JP2000134162A - 帯域幅拡張方法及び装置 - Google Patents

帯域幅拡張方法及び装置

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JP2000134162A
JP2000134162A JP10304302A JP30430298A JP2000134162A JP 2000134162 A JP2000134162 A JP 2000134162A JP 10304302 A JP10304302 A JP 10304302A JP 30430298 A JP30430298 A JP 30430298A JP 2000134162 A JP2000134162 A JP 2000134162A
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士郎 大森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域信号の高域成分の周波数特性をユーザ
の好みに合わせて調整することができる帯域幅拡張方法
及び装置を提供する。 【解決手段】 音声帯域幅拡張装置9において、周波数
特性調整部26は、BSF25からの3400Hz以上
の高い周波数成分の周波数特性を、予め与えられた変更
可能なパラメータ値によって調整する。加算器31は、
周波数特性調整部26で周波数特性が調整された340
0Hz以上の周波数成分をアップサンプル回路25から
の周波数帯域300Hz〜3400Hzの元の狭帯域音
声成分に加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信、放送によっ
て伝えられる周波数帯域の狭い音声信号またはそれを構
成するパラメータを、送信、伝送路ではそのままにし、
受信側で帯域幅を拡張して広帯域音声信号にする帯域幅
拡張方法及び装置に関する。また、パッケージメディア
に蓄積された信号の帯域幅を拡張して広帯域信号とする
帯域幅拡張方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線の帯域は例えば300〜340
0Hzと狭く、電話回線を介して送られてくる音声信号
の周波数帯域は制限されている。このため、従来のアナ
ログ電話回線の音質はあまり良好とは言えない。また、
ディジタル携帯電話の音質についても不満がある。
【0003】しかしながら、伝送路の規格が定まってい
るため、この帯域幅を広げることは難しい。したがっ
て、受信側で帯域外の信号成分を予測し、広帯域信号を
生成するシステムが様々提案されている。
【0004】中でも、我が国の自動車/携帯電話の音声
コーデック方式であるベクトル和励起線形予測(Vector
Sum Excited Linear Prediction:VSELP)符号
化、ピッチ同期雑音励振源−符号励起線形予測(Pitch
Synchronus Innovation−CodeExited Linear Predictio
n:PSI−CELP)符号化方式に適用を試みた方式
では、LPC合成を行うことに着目し、線形予測係数α
と励振源の両方を広帯域化し、広帯域化されたαと励振
源によりLPC合成を行うものがある。
【0005】しかしながら、これによって得られた広帯
域音声には歪みが含まれる。そこで、原音声に含まれて
いた周波数成分においては、当然原音声のままの方が品
質は良いので、合成された広帯域音声のうちこの成分を
フィルタにより除去し、原音声を加算するという手法を
取っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
に合成された広帯域音声であるが、音質の好みの個人差
が大きく、推測合成された高域成分のゲインは固定値に
しない方が良いことが分かった。同様に、6KHz以上
の高域成分は若干抑圧したほうが好まれるが、この値も
固定にしない方が好ましい。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、高域成分の周波数特性をユーザの好みに合わせ
て調整することのできる帯域幅拡張方法及び装置の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】ゲインに関しては、原音
声と合成された帯域外成分を加算するという手法を取っ
ているために、加算前に帯域外成分のゲインを調整する
ことで可能となる。また帯域幅に関しては、加算前もし
くは加算後に周波数特性を調整するフィルタをかけるこ
とで可能となる。
【0009】このため、本発明の帯域幅拡張方法は、狭
帯域信号もしくはこれを合成することが可能なパラメー
タから、帯域外成分を推測し、上記狭帯域信号に加算し
て帯域幅を拡張する帯域幅拡張方法において、上記帯域
外成分の周波数特性を、予め与えられた変更可能なパラ
メータ値によって調整してから上記狭帯域信号に加算す
る。
【0010】また、狭帯域信号もしくはこれを合成する
ことが可能なパラメータから、帯域外成分を推測し、上
記狭帯域信号に加算して帯域幅を拡張する帯域幅拡張方
法において、上記狭帯域信号に加算された後の上記帯域
外成分の周波数特性を、予め与えられた変更可能なパラ
メータ値によって調整する。
【0011】さらに、本発明の帯域幅拡張装置は、狭帯
域信号もしくはこれを合成することが可能なパラメータ
から、帯域外成分を推測し、上記狭帯域信号に加算して
帯域幅を拡張する帯域幅拡張装置において、上記帯域外
成分の周波数特性を、予め与えられた変更可能なパラメ
ータ値によって調整する周波数特性調整手段と、上記周
波数特性調整手段で周波数特性が調整された帯域外成分
を上記狭帯域信号に加算する加算手段とを備える。
【0012】また、狭帯域信号もしくはこれを合成する
ことが可能なパラメータから、帯域外成分を推測し、上
記狭帯域信号に加算して帯域幅を拡張する帯域幅拡張装
置において、上記帯域外成分を上記狭帯域信号に加算す
る加算手段と、上記加算手段の加算出力の内の、上記少
なくとも一つの帯域外成分の周波数特性を予め与えられ
た変更可能なパラメータ値によって調整する周波数特性
調整手段とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、本
発明に係る帯域幅拡張方法を用いながら、入力された狭
帯域音声の帯域幅を拡張する音声帯域幅拡張装置であ
る。この音声帯域幅拡張装置が用いる帯域幅拡張方法
は、伝送路で制限される狭帯域信号を合成することが可
能なパラメータから、帯域外成分を推測し、パラメータ
から合成した狭帯域信号に加算して帯域幅を拡張する帯
域幅拡張方法であり、上記帯域外成分の周波数特性を、
ユーザの所望により予め与えられた変更可能なパラメー
タ値によって調整してから上記狭帯域信号に加算すると
いう方法である。詳細については後述する。
【0014】この音声帯域幅拡張装置は、ディジタル携
帯電話装置に適用される。先ず、このディジタル携帯電
話装置の構成を説明しておく。ここでは、送信機側と受
信機側を別々に記しているが、実際には一つの携帯電話
装置内にまとめて内蔵されている。
【0015】送信機側では、マイクロホン1から入力さ
れた音声信号を、A/D変換器2によりディジタル信号
に変換し、音声符号化器3により符号化してから送信器
4で出力ビットに送信処理を施し、アンテナ5から送信
する。
【0016】このとき、音声符号化器3は、伝送路によ
り制限される狭帯域化を考慮した符号化パラメータを送
信器4に供給する。例えば、符号化パラメータとして
は、励振源に関するパラメータや、線形予測係数αがあ
る。
【0017】また、受信機側では、アンテナ6で捉えた
電波を、受信器7で受信する。そして、音声復号化器8
で上記符号化パラメータを復号し、音声帯域幅拡張装置
9で上記復号化パラメータを用いて音声を拡張する。そ
の後、D/A変換器10でアナログ音声信号に戻して、
スピーカ11から出力する。
【0018】このディジタル携帯電話装置における、上
記音声帯域幅拡張装置9の第1の具体例を図2に示す。
この図2に示す音声帯域幅拡張装置9は、上記ディジタ
ル携帯電話装置の送信側の音声符号化器3から送られて
きた符号化パラメータを用いて音声の帯域幅を拡張す
る。
【0019】上記符号化パラメータは音声復号化器8に
より復号される。音声符号器3での符号化方法がPSI
−CELP(Pitch Synchronus Innovation - CELP:ピ
ッチ同期雑音励振源−CELP)符号化方式によるもの
であるとすれば、この音声復号化器8での復号化方法も
PSI−CELPによる。
【0020】音声復号化器8で復号された、上記符号化
パラメータの内の第1の符号化パラメータである励振源
に関するパラメータは、ゼロ詰め部12に供給される。
また、上記符号化パラメータの内の第2の符号化パラメ
ータである線形予測係数αはα→r(線形予測係数→自
己相関)変換回路13に供給される。また、音声復号化
器8で復号された信号は、V/UV判定回路14に供給
される。
【0021】また、音声帯域幅拡張装置9は、ゼロ詰め
部12と、α→r変換回路13と、V/UV判定回路1
4の他、広帯域有声音及び無声音から抽出した有声音用
及び無声音用パラメータを用いて予め作成されている広
帯域有声音用コードブック15と広帯域無声音用コード
ブック16とを備える。
【0022】さらに、この音声帯域幅拡張装置9は、広
帯域有声音用コードブック15と広帯域無声音用コード
ブック16内の各コードベクトルを部分抽出して狭帯域
パラメータを求める部分抽出回路17及び部分抽出回路
18と、α→r変換回路13からの狭帯域有声音用自己
相関を部分抽出回路17からの狭帯域パラメータを用い
て量子化する狭帯域有声音用量子化器19と、上記α→
r変換回路13からの狭帯域無声音用自己相関を部分抽
出回路18からの狭帯域パラメータを用いて量子化する
狭帯域無声音用量子化器20と、狭帯域有声音用量子化
器19からの狭帯域有声音用量子化データを広帯域有声
音用コードブック15を用いて逆量子化する広帯域有声
音用逆量子化器21と、狭帯域無声音用量子化器20か
らの狭帯域無声音用量子化データを広帯域無声音用コー
ドブック16を用いて逆量子化する広帯域無声音用逆量
子化器22と、広帯域有声音用逆量子化器21からの逆
量子化データとなる広帯域有声音用自己相関を広帯域有
声音用の線形予測係数に変換すると共に広帯域無声音用
逆量子化器22からの逆量子化データとなる広帯域無声
音用自己相関を広帯域無声音用の線形予測係数に変換す
る自己相関→線形予測係数(r→α)変換回路23と、
このr→α変換回路23からの広帯域有声音用線形予測
係数と広帯域無声音用線形予測係数とゼロ詰め部12か
らの励振源とに基づいて広帯域音声を合成するLPC合
成回路24とを備えてなる。
【0023】また、この音声帯域幅拡張装置9は、音声
復号化器8で復号化された狭帯域音声データのサンプリ
ング周波数を8kHzから16kHzにオーバーサンプ
リングするアップサンプル回路25と、LPC合成回路
24からの合成出力から入力狭帯域音声データの周波数
帯域300Hz〜3400Hzの信号成分を除去するバ
ンドストップフィルタ(BSF)25を備えている。
【0024】さらに、この音声帯域幅拡張装置9は、B
SF25からの3400Hz以上の高い周波数成分の周
波数特性を、予め与えられた変更可能なパラメータ値に
よって調整する周波数特性調整部26と、この周波数特
性調整部26で周波数特性が調整された3400Hz以
上の周波数成分を上記アップサンプル回路25からの周
波数帯域300Hz〜3400Hzの元の狭帯域音声デ
ータ成分に加算する加算器31とを備えている。
【0025】そして、出力端子32からは、周波数帯域
が300〜7000Hzで、サンプリング周波数が16
kHzのディジタル音声信号が出力される。
【0026】ここで、周波数特性調整部26は、上記帯
域外成分の周波数帯域を高域抑圧フィルタ27で調整す
る。高域抑圧フィルタ27は、例えば約6KHz以上の
成分を抑圧するフィルタで、上記帯域外成分を聴きやす
いものとする。高域抑圧フィルタ27にはフィルタ係数
保持メモリ28が接続されている。このフィルタ係数保
持メモリ28には、周波数特性の減衰をなだらかにした
り、急峻にしたりするフィルタ係数がいくつか記憶され
ている。これらのフィルタ係数は、操作部33上でのユ
ーザによる操作に応じて選択される。そして、高域抑圧
フィルタ27では、ユーザの好みに応じて選択されたフ
ィルタ係数を用いて帯域外成分の周波数帯域を調整す
る。
【0027】また、周波数特性調整部26は、上記帯域
外成分のゲインを調整する。具体的には、予め設定され
たいくつかのゲイン設定値をゲイン設定値メモリ30に
記憶しておき、操作部33におけるユーザの所望に応じ
て選択して乗算器29に供給する。このため、乗算器2
9では、ユーザの所望に応じて、上記帯域外成分のゲイ
ンを調整することができる。
【0028】この音声帯域幅拡張装置9は、全体的に以
下のように動作する。先ず、狭帯域パラメータから広帯
域パラメータを推定し、LPC合成回路24で広帯域音
声信号を求めている。そして、その後、原音声の周波数
帯域である低域側を原音声に置換する。すなわち、高域
通過フィルタとしてBSF25を用い、高域のみを残
し、この高域成分の中でも高い周波数成分を高域抑圧フ
ィルタ27で抑圧し、さらに信号処理部29でゲインを
調整し、原音声に加算している。
【0029】広帯域パラメータの推定は、αの広帯域
化、励振源の広帯域化の二つが必要である。また、αの
広帯域化には、αと相互に変換可能なパラメータである
自己相関rによるコードブックを予め作成しておく必要
がある。このコードブックによる量子化、逆量子化によ
って自己相関rが広帯域化される。
【0030】先ず、αの広帯域化について説明する。α
はスペクトル包絡を表すフィルタ係数であることに着目
し、高域側を推定しやすい別のスペクトル包絡を表すパ
ラメータである自己相関rに一旦変換し、これを広帯域
化し、その後で広帯域自己相関rwからαwに逆変換す
る。拡張にはベクトル量子化を用いる。狭帯域自己相関
rnをベクトル量子化し、そのインデックスから対応す
るrwを求めればよい。
【0031】狭帯域自己相関と広帯域自己相関には、後
述するように一定の関係が成り立つため、広帯域自己相
関によるコードブックのみを用意すればよく、狭帯域自
己相関をこれによりベクトル量子化でき、また逆量子化
により広帯域自己相関が求まる。
【0032】狭帯域信号を、広帯域信号を帯域制限した
ものとすれば、広帯域自己相関と狭帯域自己相関には以
下の(1)式に示す関係がある。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、φは自己相関、xnは狭帯域信
号、xwは広帯域信号、hは帯域制限フィルタのインパ
ルス応答である。
【0035】さらに、自己相関とパワースペクトルの関
係から、次の(2)式が得られる。
【0036】
【数2】
【0037】この帯域制限フィルタのパワー特性と等し
い周波数特性を持つ、もう一つの帯域制限フィルタを考
え、これをH’とすれば、上記(2)式は、次の(3)
式のようになる。
【0038】
【数3】
【0039】この新たなフィルタの通過域、阻止域は当
初の帯域制限フィルタと同等であり、減衰特性が2乗と
なる。したがって、この新たなフィルタもまた、帯域制
限フィルタといえる。これを考慮すると、狭帯域自己相
関は、広帯域自己相関と帯域制限のフィルタのインパル
ス応答との畳み込み、すなわち広帯域自己相関を帯域制
限したものと単純化される。すなわち、次の(4)式と
なる。
【0040】
【数4】
【0041】以上より、狭帯域自己相関をベクトル量子
化するにあたっては、広帯域コードブックのみを用意す
れば、量子化時に必要な狭帯域ベクトルは演算により作
成が可能であり、狭帯域自己相関から予めコードブック
を用意しておく必要がない。
【0042】さらに、各rwコードベクタは単調減少も
しくはなだらかに増減するカーブを持つために、H’に
より低域通過させても大きな変化がなく、rn量子化
は、直接rwコードブックで行える。ただし、サンプリ
ング周波数が1/2のため、1次おきに比較する必要が
ある。
【0043】αの拡張は有声音(V)と無声音(UV)
に分けることによって、さらに精度良い拡張が可能であ
るため、これも行っている。これに伴いコードブックも
V用、UV用の二つを用いている。
【0044】次に、励振源の拡張について説明する。P
SI−CELPにおいては狭帯域での励振源を、ゼロ詰
め部12でゼロ値を挿入することでアップサンプルし、
エイリアシング歪みを発生させたものを用いる。この方
法は非常に単純であるが、元の音声のパワーや調波構造
の差分が保存されるので、励振源としては十分な品質で
あるといえる。
【0045】そして、以上で得られた広帯域αと広帯域
励振源によりLPC合成回路24でLPC合成を行う。
【0046】また、広帯域LPC合成された音声は、こ
のままでは品質が悪いので、低域側はコーデック出力の
オリジナル音声SNDNで置換する。このために、合成
音のうち3.4KHz以上を抽出し、一方でコーデック
出力をfs=16KHzにアップサンプルし、これらを
加算する。
【0047】このとき、周波数特性調整部26の乗算器
29で高域側に乗算するゲインをユーザの好みに応じて
調整可能としている。ユーザ毎の個人差が大きいため、
この値を可変にしている。つまり、高域側ゲインの値を
ユーザからの入力により予め設定しておき、この値を参
照し、乗算を行う。
【0048】また、加算前に高域側に対し、周波数特性
調整部26の高域抑圧フィルタ27で約6KHz以上の
成分を若干抑圧するフィルタリングを施すことで、聴き
やすい音にしている。このフィルタ係数は、ユーザの好
みに応じて選択可能である。選択されたフィルタ係数を
用いて高域抑圧フィルタ27で処理を行うことで、好み
に応じ高域側の周波数帯域を選択可能とした。
【0049】ただし、この高域抑圧フィルタ26を用い
ての処理は、低域側のパワー特性に影響を与えないた
め、加算器31の加算出力中の帯域外成分に施してもよ
い。すなわち、加算器31の後段に、周波数特性調整部
26の高域抑圧フィルタ27を設けてもよい。あるい
は、あえて低域側にも影響のあるフィルタを加算後に施
す事も可能である。以上により広帯域音声が得られる。
【0050】次に、この音声帯域幅拡張装置9の詳細な
動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
【0051】ステップS1でα→r変換回路13は、音
声復号化器8でデコードされた線形予測係数αを自己相
関rに変換する。また、音声復号化器8でデコードされ
た信号はステップS2でV/UV判定回路14により解
読され、V/UVの判別が行われる。
【0052】このステップS2で有声音/無声音判定フ
ラグがVと判定されると、α→r変換回路13からの出
力を切り替えるスイッチSWは、狭帯域有声音量子化回
路19に接続する。また、UVと判定されるとスイッチ
SWは、α→r変換回路13からの出力を狭帯域無声音
量子化回路20に接続する。
【0053】UV判定回路14が上記有声音/無声音判
定フラグをVと判定したとき、ステップS4ではスイッ
チSWからの有声音用自己相関rを狭帯域V量子化回路
19に供給して量子化する。この量子化は、上述したよ
うに部分抽出回路17によりステップS3で求めた狭帯
域V用パラメータを用いる。
【0054】一方、UV判定回路14が上記有声音/無
声音判定フラグをUVと判定したときには、ステップS
3では、スイッチSWからの無声音用自己相関rを狭帯
域UV量子化回路20に供給して量子化するが、ここで
も、部分抽出回路18で演算により求めた狭帯域UV用
パラメータを用いて量子化する。
【0055】そして、ステップS5でそれぞれ対応する
広帯域V逆量子化回路21又は広帯域UV逆量子化回路
22により広帯域Vコードブック15又は広帯域UVコ
ードブック16を用いて逆量子化し、これにより広帯域
自己相関が得られる。
【0056】そして、広帯域自己相関はステップS6で
r→α変換回路23によりαに変換される。
【0057】一方で、音声復号化器8からの励振源に関
するパラメータは、ステップS7でゼロ詰め部12によ
りサンプル間にゼロが詰められることでアップサンプル
され、エイリアシングにより広帯域化される。そして、
これが広帯域励振源として、LPC合成回路24に供給
される。
【0058】そして、ステップS8で、LPC合成回路
24が広帯域αと広帯域励振源とを、LPC合成し、広
帯域の音声信号が得られる。
【0059】しかし、このままでは予測によって求めら
れた広帯域信号にすぎず、予測による誤差が含まれてい
るので品質が悪い。特に入力狭帯域音声の周波数範囲に
関しては、コーデック出力のオリジナル音声SND
N(入力音声)をそのまま利用したほうが良い。
【0060】したがって、LPC合成回路24からの合
成音のうち、入力狭帯域音声の周波数範囲300〜34
00HzをステップS9でBSF25を用いたフィルタ
リングにより除去する。
【0061】そして、ステップS10でアップサンプル
回路25により上記オリジナル音声SNDNをアップサ
ンプルしたものと、ステップS13で加算器29により
加算する。このとき、ステップS11で高域側に対し、
約6KHz以上の成分を若干抑圧する高域抑圧フィルタ
27によりフィルタリングを施すことで、聴きやすい音
にしている。このフィルタ係数は上述したように選択可
能とされている。
【0062】さらに、ステップS12では、乗算器29
を用いてユーザの好みに応じて高域側ゲインを調整可能
としている。
【0063】なおここで、音声帯域幅拡張装置9で用い
る、コードブックの作成について説明する。
【0064】コードブックの作成は一般によく知られた
GLA(Generalized Lloyd Algorithm)による方法であ
る。広帯域音声を一定時間、例えば20msecごとのフレ
ームに区切り、そのフレーム毎に、一定次例えば6次ま
での自己相関を求めておく。このフレーム毎の自己相関
をトレーニングデータとし、6次元のコードブックを作
成する。このとき、有声音、無声音の区別を行い、有声
音の自己相関、無声音の自己相関を別々に集め、それぞ
れのコードブックを作成してもよい。この場合、帯域拡
張処理中αの拡張時、コードブックを参照するが、この
ときにも有声音、無声音の判別を行い、対応するコード
ブックを利用する。
【0065】音声帯域幅拡張装置9では、広帯域有声音
用コードブック12と広帯域無声音用コードブック14
を用いているが、図4及び図5を参照しながらその作成
について詳細に説明する。
【0066】先ず、広帯域音声信号を学習用に用意し、
ステップS31で1フレーム20msecにフレーミングす
る。次に、ステップS32で各フレームにおいて、例え
ばフレームエネルギーやゼロクロスの値等を調べること
によって有声音(V)か無声音(UV)かの分類を行
う。
【0067】そして、ステップS33で広帯域有声音フ
レームにおいて、例えば6次までの自己相関パラメータ
rを計算する。また、ステップS34では広帯域無声音
フレームにおける、例えば6次までの自己相関パラメー
タrを求める。
【0068】この各フレームの6次の自己相関パラメー
タから、図5のステップS41で広帯域パラメータを抽
出し、GLAにより次元6の広帯域V(UV)コードブ
ックをステップS42で作成する。
【0069】以上、PSI−CELPによる復号化方法
を用いた音声帯域幅拡張装置では、高域ゲイン、高域抑
圧フィルタを可変とすることで、ユーザの好み合う広帯
域音声を提供することができる。
【0070】次に、上記音声帯域幅拡張装置の第2の具
体例について図6を参照しながら説明する。この第2の
具体例も、上記ディジタル携帯電話装置の送信側の音声
符号化器3から送られてきた符号化パラメータを用いて
音声帯域幅を拡張する装置であるため、音声符号化器3
での符号化方法に従った復号化を行う。
【0071】音声符号器3での符号化方法がVSELP
(Vector Sum Excited Linear Prediction:ベクトル和
励起線形予測)符号化方式によるものであるとすれば、
この音声帯域幅拡張装置の前段の音声復号化器8での復
号化方法もVSELPによる。
【0072】音声復号化器8で復号された、上記符号化
パラメータの内の第1の符号化パラメータである励振源
に関するパラメータは、図6の励振源切り換え部36に
供給される。また、上記符号化パラメータの内の第2の
符号化パラメータである線形予測係数αはα→r(線形
予測係数→自己相関)変換回路13に供給される。ま
た、復号された信号はV/UV判定回路14に供給され
る。
【0073】上記図2に示したPSI−CELPを用い
た音声帯域幅拡張装置と異なるのは、励振源切り換え回
路36をゼロ詰め部12の前段に設けている点である。
【0074】PSI−CELPは、コーデック自体、特
にVを聴感上滑らかに聞こえるような処理を行っている
が、VSELPにはこれがなく、このために帯域幅拡張
したときに若干雑音が混入したように聞こえる。そこ
で、広帯域励振源を作成する際に、励振源切り換え回路
36により図7のような処理を施す。ここでの処理は、
ステップS87〜ステップS89を上記図3に示した処
理と異ならせるだけである。
【0075】VSELPの励振源は、コーデックに利用
されるパラメータβ(長期予測係数), bL[i](長期フィル
タ状態),γ(利得), c1[i](励起コードベクタ)により、
β * bL[i] + γ * c1[i]として作成されるが、このう
ち前者がピッチ成分、後者がノイズ成分を表すので、こ
れをβ * bL[i]とγ * c1[i]に分け、ステップS87
で、一定の時間範囲において、前者のエネルギーが大き
い場合にはピッチが強い有声音と考えられるため、ステ
ップS88でYESに進み、励振源をパルス列とし、ピ
ッチ成分のない部分ではNOに進み0に抑圧した。ま
た、ステップS87でエネルギーが大きくない場合には
従来どおりとし、こうして作成された狭帯域励振源にス
テップS89でゼロ詰め部12によりPSI-CELP同様0を
詰めアップサンプルすることにより広帯域励振源とし
た。これにより、VSELPにおける有声音の聴感上の
品質が向上した。
【0076】この処理をソフトウェア的に書くと以下の
(5)式のようになる。
【0077】
【数5】
【0078】そして、ステップS92でアップサンプル
回路25により上記オリジナル音声SNDNをアップサ
ンプルしたものと、ステップS13で加算器31により
加算する。このとき、ステップS94で高域側に対し、
約6KHz以上の成分を若干抑圧する高域抑圧フィルタ
27によりフィルタリングを施すことで、聴きやすい音
にしている。このフィルタ係数は上述したように選択可
能としている。
【0079】さらに、ステップS95では、乗算器29
を用いてユーザの好みに応じて高域側ゲインを調整可能
としている。
【0080】なお、本発明は低域から高域を予測するも
のだけに限定するものではない。広帯域スペクトルを予
測する手段においては信号を音声に限るものではない。
【0081】また、パッケージメディアに蓄積された信
号を再生装置で再生するときに帯域幅を拡張するときに
も適用できる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、高域成分の周波数特
性、例えばゲイン、周波数帯域を可変とすることで、ユ
ーザの好みに合う広帯域音声を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となる音声帯域幅拡張装置
が適用されるディジタル携帯電話装置のブロック図であ
る。
【図2】上記音声帯域幅拡張装置の第1の具体例のブロ
ック図である。
【図3】上記音声帯域幅拡張装置の第1の具体例の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図4】上記音声帯域幅拡張装置の第1の具体例で用い
られるコードブックに使われるトレーニングデータ生成
処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記コードブックの生成を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】上記音声帯域幅拡張装置の第2の具体例のブロ
ック図である。
【図7】上記音声帯域幅拡張装置の第2の具体例の動作
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
8 音声復号化器、9 音声帯域幅拡張装置、12 ゼ
ロ詰め部、13 線形予測係数→自己相関(α→r)変
換回路、14 有声音V/無声音UV判定回路、15
広帯域有声音用コードブック、16 広帯域無声音用コ
ードブック、17 部分抽出回路、18 部分抽出回
路、19 狭帯域有声音用量子化器、20狭帯域無声音
用量子化器、21 広帯域有声音用逆量子化器、22
広帯域無声音用逆量子化器、23 自己相関→線形予測
係数(r→α)変換回路、24LPC合成回路、25
バンドストップフィルタ(BSF)、26 周波数特性
調整部、27 高域抑圧フィルタ、28 フィルタ係数
メモリ、29 乗算器、30 ゲイン設定値メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D045 BA01 CA01 CA04 CB01 5J064 AA00 BB12 BC02 BC06 BC07 BC08 BC12 BC18 BD02 5K041 AA00 BB02 BB08 CC01 DD02 EE12 EE22 EE31 FF31 FF32 HH12 HH22 JJ14 5K066 AA02 BB01 CC02 DD14 DD22 DD32 EE45 JJ03 JJ15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭帯域信号もしくはこれを合成すること
    が可能なパラメータから、帯域外成分を推測し、上記狭
    帯域信号に加算して帯域幅を拡張する帯域幅拡張方法に
    おいて、 上記帯域外成分の周波数特性を、予め与えられた変更可
    能なパラメータ値によって調整してから上記狭帯域信号
    に加算することを特徴とする帯域幅拡張方法。
  2. 【請求項2】 上記周波数特性の調整として上記帯域外
    成分のゲインを調整することを特徴とする請求項1記載
    の帯域幅拡張方法。
  3. 【請求項3】 上記周波数特性の調整として上記帯域外
    成分の周波数帯域を調整することを特徴とする請求項1
    記載の帯域幅拡張方法。
  4. 【請求項4】 狭帯域信号もしくはこれを合成すること
    が可能なパラメータから、帯域外成分を推測し、上記狭
    帯域信号に加算して帯域幅を拡張する帯域幅拡張方法に
    おいて、 上記狭帯域信号に加算された後の上記帯域外成分の周波
    数特性を、予め与えられた変更可能なパラメータ値によ
    って調整することを特徴とする帯域幅拡張方法。
  5. 【請求項5】 上記周波数特性の調整として上記帯域外
    成分の周波数帯域を調整することを特徴とする請求項4
    記載の帯域幅拡張方法。
  6. 【請求項6】 狭帯域信号もしくはこれを合成すること
    が可能なパラメータから、帯域外成分を推測し、上記狭
    帯域信号に加算して帯域幅を拡張する帯域幅拡張装置に
    おいて、 上記帯域外成分の周波数特性を、予め与えられた変更可
    能なパラメータ値によって調整する周波数特性調整手段
    と、 上記周波数特性調整手段で周波数特性が調整された帯域
    外成分を上記狭帯域信号に加算する加算手段とを備える
    ことを特徴とする帯域幅拡張装置。
  7. 【請求項7】 上記周波数特性調整手段は、上記帯域外
    成分のゲインを調整することを特徴とする請求項6記載
    の帯域幅拡張装置。
  8. 【請求項8】 上記周波数特性調整手段は、予め与えら
    れた変更可能なゲインン設定値を上記帯域外成分に乗算
    することを特徴とする請求項7記載の帯域幅拡張装置。
  9. 【請求項9】 上記周波数特性調整手段は、上記帯域外
    成分の周波数帯域を調整することを特徴とする請求項6
    記載の帯域幅拡張装置。
  10. 【請求項10】 上記周波数特性調整手段は、予め与え
    られら変更可能なフィルタ係数に基づいて上記帯域外成
    分の周波数帯域を調整することを特徴とする請求項9記
    載の帯域幅拡張装置。
  11. 【請求項11】 狭帯域信号もしくはこれを合成するこ
    とが可能なパラメータから、帯域外成分を推測し、上記
    狭帯域信号に加算して帯域幅を拡張する帯域幅拡張装置
    において、 上記帯域外成分を上記狭帯域信号に加算する加算手段
    と、 上記加算手段の加算出力の内の、上記帯域外成分の周波
    数特性を予め与えられた変更可能なパラメータ値によっ
    て調整する周波数特性調整手段とを備えることを特徴と
    する帯域幅拡張装置。
  12. 【請求項12】 上記周波数特性調整手段は、上記加算
    手段の加算出力の内の、上記帯域外成分の周波数帯域を
    調整することを特徴とする請求項11記載の帯域幅拡張
    装置。
  13. 【請求項13】 上記周波数特性調整手段は、上記加算
    手段の加算出力の内の、上記帯域外成分の周波数帯域
    を、予め与えられた変更可能なフィルタ係数に基づいて
    調整することを特徴とする請求項12記載の帯域幅拡張
    装置。
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