JP2000133450A - 有機elパネル - Google Patents

有機elパネル

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JP2000133450A
JP2000133450A JP10298603A JP29860398A JP2000133450A JP 2000133450 A JP2000133450 A JP 2000133450A JP 10298603 A JP10298603 A JP 10298603A JP 29860398 A JP29860398 A JP 29860398A JP 2000133450 A JP2000133450 A JP 2000133450A
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Japan
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organic
electrode
light emitting
electrodes
panel
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JP10298603A
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Haruo Tanaka
治夫 田中
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Rohm Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/17Passive-matrix OLED displays
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/30Devices specially adapted for multicolour light emission
    • H10K59/32Stacked devices having two or more layers, each emitting at different wavelengths
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/30Devices specially adapted for multicolour light emission
    • H10K59/35Devices specially adapted for multicolour light emission comprising red-green-blue [RGB] subpixels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素数を増やして表示画面を精細にしても輝
度の大きな有機ELを用いたフルカラーディスプレイを
提供する。 【手段】 矢印81、82方向にそれぞれ各種類の電極
の電極取り出し部が設けられている。矢印81方向の一
側面には、青用のカソード電極の取り出し部25aが形
成されている。矢印81方向の他の側面には、緑用のカ
ソード電極の取り出し部27aが形成されている。4側
面のうちの矢印81方向の側面に、赤用のカソード電極
29の電極取り出し部29aが形成されている。他の側
面に青、緑、赤の各アノード電極の共通取り出し部10
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、有機ELパネルに関
するものであり、特に画素数の精細化に関する。
【0002】
【関連技術】発明者は、図9に示すような積層型の有機
EL素子を用いたフルカラーディスプレイのELパネル
部50を発明した。ELパネル部50においては、ガラ
ス基板3の上に、短冊状の透明のアノード電極5が矢印
81方向に並べられている。アノード電極5の上には、
青発光層15が矢印81と直交する矢印82方向に並べ
られている。青発光層15の上には、短冊状のカソード
電極25が矢印81方向に並べられている。カソード電
極15は、図10に示すように、絶縁層であるシリコン
酸化膜31で覆われている。アノード電極5とカソード
電極25とは、青色の光を発光する為の電極である。ア
ノード電極5、青発光層15およびカソード電極25で
青発光部を構成する。
【0003】シリコン酸化膜31の上には、同様に、緑
発光部が設けられている。すなわち、短冊状のアノード
電極7が矢印81方向に並べられている。アノード電極
7の上には、緑発光層17が矢印82方向に並べられて
いる。青発光層7の上には、短冊状のカソード電極27
が矢印81方向に順次並べられている。カソード電極2
7は、図10に示すように、シリコン酸化膜33で覆わ
れている。
【0004】シリコン酸化膜33の上には、同様に、赤
発光部が設けられている。すなわち、短冊状のアノード
電極9が矢印81方向に並べられている。アノード電極
9の上には、赤発光層19が矢印82方向に並べられて
いる。赤発光層9の上には、短冊状のカソード電極29
が矢印81方向に順次並べられている。カソード電極2
9は、金属電極で構成されている。
【0005】このような積層構造とすることにより、短
冊状の各有機EL層の幅を大きくすることができる。こ
れにより長寿命でかつ高輝度のELパネル部を提供する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記E
Lパネル部50においては、次のような問題点があっ
た。画素数を増やして表示画面を精細にするためには、
行方向、列方向ともに各電極の幅を狭くしなければなら
ない。各電極の幅を狭くすると、動作時に印加する電圧
のデューティ比が小さくなるので、同じ輝度を得るため
に、電流密度を大きくしなければならない。すなわち、
一定以上、精細でかつ輝度の高いELパネルを実現する
ことはできなかった。
【0007】このような問題は、前記各有機EL素子を
積層した場合でなくとも、従来のように、R・G・B・
R・G・B・・・・と並べた場合でも、同様に発生す
る。また、カラーフィルタを用いて、フルカラーディス
プレイを実現する場合も同様である。さらに、単色のデ
ィスプレイを実現する場合も同様である。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決
し、高精細でかつ輝度の高いELパネル部を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
にかかる有機ELパネルにおいては、有機EL層の発光
位置がマトリックス選択可能となるように、有機EL層
に対して上部電極および下部電極が配置された有機EL
パネルであって、前記有機ELパネルは複数のユニット
で構成されており、各ユニットの上には駆動回路が設け
られており、前記駆動回路は、前記複数のユニットを覆
う覆い部材のユニット側の表面であって、各ユニットと
電気的に接続されており、前記覆い部材で各ユニットを
封止する。したがって、各ユニット毎に駆動できるの
で、デューティ比を大きくすることができる。また、前
記覆い部材で各ユニットを封止することにより、有機E
L層を封止状態に保つことができる。なお、前記駆動回
路を各ユニットの上に位置するように取り付けることに
より、配線が容易となる。
【0010】本発明にかかる有機ELパネルにおいて
は、前記覆い部材はフレキシブル基板であって、前記駆
動回路が取り付けられているのと逆側の表面は、金属膜
で覆われている。したがって、前記金属膜が水の侵入を
防止する。
【0011】本発明にかかる有機ELパネルにおいて
は、 A)以下の第1〜第3の有機EL素子が積層されてお
り、フルカラー表示可能なELパネルにおける有機EL
パネルであって、 a1)第1の色を発光する第1の有機EL素子であって、
有機EL層の発光位置がマトリックス選択可能となるよ
うに第1の方向に延長形成された上部電極と前記第1の
方向とは直交する第2の方向に延長形成された下部電極
とが配置された第1の有機EL素子、 a2)前記第1の有機EL素子とは異なる第2の色を発光
する第2の有機EL素子であって、有機EL層の発光位
置がマトリックス選択可能となるように前記第1の方向
に延長形成された上部電極と前記第1の方向とは直交す
る第2の方向に延長形成された下部電極とが配置された
第2の有機EL素子、 a3)前記第1および第2の有機EL素子とは異なる第3
の色を発光する第3の有機EL素子であって、有機EL
層の発光位置がマトリックス選択可能となるように前記
第1の方向に延長形成された上部電極と前記第1の方向
とは直交する第2の方向に延長形成された下部電極とが
配置された第3の有機EL素子、 B)前記各上部電極または各下部電極のいずれか一方の
電極を電気的に接続する共通電極取り出し部であって、
光放出面と直交する側面方向のうち、選択された電極の
延長方向の側面にいずれかに共通電極取り出し部を設
け、 C)前記上部電極または下部電極のうち、共通電極取り
出し部に接続されなかった3種類の電極のうち2種類の
電極は、前記側面方向の残りの側面方向であって前記2
種類の電極の延長方向の側面に取り出すとともに、残り
の1種類の電極は、前記共通取り出し電極とは逆側の側
面方向に取り出すこと、を特徴とする。
【0012】このように、前記第1〜第3の有機EL素
子を上部電極および下部電極が各々同じ方向に重なるよ
うに積層して、共通電極取り出し部および残りの3種類
の電極を前記光放出面と直交する側面方向に分散させて
取り出すことにより、各電極を効率的に取り出すことが
できる。
【0013】本発明にかかる有機ELパネルにおいて
は、 A)以下の第1〜第3の有機EL素子が積層されてお
り、フルカラー表示可能な有機ELパネルであって、 a1)第1の色を発光する第1の有機EL素子であって、
有機EL層の発光位置がマトリックス選択可能となるよ
うに第1の方向に延長形成された上部電極と前記第1の
方向とは直交する第2の方向に延長形成された下部電極
とが配置された第1の有機EL素子、 a2)前記第1の有機EL素子とは異なる第2の色を発光
する第2の有機EL素子であって、有機EL層の発光位
置がマトリックス選択可能となるように前記第1の方向
に延長形成された上部電極と前記第1の方向とは直交す
る第2の方向に延長形成された下部電極とが配置された
第2の有機EL素子、 a3)前記第1および第2の有機EL素子とは異なる第3
の色を発光する第3の有機EL素子であって、有機EL
層の発光位置がマトリックス選択可能となるように前記
第1の方向に延長形成された上部電極と前記第1の方向
とは直交する第2の方向に延長形成された下部電極とが
配置された第3の有機EL素子、 B)前記各上部電極または各下部電極のいずれか一方の
電極を電気的に接続する共通電極取り出し部であって、
光放出面と直交する側面方向のうち、選択された電極の
延長方向の側面にいずれかに共通電極取り出し部を設
け、 C)前記上部電極または下部電極のうち、共通電極取り
出し部に接続されなかった3種類の電極のうち、前記光
放出面に近い2種類の電極は、前記側面方向の残りの側
面方向であって前記2種類の電極の延長方向の側面に取
り出すとともに、前記光放出面から遠い1種類の電極
は、前記光放出面とは逆側の表面方向に取り出すこと、 を特徴とする。
【0014】このように、前記第1〜第3の有機EL素
子を上部電極および下部電極が各々同じ方向に重なるよ
うに積層して、共通電極取り出し部および光放出面に近
い2種類の電極を前記光放出面と直交する側面方向に分
散させて取り出し、前記光放出面から遠い1種類の電極
は、前記光放出面とは逆側の表面方向に取り出すことに
より、各電極を効率的に取り出すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
面に基づいて説明する。図8に示すように、複数のパネ
ルユニットがフレキシブル基板70で接続されて、1つ
のELパネルが形成されている。例えば、各パネルユニ
ットが16*16=256画素で構成されている場合、
4*4のマトリックス状に配置することにより、102
4*1024画素のELパネルを実現することができ
る。パネルユニット毎に、駆動回路が設けられている。
したがって、上記の例であれば、1024*1024画
素のELパネルについて、16*16=256画素の場
合と同じデューティ比で駆動することができる。
【0016】各パネルユニットについて説明する。な
お、以下では説明を容易とするために、各パネルユニッ
トは4*4=16画素で構成されているものとして説明
する。積層構造については、図9、10に示したELパ
ネルと同じである。構造して異なるのは、電極の取り出
し方法である。
【0017】図1に示すように、パネルユニット1は、
光の放出面(ガラス基板表面)に直交する4側面の方向
に、それぞれ各種類の電極について電極取り出し部が設
けられている。
【0018】ELパネル部1のX−X断面を、図2に示
す。前記4側面のうちの1つであって、カソード電極の
長手方向、すなわち、矢印81方向には、青用のカソー
ド電極の取り出し部25aが形成されている。図2のB
−B断面を図4に示す。
【0019】ガラス基板3の上には、短冊状のアノード
電極(青)5が矢印81方向に並べられている。アノー
ド電極5の上には、青発光層15が矢印82方向に並べ
られている。発光層15の上には、短冊状のカソード電
極25が矢印81方向に並べられている。ガラス基板3
の光放出面3aと直交する側面であって、カソード電極
25の延長方向の1側面には、電極取り出し部25aが
設けられている。電極取り出し部25aはカソード電極
25に電気的に接続されている。図2、図4に示すよう
に、カソード電極25は、電極取り出し部25aとは逆
側は、アノード電極の端面までで形成されている。これ
により、図2に示すカソード電極27aと接触しない。
【0020】なお、図4において、カソード電極とアノ
ード電極をハッチングで示しているが、これは、各電極
の形状をわかりやすくするためである。
【0021】本実施形態においては、アノード電極5、
青発光層15およびカソード電極25で第1の有機EL
素子である青発光部を構成する。
【0022】絶縁膜31を介して青発光部の上には第2
の有機EL素子である緑発光部が形成されている。緑発
光部は、図5に示すように、電極取り出し部27aが電
極取り出し部25aと逆側にあるだけで、青発光部と同
様に形成されている。すなわち、ガラス基板3の光放出
面3aと直交する側面であって、カソード電極27の延
長方向の側面で、かつ、電極取り出し部25aとは逆側
の側面には、電極取り出し部27aが設けられている。
電極取り出し部27aはカソード電極27に電気的に接
続されている。
【0023】絶縁膜33を介して緑発光部の上に、第3
の有機EL素子である赤発光部が形成されている。赤発
光部については、電極取り出し方向が、青発光部および
緑発光部と異なる。すなわち、アノード電極9,赤発光
層19,カソード電極29は、青発光部および緑発光部
と同じ方向に形成されている。しかし、4側面のうちの
2面は、既に前記青発光部および緑発光部の電極取り出
し部が形成されている。そこで、赤発光部については、
図3に示すように、カソード電極を矢印81方向に取り
出すようにした。図6に示すように、アノード電極9,
赤発光層19,カソード電極29は、青発光部および緑
発光部と同じ方向に形成されている。カソード電極29
は絶縁膜35で覆われている。本実施形態においては、
絶縁膜35をAl2O3で形成したが、SiO2等の他の
絶縁膜で形成してもよい。
【0024】絶縁膜35の上には、図3に示すように電
極取り出し部29aが形成されている。図3は、図1の
Y−Y断面である。電極取り出し部29aは、図7に示
すように、階段状に形成されている、電極取り出し部2
9aとカソード電極29は、コンタクト39で電気的に
接続されている。このように赤発光部は、絶縁膜35を
介してアノード電極9とは直交する方向に電極が取り出
される。
【0025】つぎに、共通電極取り出し部10について
説明する。RGBの各アノード電極5,7,9は、図1
に示すように、矢印81方向に並べられている。各アノ
ード電極5,7,9の延長方向の1側面には、図3に示
すように、共通電極取り出し部10が形成されている。
共通電極取り出し部10によって、各アノード電極は電
気的に接続される。
【0026】本実施形態においては、ガラス基板の光放
出面に対する4側面にR・G・B・共通の各電極を配置
している。これにより、パネルユニットをマトリックス
状に配置した場合でも、電極配置効率を高くすることが
できる。
【0027】なお、各パネルユニットの接続は次のよう
にすればよい。図8に示すように、両面が金属膜である
銅面のフレキシブル基板75を用意する。そして、一方
側に必要なパターンニングをして、駆動用ICを取り付
ける。駆動用ICは、パネルユニットの数だけ用意す
る。図8に示すように、ガラス版の上に各パネルユニッ
トを並べる。その上に各IC78が、各パネルユニット
1の上に位置するようにして、ハンダづけまたはバンプ
で電気的に接続すればよい。
【0028】窒素を封入しつつ、接着剤でガラス板71
とフレキシブル基板を接着する。これにより表面が銅面
76で覆われる。このフレキシブル基板の銅面によっ
て、内部を水密を保つことができる。
【0029】このように、複数のパネルユニットの4方
向に電極取り出し部を配置することにより、ドライブユ
ニットの取り付けが容易となる。したがって、画素を細
かくしても、電流密度を大きくする必要がない。特に、
本実施形態においては、3層の積層構造(RGB)と
し、アノード電極をRGBすべて同じ方向に並べて積層
している。なお、カソード電極についても同様である。
したがって、各電極の取り出し方向が同じとなるので、
電極の取り出しが容易ではない。しかし、このように、
4側面にR・G・B・共通の電極群を配置することによ
り、電極を効率的に取り出すことができる。
【0030】なお、このように積層する事により、横に
R・G・B・R・G・B・・・・と並べる場合と比べ
て、共通電極有機EL層の幅を大きくすることができ
る。これにより高輝度のELパネル部を提供することが
できる。さらに、光を放出する放出面3aから、B、
G、Rの順で積層している。したがって、短波長の光が
長波長の発光層で吸収されることがない。
【0031】このように、本実施形態においては、ガラ
ス基板3の上に、青発光部45、緑発光部47、赤発光
部49が、順次積層されている。各発光部の電極は透明
電極である。各発光層間には、シリコン酸化膜31、3
3が設けられている。したがって、短波長の光が長波長
の発光層で吸収されることがなく、光放出面3aから放
出される。また、光放出面3aから一番離れた発光部の
カソード電極29は、金属電極で構成されている。これ
により、光が反射される。これにより、輝度を高くでき
る。したがって、電流密度を低くしても十分な輝度の表
示パネルを提供できる。
【0032】本実施形態においては、赤発光部47のカ
ソード電極以外の電極は、膜厚150nmのITO薄膜
をITOセラミクスターゲットとArスパッタガスとを
用いた高周波スパッタ法で形成した。透明電極2はIT
O以外にIn23、Auなど仕事関数が4.5eV以上
ある導電性材料で構成してもよい。なお、スパッタ法以
外に、EB蒸着法で形成してもよい。
【0033】また、カソード電極29は、膜厚200n
mのMgとAgの合金の金属薄膜を、製膜前の到達真空
度は1×10-9Torr以下、基板温度は室温の製膜条
件のもと、抵抗線加熱による真空蒸着法で製膜したが、
これ以外にも、LiF,C系の仕事関数の小さな金属を
アルミニウム電極の間に挿入する様にしてもよい。
【0034】また、有機化合物の発光層は、膜厚50n
mのトリフェニルアミン誘導体およびアルミキノリン錯
体薄膜を、製膜前の到達真空度は1×10-5〜1×10
-7Torr、基板温度は室温の製膜条件のもと、抵抗線
加熱による真空蒸着法で製膜した。
【0035】なお、発光層としては、アントラセン誘導
体、ピレン誘導体、テトラセン誘導体、スチルベン誘導
体、ベリレン誘導体、キノン誘導体、フェナンスレン誘
導体、ナフタン誘導体、ナフタルイミド誘導体、フタロ
ベリノン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、シアニン
誘導体、その他可視領域で強い蛍光を発する有機物を採
用してもよい。
【0036】また、本実施形態においては、絶縁層を膜
厚150nmのシリコン酸化膜で構成したが、他の絶縁
材料も用いてもよい。
【0037】このように、本実施形態においては、高精
細ディスプレイを実現するために、単位面積あたりの画
素数を増やしても、各画素に電圧を印加する印加時間を
長くすることができる。各画素を所定の輝度に保つため
には、電流密度を高くする必要がない。また、ユニット
毎に駆動回路を設けて駆動しているので、デューティ比
を高くできる。したがって、画素数を増やしても、輝度
の明るいディスプレイを提供することができる。
【0038】なお、本実施形態においては、カソード電
極(赤)を絶縁膜を用いて、電極と直交する方向に取り
出すようにしたが、他のカソード電極(青、緑)であっ
てもよい。また、アノード電極を共通電極にするのでは
なく、カソード電極を共通電極としてもよい。また、本
実施形態においては、青発光部を第1の有機EL素子と
し、緑発光部を第2の有機EL素子とし、赤発光部を第
3の有機EL素子としたが、これは任意である。
【0039】また、本実施形態においては、フレキシブ
ル基板に取り付けた駆動ICが各パネルユニットの上方
に位置するように配置して封止したので、4方向に取り
出すようにした。しかし、最上面のカソード電極につい
ては、ガラス基板の対向面に取り出してもよい。
【0040】なお、本明細書において、有機EL層を、
トリフェニルアミン誘導体およびアルミキノリン錯体薄
膜の2層構造としたが、説明を簡略化するために、図面
においては1層で記述している。なお、有機EL層の構
成については任意であり、電子輸送層等の発光させる補
助層を設けて、3層型、4層型、5層型の多層型で構成
するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】有機ELパネルの平面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1のY−Y断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のG−G断面図である。
【図6】図2のR−R断面図である。
【図7】赤発光部の電極取り出し部の構造を示す図であ
る。
【図8】ユニットを接続する状態を示す断面図である。
【図9】パネル部の構造を示す斜視図である。
【図10】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
3・・・・・・・・ガラス基板 5・・・・・・・・アノード電極(青) 7・・・・・・・・アノード電極(緑) 9・・・・・・・・アノード電極(赤) 15・・・・・・・・青発光層 17・・・・・・・・緑発光層 19・・・・・・・・赤発光層 25・・・・・・・・カソード電極(青) 27・・・・・・・・カソード電極(緑) 29・・・・・・・・カソード電極(赤) 31・・・・・・・・絶縁層 33・・・・・・・・絶縁層 35・・・・・・・・絶縁層 25a・・・・・・・電極取り出し部 27a・・・・・・・電極取り出し部 29a・・・・・・・電極取り出し部 10・・・・・・・・電極取り出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K007 AB02 AB04 AB13 AB18 BA05 BA06 BB01 BB07 CA01 CB01 CC05 DA01 DB03 EA01 EB00 EC03 FA02 5C094 AA05 AA10 AA15 AA45 AA48 BA12 BA27 CA19 CA24 DA03 DA07 DA09 DA12 DB02 DB05 EB02 FA01 FA02 GB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機EL層の発光位置がマトリックス選択
    可能となるように、有機EL層に対して上部電極および
    下部電極が配置された有機ELパネルであって、 前記有機ELパネルは複数のユニットで構成されてお
    り、 各ユニットの上には駆動回路が設けられており、 前記駆動回路は、前記複数のユニットを覆う覆い部材の
    ユニット側の表面であって、各ユニットとは電気的に接
    続されていること、 を特徴とする有機ELパネル。
  2. 【請求項2】請求項1の有機ELパネルにおいて、 前記覆い部材はフレキシブル基板であって、前記駆動回
    路が取り付けられているのと逆側の表面は、金属膜で覆
    われていること、 を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】A)以下の第1〜第3の有機EL素子が積
    層されており、フルカラー表示可能なELパネルにおけ
    る有機ELパネルであって、 a1)第1の色を発光する第1の有機EL素子であって、
    有機EL層の発光位置がマトリックス選択可能となるよ
    うに第1の方向に延長形成された上部電極と前記第1の
    方向とは直交する第2の方向に延長形成された下部電極
    とが配置された第1の有機EL素子、 a2)前記第1の有機EL素子とは異なる第2の色を発光
    する第2の有機EL素子であって、有機EL層の発光位
    置がマトリックス選択可能となるように前記第1の方向
    に延長形成された上部電極と前記第1の方向とは直交す
    る第2の方向に延長形成された下部電極とが配置された
    第2の有機EL素子、 a3)前記第1および第2の有機EL素子とは異なる第3
    の色を発光する第3の有機EL素子であって、有機EL
    層の発光位置がマトリックス選択可能となるように前記
    第1の方向に延長形成された上部電極と前記第1の方向
    とは直交する第2の方向に延長形成された下部電極とが
    配置された第3の有機EL素子、 B)前記各上部電極または各下部電極のいずれか一方の
    電極を電気的に接続する共通電極取り出し部であって、
    光放出面と直交する側面方向のうち、選択された電極の
    延長方向の側面にいずれかに共通電極取り出し部を設
    け、 C)前記上部電極または下部電極のうち、共通電極取り
    出し部に接続されなかった3種類の電極のうち2種類の
    電極は、前記側面方向の残りの側面方向であって前記2
    種類の電極の延長方向の側面に取り出すとともに、残り
    の1種類の電極は、前記共通取り出し電極とは逆側の側
    面方向に取り出すこと、 を特徴とする有機ELパネル。
  4. 【請求項4】A)以下の第1〜第3の有機EL素子が積
    層されており、フルカラー表示可能な有機ELパネルで
    あって、 a1)第1の色を発光する第1の有機EL素子であって、
    有機EL層の発光位置がマトリックス選択可能となるよ
    うに第1の方向に延長形成された上部電極と前記第1の
    方向とは直交する第2の方向に延長形成された下部電極
    とが配置された第1の有機EL素子、 a2)前記第1の有機EL素子とは異なる第2の色を発光
    する第2の有機EL素子であって、有機EL層の発光位
    置がマトリックス選択可能となるように前記第1の方向
    に延長形成された上部電極と前記第1の方向とは直交す
    る第2の方向に延長形成された下部電極とが配置された
    第2の有機EL素子、 a3)前記第1および第2の有機EL素子とは異なる第3
    の色を発光する第3の有機EL素子であって、有機EL
    層の発光位置がマトリックス選択可能となるように前記
    第1の方向に延長形成された上部電極と前記第1の方向
    とは直交する第2の方向に延長形成された下部電極とが
    配置された第3の有機EL素子、 B)前記各上部電極または各下部電極のいずれか一方の
    電極を電気的に接続する共通電極取り出し部であって、
    光放出面と直交する側面方向のうち、選択された電極の
    延長方向の側面にいずれかに共通電極取り出し部を設
    け、 C)前記上部電極または下部電極のうち、共通電極取り
    出し部に接続されなかった3種類の電極のうち、前記光
    放出面に近い2種類の電極は、前記側面方向の残りの側
    面方向であって前記2種類の電極の延長方向の側面に取
    り出すとともに、前記光放出面から遠い1種類の電極
    は、前記光放出面とは逆側の表面方向に取り出すこと、 を特徴とする有機ELパネル。
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