JP2000135894A - インキタンク - Google Patents

インキタンク

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JP2000135894A
JP2000135894A JP10326153A JP32615398A JP2000135894A JP 2000135894 A JP2000135894 A JP 2000135894A JP 10326153 A JP10326153 A JP 10326153A JP 32615398 A JP32615398 A JP 32615398A JP 2000135894 A JP2000135894 A JP 2000135894A
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JP
Japan
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ink
ink tank
filling nozzle
tail plug
filling
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Pending
Application number
JP10326153A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Shimizu
勉 清水
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インキタンク内の空気が膨張した際、弾性復元
体壁の充填ノズルが通過した孔の開口を極力防止するこ
と。 【解決手段】 インキタンク内側面への充填ノズルの突
き抜け部分としてインキタンク内部側へ凸部を形成した
弾性復元体壁を有する筆記具のインキタンク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁の一部に弾性
復元体壁を形成し、該弾性復元壁を介して内部にインキ
充填ノズルを差し込んでインキ充填可能なインキタンク
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インキタンクの外側壁の一部に天
然ゴムなどの弾性復元壁を形成したものとしては、それ
を筆記具のインキタンクに採用したものとして、特開平
8−156480号公報、公報特許2688324号公
報に記載の発明が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術に記
載のインキタンクにおける弾性復元壁は、インキタンク
内の空気が外気温の上昇や、気圧の低下によって膨張し
た際、膨張による圧力が弾性復元壁に働き、この圧力が
該弾性復元壁を外側に膨らまそうとする方向に作用する
ので充填ノズルが通過した孔を開口させる力として働い
てしまう恐れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、外壁の
一部に弾性復元体壁を形成し、該弾性復元壁を介して内
部にインキ充填ノズルを差し込んでインキ充填可能なイ
ンキタンクにおいて、前記弾性復元壁のインキタンク内
側面に前記充填ノズルの突き抜け部分としてインキタン
ク内部側への凸部を形成したことを特徴とするインキタ
ンクを要旨とする。
【0005】
【作用】本発明におけるインキタンクの弾性復元壁にお
いては、充填ノズルが通過することにより生じる孔は、
その該弾性復元壁内側面の凸部部分に開口することにな
る。インキタンク内の空気が膨張した際、膨張による圧
力は、前記凸部の稜線部分を外側(充填ノズルの挿入さ
れた方向と反対の方向)に向かって押す力となるが、稜
線部分を押すこの力は、弾性復元壁の中心方向に働く力
として分力を発生させ、前記充填ノズルによる孔を閉じ
る方向へ力が働くことになる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき一例について説明する。
図1に示した一例は、インキタンクを形成する外装体1
内に、インキを貯蔵した繊維収束体や連通多孔質体など
からなるインキ吸蔵体2を配置し、このインキ吸蔵体2
の先端部に、繊維収束体製のペン先3を差し込んでお
り、インキ吸蔵体2内のインキをペン先3との毛細管力
の差によりペン先3に供給してなる、所謂中綿式の筆記
具の一例である。外装体1内部の前部分には、インキ吸
蔵体2の前方向の位置決め用として複数のリブ4が形成
されていて、インキ吸蔵体2の前方(ペン先側)に空間
を形成し、該空間に筆記に際して消費されるインキと置
換してインキタンク内に外気を取り入れるための空気孔
5を開口すると共に、インキ吸蔵体2が前方向(ペン先
方向)にずれて、空気孔5を塞いだり、ペン先3を必要
以上に突出させることを防止している。
【0007】そして、インキタンクの後側の開口部でも
ある外装体1の後端開口部には、この開口部を閉塞する
尾栓6が圧入されており、外装体1の内壁に形成した段
部によって位置決めされている。尾栓6は復元性を有す
るゴム状弾性体からなり、高分子であって、それらの分
子鎖の屈曲が自由で、しかも分子間が適度に結び合わさ
れて、互いにずれにくい物質、あるいは、上記物質を一
部有するものである。一例を挙げると、天然ゴム、ブタ
ジエンゴム、シリコンゴム、スチレンブタジエンゴム、
エチレンプロピレンゴム、プチルゴム、ウレタンゴムや
熱可塑性エラストマー等である。尾栓6のインキタンク
内側面には台形状の凸部7が形成してある。
【0008】筆記によりインキタンク内のインキ残量が
少なくなったときなどに、インキタンク内にインキを充
填する際、前記尾栓6に充填インキを内蔵した充填器
(図示せず)の充填ノズルを差し込み、インキを注入す
る。差し込まれた充填ノズルは、尾栓6の凸部7に突き
抜けるので、該部に孔が形成されることになる。また、
尾栓6の外側面に、充填ノズルが挿入されるインキタン
ク内部側への台形状凹部8を形成し、充填ノズルを挿入
し易くなすと共に、尾栓6に必要以上に多くの孔が形成
されてしまうことを抑制している。
【0009】図2に別の一例を示す。尾栓6からインキ
を供給可能な筆記具とした点は上述の例と同様である。
異なる点は、インキタンクとなる外装体1内の空間に自
由状態のインキを貯蔵した所謂生インキ式の筆記具であ
り、ペン先3を押圧して、後方に移動させることにより
ペン先3の後部に配置した弁9を開放してインキをペン
先3に供給するものである。
【0010】外装体1は、内孔にペン先3を前後動可能
に配置した前筒1aと、前端を弁9、後端を尾栓6にて
覆い内部をインキタンクとした後筒1bとからなり、前
筒1aと後筒1bとの接合部分に配置された弁9は、非
押圧力付与時には常閉のスリット状のインキ通路を中心
部分に有する盤状の弾性体(EPDM製)により形成さ
れている。筆記の際などにペン先3が被筆記面に当接し
てペン先3に後方への力が付与されると、ペン先3は後
方に移動し、前記スリット状のインキ通路部分に当接し
て弁9を変形させインキ通路を開放し、インキタンク内
のインキがペン先3に供給されると共に吐出されたイン
キの体積分の空気がインキタンク内に置換される。弁9
はEPDMの他にスチレンブタジエンゴム、シリコンゴ
ム、ブチルゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、ウレタン
ゴム、及び熱可塑性エラストマー等を使用することがで
きる。
【0011】また、後筒1bの後端開口部を覆う尾栓6
は、後筒1bに圧入固定されていて、後筒1bの内壁に
形成した段部によって位置決めされている。上述の一例
と同様に、尾栓6には、インキタンク内側面への充填ノ
ズルの突き抜け部分として、インキタンク内側面に半球
状の凸部7が形成されている。また、尾栓8の外側面に
はインキタンク内部側への半球状凹部8が形成されてい
る。凸部7及び凹部8を台形状とした上述の一例と比し
て、本例の凸部7、凹部8は半球状であるので、充填ノ
ズルを差し込んだときに形成される孔の長さが差し込ん
だ位置によって変わり難く、差し込むのに必要な力のバ
ラツキを極力抑制することができる。
【0012】図3に別の一例を示す。尾栓6からインキ
を補給可能な筆記具であって、所謂生インキ式の筆記具
と称されるものとした点は上述の例と同様である。異な
る点は、後端の尾栓6を、押圧操作することによってイ
ンキをペン先に供給する筆記具とした点である。即ち、
外装体1の内部には、インキ通路を形成する弁体9aと
弁座9b及び非押圧力付与時、弾性力によって弁体9a
弁座9bとを液密に当接させインキ通路を閉塞させるス
プリング10、弁体9aと連結して、尾栓6に付与され
る押圧力を弁体9aに伝えて弁体9aを移動させ、イン
キ通路を開放させる押し棒11とからなる弁機構が配置
されている。弁座9bの前方には、弁座近傍部分のみ圧
縮されるなどして密度を高くされたインキ吸蔵体2’が
配置されており、インキタンクより過剰にインキがペン
先3へ供給されることを抑制している。
【0013】また、外装体1の後端部には、上述の弁機
構を開放する操作部材として尾栓6が嵌着固定されてい
る。尾栓6には、インキタンク側の円錐形凸部7と外側
の凹部8とが形成されているが、その中心部分に充填ノ
ズルの差し込まれる貫通孔12を有している。この貫通
孔12を有する凸部7及び凹部8が形成されている天面
13及び押圧操作時に変形して押圧距離を稼ぐ側面14
は、弾性変形可能な熱可塑性エラストマーにより形成さ
れているが、その内側にポリプロピレンなどの熱可塑性
樹脂で形成された剛体の形状ガイド15が二材質成形に
より一体的に溶着配置されている。ここで、また、尾栓
6の凸部7は、台形形状のような水平面がないため、膨
張による圧力を全て孔を閉塞する力に変換でき、更に液
密を上げることができる。
【0014】
【発明の効果】以上より、本発明によれば、弾性復元体
壁の充填ノズルが通過した孔にインキタンク内の空気膨
張による圧力が上記孔を閉塞しよとする力として作用す
るため、上記孔は開口せず、インキ洩れやインキ蒸発を
極力抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す断面図。
【図2】他の一例を示す断面図。
【図3】更に他の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 外装体 1a 前筒 1b 後筒 2 インキ吸蔵体 2’ インキ吸蔵体 3 ペン先 4 リブ 5 空気孔 6 尾栓 7 凸部 8 凹部 9 弁 9a 弁体 9b 弁座 10 スプリング 11 押し棒 12 貫通孔 13 天面 14 側面 15 形状ガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁の一部に弾性復元体壁を形成し、該
    弾性復元壁を介して内部にインキ充填ノズルを差し込ん
    でインキ充填可能なインキタンクにおいて、前記弾性復
    元壁のインキタンク内側面に前記充填ノズルの突き抜け
    部分としてインキタンク内部側への凸部を形成したこと
    を特徴とするインキタンク。
  2. 【請求項2】 前記弾性復元壁の外側面に前記充填ノズ
    ルが挿入されるインキタンク内部側への凹部を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のインキタンク。
  3. 【請求項3】 前記凸部を弾性復元壁のインキタンク内
    側面の略全面としたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のインキタンク。
JP10326153A 1998-10-30 1998-10-30 インキタンク Pending JP2000135894A (ja)

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