JP2000136480A - 長尺基布の切断装置 - Google Patents

長尺基布の切断装置

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JP2000136480A
JP2000136480A JP10308706A JP30870698A JP2000136480A JP 2000136480 A JP2000136480 A JP 2000136480A JP 10308706 A JP10308706 A JP 10308706A JP 30870698 A JP30870698 A JP 30870698A JP 2000136480 A JP2000136480 A JP 2000136480A
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detector
cutter
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plain weave
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JP10308706A
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English (en)
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Jinichi Taniguchi
仁一 谷口
Toyoki Ohashi
豊樹 大橋
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Original Assignee
BARUDAN SEWING MACH KK
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06HMARKING, INSPECTING, SEAMING OR SEVERING TEXTILE MATERIALS
    • D06H7/00Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials
    • D06H7/02Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials transversely
    • D06H7/025Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials transversely in line with an embossed or a raised pattern on the fabric; Cutting pile fabric along a loopless or napless zone, e.g. the plain woven portion of towel cloth

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアス歪やひっかかりがあっても常にこれ
を修正することができて、パイル部11と平織部12と
の境界がハッキリしない長尺基布10の各平織部12で
の切断を、高速かつ確実に行うこと。 【構成】 多数のパイル部11が平織部12を介して連
続した長尺基布10をクランプ装置によって引き込ん
で、2番目以降のパイル部11の前端がパイル部検出器
50によって検出されたとき、このパイル部検出器50
の前方側に設けたカッター30によって1番目の平織部
12にて切断することにより単片の被加工材を形成し、
これら各被加工材を機外の加工部分へ供給するための長
尺基布10の切断装置であって、クランプ装置を、基枠
に前後動自在に支持されて第1駆動機21aによって駆
動される第1移動台21と、この第1移動台21に前後
微動可能に支持されて第2駆動機22aによって駆動さ
れる第2移動台22と、この第2移動台22の後端に連
結されて当該クランプ装置とカッター30との間に配置
したテーブル26上を移動するクランパ25とを備えた
ものとしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺基布を所定寸法に
切断する切断装置に関し、特に長尺基布がパイル部と、
これにより薄い平織部とを交互に連続させたものである
場合に適した切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パイル部を有する布製品としては、タオ
ル、ハンカチ、あるいは浴槽内に持ち込んで使用するウ
ォッシュクロス等があるが、これらの製品は、長尺な原
反、つまり長尺基布を機械に掛けて連続的に大量生産さ
れているものである。また、このようなウォッシュクロ
ス等を製造するための長尺基布10は、図18に示すよ
うに、多数のパイル部11を平織部12によって交互に
連続するように形成したものであり、その各平織部12
にて切断してウォッシュクロスとなるべき被加工材Wを
形成するようにしたものである。
【0003】以上のような長尺基布10が、例えばバス
タオルのような大型の製品を形成するものである場合に
は、パイル部11の毛足が十分長く、しかも平織部12
がこれより十分薄いものとなっているため、パイル部1
1の前端、つまり両者の境界は、機械的な作業によって
も、比較的容易に区別が付いたのである。ところが、ウ
ォッシュクロスと呼ばれるハンカチ程度の大きさの製品
を作るための長尺基布10であると、パイル部11の毛
足がそれ程長くないため、パイル部11と平織部12と
の境界が機械的に読み取りにくいものとなるだけでな
く、平織部12の幅そのものも、機械的読取部が入りに
くい狭いものとなってくる。
【0004】パイル部11と平織部12との境界の検出
は、これらのパイル部11と平織部12とが共通の糸で
構成されていることから、パイル部11の平織部12に
対する高低差しかない。つまり、両者を区別できる手が
かりは、パイル部11を構成している多数のパイルが平
織部12に対して立ち上がっていることしかなく、この
パイルの立ち上がりが小さくなると、手がかりも小さく
なって、機械的検出が困難になってくるのである。
【0005】また、ウォッシュクロスを例に採ってみる
と、図19の(イ)あるいは(ロ)に示したように、パ
イル部11内に、平織部12と同様な模様平織部13を
形成することもなされる。このため、パイル部11自体
内にも、これと模様平織部13との間に、パイル部11
と平織部12と同様な境界が形成されることになるので
ある。そうなると、どの境界部分を機械的に検出するよ
うにすればよいかが、重要な問題となってくるのであ
る。
【0006】しかも、このウォッシュクロスのような製
品は、単価の安いものであるため、長尺基布10から高
速で製造しないといけないものでもあり、長尺基布10
から単片の被加工材Wとして切り出す切断装置も高速化
が要求されている。この高速切断に対処しようとすれ
ば、パイル部11と平織部12との境界の検出も高速化
しなければならないのであるが、この高速検知は、前述
した理由によって、小さな製品を形成するための長尺基
布10については、非常に困難となっているのである。
【0007】そして、布製品は、その取扱時に、図20
の(ロ)に示すような、所謂「バイアス歪」ができ易い
ことが知られている。つまり、縦糸に横糸を織り込んで
形成した布は、図20の(イ)に示した通常状態に対し
て、図20の(ロ)に示したように、少し力を加えるだ
けで変形してしまうものであり、これがバイアス歪であ
る。例えば、図18に示した長尺基布10を高速機械に
掛けた場合、このようなバイアス歪が、機械中での少し
のひっかかりや摩擦抵抗等でできるのであり、正確な寸
法で引き出したとしても、当該長尺基布10は、図20
の(ロ)中の点線で示したような、本来の位置とは全く
異なった位置で切断されてしまうことになるのである。
【0008】そこで、本発明者等が、ウォッシュクロス
程度の小さな商品を作るための長尺基布10を切断する
に際して、如何にして正確化及び高速化を図るか、につ
いて種々検討を重ねてきた結果、この種の可撓性のある
長尺基布10を、切断装置という機械の中を連続的に通
すにあたって、常に整列させてやることが良い結果を生
むことを思い到ったのである。つまり、布である長尺基
布10にその流れの途中において微振動を与えてやるこ
とで、寸法測定部分等に対する僅かな「引っ掛かかり部
分」を無くし、かつ「バイアス歪」も修正することがで
き、このことが良い結果を生むことに気付いたのであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、パイル部11と平織部12との境界がハッキリしな
い長尺基布10であっても、高速で送りながら単片であ
る被加工材Wを連続的に形成することである。
【0010】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的
とするところは、バイアス歪やひっかかりがあっても常
にこれを修正することができて、パイル部11と平織部
12との境界がハッキリしない長尺基布10の各平織部
12での切断を、高速かつ確実に行うことのできる切断
装置100を提供することにある。
【0011】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、上記請求項1と同様な目的を達成することがで
きる他、パイル部検出器によるパイル部前端(平織部と
の境界)の検出を確実に行うことができて、カッターに
対する平織部12の切断位置を確実に決定することがで
きて、不良な被加工材Wを切り出すことのない切断装置
100を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の携帯の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「決められた長さを有して製品となる多数の
パイル部11が平織部12を介して連続した長尺基布1
0をクランプ装置20によって引き込んで、2番目以降
のパイル部11の前端がパイル部検出器50によって検
出されたとき、このパイル部検出器50の前方側に設け
たカッター30によって1番目の平織部12にて切断す
ることにより単片の被加工材Wを形成し、これら各被加
工材Wを機外の加工部分へ供給するための長尺基布10
の切断装置100であって、クランプ装置20を、基枠
に前後動自在に支持されて第1駆動機21aによって駆
動される第1移動台21と、この第1移動台21に前後
微動可能に支持されて第2駆動機22aによって駆動さ
れる第2移動台22と、この第2移動台22の後端に連
結されて当該クランプ装置20とカッター30との間に
配置したテーブル26上を移動するクランパ25とを備
えたものとし、このクランパ25によってクランプされ
た1番目のパイル部11がカッター30の前方に引き出
されて、パイル部検出器50によって2番目のパイル部
11前端が検知されたとき、第2駆動機22aによって
第2移動台22を前後方向に微振動させることにより、
2番目のパイル部11等のパイル部検出器50に対する
整列を行って、その後にカッター30を作動させて1番
目の平織部12にて切断するようにしたことを特徴とす
る長尺基布10の切断装置100」である。
【0013】すなわち、この請求項1に係る切断装置1
00は、長尺基布10をクランプ装置20によって所定
長さづつ引き出して、この長尺基布10の各平織部12
をカッター30によって切断することにより、単片であ
る被加工材Wを連続的に作り出すものである。そして、
この切断装置100は、長尺基布10の所定長さ計測の
ためのパイル部検出器50や、カッター30の作動を長
尺基布10を固定しながら行うための押え機40を備え
ているものである。
【0014】特に、この請求項1の切断装置100につ
いて重要な点は、長尺基布10を所定長さで引き出し終
える直前において、図14に示すように、クランプ装置
20側の第2駆動機22aによる微振動が、未だ切断さ
れていない一番目のパイル部11や平織部12全体に与
えられるようにしてあることである。この微振動によっ
て、長尺基布10の先端部は整列される、つまり、バイ
アス歪の修正や部分的なひっかかりが解除されるのであ
り、切断されるべき平織部12のカッター30に対する
位置が常に修正されるのである。
【0015】この第2駆動機22aによる微振動は、そ
れを発生させるタイミングも重要であるが、このタイミ
ングは、パイル部検出器50によって取られている。こ
のパイル部検出器50は、流れている長尺基布10の、
パイル部11前端(平織部12との境界)を正しく検知
しているときに、上記第2駆動機22aを微振動するよ
うに信号を発するのである。
【0016】この長尺基布10の先端部に微振動が与え
られれば、当該長尺基布10の先端部、つまり一番目の
パイル部11より後方の部分が整列されるのであり、図
15に示すように、切断されるべき平織部12がカッタ
ー30の可動刃31の直下に位置するとともに、パイル
部検出器50を構成している検出爪53によって2番目
以降のパイル部11の前端の係止が確実になされるので
ある。
【0017】この微振動による作動は、次のような場合
を想定すると解り易い。例えば長い布地をテーブル上に
平らに広げる場合、この布地の一端をテーブル上に錘等
で固定しておいて、自由になっている他端を手で持ち上
げながら少し上下動させてやれば、この長い布地は、シ
ワを生ずることなくテーブル上に平らに広げられる。こ
の手で行う作業を、この切断装置100では、クランプ
装置20を構成している第2移動台22及び第2駆動機
22aが代行していることになるのである。
【0018】従って、この請求項1に係る切断装置10
0によれば、可撓性があって、各パイル部11とこれに
より薄い平織部12との間に段差のある長尺基布10に
ついて、そのバイアス歪修正やひっかかり解除等の整列
を確実に行いながら、長尺基布10から単片の被加工材
Wを連続的に切り出すことができるのである。勿論、長
尺基布10の先端部が常に整列されていることから、長
尺基布10の先端部の、クランパ25によるつかみも、
バイアス歪を発生させることなく常に安定した状態で行
うこともできるのである。
【0019】また、上記課題を解決するために、請求項
2に係る発明の取った手段は、同様に、上記請求項1に
記載の長尺基布10の切断装置100について、「パイ
ル部検出器50を、パイル部11の全幅を受ける下部検
出器51と、この下部検出器51の上方にてパイル部1
1表面に向けて上下動される上部検出器52とを備えた
ものとして、これらの検出器51・52の先端にパイル
部11の前端に係合する検出爪53をそれぞれ設けると
ともに、これら下部検出器51または上部検出器52の
何れかに、これら下部検出器51及び上部検出器52間
の距離が所定範囲内にあることを検知する近接スイッチ
55等の位置検知センサーを設けて、この近接スイッチ
55等の位置検知センサーが下部検出器51と上部検出
器52との距離が所定範囲内でないことを検知したと
き、少なくともカッター30を作動させないようにした
こと」である。
【0020】すなわち、この請求項2に係る切断装置1
00は、カッター30の上流側に位置するパイル部検出
器50に近接スイッチ55等の位置検知センサーを設け
たものであり、この近接スイッチ55は、パイル部検出
器50の下部検出器51と上部検出器52とに設けた検
出爪53が、厚さのあるパイル部11の前端に確実に係
合しているときにのみ、カッター30等の作動を行える
ようにしているものである。
【0021】勿論、上記位置検知センサーは、上記のよ
うな機能を発揮するものであれば何であってもよくて、
近接スイッチ55を代表とするものであるが、この位置
検知センサーとしてその他に対象となるのは、例えば、
機械的な検知を行うリミットスイッチ、光の透過及び遮
断を利用した光スイッチ、空気の流れを利用した流体ス
イチ、さらには、超音波を利用した超音波スイッチ等、
種々なものを適用することができる。
【0022】長尺基布10のパイル部11は、図15等
に示すように、これを連続させている平織部12に対し
て厚いものであり、1番目の平織部12をカッター30
によって切断するに際しては、1番目のパイル部11が
押え機40の受承板41と押圧板42とによって挟み込
まれ、また、2番目のパイル部11がパイル部検出器5
0の下部検出器51と上部検出器52とによって挟み込
まれるものである。パイル部11の直近にはこれにより
薄い平織部12が存在しているのであるから、パイル部
11の前端に、下部検出器51及び上部検出器52の各
検出爪53が正確に当接・係合していないときには、長
尺基布10のクランプ装置20による引き込み量が少な
いことになる。このときにカッター30が作動すれば、
正しい位置、つまり平織部12の中心で切断されないこ
とになるから、近接スイッチ55がこれを検知してカッ
ター30が作動しないようにするのである。
【0023】特に、長尺基布10は、図18に示したよ
うな一定の幅を有するものであるから、パイル部検出器
50の下部検出器51等の端がパイル部11上に部分的
に掛る場合があるため、以下の実施形態では、この近接
スイッチ55を下部検出器51の両端側にそれぞれ設け
るようにしている。これにより、長尺基布10の引き込
みが左右方向に少しズレた状態でなされた場合に、少な
くとも一方の近接スイッチ55が正しい状態を検知でき
なくなるから、これによってカッター30等の作動を停
止するようにしているのである。
【0024】従って、この請求項2に係る切断装置10
0は、請求項1のそれと同じ機能を発揮するとともに、
パイル部検出器50の近接スイッチ55によって、長尺
基布10の切断すべき平織部12がカッター30に対し
て正しい位置にあるか否かを検知することができて、被
加工材Wの切り出しを無駄なく行うことができるのであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、以上のように構成した各発
明を、図面に示した実施の形態である切断装置100に
ついて説明するが、この切断装置100は上記各発明を
実質的に含むものであるため、以下では、この実施形態
の切断装置100を中心にした説明を行うこととする。
【0026】図1〜図4には、本発明に係る切断装置1
00が示してあり、この切断装置100では、図18に
示した長尺基布10から、平織部12によって連なって
いる多数のパイル部11を、各平織部12によって切断
することにより、一枚のウォッシュクロスとなる被加工
材Wを連続的に切り離すようにしたものである。なお、
各被加工材Wは、図示しない別の装置によって縁縫部に
一枚毎送り込まれるものであり、この縁縫部で周囲に縁
縫いを施すことにより、この被加工材Wは図18に示し
たウォッシュクロスとなるのである。
【0027】さて、図1には、本発明に係る切断装置1
00の正面図が示してあり、この図1中の略中央には、
上述した縁縫部に連なるテーブル26が設けられてい
て、このテーブル26上を長尺基布10が図示右方側か
ら左方側へ引き込まれるものである。このテーブル26
の図示左方側にはクランプ装置20が配置してあり、こ
のテーブル26の図示右方側にカッター30が配置して
ある。また、カッター30の直ぐ右側には、図5に示し
たように、押え機40が設けてあり、この押え機40
は、図1ではカバーによって覆われている。そして、こ
の押え機40の上流側には、図1中では示していない
が、例えば図5等で示したパイル部検出器50が配置し
てある。
【0028】クランプ装置20は、図1に示した機枠に
対して、図示左右方向に移動する第1移動台21と、こ
の第1移動台21に対して同じく図示左右動する第2移
動台22が組付けてある。第1移動台21は、図2〜図
4に示したように、機枠側に支持されたレール21b上
を往復動するものであり、本実施形態では、この第1移
動台21内に組み付けられてレール21b上に支持され
ている第1駆動機21aによって、図1の左右方向に配
置したレール21b上を、上記のように前後動(往復
動)するものである。
【0029】なお、本実施形態の切断装置100では、
図2あるいは図5に示したように、第1移動台21にそ
の下方に位置することになる操作板21cが一体的に設
けてあり、この操作板21cが引出端リミットスイッチ
23aまたは戻り端リミットスイッチ23bを作動させ
るようにしてある。これらの引出端リミットスイッチ2
3a及び戻り端リミットスイッチ23bは、当該装置1
00全体の作動シークェンスを制御するものであり、当
該切断装置100の機枠上の、例えば図5等に示した位
置に設けられるものである。
【0030】第2移動台22は、図2に示したように、
上記第1移動台21に連続板22bを介して一体化した
第2駆動機22a上に組付けたものであり、この第2駆
動機22aは、第1移動台21側のレール21bと並行
に配置してあるレール22c上を支持台を介して往復動
するものである。換言すれば、この第2駆動機22a
は、第1駆動機21aの作動によって、第1移動台21
と一体的に前後動するものであり、第2移動台22を自
らに対して前後動させるものである。
【0031】以上の第1駆動機21a及び第2駆動機2
2aは、例えば圧縮空気等の作動流体によって駆動する
ものであり、この作動流体の流入を電磁弁のような切換
えバルブを介して制御されるものである。また、第1駆
動機21aは、上述したように、第1移動台21のレー
ル21bに対する長距離移動を行うものであるが、第2
駆動機22aは第1移動台21に対する第2移動台22
の微振動(自らに対する小さい往復動)を行うものであ
る。
【0032】そして、本実施形態では、図3及び図4に
示したように、第1移動台21及び第2移動台22は左
右に分けた一対のものとしてあり、これら第1移動台2
1及び第2移動台22に付属する上述した第1駆動機2
1a及び第2駆動機22a、そして後述するクランパ2
5等は、これら第1移動台21及び第2移動台22の数
に応じた数のものとしてある。すなわち、本実施形態で
は、第1移動台21や第2移動台22を複数のものに分
割することによって、上述した「微振動」を長尺基布1
0の幅全体であって別々に与えることにより、長尺基布
10の整列を効率良く行うようにしているのである。
【0033】以上の第2移動台22上には、図2及び図
5等に示したように、レール21bやレール22cと平
行に図示右方に延びる延長アーム24が一体化してあ
り、この延長アーム24の先端に、長尺基布10の先端
(図18で言えば図示左端)をつかむためのクランパ2
5が設けてある。このクランパ25は、延長アーム24
上に設けたつかみシリンダ25aによって作動されるも
のであり、図1の中央に仮想にて示したテーブル26上
を往復動することになるものである。そして、このクラ
ンパ25の前方(図1では図示右方)に、前述したカッ
ター30が設けてあるのである。
【0034】カッター30は、図1及び図5に示したよ
うに、上端がテーブル26上面と略同じとなる固定刃3
2と、この固定刃32に対して降下することにより、長
尺基布10の切断を行う可動刃31とを備えているもの
であり、固定刃32は、機枠に対して文字通り固定的に
設けてある。可動刃31は、その上方に位置して機枠に
支持されたカッターシリンダ33によって駆動されるも
のであり、次に述べる押え機40によって押さえている
パイル部11の前の平織部12を切断するのである。
【0035】押え機40は、図5にて概略的に示したよ
うに、上述したテーブル26と略同一面を有してカッタ
ー30の固定刃32の上流側に配置したガイド板43を
備えていて、このガイド板43の前端とカッター30と
の間に配置されているものである。そして、この押え機
40は、ガイド板43の上面に対して上下動する受承板
41と、この受承板41の上方に配置されて受承板41
に向けて降下する押圧板42とを備えている。受承板4
1は、図5に示したように、第1押上シリンダ41a及
び第2押上シリンダ41bによって支持されているもの
であり、これら第1押上シリンダ41a及び第2押上シ
リンダ41bの作動を制御することにより、ガイド板4
3上面に対する位置が種々変更できるようにしてある。
【0036】以上のような押え機40のさらに上流側に
は、図5等に示したようなパイル部検出器50が配置し
てあり、このパイル部検出器50によって2番目以降の
パイル部11の前端が検知される。すなわち、このパイ
ル部検出器50は、長尺基布10の平織部12を上下か
ら挟み込むことになる下部検出器51及び上部検出器5
2を備えていて、これらの下部検出器51及び上部検出
器52の長尺基布10側には検出爪53がそれぞれ一体
的に形成してある。
【0037】下部検出器51は、その検出爪53の上端
が、前述した押え機40のガイド板43の上面と略一致
するように、機枠側に固定的に設けてあるものであり、
その一部には、上部検出器52との位置関係を検知する
ための近接スイッチ55が設けてある。一方、上部検出
器52は、機枠に支持した下動シリンダ52aの下端に
設けられているものであり、下部検出器51に対して上
下動するものである。特に、この上部検出器52が下部
検出器51に向けて下動したときに、両者にそれぞれ設
けてある検出爪53によって、流れてきたパイル部11
の前端部を係止するものであり、これより上流側のパイ
ル部11や平織部12の引き込み量を規定することにな
るものである。
【0038】また、このパイル部検出器50は、上記下
部検出器51及び上部検出器52の他に、その上流側に
配置したエンコーダ54を有しているものであり、この
エンコーダ54は、その下を流れる長尺基布10の寸法
を次のように測定して、上部検出器52の降下時期を制
御するものである。
【0039】つまり、このエンコーダ54は、その支持
台に対して上下動可能に支持してあるものであり、この
支持台には、図5にも示したように、当該エンコーダ5
4の動きを検知するパイル検知スイッチ56が設けてあ
る。このパイル検知スイッチ56は、一種の近接スイッ
チであり、支持台に対するエンコーダ54の上下状態を
検知するものである。そして、このパイル検知スイッチ
56は、クランプ装置20側の戻り端リミットスイッチ
23bが操作板21cにより作動されたとき、すなわ
ち、図10に示したように、エンコーダ54に2番目の
パイル部11の後端が近づいたとき(具体的には数十m
m手前)にエンコーダ54の上下状態の計測を始めるの
である。
【0040】長尺基布10が、図11に示したようにさ
らに引かれると、エンコーダ54は平織部12に到達し
降下する。何故なら、このエンコーダ54は、それまで
は高さのあるパイル部11上を転動していたのである
が、次にパイル部11より薄い平織部12がきたからで
ある。このエンコーダ54の降下は、その支持台に設け
てあるパイル検知スイッチ56により直ちに検知され、
パイル検知スイッチ56は、エンコーダ54に対してそ
の計測(回転数の計測)を行うよう指示をする。エンコ
ーダ54には、平織部12の長さが予め入力してあっ
て、この平織部12が完全に通り過ぎたとき、つまりエ
ンコーダ54が図示3番目のパイル部11上に乗り上げ
たとき、上部検出器52にその降下を指示するのであ
る。このエンコーダ54がパイル部11上に乗り上げた
ことは、上記パイル検知スイッチ56によっても検知さ
れている。
【0041】なお、本実施形態においては、上記のエン
コーダ54及びパイル検知スイッチ56を、長尺基布1
0の幅方向に複数設けてあり、これらのエンコーダ54
等からの信号を互いに比較するようにしてある。もし、
信号に差があれば、長尺基布10は、上述したバイアス
歪を有していることを意味するから、これによってもカ
ッター30の停止を行うようにしてある。
【0042】この上部検出器52が降下ときに、長尺基
布10の送りが正常に行われている場合には、下部検出
器51と上部検出器52との間に平織部12が位置して
いるはずである。従って、この正常時には、これらの下
部検出器51及び上部検出器52に設けてある検出爪5
3の間を平織部12が流れ、これらの検出爪53はパイ
ル部11の前端が来るのを待機する。そして、パイル部
11の前端が各検出爪53に係合することになるのであ
るが、係合したときの状況は、近接スイッチ55によっ
てチェックされるのである。
【0043】近接スイッチ55は、前述したように、下
部検出器51または上部検出器52のいずれかに設けた
ものであるが、これら下部検出器51及び上部検出器5
2間の距離を測定しているものである。つまり、これら
下部検出器51及び上部検出器52の各検出爪53が平
織部12を挟んで、パイル部11の先端に係合している
場合、つまり長尺基布10の送りが正常になされている
場合には、これら下部検出器51及び上部検出器52間
の距離は、規定された正常範囲内にあるはずである。従
って、このときには、当該近接スイッチ55は、正常で
ある信号を発することになる。
【0044】ところが、もし下部検出器51及び上部検
出器52がパイル部11に乗り上げている場合、つま
り、長尺基布10が引かれ過ぎの場合、これらの間の距
離は、所定値より大きくなっているのであり、このこと
を近接スイッチ55が検知することになる。そうする
と、この近接スイッチ55は、異常状態を検知するので
ある。この近接スイッチ55が異常を検知したときは、
下部検出器51及び上部検出器52の検出爪53がパイ
ル部11の先端に係合していなくて、1番目の平織部1
2がカッター30の直下に位置していないことを示すの
であるから、本実施形態では、この近接スイッチ55か
らの信号によってカッター30の作動を停止するように
している。
【0045】以上の構成を有した本発明に係る切断装置
100を、今度は図5〜図17に示した概略構成図を使
用して、長尺基布10の流れを中心にしながら説明す
る。これらの図5〜図17においては、作動の中心とな
る部材にのみ符号を付しておくが、当然これらの構成部
材は共通して描いてある。
【0046】さて、図5では、切断作業の初期状態が示
してあるが、略中央に位置するカッター30の、開いて
いる可動刃31と固定刃32との間あたりに、長尺基布
10の平織部12が位置している。そして、1番目のパ
イル部11が押え機40のガイド板43上に位置してお
り、その図示右方に1番目の平織部12と、2番目のパ
イル部11が連続している。換言すれば、この図5で
は、先の被加工材Wの切断が完了して、この被加工材W
が機外に既に運び去られていて、クランプ装置20のク
ランパ25が開放したその時が示してある。
【0047】図5に示した1番目のパイル部11を切り
離すのであるが、その前に、図6に示したように、パイ
ル部11の先端部、つまり半分残っている平織部12が
押え機40の第1押上シリンダ41a及び第2押上シリ
ンダ41bの作動によって持ち上げられる。これは、半
分の平織部12を、クランプ装置20のクランパ25に
よってつかみ易くするためである。
【0048】ここで、クランプ装置20において第1駆
動機21aが駆動するのであり、図7に示したように、
第1移動台21が第2移動台22及びクランパ25を設
けた延長アーム24とともにカッター30側に向けて前
進する。そうすると、この第1駆動機21aによって戻
り端リミットスイッチ23bが作動されるから、つかみ
シリンダ25aが作動して、クランパ25が、図8に示
したように、半分の平織部12をつかむのである。な
お、このとき、押え機40における第1押上シリンダ4
1aが収縮してパイル部11を図7に示した場合より少
し下げており、これにより、平織部12のクランパ25
によるつかみ操作が確実に行えるようにしている。
【0049】次に、図9に示したように、押え機40の
第2押上シリンダ41bも収縮して、パイル部11を完
全な自由状態にした後、図10及び図11に示したよう
に、今度は第1駆動機21aが逆作動して、クランパ2
5によってつかんだままの長尺基布10を引き込み始め
るのである。
【0050】クランプ装置20による長尺基布10の引
き込みが完了する直前になると、図10に示したよう
に、引出端リミットスイッチ23aがクランプ装置20
側の操作板21cによって作動され、パイル部検出器5
0のパイル検知スイッチ56に信号を発する。このと
き、エンコーダ54は、図10の図示2番目のパイル部
11に対して、その後端部分(具体的には数十mm手
前)に位置している。このようなタイミングとしている
のは、パイル部11といっても、図18に示したように
パイルが全体的に形成したものばかりではなく、図19
に示したように、内部に模様平織部13を有したもので
あることもあって、この模様平織部13を平織部12と
誤認しないようにするためである。
【0051】上記のパイル検知スイッチ56は、クラン
プ装置20側の戻り端リミットスイッチ23bが操作板
21cによって作動されたとき、すなわち、図10に示
したように、エンコーダ54に2番目のパイル部11の
後端が近づいたときにエンコーダ54の上下状態の計測
を始めるのである。そこで、長尺基布10が、図11に
示したようにさらに引かれると、エンコーダ54は平織
部12に到達し降下する。このエンコーダ54の降下
は、その支持台に設けてあるパイル検知スイッチ56に
よって直ちに検知され、パイル検知スイッチ56は、エ
ンコーダ54に対してその計測(回転数の計測)を行う
よう指示をする。エンコーダ54には、平織部12の長
さが予め入力してあって、この平織部12が完全に通り
過ぎたとき、つまりエンコーダ54が図示3番目のパイ
ル部11上に乗り上げたとき、上部検出器52にその降
下を指示するのである。このエンコーダ54がパイル部
11上に乗り上げたことは、上記パイル検知スイッチ5
6によっても検知されている。
【0052】以上の結果、図12に示したように、上部
検出器52の下側に平織部12が流れてくるので、エン
コーダ54は、この平織部12に向けて上部検出器52
を降下させるべく、信号を下動シリンダ52aに発する
のである。また、このとき、エンコーダ54は、第2駆
動機22aに向けても信号を発し、第2移動台22をそ
れまでの位置より少し前方に移動させる(図11と図1
2とにおける第2移動台2の位置参照)。このように、
第2移動台22を移動させるのは、後の微振動が確実に
行えるように準備するためである。
【0053】以上のようにして、上部検出器52が下部
検出器51に向けて下動すれば、図12〜図13に示し
たように、これらに形成してある両検出爪53が平織部
12を挟み込み、各検出爪53は、図12の最右端に示
したパイル部11の前端が来るのを待機する。これらの
検出爪53に、図13に示したように、パイル部11の
前端が係止すれば、当該パイル部検出器50の近接スイ
ッチ55によるチェックがなされ、クランプ装置20に
よる長尺基布10の引き込みが略完了する。
【0054】この図13に示した状態のときに、もし、
パイル部検出器50の両下部検出器51及び上部検出器
52が、平織部12ではなくパイル部11をつかんでい
たとすると、両者は正常時より離隔した状態となるはず
であり、その場合には、当該パイル部検出器50が有し
ている近接スイッチ55が異常信号を発することにな
る。そして、以降の作業が停止されて、不良品を形成す
ることが防止される。
【0055】パイル部検出器50が正常状態を検知すれ
ば、図14に示したように、クランパ25が長尺基布1
0の先端をつかんだままの状態で、クランプ装置20に
おける第2駆動機22aが第2移動台22を小さく前後
動させるのである。これにより、延長アーム24を介し
てクランパ25が微振動されるのであり、長尺基布10
のパイル部検出器50によってつかまれている部分、及
びその後流側部分の全体に微振動が与えられるのであ
る。
【0056】この結果、長尺基布10に「バイアス歪」
があればこれが解消され、また長尺基布10が当該切断
装置100の各部に対してひっかかっていても、その解
消がなされて、整列がなされるのである。すなわち、こ
のような微振動により、例えばカッター30や押え機4
0等にひっかかっていた長尺基布10が自由になり、パ
イル部検出器50の各押え機40にパイル部11の前端
が完全に当接していない場合には、全幅にわたって当接
し直しがなされるのである。つまり、長尺基布10の当
該切断装置100に対する、切断直前の正常状態が、こ
の微振動によって確保されることになるのである。
【0057】その後は、図15に示したように、押え機
40側のセットシリンダ42aが作動して、押圧板42
を受承板41に向けて降下させ、2番目のパイル部11
の前端部を狭持するのである。この狭持のまま、今度
は、図16に示したように、カッター30のカッターシ
リンダ33を作動することにより可動刃31を下降さ
せ、固定刃32とともに1番目の平織部12をその中央
にて切断するのである。
【0058】この切断によって、図17及び図18に示
したように、1つのパイル部11が単片の被加工材Wと
なるのであり、クランパ25が開放されることにより、
この被加工材Wはテーブル26上に載置される。そし
て、この被加工材Wは、図示しない装置によって加工部
へ運び出されるのである。
【0059】
【発明の効果】以上、詳述した通り、請求項1に係る発
明においては、上記実施形態にて例示した如く、「決め
られた長さを有して製品となる多数のパイル部11が平
織部12を介して連続した長尺基布10をクランプ装置
20によって引き込んで、2番目以降のパイル部11の
前端がパイル部検出器50によって検出されたとき、こ
のパイル部検出器50の前方側に設けたカッター30に
よって1番目の平織部12にて切断することにより単片
の被加工材Wを形成し、これら各被加工材Wを機外の加
工部分へ供給するための長尺基布10の切断装置100
であって、クランプ装置20を、基枠に前後動自在に支
持されて第1駆動機21aによって駆動される第1移動
台21と、この第1移動台21に前後微動可能に支持さ
れて第2駆動機22aによって駆動される第2移動台2
2と、この第2移動台22の後端に連結されて当該クラ
ンプ装置20とカッター30との間に配置したテーブル
26上を移動するクランパ25とを備えたものとし、こ
のクランパ25によってクランプされた1番目のパイル
部11がカッター30の前方に引き出されて、パイル部
検出器50によって2番目のパイル部11前端が検知さ
れたとき、第2駆動機22aによって第2移動台22を
前後方向に微振動させることにより、2番目のパイル部
11等のパイル部検出器50に対する整列を行って、そ
の後にカッター30を作動させて1番目の平織部12に
て切断するようにしたこと」にその構成上の特徴があ
り、これにより、バイアス歪やひっかかりがあっても常
にこれを修正することができて、パイル部11と平織部
12との境界がハッキリしない長尺基布10の各平織部
12での切断を、高速かつ確実に行うことのできる切断
装置100を提供することにある。
【0060】また、請求項2の切断装置100によれ
ば、上記請求項1のそれについて、「パイル部検出器5
0を、パイル部11の全幅を受ける下部検出器51と、
この下部検出器51の上方にてパイル部11表面に向け
て上下動される上部検出器52とを備えたものとして、
これらの検出器51・52の先端にパイル部11の前端
に係合する検出爪53をそれぞれ設けるとともに、これ
ら下部検出器51または上部検出器52の何れかに、こ
れら下部検出器51及び上部検出器52間の距離が所定
範囲内にあることを検知する近接スイッチ55等の位置
検知センサーを設けて、この近接スイッチ55等の位置
検知センサーが下部検出器51と上部検出器52との距
離が所定範囲内でないことを検知したとき、少なくとも
カッター30を作動させないようにしたこと」にその特
徴があり、これにより、上記請求項1と同様な目的を達
成することができ、切断する前の平織部12の検知を確
実に行うことができて、不良な被加工材Wを切り出すこ
とのない切断装置100を提供することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る切断装置の正面図である。
【図2】 同切断装置の要部拡大部分正面図である。
【図3】 同切断装置のクランプ装置を示す拡大平面図
である。
【図4】 同クランプ装置の左側面図である。
【図5】 同切断装置の作動を示すもので、初期状態を
示す概略正面図である。
【図6】 同切断装置のパイル部をつかんだ受承板が上
昇した状態を示す概略正面図である。
【図7】 同切断装置の、クランパが前進した状態を示
す概略正面図である。
【図8】 同切断装置の、クランパが平織部をつかんだ
状態を示す概略正面図である。
【図9】 同切断装置の、受承板が下降した状態を示す
概略正面図である。
【図10】 同切断装置の、クランパの引き込み初期の
状態を示す概略正面図である。
【図11】 同切断装置の、エンコーダが平織部に位置
したときの状態を示す概略正面図である。
【図12】 同切断装置の、クランプ装置が引き込み最
終段階に入った状態を示す概略正面図である。
【図13】 同切断装置の、パイル部検出器がパイル部
の前端を係止した状態を示す概略正面図である。
【図14】 同切断装置の、第2駆動機が長尺基布に微
振動を与えている状態を示す概略正面図である。
【図15】 同切断装置における整列が完了した状態を
示す概略正面図である。
【図16】 同切断装置の、カッターによる切断が行わ
れている状態を示す概略正面図である。
【図17】 同切断装置の、クランパが被加工材をテー
ブル上に離した状態を示す概略正面図である。
【図18】 同切断装置の切断対象である長尺基布の一
部と、この長尺基布から切り離された被加工材に縁縫い
を施した製品を示す平面図である。
【図19】 パイル部内に模様平織部が形成されている
長尺基布の例を(イ)及び(ロ)の2例によって示した
平面図である。
【図20】 正常な状態の布地(イ)と、バイアス歪が
生じた布地(ロ)を示す部分平面図である。
【符号の説明】
100 切断装置 10 長尺基布 11 パイル部 12 平織部 20 クランプ装置 21 第1移動台 21a 第1駆動機 21b レール 21c 操作板 22 第2移動台 22a 第2駆動機 22b 連結板 22c レール 23a 引出端リミットスイッチ 23b 戻り端リミットスイッチ 24 延長アーム 25 クランパ 25a つかみシリンダ 26 テーブル 30 カッター 31 可動刃 32 固定刃 33 カッターシリンダ 40 押え機 41 受承板 41a 第1押上シリンダ 41b 第2押上シリンダ 42 押圧板 42a セットシリンダ 43 ガイド板 50 パイル部検出器 51 下部検出器 52 上部検出器 52a 下動シリンダ 53 検出爪 54 エンコーダ 55 近接スイッチ W 被加工材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 決められた長さを有して製品となる多数
    のパイル部が平織部を介して連続した長尺基布をクラン
    プ装置によって引き込んで、2番目以降の前記パイル部
    の前端がパイル部検出器によって検出されたとき、この
    パイル部検出器の前方側に設けたカッターによって1番
    目の前記平織部にて切断することにより単片の被加工材
    を形成し、これら各被加工材を機外の加工部分へ供給す
    るための長尺基布の切断装置であって、 前記クランプ装置を、基枠に前後動自在に支持されて第
    1駆動機によって駆動される第1移動台と、この第1移
    動台に前後微動可能に支持されて第2駆動機によって駆
    動される第2移動台と、この第2移動台の後端に連結さ
    れて当該クランプ装置と前記カッターとの間に配置した
    テーブル上を移動するクランパとを備えたものとし、 このクランパによってクランプされた1番目の前記パイ
    ル部が前記カッターの前方に引き出されて、前記パイル
    部検出器によって2番目のパイル部前端が検知されたと
    き、前記第2駆動機によって第2移動台を前後方向に微
    振動させることにより、前記2番目のパイル部等の前記
    パイル部検出器等に対する整列を行って、その後に前記
    カッターを作動させて1番目の平織部にて切断するよう
    にしたことを特徴とする長尺基布の切断装置。
  2. 【請求項2】 前記パイル部検出器を、前記パイル部の
    全幅を受ける下部検出器と、この下部検出器の上方にて
    前記パイル部表面に向けて上下動される上部検出器とを
    備えたものとして、これらの検出器の先端にパイル部の
    前端に係合する検出爪をそれぞれ設けるとともに、これ
    ら下部検出器または上部検出器の何れかに、これら下部
    検出器及び上部検出器間の距離が所定範囲内にあること
    を検知する近接スイッチ等の位置検知センサーを設け
    て、この近接スイッチ等の位置検知センサーが前記下部
    検出器と上部検出器との距離が所定範囲内でないことを
    検知したとき、少なくとも前記カッターを作動させない
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の長尺基布
    の切断装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105220369A (zh) * 2015-10-26 2016-01-06 宁波舒普机电股份有限公司 一种毛巾带送料装置的捋平机构
CN108301190A (zh) * 2018-04-28 2018-07-20 安徽上造智能设备科技有限公司 一种服装加工用智能断布装置
CN112176706A (zh) * 2020-10-20 2021-01-05 赵泽宁 一种可进行异形裁剪的纺织布加工设备

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