JP2000137492A - 実拍手誘導型自動拍手装置 - Google Patents

実拍手誘導型自動拍手装置

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JP2000137492A
JP2000137492A JP10313181A JP31318198A JP2000137492A JP 2000137492 A JP2000137492 A JP 2000137492A JP 10313181 A JP10313181 A JP 10313181A JP 31318198 A JP31318198 A JP 31318198A JP 2000137492 A JP2000137492 A JP 2000137492A
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Ryuichi Nishimura
竜一 西村
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ATR Media Integration and Communication Research Laboratories
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ATR Media Integration and Communication Research Laboratories
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の人間の拍手や足踏み音に同期したピッ
チで仮想拍手音や仮想足踏み音のようなピッチ音を発生
できるような実拍手誘導型自動拍手装置を提供する。 【解決手段】 実際の拍手音をマイクロホン1で抽出
し、A/D変換器2によってディジタル信号に変換し、
ピッチ抽出回路3でピッチを抽出し、その出力に基づい
て開始/終了判別器4が拍手の開始と終了を判別する。
メモリ5から単発音が読出され、畳み込み演算器6によ
って畳み込み演算が行なわれ、スイッチング回路7が乱
数に応じて閉じることによって仮想空間上でランダムな
多くの地点に仮想拍手者を配置する。仮想拍手者からの
仮想拍手音はピッチ調整回路9でピッチが調整され、位
相調整回路10で位相が調整され、加算器11で加算さ
れた後、D/A変換器12でアナログ信号に変換され、
スピーカ/ヘッドホン13から仮想拍手音が出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は実拍手誘導型自動
拍手装置に関し、特に、実際に人間が拍手や足踏み音を
鳴らしたときに、その音に同期して仮想的な拍手音や足
踏み音を生成できるような実拍手誘導型自動拍手装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、ライブハウスやカラオケハウ
スなどにおいて、会場の雰囲気を高めるために人工的に
拍手音を発生する装置が設置されている。このような装
置として、たとえば録音してある生の拍手音をディジタ
ルに変換してROMに記憶しておき、それをコンピュー
タが読取って拍手音として出力する装置がある。また、
インターネットライブ中継により、演奏終了時などにク
リック操作で会場に拍手音を送る装置などが考えられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のいずれも録音さ
れている拍手音を出力するかクリックによる拍手である
ため、その場にいる人間が拍手している感情で拍手音を
発生できない。すなわち、人間が拍手するとき、興奮度
が高まるにつれて拍手音のピッチが早まったり、拍手音
が高くなったりするが、上述のいずれの方法でも、その
場にいる人の拍手音とピッチや揺らぎを伴った拍手音を
発生できなかった。これは拍手に限らず、足踏み音を発
生する場合でも同様のことが言える。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、実
際の人間の拍手や足踏み音に同期したピッチで拍手や足
踏み音のようなピッチ音を発生できるような実拍手誘導
型自動拍手装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
実際の人間による拍手音や足踏み音のようなピッチ音に
誘導されて拍手音や足踏み音を生成する実拍手誘導型自
動拍手装置であって、実際の人間によるピッチを検知し
て大まかなピッチを抽出するピッチ抽出手段と、予め単
発音をデータとして蓄積する単発音記憶手段と、蓄積さ
れている単発音のデータに頭部伝達関数を畳み込むこと
によって仮想空間上でランダムな多くの地点で仮想音デ
ータを生成する仮想音生成手段と、ピッチ抽出手段の出
力に基づいて実際のピッチ音の開始と終了を判別する判
別手段と、判別手段の開始と終了の判別に応じて、仮想
音生成手段から複数の仮想音データを乱数に基づいて出
力するスイッチング手段と、ピッチ抽出手段の出力に基
づいて、スイッチング手段から出力される複数の仮想音
データが、実際のピッチ音と同期するようにピッチおよ
び位相を制御するための同期制御手段と、同期制御手段
の出力をそれぞれを加算しかつ音信号に変換して出力す
る出力手段とを備えて構成される。
【0006】請求項2に係る発明では、請求項1のスイ
ッチング手段は、ピッチの開始後時間の経過とともに生
成された仮想音の出力させる数を増加させ、終了後時間
の経過とともに仮想拍手音の出力させる数を減少させ
る。
【0007】請求項3に係る発明では、仮想音データの
振幅を調整する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態のブ
ロック図である。図1において、マイクロホン1や拍手
音や足踏み音のようなピッチ音を抽出してアナログ信号
として出力する。このアナログ信号はA/D変換器2に
よってディジタル信号に変換され、ピッチ抽出回路3に
よって大まかなピッチが抽出される。開始/終了判別器
4はピッチ抽出回路3の出力に基づいて、拍手などの開
始と終了を判別する。ピッチ抽出回路3にある時間以上
大きな音が入力されない場合はピッチとして0が出力さ
れるので、ここでの出力を観測することにより、使用者
が拍手などを行なっているのかどうかを判別できる。
【0009】メモリ5には何人かの1回分の拍手音や足
踏み音のような単発音が音源として記憶されている。こ
の音源データは畳み込み演算器6に与えられる。畳み込
み演算器6は音源のデータに頭部伝達関数を畳み込むこ
とによって、仮想空間を得てランダムな多くの地点に仮
想拍手者を配置する。
【0010】スイッチング回路7は使用者が拍手を開始
したとき、仮想拍手者が拍手を始めるかを乱数によって
決定する。そのしきい値は拍手している人数を変数とす
る多項式に従って変化し、拍手が自然に沸き起こる過程
が演出される。すなわち、開始/終了判別器4が使用者
の拍手の開始を判別すると、図1のスイッチ特性に示す
ように、時間の経過に伴って乱数によりスイッチング回
路7の閉じる数を増加させる。それによって、徐々に仮
想拍手者の数が増加する。
【0011】逆に、拍手の終了が判別されると、時間の
経過に伴って乱数によりスイッチング回路7の開く数を
増加させる。それにより、徐々に仮想拍手者の数が減少
し、最終的に拍手が止むことになる。スイッチング回路
7が閉じていると、仮想拍手者の出力がピッチ調整回路
9に与えられる。ピッチ調整回路9はピッチ抽出回路3
の出力に基づいて、ピッチを作り出す。ピッチ調整回路
9の出力は減算器8にフィードバックされ、ピッチ抽出
回路3によって抽出された実際の人間によるピッチと計
算上のピッチとの差がなくなるように調整される。
【0012】ピッチ調整回路9の各出力は、位相調整回
路10に与えられて位相が調整され、加算器11で加算
され、D/A変換器12でアナログ信号に変換され、ス
ピーカ/ヘッドホン13から仮想拍手音が出力される。
【0013】なお、スイッチング回路7とピッチ調整回
路9またはピッチ調整回路9と位相調整回路10との間
に仮想拍手音の振幅に適当な揺らぎを与えるための回路
を設けてもよい。
【0014】ここで、仮想拍手音を発生する際に、次の
2点を考慮する必要がある。その1つは、ある仮想拍手
者の拍手のピッチをどのように決定すべきかである。各
仮想拍手者の拍手の初期ピッチは、使用者の拍手のピッ
チを中心とするある範囲の中でランダムに与える。しか
し、拍手を繰返すうちに、使用者の拍手のピッチに近づ
いてくる。その過程を、時刻nにおける仮想拍手者のピ
ッチをfi (n),使用者の拍手のピッチをfu (n)
とすると、 fi (n)=fi (n−1)+μi {fu (n)−fi
(n−1)} に従って変化し、使用者の拍手のピッチへ漸近する。こ
こで、μは適応アルゴリズムにおけるステップパラメー
タに相当し、0≦μ≦1の任意の値に設定できるものと
する。
【0015】もう1つの考慮すべき点は各仮想拍手者の
間での拍手音の同期をどのように扱うかである。これに
ついてもピッチの場合と同様にして、拍手の回数が増す
とともに、適応的に仮想的な拍手間での位相の同期が行
なわれる。
【0016】上述のごとく、この実施形態によれば、使
用者が拍手を開始すると、徐々に仮想拍手者が増加し、
使用者が拍手を止めると、拍手が起きたときと同様にし
て、徐々に仮想拍手者の数が減り、最終的に拍手が止む
ことになる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、実際
の人間による拍手音や足踏み音のピッチを抽出し、その
ピッチに同期するように仮想拍手音を出力するようにし
たので、拍手が沸き起こる度に異なる拍手を形成でき
る。しかも、実際の人間が拍手を行なうことにより、多
くの拍手が形成され、実際の人間の拍手を合成拍手の音
質にフィードバックできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【符号の説明】
1 マイクロホン 2 A/D変換器 3 ピッチ抽出回路 4 開始/終了判別器 5 メモリ 6 畳み込み演算器 7 スイッチング回路 8 減算器 9 ピッチ調整回路 10 位相調整回路 11 加算器 12 D/A変換器 13 スピーカ/ヘッドホン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実際の人間による拍手音や足踏み音のよ
    うなピッチ音に誘導されて拍手音や足踏み音を生成する
    実拍手誘導型自動拍手装置であって、 実際の人間によるピッチ音を検知して大まかなピッチを
    抽出するピッチ抽出手段、 予め単発音をデータとして蓄積する単発音記憶手段、 前記単発音記憶手段に蓄積されている単発音のデータに
    頭部伝達関数を畳み込むことによって仮想空間上でラン
    ダムな多くの地点で仮想音データを生成する仮想音生成
    手段、 前記ピッチ抽出手段の出力に基づいて実際のピッチ音の
    開始と終了を判別する判別手段、 前記判別手段の開始と終了の判別に応じて、前記仮想音
    生成手段から複数の仮想音データを乱数に基づいて出力
    するスイッチング手段、 前記ピッチ抽出手段の出力に基づいて、前記スイッチン
    グ手段から出力される複数の仮想音データが、実際のピ
    ッチ音と同期するようにピッチおよび位相を制御するた
    めの同期制御手段、および前記同期制御手段の出力をそ
    れぞれ加算しかつ音信号に変換して出力する出力手段を
    備えた、実拍手誘導型自動拍手装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング手段は、前記ピッチの
    開始後時間の経過とともに前記仮想音生成手段によって
    生成された仮想音データの出力させる数を増加させ、終
    了後時間の経過とともに仮想音データの出力させる数を
    減少させることを特徴とする、請求項1に記載の実拍手
    誘導型自動拍手装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記仮想音データの振幅を調整
    することを特徴とする、請求項1に記載の実拍手誘導型
    自動拍手装置。
JP10313181A 1998-11-04 1998-11-04 実拍手誘導型自動拍手装置 Expired - Lifetime JP2988920B1 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022163137A1 (ja) * 2021-01-27 2022-08-04 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022163137A1 (ja) * 2021-01-27 2022-08-04 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

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