JP2000135542A - 油圧作動の締結工具におけるハウジング構造 - Google Patents

油圧作動の締結工具におけるハウジング構造

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JP2000135542A JP11224736A JP22473699A JP2000135542A JP 2000135542 A JP2000135542 A JP 2000135542A JP 11224736 A JP11224736 A JP 11224736A JP 22473699 A JP22473699 A JP 22473699A JP 2000135542 A JP2000135542 A JP 2000135542A
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housing structure
piston
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    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/10Riveting machines
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    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
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    • B21J15/16Drives for riveting machines; Transmission means therefor
    • B21J15/22Drives for riveting machines; Transmission means therefor operated by both hydraulic or liquid pressure and gas pressure

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の締結工具のハウジング構造における
問題を解消し、軽量で価格が低く、修理も簡単で安価に
行い得るようなハウジング構造を提供する。 【解決手段】 油圧作動の締結工具におけるハウジン
グ構造は、締結具の締結のための油圧ピストンを内部に
配置した油圧シリンダ部1bを有するハウジング1と、
ハウジング1に対して横方向に延びるように設けられた
グリップ部2とを備え、ハウジングの油圧シリンダ部に
油圧を供給するための油圧供給部22がグリップ部2内
に設けられている。ハウジングの油圧シリンダ部1bを
グリップ部2と別体に構成し、グリップ部2は、ハウジ
ング1を横切る面にほぼ沿って少なくとも2つの部分2
b,2cに分割し、油圧供給部22は、グリップ部2と
は別体の油圧導管22から構成する。そして、油圧導管
22の一端をハウジング内の油圧シリンダ部1bに接続
した状態で、グリップ部2の分割部分2b,2cを油圧
導管22の外側に配置して互いに結合するとともに、ハ
ウジング1にも結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧により締結具
の取り付けを行う締結工具に関する。特に本発明は、油
圧作動の締結工具におけるハウジング構造に関する。
【0002】
【従来技術】一端に拡径部を備えるステムをフランジを
有する中空のマンドレル内に通して該ステムの拡径部を
中空マンドレル内に引き込むことにより、中空マンドレ
ルの端部に脹らみを生じさせて締結を行う形式のブライ
ンドリベットは従来からよく知られている。この場合に
は、ステムはマンドレルから完全に引き抜かれるか、又
はステムの破断予定部において破断させられる。また、
他の形式の締結具として、周面に溝等の刻部を設けたス
タッドにカラーを外側から塑性変形により締めつけて締
結を行う形式の締結具も、ロックボルトとしてよく知ら
れている。このロックボルトの締結にあたっては、スタ
ッドを軸方向に引きながらカラーをスタッドのまわりに
締めつける。このとき、スタッドは予め形成された破断
予定部において破断させられる。
【0003】上述の形式のブラインドリベットやロック
ボルトの締結のために油圧作動の締結工具が開発されて
いる。この締結工具は、細長いハウジング内に、該ハウ
ジングの開口した先端部に近接して締結具のステムを把
持するためのチャック機構が設けられる。このチャック
機構は、ハウジング内を引っ込み方向に油圧ピストンに
より駆動されて締結を行う。ハウジングには、油圧ピス
トンを摺動自在に配置するための油圧シリンダを内部に
形成した油圧シリンダ部が設けられる。さらに、油圧シ
リンダ内に作動油圧を供給するための油圧供給部が、ハ
ウジングに取り付けたグリップ部内に設けられる。この
油圧供給部は、グリップ部内に形成したポンプシリンダ
を備える。グリップ部の下端部には空気圧シリンダ装置
が設けられ、該空気圧シリンダ装置の空気圧ピストンに
設けたピストンロッドの先端が油圧供給部のポンプシリ
ンダに挿入されてポンプピストンを構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の油圧作
動の締結工具においては、ハウジングの油圧シリンダ部
とグリップ部とがアルミニウム鋳物により一体に形成さ
れており、重量が嵩み、価格が高く、損傷の際の交換は
油圧シリンダ部とグリップ部の全体について行わねばな
らないので、修理コストが高くなるという問題がある。
また、油圧シリンダ部やグリップ部の一部の設計変更に
際しても全体の型を変更しなければならない、という経
済性の問題がある。
【0005】このように、従来のこの種締結工具におけ
るハウジング構造は、種々の問題を持っている。本発明
は、このような従来の締結工具のハウジング構造におけ
る問題を解消し、軽量で価格が低く、修理も簡単で安価
に行い得るようなハウジング構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、締結具の締結のための油圧ピス
トンを内部に配置した油圧シリンダ部を有するハウジン
グと、該ハウジングに対して横方向に延びるように設け
られたグリップ部とを備え、ハウジングの油圧シリンダ
部に油圧を供給するための油圧供給部がグリップ部内に
設けられた、油圧作動の締結工具におけるハウジング構
造において、ハウジングの油圧シリンダ部をグリップ部
と別体に構成し、グリップ部はハウジングを横切る面に
ほぼ沿って少なくとも2つの部分に分割し、油圧供給部
は、グリップ部とは別体の油圧導管手段から構成する。
そして、油圧導管手段の一端をハウジング内の油圧シリ
ンダ部に接続した状態で、グリップ部の分割部分を該油
圧導管手段の外側に配置して互いに結合するとともに、
ハウジングにも結合する。
【0007】本発明の好ましい態様においては、油圧導
管手段は、内部にポンプシリンダを構成する油圧室が形
成された剛性の管と、該油圧室内に流体圧により押し込
まれるポンプピストンとから構成する。この場合、グリ
ップ部の下端に流体圧シリンダ手段を設け、該流体圧シ
リンダ手段の流体圧ピストンに設けたピストンロッドの
先端を油圧導管手段の油圧室内に挿入して該油圧導管手
段のポンプピストンを構成することが好ましい。グリッ
プ部の分割部分は硬質プラスチック材料により形成する
ことが好ましく、この構成により軽量の工具が得られ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図につい
て説明する。図1は、本発明を実施したブラインドリベ
ット締結工具の一例を示す外観図であり、この締結工具
は、細長いハウジング1と、該ハウジングに対して横向
きに延びるように設けたグリップ部2と、該グリップ部
2の下端部に設けた作動油圧発生装置3と、ハウジング
1の後端部に設けた破断片回収容器4とから構成され
る。
【0009】図2は、ハウジング1の内部を示す断面図
である。図に示すように、ハウジング1は、先端部1a
と中間の油圧シリンダ部1bと後端部1cとを互いに結
合した構成である。ハウジング1の先端部1aは先端が
開口した形状であり、この開口した先端には円筒状のノ
ーズピース11が取り付けられる。このノーズピース1
1は、締結されるブラインドリベット(図示せず)のス
テムを挿入するための軸孔11aを有する。
【0010】ハウジング1の油圧シリンダ部1bの内部
には、円筒形の油圧シリンダ1dが形成され、この油圧
シリンダ1dに対しハウジング1の先端側の位置に仕切
り部材1eが固定されている。この仕切り部材1eは、
ハウジング1の先端部1aと油圧シリンダ部1bとの間
に挟まれた状態で固定される。油圧シリンダ1d内には
油圧ピストン12がハウジング1の軸方向に摺動自在に
配置され、仕切り部材1eと油圧ピストン12との間に
油圧室1fが形成される。油圧室1fに油圧が導入され
ると、油圧ピストン12が油圧シリンダ1d内を後端部
に向けて移動する。油圧ピストン12とハウジング1の
後端部1cとの間にスプリング18が配置され、油圧室
1fの油圧が解除されたとき油圧ピストン12をハウジ
ング1の先端方向に押し戻す。
【0011】油圧ピストン12は中空形状であり、ハウ
ジング1の先端側に向けて軸方向に延びる中空のピスト
ンロッド12aを有する。ピストンロッド12aの先端
には中空の連結チューブ13がねじ結合され、この連結
チューブ13の先端にジョーケース14がねじ結合され
ている。ジョーケース14には、内面に先端に向けて先
細となる円錐面14aが形成されている。
【0012】ジョーケース14内には、複数に分割され
たジョー15が配置される。このジョー15は、ジョー
ケース14の円錐面14aに対応する円錐面15aを外
面に有し、内面はブラインドリベットのステム部の把持
面を構成する。連結チューブ13の内部には、該連結チ
ューブ13の円筒形内面に案内されるようにジョープッ
シャー16が配置される。ジョープッシャー16は、該
ジョープッシャー16の後端と連結チューブ13との間
に配置されたスプリング17によりジョー15に向けて
付勢される。これらのジョーケース14、複数のジョー
15及びジョープッシャー16が、ブラインドリベット
のステム部を把持するチャック機構を構成する。このチ
ャック機構は、ノーズピース11からジョー15内にブ
ラインドリベットのステム部を挿入した状態で油圧ピス
トン12によりジョーケース14が後方に引かれたと
き、ブラインドリベットのステム部を把持して引っ張る
ことにより締結を行うように作用する。油圧ピストン1
2がスプリング18の力により戻されたとき、ジョー1
5はステム部の破断片に対する把持力を緩めて釈放す
る。このチャック機構の構造及び作用は当業者間に周知
であり、これ以上説明しない。
【0013】ハウジング1の後端部1cに、前述した破
断片収容容器4が取り付けられる。ハウジング1の後端
部1cは、該収容容器4に向けて開口する中央開口1g
を有し、該後端部1cの中央開口1gに破断片通路を形
成する案内チューブ19が軸方向摺動自在に通される。
案内チューブ19の先端は油圧ピストン12に固定され
ており、該案内チューブ19は油圧ピストン12ととも
に軸方向に摺動する。案内チューブ19の後端部は、油
圧ピストン12の作動位置に係わりなく、常時破断片収
容容器4内に突出する。このようにして、ジョー15か
らジョープッシャー16、連結チューブ13及びピスト
ンロッド12aの内部を経て、案内チューブ19を通る
破断片回収通路が形成される。
【0014】図3に作動油圧発生装置3の詳細を示す。
この装置3は、円筒形の大径空気圧シリンダ31aを内
部に有するハウジング31と、該シリンダ31a内に上
下方向摺動自在に配置した空気圧ピストン32とを備え
る。該空気圧ピストン32には、グリップ部2に向けて
上向きに延びるピストンロッド32aが設けられる。グ
リップ部2内には、内部に円筒形の油圧室21を形成す
る剛性の管22が設けられている。油圧室21は、下端
が大径シリンダ31a内に開口し、空気圧ピストン32
に固定したピストンロッド32aの上端部がグリップ部
2の油室21内に挿入されている。油圧室21がポンプ
シリンダを構成し、該油圧室21に挿入されるピストン
ロッド32aの上端部がポンプピストンを構成する。
【0015】油圧室21を形成する管22の上端部には
油圧吐出金具23が固定され、この吐出金具23の吐出
通路23aがハウジング1の油圧シリンダ部1b内に形
成された油圧室1fに連通する。したがって、空気圧ピ
ストン32の下方において大径空気圧シリンダ31a内
に空気圧が導入され、ピストン32が上方に移動したと
き、ピストンロッド32aがグリップ部2のシリンダ2
2内を上方に移動するため、ポンプシリンダを構成する
油圧圧21内に油圧が発生する。この油圧が、吐出金具
23の吐出通路23aを経てハウジング1内の油圧室1
fに導入されて油圧ピストン12を作動させる。
【0016】空気圧シリンダ31a内の空気圧ピストン
32の下方に空気圧を導入するためのバルブ機構が、空
気圧シリンダ31aを有するハウジング31に設けられ
る。このバルブ機構は、空気圧シリンダ31aの下端部
に開口するようにハウジング31に形成した空気通路3
3を備え、該空気通路33は、バルブシート34を介し
て空気通路35に連通する。空気通路35には、外部加
圧空気源(図示せず)に接続された空気ホース36を介
して加圧空気が導入される。バルブシート34に対応す
るように、ポペットバルブ37が空気通路35内に設け
られている。このバルブ37は、スプリング37aによ
りバルブシート34に向けて付勢されており、通常はバ
ルブシート34に係合して空気通路33を空気通路35
から遮断する。
【0017】締結工具の作動を開始させるために、ハウ
ジング1の油圧シリンダ部1bにトリガ24が設けられ
る。このトリガ24は、ピボット軸24aにより回動自
在なようにハウジングに取り付けられ、スプリング37
dの作用により図示位置に常時付勢されている。トリガ
24には、グリップ部2のハウジング2aに対して軸方
向に可動な上側バルブ作動部材25の一端が取り付けら
れ、該上側バルブ作動部材25の下端は、図3に示すよ
うにハウジング31の上端部に設けた揺動レバー39の
一端に連結される。図3に示すように、バルブ37には
ハウジング31に沿って上方に延びる下側バルブ作動部
材37が取り付けられ、この下側バルブ作動部材37の
上端が揺動レバー39の他端に係合する。
【0018】この構成において、トリガ24が引かれた
とき、上側バルブ作動部材25が上向きに引き上げら
れ、揺動レバー39の作用により下側バルブ作動部材3
8が押し下げられるので、バルブ37がバルブシート3
4から離れて空気通路33を空気通路35に連通させ
る。その結果、加圧空気が空気圧ピストン32の下側に
おいてシリンダ31a内に導入され、空気圧ピストン3
2を上方に押し上げる。
【0019】破断片回収通路に吸引負圧を作用させる構
成は、図1に示すようにハウジング1の側部に設けた加
圧空気導入用金具40を備える。この金具40は、図4
aに示すように、ハウジング1の側部に取り付けられた
本体41を有し、該本体41内に軸方向に空気通路42
が形成されている。空気通路42は、案内チューブ19
の外側においてハウジング1の内部に形成された空気室
1gに、横方向通路43を介して連通する。空気通路4
2の他端は、グリップ部2及び空気ハウジング31の側
部に沿って配置される図示しない通路を介して空気通路
35と空気ホース36との間の接続部に設けた分岐部3
5aに接続されている。
【0020】案内チューブ19の内部には、端部寄りの
位置において、一端が破断片収容容器4内に突出するオ
リフィス金具44が固定されている。さらに、案内チュ
ーブ19の内部には、該オリフィス金具44よりも軸方
向内方の位置に、オリフィスチューブ45が配置されて
いる。オリフィス金具44は,オリフィスチューブ45
側の端部内面に円錐面44aを有し、この円錐面44a
がオリフィスチューブ45の端部に対向してオリフィス
46を形成する。オリフィスチューブ45と案内チュー
ブ19との間には環状通路47が形成され、この環状通
路47は一方ではオリフィス46を介してオリフィス金
具44の内部から破断片収容容器4の内部に連通し、他
方では案内チューブ19に形成した半径方向通路19a
を介してハウジング1内の空気室1gに連通する。
【0021】この構成により、空気通路42に供給され
る加圧空気は、ハウジング1内の空気室1gから案内チ
ューブ19の通路19aを経て環状通路47に入り、該
環状通路47からオリフィス46を通ってオリフィス金
具44の内部を通り、破断片収容容器4に流れる。この
間に、オリフィス46から高速で流れる空気流が生じ
て、オリフィスチューブ45の端部に図4bに矢印で示
すような吸引負圧を作用させる。したがって、吸引負圧
が破断片の回収通路に作用するようになり、チャック機
構から釈放されたステム部の破断片は、この吸引負圧に
より収容容器4に吸引される。この構成も公知であり、
これ以上の詳細な説明は省略する。
【0022】次に、本発明の要部であるハウジング構造
について図5を参照して説明する。このハウジング構造
は、ハウジング1の油圧シリンダ部1bがアルミニウム
鋳物によりグリップ部2と別体に構成されており、グリ
ップ部2に面する側にトリガ24のピン24aを取り付
けるための取り付け穴50aを有する取り付け部50が
形成されている。また、この実施例では、負圧発生器4
0の本体41も油圧シリンダ部1bと一体に形成されて
いる。
【0023】油圧供給部を構成する管22は、両端の外
面にねじ部22a、22bが形成され、上端に吐出金具
23が取り付けられる。管22の上端部のねじ部22a
は、ハウジング1の油圧シリンダ部1bの下側面に形成
した取り付け部51のねじ穴51aにねじ込まれてお
り、ロックナット52により油圧シリンダ部1bに固定
される。
【0024】空気圧ハウジング31は上端が開口した形
状であり、この開口した上端に蓋53が固定される。蓋
53の中央にはねじ穴53aが形成されており、このね
じ穴53aに管22の下端部のねじ部2bがねじ込まれ
てロックナット54により固定される。
【0025】グリップ部2は、ハウジング1を横切る平
面に沿って2分割された2つの分割部分2b、2cから
なるハウジング2aを有する。分割部分2b、2cは、
互いの合わせ面を合わせた状態で管22を囲むようにし
て結合ねじ55により互いに結合される。組立の順序と
しては、まず管22を上端部のねじ部22aによりハウ
ジング1の油圧シリンダ部1bに取り付けてロックナッ
ト52により固定し、次いでグリップ部2のハウジング
2aの分割部分2b、2cを管22のまわりに配置して
結合した後、管22の下端部のねじ部22bにロックナ
ット54により蓋53を固定する。その後、蓋53にハ
ウジング31を固定する。
【0026】図6は本発明の第2の実施例を示す図5と
同様な分解図である。この実施例においては、図5と同
じ構成の部品は同一の符号で示し、詳細な説明は省略す
る。この実施例では、油圧発生装置3のハウジング31
の構造が図5に示す先の実施例と異なる。本実施例にお
いては、ハウジング31は下端が開口しており、該開口
部に蓋56がねじにより取り付けられる。管22の下端
部のねじ部22bは、ハウジング31の上端に形成した
ボス部57のねじ穴57aにねじ込まれ、ハウジング3
1の内部からロックナット58により固定される。組立
は、上から順に行えばよい。
【0027】図7は本発明のさらに別の実施例を示すも
のである。本実施例では、油圧供給部の管22内にはポ
ンプピストンが挿入されず、管22は単に油圧を伝達す
る導管として機能する。したがって、グリップ部2の下
方には油圧発生装置が設けられない。油圧供給部の管2
2は、下端にホース結合用のねじ穴22cを有する。こ
のねじ穴22cに油圧供給用ホース59の一端が連結さ
れる。ホース59は、図示しない作動油の増圧器又は適
当な油圧ポンプに接続される。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
ハウジング1の油圧シリンダ部1bとグリップ部2のハ
ウジング2aが別体に構成され、ハウジング1の油圧シ
リンダ部1bに油圧を供給するための油圧供給部の管2
2がグリップ部2のハウジング2aと別体に形成され
る。また、グリップ部2のハウジング2aは複数の部分
に分割されて構成される。したがって、グリップ部のハ
ウジングを軽量かつ安価なプラスチック材料等により構
成することができ、何らかの原因で構成部品に損傷を生
じたときにも、その部品のみを交換でき、修理作業が容
易で安価になる。また、一部に設計変更があったときに
も、その関連部品のみの変更で済み、設計変更の対応が
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したブラインドリベット締結工具
の全体を示す側面図である。
【図2】図1の実施例におけるブラインドリベット締結
作動部の構成を示す断面図である。
【図3】図1の実施例における油圧発生装置を示す断面
図である。
【図4】aは図1の実施例における負圧発生装置の要部
を示す一部切欠断面図、bはオリフィス構造の詳細を示
す断面図である。
【図5】本発明の一実施例によるハウジング構造を示す
分解図である。
【図6】本発明の他の実施例のハウジング構造を示す分
解図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例によるハウジング構
造を示す分解図である。
【符号の説明】
1・・・・ハウジング、 1b・・・・油圧シリンダ部、 2・・・・グリップ部、 2a・・・・ハウジング、 2b、2c・・・・ハウジング分割部分、 3・・・・油圧発生装置、 4・・・・収容容器、 12・・・・ピストン、 14・・・・ジョーケース、 15・・・・ジョー、 19・・・・案内チューブ、 22・・・・管、 24・・・・トリガ、 32・・・・空気圧ピストン、 37・・・・バルブ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締結具の締結のための油圧ピストンを内
    部に配置した油圧シリンダ部を有するハウジングと、前
    記ハウジングに対して横方向に延びるように設けられた
    グリップ部とを備え、前記油圧シリンダ部に油圧を供給
    するための油圧供給部が前記グリップ部内に設けられ
    た、油圧作動の締結工具におけるハウジング構造であっ
    て、 前記ハウジングの前記油圧シリンダ部が前記グリップ部
    と別体に構成され、 前記グリップ部は前記ハウジングを横切る面にほぼ沿っ
    て少なくとも2つの部分に分割され、 前記油圧供給部は、前記グリップ部とは別体の油圧導管
    手段から構成され、 前記油圧導管手段の一端を前記ハウジング内の前記油圧
    シリンダ部に接続した状態で、前記グリップ部の前記分
    割部分を該油圧導管手段の外側に配置して互いに結合す
    るとともに、前記ハウジングにも結合したことを特徴と
    する、油圧作動の締結工具におけるハウジング構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したハウジング構造であ
    って、前記油圧導管手段は、内部にポンプシリンダを構
    成する油圧室が形成された剛性の管と、前記油圧室内に
    流体圧により押し込まれるポンプピストンとから構成さ
    れることを特徴とするハウジング構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したハウジング構造であ
    って、前記グリップ部の下端に流体圧シリンダ手段が設
    けられ、前記流体圧シリンダ手段の流体圧ピストンに設
    けたピストンロッドの先端が前記油圧導管手段の前記油
    圧室内に挿入されて該油圧導管手段の前記ポンプピスト
    ンを構成することを特徴とするハウジング構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載したハウジング構造であって、前記グリップ部の
    前記分割部分は硬質プラスチック材料により形成された
    ハウジング構造。
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