JP2000134673A - 移動無線電話装置 - Google Patents

移動無線電話装置

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JP2000134673A
JP2000134673A JP31984998A JP31984998A JP2000134673A JP 2000134673 A JP2000134673 A JP 2000134673A JP 31984998 A JP31984998 A JP 31984998A JP 31984998 A JP31984998 A JP 31984998A JP 2000134673 A JP2000134673 A JP 2000134673A
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JP
Japan
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antenna
state
mobile radio
call
radio telephone
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JP31984998A
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English (en)
Inventor
Akihiro Satake
章宏 佐竹
Takeshi Sako
毅 酒向
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナを収納状態または中間状態から伸長
状態にすることにより筺体表面の通話ボタンを押下しな
くても発信および着信応答することができる移動無線通
信装置を提供する。 【解決手段】 移動無線電話装置において、収納状態、
伸長状態、中間状態の3状態を検出するため2箇所にス
イッチ64、81を付加し、この2つのスイッチの組み合わ
せで3状態を検出する。そして、発信時および着信時に
アンテナを収納状態または中間状態から伸長状態にする
ことにより筺体表面の通話ボタンを押下しなくても発信
および着信応答することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線による通信を
行なうための可動式のアンテナを有し、発信、着信を行
なうことができる、例えば携帯電話、PHS等の移動無
線電話装置に関し、特に収納状態、伸長状態、中間状態
の3状態を検出するため2箇所にスイッチを付加し、こ
の2つのスイッチの組み合わせで3状態を検出し、発信
時および着信時にアンテナを収納状態または中間状態か
ら伸長状態にすることにより筺体表面の通話ボタンを押
下しなくても発信および着信応答することができるよう
構成したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、PHSに代表される移
動通信端末の普及が進み、端末の小型化、高機能化が進
んでいる。これの通信端末は図1および図2に示される
ように、電話番号や名前を表示する表示部10、電話がか
かってきた時に使用者に報知する報知部20、通話中に相
手の音声を聞くための受話部30、通話中に使用者の音声
を送るための送話部40、電話番号を入力したり、通話、
終了、電源の入り切り等の操作を行なうための操作部5
0、外部に電波を放出、または外部から電波を受けるた
めのアンテナ部60、端末の制御を行なうための制御部7
0、外部からの無線信号を制御部で制御できる形に変換
する、あるいは制御部からの信号を無線信号に変換する
ための無線部80、無線電話機本体筺体部90等から構成さ
れている。
【0003】このうちアンテナ部60は利得向上のために
伸縮できる形のものや、伸縮できるアンテナのほかに筺
体内部に内蔵アンテナ61を付加し、伸縮式のアンテナで
は十分な利得が得られない状態でも安定した通話が行な
えるよう工夫しているものもある。
【0004】この内蔵アンテナ61は、主に伸縮式アンテ
ナの収納時に使われ、伸長時には伸縮式アンテナが使わ
れるのが一般的である。またこの伸縮式アンテナは伸長
状態と収納状態では別のアンテナとして動作し、アンテ
ナトップ部62とホイップ部63とは電気的に分離されてお
り、伸長状態ではホイップ部63が無線部80に接続されて
モノポールアンテナとして動作し、収納状態ではホイッ
プ部63は無線部80から切り離され、アンテナトップ部62
のみをアンテナとして動作させ、ホイップ部63を収納す
ることによるアンテナのマッチングのずれを少なくする
ようなことも行なわれている。また伸長時と収納時の中
間の状態では、伸縮式のアンテナは無線部80から切り離
され、無線部80は内蔵アンテナ61と接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】端末の小型化と高機能
化を両立させるための手法として例えば操作を行なうた
めの操作部50を小さくする等の手法があるが、キーのサ
イズを小さくし、キーとキーの間隔を小さくすると、キ
ー同士が近接しすぎて操作性が低下するという問題があ
る。
【0006】また、小型化と高機能化を両立させ、操作
性を低下させないための手法として例えば電源の入り切
りを行なうための電源キーとオフフック状態からオンフ
ック状態にするための切りキーを兼用させる等の手法も
ある。
【0007】しかし、これらの兼用キーを多用した結
果、一つの機能を実行するために行なわなければならな
い端末の操作も複雑になり、特に高齢者や主婦層が移動
体通信端末を使いこなすための問題として浮上してきて
いる。そこで小型、高機能を実現し、さらに初心者にも
操作がわかりやすい端末が求められてきている。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらの問題を解決する
ため本発明は、現在ほとんどの移動体通信端末での発信
および着信応答時の一連の操作のなかで、アンテナを伸
長し、通話キーを押下するという操作を一動作にて行な
うことができるよう構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、伸縮可能なアンテナを有する携帯電話、PHS等の
移動無線電話装置において、発信時および着信時にアン
テナを収納状態から伸長状態にすることにより筐体表面
の通話ボタンを押下しなくても発信および着信応答する
ことができることを特徴とする移動無線電話装置とした
ものであり、アンテナを収納状態から伸長状態にするこ
とにより筐体表面の通話ボタンを押下しなくても発信お
よび着信応答することができるという作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、伸縮可
能なアンテナを有する携帯電話、PHS等の移動無線電
話装置において、発信時にアンテナを収納状態から伸長
状態にすることにより、あらかじめ登録しておいた番号
へ発呼することができることを特徴とする移動無線電話
装置としたものであり、発信時にアンテナを収納状態か
ら伸長状態にすることにより、あらかじめ登録しておい
た番号へ発呼することができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、伸縮可
能なアンテナを有する携帯電話、PHS等の移動無線電
話装置において、発信時および着信時にアンテナを収納
と伸長の中間状態から伸長状態にすることにより筐体表
面の通話ボタンを押下しなくても発信および着信応答す
ることができることを特徴とする移動無線電話装置とし
たものであり、アンテナを収納と伸長の中間状態から伸
長状態にすることにより筐体表面の通話ボタンを押下し
なくても発信および着信応答することができるという作
用を有する。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、伸縮可
能なアンテナを有する携帯電話、PHS等の移動無線電
話装置において、発信時にアンテナを収納と伸長の中間
状態から伸長状態にすることにより、あらかじめ登録し
ておいた番号へ発呼することができることを特徴とする
移動無線電話装置としたものであり、発信時にアンテナ
を収納と伸長の中間状態から伸長状態にすることによ
り、あらかじめ登録しておいた番号へ発呼することがで
きるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、伸縮可
能なアンテナを有する携帯電話、PHS等の移動無線電
話装置において、2つのスイッチを使用することにより
伸長状態、収納状態とその中間の状態の3つの状態を検
出することができることを特徴とする請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の移動無線電話装置としたもの
であり、2つのスイッチを使用することにより伸長状
態、収納状態とその中間の状態の3つの状態を検出する
ことができるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、伸縮可
能なアンテナと筺体内部に内蔵するアンテナを有する携
帯電話、PHS等の移動無線電話装置において、伸縮ア
ンテナと内蔵アンテナとを切り替えるためのスイッチ
を、状態を検出するために使用することを特徴とする請
求項1ないし請求項5のいずれかに記載の移動無線電話
装置としたものであり、伸縮アンテナと内蔵アンテナと
を切り替えるためのスイッチを、状態を検出するために
使用することができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、伸縮可
能なアンテナを有する携帯電話、PHS等の移動無線電
話装置において、アンテナ部を無線部の送信側か受信側
かに切り替えるためのスイッチを、状態を検出するため
に使用することを特徴とする請求項1ないし請求項5の
いずれかに記載の移動無線電話装置としたものであり、
アンテナ部を無線部の送信側か受信側かに切り替えるた
めのスイッチを、状態を検出するために使用することが
できるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1ないし請求項7に記載の移動無線電話装置における各
動作を無効にするモードをあらかじめ設定することがで
きる移動無線電話装置としたものであり、モード設定に
より請求項1ないし請求項7に記載の移動無線電話装置
における各動作を無効にすることができるという作用を
有する。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、移動無
線電話装置における発信時および着信時にアンテナを収
納状態から伸長状態にすることにより筐体表面の通話ボ
タンを押下しなくても発信および着信応答を可能とする
移動無線電話装置における発信および着信応答方法とし
たものであり、アンテナを収納状態から伸長状態にする
ことにより筐体表面の通話ボタンを押下しなくても発信
および着信応答することができるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、移動
無線電話装置における発信時にアンテナを収納状態から
伸長状態にすることにより、あらかじめ登録しておいた
番号へ発呼を可能とする移動無線電話装置における発信
方法としたものであり、発信時にアンテナを収納状態か
ら伸長状態にすることにより、あらかじめ登録しておい
た番号へ発呼することができるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項11に記載の発明は、移動
無線電話装置における発信時および着信時にアンテナを
収納と伸長の中間状態から伸長状態にすることにより筐
体表面の通話ボタンを押下しなくても発信および着信応
答を可能とする移動無線電話装置における発信および着
信応答方法としたものであり、アンテナを収納と伸長の
中間状態から伸長状態にすることにより筐体表面の通話
ボタンを押下しなくても発信および着信応答することが
できるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項12に記載の発明は、移動
無線電話装置における発信時にアンテナを収納と伸長の
中間状態から伸長状態にすることにより、あらかじめ登
録しておいた番号へ発呼を可能とする移動無線電話装置
における発信方法としたものであり、発信時にアンテナ
を収納と伸長の中間状態から伸長状態にすることによ
り、あらかじめ登録しておいた番号へ発呼することがで
きるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項9ないし請求項12に記載の移動無線電話における発
信および着信応答の各動作を無効にするモードをあらか
じめ設定することができる移動無線電話装置における発
信および着信応答方法としたものであり、モード設定に
より請求項9ないし請求項12に記載の移動無線電話装
置における発信および着信応答の各動作を無効にするこ
とができるという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。
【0023】図1は、本発明が実施される移動無線電話
装置の一般的な構成を示すブロック図であり、従来の無
線通信端末と基本的に同じものである。図1において移
動無線電話装置は、無線基地局からの着信信号、または
無線基地局への発信信号を移動無線電話機本体筺体から
伸縮可能なアンテナ部60で、受ける又は送ることができ
る。本発明においては、アンテナ部60に、アンテナ本体
または筺体、あるいはその両方に、現在アンテナが図4
で示される伸長状態にあるか図2で示される収納状態に
あるか、あるいは図3で示される中間の状態にあるかを
検出できるスイッチ64、81を備えさせる。
【0024】この移動無線電話装置は、アンテナが収納
状態または中間状態にある時に待ち受け状態で着信があ
るか、あるいは使用者が発信しようとしたときにアンテ
ナを伸長状態にするとスイッチで状態変化を検出し、ア
ンテナが収納状態または中間状態から伸長状態に移行し
たという情報を制御部70に送ることにより、制御部70か
ら送られた制御信号によりこの移動無線電話装置をオン
フック状態からオフフック状態にすることができる。
【0025】アンテナを伸長状態にすることによって移
動無線電話装置をオンフック状態からオフフック状態に
する方法は、特開平8-251663、特開平7-505263、特許第
2584137号等が知られてきた。
【0026】アンテナの伸長動作によりオンフック状態
からオフフック状態に移行するには、これらの場合アン
テナを収納状態から中間状態への移動か、中間状態から
伸長状態への移動かのどちらかを検出する必要がある。
アンテナの収納状態から中間状態への移動を検出する場
合、アンテナが中間状態にあるときにはアンテナを伸長
してもオンフックからオフフックにすることはできな
い。
【0027】また、アンテナの中間状態から伸長状態へ
の移動を検出する場合、移動を検出するためのスイッチ
をアンテナ近傍に配置する必要がある。ところがアンテ
ナ部、特に給電部付近にスイッチを付加した場合にアン
テナと無線部とのマッチングがずれてしまい、無線特性
が悪化するために従来この機能を実現することは困難で
あった。
【0028】そこで本発明はこの機能をアンテナのマッ
チングに影響を与えることなく実現するために、以下に
示すような制御を行なう。
【0029】まず収納状態、伸長状態、中間状態の3状
態を検出するために2箇所にスイッチを付加し、この2
つのスイッチの組み合わせで3状態を検出する。1つ目
のスイッチはホイップ部63の根元のアンテナ側また筺体
側のアンテナ収納部91、あるいはその両方に付加される
スイッチ64である。このスイッチ64は電気的、また機械
的、あるいは光学的なスイッチで構成されるもので、ア
ンテナが収納状態でONになり、伸長状態、あるいは中
間状態ではOFFとなるようにされる。
【0030】収納状態では、前述の通りホイップ部63は
無線部80とは結合しないので、スイッチ64がONするこ
とによってアンテナマッチングに影響を与えることはな
い。
【0031】次に、アンテナが伸長状態にあるか中間状
態にあるかは無線部80とアンテナ部60の間にあるスイッ
チ81により検出することができる。このスイッチ81は送
信、受信を伴う移動無線電話機に一般的に用いられるも
ので、アンテナを無線回路の送信側と受信側のいずれか
に切り替える働きと、受信時に基地局の電界強度を測定
し、内蔵アンテナ61を使用するか伸縮アンテナを使用す
るかの切り替えを行なっている。
【0032】まず、アンテナが伸長状態にある時は伸縮
式アンテナの方が利得が高いためスイッチ81では内蔵ア
ンテナ61ではなく伸縮式アンテナ側に回路を切り替え
る。
【0033】また中間状態では、伸縮式アンテナは回路
から切り離されるためスイッチ81で選択されるアンテナ
は内蔵アンテナ61である。
【0034】つまり、受信時に基地局の電界を測定して
アンテナを切り替える際に、どちらのアンテナを選択す
るかによって現在のアンテナの状態が伸長状態か、中間
状態かを検出することができる。ただしこの制御は、着
信時、あるいは発信時にアンテナが伸長状態である時、
あるいは事前にこの機能を動作しないように設定した時
には制御部70から移動無線電話装置をオンフック状態か
らオフフック状態に移行させる制御信号は送られない。
これは、弱電界の場所において待受中に使用者が着信電
波を確実に受けるためにアンテナを伸長状態にしてアン
テナの利得を向上させることが考えられるために、この
機能を解除する必要があると考えられるからである。
【0035】この2つのスイッチの制御による着信時の
状態遷移を図5、および発信時の状態遷移を図6に示
す。
【0036】図5は、着信応答時の動作を説明するフロ
ーチャートである。図5において、待受け中に着信があ
った場合(ステップS101)、事前に本機能をOFFする
設定にしたときは通常の着信応答と同様に通話キーを押
下して(ステップS106)、電話機をオフフックし(ステ
ップS107)通話開始となる。
【0037】事前に本機能をON設定したときにはスイ
ッチ64の状態検出を行ない、スイッチ64がONであった
場合には、アンテナは収納状態であると認識される(ス
テップS102)。一方スイッチ64がOFFであった場合に
は、アンテナは中間状態か伸長状態かのいずれかの状態
(ステップS103)であり、次にスイッチ81の状態検出を
行なう。
【0038】無線部80では受信電界レベルを測定し、そ
の結果によって回路を内蔵アンテナ側か伸縮アンテナ側
かに切替える。伸縮アンテナが中間状態ではこの切替を
行なうスイッチ81と伸縮アンテナは電気的に切り離され
ており、その結果内蔵アンテナ61の方が伸縮アンテナよ
りも利得が高いことになる。伸縮アンテナが伸長状態で
は伸縮アンテナの方が内蔵アンテナに比べ利得が高い。
【0039】スイッチ81が伸縮アンテナ側に切替えられ
ている場合、つまり伸縮アンテナ側の受信電界の方が内
蔵アンテナ側の受信電界よりも強い場合、伸縮アンテナ
は伸長状態である(ステップS104)。スイッチ81が内蔵
アンテナ側に切替えられている場合、つまり内蔵アンテ
ナ側の受信電界の方が伸縮アンテナ側の受信電界よりも
強い場合、伸縮アンテナは中間状態である(ステップS1
05)。
【0040】アンテナが伸長状態(ステップS104)で
は、通常の着信応答と同様に通話キーを押下(ステップ
S106)して、電話機をオフフックし(ステップS107)通
話開始となる。
【0041】アンテナが中間状態(ステップS105)で、
アンテナを伸長状態にすると、スイッチ81が伸縮アンテ
ナ側に切替わり、電話機をオフフックし(ステップS10
7)通話開始となる。
【0042】アンテナが中間状態(ステップS105)のま
まアンテナを伸長せずに通話を行なう、あるいはアンテ
ナを収納して通話を行なう場合には通常の着信応答と同
様に通話キーを押下(ステップS106)して、電話機をオ
フフックし(ステップS107)通話開始となる。
【0043】図6は、発信操作時の動作を説明するフロ
ーチャートである。図6において、待受け中(ステップ
S201)に発信を行なう場合、事前に本機能をOFFする
設定にしたときは通常の発信操作と同様に通話キーを押
下して(ステップS206)、電話機をオフフック(ステッ
プS207)となす。
【0044】事前に本機能をON設定したときにはスイ
ッチ64の状態検出を行ない、スイッチ64がONであった
場合には、アンテナは収納状態であると認識される(ス
テップS202)。一方スイッチ64がOFFであった場合に
は、アンテナは中間状態か伸長状態かのいずれかの状態
(ステップS203)であり、次にスイッチ81の状態検出を
行なう。
【0045】無線部80では受信電界レベルを測定し、そ
の結果によって回路を内蔵アンテナ側か伸縮アンテナ側
かに切替える。伸縮アンテナが中間状態ではこの切替を
行なうスイッチ81と伸縮アンテナは電気的に切り離され
ており、その結果内蔵アンテナ61の方が伸縮アンテナよ
りも利得が高いことになる。伸縮アンテナが伸長状態で
は伸縮アンテナの方が内蔵アンテナに比べ利得が高い。
【0046】スイッチ81が伸縮アンテナ側に切替えられ
ている場合、つまり伸縮アンテナ側の受信電界の方が内
蔵アンテナ側の受信電界よりも強い場合、伸縮アンテナ
は伸長状態である(ステップS204)。スイッチ81が内蔵
アンテナ側に切替えられている場合、つまり内蔵アンテ
ナ側の受信電界の方が伸縮アンテナ側の受信電界よりも
強い場合、伸縮アンテナは中間状態である(ステップS2
05)。
【0047】アンテナが伸長状態(ステップS204)で
は、通常の発信と同様に通話キーを押下(ステップS20
6)して、電話機をオフフック(ステップS207)とな
す。
【0048】アンテナが中間状態(ステップS205)で、
アンテナを伸長状態にすると、スイッチ81が伸縮アンテ
ナ側に切替わり、電話機をオフフック(ステップS207)
となす。
【0049】アンテナが中間状態(ステップS205)のま
まアンテナを伸長せずに通話を行なう、あるいはアンテ
ナを収納して通話を行なう場合には通常の発信と同様に
通話キーを押下(ステップS206)して、電話機をオフフ
ック(ステップS207)となす。
【0050】なお、上記の図1ないし図4において説明
した”アンテナの状態移行検出手段”を用いて、オンフ
ック状態からオフフック状態に移行させるようにした
が、それに代えて、”アンテナの状態移行検出手段”を
用いてあらかじめ指定した電話番号へ自動的に発信させ
るように設定することもできる。
【0051】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明は、アン
テナの状態移行を検出することにより制御を行なことが
でき、また事前の設定によりこの機能を解除することも
できるものである。またアンテナ部は一般に筺体に対し
て突出して配置されるものが多く鞄や衣服内部にあって
も容易にその位置を使用者は理解することができるため
誤動作が少なく、本機のような通信端末を使い慣れない
人でも容易に発着信を行なうことができるため、例えば
電車内等の公共の場所で着信音によって周りの人に迷惑
をかけることが予想できる場合においても着信から通話
に入るまでの時間を短縮することができ、着信音による
迷惑を及ぼさないようにすることができるという効果が
ある。
【0052】また、あらかじめ登録した番号へ自動発信
することができるという機能を使うことにより、病人や
高齢者が緊急連絡先へ自動発信したり、女性や子供が夜
道で危険を感じた時に警察に自動発信するということが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される移動無線電話装置の一般的
な構成並びに従来の無線通信端末の構成を示すブロック
図、
【図2】本発明の実施の形態に係るアンテナの収納状態
を示す図、
【図3】本発明の実施の形態に係るアンテナの中間状態
を示す図、
【図4】本発明の実施の形態に係るアンテナの伸長状態
を示す図、
【図5】本発明の実施の形態における着信時の状態を説
明するためのフローチャートを示す図、
【図6】本発明の実施の形態における発信時の状態を説
明するためのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 表示部 20 報知部 30 受話部 40 送話部 50 操作部 60 アンテナ部 61 内蔵アンテナ 62 アンテナトップ部 63 ホイップ部 64 スイッチ(第1のスイッチ) 70 制御部 80 無線部 81 スイッチ(第2のスイッチ) 90 筺体 91 アンテナ収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J046 AA01 AA02 AA18 AB06 FA08 FA09 5J047 AA01 AA18 AB06 FA09 FA12 FD01 5K067 AA34 BB04 DD17 DD23 GG01 GG11 HH05 HH23 KK01 KK17

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能なアンテナを有する携帯電話、
    PHS等の移動無線電話装置において、発信時および着
    信時にアンテナを収納状態から伸長状態にすることによ
    り筐体表面の通話ボタンを押下しなくても発信および着
    信応答することができることを特徴とする移動無線電話
    装置。
  2. 【請求項2】 伸縮可能なアンテナを有する携帯電話、
    PHS等の移動無線電話装置において、発信時にアンテ
    ナを収納状態から伸長状態にすることにより、あらかじ
    め登録しておいた番号へ発呼することができることを特
    徴とする移動無線電話装置。
  3. 【請求項3】 伸縮可能なアンテナを有する携帯電話、
    PHS等の移動無線電話装置において、発信時および着
    信時にアンテナを収納と伸長の中間状態から伸長状態に
    することにより筐体表面の通話ボタンを押下しなくても
    発信および着信応答することができることを特徴とする
    移動無線電話装置。
  4. 【請求項4】 伸縮可能なアンテナを有する携帯電話、
    PHS等の移動無線電話装置において、発信時にアンテ
    ナを収納と伸長の中間状態から伸長状態にすることによ
    り、あらかじめ登録しておいた番号へ発呼することがで
    きることを特徴とする移動無線電話装置。
  5. 【請求項5】 伸縮可能なアンテナを有する携帯電話、
    PHS等の移動無線電話装置において、2つのスイッチ
    を使用することにより伸長状態、収納状態とその中間の
    状態の3つの状態を検出することができることを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の移動無
    線電話装置。
  6. 【請求項6】 伸縮可能なアンテナと筺体内部に内蔵す
    るアンテナを有する携帯電話、PHS等の移動無線電話
    装置において、伸縮アンテナと内蔵アンテナとを切り替
    えるためのスイッチを、状態を検出するために使用する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに
    記載の移動無線電話装置。
  7. 【請求項7】 伸縮可能なアンテナを有する携帯電話、
    PHS等の移動無線電話装置において、アンテナ部を無
    線部の送信側か受信側かに切り替えるためのスイッチ
    を、状態を検出するために使用することを特徴とする請
    求項1ないし請求項5のいずれかに記載の移動無線電話
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7に記載の移動無
    線電話装置における各動作を無効にするモードをあらか
    じめ設定することができる移動無線電話装置。
  9. 【請求項9】 移動無線電話装置における発信時および
    着信時にアンテナを収納状態から伸長状態にすることに
    より筐体表面の通話ボタンを押下しなくても発信および
    着信応答を可能とする移動無線電話装置における発信お
    よび着信応答方法。
  10. 【請求項10】 移動無線電話装置における発信時にア
    ンテナを収納状態から伸長状態にすることにより、あら
    かじめ登録しておいた番号へ発呼を可能とする移動無線
    電話装置における発信方法。
  11. 【請求項11】 移動無線電話装置における発信時およ
    び着信時にアンテナを収納と伸長の中間状態から伸長状
    態にすることにより筐体表面の通話ボタンを押下しなく
    ても発信および着信応答を可能とする移動無線電話装置
    における発信および着信応答方法。
  12. 【請求項12】 移動無線電話装置における発信時にア
    ンテナを収納と伸長の中間状態から伸長状態にすること
    により、あらかじめ登録しておいた番号へ発呼を可能と
    する移動無線電話装置における発信方法。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし請求項12に記載の移
    動無線電話における発信および着信応答の各動作を無効
    にするモードをあらかじめ設定することができる移動無
    線電話における発信および着信応答方法。
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