JP2000136868A - トランスファケースの構造 - Google Patents

トランスファケースの構造

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JP2000136868A
JP2000136868A JP10326142A JP32614298A JP2000136868A JP 2000136868 A JP2000136868 A JP 2000136868A JP 10326142 A JP10326142 A JP 10326142A JP 32614298 A JP32614298 A JP 32614298A JP 2000136868 A JP2000136868 A JP 2000136868A
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Masayoshi Yamashita
政好 山下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、トランスミッションとトランスフ
ァ間の結合剛性を保持し、結合剛性が低下する惧れが全
くないとともに、トランスファアダプタケースの軽量化
を図ることができ、しかもトランスファアダプタケース
内部の空洞部のスペースの有効利用を図ることを目的と
している。 【構成】 このため、トランスミッションにトランスフ
ァアダプタケースを介してトランスファを設け、トラン
スファアダプタケースに、トランスミッションの出力軸
側端部を支持する内側円筒部とトランスファのトランス
ファケースに接続されるフランジ部とを設け、内側円筒
部とフランジ部間に空洞部を設け、トランスファアダプ
タケースの壁部内面に空洞部側に突出する補強リブを設
けるとともに、壁部には空洞部と外部とを連絡する肉抜
き窓部を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトランスファケー
スの構造に係り、特にトランスミッションとトランスフ
ァ間の結合剛性を保持し、結合剛性が低下する惧れが全
くないとともに、トランスファアダプタケースの軽量化
を図ることができ、しかもトランスファアダプタケース
内部の空洞部のスペースの有効利用が図れるトランスフ
ァケースの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4輪駆動車は、搭載したエンジンからの
駆動力を前輪及び後輪に伝達している。そしてこのと
き、4輪の駆動状態には、パートタイム方式、フルタイ
ム方式とがある。
【0003】パートタイム方式の4輪駆動車において
は、エンジンに固定したトランスミッションにトランス
ファを配設し、トランスファ内の2輪駆動・4輪駆動用
切換機構によって2輪駆動状態と4輪駆動状態とを切り
換えている。
【0004】前記トランスファケースの構造としては、
特開平7−27186号公報に開示されるものがある。
この公報に開示されるトランスファ装置およびその組立
方法は、副変速機および駆動力配分装置を収納するトラ
ンスファケースを、副変速機の収納部分と駆動力配分装
置の収納部分との間で2分割し、夫々をボルト、ナット
で固定し、第1ケースの分割面近傍内側に一体に形成し
た取付座に、ボルトを介して内部壁を着脱可能に取り付
け、内部壁にメインシャフトとインターミディエイトシ
ャフトとの嵌合部分を支持する凹部、そしてシャフトロ
ッドを支持するボス部を形成し、カウンタシャフトの組
付けを簡略化して自動組付けを可能としている。
【0005】また、特開平9−86189号公報に開示
されるものがある。この公報に開示される車両用パワユ
ニットのトランスミッション締結部構造は、パワユニッ
トの重心位置付近下部とその下方のクロスメンバとの間
に設けられパワユニットの重量荷重を支持する支持装置
のアッパプレートを、エンジン側後部とトランスミッシ
ョンケース前部との接合締結部を跨いで、エンジン側下
部とトランスミッションケースとの締結剛性を確保する
スティフナーとしての機能をもたせ、これにより接合締
結部の最下端部の締結ボルトによる締付けを省略できる
ようにしている。
【0006】更に、特開平9−269037号公報に開
示されるものがある。この公報に開示される変速機は、
変速機ケース内に入力軸とカウンタ軸と出力軸とを軸支
して設け、入力軸及び出力軸に対して平行にカウンタ軸
を配設し、これらの各軸間に複数の変速ギヤ列を設ける
とともに、カウンタ軸を変速部側第1カウンタ軸と終減
速部側第2カウンタ軸とに分割した変速機において、カ
ウンタ軸の変速部側第1カウンタ軸の外周に終減速部側
第2カウンタ軸をスプライン結合させるとともに、変速
部側第1カウンタ軸の終減速部側第2カウンタ軸を貫通
する端部をナットにより固定し、スプライン結合による
ガタ及び騒音・異音の発生を低減している。
【0007】更にまた、特開平10−71864号公報
に開示されるものがある。この公報に開示される四輪駆
動システム及びトランスファ・ケースは、トルク・トラ
ンスファ・ケースは、前車輪及び後車輪の差動作用を所
定の限界値まで許容し、次いで滑動車輪を持つ車軸への
トルクを非滑動車輪を持つ車軸に向きを変えて伝えるよ
うに差動作用を防ぎ、トルク・トランスファ・ケース内
の車軸間デファレンシャルは、後部出力軸が前部出力軸
をオーバランするときに常に鎖錠し、またトルク・トラ
ンスファ・ケースは、前部駆動軸に、自動車の「正常
な」旋回及びコーナリングの運転中に生ずる量だけ後部
駆動軸をオーバランさせ、車軸間デファレンシャルを鎖
錠し、製造、保守の費用を安価している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の4輪
駆動車、例えば後輪駆動(FR、フロントエンジンリヤ
ドライブ)をベースとする4輪駆動車において、トラン
スミッションとトランスファとは夫々密閉状態に隔離さ
れ、内部に各々オイル室が独立形成される構造を有する
場合に、図8に示す如く、図示しない車体のフロント側
に搭載されるエンジン104にトランスミッション10
6を固定して設け、このトランスミッション106には
トランスファアダプタケース108を介してトランスフ
ァ110を装着している。
【0009】なお、図8にはトランスファ内部に2輪駆
動・4輪駆動用切換機構150のみを有する構成のもの
を開示したが、2輪駆動・4輪駆動用切換機構とロー
(LOW)・ハイ(HIGH)用切換機構とを有する構
成の場合にも十分に対応可能である。
【0010】そしてこのとき、前記トランスミッション
106とトランスファ110間に介設されるトランスフ
ァアダプタケース108において、このトランスファア
ダプタケース108に、トランスミッション106の出
力軸106b側端部を支持する内側円筒部124とトラ
ンスファ110のトランスファケース126に接続され
る外周部位に位置するフランジ部128とを設け、トラ
ンスファアダプタケース108の内側円筒部124とフ
ランジ部128間に空洞部130を設けている。
【0011】前記トランスミッションとトランスファと
を夫々密閉状態に隔離し、内部に各々オイル室を独立形
成する構造の場合、高い潤滑性能を得ることができる等
の機能上、及びトランスミッションやトランスファを各
々独立して組立、検査可能となるため、製造設備が小型
化できる等の製造上のメリットを有している。
【0012】しかし、前記トランスファアダプタケース
内に形成される空洞部は、不要な空間であると思料され
る。
【0013】このため、前記空洞部のスペースの有効利
用が図られていないとともに、空洞部を現出させるトラ
ンスファアダプタケースの重量が大となり、実用上不利
であるという不都合がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両に縦置き状態にトラン
スミッションを搭載して設けるとともに、このトランス
ミッションにトランスファアダプタケースを介して接続
されるトランスファを設け、前記トランスファアダプタ
ケースに、前記トランスミッションの出力軸側端部を支
持する内側円筒部と前記トランスファのトランスファケ
ースに接続される外周部位に位置するフランジ部とを設
け、前記トランスファアダプタケースの内側円筒部とフ
ランジ部間に空洞部を設け、前記トランスファアダプタ
ケースの壁部内面に前記空洞部側に突出する補強リブを
設けるとともに、前記トランスファアダプタケースの壁
部には空洞部と外部とを連絡する肉抜き窓部を設けたこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
トランスファアダプタケースの壁部内面に設けた補強リ
ブによって、トランスミッションとトランスファ間の結
合剛性を保持し、結合剛性が低下する惧れが全くないと
ともに、トランスファアダプタケースの壁部に設けた肉
抜き窓部によって、トランスファアダプタケースの軽量
化を図り、しかも肉抜き窓部を車両走行時の空気の取り
入れ口としても機能させ、トランスファアダプタケース
内部を冷却する補助的な冷却効果を発揮している。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0017】図1〜図3はこの発明の実施例を示すもの
である。図2において、2は車両、例えば後輪駆動(F
R、フロントエンジンリヤドライブ)をベースとした4
輪駆動車である。
【0018】この4輪駆動車2は、図2に示す如く、フ
ロント側にエンジン4を搭載するとともに、このエンジ
ン4に縦置き状態にトランスミッション6を装着し、ト
ランスミッション6にトランスファアダプタケース8を
介してトランスファ10を接続して設けている。
【0019】このとき、トランスミッション6及びトラ
ンスファ10は、夫々密閉状態に隔離されて内部に各々
オイル室(図示せず)が独立形成された構造を有してい
る。
【0020】また、前記トランスファ10には、前輪1
2側のフロントデフ14に連絡するフロントプロペラシ
ャフト16と、後輪18側のリヤデフ20に連絡するリ
ヤプロペラシャフト22とが夫々接続されている。
【0021】前記トランスファアダプタケース8に、図
1及び図3に示す如く、前記トランスミッション6の図
示しない出力軸側端部を支持する内側円筒部24と前記
トランスファ10のトランスファケース26に接続され
る外周部位に位置するフランジ部28とを設け、前記ト
ランスファアダプタケース8の内側円筒部24とフラン
ジ部28間に空洞部30を設ける。
【0022】そして、前記トランスファアダプタケース
8の壁部32内面に前記空洞部30側に突出する補強リ
ブ34を設けるとともに、前記トランスファアダプタケ
ース8の壁部32には空洞部30と外部、つまりトラン
スファアダプタケース8外部とを連絡する肉抜き窓部3
6を設ける構成とする。
【0023】詳述すれば、前記補強リブ34を、図3に
示す如く、前記トランスファアダプタケース8の壁部3
2内面において、軸支及びオイルシール用として設けら
れた内側円筒部24からフランジ部28側へ向かって放
射線状に複数個、例えば7個形成し、前記トランスミッ
ション6との結合ボス38部位にて、この結合ボス38
を迂回し、フランジ部28に到達している。
【0024】また、前記フランジ部28は、トランスフ
ァアダプタケース8の最大幅部位に設ける必要のある水
抜きスリット40を除き、図1に示す如く、所定の基準
幅Wを確保する。
【0025】更に、前記フランジ部28に補強リブ34
を結合させる場合には、図1に示す如く、補強リブ34
と前記水抜きスリット40を設けていない箇所のフラン
ジ部28との間に所定のラップ代R、例えば10mm以
上を確保し、剛性の受け渡しを行う構成とする。
【0026】そして、前記空洞部30とトランスファア
ダプタケース8外部とを連絡する肉抜き窓部36を、ト
ランスファアダプタケース8の壁部32の少なくとも下
側部位に形成する。
【0027】例えば、図1及び図3に示す如く、トラン
スファアダプタケース8の壁部32の下側部位の2箇所
とトランスファアダプタケース8の壁部32の上側部位
の1箇所とに前記肉抜き窓部36を夫々形成する。
【0028】このとき、各肉抜き窓部36は、上下方向
に指向する開口形状に形成されている。
【0029】また、前記トランスファアダプタケース8
の壁部32は、トランスミッション6側からトランスフ
ァ10側に向かって、車両後方且つ下方に指向すべく傾
斜させて設けられており、トランスファアダプタケース
8の壁部32の下側部位の2箇所に前記肉抜き窓部36
を形成する場合には、傾斜角度の大なる箇所に肉抜き窓
部36を設ける。
【0030】なお符号42は、前記トランスファアダプ
タケース8に形成されるトランスミッション側合わせ
面、44はトランスファアダプタケース8のフランジ部
28に形成されるトランスファ側合わせ面、46はトラ
ンスファアダプタケース8のフランジ部28に形成され
る取付孔部、Hは前記補強リブ34の高さである。
【0031】次に作用を説明する。
【0032】前記トランスミッション6にトランスファ
10を装着する際には、トランスミッション6とトラン
スファ10間にトランスファアダプタケース8を介設す
る。
【0033】つまり、トランスミッション6にトランス
ファアダプタケース8のトランスミッション側合わせ面
42を接触させ、前記結合ボス38を使用して、トラン
スミッション6にトランスファアダプタケース8を結合
させるとともに、トランスファアダプタケース8のフラ
ンジ部28に形成したトランスファ側合わせ面44にト
ランスファ10を接触させ、取付孔部46を使用して、
図示しないボルトによってトランスファアダプタケース
8にトランスファ10を結合させる。
【0034】前記4輪駆動車2に搭載した後、4輪駆動
車2が前進すると、図2に白抜き矢印で示す如く、4輪
駆動車2の車体下側を空気が通過し、トランスファアダ
プタケース8の壁部32の下側部位に形成した肉抜き窓
部36から空洞部30内に空気が侵入する。
【0035】そして、トランスファアダプタケース8内
部の、例えば内側円筒部24の外周部位を侵入した空気
が冷却することとなる。
【0036】これにより、前記補強リブ34によってト
ランスミッション6とトランスファ10間の結合剛性を
保持することができ、結合剛性が低下する惧れが全くな
いとともに、前記肉抜き窓部36によってトランスファ
アダプタケース8の軽量化を図ることができ、実用上有
利であり、しかも前記肉抜き窓部36が、車両走行時の
空気の取り入れ口としても機能し、トランスファアダプ
タケース8内部の、例えば内側円筒部24の外周部位を
冷却することができ、補助的な冷却効果を発揮し得て、
空洞部30のスペースの有効利用が図れるものである。
【0037】また、前記肉抜き窓部36を、トランスフ
ァアダプタケース8の壁部32の下側部位に形成したこ
とにより、車両走行時の空気の取り入れを一層良好に果
たすことができ、補助的な冷却効果の効率の向上に寄与
し得る。
【0038】更に、前記トランスファアダプタケース8
の壁部32の下側部位に前記肉抜き窓部36を形成する
場合に、傾斜角度の大なる箇所に肉抜き窓部36を設け
たことにより、車両走行時の空気の侵入がより一層効果
的に行われることとなり、補助的な冷却効果の効率の向
上に寄与し得るものである。
【0039】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0040】例えば、この発明の実施例においては、ト
ランスファアダプタケース8の壁部32に肉抜き窓部3
6を形成する際に、上下方向に指向する開口形状に形成
したが、図4に示す如く、肉抜き窓部52の開口部位を
4輪駆動車の前方に指向させるべく形成することもでき
る。
【0041】さすれば、車両走行時に前記肉抜き窓部5
2から内部の空洞部54内に空気をより一層効果的に侵
入させることができ、補助的な冷却効果の効率の向上に
寄与し得る。
【0042】また、図5に示す如く、トランスファアダ
プタケース8の壁部32に肉抜き窓部36を形成すると
ともに、この肉抜き窓部36の後端部位に車両前側且つ
斜め下方向に突出する空気取り入れ突起部62を設ける
構成とすることも可能である。
【0043】さすれば、前記空気取り入れ突起部62に
よって肉抜き窓部36から空洞部30内に空気を効率良
く取り入れることができ、トランスファアダプタケース
8内部を冷却することができるものである。
【0044】更に、図6に示す如く、トランスファアダ
プタケース8の壁部32に肉抜き窓部36を形成すると
ともに、この肉抜き窓部36に車両前側且つ斜め下方向
に突出する空気取り入れ突起部72を設けるとともに、
車両後側且つ斜め下方向に突出する空気排出突起部74
を設ける構成とすることも可能である。
【0045】そして、前記空気取り入れ突起部72と空
気排出突起部74との形状においては、例えば断面円弧
状に一体的に形成する。
【0046】さすれば、前記空気取り入れ突起部72に
よって肉抜き窓部36から空洞部30内に空気を効率良
く取り入れることができるとともに、空気排出突起部7
4によって空洞部30内の空気を排出させることがで
き、空洞部30内における空気の取り入れ及び排出が良
好となり、空気の循環効率を向上し得て、トランスファ
アダプタケース8内部をより効果的に冷却することがで
きる。
【0047】更にまた、図7に示す如く、前記補助リブ
34に、両側部位を連通する少なくとも1個、例えば1
個の貫通孔部82を設ける構成とすることもできる。
【0048】さすれば、前記補助リブ34にて空洞部3
0が複数区画に区画される際に、貫通孔部82によって
各区画の連通状態を良好とすることができ、空気の流れ
が円滑となって、トランスファアダプタケース8内部を
より一層効果的に冷却することができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、車両に縦置き状態にトランスミッションを搭載し
て設けるとともに、トランスミッションにトランスファ
アダプタケースを介して接続されるトランスファを設
け、トランスファアダプタケースに、トランスミッショ
ンの出力軸側端部を支持する内側円筒部とトランスファ
のトランスファケースに接続される外周部位に位置する
フランジ部とを設け、トランスファアダプタケースの内
側円筒部とフランジ部間に空洞部を設け、トランスファ
アダプタケースの壁部内面に空洞部側に突出する補強リ
ブを設けるとともに、トランスファアダプタケースの壁
部には空洞部と外部とを連絡する肉抜き窓部を設けたの
で、前記補強リブによってトランスミッションとトラン
スファ間の結合剛性を保持することができ、結合剛性が
低下する惧れが全くないとともに、前記肉抜き窓部によ
ってトランスファアダプタケースの軽量化を図ることが
でき、実用上有利であり、しかも前記肉抜き窓部が、車
両走行時の空気の取り入れ口としても機能し、トランス
ファアダプタケース内部を冷却することができ、補助的
な冷却効果を発揮し得て、空洞部のスペースの有効利用
が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す図3の〓−〓線による
トランスファアダプタケースの断面図である。
【図2】4輪駆動車の概略右側面図である。
【図3】トランスファアダプタケースをトランスファ側
から見た状態の図である。
【図4】この発明の他の実施例を示すトランスファアダ
プタケースの肉抜き窓部の概略図である。
【図5】この発明の他の第1の実施例を示すトランスフ
ァアダプタケースの肉抜き窓部部分の概略断面図であ
る。
【図6】この発明の他の第2の実施例を示すトランスフ
ァアダプタケースの肉抜き窓部部分の概略断面図であ
る。
【図7】この発明の他の第3の実施例を示すトランスフ
ァアダプタケースの概略断面図である。
【図8】この発明の従来技術を示すトランスミッション
とトランスファアダプタケースとトランスファとの概略
側面図である。
【符号の説明】
2 車両 4 エンジン 6 トランスミッション 8 トランスファアダプタケース 10 トランスファ 12 前輪 14 フロントデフ 16 フロントプロペラシャフト 18 後輪 20 リヤデフ 22 リヤプロペラシャフト 24 内側円筒部 26 トランスファケース 28 フランジ部 30 空洞部 32 壁部 34 補強リブ 36 肉抜き窓部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に縦置き状態にトランスミッション
    を搭載して設けるとともに、このトランスミッションに
    トランスファアダプタケースを介して接続されるトラン
    スファを設け、前記トランスファアダプタケースに、前
    記トランスミッションの出力軸側端部を支持する内側円
    筒部と前記トランスファのトランスファケースに接続さ
    れる外周部位に位置するフランジ部とを設け、前記トラ
    ンスファアダプタケースの内側円筒部とフランジ部間に
    空洞部を設け、前記トランスファアダプタケースの壁部
    内面に前記空洞部側に突出する補強リブを設けるととも
    に、前記トランスファアダプタケースの壁部には空洞部
    と外部とを連絡する肉抜き窓部を設けたことを特徴とす
    るトランスファケースの構造。
  2. 【請求項2】 前記肉抜き窓部は、トランスファアダプ
    タケースの壁部の少なくとも下側部位に形成される請求
    項1に記載のトランスファケースの構造。
  3. 【請求項3】 前記肉抜き窓部は、トランスミッション
    側からトランスファ側に向かってトランスファアダプタ
    ケースの壁部を傾斜させて設けた際に、傾斜角度の大な
    る箇所に設けられる請求項1に記載のトランスファケー
    スの構造。
  4. 【請求項4】 前記肉抜き窓部は、後端部位に車両前側
    且つ斜め下方向に突出する空気取り入れ突起部を有する
    請求項1に記載のトランスファケースの構造。
  5. 【請求項5】 前記肉抜き窓部は、車両前側且つ斜め下
    方向に突出する空気取り入れ突起部と、車両後側且つ斜
    め下方向に突出する空気排出突起部とを有する請求項1
    に記載のトランスファケースの構造。
  6. 【請求項6】 前記補助リブは、両側部位を連通する少
    なくとも1個の貫通孔部を有する請求項1に記載のトラ
    ンスファケースの構造。
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