JP2000134952A - 圧電トランスの駆動装置 - Google Patents
圧電トランスの駆動装置Info
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- JP2000134952A JP2000134952A JP10306923A JP30692398A JP2000134952A JP 2000134952 A JP2000134952 A JP 2000134952A JP 10306923 A JP10306923 A JP 10306923A JP 30692398 A JP30692398 A JP 30692398A JP 2000134952 A JP2000134952 A JP 2000134952A
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Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧電トランス供給用の交流信号を生成するド
ライブ回路の破損を防止し得る圧電トランスの駆動装置
を提供する。 【解決手段】 基準駆動信号に基づいて位相が互いに反
転する第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する
駆動信号生成回路5と、両駆動信号に同期して交互にス
イッチングすることにより圧電トランス供給用の交流信
号を生成する第1のドライブ回路7aおよび第2のドラ
イブ回路7bとを備えている圧電トランスの駆動装置1
において、基準駆動信号、第1の駆動信号および第2の
駆動信号の少なくとも1つの信号の周期が所定時間を超
えたときに両ドライブ回路7a,7bによるスイッチン
グ動作を停止させるスイッチング制御手段6a,6b,
10a,10b,11を備えた。
ライブ回路の破損を防止し得る圧電トランスの駆動装置
を提供する。 【解決手段】 基準駆動信号に基づいて位相が互いに反
転する第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する
駆動信号生成回路5と、両駆動信号に同期して交互にス
イッチングすることにより圧電トランス供給用の交流信
号を生成する第1のドライブ回路7aおよび第2のドラ
イブ回路7bとを備えている圧電トランスの駆動装置1
において、基準駆動信号、第1の駆動信号および第2の
駆動信号の少なくとも1つの信号の周期が所定時間を超
えたときに両ドライブ回路7a,7bによるスイッチン
グ動作を停止させるスイッチング制御手段6a,6b,
10a,10b,11を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電効果を用いた
圧電トランスを駆動するための圧電トランスの駆動装置
に関し、詳しくは、負荷回路としての冷陰極蛍光管など
に交流信号を供給するのに適した圧電トランスの駆動装
置に関するものである。
圧電トランスを駆動するための圧電トランスの駆動装置
に関し、詳しくは、負荷回路としての冷陰極蛍光管など
に交流信号を供給するのに適した圧電トランスの駆動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の圧電トランスの駆動装置とし
て、図3に示す駆動装置41が従来から知られている。
この駆動装置41は、冷陰極蛍光管2をドライブするた
めの圧電トランス3に疑似正弦波の交流信号SACを供給
する装置であって、基準駆動信号SRを発生する基準駆
動信号発生回路4と、CLK入力部に入力した基準駆動
信号SRに基づいて駆動信号SD1、および駆動信号SD1
の位相反転信号である駆動信号SD2を出力するTタイプ
のフリップフロップ回路5と、両ドライブ信号SD1,S
D2をそれぞれ緩衝増幅するバッファ42a,42bと、
バッファ42a,42bからそれぞれ出力された駆動信
号SD1,SD2に同期して直流電圧VCCをスイッチングす
ることにより交流信号SACを生成するFET7a,7b
と、電圧変換用のトランス8と、定電流源を構成するた
めのチョークコイル9とを備えている。
て、図3に示す駆動装置41が従来から知られている。
この駆動装置41は、冷陰極蛍光管2をドライブするた
めの圧電トランス3に疑似正弦波の交流信号SACを供給
する装置であって、基準駆動信号SRを発生する基準駆
動信号発生回路4と、CLK入力部に入力した基準駆動
信号SRに基づいて駆動信号SD1、および駆動信号SD1
の位相反転信号である駆動信号SD2を出力するTタイプ
のフリップフロップ回路5と、両ドライブ信号SD1,S
D2をそれぞれ緩衝増幅するバッファ42a,42bと、
バッファ42a,42bからそれぞれ出力された駆動信
号SD1,SD2に同期して直流電圧VCCをスイッチングす
ることにより交流信号SACを生成するFET7a,7b
と、電圧変換用のトランス8と、定電流源を構成するた
めのチョークコイル9とを備えている。
【0003】この駆動装置41では、図外のメイン電源
スイッチが投入されると、基準駆動信号発生回路4が基
準駆動信号SRを生成して出力する。次いで、フリップ
フロップ回路5が、基準駆動信号SRを2分周すること
により、駆動信号SD1をQ出力部から出力すると共に、
駆動信号SD2をQバー出力部から出力する。次に、バッ
ファ42aが、駆動信号SD1を緩衝増幅してFET7a
に出力し、バッファ42bが駆動信号SD2を緩衝増幅し
てFET7bに出力する。次いで、FET7a,7bが
交互にスイッチングを行うことにより、直流電圧VCCに
基づく電流がチョークコイル9を介してトランス8の一
次巻線8a,8bを交互に流れる。この結果、駆動信号
SD1の周期と同一周期の交流信号SACがトランス8の二
次巻線8cの両端に誘起し、その交流信号SACが、圧電
トランス3の両入力部に入力される。次いで、圧電トラ
ンス3が、交流信号SACを所定の昇圧比で昇圧して生成
した高電圧の出力交流信号SO を出力することにより、
冷陰極蛍光管2が点灯する。
スイッチが投入されると、基準駆動信号発生回路4が基
準駆動信号SRを生成して出力する。次いで、フリップ
フロップ回路5が、基準駆動信号SRを2分周すること
により、駆動信号SD1をQ出力部から出力すると共に、
駆動信号SD2をQバー出力部から出力する。次に、バッ
ファ42aが、駆動信号SD1を緩衝増幅してFET7a
に出力し、バッファ42bが駆動信号SD2を緩衝増幅し
てFET7bに出力する。次いで、FET7a,7bが
交互にスイッチングを行うことにより、直流電圧VCCに
基づく電流がチョークコイル9を介してトランス8の一
次巻線8a,8bを交互に流れる。この結果、駆動信号
SD1の周期と同一周期の交流信号SACがトランス8の二
次巻線8cの両端に誘起し、その交流信号SACが、圧電
トランス3の両入力部に入力される。次いで、圧電トラ
ンス3が、交流信号SACを所定の昇圧比で昇圧して生成
した高電圧の出力交流信号SO を出力することにより、
冷陰極蛍光管2が点灯する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
駆動装置41には、以下の問題点がある。すなわち、メ
イン電源スイッチが投入された後、すべての回路が正常
に作動しているときには、なんら問題は発生しない。し
かし、メイン電源から供給されるメイン電源が過電圧に
なったときなどには、基準駆動信号発生回路4やフリッ
プフロップ回路5に故障が生じることもあり、かかる場
合などに問題が発生する。具体的には、基準駆動信号発
生回路4またはフリップフロップ回路5が故障した場
合、フリップフロップ回路5の出力信号である両ドライ
ブ信号SD1,SD2のいずれか一方が常に強制的にハイレ
ベル状態に維持される。かかる場合、そのハイレベルの
ドライブ信号SD1(またはSD2)が入力されている側の
ドライブ回路であるFET7a(または7b)が常にオ
ン状態になる。このため、この駆動装置41には、オン
状態のFET7a(または7b)に電流が流れ続けて、
そのFETが破損に至ってしまうという問題点がある。
駆動装置41には、以下の問題点がある。すなわち、メ
イン電源スイッチが投入された後、すべての回路が正常
に作動しているときには、なんら問題は発生しない。し
かし、メイン電源から供給されるメイン電源が過電圧に
なったときなどには、基準駆動信号発生回路4やフリッ
プフロップ回路5に故障が生じることもあり、かかる場
合などに問題が発生する。具体的には、基準駆動信号発
生回路4またはフリップフロップ回路5が故障した場
合、フリップフロップ回路5の出力信号である両ドライ
ブ信号SD1,SD2のいずれか一方が常に強制的にハイレ
ベル状態に維持される。かかる場合、そのハイレベルの
ドライブ信号SD1(またはSD2)が入力されている側の
ドライブ回路であるFET7a(または7b)が常にオ
ン状態になる。このため、この駆動装置41には、オン
状態のFET7a(または7b)に電流が流れ続けて、
そのFETが破損に至ってしまうという問題点がある。
【0005】一方、基準駆動信号SRを生成するための
集積回路も存在し、装置のコストダウンを図るために
は、このような集積回路を採用するのが好ましい。とこ
ろが、このような集積回路を採用し、かつプッシュプル
回路でドライブすることにより高圧大電流の交流信号S
ACを基準駆動信号SRに基づいて生成する場合、基準駆
動信号SRに基づいて両駆動信号SD1,SD2をフリップ
フロップ回路5によって生成する必要がある。また、こ
のような集積回路の内部には、一般的に、負荷に対する
過電圧状態や過負荷状態などの異常事態の発生時に基準
駆動信号SRの出力を自動的に停止する出力停止回路が
組み込まれている。したがって、この集積回路を採用し
た場合、異常事態が生じたときなどに、集積回路が基準
駆動信号SRの出力を自動的に停止するため、フリップ
フロップ回路5から出力される両ドライブ信号SD1,S
D2のいずれか一方が必ず強制的にハイレベル状態に維持
される。このため、かかる構成を採用した場合にも、上
記と同様の問題点が発生する。
集積回路も存在し、装置のコストダウンを図るために
は、このような集積回路を採用するのが好ましい。とこ
ろが、このような集積回路を採用し、かつプッシュプル
回路でドライブすることにより高圧大電流の交流信号S
ACを基準駆動信号SRに基づいて生成する場合、基準駆
動信号SRに基づいて両駆動信号SD1,SD2をフリップ
フロップ回路5によって生成する必要がある。また、こ
のような集積回路の内部には、一般的に、負荷に対する
過電圧状態や過負荷状態などの異常事態の発生時に基準
駆動信号SRの出力を自動的に停止する出力停止回路が
組み込まれている。したがって、この集積回路を採用し
た場合、異常事態が生じたときなどに、集積回路が基準
駆動信号SRの出力を自動的に停止するため、フリップ
フロップ回路5から出力される両ドライブ信号SD1,S
D2のいずれか一方が必ず強制的にハイレベル状態に維持
される。このため、かかる構成を採用した場合にも、上
記と同様の問題点が発生する。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、圧電トランス供給用の交流信号を生成する
ドライブ回路の破損を防止し得る圧電トランスの駆動装
置を提供することを主目的とする。
ものであり、圧電トランス供給用の交流信号を生成する
ドライブ回路の破損を防止し得る圧電トランスの駆動装
置を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の圧電トランスの駆動装置は、基準駆動信号
に基づいて位相が互いに反転する第1の駆動信号および
第2の駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、両駆動
信号に同期して交互にスイッチングすることにより圧電
トランス供給用の交流信号を生成する第1のドライブ回
路および第2のドライブ回路とを備えている圧電トラン
スの駆動装置において、基準駆動信号、第1の駆動信号
および第2の駆動信号の少なくとも1つの信号の周期が
所定時間を超えたときに両ドライブ回路によるスイッチ
ング動作を停止させるスイッチング制御手段を備えてい
ることを特徴とする。
求項1記載の圧電トランスの駆動装置は、基準駆動信号
に基づいて位相が互いに反転する第1の駆動信号および
第2の駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、両駆動
信号に同期して交互にスイッチングすることにより圧電
トランス供給用の交流信号を生成する第1のドライブ回
路および第2のドライブ回路とを備えている圧電トラン
スの駆動装置において、基準駆動信号、第1の駆動信号
および第2の駆動信号の少なくとも1つの信号の周期が
所定時間を超えたときに両ドライブ回路によるスイッチ
ング動作を停止させるスイッチング制御手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の圧電トランスの駆動装置
は、請求項1記載の圧電トランスの駆動装置において、
スイッチング制御手段は、両ドライブ回路に対する両駆
動信号の供給を停止することにより両ドライブ回路のス
イッチング動作を停止させることを特徴とする。
は、請求項1記載の圧電トランスの駆動装置において、
スイッチング制御手段は、両ドライブ回路に対する両駆
動信号の供給を停止することにより両ドライブ回路のス
イッチング動作を停止させることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の圧電トランスの駆動装置
は、請求項1または2記載の圧電トランスの駆動装置に
おいて、スイッチング制御手段は、少なくとも1つの信
号をトリガ信号として入力すると共にそのトリガ信号の
周期が所定時間内のときに準安定状態に制御されてスイ
ッチング制御信号を出力し、かつトリガ信号の周期が所
定時間を超えたときに安定状態に制御されてスイッチン
グ制御信号の出力を停止する単安定マルチバイブレータ
回路と、スイッチング制御信号が出力されたときに第1
の駆動信号を第1のドライブ回路に出力する第1のゲー
ト回路と、スイッチング制御信号が出力されたときに第
2の駆動信号を第2のドライブ回路に出力する第2のゲ
ート回路とを備えて構成されていることを特徴とする。
は、請求項1または2記載の圧電トランスの駆動装置に
おいて、スイッチング制御手段は、少なくとも1つの信
号をトリガ信号として入力すると共にそのトリガ信号の
周期が所定時間内のときに準安定状態に制御されてスイ
ッチング制御信号を出力し、かつトリガ信号の周期が所
定時間を超えたときに安定状態に制御されてスイッチン
グ制御信号の出力を停止する単安定マルチバイブレータ
回路と、スイッチング制御信号が出力されたときに第1
の駆動信号を第1のドライブ回路に出力する第1のゲー
ト回路と、スイッチング制御信号が出力されたときに第
2の駆動信号を第2のドライブ回路に出力する第2のゲ
ート回路とを備えて構成されていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の圧電トランスの駆動装置
は、請求項1または2記載の圧電トランスの駆動装置に
おいて、スイッチング制御手段は、少なくとも1つの信
号を微分してパルス信号を生成する微分回路と、生成さ
れたパルス信号によって充電制御または放電制御される
充放電回路と、充放電回路の充電電圧に基づいてスイッ
チング制御信号の出力を制御する出力制御用のゲート回
路と、出力制御用のゲート回路からスイッチング制御信
号が出力されたときに第1の駆動信号を第1のドライブ
回路に出力する第1のゲート回路と、出力制御用のゲー
ト回路からスイッチング制御信号が出力されたときに第
2の駆動信号を第2のドライブ回路に出力する第2のゲ
ート回路とを備えて構成されていることを特徴とする。
は、請求項1または2記載の圧電トランスの駆動装置に
おいて、スイッチング制御手段は、少なくとも1つの信
号を微分してパルス信号を生成する微分回路と、生成さ
れたパルス信号によって充電制御または放電制御される
充放電回路と、充放電回路の充電電圧に基づいてスイッ
チング制御信号の出力を制御する出力制御用のゲート回
路と、出力制御用のゲート回路からスイッチング制御信
号が出力されたときに第1の駆動信号を第1のドライブ
回路に出力する第1のゲート回路と、出力制御用のゲー
ト回路からスイッチング制御信号が出力されたときに第
2の駆動信号を第2のドライブ回路に出力する第2のゲ
ート回路とを備えて構成されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る圧電トランスの駆動装置をインバータ装置に適
用した実施の形態について説明する。なお、駆動装置4
1における構成要素と同一のものについては、同一の符
号を付して重複した説明を省略する。
明に係る圧電トランスの駆動装置をインバータ装置に適
用した実施の形態について説明する。なお、駆動装置4
1における構成要素と同一のものについては、同一の符
号を付して重複した説明を省略する。
【0012】図1は、液晶用バックライトなどに用いら
れる冷陰極蛍光管2を点灯させるための交流電力を圧電
トランス3に生成させる駆動装置1の電気的な構成を示
している。同図に示すように、この駆動装置1は、従来
の駆動装置41と同様にして、基準駆動信号発生回路
4、フリップフロップ回路5、プッシュプル回路を構成
するFET7a,7b、トランス8およびチョークコイ
ル9を備えるほか、アンドゲート6a,6b、パルス有
無検出回路10a,10bおよびアンドゲート11を備
えている。
れる冷陰極蛍光管2を点灯させるための交流電力を圧電
トランス3に生成させる駆動装置1の電気的な構成を示
している。同図に示すように、この駆動装置1は、従来
の駆動装置41と同様にして、基準駆動信号発生回路
4、フリップフロップ回路5、プッシュプル回路を構成
するFET7a,7b、トランス8およびチョークコイ
ル9を備えるほか、アンドゲート6a,6b、パルス有
無検出回路10a,10bおよびアンドゲート11を備
えている。
【0013】この場合、基準駆動信号発生回路4は、例
えば、CR発振器などで構成され、本発明における基準
駆動信号に相当する基準駆動信号SRをフリップフロッ
プ回路5のCLK入力部に出力する。また、フリップフ
ロップ回路5は、本発明における駆動信号生成回路に相
当し、入力した基準駆動信号SRを2分周することによ
り、位相が互いに反転しディーティー比がそれぞれ50
%の駆動信号SD1,SD2を生成する。アンドゲート6a
は、本発明における第1のゲート回路に相当し、後述す
るスイッチング制御信号SC がハイレベルのときに駆動
信号SD1を出力する。また、アンドゲート6bは、本発
明における第2のゲート回路に相当し、スイッチング制
御信号SC がハイレベルのときに駆動信号SD2を出力す
る。FET7a,7bは、本発明における第1および第
2のドライブ回路にそれぞれ相当し、駆動信号SD1,S
D2に同期して交互にオン/オフ制御されることによりE
級動作で交流信号SACを生成する。
えば、CR発振器などで構成され、本発明における基準
駆動信号に相当する基準駆動信号SRをフリップフロッ
プ回路5のCLK入力部に出力する。また、フリップフ
ロップ回路5は、本発明における駆動信号生成回路に相
当し、入力した基準駆動信号SRを2分周することによ
り、位相が互いに反転しディーティー比がそれぞれ50
%の駆動信号SD1,SD2を生成する。アンドゲート6a
は、本発明における第1のゲート回路に相当し、後述す
るスイッチング制御信号SC がハイレベルのときに駆動
信号SD1を出力する。また、アンドゲート6bは、本発
明における第2のゲート回路に相当し、スイッチング制
御信号SC がハイレベルのときに駆動信号SD2を出力す
る。FET7a,7bは、本発明における第1および第
2のドライブ回路にそれぞれ相当し、駆動信号SD1,S
D2に同期して交互にオン/オフ制御されることによりE
級動作で交流信号SACを生成する。
【0014】さらに、パルス有無検出回路10a,10
bは、アンドゲート6a,6b,11と相俟って本発明
におけるスイッチング制御手段に相当し、単安定マルチ
バイブレータ回路でそれぞれ構成されている。この場
合、パルス有無検出回路10a,10bの各々は、2つ
のトランジスタ21,22と、抵抗23〜29と、コン
デンサ30とを備えてそれぞれ構成されており、このう
ちの抵抗25,26およびコンデンサ30によって時定
数回路が形成される。なお、パルス有無検出回路10
a,10bは、同一に構成されているため、以下、区別
しないときには、「パルス有無検出回路10」という。
bは、アンドゲート6a,6b,11と相俟って本発明
におけるスイッチング制御手段に相当し、単安定マルチ
バイブレータ回路でそれぞれ構成されている。この場
合、パルス有無検出回路10a,10bの各々は、2つ
のトランジスタ21,22と、抵抗23〜29と、コン
デンサ30とを備えてそれぞれ構成されており、このう
ちの抵抗25,26およびコンデンサ30によって時定
数回路が形成される。なお、パルス有無検出回路10
a,10bは、同一に構成されているため、以下、区別
しないときには、「パルス有無検出回路10」という。
【0015】このパルス有無検出回路10では、駆動信
号SD1(またはSD2)がハイレベルのときに、トランジ
スタ21がオフ状態に制御される。また、コンデンサ3
0は、トランジスタ21のオフ状態時に、抵抗25,2
6を介して直流電圧VCCに基づく電流が流れ込むことに
より充電され、トランジスタ21のオン状態時には、抵
抗26を介してトランジスタ21に電流が流れることに
より放電される。つまり、コンデンサ30は、駆動信号
SD1(またはSD2)に同期して充放電を繰り返す。この
場合、その充電時定数は、抵抗25,26の各抵抗値と
コンデンサ30の容量値とで決定され、駆動信号SD1
(またはSD2)のハイレベル期間よりもやや長い時間に
規定されている。一方、その放電時定数は、抵抗26の
抵抗値とコンデンサ30の容量値とで決定され、駆動信
号SD1(またはSD2)のローレベル期間内に放電が完了
する時間に規定されている。
号SD1(またはSD2)がハイレベルのときに、トランジ
スタ21がオフ状態に制御される。また、コンデンサ3
0は、トランジスタ21のオフ状態時に、抵抗25,2
6を介して直流電圧VCCに基づく電流が流れ込むことに
より充電され、トランジスタ21のオン状態時には、抵
抗26を介してトランジスタ21に電流が流れることに
より放電される。つまり、コンデンサ30は、駆動信号
SD1(またはSD2)に同期して充放電を繰り返す。この
場合、その充電時定数は、抵抗25,26の各抵抗値と
コンデンサ30の容量値とで決定され、駆動信号SD1
(またはSD2)のハイレベル期間よりもやや長い時間に
規定されている。一方、その放電時定数は、抵抗26の
抵抗値とコンデンサ30の容量値とで決定され、駆動信
号SD1(またはSD2)のローレベル期間内に放電が完了
する時間に規定されている。
【0016】さらに、トランジスタ22は、コンデンサ
30が直流電圧VCC近傍まで充電されている状態のとき
にオフ状態に制御され、コンデンサ30の両端電圧が満
充電状態時よりも低下しているときにオン状態に制御さ
れることによりハイレベルのスイッチング制御信号SC
を出力する。したがって、パルス有無検出回路10は、
駆動信号SD1(またはSD2)がフリップフロップ回路5
から正常な周期で出力されているときには、ハイレベル
のスイッチング制御信号SC を出力し、基準駆動信号発
生回路4またはフリップフロップ回路5の故障などに起
因して駆動信号SD1(またはSD2)が正常にオン/オフ
を繰り返していないとき、つまり、駆動信号信号SD1,
SD2の周期が正常周期よりも例えば2倍程度まで長くな
ったときや、駆動信号SD1,SD2の一方または両方が強
制的にハイレベルに維持されたときなどには、ローレベ
ルのスイッチング制御信号SC を出力する。
30が直流電圧VCC近傍まで充電されている状態のとき
にオフ状態に制御され、コンデンサ30の両端電圧が満
充電状態時よりも低下しているときにオン状態に制御さ
れることによりハイレベルのスイッチング制御信号SC
を出力する。したがって、パルス有無検出回路10は、
駆動信号SD1(またはSD2)がフリップフロップ回路5
から正常な周期で出力されているときには、ハイレベル
のスイッチング制御信号SC を出力し、基準駆動信号発
生回路4またはフリップフロップ回路5の故障などに起
因して駆動信号SD1(またはSD2)が正常にオン/オフ
を繰り返していないとき、つまり、駆動信号信号SD1,
SD2の周期が正常周期よりも例えば2倍程度まで長くな
ったときや、駆動信号SD1,SD2の一方または両方が強
制的にハイレベルに維持されたときなどには、ローレベ
ルのスイッチング制御信号SC を出力する。
【0017】一方、圧電トランス3は、例えば、チタン
酸ジルコン酸鉛系セラミック(PZT)をベースにして
第三成分や添加物で変成されたセラミック材料を使用し
たローゼン型(Rosen Type)で構成されてい
る。この圧電トランス3は、入力部3a,3bに交流信
号SACが供給されると、交流信号SACを所定の昇圧比で
昇圧し、昇圧した出力交流信号Soを圧電効果により出
力端子3cから出力する。また、冷陰極蛍光管2は、ノ
ート型パソコンの液晶ディスプレイのバックライト用な
どとして用いられるものであり、その仕様は、例えば、
点灯開始時に必要とする印加電圧が約1200Vrm
s、通常点灯時に必要とする印加電圧が約500Vrm
sで消費電流が約2.5mA〜5mAとなっている。
酸ジルコン酸鉛系セラミック(PZT)をベースにして
第三成分や添加物で変成されたセラミック材料を使用し
たローゼン型(Rosen Type)で構成されてい
る。この圧電トランス3は、入力部3a,3bに交流信
号SACが供給されると、交流信号SACを所定の昇圧比で
昇圧し、昇圧した出力交流信号Soを圧電効果により出
力端子3cから出力する。また、冷陰極蛍光管2は、ノ
ート型パソコンの液晶ディスプレイのバックライト用な
どとして用いられるものであり、その仕様は、例えば、
点灯開始時に必要とする印加電圧が約1200Vrm
s、通常点灯時に必要とする印加電圧が約500Vrm
sで消費電流が約2.5mA〜5mAとなっている。
【0018】次に、駆動装置1の全体的な動作につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【0019】まず、図外のメイン電源スイッチが投入さ
れると、基準駆動信号発生回路4から基準駆動信号SR
がフリップフロップ回路5のCLK入力部に出力され、
これにより、フリップフロップ回路5が、駆動信号SD1
をQ出力部からアンドゲート6aの一方の入力部に出力
すると共に、駆動信号SD2をQバー出力部からアンドゲ
ート6bの各々の一方の入力部に出力する。この際に、
パルス有無検出回路10a,10bの各トランジスタ2
1は、駆動信号SD1(またはSD2)の周期が正常のとき
には、駆動信号SD1(またはSD2)に同期してスイッチ
ングすることにより、コンデンサ30の両端電圧を低電
圧に維持する。したがって、このときには、パルス有無
検出回路10a,10bの各トランジスタ22が、ハイ
レベルのスイッチング制御信号SC をアンドゲート11
の入力部にそれぞれ出力する。この結果、アンドゲート
11は、ハイレベルのスイッチング制御信号SC をアン
ドゲート6a,6bの各々の他方の入力部に出力する。
れると、基準駆動信号発生回路4から基準駆動信号SR
がフリップフロップ回路5のCLK入力部に出力され、
これにより、フリップフロップ回路5が、駆動信号SD1
をQ出力部からアンドゲート6aの一方の入力部に出力
すると共に、駆動信号SD2をQバー出力部からアンドゲ
ート6bの各々の一方の入力部に出力する。この際に、
パルス有無検出回路10a,10bの各トランジスタ2
1は、駆動信号SD1(またはSD2)の周期が正常のとき
には、駆動信号SD1(またはSD2)に同期してスイッチ
ングすることにより、コンデンサ30の両端電圧を低電
圧に維持する。したがって、このときには、パルス有無
検出回路10a,10bの各トランジスタ22が、ハイ
レベルのスイッチング制御信号SC をアンドゲート11
の入力部にそれぞれ出力する。この結果、アンドゲート
11は、ハイレベルのスイッチング制御信号SC をアン
ドゲート6a,6bの各々の他方の入力部に出力する。
【0020】次いで、アンドゲート6aが、駆動信号S
D1とスイッチング制御信号SC との論理積信号としての
駆動信号SD1をFET7aのゲートに出力し、アンドゲ
ート6bが、駆動信号SD2とスイッチング制御信号SC
との論理積信号としての駆動信号SD2をFET7bのゲ
ートに出力する。これにより、FET7a,7bが交互
にスイッチングを行うことにより、直流電圧VCCに基づ
く電流がチョークコイル9を介してトランス8の一次巻
線8a,8bに交互に流れる。この結果、トランス8の
二次巻線8cの両端に誘起した交流信号SACが、圧電ト
ランス3の両入力部3a,3bに入力される。次いで、
圧電トランス3が、交流信号SACを所定の昇圧比で昇圧
して生成した高電圧の出力交流信号SO を出力部3cか
ら出力することにより、冷陰極蛍光管2が点灯する。
D1とスイッチング制御信号SC との論理積信号としての
駆動信号SD1をFET7aのゲートに出力し、アンドゲ
ート6bが、駆動信号SD2とスイッチング制御信号SC
との論理積信号としての駆動信号SD2をFET7bのゲ
ートに出力する。これにより、FET7a,7bが交互
にスイッチングを行うことにより、直流電圧VCCに基づ
く電流がチョークコイル9を介してトランス8の一次巻
線8a,8bに交互に流れる。この結果、トランス8の
二次巻線8cの両端に誘起した交流信号SACが、圧電ト
ランス3の両入力部3a,3bに入力される。次いで、
圧電トランス3が、交流信号SACを所定の昇圧比で昇圧
して生成した高電圧の出力交流信号SO を出力部3cか
ら出力することにより、冷陰極蛍光管2が点灯する。
【0021】一方、基準駆動信号発生回路4またはフリ
ップフロップ回路5の故障などに起因して、フリップフ
ロップ回路5から出力される駆動信号SD1,SD2の一方
または両方が強制的にハイレベルに維持されたときなど
には、パルス有無検出回路10a,10bの一方または
両方のトランジスタ21がオフ状態を維持する。このた
め、そのパルス有無検出回路10におけるコンデンサ3
0が抵抗25,26を介して流れ込む電流によって充電
される結果、コンデンサ30の両端電圧が上昇する。コ
ンデンサ30の両端電圧がほぼ直流電圧VCCに達する
と、トランジスタ22は、オフ状態を維持することによ
り、そのコレクタ電圧をローレベルに維持する。この状
態では、アンドゲート11がローレベルのスイッチング
制御信号SC を出力することにより、アンドゲート6
a,6bの他方の入力部にローレベルのスイッチング制
御信号SC が入力される。このため、FET7a,7b
が、スイッチング動作を停止する。この結果、基準駆動
信号発生回路4やフリップフロップ回路5の故障に起因
してのFET7a,7bの破損が防止される。
ップフロップ回路5の故障などに起因して、フリップフ
ロップ回路5から出力される駆動信号SD1,SD2の一方
または両方が強制的にハイレベルに維持されたときなど
には、パルス有無検出回路10a,10bの一方または
両方のトランジスタ21がオフ状態を維持する。このた
め、そのパルス有無検出回路10におけるコンデンサ3
0が抵抗25,26を介して流れ込む電流によって充電
される結果、コンデンサ30の両端電圧が上昇する。コ
ンデンサ30の両端電圧がほぼ直流電圧VCCに達する
と、トランジスタ22は、オフ状態を維持することによ
り、そのコレクタ電圧をローレベルに維持する。この状
態では、アンドゲート11がローレベルのスイッチング
制御信号SC を出力することにより、アンドゲート6
a,6bの他方の入力部にローレベルのスイッチング制
御信号SC が入力される。このため、FET7a,7b
が、スイッチング動作を停止する。この結果、基準駆動
信号発生回路4やフリップフロップ回路5の故障に起因
してのFET7a,7bの破損が防止される。
【0022】なお、本発明は、上記した発明の実施の形
態に示した構成および動作に限定されず、適宜変更が可
能である。例えば、本発明におけるスイッチング制御手
段として、2つのパルス有無検出回路10a,10bに
代えて、図2に示すパルス有無検出回路10cを採用す
ることもできる。このパルス有無検出回路10cは、駆
動信号SD1が正常周期でフリップフロップ回路5から出
力されないときにローレベルのスイッチング制御信号S
C を出力するように構成されている。
態に示した構成および動作に限定されず、適宜変更が可
能である。例えば、本発明におけるスイッチング制御手
段として、2つのパルス有無検出回路10a,10bに
代えて、図2に示すパルス有無検出回路10cを採用す
ることもできる。このパルス有無検出回路10cは、駆
動信号SD1が正常周期でフリップフロップ回路5から出
力されないときにローレベルのスイッチング制御信号S
C を出力するように構成されている。
【0023】具体的には、パルス有無検出回路10c
は、ノットゲート31,32、ダイオード33,34、
コンデンサ35,36および抵抗37〜39を備えて構
成されている。この場合、コンデンサ35および抵抗3
7によって本発明における微分回路が形成され、ダイオ
ード34、コンデンサ36および抵抗39によって本発
明における充放電回路が形成される。
は、ノットゲート31,32、ダイオード33,34、
コンデンサ35,36および抵抗37〜39を備えて構
成されている。この場合、コンデンサ35および抵抗3
7によって本発明における微分回路が形成され、ダイオ
ード34、コンデンサ36および抵抗39によって本発
明における充放電回路が形成される。
【0024】このパルス有無検出回路10cでは、駆動
信号SD1が正常周期でフリップフロップ回路5から出力
されているときには、コンデンサ35および抵抗37に
よって駆動信号SD1が微分され、その微分信号のうち正
電圧微分信号のみがダイオード33を介してノットゲー
ト31に入力される。この場合、コンデンサ36の充電
電圧に基づく電流が、ダイオード34を介してノットゲ
ート31の内部に急速に流れ込む。このため、コンデン
サ36が急速放電される結果、コンデンサ36の充電電
圧が低下する。したがって、ノットゲート32がハイレ
ベルのスイッチング制御信号SC を出力することによ
り、アンドゲート6a,6bは、駆動信号SD1,SD2を
FET7a,7bに出力する。
信号SD1が正常周期でフリップフロップ回路5から出力
されているときには、コンデンサ35および抵抗37に
よって駆動信号SD1が微分され、その微分信号のうち正
電圧微分信号のみがダイオード33を介してノットゲー
ト31に入力される。この場合、コンデンサ36の充電
電圧に基づく電流が、ダイオード34を介してノットゲ
ート31の内部に急速に流れ込む。このため、コンデン
サ36が急速放電される結果、コンデンサ36の充電電
圧が低下する。したがって、ノットゲート32がハイレ
ベルのスイッチング制御信号SC を出力することによ
り、アンドゲート6a,6bは、駆動信号SD1,SD2を
FET7a,7bに出力する。
【0025】一方、駆動信号SD1がフリップフロップ回
路5から出力されないときには、コンデンサ35および
抵抗37による微分動作が停止される。このため、ノッ
トゲート31の出力信号がハイレベルになる結果、コン
デンサ36は、抵抗39を介してノットゲート31から
出力される電流によって充電される。次いで、コンデン
サ36の充電電圧が所定のしきい値を超えたときには、
ノットゲート32が、スイッチング制御信号SC をロー
レベルに維持する。これにより、アンドゲート6a,6
bが駆動信号SD1,SD2のFET7a,7bへの出力を
停止することにより、FET7a,7bのスイッチング
動作が停止させられる。このように、このパルス有無検
出回路10cによっても、基準駆動信号発生回路4やフ
リップフロップ回路5の故障などに起因してのFET7
a,7bの破損が防止される。
路5から出力されないときには、コンデンサ35および
抵抗37による微分動作が停止される。このため、ノッ
トゲート31の出力信号がハイレベルになる結果、コン
デンサ36は、抵抗39を介してノットゲート31から
出力される電流によって充電される。次いで、コンデン
サ36の充電電圧が所定のしきい値を超えたときには、
ノットゲート32が、スイッチング制御信号SC をロー
レベルに維持する。これにより、アンドゲート6a,6
bが駆動信号SD1,SD2のFET7a,7bへの出力を
停止することにより、FET7a,7bのスイッチング
動作が停止させられる。このように、このパルス有無検
出回路10cによっても、基準駆動信号発生回路4やフ
リップフロップ回路5の故障などに起因してのFET7
a,7bの破損が防止される。
【0026】また、上記した本発明の実施の形態では、
駆動信号SD1(またはSD2)の周期が正常周期を超えた
ときにパルス有無検出回路10がFET7a,7bのス
イッチング動作を停止させているが、これに限定され
ず、基準駆動信号SRが基準駆動信号発生回路4から出
力されないときに、FET7a,7bのスイッチング動
作を停止させるように構成してもよい。また、本発明の
実施の形態では、スイッチング制御手段として、パルス
有無検出回路10a,10b,10cを例に挙げて説明
したが、この構成に限らず、適宜変更が可能である。
駆動信号SD1(またはSD2)の周期が正常周期を超えた
ときにパルス有無検出回路10がFET7a,7bのス
イッチング動作を停止させているが、これに限定され
ず、基準駆動信号SRが基準駆動信号発生回路4から出
力されないときに、FET7a,7bのスイッチング動
作を停止させるように構成してもよい。また、本発明の
実施の形態では、スイッチング制御手段として、パルス
有無検出回路10a,10b,10cを例に挙げて説明
したが、この構成に限らず、適宜変更が可能である。
【0027】さらに、本発明の実施の形態では、アンド
ゲート6a,6bを用いることにより、FET7a,7
bへの駆動信号SD1,SD2の出力を停止する構成につい
て説明したが、アンドゲートに代えて、スリーステート
バッファなどのゲート回路を用いることができるし、F
ET7a,7bに対する直流電圧VCCの供給を停止する
ように構成することもできる。ただし、直流電圧VCCの
供給を停止するように構成した場合には、大電流を遮断
できるリレーやスイッチング素子を必要とするため、本
発明の実施の形態で示した構成を採用するのが、装置の
小型化およびコストダウンの面から好ましい。
ゲート6a,6bを用いることにより、FET7a,7
bへの駆動信号SD1,SD2の出力を停止する構成につい
て説明したが、アンドゲートに代えて、スリーステート
バッファなどのゲート回路を用いることができるし、F
ET7a,7bに対する直流電圧VCCの供給を停止する
ように構成することもできる。ただし、直流電圧VCCの
供給を停止するように構成した場合には、大電流を遮断
できるリレーやスイッチング素子を必要とするため、本
発明の実施の形態で示した構成を採用するのが、装置の
小型化およびコストダウンの面から好ましい。
【0028】また、圧電トランス3の負荷回路は、冷陰
極蛍光管2に限らず他の負荷を用いてもよい。さらに、
第1および第2のドライブ回路として、FETに限ら
ず、トランジスタなどを用いてもよい。また、FET7
a,7bと圧電トランス3との間の回路として、中間端
子を有するトランス8を用いた例について説明したが、
中間端子を有しないトランスを用いて構成することもで
きる。
極蛍光管2に限らず他の負荷を用いてもよい。さらに、
第1および第2のドライブ回路として、FETに限ら
ず、トランジスタなどを用いてもよい。また、FET7
a,7bと圧電トランス3との間の回路として、中間端
子を有するトランス8を用いた例について説明したが、
中間端子を有しないトランスを用いて構成することもで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の圧電トラ
ンスの駆動装置によれば、スイッチング制御手段が基準
駆動信号、第1の駆動信号および第2の駆動信号の少な
くとも1つの信号の周期が所定時間を超えたときに第1
および第2のドライブ回路によるスイッチング動作を停
止させることにより、両ドライブ回路の破損を確実に防
止することができる。
ンスの駆動装置によれば、スイッチング制御手段が基準
駆動信号、第1の駆動信号および第2の駆動信号の少な
くとも1つの信号の周期が所定時間を超えたときに第1
および第2のドライブ回路によるスイッチング動作を停
止させることにより、両ドライブ回路の破損を確実に防
止することができる。
【0030】また、請求項2記載の圧電トランスの駆動
装置によれば、両ドライブ回路に対する駆動信号の供給
を停止して両ドライブ回路のスイッチング動作を停止さ
せることにより、両ドライブ回路に対する電源の供給を
停止する構成と比較して、装置を簡易に構成することが
できる。
装置によれば、両ドライブ回路に対する駆動信号の供給
を停止して両ドライブ回路のスイッチング動作を停止さ
せることにより、両ドライブ回路に対する電源の供給を
停止する構成と比較して、装置を簡易に構成することが
できる。
【0031】さらに、請求項3記載の圧電トランスの駆
動装置によれば、スイッチング制御手段を単安定マルチ
バイブレータ回路と、第1および第2のゲート回路とで
構成することにより、簡易な構成でありながら、確実に
両ドライブ回路のスイッチング動作を制御することがで
きる。
動装置によれば、スイッチング制御手段を単安定マルチ
バイブレータ回路と、第1および第2のゲート回路とで
構成することにより、簡易な構成でありながら、確実に
両ドライブ回路のスイッチング動作を制御することがで
きる。
【0032】また、請求項4記載の圧電トランスの駆動
装置によれば、微分回路、充放電回路および3つのゲー
ト回路でスイッチング制御手段を構成したことにより、
簡易な構成でありながら、確実に両ドライブ回路のスイ
ッチング動作を制御することができる。
装置によれば、微分回路、充放電回路および3つのゲー
ト回路でスイッチング制御手段を構成したことにより、
簡易な構成でありながら、確実に両ドライブ回路のスイ
ッチング動作を制御することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る駆動装置1の回路図
である。
である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係るパルス有無検出
回路10cの回路図である。
回路10cの回路図である。
【図3】従来の駆動装置41の回路図である。
1 駆動装置 3 圧電トランス 4 基準駆動信号発生回路 5 フリップフロップ回路 6a アンドゲート 6b アンドゲート 7a FET 7b FET 10a パルス有無検出回路 10b パルス有無検出回路 10c パルス有無検出回路 11 アンドゲート 32 ノットゲート 34 ダイオード 35 コンデンサ 36 コンデンサ 37 抵抗 39 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 41/24 H01L 41/08 A Fターム(参考) 3K072 AA01 AA19 BA03 BC07 GA02 GB14 GC04 HA10 HB03 5H007 AA06 BB03 CA02 CB06 CC32 DB03 DB07 DC05 FA01 FA13 GA08 5H730 AA20 AS11 BB25 BB35 DD04 EE48 XX12 XX29 XX42
Claims (4)
- 【請求項1】 基準駆動信号に基づいて位相が互いに反
転する第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成する
駆動信号生成回路と、前記両駆動信号に同期して交互に
スイッチングすることにより圧電トランス供給用の交流
信号を生成する第1のドライブ回路および第2のドライ
ブ回路とを備えている圧電トランスの駆動装置におい
て、 前記基準駆動信号、前記第1の駆動信号および前記第2
の駆動信号の少なくとも1つの信号の周期が所定時間を
超えたときに前記両ドライブ回路によるスイッチング動
作を停止させるスイッチング制御手段を備えていること
を特徴とする圧電トランスの駆動装置。 - 【請求項2】 前記スイッチング制御手段は、前記両ド
ライブ回路に対する前記両駆動信号の供給を停止するこ
とにより当該両ドライブ回路のスイッチング動作を停止
させることを特徴とする請求項1記載の圧電トランスの
駆動装置。 - 【請求項3】 前記スイッチング制御手段は、前記少な
くとも1つの信号をトリガ信号として入力すると共にそ
のトリガ信号の周期が前記所定時間内のときに準安定状
態に制御されてスイッチング制御信号を出力し、かつ前
記トリガ信号の周期が前記所定時間を超えたときに安定
状態に制御されて前記スイッチング制御信号の出力を停
止する単安定マルチバイブレータ回路と、前記スイッチ
ング制御信号が出力されたときに前記第1の駆動信号を
前記第1のドライブ回路に出力する第1のゲート回路
と、前記スイッチング制御信号が出力されたときに前記
第2の駆動信号を前記第2のドライブ回路に出力する第
2のゲート回路とを備えて構成されていることを特徴と
する請求項1または2記載の圧電トランスの駆動装置。 - 【請求項4】 前記スイッチング制御手段は、前記少な
くとも1つの信号を微分してパルス信号を生成する微分
回路と、生成された前記パルス信号によって充電制御ま
たは放電制御される充放電回路と、当該充放電回路の充
電電圧に基づいてスイッチング制御信号の出力を制御す
る出力制御用のゲート回路と、前記出力制御用のゲート
回路から前記スイッチング制御信号が出力されたときに
前記第1の駆動信号を前記第1のドライブ回路に出力す
る第1のゲート回路と、前記出力制御用のゲート回路か
ら前記スイッチング制御信号が出力されたときに前記第
2の駆動信号を前記第2のドライブ回路に出力する第2
のゲート回路とを備えて構成されていることを特徴とす
る請求項1または2記載の圧電トランスの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10306923A JP2000134952A (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 圧電トランスの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10306923A JP2000134952A (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 圧電トランスの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000134952A true JP2000134952A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17962908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10306923A Pending JP2000134952A (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 圧電トランスの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000134952A (ja) |
-
1998
- 1998-10-28 JP JP10306923A patent/JP2000134952A/ja active Pending
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