JP2000133686A - 被試験デバイスの不良ナビゲーションを行う不良解析装置 - Google Patents

被試験デバイスの不良ナビゲーションを行う不良解析装置

Info

Publication number
JP2000133686A
JP2000133686A JP10303824A JP30382498A JP2000133686A JP 2000133686 A JP2000133686 A JP 2000133686A JP 10303824 A JP10303824 A JP 10303824A JP 30382498 A JP30382498 A JP 30382498A JP 2000133686 A JP2000133686 A JP 2000133686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
under test
failure
device under
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10303824A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Murakawa
勉 村川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP10303824A priority Critical patent/JP2000133686A/ja
Publication of JP2000133686A publication Critical patent/JP2000133686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のIC不良解析装置間で、データの受け
渡しを効率よく行うことができるIC不良解析装置を提
供する。 【解決手段】 IC不良解析装置10は、状態データ
16を出力する。状態データ16に含まれる位置座標
は、IC不良解析装置10上の座標として定められてい
る。状態データ16は、EBテスタ12のデータ入力部
20に入力され、それから解析データ(A)34として
ハードディスクに書き込まれる。解析データ(A)34
は、データ変換部22に読み出される。データ変換部2
2は、IC不良解析装置10で得られた座標データを、
EBテスタ12で利用するCADの座標フォーマットで
表現される位置データに変換する。CADナビゲーショ
ン部24は、被試験デバイス42のマスクパターンのC
AD画像をディスプレイ装置32に表示させる。解析デ
ータ(A’)36がCADナビゲーション部24に読み
出されると、CADナビゲーション部24は、ディスプ
レイ装置32に表示されたマスクパターンのCAD画像
上に、解析データ(A’)に基づいた情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICデバイス等を
試験するIC不良解析装置に関し、特に、複数のIC不
良解析装置間で、効率よくデータの受け渡しを行うこと
ができるIC不良解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、IC不良解析装置10において
解析された状態データを、EBテスタ12に受け渡す従
来の方法を示す。IC不良解析装置10は、ICデバイ
スの不良解析を行う装置であって、例えばゴミ検査装置
などを含む。EBテスタ12は、IC不良解析装置10
によって解析された状態データに基づいて、更に詳細な
不良解析を行うことを目的とする。IC不良解析装置1
0は、試験対象であるICデバイスの不良を解析し、解
析結果である状態データを出力する。IC不良解析装置
10とEBテスタ12が、異なるメーカにより製造され
ている場合、両者のデータフォーマット、例えば座標フ
ォーマットは通常異なっている。また、IC不良解析装
置10とEBテスタ12とが同一メーカにより製造され
ているときでも、両者の座標フォーマットが一致してい
るとは限らない。そのため、IC不良解析装置10によ
る状態データが、ICデバイス上の不良箇所を示す座標
データであるとき、EBテスタ12では、この座標デー
タをそのまま利用することができなかった。
【0003】従来は、IC不良解析装置10により解析
された状態データをEBテスタ12で利用するために、
ユーザは、この状態データ(座標データ)に基づいて、
被試験デバイスのマスクパターンを示すCADの出力図
面14の該当箇所に、不良を示す印をマーキングしてい
た。それから、ユーザは、マーキングしたCAD出力図
面14を見ながら、EBテスタ12のディスプレイ装置
に表示される画像上の位置をマニュアルで指定してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の状態データの受け渡しの際には、ユーザが、まず、I
C不良解析装置10のディスプレイ装置に表示された画
像を見ながら、CAD出力図面14に、検出された不良
箇所をマーキングしなければならなかった。このとき、
ユーザがCAD出力図面14上に場所を間違えてマーキ
ングすると、EBテスタ12を利用して被試験デバイス
の更なる試験を行っても、不良箇所の特定ができない
か、又は試験に要する時間が非常に長くなってしまう。
そこで、従来の不良解析システムにおいて、ユーザは、
IC不良解析装置10で得られた解析結果(状態デー
タ)を、時間をかけて慎重にCAD図面にマーキングす
る必要があった。特に、IC不良解析装置10において
多くの不良箇所が検出された場合、ユーザにとってマー
キングの作業は非常に面倒である。
【0005】また、EBテスタ12を用いて被試験デバ
イスの試験をする場合、ユーザは、IC不良解析装置1
0における解析結果を直接利用することはできない。そ
のため、ユーザは、この解析結果をEBテスタ12が読
み取れるようなデータにマニュアルで変換しなければな
らなかった。具体的には、ユーザは、マーキングしたC
AD出力図面14と、EBテスタ12のディスプレイ装
置に表示されるマスクパターンとを見比べて、IC不良
解析装置10による解析結果を、EBテスタ12のディ
スプレイ装置に表示されるマスクパターン上にポインテ
ィングしていた。このことにより、ユーザは操作上の不
便さを強いられ、特にIC不良解析装置10において多
くの不良箇所が検出されたときには、ユーザの不便さは
非常に大きくなる。そこで本発明は、上記課題を解決す
ることのできる不良解析装置を提供することを目的とす
る。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の
特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発
明の更なる有利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の形態において、被試験デバイスの状態データに基づい
て、前記被試験デバイスの不良解析を行うと共に前記被
試験デバイスに関する画像をディスプレイ装置に表示さ
せる不良解析装置を提供し、前記不良解析装置は、前記
状態データが入力されるデータ入力部と、前記データ入
力部で入力された前記状態データを、前記被試験デバイ
ス用CAD画像の座標フォーマットで表現される位置デ
ータに変換するデータ変換手段と、前記ディスプレイ装
置に、前記データ変換手段で変換された前記位置データ
に基づいた画像を表示させるCADナビゲーション手段
とを備えることを特徴としている。
【0007】本発明の第1の形態における一つの態様で
は、前記CADナビゲーション手段は、前記ディスプレ
イ装置に、前記被試験デバイスのマスクパターンを表示
させることができる。本発明の第1の形態における別の
態様では、不良解析装置が、前記ディスプレイ装置に前
記被試験デバイスの画像を表示させるデバイス表示制御
手段を、更に備えてもよい。本発明の第1の形態におけ
る更なる別の態様では、前記ディスプレイ装置に表示さ
れる前記被試験デバイスの前記マスクパターンと前記被
試験デバイスの画像は、前記ディスプレイ装置上で、連
動して動作することができる。
【0008】本発明の第1の形態における更なる別の態
様では、前記CADナビゲーション部は、前記被試験デ
バイスの不良解析を行うことにより得られる不良の内容
を示す不良データを、前記被試験デバイス用CAD画像
の座標フォーマットで表現されるデータとして出力する
ことができる。本発明の第1の形態における更なる別の
態様では、前記CADナビゲーション部は、前記ディス
プレイ装置に表示される前記被試験デバイスのマスクパ
ターンに、特定の印を、前記位置データに示される座標
位置に重ね合わせて表示させることができる。なお上記
の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙した
ものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーション
も又発明となりうる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。図2は、IC不良解析
装置10とEBテスタ12の間で、状態データを受け渡
す本発明の実施形態を示す。本発明は、複数のIC不良
解析装置間で、効率よくデータを受け渡す技術に関す
る。ここで、EBテスタ12は、IC不良解析装置の一
例として示されているにすぎず、別の不良解析装置であ
ってよい。EBテスタ12は、他のIC不良解析装置に
より解析された状態データに基づいて、より詳細な解析
を行うことができる。本実施形態において、EBテスタ
12は、コンピュータ30、ディスプレイ装置32、及
び荷電粒子線照射部40を備える。本実施形態におい
て、IC不良解析装置は、ディスプレイ装置32を備え
ているが、別の実施形態では、ディスプレイ装置32
は、IC不良解析装置の外部に設けられてもよい。EB
テスタ12は、ICデバイスなどを試験する試験装置で
あり、被試験デバイスの回路の電圧を測定するテスト機
能と、被試験デバイスのSEM像を表示させるSEM機
能とを有する。
【0010】コンピュータ30は、ソフトウェア又はハ
ードウェアによる構成要素として、データ変換部22、
CADナビゲーション部24、デバイス表示制御部2
6、及びXYステージ制御部28を有する。また、コン
ピュータ30は、IC不良解析装置10により解析され
た状態データを入力するためのデータ入力部20を備え
る。状態データは、例えば、被試験デバイスの不良箇所
の大まかな位置を示す座標データである。CADナビゲ
ーション部24は、デバイス表示制御部26にリンクし
ている。荷電粒子線照射部40は、被試験デバイス42
に一次電子ビーム56を照射する構成を有する。具体的
には、荷電粒子線照射部40は、電子銃44、対物レン
ズコイル46、走査コイル48、XYステージ50、シ
ンチレータ52、及び光電子増倍管54を有する。光電
子増倍管54の出力は、コンピュータ30のデバイス表
示制御部26の入力端子に接続する。また、XYステー
ジ50は、コンピュータ30のXYステージ制御部28
によりX方向又はY方向の動作を制御される。被試験デ
バイス42は、XYステージ50上に載置される。
【0011】本発明の理解を容易にするために、まず、
荷電粒子線照射部40のSEM機能を実現する各構成の
動作について説明する。電子銃44が、被試験デバイス
42に向けて一次電子ビーム56を発射する。この一次
電子ビーム56は、対物レンズコイル46により被試験
デバイス42に対して合焦される。更に、この一次電子
ビーム56は、走査コイル48に生じる磁界に従って、
被試験デバイス42上を掃引する。一次電子ビーム56
が被試験デバイス42に衝突すると、二次電子58が発
生し、この二次電子58がシンチレータ52に入射す
る。シンチレータ52に二次電子58が入射すると、閃
光が発せられ、この閃光は、光電子増倍管54の光電面
にあたって光電子を放出する。シンチレータ52および
光電子増倍管54は、他の付属回路(図示せず)ととも
にシンチレーション検出器を構成する。シンチレーショ
ン検出器は、光電子増倍管の中を走る光電子を計数し、
計数信号を出力する。この計数信号は、付属回路(図示
せず)を通ってデバイス表示制御部26に入力される。
デバイス表示制御部26は、この計数信号に基づいて、
シンチレータ52に入射した二次電子58を明暗画像と
してディスプレイ装置32に表示するSEM像信号を生
成する。
【0012】次に、IC不良解析装置10とEBテスタ
12の間で、状態データを受け渡す実施例について説明
する。IC不良解析装置10は、SEM、メカニカルプ
ローバ、FIB(Focussed Ion Beam)加工装置、ゴミ検
査装置などを含む。EBテスタ12は、前述したとお
り、IC不良解析装置の一例であって、SEM、メカニ
カルプローバ、FIB加工装置、ゴミ検査装置などの別
のIC不良解析装置に置き換えられてもよい。IC不良
解析装置10は、被試験デバイス42を検査して、不良
を解析し、状態データ16を出力する。この状態データ
16には、例えば、被試験デバイス42の不良箇所の位
置座標などが含まれる。この位置座標は、被試験デバイ
ス42に関してIC不良解析装置10上の座標として定
められている。ここで、被試験デバイス42の不良箇所
が分かっている場合、又は、被試験デバイス42の配線
パターンなどから不良の生じやすい特定の箇所が予め分
かっている場合には、状態データ16は、予めデータフ
ァイルとして構成されてもよい。
【0013】状態データ16は、EBテスタ12のデー
タ入力部20に入力される。IC不良解析装置10とE
Bテスタ12は、インターフェースで接続されてもよ
く、IC不良解析装置10の出力する状態データ16
は、オンラインでデータ入力部20に入力されてもよ
い。このとき、データ入力部20は、インターフェース
用端子として構成される。また、状態データ16は、フ
ロッピーディスク等を用いてオフラインでデータ入力部
20に入力されてもよい。また、状態データ16は、ユ
ーザにより、EBテスタ12のコンピュータ30に、キ
ーボード等の入力手段を用いて入力されてもよい。この
場合、データ入力部20は、フロッピーディスクドライ
バであったり、また、ユーザが入力するために用いるキ
ーボード又はポインティングデバイスであってもよい。
データ入力部20を通じて、IC不良解析装置10の座
標で表現される状態データ16が、EBテスタ12のハ
ードディスクに書き込まれる。
【0014】従来におけるデータの受け渡しでは、ユー
ザが、IC不良解析装置10での解析結果をCAD出力
図面にマーキングし、マーキングされたCAD図面に基
づいて、EBテスタ12のCAD画面上で、IC不良解
析装置10で解析された不良箇所の特定を行っていた。
前述したとおり、従来の方法では、IC不良解析装置1
0とEBテスタ12の座標フォーマットが異なる場合
に、IC不良解析装置10で得られた不良箇所の座標デ
ータを、EBテスタ12でそのまま利用することができ
なかった。本実施形態においては、IC不良解析装置1
0の座標フォーマットで表現された状態データ16が、
データ入力部20を通じて、解析データ(A)34とし
てハードディスクに書き込まれる。解析データ(A)3
4は、IC不良解析装置10の座標フォーマットで表現
された座標データである。この解析データ(A)34
は、データ変換部22に読み出される。
【0015】データ変換部22は、第1座標フォーマッ
トで表現された第1座標データを、別の第2座標フォー
マットで表現される第2座標データに変換するデータ変
換アルゴリズムを有する。第1座標データと第2座標デ
ータは、一対一に対応する。このデータ変換アルゴリズ
ムは、一般には、第1座標フォーマットの大きさと、第
2座標フォーマットの大きさに基づいて定められる。本
実施形態において、データ変換部22は、IC不良解析
装置10で得られた座標データを、EBテスタ12で利
用するCADの座標フォーマットで表現される位置デー
タに変換する。具体的には、解析データ(A)34が、
EBテスタ12におけるCADの座標フォーマットで表
現される解析データ(A’)36に変換される。
【0016】CADナビゲーション部24は、被試験デ
バイス42のマスクパターンのCAD画像をディスプレ
イ装置32に表示させる。解析データ(A’)36がC
ADナビゲーション部24に読み出されると、CADナ
ビゲーション部24は、ディスプレイ装置32に表示さ
れたマスクパターンのCAD画像上に、解析データ
(A’)に基づいた情報を表示する。例えば、その情報
は、IC不良解析装置10で解析された被試験デバイス
42上の不良箇所を示す情報である。また、デバイス表
示制御部26は、被試験デバイス42をSEM表示する
ためのSEM像信号を、ディスプレイ装置32に出力す
る。このように、ディスプレイ装置32は、試験されて
いる被試験デバイス42のSEM像と、被試験デバイス
42のマスクパターン像の両方を表示する。
【0017】ディスプレイ装置32に表示される被試験
デバイス42のSEM像とマスクパターン像は、被試験
デバイス42上の同一箇所を同一スケールで表示される
のが好ましい。更に、CADナビゲーション部24とデ
バイス表示制御部26は、互いにリンクしており、常に
同一箇所を表示できるように連動するのが好ましい。E
Bテスタ12のユーザが、ディスプレイ装置32に表示
されるマスクパターン像をスクロールして回路パターン
を追いかける場合、デバイス表示制御部26は、SEM
像がマスクパターン像に同期してスクロールするように
XYステージ制御部28を制御する。XYステージ制御
部28は、マスクパターン像の動きに同期して、ディス
プレイ装置32に表示されているマスクパターン像と同
一箇所の被試験デバイス42のSEM像を得ることがで
きるように、XYステージ50を動かすことができる。
【0018】EBテスタ12は、回路を流れる電圧を測
定することにより、不良箇所を正確に特定することがで
きるテスト機能を有する。図2においては、このような
機能を実現するための詳細な構成は開示されていない。
このテスト機能を利用して解析された不良データ情報
は、CADナビゲーション部24によって、ハードディ
スクに解析データ(B)38として格納される。解析デ
ータ(B)38は、解析データ(A’)36に基づいて
解析された不良データ情報であって、解析データ
(A’)36のフォーマットと同じフォーマットで出力
される。不良データ情報は、被試験デバイス42の詳細
な不良の内容を示す。図3は、ディスプレイ装置32に
表示される被試験デバイス42のマスクパターンの一例
を示す。posA、posB、及びposCは、IC不
良解析装置10において検出された不良箇所である。図
3において平行斜線を引かれた領域は、マスクパターン
におけるライン部分を示す。
【0019】ユーザが解析データ(A’)36のうちの
一つのデータを指定すると、CADナビゲーション部2
4は、そのデータにより示される座標を中心とするマス
クパターンをディスプレイ装置32に表示させる。図3
に示された例においては、ユーザが、解析データ
(A’)に含まれるposBの座標を指定し、その結
果、posBを中心とするマスクパターンが、ディスプ
レイ装置32に表示されている。前述したとおり、ディ
スプレイ装置32は、図3に示されたマスクパターンと
同一箇所の被試験デバイス42のSEM像も表示する。
ユーザは、ディスプレイ装置32において、同一箇所の
マスクパターン像とSEM像を並べて見ることが可能と
なるので、被試験デバイス42の状態を明確に把握する
ことが可能となる。また、CADナビゲーション部24
は、解析データ(A’)36に基づいて、ディスプレイ
装置32に表示されるマスクパターン像上に、IC不良
解析装置10で解析された不良箇所の位置を特定するた
めの特定の印(図3において、”+”の表示)を重ね合
わせて表示させることができる。ユーザが、ディスプレ
イ装置32上でこの印を明確に認識できるように、この
印は、周辺のパターンを表示する色とは別の色で表示さ
れるのが好ましい。ユーザは、表示された”+”を基準
として、ディスプレイ装置32に表示される画像をスク
ロールすることによって、被試験デバイス42のパター
ンを容易に追いかけることができるようになる。
【0020】図4は、本実施形態で用いられる解析デー
タの一例を示す。図4(a)は、解析データ(A)34
を示す。解析データ(A)34は、IC不良解析装置1
0により検出された不良箇所を示す座標データであり、
IC不良解析装置10の座標フォーマットで表現されて
いる。この例によると、IC不良解析装置10におい
て、被試験デバイス42のディスプレイ装置32に表示
された範囲では、3個所(posA,posB,pos
C)で不良が検出されている。1列目のデータは、不良
箇所を特定する識別情報であり、2列目のデータは、I
C不良解析装置10における不良箇所のX座標、及び3
列目のデータは、IC不良解析装置10における不良箇
所のY座標を表す。
【0021】図4(b)は、解析データ(A’)36を
示す。解析データ(A’)36は、解析データ(A)3
4に基づいて、データ変換部22により変換された位置
データであり、EBテスタ12のCADの座標フォーマ
ットで表現されている。図4(a)及び(b)に示され
た例によると、解析データ(A’)36は、解析データ
(A)34の座標データを1000分の1倍にすること
によって、解析データ(A)34から変換されている。
1列目のデータは、ディスプレイ装置に表示するときの
表示単位および表示色などを定め、2列目のデータは、
EBテスタ12のCADの座標フォーマットで表現され
たX座標、3列目のデータは、EBテスタ12のCAD
の座標フォーマットで表現されたY座標、4列目のデー
タは、IC不良解析装置10で検出された不良箇所の識
別情報である。図4(c)は、解析データ(B)38を
示す。解析データ(B)38は、解析データ(A’)3
6に基づいて、EBテスタ12のテスト機能を用いて解
析された解析データであり、EBテスタ12のCADの
座標フォーマットで表現されている。1列目のデータ
は、ディスプレイ装置に表示するときの表示単位および
表示色などを定め、2列目のデータは、EBテスタ12
のCADの座標フォーマットで表現されたX座標、3列
目のデータは、EBテスタ12のCADの座標フォーマ
ットで表現されたY座標、4列目のデータは、EBテス
タ12で検出された不良箇所の識別情報である。
【0022】図3に示される回路において、信号が、左
から右向きに伝送される場合を考える。IC不良解析装
置10で解析された状態データは、一般に大まかなもの
であり、EBテスタ12は、このような状態データに基
づいて、より詳細な不良データを解析することを可能と
する。ユーザは、IC不良解析装置10から大まかな不
良内容を示す状態データを得た後、EBテスタ12を用
いて、状態データに基づいて、不良箇所を正確に特定す
る。従って、EBテスタ12により検出される正確な不
良位置は、IC不良解析装置10で解析された不良箇所
(posA,posB,posC)の位置よりも上流
側、すなわち、この例においてはX方向の左側にある。
【0023】前述したとおり、図4(b)は、IC不良
解析装置10により解析された不良位置のCAD上の座
標データを示し、図4(c)は、EBテスタ12により
解析された正確な不良位置のCAD上の座標データを示
す。posA、posB、及びposCと、posD、
posE、及びposFの関係を以下に説明する。この
実施形態において、EBテスタ12は、posAの状態
データ(座標データ)に基づいて、posDの不良デー
タを出力する。同様に、EBテスタ12は、posBの
状態データ(座標データ)に基づいて、posEの不良
データを出力し、また、posCの状態データ(座標デ
ータ)に基づいて、posFの不良データを出力する。
信号が左から右の向きに流れるとき、posD、pos
E、及びposFは、posA、posB、及びpos
Cのそれぞれ上流側、すなわち図3においては左側に位
置する。このことは、posAとposD、posBと
posE、及びposCとposFのX座標を比較する
と明らかである。本実施形態では、解析データ(A)、
(A’)及び(B)について、座標データを用いて説明
してきた。しかし、以上の解析データは、座標データに
限定されず、ネットリスト名、セル名などの領域を特定
するデータであってよい。
【0024】EBテスタ12により解析された不良デー
タは、不良箇所を正確に特定する。ユーザは、この不良
データに基づいて、不良箇所における不良の原因を解析
し、ICデバイス製造の歩留まり向上などを図ることが
できる。上記説明から明らかなように、本発明によれ
ば、IC不良解析装置間で、効率よくデータを受け渡す
ことが可能となる。以上、本発明を実施の形態を用いて
説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記
載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変
更又は改良を加えることができることが当業者に明らか
である。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の
技術的範囲に含まれることが、特許請求の範囲の記載か
ら明らかである。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、複数のIC不良解析装
置間で、効率よくデータを受け渡すことが可能となる、
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数のIC不良解析装置間でデータを受け渡す
従来の方法を示す。
【図2】複数のIC不良解析装置間でデータを受け渡
す、本発明の一つの実施形態による構成を示す。
【図3】ディスプレイ装置32に表示される被試験デバ
イス42のマスクパターンの一例を示す。
【図4】(a)は、解析データ(A)34の一例を示
し、(b)は、解析データ(A’)36の一例を示し、
(C)は、解析データ(B)38の一例を示す。
【符号の説明】
10・・・IC不良解析装置、12・・・EBテスタ、
14・・・CAD出力図面、16・・・状態データ、2
0・・・データ入力部、22・・・データ変換部、24
・・・CADナビゲーション部、26・・・デバイス表
示制御部、28・・・XYステージ制御部、30・・・
コンピュータ、32・・・ディスプレイ装置、34・・
・解析データ(A)、36・・・解析データ(A’)、
38・・・解析データ(B)、40・・・荷電粒子線照
射部、42・・・被試験デバイス、44・・・電子銃、
46・・・対物レンズコイル、48・・・走査コイル、
50・・・XYステージ、52・・・シンチレータ、5
4・・・光電子増倍管、56・・・一次電子ビーム、5
8・・・二次電子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月4日(1998.12.
4)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICデバイス等を
試験するIC不良解析装置に関し、特に、被試験デバイ
スの不良ナビゲーションを行うIC不良解析装置に関す
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。図2は、IC不良解析
装置10とEBテスタ12の間で、状態データを受け渡
す本発明の実施形態を示す。本発明は、複数のIC不良
解析装置間で、効率よくデータを受け渡す技術に関す
る。ここで、EBテスタ12は、IC不良解析装置の一
例として示されているにすぎず、別の不良解析装置であ
ってよい。EBテスタ12は、他のIC不良解析装置に
より解析された状態データに基づいて、被試験デバイス
42の不良ナビゲーションを行い、より詳細な解析を行
うことができる。本実施形態において、EBテスタ12
は、コンピュータ30、ディスプレイ装置32、及び荷
電粒子線照射部40を備える。本実施形態において、I
C不良解析装置は、ディスプレイ装置32を備えている
が、別の実施形態では、ディスプレイ装置32は、IC
不良解析装置の外部に設けられてもよい。EBテスタ1
2は、ICデバイスなどを試験する試験装置であり、被
試験デバイス42の回路の電圧を測定するテスト機能
と、被試験デバイスのSEM像を表示させるSEM機能
とを有する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】ユーザが解析データ(A')36のうちの
一つのデータを指定すると、CADナビゲーション部2
4は、そのデータにより示される座標を中心とするマス
クパターンをディスプレイ装置32に表示させる。図3
に示された例においては、ユーザが、解析データ
(A')に含まれるposBの座標を指定し、その結
果、posBを中心とするマスクパターンが、ディスプ
レイ装置32に表示されている。前述したとおり、ディ
スプレイ装置32は、図3に示されたマスクパターンと
同一箇所の被試験デバイス42のSEM像も表示する。
ユーザは、ディスプレイ装置32において、同一箇所の
マスクパターン像とSEM像を並べて見ることが可能と
なるので、被試験デバイス42の状態を明確に把握する
ことが可能となる。また、CADナビゲーション部24
は、解析データ(A')36に基づいて、ディスプレイ
装置32に表示されるマスクパターン像上に、IC不良
解析装置10で解析された不良箇所の位置を特定するた
めの特定の印(図3において、"+"の表示)を重ね合わ
せて表示させることができる。ユーザが、ディスプレイ
装置32上でこの印を明確に認識できるように、この印
は、周辺のパターンを表示する色とは別の色で表示され
るのが好ましい。ユーザは、表示された"+"を基準とし
て、ディスプレイ装置32に表示される画像をスクロー
ルすることによって、被試験デバイス42のパターンを
容易に追いかけることができるようになる。以上のよう
に、本発明によるCADナビゲーション部24を備えた
不良解析装置は、被試験デバイス42の不良ナビゲーシ
ョンを行うことができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験デバイスの状態データに基づい
    て、前記被試験デバイスの不良解析を行うと共に前記被
    試験デバイスに関する画像をディスプレイ装置に表示さ
    せる不良解析装置であって、 前記状態データが入力されるデータ入力部と、 前記データ入力部で入力された前記状態データを、前記
    被試験デバイス用CAD画像の座標フォーマットで表現
    される位置データに変換するデータ変換手段と、 前記ディスプレイ装置に、前記データ変換手段で変換さ
    れた前記位置データに基づいた画像を表示させるCAD
    ナビゲーション手段とを備えることを特徴とする不良解
    析装置。
  2. 【請求項2】 前記CADナビゲーション手段は、前記
    ディスプレイ装置に、前記被試験デバイスのマスクパタ
    ーンを表示させることを特徴とする請求項1に記載の不
    良解析装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスプレイ装置に前記被試験デバ
    イスの画像を表示させるデバイス表示制御手段を、更に
    備えることを特徴とする請求項2に記載の不良解析装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイ装置に表示される前記
    被試験デバイスの前記マスクパターンと前記被試験デバ
    イスの画像は、前記ディスプレイ装置上で、連動して動
    作することを特徴とする請求項3に記載の不良解析装
    置。
  5. 【請求項5】 前記CADナビゲーション部は、前記被
    試験デバイスの不良解析を行うことにより得られる不良
    の内容を示す不良データを、前記被試験デバイス用CA
    D画像の座標フォーマットで表現されるデータとして出
    力することを特徴とする請求項1に記載の不良解析装
    置。
  6. 【請求項6】 前記CADナビゲーション部は、前記デ
    ィスプレイ装置に表示される前記被試験デバイスのマス
    クパターン上に、特定の印を、前記位置データに示され
    る座標位置に重ね合わせて表示させることを特徴とする
    請求項2に記載の不良解析装置。
JP10303824A 1998-10-26 1998-10-26 被試験デバイスの不良ナビゲーションを行う不良解析装置 Pending JP2000133686A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10303824A JP2000133686A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 被試験デバイスの不良ナビゲーションを行う不良解析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10303824A JP2000133686A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 被試験デバイスの不良ナビゲーションを行う不良解析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000133686A true JP2000133686A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17925757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10303824A Pending JP2000133686A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 被試験デバイスの不良ナビゲーションを行う不良解析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000133686A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214757A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Dainippon Printing Co Ltd 測定データの補正方法および測定処理装置
JP2003066119A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置の故障箇所表示方法
JP2007115991A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Hitachi High-Technologies Corp 半導体検査装置及び半導体検査方法
JP2007206038A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Tokyo Electron Ltd 基板検査システム及び記憶媒体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214757A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Dainippon Printing Co Ltd 測定データの補正方法および測定処理装置
JP2003066119A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置の故障箇所表示方法
JP2007115991A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Hitachi High-Technologies Corp 半導体検査装置及び半導体検査方法
JP4641924B2 (ja) * 2005-10-21 2011-03-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ 半導体検査装置及び半導体検査方法
JP2007206038A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Tokyo Electron Ltd 基板検査システム及び記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8178840B2 (en) Specimen inspection equipment and how to make the electron beam absorbed current images
EP0226494B1 (en) Electron beam test probe system for analyzing integrated circuits
US8558173B2 (en) Method of inspecting pattern and inspecting instrument
US6476913B1 (en) Inspection method, apparatus and system for circuit pattern
CN100354757C (zh) 带电粒子束曝光装置和方法以及使用该装置的器件制造方法
JP5525421B2 (ja) 画像撮像装置および画像撮像方法
US20080265158A1 (en) Charged particle beam apparatus
US7700916B2 (en) Logical CAD navigation for device characteristics evaluation system
US7129727B2 (en) Defect inspecting apparatus
JP2000147070A (ja) プローブ装置
JP7298016B2 (ja) 診断システム
JP3619132B2 (ja) 電子顕微鏡
JPH1027833A (ja) 異物分析方法
US5640098A (en) IC fault analysis system having charged particle beam tester
JP2000133686A (ja) 被試験デバイスの不良ナビゲーションを行う不良解析装置
JP2006179889A (ja) 回路パターンの検査方法及び検査装置
JP2006227026A (ja) パターン検査方法及びパターン検査装置
JPH0467550A (ja) 電子ビーム装置及びその画像取得方法
JP2611260B2 (ja) 試料像表示装置
JP3384504B2 (ja) 荷電粒子ビームを利用したicテスタ
US20010039485A1 (en) Semiconductor device test system and test method
JP2002008972A (ja) 電子線露光装置及びその電子線露光方法
JPS6327854B2 (ja)
Brunner et al. Contactless testing of multi-chip modules
JPH07134166A (ja) Ic不良解析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070724