A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
JP2000112826A (ja) 不揮発性メモリのデータ保護装置
US6798708B2 (en) Memory controller and serial memory
JP3695931B2 (ja) マイクロコンピュータ
US11650738B2 (en) Integrity check of a memory